JP2021058704A - 振動伝達が高められたゴルフグリップ - Google Patents
振動伝達が高められたゴルフグリップ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021058704A JP2021058704A JP2021001082A JP2021001082A JP2021058704A JP 2021058704 A JP2021058704 A JP 2021058704A JP 2021001082 A JP2021001082 A JP 2021001082A JP 2021001082 A JP2021001082 A JP 2021001082A JP 2021058704 A JP2021058704 A JP 2021058704A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- region
- density
- golf grip
- layer
- grip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B53/00—Golf clubs
- A63B53/14—Handles
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B49/00—Stringed rackets, e.g. for tennis
- A63B49/02—Frames
- A63B49/08—Frames with special construction of the handle
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B60/00—Details or accessories of golf clubs, bats, rackets or the like
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B60/00—Details or accessories of golf clubs, bats, rackets or the like
- A63B60/06—Handles
- A63B60/08—Handles characterised by the material
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B60/00—Details or accessories of golf clubs, bats, rackets or the like
- A63B60/06—Handles
- A63B60/14—Coverings specially adapted for handles, e.g. sleeves or ribbons
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B71/00—Games or sports accessories not covered in groups A63B1/00 - A63B69/00
- A63B71/06—Indicating or scoring devices for games or players, or for other sports activities
- A63B71/0619—Displays, user interfaces and indicating devices, specially adapted for sport equipment, e.g. display mounted on treadmills
- A63B2071/0655—Tactile feedback
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B2209/00—Characteristics of used materials
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B60/00—Details or accessories of golf clubs, bats, rackets or the like
- A63B60/002—Resonance frequency related characteristics
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Golf Clubs (AREA)
Abstract
Description
本出願は、2014年10月19日に出願された米国特許仮出願第62/065,728号に対する優先権を主張し、その開示内容は、本明細書に全て記載されたように、その全体を参照として本明細書に組み込む。
(連邦政府資金による研究開発の記載)
本発明は、連邦政府による資金提供を受けた研究開発事業の一環として製作されたものではなかった。
本開示におけるグリップは、ゴルフクラブのグリップに適用することを特に言及しているが、本開示が同様に他のグリップに適用可能であることは、すぐに明白となるであろう。
ここで用いられる用語“スリップオン式”は、シャフトまたは取っ手に対して摺動し、接着剤、テープ、または同種のものによって固定される、グリップに関する。スリップオン式のグリップは、多くの構造、形状、及びタイプで利用可能である。
今日までの努力は、シャフトからゴルフグリップへ伝達される振動を減らすことに大きく目を向けられてきた。また、減弱した振動伝達は、ゴルフクラブの感触を減らし、ゴルファーに十分に正確な触覚フィートバックを提供しない。これは、パターに特に当てはまる。ゴルファーは、振動が取り除かれた、振動が弱められた、または、振動が切り離された感覚を生み出すように、フィードバックがないことを特徴付けるであろう。
通常、内部構造は、軽量の発泡材料、多くの場合EVA発泡体を用いて形成される。この構造の表面に、摘み層(グリッピング層)が、配置され、また、接着剤かそれとも他の何らかの接着方法を用いることによって、その配置に保持される。
通常、この掴み層は、フェルト材料から作られ、外側はポリウレタンに覆われて、より滑らかでかつより耐久性のある外層を提供する。
より低い振動伝達に関連した多くの問題点が存在するが、重大な1つの問題点は、ゴルフボールをパッティングしている間にユーザー(ゴルファー)の両手に達する振動量と関連している。
パッティングは、比較的低いエネルギ事象であり、振動伝達の減弱がどれだけであっても、弱い衝撃(インパクト)の感触をもたらすであろう。この弱い衝撃をさらに弱めることは、ユーザーに、ボールをどれほどよくインパクトしたかをより認識させない上に、この“感触”を甚だ弱めてしまう。
ゴルファーは、この体験を“切り離されている”または“分離されている”ようであると評しており、また、これは、特定の動作、すなわちインパクトが再現されているかどうかを識別することを極めて難しくさせる、と評している。
また、この、ゴルフボールのインパクトの“感触”は、一部のゴルファーにとって、ゴルフをプレイすることの喜びの一部であり、この“感触”を取り除くことによって、喜びのレベルが低下してしまうであろう。
これらのチューブの材料特性は、(感触)特性を下げる振動をさせるものとして販売されているため、前述したグリップのような同様の問題を有する。
また、これらのフォーム/スポンジは、比較的低い耐摩耗性と紫外線抵抗性を有し、また、従来のゴム製グリップより早く摩耗する傾向にある。
さらなる実施形態として、これらの多重層は、異なる量の発泡剤を有し、所望の密度と振動促進を実現することができる。
また、グリップは、グリップの外面への振動伝達をさらに促進するように選択された密度の、ティップトゥシャフトコネクタを含むことができる。
これらの図面は、以下でより詳細に説明される、本発明における例示的な実施形態の理解を促すために提供されており、また、本発明を過度に制限するように解釈されるべきでない。特に、図面に示されている様々な部品の、相対空間、配置、サイズ、及び寸法は、縮尺通りに描画されておらず、より明確にするために、誇張されるか、縮小されるか、さもなければ、変更されている。
