JP2021057981A - 固着検出装置および固着検出方法 - Google Patents

固着検出装置および固着検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2021057981A
JP2021057981A JP2019179157A JP2019179157A JP2021057981A JP 2021057981 A JP2021057981 A JP 2021057981A JP 2019179157 A JP2019179157 A JP 2019179157A JP 2019179157 A JP2019179157 A JP 2019179157A JP 2021057981 A JP2021057981 A JP 2021057981A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
relay
sticking
secondary side
unit
relays
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019179157A
Other languages
English (en)
Inventor
岳人 岩永
Takehito Iwanaga
岳人 岩永
雄太 黒柳
Yuta Kuroyanagi
雄太 黒柳
柴田 光
Hikari Shibata
光 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP2019179157A priority Critical patent/JP2021057981A/ja
Publication of JP2021057981A publication Critical patent/JP2021057981A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Protection Of Static Devices (AREA)
  • Direct Current Feeding And Distribution (AREA)

Abstract

【課題】2次側のリレーの開固着を高精度に検出することができる固着検出装置および固着検出方法を提供すること。【解決手段】実施形態に係る固着検出装置は、検出部と、判定部とを備える。検出部は、主電池から負荷までの電路において、寄生ダイオードの向きを互いに逆にして直列接続された2つのリレーの接続箇所における電圧を検出する。判定部は、2つのリレーのうち、1次側のリレーをオフ、かつ、2次側のリレーをオンするリレー指示が行われた場合に、検出部における電圧の検出結果に基づいて2次側のリレーの開固着を判定する。【選択図】図2

Description

本発明は、固着検出装置および固着検出方法に関する。
従来、主電池から負荷までの電路において、2つのリレーが寄生ダイオードの向きを互いに逆にして直列接続される電源回路がある。この種の電源回路では、例えば、手動運転時には、2つのリレーをオンして主電池から負荷へ電力を供給し、自動運転時には、2つのリレーをオフし、別電路にて変圧して負荷へ電力を供給する技術がある。
特開2010−4693号公報
しかしながら、従来技術では、負荷側である2次側のリレーの開固着を高精度に検出することができないおそれがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、2次側のリレーの開固着を高精度に検出することができる固着検出装置および固着検出方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る固着検出装置は、検出部と、判定部とを備える。前記検出部は、主電池から負荷までの電路において、寄生ダイオードの向きを互いに逆にして直列接続された2つのリレーの接続箇所における電圧を検出する。前記判定部は、前記2つのリレーのうち、1次側のリレーをオフ、かつ、2次側のリレーをオンするリレー指示が行われた場合に、前記検出部における前記電圧の検出結果に基づいて前記2次側のリレーの開固着を判定する。
本発明によれば、2次側のリレーの開固着を高精度に検出することができる。
