JP2021058049A - 受電装置及び無線給電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】給電対象のインピーダンスに依らず、給電対象に流れる電流の電流量を一定にする受電装置及び無線給電システムを提供する。【解決手段】受電装置20は、送電コイル12から送電される電力を受電する受電コイル21と、受電コイル21が受電した電力に応じた電圧を電流に変換する電圧電流変換回路23A,23Bと、電圧電流変換回路23A,23Bの出力電流を整流する整流回路24と、整流回路24の出力電流を平滑化して給電対象26に供給する平滑回路25と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、受電装置及び無線給電システムに関する。
近年、送電装置から受電装置に非接触で電力を伝送する無線給電システムの開発が進められている。例えば特許文献1には、送電装置から出力される電力を受電装置が非接触で受電し、当該電力に応じた電圧が負荷に供給される無線給電測定装置が開示されている。
国際公開第2017/141340号
このような無線給電システムにおいては、送電コイルと受電コイルとの間の電磁誘導により受電コイルの両端に生じた電圧が負荷に印加される。このとき、負荷から見て受電コイルは定電圧源としてふるまうため、受電コイルが受電する電力が一定であっても、負荷インピーダンスに応じて負荷に供給される電流の電流量が異なることとなる。例えば、負荷インピーダンスが高い場合は、負荷に流れる電流量は比較的少ないが、負荷インピーダンスが低い場合は、負荷に大電流が流れるおそれがある。従って、このような大電流を考慮して受電装置の部品等を選定する必要が生じ、コストアップを招くという問題がある。この問題に対処するため、負荷に流れる電流の電流量は、負荷インピーダンスによらず一定となることが好ましい。
そこで、本発明は、給電対象のインピーダンスに依らず、給電対象に流れる電流の電流量を一定にする受電装置及び無線給電システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る受電装置は、送電コイルから送電される電力を受電する受電コイルと、受電コイルが受電した電力に応じた電圧を電流に変換する電圧電流変換回路と、電圧電流変換回路の出力電流を整流する整流回路と、整流回路の出力電流を平滑化して給電対象に供給する平滑回路と、を備える。
この態様によれば、電圧電流変換回路を備えることにより、受電コイルの両端に生じた電圧が電流に変換されて給電対象に供給される。従って、給電対象から見て受電コイルは定電流源としてふるまうこととなり、給電対象のインピーダンスによらず給電対象に流れる電流の電流量を一定にすることができる。
上記態様において、電圧電流変換回路は、一端が第1端子に接続された第1素子と、一端が第1素子の他端に接続され、他端が第2端子に接続された第2素子と、一端が第1素子の他端及び第2素子の一端に接続され、他端が第3端子及び第4端子に接続された第3素子と、を含むT型回路を有し、第1素子のインピーダンスと第3素子のインピーダンスの和がゼロであり、第2素子のインピーダンスと第3素子のインピーダンスの和がゼロであってもよい。
この態様によれば、電圧電流変換回路を3つの受動素子により構成することができる。従って、例えばDC−DCコンバータや能動素子等を用いる構成に比べて、受電装置の小型化及び安定化を図ることができ、加えてコストを抑えることができる。
上記態様において、給電対象への供給電圧をVLとし、給電対象への供給電流をILとすると、第1乃至第3素子のインピーダンスの絶対値は、それぞれVL/ILの10〜50%の範囲に含まれていてもよい。
この態様によれば、整流回路及び平滑回路における電圧損失分を考慮して第1乃至第3素子のインピーダンスが設計されるため、給電対象に供給される電流を制御する精度が向上する。
上記態様において、電圧電流変換回路は、一端が第1端子に接続され、他端が第2端子に接続された第4素子と、一端が第1端子に接続され、他端が第3端子に接続された第5素子と、一端が第2端子に接続され、他端が第4端子に接続された第6素子と、を含むπ型回路を有し、第4素子のインピーダンスと第5素子のインピーダンスの和がゼロであり、第4素子のインピーダンスと第6素子のインピーダンスの和がゼロであってもよい。
この態様によれば、電圧電流変換回路を3つの受動素子により構成することができる。従って、例えばDC−DCコンバータや能動素子等を用いる構成に比べて、受電装置の小型化及び安定化を図ることができ、加えてコストを抑えることができる。