また、当業者は、より明確にするために、また、図面の枚数を減らすために、代替構成の範囲が単に省略されていることを、十分に理解するであろう。
図面に関連して以下に記載する説明は、本発明の現在好ましい実施形態の説明としてのみ意図され、本発明が構成または利用できる唯一の形態を表すことを意図するものではない。この説明は、例示した実施形態に関連して本発明を実施するための、構造、機能、手段、及び方法を明記する。
しかしながら、同一または同等の機能及び特徴が、本発明の精神と範囲内に包含されることが意図された異なる実施形態によって達成され得ることが理解されるべきである。本開示は、図示及び記載された好ましい実施形態と添付図面を参照しながら説明する。
同様の符号は、本開示と図面全体を通して同様の要素を参照する。図面において、特定の線、層、部品、要素または特徴部の厚みは、明確にするために誇張されている。特に断りのない限り、破線は、任意の特徴または動作を示す。
本明細書で言及される全ての刊行物、特許出願、特許、及び他の引用文献は、その全体を参照として本明細書に組み込む。本開示の実施形態は、特にゴルフクラブのグリップに適しており、また、本明細書は、ゴルフクラブのグリップとして明確に作成されているが、本開示の実施形態が用具として他のグリップにも適用可能であることが、すぐに明白となるはずである。
本明細書中で使用される用語「左利き」は、これらの種類の動作において反対側の手を使用する人を意味する。
図2及び図3に見られるように、ゴルフグリップ(10)は、外面(110)、内面(120)、接合端部(130)、及び先端部(140)を有する中空の管状体(100)を含んだ、構造を有する。
図1の従来の握り方として、ゴルファーの開いた左手は、グリップ(10)の接合端部(130)側に配置され、また、開いた右手は、グリップ(10)の先端部(140)、すなわち開放端側に配置される。
当然のことながら、各個人のベストの握り位置は、握り方や、天候やゴルフコースなどの多種多様なゴルフコンディションに基づいて、ゴルファーによって異なるであろう。他の要因としては、これに限定されないが、グリップ感、ゴルフクラブ、シャフトの構成、クラブヘッドの重量、及びゴルファーの手の大きささえも含む。
当然のことながら、左利きの人のための両手の配置は、一般的に右利きの人の手の配置とは逆になる。ゴルフグリップ上の手の配置は、フルスイングかそれともパッティングストロークであるどうかが、ゴルフスイングにおける重要な因子となる。ゴルフグリップ上の手の配置は、ゴルフボールの飛距離と方向に影響を与えることができる。
これまでの努力は、ゴルフグリップ(10)の特性として、振動減衰性を高めること、または、振動伝達を低減することに大いに取り組んできた。このような低減された振動伝達は、フィードバック感触を減少させ、また、特にパターに当てはまることだが、十分に正確な触覚フィードバックをゴルファーに提供しない。
この場合、ゴルファーは、このフィードバックの欠乏を、真実みに欠ける、弱められた、または分離された感触と評するであろう。
特にパターグリップを対象にした一実施形態として、ゴルフグリップ(10)の全長にわたっての少なくとも1つの位置において、少なくとも4.75 cm2の断面積(152)を有する。その一方で、さらなる一実施形態として、ゴルフグリップ(10)の全長の少なくとも50%は、少なくとも4.75 cm2の断面積(152)を有する。
またさらなる一実施形態として、ゴルフグリップ(10)の全長の85%は、少なくとも4.75 cm2の断面積(152)を有する。
特にパターグリップを対象にした一実施形態として、ゴルフグリップ(10)の全長にわたっての少なくとも1つの位置において、少なくとも0.46インチの断面半径(154)を有する。その一方で、さらなる一実施形態として、ゴルフグリップ(10)の全長の少なくとも50%は、少なくとも0.46インチの断面半径(154)を有する。
またさらなる一実施形態として、ゴルフグリップ(10)の全長の85%は、少なくとも0.46インチの断面半径(154)を有する。
またさらなる一実施形態として、ゴルフグリップ(10)の全長の85%は、少なくとも0.525インチの断面半径(154)を有する。
比較的テーパが存在しないさらなる実施形態として、ゴルフグリップ(10)の全長の少なくとも50%は、0.46〜0.60インチの断面半径(154)を有する。その一方で、もう1つの一実施形態として、ゴルフグリップ(10)の全長の少なくとも85%は、0.46〜0.60インチの断面半径(154)を有する。
またさらなる一実施形態として、ゴルフグリップ(10)の全長の85%は、少なくとも6.75 cm2の断面積(152)を有する。
特に特大のパターグリップを対象にした一実施形態として、ゴルフグリップ(10)の全長にわたっての少なくとも1つの位置において、少なくとも0.55インチの断面半径(154)を有する。その一方で、さらなる一実施形態として、ゴルフグリップ(10)の全長の少なくとも50%は、少なくとも0.55インチの断面半径(154)を有する。
またさらなる一実施形態として、ゴルフグリップ(10)の全長の85%は、少なくとも0.55インチの断面半径(154)を有する。
また、他の実施形態として、外面(110)上の少なくとも1つの位置において、少なくとも0.65インチの断面半径(154)を有する。
またさらに、パターグリップの他の実施形態として、少なくとも100ccの体積と55〜115gの重量を有する。その一方で、さらなる一実施形態として、100〜130ccの体積と55〜90gの重量を有し、またさらなる一実施形態として、135ccの体積と70〜140gの重量を有し、またさらなる一実施形態として、135〜160ccの体積と75〜100gの重量を有する。
まず、図5及び6に示されているように、グリップ(10)の横断面は、少なくとも2つの領域、すなわち、内面(120)から半径方向外向きに延びた第1領域(160)、及び、外面(110)から半径方向内向きに延びた第2領域(170)を示している。
この第1領域(160)は、第1領域厚み(162)及び第1領域密度を有する。同様に、第2領域(170)は、第2領域厚み(172)及び第2領域密度を有する。
この2つの領域の実施形態のために、ゴルフグリップ(10)の全長にわたっての任意の位置における特定の断面に対して、2つの領域の境界が、外面(110)に対する最小断面半径(154)、及び、内面(120)に対する最小内面半径(156)を用いて定められる。
従って、図5及び6に示された断面における、外面(110)に対する最小断面半径(154)、及び、内面(120)に対する最小内面半径(156)は、ゴルフグリップ(10)の両側に存在するが、この密度勾配解析手順は、これらの最小半径において他の形状や他の配置を見込んでいる。
一旦、最小半径(154, 156)が決定されると、これらの差が計算され、そして、これらの差の半分が最小内面半径(156)に合計され、第1推移半径(158)を定める。
ここで、第2領域(170)は、外面(110)から内側に延びる一定の第2領域厚み(172)を有しており、その一方で、第1領域(160)は、可変の第1領域厚み(162)を有することができる。
本発明の一実施形態として、可変の第1領域厚み(162)は、最小第1領域厚み(162)より少なくとも25%大きい最大第1領域厚み(162)を有し、その一方で、さらなる一実施形態として、最大第1領域厚み(162)は、最小第1領域厚み(162)より少なくとも50%大きい。
ここで、第1領域(160)は、内面(120)から外側に延びる一定の第1領域厚み(162)を有しており、その一方で、第2領域(170)は、可変の第2領域厚み(172)を有することができる。
また、本開示におけるこれら2つの領域とそれらの関係性は、ゴルフグリップ(10)の全長にわたっての任意の位置における、単一の断面において見られることのみを必要とする。