図1Aは、実施形態に係る固着検出方法の概要を示す図である。 図1Bは、実施形態に係る固着検出方法の概要を示す図である。 図1Cは、実施形態に係る固着検出方法の概要を示す図である。 図1Dは、実施形態に係る固着検出方法の概要を示す図である。 図1Eは、実施形態に係る固着検出方法の概要を示す図である。 図2は、実施形態に係る固着検出装置の構成を示すブロック図である。 図3は、固着情報を示す図である。 図4は、開固着を判定する処理を示す図である。 図5Aは、開固着を判定する処理を示す図である。 図5Bは、開固着を判定する処理を示す図である。 図6は、実施形態に係る固着検出装置が実行する処理の手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、実施形態に係る固着検出装置および固着検出方法を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
まず、図1A〜図1Eを用いて、実施形態に係る固着検出方法の概要について説明する。図1A〜図1Eは、実施形態に係る固着検出方法の概要を示す図である。図1A〜図1Eでは、車両の自動運転システムにおける電源回路を示している。
図1A〜図1Eに示すように、自動運転システムにおける電源回路は、PbB10と、負荷11と、DCDCコンバータ12と、LiB13と、2つのリレーR1,R2とを備える。
PbB10は、鉛バッテリであり、負荷11の主な電源となる。つまり、PbB10は、主電池である。PbB10は、2つのリレーR1,R2を通る電路、もしくは、DCDCコンバータ12を通る電路のいずれかの電路を経由して負荷11へ電力を供給する。
負荷11は、車両に設けられた電子機器である。例えば、負荷11は、車両における電装品や、電装品を制御する制御装置、走行に関する制御装置、自動運転を制御する制御装置等といった電力を消費する機器全般である。また、負荷11には、手動運転時にのみ動作する負荷や、自動運転時にのみ動作する負荷、手動運転および自動運転のいずれでも動作する負荷が含まれる。
DCDCコンバータ12は、PbB10から供給される直流電流を負荷11に応じて昇圧または降圧する。DCDCコンバータ12は、PbB10から負荷11までの電路に設けられ、負荷11に対して2つのリレーR1,R2と並列接続される。
LiB13は、リチウムイオンバッテリであり、負荷11の補助的な電源である。つまり、LiB13は、補助電池である。LiB13は、負荷11に対してPbB10と並列接続される。
2つのリレーR1,R2は、例えば、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)等の半導体スイッチで構成される。具体的には、2つのリレーR1,R2は、それぞれスイッチ部と寄生ダイオードとを有し、スイッチ部と寄生ダイオードとが並列接続される。
また、2つのリレーR1,R2は、主電池であるPbB10から負荷11までの電路において、寄生ダイオードの向きを互いに逆にして直列接続される。具体的には、リレーR1は、1次側のリレーであり、一端がPbB10に接続され、他端がリレーR2の一端に接続される。また、リレーR2は、2次側のリレーであり、他端が負荷11に接続される。
また、リレーR1の寄生ダイオードは、カソードがPbB10に接続され、アノードがリレーR2に接続される。また、リレーR2の寄生ダイオードは、アノードがリレーR1に接続され、カソードが負荷11に接続される。つまり、2つのリレーR1,R2それぞれの寄生ダイオードは、互いのアノードが内側を向き、カソードが外側を向くように配置される。
ここで、図1A〜図1Cを用いて、手動運転時および自動運転時における回路構成について説明する。なお、図1A〜図1C、および、後述する図1Dおよび図1Eでは、電流が流れる電路を太字で示している。また、図1Aでは、手動運転時における回路構成を示し、図1Bでは、自動運転時における回路構成を示し、図1Cでは、2次側のリレーR2が開固着時の回路構成を示している。
図1Aに示すように、手動運転時には、2つのリレーR1,R2は、ともにオンされる。これにより、PbB10は、2つのリレーR1,R2を通る電路により負荷11へ電力を供給する。なお、このとき、DCDCコンバータ12の電路には、電流が流れないため
、DCDCコンバータ12は、駆動しない。また、手動運転時は、PbB10のみで電源供給可能であるため、LiB13は、PbB10が正常時には使用せず(電力を供給せず)、PbB10が異常時に使用する。
一方、図1Bに示すように、自動運転時には、2つのリレーR1,R2は、ともにオフされる。これにより、2つのリレーR1,R2を通る電路は電流が流れないため、PbB10は、DCDCコンバータ12を介して負荷11へ電力を供給する。このとき、DCDCコンバータ12は、負荷11に応じた電圧となるように昇圧または降圧する。
つまり、図1Aおよび図1Bに示すように、リレーR1,R2のオンおよびオフを切り替えることで、手動運転および自動運転における電路を切り替える。