上記態様において、給電対象への供給電圧をVLとし、給電対象への供給電流をILとすると、第4乃至第6素子のインピーダンスの絶対値は、それぞれVL/ILの10〜50%の範囲に含まれていてもよい。
この態様によれば、整流回路及び平滑回路における電圧損失分を考慮して第4乃至第6素子のインピーダンスが設計されるため、給電対象に供給される電流を制御する精度が向上する。
本発明の一態様に係る無線給電システムは、上述の受電装置と、送電コイル及び当該送電コイルに電源電圧を供給する電源回路を備える送電装置と、を備える。
この態様によれば、受電装置が電圧電流変換回路を備えることにより、受電コイルの両端に生じた電圧が電流に変換されて給電対象に供給される。従って、給電対象のインピーダンスによらず給電対象に流れる電流の電流量を一定にしつつ、送電装置から受電装置に電力を伝送することができる。
本発明によれば、給電対象のインピーダンスに依らず、給電対象に流れる電流の電流量を一定にする受電装置及び無線給電システムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る無線給電システムの回路図である。 電圧電流変換回路23Aの機能を説明するための図である。 電圧電流変換回路23Aの構成例を示す図である。 電圧電流変換回路23Aの構成例を示す図である。 電圧電流変換回路23Bの機能を説明するための図である。 電圧電流変換回路23Bの構成例を示す図である。 電圧電流変換回路23Bの構成例を示す図である。
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
図1は、本発明の一実施形態に係る無線給電システムの回路図である。同図に示されるように、無線給電システム1は、電力を送電する送電装置10と、当該電力を非接触で受電する受電装置20と、を備える。
送電装置10は、例えば、電源回路11と、送電コイル12と、共振コンデンサ13と、を備える。
電源回路11は、所定の周波数(例えば、数kHz〜数百MHz程度)の交流電源電圧を生成し、送電コイル12に供給する。
送電コイル12は、例えば渦巻状に巻かれたコイルであり、電源回路11からの交流電源電圧が供給される。共振コンデンサ13は、送電コイル12に直列接続され、送電コイル12とともに共振回路を構成する。当該共振回路は、送電コイル12のインダクタンス値をLとし、共振コンデンサ13の容量値をCとすると、f=1/2π√LC(Hz)によって表される共振周波数fを有する。
受電装置20は、受電コイル21と、共振コンデンサ22と、電圧電流変換回路23Aと、整流回路24と、平滑回路25と、給電対象26と、を備える。
受電コイル21は、例えば渦巻状に巻かれたコイルであり、送電コイル12と磁界結合され、送電コイル12から送電される電力を受電する。共振コンデンサ22は、受電コイル21に直列接続され、受電コイル21とともに共振回路を構成する。送電装置10側の共振回路と受電装置20側の共振回路が同じ共振周波数において共鳴することにより、送電装置10から受電装置20へ電力が送電される(磁界共鳴方式)。
電圧電流変換回路23Aは、受電コイル21と整流回路24との間に設けられ、受電コイル21が受電した電力に応じた電圧を電流に変換して出力する。本実施形態において、電圧電流変換回路23Aは、いわゆるT型回路を構成する3つの素子230〜232を備える。電圧電流変換回路23Aの構成の詳細については後述する。
整流回路24は、電圧電流変換回路23Aが出力する交流電流を全波整流し、直流電力を出力する。整流回路24は、互いに直列接続された2組のダイオード240,241とダイオード242,243を含む。これらの2組のダイオード240,241とダイオード242,243は、並列接続される。なお、整流回路24の回路構成は一例であり、これに限定されない。例えば整流回路24は、半波整流回路であってもよい。
平滑回路25は、整流回路24の出力電流の変動を低減し、平滑化させた直流電流を給電対象26に供給する。平滑回路25は、コイル250及びコンデンサ251により構成される、いわゆるL型フィルタ回路である。
給電対象26は、平滑回路25により平滑化された直流電力が供給される対象である。給電対象26は、特に限定されないが、本実施形態においては例えばバッテリやコンデンサ等の蓄電器に電力が蓄電される場合が想定され、コンデンサ260が示されている。なお、給電対象26は、コンデンサ260に替えて、例えばモータ等のアクチュエータなど電力を消費する負荷であってもよい。また、図1においては、給電対象26が受電装置20に含まれた構成が示されているが、給電対象は受電装置20に含まれず、受電装置20の外部に設けられていてもよい。
本実施形態においては、送電コイル12と受電コイル21との間の電磁誘導により受電コイル21の両端に電圧が生じ、当該電圧に応じた電力が給電対象26に供給される。ここで、仮に受電装置20が電圧電流変換回路23Aを備えていなかった場合、給電対象26から見て受電コイル21は定電圧源としてふるまうため、給電対象26のインピーダンスに応じて給電対象26に供給される電流の電流量が異なることとなる。例えば、給電対象26のインピーダンスが高い場合は、給電対象26に流れる電流量は比較的少ないが、当該インピーダンスが低い場合は、給電対象26に大電流が流れるおそれがある。従って、このような大電流を考慮して受電装置20の部品等を選定する必要が生じ、コストアップを招くという問題がある。
この点、本実施形態に係る受電装置20は、電圧電流変換回路23Aを備えることにより、受電コイル21の両端に生じた電圧が電流に変換されて給電対象26に供給されることとなる。言い換えると、給電対象26から見て受電コイル21が定電流源としてふるまうこととなる。図2を参照して、この点についてさらに説明する。
図2は、電圧電流変換回路23Aの機能を説明するための図である。なお、図2では、説明の簡単のため、受電装置20が備える構成のうち、共振コンデンサ22、整流回路24、及び平滑回路25が省略されている。
電圧電流変換回路23Aにおいて、素子230(第1素子)は、一端が第1端子T1に接続され、他端が素子231の一端に接続される。素子231(第2素子)は、一端が素子230の他端に接続され、他端が第2端子T2に接続される。素子232(第3素子)は、一端が素子230の他端及び素子231の一端に接続され、他端が第3端子T3及び第4端子T4に接続される。
素子230〜232のインピーダンスをそれぞれZ1〜Z3とし、給電対象26のインピーダンスをZL(以下、「負荷インピーダンスZL」ともいう。)とする。また、受電コイル21の両端に生じる電圧をV1、受電コイル21に流れる電流をI1、給電対象26の両端に印加される電圧をVL、給電対象26に流れる電流をILとする。電圧VL及び電流ILは、仕様として定められた給電対象26への供給電圧及び供給電流としても得られるものである。
まず、素子230のインピーダンスZ1と素子232のインピーダンスZ3の和がゼロとなり、素子231のインピーダンスZ2と素子232のインピーダンスZ3の和がゼロとなるように素子230〜232の定数を定める。すなわち、インピーダンスZ1〜Z3は、式(1)及び式(2)を満たす。
Figure 2021058049
Figure 2021058049
また、電圧V1は、電流I1及び電流ILを用いて以下のように表される。
Figure 2021058049
上記式(1)より、式(3)は以下のように変形される。
Figure 2021058049
ここから、給電対象26に流れる電流ILの電流量は、受電コイル21に生じる電圧V1の大きさに比例し、電圧電流変換回路23Aにより電圧が電流に変換されることが分かる。
また、インピーダンスZ1〜Z3の絶対値は、いずれも負荷インピーダンスZLの絶対値と等しくなるように定められ、式(5)を満たす。
Figure 2021058049
ここで、負荷インピーダンスZLの最小値は式(6)を満たす。
Figure 2021058049
素子231には電流ILが流れるため、上記式(5)より、素子231のインピーダンスZ2は式(7)により定められる。
Figure 2021058049
上記式(1)、式(2)及び式(7)より、素子230のインピーダンスZ1及び素子232のインピーダンスZ3は、それぞれ式(8)及び式(9)により定められる。
Figure 2021058049
Figure 2021058049
なお、実際の受電装置20においては、図1に示されるように、電圧電流変換回路23Aの後段に整流回路24及び平滑回路25等が含まれるため、これらの回路において電圧損失が生じる。従って、給電対象26に所望の電流を流すためには、負荷インピーダンスZLをより低く見積もる必要がある。
具体的に、整流回路24及び平滑回路25における電圧損失を考慮した場合に、給電対象26の両端に印加される電圧をVLX(VLX<VL)とする。整流回路24に供給される交流電流が正弦波であると仮定し、整流回路24に含まれるダイオードの順電圧(順方向電流を流したときのダイオードの電圧降下)をVfとし、平滑回路25の入力周波数における平滑回路25での入出力の電圧比をα(0<α<1)とする。電圧VLXの二乗平均平方根(RMS:root mean square)は、以下の式(10)により表される。
Figure 2021058049
例えば平滑回路25のカットオフ周波数(すなわち、通過特性が−3dBとなる周波数)では、電圧比αは0.7程度となる。一般的に、カットオフ周波数では減衰量が十分に確保されないため、例えば通過特性が−6dB〜−20dB程度の領域で高周波を減衰させることが多い。従って、例えば通過特性が−10dB(減衰率70%、α≒0.3)である点を基準として、±20%の範囲を含む減衰率50〜90%(α≒0.5〜0.1)として算出される電圧VLXを用いてインピーダンスZ1〜Z3を設定することが好ましい。
すなわち、インピーダンスZ1〜Z3の絶対値は、設計値VL/ILの10〜50%の範囲に含まれるように設計されることが好ましい。これにより、給電対象26に供給される電流の制御の精度が向上する。なお、上記式(10)において、ダイオードの順電圧Vfは、ダイオードが十分な性能であったり、電圧VLが十分に高ければ、無視できる程度に小さい値である。
図3A及び図3Bは、電圧電流変換回路23Aの構成例を示す図である。電圧電流変換回路23Aは、例えば図3Aに示されるように、素子230,231がそれぞれコンデンサC1,C2により構成され、素子232がコイルL1により構成されたC−L−CのT型回路であってもよい。あるいは、電圧電流変換回路23Aは、図3Bに示されるように、素子230,231がそれぞれコイルL2,L3により構成され、素子232がコンデンサC3により構成されたL−C−LのT型回路であってもよい。
なお、電圧電流変換回路23AがC−L−CのT型回路により構成される場合、例えばコンデンサC1と共振コンデンサ22はまとめて1つのコンデンサとして形成されてもよい。
上述のとおり、受電装置20は、電圧電流変換回路23Aを備えることにより、受電コイル21の両端に生じた電圧が電流に変換されて給電対象26に供給される。これにより、本実施形態では、給電対象26から見て受電コイル21が定電流源としてふるまうこととなる。すなわち、本実施形態によると、給電対象26のインピーダンスによらず給電対象26に流れる電流の電流量を一定とすることができる。
また、電圧電流変換回路23Aは、能動素子を用いることなく3つの受動素子により構成される。従って、例えばDC−DCコンバータや演算装置等を用いて給電対象に流れる電流を一定に制御する構成に比べて、受電装置20の小型化及び安定化を図ることができ、加えてコストを抑えることができる。
さらに、例えば給電対象26がバッテリである場合、当該バッテリの充電が空の状態において定電圧がかかると、バッテリに瞬間的に大電流が流れるおそれがある。この点、本実施形態によれば、このような大電流の発生が抑制され、受電装置20の安全性が向上する。
加えて、電圧電流変換回路23Aは、ハイパスフィルタ回路とローパスフィルタ回路を組み合わせた構成である。従って、本実施形態によると、受電コイル21が受電したノイズの給電対象26への流入を遮断することができる。
図4は、電圧電流変換回路の他の構成例である電圧電流変換回路23Bの機能を説明するための図である。なお、図4では、図2と同様に、受電装置20が備える構成のうち、共振コンデンサ22、整流回路24、及び平滑回路25が省略されている。また、以下の説明においては上述の実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については実施形態毎には逐次言及しない。
電圧電流変換回路23Bは、いわゆるπ型回路を構成する3つの素子233〜235を備える。具体的に、素子233(第4素子)は、一端が第1端子T1に接続され、他端が第2端子T2に接続される。素子234(第5素子)は、一端が第1端子T1に接続され、他端が第3端子T3に接続される。素子235(第6素子)は、一端が第2端子T2に接続され、他端が第4端子T4に接続される。
素子233〜235のインピーダンスをそれぞれZ4〜Z6とする。まず素子233のインピーダンスZ4と素子234のインピーダンスZ5の和がゼロとなり、素子233のインピーダンスZ4と素子235のインピーダンスZ6の和がゼロとなるように、素子233〜235の定数を定める。すなわち、インピーダンスZ4〜Z6は、式(11)及び式(12)を満たす。
Figure 2021058049
Figure 2021058049
また、インピーダンスZ4〜Z6の絶対値は、いずれも負荷インピーダンスZLの絶対値と等しくなるように定められ、式(13)を満たす。
Figure 2021058049
素子235の両端には電圧VLが印加されるため、上記式(13)より、素子235のインピーダンスZ6は下記式(14)により定められる。
Figure 2021058049
上記式(11)、式(12)及び式(14)より、素子233のインピーダンスZ4及び素子234のインピーダンスZ5は、それぞれ下記式(15)及び式(16)により定められる。
Figure 2021058049
Figure 2021058049
なお、上述の電圧電流変換回路23Aと同様に、インピーダンスZ4〜Z6の絶対値は、上記式(10)から算出されるように、設計値VL/ILの10〜50%の範囲に含まれるように設定することが好ましい。
図5A及び図5Bは、電圧電流変換回路23Bの構成例を示す図である。電圧電流変換回路23Bは、例えば図5Aに示されるように、素子233がコンデンサC4により構成され、素子234,235がそれぞれコイルL4,L5により構成されたL−C−Lのπ型回路であってもよい。あるいは、電圧電流変換回路23Bは、図5Bに示されるように、素子233がコイルL6により構成され、素子234,235がそれぞれコンデンサC5,C6により構成されたC−L−Cのπ型回路であってもよい。
このように、受電装置20は、電圧電流変換回路23Bを備える場合であっても、上述の電圧電流変換回路23Aを備える場合と同様の効果を得ることができる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
例えば、上述の受電装置20は、受電コイル21と共振コンデンサ22が直列接続された例が示されているが、これらの受電コイルと共振コンデンサは並列接続されていてもよい。このことは、送電装置10においても同様である。
1…無線給電システム、10…送電装置、11…電源回路、12…送電コイル、13…共振コンデンサ、20…受電装置、21…受電コイル、22…共振コンデンサ、23A,23B…電圧電流変換回路、24…整流回路、25…平滑回路、26…給電対象、230〜235…素子、240〜243…ダイオード、250…コイル、251…コンデンサ、260…コンデンサ、C1〜C6…コンデンサ、L1〜L6…コイル、T1…第1端子、T2…第2端子、T3…第3端子、T4…第4端子

Claims (6)

  1. 送電コイルから送電される電力を受電する受電コイルと、
    前記受電コイルが受電した電力に応じた電圧を電流に変換する電圧電流変換回路と、
    前記電圧電流変換回路の出力電流を整流する整流回路と、
    前記整流回路の出力電流を平滑化して給電対象に供給する平滑回路と、を備える、
    受電装置。
  2. 前記電圧電流変換回路は、
    一端が第1端子に接続された第1素子と、
    一端が前記第1素子の他端に接続され、他端が第2端子に接続された第2素子と、
    一端が前記第1素子の他端及び前記第2素子の一端に接続され、他端が第3端子及び第4端子に接続された第3素子と、
    を含むT型回路を有し、
    前記第1素子のインピーダンスと前記第3素子のインピーダンスの和がゼロであり、前記第2素子のインピーダンスと前記第3素子のインピーダンスの和がゼロである、
    請求項1に記載の受電装置。
  3. 前記給電対象への供給電圧をVLとし、前記給電対象への供給電流をILとすると、前記第1乃至第3素子のインピーダンスの絶対値は、それぞれVL/ILの10〜50%の範囲に含まれる、
    請求項2に記載の受電装置。
  4. 前記電圧電流変換回路は、
    一端が第1端子に接続され、他端が第2端子に接続された第4素子と、
    一端が前記第1端子に接続され、他端が第3端子に接続された第5素子と、
    一端が前記第2端子に接続され、他端が第4端子に接続された第6素子と、
    を含むπ型回路を有し、
    前記第4素子のインピーダンスと前記第5素子のインピーダンスの和がゼロであり、前記第4素子のインピーダンスと前記第6素子のインピーダンスの和がゼロである、
    請求項1に記載の受電装置。
  5. 前記給電対象への供給電圧をVLとし、前記給電対象への供給電流をILとすると、前記第4乃至第6素子のインピーダンスの絶対値は、それぞれVL/ILの10〜50%の範囲に含まれる、
    請求項4に記載の受電装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の受電装置と、
    前記送電コイル及び当該送電コイルに電源電圧を供給する電源回路を備える送電装置と、を備える、
    無線給電システム。
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