さらなる実施形態として、本開示の2つの領域の関係性は、ゴルフグリップ(10)の全長の少なくとも25%にわたって見られる。その一方で、またさらなる実施形態として、この関係性は、ゴルフグリップ(10)の全長の少なくとも50%にわたって見られ、またさらなる他の実施形態として、この関係性は、ゴルフグリップ(10)の全長の少なくとも75%にわたって見られる。
この実施形態において、第1領域平均密度は、第2領域平均密度より低い。その一方で、本発明のさらなる実施形態として、第1領域平均密度は、第2領域平均密度の75%未満であり、本発明のさらなる他の実施形態として、第1領域平均密度は、第2領域平均密度の50%未満である。
本発明のさらなる実施形態として、第1領域高密度は、第1領域低密度より少なくとも25%高い。その一方で、本発明のまたさらなる実施形態として、第1領域高密度は、第1領域低密度より少なくとも50%高い。
ゴルフグリップ(10)内の密度変化は、シャフト(S)からゴルフグリップ(10)の外面(110)への振動伝達を高めるように表れている。
本発明の他の実施形態は、内面(120)寄りにある第1領域高密度、及び、外面(110)寄りにある第1領域低密度を有することによって、ゴルフグリップ(10)、特にシャフト(S)との取り付けにおける耐久性を高める。
特に耐久性のある一実施形態として、第1領域高密度は、第1領域低密度より少なくとも20%高い。その一方で、さらなる一実施形態として、第1領域高密度は、第1領域低密度より少なくとも50%高い。
その一方で、またさらなる一実施形態として、これら2つの径方向位置間の密度微分が0.15 g/cc未満になるように、またさらなる一実施形態として、これら2つの径方向位置間の密度微分が0.10 g/cc未満になるように、径方向密度勾配が調整される。
従って、図10に示されているように、ゴルフグリップ(10)が、少なくとも第1層(210)及び第2層(220)を含んだ複数の層(200)から形成されていたとしても、使用材料は慎重に選択され、製造工程は、密度微分が大きくなることを避けるように構成される。
しかしながら、さらなる実施形態として、本開示の密度微分の関係性は、ゴルフグリップ(10)の全長の少なくとも25%にわたって見られる。その一方で、またさらなる実施形態として、この関係性は、ゴルフグリップ(10)の全長の少なくとも50%にわたって見られ、またさらなる他の実施形態として、この関係性は、ゴルフグリップ(10)の全長の少なくとも75%にわたって見られる。
そのために、ゴルフグリップ(10)を2つに切断し、より長いほうの部分が用いられ、第2の横切断が、最初に切断された長いほうの部分に対して1 cmの間隔で行われる。これによって、ゴルフグリップ(10)の1 cm長の断面部を残す。
その後、分析位置から外面(110)に向かって1.5 mm径方向外側の位置が同定され、また、分析位置から内面(120)に向かって1.5 mm径方向内側の位置が同定される。
断面部において開いているシャフトの中心を中心として、分析位置から1.5 mm径方向外側の位置を通過する第1円が作り出される。また、断面部において開いているシャフトの中心を中心として、分析位置から1.5 mm径方向内側の位置を通過する第2円が作り出される。
このリングの質量と体積が測定され、分析位置における密度を求める。これと同様の手順が、ゴルフグリップ(10)内の特定の位置に対する任意の密度を求めるために用いられてもよい。また、第1領域平均密度、第1領域高密度、第1領域低密度、及び、第2領域平均密度を求めるときも、この手順が同様に用いられてよい。
本発明の他の実施形態として、第2領域平均密度は、第1領域平均密度より300%以下高い。その一方で、本発明のさらなる一実施形態として、第2領域平均密度は、第1領域平均密度より200%以下高く、またさらなる一実施形態として、第2領域平均密度は、第1領域平均密度より100%以下高い。
本発明の他の実施形態として、第1領域平均密度は、0.6 g/cc未満であり、その一方で、さらなる一実施形態として、第1領域平均密度は、0.3〜0.5 g/ccである。
本発明のまたさらなる一実施形態として、第1領域高密度は、少なくとも0.6 g/ccあり、その一方で、さらなる一実施形態として、第1領域高密度は、0.9 g/cc未満である。
第2領域(170)によって提供される振動伝達に加えて、より高い第2領域平均密度は、さらに、ゴルフグリップ(10)の耐摩耗性、紫外線抵抗性、及び手触りを向上させる。
本発明の特定の実施形態として、第1領域低密度は、ゴルフグリップ(10)全体の総合密度の70%未満であり、また、第2領域平均密度は、ゴルフグリップ(10)全体の総合密度より少なくとも65%高い。
本発明の代替の一連の実施形態として、ゴルフグリップ(10)全体の総合密度は、0.70〜1.00 g/ccである。その一方で、さらなる一実施形態として、ゴルフグリップ(10)全体の総合密度は、0.75〜0.95 g/ccであり、またさらなる一実施形態として、ゴルフグリップ(10)全体の総合密度は、0.80〜0.90 g/ccである。
このティップトゥシャフトコネクタ(142)は、コネクタ密度を有しており、本発明の一実施形態として、平均コネクタ密度は、第2領域平均密度と少なくとも同じ高さである。
ティップトゥシャフトコネクタ(142)は、コネクタ内面(143)、コネクタ外面(144)、コネクタ近接端部(146)、及び、コネクタ末端部厚み(147)を有するコネクタ末端部(145)を有する。コネクタ近接端部(146)の一部は、第2領域(170)の一部と接触している。
コネクタ内面(143)の少なくとも一部は、内面(120)と同じ寸法構造か、または、より小さくなるように形成されている。これにより、コネクタ内面(143)の一部がシャフト(S)と接触することを確実にし、シャフト(S)から外面(110)への振動伝達を促進することができる。
実際には、本発明の一実施形態として、ティップトゥシャフトコネクタ(142)は、少なくとも0.125インチのコネクタ長さ(149)を有しており、また、このコネクタ長さ(149)の少なくとも50%は、コネクタ内面(143)がシャフト(S)と接触して、振動伝達をさらに促進するように構成されている。
一方、本発明の他の実施形態として、コネクタ外面(144)は、コネクタ末端部(145)の外径寸法から、コネクタ角度(148)でゴルフグリップ(10)の外径寸法まで変化している。また、本発明の他の実施形態として、このコネクタ角度(148)は、少なくとも15°あり、また、75°未満である。これにより、突角部に関連した伝達損失を排除する。
本発明の一実施形態として、ティップトゥシャフトコネクタ(142)は、ゴルフグリップ(10)の全体体積の10%未満のコネクタ体積を有する。
また、本発明のさらなる実施形態として、コネクタ(142)の平均密度は、第2領域平均密度の20%の範囲内にある。
図7に示されている実施形態は、単一の堅いティップトゥシャフトコネクタ(142)を示しているが、ティップトゥシャフトコネクタ(142)は、図8に示されているような複数の指から構成されてもよい。これらの複数の指は、シャフト(S)と接触するコネクタ末端部(145)の一部を有しており、また、コネクタ近接端部(146)の一部は、外面(110)と接触している。
この伝達増進構造(240)の一部分は、第2領域(170)と接触し、また、伝達増進構造(240)の一部分は、内面(120)と接触しているので、伝達増進構造(240)は、シャフト(S)と接触し、第2領域(170)への振動伝達をさらに促進することができる。
本発明の一実施形態として、伝達増進構造(240)は、第2領域平均密度と少なくとも同じ高さの平均密度を有する。本発明の一実施形態として、伝達増進構造(240)の平均密度は、第2領域平均密度より少なくとも10%高い。
その一方で、本発明の他の実施形態として、図9に示されているように、伝達増進構造(240)の一部分は、ティップトゥシャフトコネクタ(142)内に延びている。
実際には、本発明の一実施形態として、伝達増進構造(240)は、ティップトゥシャフトコネクタ(142)に類似しているが、接合端部(130)のほうへより移動している。