ここで、図1Cに示すように、2次側のリレーR2に開固着が生じたとする。この場合、自動運転から手動運転に切り替えるとき、つまり、2つのリレーR1,R2をオフからオンに切り替えるときに、開固着したリレーR2はオンにならずにオフのままとなる。
しかしながら、1次側のリレーR1が正常に駆動していれば、2次側のリレーR2の寄生ダイオードを通って負荷11へ電力が供給されることとなるため、2次側のリレーR2の寄生ダイオードが発熱する等の故障が生じるおそれがあった。このため、従来、2次側のリレーR2の開固着を高精度に検出することが望まれていた。
そこで、実施形態に係る固着検出方法では、直列接続された2つのリレーR1,R2の接続箇所における電圧に基づいて2次側のリレーR2の開固着を検出する。実施形態に係る固着検出方法について図1Dおよび図1Cを用いて説明する。
図1Dおよび図1Eに示すように、実施形態に係る固着検出方法では、2つのリレーR1,R2のうち、1次側のリレーR1をオフ、かつ、2次側のリレーR2をオンするリレー指示が行われた場合に、2つのリレーR1,R2の接続箇所における電圧の検出結果に基づいて2次側のリレーR2の開固着を判定する。
例えば、図1Dに示すように、2次側のリレーR2の開固着が無い場合、固着検出装置1が上記のリレー指示を出せば、1次側のリレーR1がオフ、2次側のリレーR2がオンになる。これにより、PbB10は、1次側のリレーR1の寄生ダイオードおよび2次側のリレーR2を介して負荷11へ電力が供給される。
つまり、図1Dに示すように、2次側のリレーR2が正常であれば、2つのリレーR1,R2の接続箇所において電圧が検出される。従って、実施形態に係る固着検出装置1は、2つのリレーR1,R2の接続箇所において電圧が検出された場合、2次側のリレーR2が開固着していないと判定する。
一方、図1Eに示すように、2次側のリレーR2の開固着が有る場合、固着検出装置1が上記のリレー指示を出せば、1次側のリレーR1がオフ、2次側のリレーR2がオフになる。つまり、開固着した2次側のリレーR2がオフに固着してしまいオンにならない。
従って、2つのリレーR1,R2の電路を電流が流れず、2つのリレーR1,R2の接続箇所において電圧が検出されない。すなわち、実施形態に係る固着検出装置1は、2つのリレーR1,R2の接続箇所において電圧が検出されない場合、2次側のリレーR2が開固着していると判定する。
このように、実施形態に係る固着検出方法によれば、2次側のリレーR2の開固着を高精度に検出することができる。
次に、図2を用いて、実施形態に係る固着検出装置1の構成例について説明する。図2は、実施形態に係る固着検出装置1の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、実施形態に係る固着検出装置1は、自動運転制御装置100と、2つのリレーR1,R2と、電圧センサ200とに接続される。
自動運転制御装置100は、自動運転の全体制御を行う制御装置である。具体的には、自動運転制御装置100は、自動運転および手動運転に応じて負荷11を制御する。自動運転制御装置100は、自動運転および手動運転の切り替えを行う場合に、リレーR1,R2のオンおよびオフ構成を切り替える切替要求を固着検出装置1へ出力する。
電圧センサ200は、2つのリレーR1,R2の接続箇所における電圧を計測するセンサである。電圧センサ200は、計測結果を固着検出装置1へ出力する。
実施形態に係る固着検出装置1は、制御部2と、記憶部3とを備える。制御部2は、受付部21、指示部22、検出部23、判定部24、記憶処理部25および通知部26を備える。記憶部3は、固着情報31を記憶する。
ここで、固着検出装置1は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、データフラッシュ、HDD(Hard Disk Drive)、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種の回路を含む。
コンピュータのCPUは、たとえば、ROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、制御部2の受付部21、指示部22、検出部23、判定部24、記憶処理部25および通知部26として機能する。
また、制御部2の受付部21、指示部22、検出部23、判定部24、記憶処理部25および通知部26の少なくともいずれか一つまたは全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成することもできる。