この実施形態において、伝達増進構造(240)は、内面(120)から第2領域(170)へ延びた、リング状の器具であり、また、第2領域平均密度と少なくとも同じ高さの密度を有する。
本発明のまたさらなる一実施形態は、ゴルフグリップ(10)の全長に沿って少なくとも3インチの間隙を介してこのようなリングを少なくとも2つ含み、ゴルファーの片手は、リングの配置位置を覆うように外面(110)と接触する。
またさらに、これらの少なくとも2つのリングは、外面(110)の全体にわたって広がってもよく、また、ユーザーの目に見えるものであってもよい。
その一方で、本発明のまたさらなる実施形態として、この帯状の伝達増進構造(240)は、先端部(140)から接合端部(130)までの距離の少なくとも25%、少なくとも50%、または、少なくとも75%延びる。
これらの実施形態において、帯状の伝達増進構造(240)は、特定の縦方向距離で延びるが、必ずしも直線的に延びる必要はない。
本発明の一実施形態として、伝達増進構造(240)は、圧縮成形過程においてゴルフグリップ(10)と共に成形される。
さらに、本発明の他の実施形態として、伝達増進構造(240)の一部は、ゴルフグリップ(10)の外面(110)の一部となるため、外面(110)に沿って目に見える。
本発明のさらなる他の実施形態として、伝達増進構造(240)は、第2領域平均密度の少なくとも2倍の密度を有する。その一方で、他の実施形態として、伝達増進構造(240)は、いくつかの実施形態としてアルミニウム、スチール、チタン、銅、青銅、黄銅、マグネシウム、及びニッケルのグループから選択される金属合金から成る。
従って、本発明の一実施形態として、伝達増進構造(240)の密度は、第2領域平均密度より少なくとも50%高い。また、さらなる一実施形態として、伝達増進構造(240)の密度は、第2領域平均密度より少なくとも100%高い。
これらの個別の層は、互いに接着されるか、または、圧縮成形過程において接合されることができる。
本発明の一実施形態として、第1層(210)は第1層厚み(212)を有し、また、第2層(220)は、第2層厚み(222)を有する。これら双方の層の厚みは、実際の製造工程前に測定された厚みであり、従って、未硬化の厚みである。
本発明の一実施形態として、第1層厚み(212)は、1.50〜3.00 mmであり、また、第2層厚み(222)は、1.25〜2.50 mmである。その一方で、さらなる一実施形態として、第1層厚み(212)は、2.00〜2.80 mmであり、また、第2層厚み(222)は、1.70〜2.25 mmである。
またさらなる一実施形態として、第1層厚み(212)は、2.30〜2.70 mmであり、また、第2層厚み(222)は、1.80〜2.00 mmである。
例えば、一例として、第1層(210)は、第2層(220)における発泡剤の量の少なくとも2倍の量の発泡剤を有する。
その一方で、さらなる一実施形態として、第1層(210)は、第2層(220)における発泡剤の量の少なくとも2.5倍の量の発泡剤を有し、またさらなる一実施形態として、第1層(210)は、第2層(220)における発泡剤の量の少なくとも3倍の量の発泡剤を有する。
組成物を膨張させるための発泡剤は、これに限定されないが、ジニトロソペンタメチレンテトラミン(DPT)、アゾジカルボンアミド(AZC)、p-トルエンスルホニルヒドラジド(TSH)、4,4'-オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジド(OBSH)並びに同類のもの、及び、無機発泡剤(例えば、炭酸水素ナトリウム)を含むことができる。
さらに、発泡剤は、発泡工程において導入される窒素ガスを、高温で放出するジアゾ化合物、化学発泡剤から分解される二酸化炭素、及び/または、多くの場合、膨張性マイクロスフェアまたはマイクロカプセルと呼ばれる、内部に気化液体を含むコア-シェルを有する膨張セルシステム、を含むことができる。
本発明のさらなる一実施形態として、第1層(210)は、圧縮成形される前において、少なくとも55ショア硬さの高い材料硬度を有する。そのため、この高い材料硬度は、第1層(210)が、圧縮成形過程において膨張されるときに、その膨張に耐えることができる。
本発明の一実施形態として、第1層(210)は、極めて高いエチレン含有量、高い分子量、高い充填量を有し、硬度を上げる。
また、本発明の一実施形態として、第1層(210)は、ケイ酸塩、硬度用の高いスチレン含有量、架橋結合用のEPDMに対する極めて高いジエン比、及び、低油分を含み、硬度を維持する能力を上げる。
また、本発明の一実施形態として、第2層(220)は、処理済の珪酸塩、架橋結合用の高ジエン比、及び、加工性のための平均的な油含有量、平均的な感触、並びに平均的な耐摩耗性を含む。
ゴルフグリップ(10)は、個別のアンダーリスティングを有さず、また、フェルトが使われない。
第3層(230)を含むと、製造工程の精度を高めることができる。
二層の実施形態と同様に、個別の層は、互いに接着されるか、または、圧縮成形過程において接合されることができる。さらに同様に、本明細書で述べられている個別の層の厚みは、実際の製造工程前に測定された厚みであり、従って、未硬化の厚みである。
本発明の一実施形態として、第1層厚み(212)と第3層厚み(232)の双方は、第2層厚み(222)より小さい。実際には、さらなる一実施形態として、第1層厚み(212)と第3層厚み(232)の双方は、第2層厚み(222)より少なくとも20%小さい。
またさらなる一実施形態として、第1層厚み(212)と第3層厚み(232)の双方は、第2層厚み(222)の少なくとも50〜75%である。
またさらなる他の実施形態として、第1層厚み(212)及び第3層厚み(232)は、1.30〜1.35 mmであり、また、第2層厚み(222)は、1.80〜2.00 mmである。
本発明の一実施形態として、第3層(230)は、第2層(220)における発泡剤の量の少なくとも2倍の量の発泡剤を有する。
その一方で、さらなる一実施形態として、第3層(230)は、第2層(220)における発泡剤の量の少なくとも2.5倍の量の発泡剤を有し、またさらなる一実施形態として、第3層(230)は、第2層(220)における発泡剤の量の少なくとも3倍の量の発泡剤を有する。
またさらなる一実施形態として、第1層厚み(212)と第2層厚み(222)の双方は、最大の第3層厚み(232)の半分より小さい。
本発明のさらなる他の実施形態として、第1層厚み(212)及び第2層厚み(222)は、1.50 mm未満であり、また、第3層厚み(232)は、少なくとも2.00 mmある。
その一方で、さらなる一実施形態として、第1層厚み(212)は、最大の第3層厚み(232)の20%未満であり、また、第1層厚み(212)は、最大の第2層厚み(222)の50%未満である。
またさらなる一実施形態として、第1層厚み(212)は、0.50 mm未満であり、第2層厚み(222)は、少なくとも0.75 mmあり、また、第3層厚み(232)は、1.5〜8.0 mmである。
例えば、一例として、第1層(210)及び第3層(230)は、第2層(220)における発泡剤の量の少なくとも2倍の量の発泡剤を各々有する。
その一方で、さらなる一実施形態として、第1層(210)及び第3層(230)は、第2層(220)における発泡剤の量の少なくとも2.5倍の量の発泡剤を各々有し、またさらなる一実施形態として、第1層(210)及び第3層(230)は、第2層(220)における発泡剤の量の少なくとも3倍の量の発泡剤を各々有する。
上述したような第1層(210)の材料組成及び材料特性と同様に、発泡剤は、この第3層(230)にも適用可能である。
ゴルフグリップ(10)は、前述した複数の層を用いて圧縮成形されることができる。
図10〜13及び図15、16に示されているように、これら複数の層のストリップ(帯)は、完成品のグリップとして望まれる配置に対応する配置で、コアロッド(CR)まわりに両半分の圧縮成形型(M)内に配置される。
コアロッド(CR)すなわちマンドレルは、中空の管状ゴルフグリップ(10)を成形することを容易にするために、両半分の圧縮成形型内に配置される。
両半分の圧縮成形型は、共に固定され、完成品のゴルフグリップ(10)の管状形状に、複数の層を加硫処理して結合させる、温度に加熱される。
その一方で、本発明のさらなる一実施形態として、コアロッド(CR)は、少なくとも140° Cの温度まで加熱すなわち暖められ、またさらなる一実施形態として、コアロッド(CR)は、少なくとも165° Cの温度まで加熱すなわち暖められる。
試験は、10フィートと12フィートの距離の間に、ゴルフボールを置くことから成る。同一のパターに、本発明の一実施形態及び他社のゴルフグリップが備えられた。
ゴルフクラブに、図17〜26において“本実施形態”とラベル付けされた本発明の一実施形態か、図17〜26において“比較例”とラベル付けされた他社の製品のいずれかが備えられた。
金属製のゴルフクラブシャフト上と、ゴルファーによって保持されたグリップ上の振動力の応答が測定され、また、試験者10人の各タイプのグリップを使用した一連のパットを記録した。
これらのセンサは、高強度の接着剤を使用して、指定した位置に取り付けられた100 mV / gの加速度計であった。
これらのセンサは、IO-テックダイナミック信号アナライザ(マルチチャンネル)(IO-tech Dynamic Signal Analyzer)とラップトップコンピュータに接続された。データは、ゾニックブックダイナミック信号アナライザ(ZonicBook dynamic signal analyzer)を使用して得られた。
“本実施形態”のグリップに対する5人の経験豊富なゴルファーの手への感触の、平均増幅は、“比較例”のグリップより49%高い。
従って、“本実施形態”のグリップは、5人の経験豊富なゴルファーにとって、グリップセンサ(GS)に、“比較例”のグリップによって提供されるエネルギより、49%多くのエネルギが提供される。
さらに、最小限のゴルフ活動からトップの5人の経験豊富なゴルファーまでの試験者が“本実施形態”のグリップを使用した場合の、力の平均偏差(これは、一貫したパットと考えることができる)は、同一の試験者が“比較例”のグリップを用いた場合に記録された力の平均偏差より28%小さい偏差を有する。
これは、ゴルファーがパッティングストロークを行ったときに、パットのよりよい感触を一貫して有していたことを示している。
最初の試験者の10回のパットが記録された。其々のパットに対して、200〜1000 Hzの範囲の振動の、正のピーク値と負のピーク値が、各センサで測定された。
このように、シャフトセンサ(SS)とグリップセンサ(GS)によって測定された、高いほうの、すなわち正のピーク値、及び、低いほうの、すなわち負のピーク値が、双方のグリップに対して、記録された。
これらの測定は、表1における“高”と“低”の値の列に相当し、(ただ、“低”の値が負の符号なしに表1に示されているが)また、これらの値は、図に示され、図式的に簡素化されている。
シャフトセンサ平均高値とシャフトセンサ平均低値の和が算出され、同様に、グリップセンサ平均高値とグリップセンサ平均低値の和が算出されて、平均全振幅に反映された。
この計算は、本実施形態と比較例の双方のグリップに対して繰り返された。その後、グリップセンサ(GS)へのエネルギ伝達を示す割合を示す関係式(Sum GS - Sum SS) / ((Sum GS) * 100)によって、グリップセンサの和が、シャフトセンサの和と比較された。
以下の表1に見られるように、“本実施形態”のグリップに対する増幅におけるこの計算値は、94%であり、その一方で、“比較例”のグリップに対する計算値は、14%である。
人間の手は、300〜500 Hzの範囲をピークの感度として、この範囲の振動に敏感であるため、200〜1000 Hzの範囲の振動が、測定された。
例えば、ミシシッピ州のジャクソン社のパッティングアークからの“鉄アーチ”パッティングロボットが用いられて、前に説明した増幅及び伝達性を単独で得ることができる。
また、この試験機を用いることは、グリップセンサ(GS)とシャフトセンサ(SS)によって収集されたデータが、ゴルフグリップ(10)上のゴルファーの両手による影響がない(この影響が最小限になる)ことを可能にする。
まず、前に説明した複数のセンサが、ゴルフグリップ(10)のシャフト(S)上の其々の特定の位置に取り付けられる。
このバックスイング位置は記録され、ロボット試験のスタート位置として用いられる。
次に、一連の10回のパットが、所定のバックスイング位置からリリースされるパターによって行われ、グリップセンサ(GS)は、ゴルフグリップ(10)上の200〜1000 Hzの範囲の振動力応答を記録する。その一方で、シャフトセンサ(GS)は、200〜1000 Hzの範囲の入力の振動力応答を記録する。
本発明の一実施形態として、ゴルフグリップ(10)は、少なくとも120%の伝達性を有し、さらなる一実施形態として、ゴルフグリップ(10)は、少なくとも140%の伝達性を有する。本発明のまたさらなる一実施形態として、ゴルフグリップ(10)の伝達性は、少なくとも160%あり、さらなる他の実施形態として、ゴルフグリップ(10)の伝達性は、少なくとも180%ある。
具体的な実施例を詳細に説明したが、例えば、当業者は、前述の実施形態及びそれらのバリエーションが、様々なタイプの代替、及び/または、追加若しくは別の材料、要素の相対的配置並びに寸法構成を含んで修正されることができることを理解するであろう。
従って、本発明のいくつかのバリエーションが、本明細書に記載されているにもかかわらず、このような追加修正、バリエーション、及び、同等のものを実施することが、以下の特許請求の範囲で定義されるような本発明の精神と範囲内にあることが理解されるべきである。
以下の特許請求の範囲におけるすべての手段すなわちステップと機能要素に対応する、構造、材料、行為、及び同等のものは、具体的に主張したクレームのような他のクレームの要素と組み合わせて機能を実行するための、任意の構造、材料、または行為を含むものとする。
Claims (18)
- 外面、内面、接合端部、及び先端部を有し、前記接合端部から前記先端部までを全長とした細長い管状体を含み、総合密度を有するゴルフグリップであって、
この全長にわたっての1つの位置において、断面積、最小の外面断面半径を有する外面断面半径、及び、最小の内面断面半径を有する内面断面半径を有する1つの横断面を有しており、
前記横断面は、第1領域密度を有する第1領域及び第2領域密度を有する第2領域を含み、前記第1領域は、内面から半径方向外向きに延び、内面周りに対して一定の第1領域厚みであり、それによって、前記外面と前記第1領域との間の横断面の残余部として第2領域を定め、前記第1領域厚みは、前記最小の外面断面半径と前記最小の内面断面半径との間の差の半分に等しく、
第1領域平均密度は、前記内面、前記第2領域、前記横断面及び前記横断面に平行で前記横断面から1cm離れたオフセットされた横断面に囲まれた第1領域試験体積に対して決定され、
第2領域平均密度は、前記外面、前記第1領域、前記横断面及び前記オフセットされた横断面に囲まれた第2領域試験体積に対して決定され、
前記第1領域平均密度は、0.3〜0.6g/ccであり、前記第2領域平均密度より小さく、前記第1領域及び前記第2領域は、ゴム化合物からなり、前記ゴルフグリップの前記総合密度は、0.65g/cc以下である、ことを特徴とするゴルフグリップ。 - 前記第1領域平均密度は、前記第2領域平均密度の75%より小さいことを特徴とする請求項1に記載のゴルフグリップ。
- 前記第1領域平均密度は、0.5g/cc以下であることを特徴とする請求項2に記載のゴルフグリップ。
- 前記ゴルフグリップの前記総合密度は、0.60g/cc以下であることを特徴とする請求項3に記載のゴルフグリップ。
- 前記第2領域平均密度は、前記第1領域平均密度の2倍以下であることを特徴とする請求項4に記載のゴルフグリップ。
- 前記第2領域平均密度は、前記第1領域平均密度よりも少なくとも50%大きいことを特徴とする請求項5に記載のゴルフグリップ。