また、記憶部3は、たとえば、RAMや、データフラッシュ、HDDに対応する。RAMや、データフラッシュ、HDDは、固着情報31や、各種プログラムの情報等を記憶することができる。なお、固着検出装置1は、有線や無線のネットワークで接続された他のコンピュータや可搬型記録媒体を介して上記したプログラムや各種情報を取得することとしてもよい。
記憶部3に記憶される固着情報31は、2次側のリレーR2に開固着があったことを示す情報であり、後述の記憶処理部25によって記憶、更新される。図3は、固着情報31の一例を示す図である。
図3に示すように、固着情報31は、「異常ID」、「検出時刻」および「制御状態」といった項目を含む。「異常ID」は、2次側のリレーR2の異常、すなわち、開固着を識別する識別情報である。
「検出時刻」は、開固着が検出された時刻に関する情報である。「制御状態」は、開固着が検出された際の車両の制御状態を示す情報である。図3に示す例において、「手→自切替時」とは、手動運転から自動運転に切り替える際に開固着が検出されたことを示す。「手動運転中」とは、手動運転中に開固着が検出されたことを示す。
次に、制御部2の各機能(受付部21、指示部22、検出部23、判定部24、記憶処理部25および通知部26)について説明する。
受付部21は、各種要求を受け付ける。受付部21は、自動運転制御装置100から車両の制御状態の切替要求を受け付ける。具体的には、受付部21は、自動運転から手動運転への切り替え、もしくは、手動運転から自動運転への切り替えを要求する切替要求を受け付ける。
指示部22は、受付部21が切替要求を受け付けた場合に、切り替え後の制御状態に応じたリレーR1,R2の構成への切り替えを指示する。
具体的には、指示部22は、受付部21によって自動運転から手動運転への切り替えを要求する切替要求が受け付けられた場合、手動運転のリレーR1,R2の構成への切り替えを指示する。つまり、指示部22は、2つのリレーR1,R2をオンへ切り替える指示を出す。
また、指示部22は、受付部21によって手動運転から自動運転への切り替えを要求する切替要求が受け付けられた場合、自動運転のリレーR1,R2の構成への切り替えを指示する。つまり、指示部22は、2つのリレーR1,R2をオフへ切り替える指示を出す。
また、指示部22は、2次側のリレーR2の開固着を検出するためのリレー構成への切り替えを指示する。具体的には、指示部22は、1次側のリレーR1をオフ、2次側のリレーR2をオンするリレー指示を出す。
指示部22によりリレー指示が出力されるタイミングは、例えば、以下の4通りが考えられる。
(1)手動運転中
(2)自動運転中
(3)手動運転→自動運転への切替時
(4)自動運転→手動運転への切替時
<(1)手動運転中>
手動運転中は、2つのリレーR1,R2は、ともにオンのため、指示部22は、一旦、2つのリレーR1,R2をオフにした後、2次側のリレーR2のみをオンするリレー指示を出す。そして、指示部22は、判定部24による判定が終わり次第、1次側のリレーR1をオンする指示を出す。
<(2)自動運転中>
自動運転中は、2つのリレーR1,R2は、ともにオフのため、指示部22は、2次側のリレーR2のみをオンするリレー指示を出す。そして、指示部22は、判定部24による判定が終わり次第、2次側のリレーR2をオフする指示を出す。
<(3)手動運転→自動運転への切替時>
手動運転から自動運転への切替時、すなわち、2つのリレーR1,R2をオンからオフに切り替える際に上記したリレー指示を出す。具体的には、指示部22は、まず、2つのリレーR1,R2をオンからオフに切り替える指示を出し、その後、2次側のリレーR2のみを一時的にオンするリレー指示を出す。そして、指示部22は、判定部24による判定が終わり次第、2次側のリレーR2をオフする指示を出す。
<(4)自動運転→手動運転への切替時>
自動運転から手動運転への切替時、すなわち、2つのリレーR1,R2をオフからオンに切り替える際に上記したリレー指示を出す。具体的には、指示部22は、2つのリレーR1,R2をオンに切り替える前に、まず、2次側のリレーR2のみをオンするリレー指示を出す。そして、指示部22は、判定部24による判定が終わり次第、1次側のリレーR1をオンする指示を出す。
検出部23は、2つのリレーR1,R2の接続箇所における電圧を検出する。具体的には、検出部23は、電圧センサ200の計測結果に基づいて電圧を検出する。検出部23は、電圧の検出結果を判定部24へ通知する。
判定部24は、検出部23の検出結果に基づいて2次側のリレーR2の開固着を判定する。具体的には、判定部24は、指示部22によって1次側のリレーR1をオフ、かつ、2次側のリレーR2をオンするリレー指示が行われた場合に、検出部23における電圧の検出結果に基づいて2次側のリレーR2の開固着を判定する。