- 前記第1領域密度は、最小第1領域密度から最大第1領域密度に変化することを特徴とする請求項5に記載のゴルフグリップ。
- 前記最小第1領域密度は、前記総合密度の少なくとも40%であることを特徴とする請求項7に記載のゴルフグリップ。
- 前記最大第1領域密度は、前記最小第1領域密度よりも少なくとも20%大きいことを特徴とする請求項8に記載のゴルフグリップ。
- 前記最小第1領域密度は、内面に存在することを特徴とする請求項8に記載のゴルフグリップ。
- 前記最小第1領域密度は、前記総合密度の70%より小さいことを特徴とする請求項7に記載のゴルフグリップ。
- 前記細長い管状体は、少なくとも、製造工程前に測定された第1層厚み、第1層密度及び第1層用の発泡剤量を有する第1領域と、製造工程前に測定された第2層厚み及び第2層密度を有する第2領域とから形成され、前記第1層密度は、第2層密度とは異なり、前記第1領域及び前記第2領域は、熱及び圧力下で架橋結合されるゴム化合物から成る、ことを特徴とする請求項5に記載のゴルフグリップ。
- 前記第1層厚みは、前記第2層厚みとは異なることを特徴とする請求項12に記載のゴルフグリップ。
- 前記第1層厚み及び前記第2層厚みのうち少なくとも1つは、1.5〜3.0mmであることを特徴とする請求項12に記載のゴルフグリップ。
- 前記第1層厚み及び前記第2層厚みのうち少なくとも1つは、2.0mm以下であることを特徴とする請求項14に記載のゴルフグリップ。
- 前記第2領域は、前記第1層用の発泡剤量とは異なる第2層用の発泡剤量を有することを特徴とする請求項12に記載のゴルフグリップ。
- 前記第1層用の発泡剤量は、前記第2層用の発泡剤量の少なくとも2倍あることを特徴とする請求項16に記載のゴルフグリップ。
- 前記第1領域は、製造工程前に測定された少なくとも55ショア硬さの第1層硬さを有し、前記第2領域は、前記第1層硬さとは異なる、製造工程前に測定された第2層硬さを有することを特徴とする請求項12に記載のゴルフグリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022056783A JP7281574B2 (ja) | 2014-10-19 | 2022-03-30 | 振動伝達が高められたゴルフグリップ |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US201462065728P | 2014-10-19 | 2014-10-19 | |
US62/065728 | 2014-10-19 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019156918A Division JP6823128B2 (ja) | 2014-10-19 | 2019-08-29 | 振動伝達が高められたゴルフグリップ |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022056783A Division JP7281574B2 (ja) | 2014-10-19 | 2022-03-30 | 振動伝達が高められたゴルフグリップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021058704A true JP2021058704A (ja) | 2021-04-15 |
JP7052096B2 JP7052096B2 (ja) | 2022-04-11 |
Family
ID=55748242
Family Applications (4)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015205539A Active JP6581463B2 (ja) | 2014-10-19 | 2015-10-19 | 振動伝達が高められたゴルフグリップ |
JP2019156918A Active JP6823128B2 (ja) | 2014-10-19 | 2019-08-29 | 振動伝達が高められたゴルフグリップ |
JP2021001082A Active JP7052096B2 (ja) | 2014-10-19 | 2021-01-06 | 振動伝達が高められたゴルフグリップ |
JP2022056783A Active JP7281574B2 (ja) | 2014-10-19 | 2022-03-30 | 振動伝達が高められたゴルフグリップ |
Family Applications Before (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015205539A Active JP6581463B2 (ja) | 2014-10-19 | 2015-10-19 | 振動伝達が高められたゴルフグリップ |
JP2019156918A Active JP6823128B2 (ja) | 2014-10-19 | 2019-08-29 | 振動伝達が高められたゴルフグリップ |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022056783A Active JP7281574B2 (ja) | 2014-10-19 | 2022-03-30 | 振動伝達が高められたゴルフグリップ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (5) | US9533203B2 (ja) |
JP (4) | JP6581463B2 (ja) |
CN (2) | CN205360472U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI801205B (zh) * | 2021-07-13 | 2023-05-01 | 日商日本發條股份有限公司 | 高爾夫球桿桿體及其製造方法 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8932148B2 (en) * | 2013-04-18 | 2015-01-13 | Bill Presse, IV | Elliptical golf club grip |
US9533203B2 (en) * | 2014-10-19 | 2017-01-03 | Eaton Corporation | Golf grip with enhanced vibration transmission |
US9999815B2 (en) | 2015-12-09 | 2018-06-19 | Eaton Intelligent Power Limited | Lightweight multicolor compression molded grip |
USD1019840S1 (en) | 2022-06-29 | 2024-03-26 | Parsons Xtreme Golf, LLC | Golf club grip |
USD1022094S1 (en) | 2022-06-29 | 2024-04-09 | Parsons Xtreme Golf, LLC | Golf club grip |
USD1022095S1 (en) | 2022-07-11 | 2024-04-09 | Parsons Xtreme Golf, LLC | Golf club grip |
USD1022096S1 (en) | 2022-08-02 | 2024-04-09 | Parsons Xtreme Golf, LLC | Golf club grip |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06246022A (ja) * | 1993-02-25 | 1994-09-06 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ゴルフクラブ用グリップ |