例えば、判定部24は、上述したリレー指示が行われた場合に、検出部23によって電圧が検出されたとき、2次側のリレーR2が開固着していないと判定する。一方、判定部24は、上述したリレー指示が行われた場合に、検出部23によって電圧が検出されないとき、2次側のリレーR2が開固着していると判定する。
判定部24は、判定結果を記憶処理部25および通知部26へ通知する。
記憶処理部25は、判定部24によって2次側のリレーR2が開固着していると判定された場合、当該開固着の情報を固着情報31として記憶部3に記憶する。なお、記憶処理部25は、2次側のリレーR2が開固着していない場合も固着情報31として記憶してもよい。
通知部26は、判定部24によって2次側のリレーR2が開固着していると判定された場合、例えば、運転者等の乗員へ異常であることを示す異常通知を行う。これにより、運転者に対してシステムに異常がある旨を通知できる。異常通知は、スピーカを介して音声出力されてもよく、ディスプレイ等に画面表示されてもよい。
ここで、図4〜図5Bを用いて、手動運転から自動運転への切り替えの際に開固着を判定する場合について具体的に説明する。図4〜図5Bは、開固着を判定する処理を示す図である。
図4の上段に示すように、手動運転時、2つのリレーR1,R2は、ともにオンになっている。そして、図4の下段に示すように、指示部22は、受付部21が手動運転から自動運転への切替要求を自動運転制御装置100から受け付けた場合、自動運転を開始するために2つのリレーR1,R2をオンからオフに切り替える指示を出してリレー構成を切り替える。
つづいて、図5Aの上段に示すように、指示部22は、2次側のリレーR2のみを一時的にオンするリレー指示を出す。そして、判定部24は、当該リレー指示が行われた場合に、電圧が検出されて開固着が無いと判定したとする。
指示部22は、判定部24によって開固着が無いと判定された場合、2次側のリレーR2をオフする指示を出す。これにより、2つのリレーR1,R2がともにオフとなり、自動運転制御装置100による自動運転が開始する。
一方、図5Bの上段に示すように、指示部22は、2次側のリレーR2のみを一時的にオンするリレー指示を出された場合に、判定部24が、電圧が検出されず開固着が有ると判定したとする。
指示部22は、判定部24によって開固着が有ると判定された場合、2次側のリレーR2をオフする指示を出す。そして、自動運転制御装置100は、手動運転の制御を開始する。
つまり、指示部22は、2次側のリレーR2が開固着しているため、自動運転のリレー構成(2つのリレーR1,R2がオン)で、手動運転を行わせる。これにより、負荷11への電力供給が途絶えることなく手動運転により退避走行等を行わせることができる。
図4〜図5Bで示したように、判定部24は、自動運転の開始前に、開固着の判定を行う。これにより、2次側のリレーR2に開固着があった場合には、自動運転への切り替えを行わずに手動運転させることで、安全性を高めることができる。
次に、図6を用いて、実施形態に係る固着検出装置1が実行する処理の手順について説明する。図6は、実施形態に係る固着検出装置1が実行する処理の手順を示すフローチャートである。
図6に示すように、受付部21は、自動運転要求、すなわち、手動運転から自動運転への切替要求を受け付ける(ステップS101)。
つづいて、指示部22は、手動運転から自動運転への切替要求を受け付けた場合、1次側のリレーR1および2次側のリレーR2をともに、オンからオフに切り替える指示をだす(ステップS102)。
指示部22は、1次側のリレーR1および2次側のリレーR2がともにオフになったか否かを判定する(ステップS103)。例えば、指示部22は、検出部23によって電圧が検出されるか否かを判定する。
指示部22は、1次側のリレーR1および2次側のリレーR2がともにオフになった場合(ステップS103:Yes)、すなわち、検出部23によって電圧が検出されなくなった場合、2次側のリレーR2をオンするリレー指示を出す(ステップS104)。
なお、指示部22は、1次側のリレーR1および2次側のリレーR2がともにオフにならない場合(ステップS103:No)、すなわち、検出部23によって電圧が検出されている場合、ステップS103を繰り返す。
なお、判定部24は、ステップS103において、1次側のリレーR1および2次側のリレーR2がともにオフにならない時間が所定時間以上となった場合、1次側のリレーR1および2次側のリレーR2が閉固着であると判定してもよい。
つづいて、検出部23は、指示部22によってリレー指示が行われた場合、2つのリレーR1,R2の接続箇所における電圧が検出されたか否かを判定する(ステップS105)。
判定部24は、検出部23によって電圧が検出された場合(ステップS105:Yes)、2次側のリレーR2の開固着が無いと判定する(ステップS106)。
つづいて、指示部22は、判定部24によって開固着が無いと判定された場合、2次側のリレーR2をオフする(ステップS107)。そして、固着検出装置1は、自動運転制御装置100に自動運転を開始させ(ステップS108)、処理を終了する。
一方、判定部24は、検出部23によって電圧が検出されない場合(ステップS105:No)、2次側のリレーR2の開固着が有ると判定する(ステップS109)。
つづいて、記憶処理部25は、判定部24の判定結果を固着情報31として記憶部3に記憶する(ステップS110)。
つづいて、通知部26は、2次側のリレーR2が開固着していることを示す異常通知を行う(ステップS111)。
つづいて、指示部22は、2次側のリレーR2をオフする指示を出す(ステップS112)。そして、固着検出装置1は、自動運転制御装置100に手動運転を開始させ(ステップS113)、処理を終了する。
上述してきたように、実施形態に係る固着検出装置1は、検出部23と、判定部24とを備える。検出部23は、PbB10から負荷11までの電路において、寄生ダイオードの向きを互いに逆にして直列接続された2つのリレーR1,R2の接続箇所における電圧を検出する。判定部24は、2つのリレーR1,R2のうち、1次側のリレーR1をオフ、かつ、2次側のリレーR2をオンするリレー指示が行われた場合に、検出部23における電圧の検出結果に基づいて2次側のリレーR2の開固着を判定する。これにより、2次側のリレーR2の開固着を高精度に検出することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 固着検出装置
2 制御部
3 記憶部
10 PbB
11 負荷
12 DCDCコンバータ
13 LiB
21 受付部
22 指示部
23 検出部
24 判定部
25 記憶処理部
26 通知部
31 固着情報
100 自動運転制御装置
200 電圧センサ
R1,R2 リレー

Claims (6)

  1. 主電池から負荷までの電路において、寄生ダイオードの向きを互いに逆にして直列接続された2つのリレーの接続箇所における電圧を検出する検出部と、
    前記2つのリレーのうち、1次側のリレーをオフ、かつ、2次側のリレーをオンするリレー指示が行われた場合に、前記検出部における前記電圧の検出結果に基づいて前記2次側のリレーの開固着を判定する判定部と
    を備えることを特徴とする固着検出装置。
  2. 自動運転への切り替え要求があった場合に前記2つのリレーをオフにすることで、前記負荷へ電力を補助的に供給する補助電池が前記主電池に対して並列接続され、
    前記判定部は、
    前記自動運転の開始前に、前記開固着の判定を行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の固着検出装置。
  3. 前記判定部は、
    前記自動運転を開始するために前記2つのリレーをオフにする指示があった後に、前記2次側のリレーのみを一時的にオンするリレー指示が行われた場合に、前記開固着の判定を行うこと
    を特徴とする請求項2に記載の固着検出装置。
  4. 前記判定部は、
    前記検出部によって前記電圧が検出されない場合、前記2次側のリレーが開固着であると判定すること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の固着検出装置。
  5. 前記判定部によって前記2次側のリレーが開固着であると判定された場合に、前記2次側のリレーの異常情報を通知する通知部をさらに備えること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の固着検出装置。
  6. 主電池から負荷までの電路において、直列接続された2つのリレーの接続箇所における電圧を検出する検出工程と、
    前記2つのリレーのうち、1次側のリレーをオフ、かつ、2次側のリレーをオンするリレー指示が行われた場合に、前記検出工程における前記電圧の検出結果に基づいて前記2次側のリレーの開固着を判定する判定工程と
    を含むことを特徴とする固着検出方法。
JP2019179157A 2019-09-30 2019-09-30 固着検出装置および固着検出方法 Pending JP2021057981A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019179157A JP2021057981A (ja) 2019-09-30 2019-09-30 固着検出装置および固着検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019179157A JP2021057981A (ja) 2019-09-30 2019-09-30 固着検出装置および固着検出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021057981A true JP2021057981A (ja) 2021-04-08

Family

ID=75271300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019179157A Pending JP2021057981A (ja) 2019-09-30 2019-09-30 固着検出装置および固着検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021057981A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113533956A (zh) * 2021-08-11 2021-10-22 珠海拓芯科技有限公司 一种粘连检测电路与方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113533956A (zh) * 2021-08-11 2021-10-22 珠海拓芯科技有限公司 一种粘连检测电路与方法
CN113533956B (zh) * 2021-08-11 2024-05-10 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种粘连检测电路与方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10690724B2 (en) Power supply protective device, power supply device and switch failure diagnosing method
EP1868274A1 (en) Battery pack, and battery protecting method
JP5855699B2 (ja) 電磁接触器の溶着検出機能を有するモータ駆動装置
JP2015095442A (ja) スイッチ診断装置、スイッチ回路及びスイッチ診断方法
JP2019504451A (ja) デューティ制御を用いた効果的なバッテリセルのバランシング方法及びシステム
JP6376422B2 (ja) 充放電装置
JP6311357B2 (ja) 防止装置
KR101558680B1 (ko) 배터리 제어 장치 및 방법
JP2021057981A (ja) 固着検出装置および固着検出方法
JP2006136161A (ja) 電動車輌のコンタクタ異常検出装置、コンタクタ異常検出方法、プログラム及びコンピュータ可読記録媒体
JP2007267545A (ja) 制御装置
JP2019083393A (ja) 半導体リレー故障検出装置
TWI624133B (zh) Charge and discharge balance control device and method
JP2006238514A (ja) 無停電電源装置
US9197130B2 (en) Regulator device having degradation detection
JP2023543914A (ja) 電源装置及びその電源装置の電界効果トランジスタをチェックする方法
JP2005102471A (ja) 車両用突入電流制限型電源スイッチ回路
JP7186154B2 (ja) 電源制御装置および電源制御方法
JP6517024B2 (ja) 試験装置及び試験方法
JP2006166534A (ja) 電源装置
US10673228B2 (en) Unit
JP2011008924A (ja) 燃料電池システム、燃料電池システムの通電処理方法、燃料電池の初期性能改善用電流値探出方法及び燃料電池
JP2018064321A (ja) 車両電源装置及び車両電源装置の制御方法
US20160352110A1 (en) Voltage difference correction device and voltage difference correction method
JP2021065055A (ja) 電源制御装置および検知方法