JP2000325514A (ja) * | 1999-05-17 | 2000-11-28 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ゴルフクラブ用グリップ |
JP2010082800A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-15 | Eaton Corp | 軽量グリップ及びその製造方法 |
US20130079173A1 (en) * | 2011-09-23 | 2013-03-28 | Robert Wu | Dual Layer Golf Club Grip |
Family Cites Families (36)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6061067U (ja) * | 1983-09-30 | 1985-04-27 | 住友ゴム工業株式会社 | グリツプ構造体 |
US4819939A (en) * | 1985-10-30 | 1989-04-11 | Maruman Golf Co., Ltd. | Grip for a golf club shaft |
US5460372A (en) * | 1994-05-10 | 1995-10-24 | Kliker Golf Company, Inc. | Golf club grip |
JPH08332250A (ja) * | 1995-06-08 | 1996-12-17 | Miimu:Kk | グリップ及びゴルフクラブ |
JP4263792B2 (ja) * | 1998-12-15 | 2009-05-13 | Sriスポーツ株式会社 | ゴルフクラブ用グリップ |
US7510483B2 (en) * | 2004-07-09 | 2009-03-31 | William S. Tremulis | Golf club grip |
TW493460U (en) * | 2001-08-21 | 2002-07-01 | Franco C Manuel | Composite-material-made handle of golf club |
JP3086971U (ja) * | 2001-12-27 | 2002-07-05 | 永南橡膠有限公司 | ゴルフクラブのグリップ構造 |
CN2527315Y (zh) * | 2002-01-11 | 2002-12-25 | 法兰克C·马陆唯尔 | 复合材料的高尔夫球杆握把 |
US6872157B2 (en) | 2002-02-05 | 2005-03-29 | Sting Free Company | Sting minimizing grip for a hand held swinging athletic contact making article |
US20040031127A1 (en) * | 2002-08-13 | 2004-02-19 | Sheng-Jen Chen | Handle grip structure |
US20040115397A1 (en) * | 2002-12-17 | 2004-06-17 | Mao-Hsiu Wang | Protective strap for handle |
US7140973B2 (en) * | 2002-12-20 | 2006-11-28 | Rohrer Technologies, Inc. | Putter grip with improved vibration transmission to hands |
US6974626B2 (en) * | 2003-05-08 | 2005-12-13 | Patricia Horacek | Shock and vibration dampening grip |
TWM241097U (en) | 2003-07-24 | 2004-08-21 | Modern Molded Products Ltd | Improved structure of sheath for handle of golf club |
US7458903B2 (en) * | 2006-06-08 | 2008-12-02 | Eaton Corporation | Hand grip and method of making same |
JP4712618B2 (ja) * | 2006-06-09 | 2011-06-29 | Sriスポーツ株式会社 | テニスラケット |
US20080176670A1 (en) * | 2007-01-19 | 2008-07-24 | Eaton Corporation | Liquid injection molded hand grips |
JP3131069U (ja) | 2007-02-07 | 2007-04-19 | 昌源 林 | ゴルフクラブの衝撃吸収グリップ構造 |
US7458902B2 (en) * | 2007-03-14 | 2008-12-02 | Eaton Corporation | Changeable golf grip |
US7798912B2 (en) * | 2007-09-17 | 2010-09-21 | Eaton Corporation | Variable hardness hand grip |
US7963857B1 (en) * | 2008-05-02 | 2011-06-21 | Kachlik Michael R | Increased diameter arthritic golf club grips |
US8296907B2 (en) * | 2009-05-15 | 2012-10-30 | Eaton Corporation | Light weight grip and method of making same |
US8334337B2 (en) | 2010-09-14 | 2012-12-18 | Lamkin Corporation | Composition and manufacturing methods for grips |
CN102475958A (zh) * | 2010-11-22 | 2012-05-30 | 普利司通运动株式会社 | 高尔夫球杆用握把 |
US8323433B1 (en) | 2011-08-26 | 2012-12-04 | Eaton Corporation | Method of making a cord style flexible golf grip |
JP6061067B2 (ja) | 2012-08-08 | 2017-01-18 | Tdk株式会社 | 非接触給電用受信装置 |
JP6246022B2 (ja) | 2014-02-28 | 2017-12-13 | 三菱電機株式会社 | ソフトウェア試験装置及びソフトウェア試験プログラム |
US9533203B2 (en) * | 2014-10-19 | 2017-01-03 | Eaton Corporation | Golf grip with enhanced vibration transmission |
JP6029640B2 (ja) * | 2014-11-14 | 2016-11-24 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフクラブ用グリップおよびゴルフクラブ |
JP6041846B2 (ja) * | 2014-11-14 | 2016-12-14 | ダンロップスポーツ株式会社 | スポーツ用品用グリップおよびゴルフクラブ |
JP6478806B2 (ja) * | 2015-05-22 | 2019-03-06 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴルフクラブ用グリップ、ゴルフクラブおよびゴルフクラブ用グリップの製造方法 |
US9999815B2 (en) * | 2015-12-09 | 2018-06-19 | Eaton Intelligent Power Limited | Lightweight multicolor compression molded grip |
JP6041971B1 (ja) * | 2015-12-25 | 2016-12-14 | ダンロップスポーツ株式会社 | スポーツ用品用グリップおよびゴルフクラブ |
JP6926947B2 (ja) * | 2017-10-27 | 2021-08-25 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴルフクラブ用グリップおよびゴルフクラブ |
JP7031229B2 (ja) * | 2017-10-31 | 2022-03-08 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴルフクラブ用グリップおよびゴルフクラブ |
-
2015
- 2015-10-14 US US14/882,797 patent/US9533203B2/en active Active
- 2015-10-19 CN CN201521026987.0U patent/CN205360472U/zh not_active Withdrawn - After Issue
- 2015-10-19 CN CN201510916315.5A patent/CN105521588B/zh active Active
- 2015-10-19 JP JP2015205539A patent/JP6581463B2/ja active Active
-
2016
- 2016-11-22 US US15/358,499 patent/US10016665B2/en active Active
-
2018
- 2018-07-06 US US16/028,575 patent/US10391372B2/en active Active
-
2019
- 2019-08-23 US US16/549,539 patent/US10792546B2/en active Active
- 2019-08-29 JP JP2019156918A patent/JP6823128B2/ja active Active
-
2020
- 2020-10-05 US US17/062,716 patent/US11311784B2/en active Active
-
2021
- 2021-01-06 JP JP2021001082A patent/JP7052096B2/ja active Active
-
2022
- 2022-03-30 JP JP2022056783A patent/JP7281574B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06246022A (ja) * | 1993-02-25 | 1994-09-06 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ゴルフクラブ用グリップ |
JP2000325514A (ja) * | 1999-05-17 | 2000-11-28 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ゴルフクラブ用グリップ |
JP2010082800A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-15 | Eaton Corp | 軽量グリップ及びその製造方法 |
US20130079173A1 (en) * | 2011-09-23 | 2013-03-28 | Robert Wu | Dual Layer Golf Club Grip |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI801205B (zh) * | 2021-07-13 | 2023-05-01 | 日商日本發條股份有限公司 | 高爾夫球桿桿體及其製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6581463B2 (ja) | 2019-09-25 |
CN105521588B (zh) | 2019-08-02 |
US20170072279A1 (en) | 2017-03-16 |
JP2016093487A (ja) | 2016-05-26 |
US20190374825A1 (en) | 2019-12-12 |
US10792546B2 (en) | 2020-10-06 |
US10016665B2 (en) | 2018-07-10 |
CN105521588A (zh) | 2016-04-27 |
US9533203B2 (en) | 2017-01-03 |
JP2022088569A (ja) | 2022-06-14 |
US20160107052A1 (en) | 2016-04-21 |
JP7052096B2 (ja) | 2022-04-11 |
US20210023426A1 (en) | 2021-01-28 |
JP7281574B2 (ja) | 2023-05-25 |
CN205360472U (zh) | 2016-07-06 |
US20180318677A1 (en) | 2018-11-08 |
US11311784B2 (en) | 2022-04-26 |
JP2019217332A (ja) | 2019-12-26 |
JP6823128B2 (ja) | 2021-01-27 |
US10391372B2 (en) | 2019-08-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6823128B2 (ja) | 振動伝達が高められたゴルフグリップ | |
US11446556B2 (en) | Lightweight multicolor compression molded grip | |
CN202087020U (zh) | 轻质高尔夫握把及具有该握把的高尔夫球棒 | |
US10751590B1 (en) | Grip assembly for sports equipment | |
TW201023944A (en) | Ball bat with governed performance | |
US10888754B2 (en) | Grip assembly for sports equipment | |
KR102135186B1 (ko) | 골프클럽용 샤프트 | |
EP3834894A1 (en) | Grip assembly for sports equipment | |
Lucas | Computational modelling of the golf stroke | |
WO2022232874A1 (en) | An improved grip for sporting equipment | |
JP2000014845A (ja) | ゴルフクラブセット及びゴルフクラブセット用シャフトセット並びにゴルフクラブセット用グリップ部材セット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210202 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220228 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220302 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220330 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7052096 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |