JP2021055991A - 排水機構、及び、それを備える空調システム - Google Patents

排水機構、及び、それを備える空調システム Download PDF

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慧太 北川
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Hiromune Matsuoka
弘宗 松岡
晃弘 江口
Akihiro Eguchi
晃弘 江口
善人 松田
Yoshihito Matsuda
善人 松田
太郎 安松
Taro Yasumatsu
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高幹 山本
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高幹 山本
恒久 佐柳
Tsunehisa Sayanagi
恒久 佐柳
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誠将 伊藤
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Abstract

【課題】空調室内機のドレンパンにドレン水が戻ってしまう不具合を抑制する。【解決手段】排水機構60は、ドレンパンから水を吸い上げるドレンポンプに接続される。排水機構60は、ドレンポンプに接続される接続部62aと、第1流路部64と、折返し部65と、第2流路部68と、を備えている。第1流路部64は、接続部62aから上方に延びる。折返し部65は、第1流路部64の上端に接続される第1端65aと、その第1端65aとは反対側の第2端65bとを有している。折返し部65は、内部を流れるドレン水の向きを、上向きから下向きに変える。第2流路部68は、第2端65bから延びる。第2流路部68は、内径が13mm以下の配管である。折返し部65の流路面積は、第2流路部68の流路面積よりも大きい。【選択図】図3A

Description

排水機構、特に、空調室内機のドレンパンから水を吸い上げるドレンポンプに接続される、排水機構に関する。また、その排水機構を備える空調システムに関する。
ドレン排水をポンプによって行う技術が、特許文献1(特開平5−203177号公報)に記載されている。この技術によれば、天井内空間が狭くて十分な配管勾配が得られない場合でも、確実にドレン排水が行われる。
しかし、特許文献1(特開平5−203177号公報)のような構造を採用したとしても、ドレン排水のためのポンプを止めると、天井内のフレキシブルホース等の配管の中のドレン水が逆流する。これにより、空調室内機のドレンパンにドレン水が戻ってしまう不具合が生じることがある。特許文献1(特開平5−203177号公報)の空調室内機では、逆流防止弁を設けているが、この逆流防止弁は詰まることがある。
第1観点の排水機構は、ドレンパンから水を吸い上げるドレンポンプに接続される。ドレンパンは、空調室内機において、水を受ける。排水機構は、ドレンポンプに接続される接続部と、第1流路部と、折返し部と、第2流路部と、を備えている。第1流路部は、接続部から上方に延びる。折返し部は、第1流路部の上端に接続される第1端と、その第1端とは反対側の第2端とを有している。折返し部は、内部を流れる水の向きを、上向きから下向きに変える。第2流路部は、折返し部の第2端から延びる。第2流路部は、内径が13mm以下の配管である。折返し部の流路面積は、第2流路部の流路面積よりも大きい。
第1観点の排水機構では、水の向きを上向きから下向きに変える折返し部を設け、その折返し部の第2端から第2流路部を延ばす構成を採っている。そして、折返し部の流路面積を第2流路部の流路面積よりも大きくしているため、折返し部において空気溜まりが形成されやすくなる。折返し部に空気溜まりが存在すれば、たとえドレンポンプが止まったとしても、第1流路部から折返し部を経由して第2流路部へと流れた水が逆流してくることが抑制される。言い換えると、第1観点の排水機構によれば、空調室内機のドレンパンにドレン水が戻ってしまう不具合が起こりにくい。
なお、第2流路部は、内径が13mm以下の配管なので、可撓性があり、例えば天井裏の空間において障害物を避けながら施工・設置することが容易となる。
第2観点の排水機構は、第1観点の排水機構であって、第2流路部は、湾曲部を含む金属製あるいは樹脂製の管である。
ここでは、第2流路部として、例えば、樹脂製のフレキシブルホースを採用して障害物を避けながら設置したり、銅管を採用したり、ポリ塩化ビニル製のパイプや継手を採用したりする。これらの湾曲部を含む管を採用することで、天井裏などの狭く障害物が多い空間であっても、第2流路部を容易に敷設することができる。
第3観点の排水機構は、第1観点又は第2観点の排水機構であって、第2流路部は、銅管である。
ここでは、第2流路部として、内径が13mm以下の銅管を採用しているので、第2流路部の敷設が更に容易になる。
第4観点の排水機構は、第1観点から第3観点のいずれかの排水機構であって、第1流路部の流路面積は、第2流路部の流路面積よりも大きい。
ここでは、接続部と折返し部とを結ぶ第1流路部の流路面積を、第2流路部の流路面積よりも大きくしている。これにより、ドレンポンプから折返し部までの間における水の流れが滑らかになる。
第5観点の排水機構は、第4観点の排水機構であって、第1流路部の流路面積と、折返し部の流路面積とは、等しい。第1流路部及び折返し部は、連続している。
ここでは、第1流路部及び折返し部は、連続しており、流路面積が等しい。これにより、例えば、1つのフレキシブルホースの一部を第1流路部として使い、そのフレキシブルホースの残りの部分を折返し部として使うことができる。この場合には、部品点数を削減できる。また、施工作業が簡単になる。
第6観点の排水機構は、第1観点から第3観点のいずれかの排水機構であって、第1流路部の流路面積は、折返し部の流路面積よりも小さい。
ここでは、折返し部に比べて流路面積が小さい第1流路部を採用するため、例えば、第1流路部を曲げて施工すれば、空気調和機から離れた所望の場所に折返し部を設置することも可能となる。また、第1流路部が長い場合、コストを抑えられるというメリットも生じる。
第7観点の排水機構は、第1観点から第6観点のいずれかの排水機構であって、折返し部の最高点は、第1流路部の最高点よりも高い位置にあり、且つ、第2流路部の最高点よりも高い位置にある。折返し部の最高点は、折返し部の内部流路の中心線のうち、最も高さが高い点である。第1流路部の最高点は、第1流路部の内部流路の中心線のうち、最も高さが高い点である。第2流路部の最高点は、第2流路部の内部流路の中心線のうち、最も高さが高い点である。
第8観点の排水機構は、第1観点から第7観点のいずれかの排水機構であって、折返し部の内部流路の中心線のうち最も高さが高い最高点と、接続部との高さ方向の距離は、200〜500mmである。
ここでは、ドレンポンプに接続される接続部に対し、200mm以上高い位置に、折返し部の最高点を配置している。これにより、第2流路部から第1流路部へと水が逆流してくることを、より確実に抑えている。また、ここでは、折返し部の最高点の高さを、接続部よりも500mm高い位置、あるいは、接続部よりも500mm高い位置よりも低くなるようにしている。このように、折返し部の高さを無用に高くしていないので、ドレンポンプの容量を抑えることができる。
第9観点の排水機構は、第1観点から第8観点のいずれかの排水機構であって、折返し部の内部流路の中心線のうち最も高さが高い最高点と、第2端との高さ方向の距離は、50〜700mmである。
ここでは、折返し部の最高点と第2端との距離を、50mm以上確保している。これにより、第2流路部から第1流路部へと水が逆流してくることを、より確実に抑えている。また、ここでは、折返し部の最高点と第2端との距離を、700mm以下にしている。これにより、第2端から延びる第2流路部の設置における制約が大きくなり過ぎないようにしている。第2端の高さ位置が低くなると、第2流路部を設置し難くなる。
第10観点の排水機構は、第1観点から第9観点のいずれかの排水機構であって、折返し部は、容器である。
ここでは、折返し部として、管ではなく、容器を採用している。このため、折返し部の流路面積あるいは内部容積を大きくすることが容易である。これにより、折返し部に空気溜まりを存在させることが容易となる。
第11観点の排水機構は、第10観点の排水機構であって、容器は、弾性部材を有する。弾性部材は、その弾性変形によって、容器の内部流路を塞ぐ。
ここでは、ドレンポンプが止まって、仮に折返し部の内部の圧力が下がり、折返し部の空気溜まりが圧力低下によって縮んだとしても、弾性部材が内部流路を塞ぐ。このため、第2流路部から折返し部を経由して第1流路部へと水が逆流してくることが抑制される。
第12観点の排水機構は、第10観点の排水機構であって、容器は、切替部材を有する。切替部材は、内部空間と外部空間との連通状態と非連通状態とを切り替える。切替部材は、容器の内部空間の圧力が所定値未満に下がったときに、非連通状態から連通状態へと切り替わり、容器の外部空間の空気を容器の内部空間に取り込ませる。
ここでは、ドレンポンプが止まって、仮に折返し部の内部の圧力が下がっても、その圧力が所定値未満に下がったときには、切替部材が非連通状態から連通状態へと切り替わる。これにより、容器の外部空間の空気が容器の内部空間に取り込まれ、折返し部の内部の圧力が上がる。したがって、第12観点の排水機構では、第2流路部から折返し部を経由して第1流路部へと水が逆流してくることが抑制されやすい。
第13観点の排水機構は、空調室内機において水を受けるドレンパンから水を吸い上げるドレンポンプ、に接続される。この排水機構は、ドレンポンプに接続される接続部と、第3流路部と、第4流路部と、第5流路部と、第6流路部と、を備える。第3流路部は、接続部から上方に延びる。第4流路部は、第1端と第2端とを有する。第1端は、第3流路部の上端に接続される。第2端は、第1端とは反対側に位置する。第4流路部は、内部を流れる水の向きを、上向きから下向きに変える。第5流路部は、第4流路部の第2端から下方に延びる。第6流路部は、第5流路部から延びる。第6流路部は、内径が13mm以下の配管である。第4流路部及び/又は第5流路部の流路面積は、第6流路部の流路面積よりも大きい。
第13観点の排水機構では、水の向きを上向きから下向きに変える第4流路部を設け、その第4流路部の第2端から第5流路部を延ばし、さらに第5流路部から第6流路部を延ばす構成を採っている。そして、第4流路部及び/又は第5流路部の流路面積を第6流路部の流路面積よりも大きくしているため、第4流路部及び/又は第5流路部において空気溜まりが形成されやすくなる。第4流路部及び/又は第5流路部に空気溜まりが存在すれば、たとえドレンポンプが止まったとしても、第3流路部から第6流路部へと流れた水が逆流してくることが抑制される。言い換えると、第13観点の排水機構によれば、空調室内機のドレンパンにドレン水が戻ってしまう不具合が起こりにくい。
なお、第6流路部は、内径が13mm以下の配管なので、可撓性があり、例えば天井裏の空間において障害物を避けながら施工・設置することが容易となる。
第14観点の排水機構は、第13観点に記載の排水機構であって、第4流路部及び第5流路部は、1つの管であり、連続している。
第15観点の排水機構は、第14観点に記載の排水機構であって、第4流路部及び第5流路部は、1つの銅管である。第4流路部及び第5流路部の内径は、第6流路部の内径よりも大きい。
第16観点の排水機構は、第13観点から第15観点のいずれかに記載の排水機構であって、第6流路部は、1又は複数の銅管から成る。
ここでは、第6流路部として、内径が13mm以下の1又は複数の銅管を採用しているので、第6流路部の敷設が更に容易になる。
第17観点の排水機構は、第14観点又は第15観点の排水機構であって、第4流路部及び第5流路部の内径は、第6流路部の内径の1.5倍以上である。
ここでは、第4流路部及び第5流路部と、第6流路部として、内径が異なる管を採用することによって、第4流路部及び/又は第5流路部の流路面積を第6流路部の流路面積よりも大きくしている。
なお、第4流路部及び第5流路部の内径は、第6流路部の内径の1.5倍以上とすることが好ましいが、さらに第6流路部の内径の2倍以上とすることが、より好ましい。この場合には、排水機構のコストが少し高くなるが、水の逆流の抑制度合いが更に高まる。
第18観点の排水機構は、第13観点から第17観点のいずれかに記載の排水機構であって、第6流路部と連続する第7流路部、をさらに備える。第6流路部は、第5流路部と第7流路部との間に位置する。第7流路部の内部流路の中心線のうち最も高さが低い最低点の高さ位置は、第6流路部の内部流路の中心線のいずれの点に対しても低い位置にある。第7流路部の内部流路の中心線のうち最も高さが低い最低点の高さ位置は、ドレンパンの上端の高さ位置よりも低い位置にある。
ここでは、ドレンパンの上端の高さ位置よりも低い最低点を含む中心線を持つ第7流路部を設けている。これにより、第4流路部及び/又は第5流路部に空気溜まりを存在させることによって、水の逆流を抑制している場合に、その空気溜まりと第7流路部の最低点との高さ方向の距離を大きくすることができる。
第19観点の排水機構は、第18観点に記載の排水機構であって、第7流路部と連続する第8流路部、をさらに備える。第8流路部の内部流路の中心線は、いずれの点においても、その高さ位置が、第7流路部の最低点の高さ位置よりも高い。第8流路部は、外部に水を排出するための排出流路と、第7流路部と、の間に位置する。
第20観点の排水機構は、第13観点から第19観点のいずれかに記載の排水機構であって、ドレンポンプの内部容積、接続部の内部容積、第3流路部の内部容積、及び、第4流路部の内部容積のうち第4流路部の流路下面の最高点の高さ位置よりも低く且つ第3流路部と連続している部分の容積、の合計容積が、ドレンパンの内部空間のうちドレンポンプが動いているときのドレンパンの水位よりも高い空間の容積よりも小さい。
空調システムは、空調室内機と、ドレンポンプと、排水機構とを備えている。空調室内機は、ドレンパンと、そのドレンパンの上に配置される熱交換器とを有する。ドレンポンプは、ドレンパンから水を吸い上げる。排水機構は、第1観点から第20観点のいずれかに記載の排水機構であって、ドレンポンプに接続される。
排水機構が接続される空調室内機を有する空気調和装置の冷媒回路等を示す図。 天井裏の空間に配置される空調室内機及び第1実施形態の排水機構を示す模式図。 第1実施形態の空調室内機及び排水機構の概略図。 図3Aに示す排水機構の拡大図。 第1実施形態の空調室内機及び排水機構の斜視図。 第2実施形態の排水機構の模式図。 第2実施形態の排水機構の容器の模式図。 第2実施形態の変形例2Aの排水機構の容器の一状態を示す模式図。 第2実施形態の変形例2Aの排水機構の容器の他の状態を示す模式図。 第3実施形態の空調室内機及び排水機構の概略図。 第3実施形態の変形例3Cの排水機構の概略図。 第3実施形態の変形例3Dの排水機構の概略図。
以下で説明する排水機構は、空気調和装置の空調室内機、特に、天井設置型の空調室内機に接続される。空気調和装置10やその空調室内機12は、建物に設置された後、排水機構と一体となって空調システムを構成する。
図1に示すように、空気調和装置10は、冷媒配管方式の分散型の空気調和装置であって、蒸気圧縮式の冷凍サイクル運転を行うことによって建物内の各室を冷暖房する。空気調和装置10は、空調室外機11と、多数の空調室内機12と、空調室外機11と空調室内機12とを接続する冷媒連絡管としての液冷媒連絡管13及びガス冷媒連絡管14と、を備えている。図1に示す空気調和装置10の冷媒回路は、空調室外機11と、空調室内機12と、冷媒連絡管13,14とが接続されることによって、構成されている。図1に示す冷媒回路内には、冷媒が封入されており、冷媒が圧縮され、冷却・凝縮され、減圧され、加熱・蒸発された後に、再び圧縮されるという冷凍サイクル運転が、空気調和装置10において行われる。
空調室外機11は、建物の外あるいは建物の地下室などに設置され、冷媒連絡管13,14を介して空調室内機12に接続されている。空調室外機11は、主として、圧縮機20と、四路切換弁15と、室外熱交換器30と、室外膨張弁41と、室外ファン35と、液側閉鎖弁17と、ガス側閉鎖弁18と、を有している。
空調室内機12は、図2に示すように、各室の天井91に設置されており、冷媒連絡管13,14を介して空調室外機11に接続されている。空調室内機12は、主として、室内膨張弁42と、室内熱交換器50と、室内ファン55と、ドレンパン57と、ドレンポンプ59と、を有している。
室内熱交換器50は、冷媒の蒸発器又は凝縮器として機能する熱交換器である。室内熱交換器50は、その一端が室内膨張弁42に接続され、その他端がガス冷媒連絡管14に接続されている。
室内熱交換器50が蒸発器として機能する冷房運転時には、室内熱交換器50の表面に結露水が発生する。この結露水を受けるために、ドレンパン57が設けられている。
ドレンパン57に流れ落ちた結露水は、ドレンポンプ59によって、ドレン水として空調室内機12の外部に排出される。ドレンポンプ59の吐出側には、接続口59aが設けられている。この接続口59aに、後述の排水機構60の接続部62aが接続される。接続口59aは、空調室内機12のケーシング12aの側板から突出する銅管の先端開口である。
ドレンポンプ59は、ドレン水に圧力をかけて排水機構60へと送り出すポンプである。
冷媒連絡管13,14は、空調室外機11及び空調室内機12を建物に設置する際に、現地にて施工される冷媒配管である。図2に示すように、後述の排水機構60と同じように、冷媒連絡管13,14も天井裏の空間90を通る。
<第1実施形態>
(1)排水機構の全体構成
第1実施形態の排水機構60は、図2及び図3Aに示すように、天井91の近傍に設置される空調室内機12から排出されるドレン水(結露水)を、建物の外部あるいは建物の排水溝に流すための機構である。排水機構60は、空調室内機12においてドレンパン57からドレン水を吸い上げるドレンポンプ59に接続される。排水機構60は、ドレンポンプ59の接続口59aに接続される接続部62aと、第1流路部64と、折返し部65と、第2流路部68と、を備えている。
(2)排水機構の詳細構成
(2−1)接続部を有するエルボ
排水機構60の接続部62aは、図3A及び図3Bに示すように、継手であるエルボ62の一方の端部である。エルボ62の上向きの他方の端部には、フレキシブルホース63が接続されている。
(2−2)第1流路部及び折返し部が一体化されたフレキシブルホース
フレキシブルホース63は、エルボ62から上に真っ直ぐに延びる第1流路部64と、湾曲部を含む折返し部65とが連続する、断熱機能を持つホースである。折返し部65は、第1流路部64の上端に接続される第1端65aと、その第1端65aとは反対側の第2端65bとを有している。折返し部65は、内部を流れるドレン水の向きを、上向きから下向きに変える。折返し部65の第2端65bは、フレキシブルホース63の先端に接続されたカップリング66の下端の接続口である。なお、本実施形態において、第1端65aは、連続する第1流路部64と折返し部65との境界である。
フレキシブルホース63の第1流路部64の流路面積と、折返し部65の流路面積とは、等しい。これらの第1流路部64及び折返し部65の流路面積は、後述の第2流路部68(銅管)の流路面積よりも大きい。フレキシブルホース63の内径は、約19mmである。
(2―3)第2流路部としての銅管
折返し部65の第2端65bから下向きに延びる第2流路部68は、湾曲部68cを含む銅管である。第2流路部68としての銅管の内径は、13mm以下である。ここでは、第2流路部68として、外径が12.7mm、内径が11.1mm、肉厚が0.8mmの銅管を使っている。
第2流路部68としての銅管は、図2に示すように、建物の天井裏の空間90に存在する梁93などを避けるように、空気調和装置10の設置施工業者によって、天井裏の空間90において手で曲げられる。第2流路部68は、各部で高さ位置を変えながら、最終的には建物の外部にドレン水を排出する排出用集合管70(図3A参照)に接続される。ドレンポンプ59がドレン水を圧送するため、第2流路部68としての銅管は、勾配を考慮して設置を行う必要はない。
但し、排出用集合管70までの距離が長くなりすぎるとドレンポンプ59の能力を超えてしまうため、第2流路部68としての銅管は、20m以下とすることが好ましい。
また、第2流路部68としての銅管は、第2端65bから下向きに延びる鉛直管部68aと、鉛直管部68aから水平方向に沿って延びる水平管部68bとを有することが好ましい。鉛直管部68aの長さは、ある程度の長さを確保することが好ましい。以下で、鉛直管部68aの長さに関係する寸法H3について述べる。
(2−4)第1流路部、第2流路部、及び、折返し部の、相対位置関係
排水機構60では、図3Bに示すように、折返し部65の最高点65Tは、第1流路部64の最高点64Tよりも高い位置にあり、且つ、第2流路部68の最高点68Tよりも高い位置にある。折返し部65の最高点65Tは、折返し部65の内部流路の中心線65Cのうち、最も高さが高い点である。第1流路部64の最高点64Tは、第1流路部64の内部流路の中心線64Cのうち、最も高さが高い点である。第2流路部68の最高点68Tは、第2流路部68の内部流路の中心線68Cのうち、最も高さが高い点である。
排水機構60では、図3Bに示す寸法H1,H2,H3が、それぞれ
H1=200〜500mm
H2=50〜700mm
H3<(H1−100)mm
となるように決められる。寸法H1は、折返し部65の最高点65Tと接続部62aの中心との高さ方向の距離である。寸法H2は、折返し部65の最高点65Tと第2端65bとの高さ方向の距離である。寸法H3は、折返し部65の最高点65Tと第2流路部68の水平管部68bの内部流路の中心線との高さ方向の距離である。
第2流路部68としての銅管は、水平管部68bよりも先の部分については、水平管部68bの高さ位置よりも低い空間において設置される。排出用集合管70まで下がり勾配である必要はないが、水平管部68bから排出用集合管70までは、水平管部68bの高さ位置よりも高い空間に銅管が上がることがないように、天井裏の空間90に設置される。
(3)特徴
(3−1)
排水機構60では、ドレンポンプ59で圧送するドレン水の向きを上向きから下向きに変える折返し部65を設け、その折返し部65の第2端65bから第2流路部68としての銅管を延ばす構成を採っている。そして、折返し部65の流路面積を第2流路部68の流路面積よりも大きくしているため、折返し部65において空気溜まりが形成されやすくなる。折返し部65に空気溜まりが存在すれば、たとえドレンポンプ59が止まったとしても、第1流路部64から折返し部65を経由して第2流路部68へと流れた結露水が逆流してくることが抑制される。言い換えると、排水機構60では、空調室内機12のドレンパン57にドレン水が戻ってしまう不具合が起こりにくくなっている。
なお、空気溜まりは、折返し部65において空気で満たされる空間である。流路面積は、水が流れる方向に直交する平面で切ったときの各部における流路面積の平均である。銅管である第2流路部68の流路面積は、その銅管の内径から計算で求められる面積である。
(3−2)
排水機構60では、第2流路部68としての銅管の内径が、13mm以下である。この銅管は、可撓性があり、図2に示すように、天井裏の空間90において梁93などの障害物を避けながら施工・設置することができる。
(3−3)
排水機構60では、第1流路部64の流路面積は、第2流路部68の流路面積よりも大きい。このため、折返し部65までの流路抵抗が小さくなり、ドレンポンプ59から折返し部65までのドレン水の流れが滑らかになる。また、ドレンポンプ59から折返し部65までの間で流路が詰まる恐れが減る。これにより、排水機構60の流路に詰まりが生じたときには、第2流路部68としての銅管だけをメンテナンスすれば良くなる。
(3−4)
排水機構60では、第1流路部64及び折返し部65が一体化されたフレキシブルホース63を採用している。これにより、部品点数を削減できる。また、施工作業が簡単になる。部品調達費用や施工費用の面で、コストダウンのメリットも生じる。
(3−5)
排水機構60では、ドレンポンプ59に接続される接続部62aに対し、200mm以上高い位置に、折返し部65の最高点65Tを配置している。これにより、第2流路部68から第1流路部64へとドレン水が逆流してくることを、より確実に抑制している。
また、排水機構60では、折返し部65の最高点65Tの高さを、接続部62aよりも500mm高い位置に、あるいは、接続部62aよりも500mm高い位置よりも低くなるようにしている。このように、折返し部65の高さを無用に高くしていないので、ドレンポンプ59の容量を抑えることができている。
(3−6)
排水機構60では、折返し部65の最高点65Tと第2端65bとの高さ方向の距離(寸法H2)は、50〜700mmである。
ここでは、寸法H2を、50mm以上確保している。これにより、第2流路部68から第1流路部64へとドレン水が逆流してくることが、より確実に抑制されている。
また、ここでは、寸法H2を、700mm以下にしている。これにより、第2端65bから延びる第2流路部68の設置における制約が大きくなり過ぎないようにしている。第2端65bの高さ位置が低くなると、第2流路部68を設置し難くなる。
(4)変形例
(4−1)変形例1A
上記の第1実施形態の排水機構60では、第2流路部68として、銅管を採用している。この銅管に代えて、他の金属製の管、あるいは、樹脂製の管を採用してもよい。
例えば、第2流路部68として、フレキシブルホース63よりも流路面積が小さいフレキシブルホースを採用して、障害物を避けながら設置してもよい。また、第2流路部68として、ポリ塩化ビニル製のパイプや継手を採用することもできる。これらの管を第2流路部68として採用した場合にも、天井裏の狭く障害物が多い空間90であっても、第2流路部68を容易に敷設することができる。
(4−2)変形例1B
上記の第1実施形態の排水機構60では、エルボ62やカップリング66を用いているが、フレキシブルホース63の一端をドレンポンプ59の接続口59aに直接的につなげてもよいし、フレキシブルホース63の他端に第2流路部68を直接的につなげてもよい。
(4−3)変形例1C
上記の第1実施形態の排水機構60は、天井91の近傍に設置される空調室内機12から排出されるドレン水(結露水)を、建物の外部あるいは建物の排水溝に流すための機構である。しかし、排水機構60は、天井の近傍に設置される加湿装置から排出される余分な水を建物外に流す機構として、採用することもできる。
(4−4)変形例1D
上記の第1実施形態の排水機構60では、第2流路部68としての銅管は、水平管部68bよりも先の部分については、水平管部68bの高さ位置よりも低い空間において設置される。しかし、水平管部68bは、設けても、設けなくてもよい。
また、上記の第1実施形態の排水機構60では、水平管部68bから排出用集合管70までは、水平管部68bの高さ位置よりも高い空間に銅管が上がることがないように、天井裏の空間90に設置されている。しかし、障害物を回避する等のために、水平管部68bの高さ位置よりも高い空間に銅管が上がっても、第2流路部68としての銅管の一部が天井裏の空間90の低い位置を通っていれば、空調室内機12のドレンパン57にドレン水が戻ってしまう不具合は抑制できる。
<第2実施形態>
(1)排水機構の全体構成
上記の第1実施形態の排水機構60では、第1流路部64及び折返し部65が一体化されたフレキシブルホース63を採用しているが、これに代えて、図5及び図6に示す容器165及び第1流路部164としての銅管を採用した排水機構160としてもよい。
排水機構160は、ドレンポンプ59に接続される接続部162及び第1流路部164としての銅管と、折返し部として機能する容器165と、第2流路部68としての銅管と、を備えている。
(2)排水機構の詳細構成
(2−1)接続部、第1流路部及び第2流路部
接続部162及び第1流路部164としての銅管と、第2流路部68としての銅管とは、同じサイズの銅管である。第1流路部164としての銅管は、ドレンポンプ59の接続口から、上方に位置する容器165に向かって延びる。第1流路部164としての銅管の下端は、ドレンポンプ59に接続される接続部162となっている。第2流路部68としての銅管は、上述の第1実施形態と同様の銅管である。
(2−2)容器
容器165は、ゴムなどの柔らかい素材で作られており、音が響かないようにされている。容器165は、図6に示すように、第1流路部164としての銅管と、第2流路部68としての銅管との間で、ドレン水を第1流路部164から第2流路部68へと流す役割を果たす。容器165の流路面積は、第1流路部164及び第2流路部68の流路面積よりも大きい。容器165の内部に挿入された第1流路部164としての銅管の上端は、容器165の第1端165aとなる。第1流路部164としての銅管の上端は、第2流路部68としての銅管の上端よりも高い位置にあり、ドレン水の逆流を抑制している。容器165の内部に挿入された第2流路部68としての銅管の上端は、容器165の第2端165bとなる。
なお、容器165の流路面積とは、第1端165aから第2端165bへと向かって流れるドレン水の流れ方向に直交する平面で容器165を切断したときの、容器165の内部の面積を指す。図6に示すように、第1端165aに近い位置で切断したときと、第2端165bに近い位置で切断したときとでは、容器165の内部の面積が異なる。ここでは、容器165内のドレン水の流れ方向に直交する各平面で切断したときの容器165の内部の面積の平均値を、容器165の流路面積と定義する。
容器165は、切替部材165cを有している。切替部材165cは、可撓性のあるゴム製の部材であり、容器165の内部空間と容器165の外部空間との連通状態/非連通状態を切り替える。切替部材165cは、容器165の内部空間の圧力が所定値未満に下がったときに、非連通状態から連通状態へと切り替わり、容器165の外部空間の空気を容器165の内部空間に取り込ませる。図6に示す切替部材165cの状態は、連通状態である。なお、ドレンポンプ59が動いており、容器165の内部空間の圧力が高いときには、ゴム製の切替部材165cは非連通状態になっており、図6の切替部材165cの上の隙間は塞がれる。
容器165は、消音部材165dを有する。消音部材165dは、第1流路部164と第2流路部68との間の音の伝播を抑制する。消音部材165dは、音源と逆向きに湾曲しており、消音効果が高くなっている。
容器165の第2端165bの周囲には、傾斜部165eが形成されている。容器165の傾斜部165eは、ドレン水が溜まらないように、緩やかな傾斜をつけられている。
(3)特徴
(3−1)
排水機構160では、折返し部として、管ではなく、容器165を採用している。このため、折返し部としての容器165の流路面積や内部容積が大きくなっている。このため、折返し部として機能する容器165の内部空間に、大きな空気溜まりができる。これにより、第1流路部164から容器165を経由して第2流路部68へと流れた結露水が逆流してくることが抑制される。
(3−2)
排水機構160では、折返し部として機能する容器165に比べて流路面積が小さい第1流路部164(銅管)を採用する。このため、第1流路部164としての銅管を曲げれば、空調室内機12から離れた所望の場所に容器165を設置することが可能となっている。
(3−3)
排水機構160では、容器165は、切替部材165cを有する。このため、ドレンポンプ59が止まり、容器165の内部の圧力が下がったとしても、その圧力が所定値未満に下がったときには、切替部材165cが非連通状態から連通状態へと切り替わる。これにより、容器165の外部空間の空気が容器165の内部空間に取り込まれ、容器165の内部の圧力が上がる。したがって、排水機構160では、容器165の内部の空気溜まりの圧力低下によってドレン水が逆流するような現象が、生じ難くなっている。
(3−4)
排水機構160では、容器165は、消音部材165dを有する。排水機構160では、容器165の空気溜まりの影響でドレン水が通過するときに異音が生じる恐れがあるが、容器165が消音部材165dを有しているため、空調室内機12の設置空間に大きな音が漏れる現象を抑制することができている。
(4)変形例
(4−1)変形例2A
上記の第2実施形態の排水機構160では、第1流路部164と第2流路部68との間に、容器165を配置している。これに代えて、図7A及び図7Bに示す容器265を採用する排水機構260としてもよい。
排水機構260は、排水機構160の容器165に代えて、容器265を採用した排水機構である。容器265は、剛性が低いゴム製の上部265cと、剛性が高い下部265dとを有している。下部265dの下端には、第1流路部164としての銅管が接続される第1端265aと、第2流路部68としての銅管が接続される第2端265bとの、2つの接続口が形成されている。
容器265の上部265cは、その弾性変形によって、図7Bに示すように、容器265の内部流路を塞ぐ。これにより、ドレンポンプ59が止まって、仮に容器265の内部の圧力が下がったとしても、容器265の形状が変化して内部流路が塞がれる。したがって、排水機構260でも、第2流路部68から容器265を経由して第1流路部164へとドレン水が逆流する現象を抑えることができる。
(4−2)変形例2B
上記の第2実施形態の排水機構160では、ゴムなどの柔らかい素材で作られた容器165を採用している。これに代えて、容器全体を、剛性が高い樹脂や金属などの素材で作ってもよい。
<第3実施形態>
(1)排水機構の全体構成
第3実施形態の排水機構500は、図8に示すように、天井91の近傍に設置される空調室内機12から排出されるドレン水(結露水)を、建物の外部あるいは建物の排水溝に流すための機構である。排水機構500は、空調室内機12においてドレンパン57からドレン水を吸い上げるドレンポンプ59に接続される。排水機構500は、ドレンポンプ59の接続口59aに接続される接続部520と、第3流路部530と、第4流路部540と、第5流路部550と、第6流路部560と、第7流路部570と、第8流路部580と、を備えている。
(2)排水機構の詳細構成
(2−1)接続部
排水機構500の接続部520は、主として、ドレンポンプ59の接続口59aに嵌められる塩化ビニル管521と、塩化ビニル管521に接続される小径銅管522と、小径銅管522にフレア接続されるエルボ523とを有している。小径銅管522は、外径が9.52mm、肉厚が0.8mmの銅管である。本明細書では、これらの外径及び肉厚である銅管を、小径銅管と呼ぶ。小径銅管は、日本における、呼び径(JRA)が3分の銅管である。小径銅管の内径は、約7.9mmである。エルボ523も、銅製の継手であって、外径が9.52mm、肉厚が0.8mmである。
(2−2)第3流路部、第4流路部及び第5流路部としてのU字状の大径銅管
図8に示すU字状の第3流路部530、第4流路部540及び第5流路部550は、1つの大径銅管である。U字状の大径銅管は、外径が22.22mm、肉厚が約1mmの銅管である。本明細書では、これらの外径及び肉厚である銅管を、大径銅管と呼ぶ。大径銅管は、日本における、呼び径(JRA)が7分の銅管である。大径銅管の内径は、約20mmである。
第3流路部530は、U字状の大径銅管のうち、接続部520から上方に延びる部分である。第4流路部540は、U字状の大径銅管のうち、内部を流れる水の向きを、上向きから下向きに変える部分である。第4流路部540は、第1端541と第2端542とを有する。第1端541は、第3流路部530の上端に接続される。第2端542は、第1端541とは反対側に位置する。第5流路部550は、U字状の大径銅管のうち、第4流路部540の第2端542から下方に延びる部分である。
第4流路部540の内部流路の中心線のうち最も高さが高い点と、接続部520が接続されるドレンポンプ59の接続口59aとの高さ方向の距離H4(図8参照)は、200mm以上を確保することが好ましい。ここでは、距離H4が250〜500mmになるように、排水機構500が設置される。
(2―3)第6流路部、第7流路部及び第8流路部としての小径銅管
第6流路部560、第7流路部570及び第8流路部580としての銅管は、上述の小径銅管である。1又は複数の小径銅管から成る第6流路部560、第7流路部570及び第8流路部580は、建物の天井裏の空間90に存在する梁などを避けるように、設置施工業者によって、天井裏の空間90において手で曲げられる。第6流路部560、第7流路部570及び第8流路部580は、各部で高さ位置を変えながら、最終的には建物の外部にドレン水を排出する排出用集合管70に接続される。ドレンポンプ59がドレン水を圧送するため、第6流路部560、第7流路部570及び第8流路部580としての小径銅管は、勾配を考慮して設置を行う必要はない。
第6流路部560は、第5流路部550の下部から延びる。小径銅管である第6流路部560の流路面積は、内径が7.9mmであるので、約49mmである。一方、第4流路部540及び第5流路部550を含む上述の大径銅管の流路面積は、内径が約20mmであるので、約314mmである。第4流路部540及び第5流路部550の内径約20mmは、第6流路部の内径7.9mmよりも大きく、第6流路部の内径7.9mmの約2.5倍となっている。
第7流路部570は、第6流路部560と連続する小径銅管の一部分である。第7流路部570は、第6流路部560と第8流路部580との間に位置する。図8に示すように、第7流路部570の内部流路の中心線のうち最も高さが低い最低点570aの高さ位置H570は、第6流路部560の内部流路の中心線のいずれの点に対しても低い位置にある。そして、第7流路部570の最低点570aの高さ位置H570は、ドレンパン57の上端の高さ位置H57よりも低い位置にある。
第8流路部580の内部流路の中心線は、図8に示すように、いずれの点においても、その高さ位置が、第7流路部570の最低点570aの高さ位置H570よりも高い。第8流路部580は、建物の外部にドレン水を排出する排出用集合管70と、第7流路部570と、の間に位置する。言い換えると、第7流路部570の最低点570aは、第5流路部550の下部から延びる小径銅管(第6流路部560、第7流路部570及び第8流路部580)の内部流路の中心線のうち、最も高さが低い点である。第8流路部580は、フレア接続部581を介して、排出用集合管70から延びる枝管に接続される。第8流路部580の長さは、2〜4mが好ましい。
(3)特徴
(3−1)
排水機構500では、第6流路部560等が小径銅管なので、可撓性がある。このため、天井裏の空間90において障害物を避けながら第6流路部560、第7流路部570及び第8流路部580を施工・設置することが容易である。
反面、内径が7.9mm、流路面積が約49mmの小径銅管であるため、第6流路部560、第7流路部570及び第8流路部580がドレン水で埋まる(シールされる)状況が生じることが多い。ドレン水の発生量が多い時間帯では、特に、第6流路部560、第7流路部570及び第8流路部580がドレン水で満たされた状態で、ドレン水が圧送される状態が続くことになる。このような状態において、ドレンポンプ59が止まると、第3流路部530から第6流路部560へと流れた水が逆流してくることが想定される。
これに鑑み、排水機構500では、ドレンポンプ59で圧送するドレン水の向きを上向きから下向きに変える第4流路部540を設け、その第4流路部540の第2端542から第5流路部550を下に延ばし、さらに第5流路部550から第6流路部560を延ばす構成を採っている。そして、第4流路部540及び第5流路部550の流路面積(約314mm)を第6流路部560の流路面積(約49mm)よりも大きくしているため、第4流路部540及び第5流路部550の少なくとも一方において空気溜まりが形成される。第4流路部540及び/又は第5流路部550に空気溜まりが存在すれば、たとえドレンポンプ59が止まったとしても、第3流路部530から第6流路部560へと流れた水が逆流してくることが抑制される。言い換えると、排水機構500によれば、空調室内機12のドレンパン57にドレン水が戻ってしまう現象が起こりにくい。
なお、排水機構500では、ドレンポンプ59によって800cc/分の流量のドレン水を流しているときに、第4流路部540から第5流路部550にかけて、約50ccの空気溜まりができる。空気溜まりは、第4流路部540及び第5流路部550において空気で満たされる空間である。
(3−2)
排水機構500では、ドレンパン57の上端の高さ位置H57よりも高さ位置が低い最低点570aを含む中心線を持つ第7流路部570を設けている。言い換えると、U字状の大径銅管から排出用集合管70に向かって延びる小径銅管(第6流路部560、第7流路部570及び第8流路部580)の天井裏における敷設時に、ドレンパン57の上端の高さ位置H57よりも小径配管の一部が低くなるように、トラップを作るようにしている。図8に示すように、第7流路部570は、いわゆるトラップの役割を果たす。
この第7流路部570を設けているため、ドレンポンプ59が止まり、接続部520や第3流路部530に存在する水の一部がドレンパン57側に落ち、第4流路部540や第5流路部550の空気溜まりが少しドレンパン57側に移動したとしても、その空気溜まりと第7流路部570の最低点570aとの高さ方向の距離を十分に確保することができる。これにより、小径銅管(第6流路部560、第7流路部570及び第8流路部580)に存在している水までがドレンパン57へと逆流してしまう現象を阻止することができている。
なお、排水機構500では、第7流路部570の最低点570aの高さ位置H570がドレンパン57の上端の高さ位置H57よりも低くなるように、小径銅管(第6流路部560、第7流路部570及び第8流路部580)を敷設しているが、空調室内機12の外からドレンパン57の上端の高さ位置H57を認識することが難しいこともある。また、U字状の大径配管の中の空気溜まりと第7流路部570の最低点570aとの高さ方向の距離は、なるべく大きくすることが望まれる。このため、第7流路部570の最低点570aを、ドレンパン57の下端の高さ位置よりも低い位置、さらには、空調室内機12の下面の高さ位置よりも低い位置、まで降ろすことが好ましい。
(4)変形例
(4−1)変形例3A
上記の第3実施形態の排水機構500では、U字状の大径銅管によって第3流路部530、第4流路部540及び第5流路部550を形成しているが、これに代えて、第4流路部540及び第5流路部550のみを大径銅管によって形成し、第3流路部530を小径銅管によって形成してもよい。この場合にも、第4流路部540及び第5流路部550の少なくとも一方において空気溜まりが形成され、第6流路部560から水が逆流してくることが抑制される。
(4−2)変形例3B
上記の第3実施形態の排水機構500では、最低点570aを含む第7流路部570と排出用集合管70との間に、第8流路部580を設けている。第8流路部580は、図8に示すように、第7流路部570から斜め上に延びている。このような構成に代えて、第7流路部570が、その最低点570aから水平に長く延びて、排出用集合管70に接続される構成であってもよい。
(4−3)変形例3C
上記の第3実施形態の排水機構500では、空調室内機12のドレンパン57のサイズについて触れていないが、ドレンパン57のサイズと、ドレンポンプ59及び排水機構500の接続部520〜第4流路部540のサイズとの関係は、以下に説明する大小関係になっていることが好ましい。
図9に示すように、ドレンパン57の内部容積のうち、ドレンポンプ59のドレン吸込口59Bの高さ位置よりも上に位置し且つドレンパン57の側壁の上端57Tの高さ位置よりも下に位置する部分の容積を、容積Qとする。通常、ドレンポンプ59が動いていると、ドレンポンプ59のドレン吸込口59Bが、概ねドレンパン57の水位になる。したがって、容積Qは、ドレンパン57の内部空間のうち、ドレン水が存在しておらず大気開放されている空間の容積であると言える。また、容積Qは、排水機構500からドレン水が逆流してドレンパン57に戻ってきたときに、その逆流ドレン水をドレンパン57内に保持し得る最大容積であると言える。
この容積Qが、変形例3Cでは、図9に示す容積Vを上回る。逆に言うと、容積Qが容積Vを上回るように、ドレンポンプ59及び排水機構500の接続部520〜第4流路部540のサイズを決めている。容積Vは、ドレンポンプ59の内部容積、排水機構500の接続部520の内部容積、第3流路部530の内部容積、及び、第4流路部540の内部容積のうち第4流路部540の流路下面540Bの頂点(最高点)の高さ位置よりも低く且つ第3流路部530と連続している部分の容積、の合計容積である。
この変形例3Cの構成によれば、もしもドレンポンプ59が故障して、図9において容積Vで示す空間にあるドレン水が、排水機構500及びドレンポンプ59から逆流してドレンパン57に戻ってきた場合にも、ドレン水がドレンパン57から溢れない。また、変形例3Cの構成によれば、ドレンポンプ59として逆止弁を内蔵しないドレンポンプを使用したとしても、ドレンポンプ59の停止時に排水機構500及びドレンポンプ59から逆流してきたドレン水によってドレンパン57からドレン水が溢れてしまう不具合は生じない。
(4−4)変形例3D
上記の第3実施形態の排水機構500では、U字状の大径銅管によって第3流路部530、第4流路部540及び第5流路部550を形成している。これらに代えて、図10に示す第3流路部630、第4流路部640及び第5流路部650を採用する排水機構600をドレンポンプ59に接続してもよい。図10に示す排水機構600では、上記の変形例3Cと同様に、ドレンパン57の内部容積のうち、ドレンポンプ59が動いているときのドレンパン57の水位(ドレンポンプ59のドレン吸込口59Bの高さ位置)よりも上に位置し且つドレンパン57の側壁の上端57Tの高さ位置よりも下に位置する部分の容積が、容積Qである。
この容積Qが、変形例3Dでは、図10に示す容積V1を上回る。逆に言うと、容積V1が容積Qを下回るように、ドレンポンプ59及び排水機構600の接続部520〜第3流路部630のサイズと、接続部640の形状とを決めている。容積V1は、ドレンポンプ59の内部容積、排水機構600の接続部520の内部容積、第3流路部630の内部容積、及び、第4流路部640の内部容積のうち第4流路部640の流路下面の最高点の高さ位置よりも低く且つ第3流路部630と連続している部分の容積、の合計容積である。但し、変形例3Dでは、第4流路部640の内部容積のうち第4流路部640の流路下面の最高点の高さ位置よりも低く且つ第3流路部630と連続している部分は存在せず、その部分の容積はゼロである。
この変形例3Dの構成によれば、図10において容積V1で示す空間にあるドレン水が排水機構600及びドレンポンプ59から逆流してドレンパン57に戻ってきた場合にも、ドレン水がドレンパン57から溢れない。
また、変形例3Dでは、排水機構600の第5流路部650の内部空間のうち図10においてハッチングで示す部分の容積V2が、容積V1よりも大きくなるように、各部59,520,630,650の配管サイズ等が決められている。第5流路部650の内部空間のうち図10においてハッチングで示す部分は、ドレンポンプ59が作動してドレンパン57からドレン水が排水機構600に排水されている状態において、ドレン水の流路になっておらず空気が溜まっている空間である。この空間の容積V2が、上記の容積V1よりも大きいため、排水機構600からドレンパン57への逆流が生じたとしても、ドレンパン57からドレン水が溢れる事態は殆ど生じない。
(付記)
以上、本開示の実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載された本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
12 空調室内機
57 ドレンパン
59 ドレンポンプ
60 排水機構
62a 接続部
64 第1流路部
64C 第1流路部の内部流路の中心線
64T 第1流路部の最高点
65 折返し部
65a 第1端
65b 第2端
65C 折返し部の内部流路の中心線
65T 折返し部の最高点
68 第2流路部
68C 第2流路部の内部流路の中心線
68T 第2流路部の最高点
68c 湾曲部
70 排出用集合管(排出流路)
160 排水機構
162 接続部
164 第1流路部
165 容器(折返し部)
165a 第1端
165b 第2端
165c 切替部材
165d 消音部材
260 排水機構
265 容器(折返し部)
265a 第1端
265b 第2端
265c 容器の上部(弾性部材)
500 排水機構
520 接続部
530 第3流路部
540 第4流路部
541 第4流路部の第1端
542 第4流路部の第2端
550 第5流路部
560 第6流路部
570 第7流路部
570a 第7流路部の内部流路の中心線のうち最も高さが低い最低点
580 第8流路部
H57 ドレンパンの上端の高さ位置
H570 第7流路部の内部流路の中心線のうち最も高さが低い最低点の高さ位置
特開平5−203177号公報

Claims (21)

  1. 空調室内機(12)において水を受けるドレンパン(57)から水を吸い上げるドレンポンプ(59)、に接続される、排水機構(60,160,260)であって、
    前記ドレンポンプに接続される接続部(62a,162)と、
    前記接続部から上方に延びる第1流路部(64,164)と、
    前記第1流路部の上端に接続される第1端(65a,165a,265a)と、前記第1端とは反対側の第2端(65b,165b,265b)とを有し、内部を流れる水の向きを上向きから下向きに変える、折返し部(65,165,265)と、
    前記折返し部の前記第2端から延びる第2流路部(68)と、
    を備え、
    前記第2流路部(68)は、内径が13mm以下の配管であり、
    前記折返し部(65,165,265)の流路面積は、前記第2流路部(68)の流路面積よりも大きい、
    排水機構(60,160,260)。
  2. 前記第2流路部(68)は、湾曲部(68c)を含む金属製あるいは樹脂製の管である、
    請求項1に記載の排水機構。
  3. 前記第2流路部(68)は、銅管である、
    請求項1又は2に記載の排水機構。
  4. 前記第1流路部(64)の流路面積は、前記第2流路部(68)の流路面積よりも大きい、
    請求項1から3のいずれかに記載の排水機構。
  5. 前記第1流路部(64)の流路面積と、前記折返し部(65)の流路面積とは等しく、
    前記第1流路部(64)及び前記折返し部(65)は、連続している、
    請求項4に記載の排水機構。
  6. 前記第1流路部(164)の流路面積は、前記折返し部(165,265)の流路面積よりも小さい、
    請求項1から3のいずれかに記載の排水機構。
  7. 前記折返し部(65)の内部流路の中心線(65C)のうち最も高さが高い最高点(65T)は、前記第1流路部(64)の内部流路の中心線(64C)のうち最も高さが高い最高点(64T)及び前記第2流路部(68)の内部流路の中心線(68C)のうち最も高さが高い最高点(68T)のいずれに対しても、高い位置にある、
    請求項1から6のいずれかに記載の排水機構。
  8. 前記折返し部の内部流路の中心線(65C)のうち最も高さが高い最高点(65T)と、前記接続部(62a)との高さ方向の距離(H1)は、200〜500mmである、
    請求項1から7のいずれかに記載の排水機構。
  9. 前記折返し部の内部流路の中心線(65C)のうち最も高さが高い最高点(65T)と、前記第2端(65b)との高さ方向の距離(H2)は、50〜700mmである、
    請求項1から8のいずれかに記載の排水機構。
  10. 前記折返し部は、容器(165,265)である、
    請求項1から9のいずれかに記載の排水機構。
  11. 前記容器(265)は、弾性部材(265c)を有し、
    前記弾性部材は、その弾性変形によって、前記容器の内部流路を塞ぐ、
    請求項10に記載の排水機構。
  12. 前記容器(165)は、内部空間と外部空間との連通状態と非連通状態とを切り替える切替部材(165c)を有し、
    前記切替部材は、前記容器の内部空間の圧力が所定値未満に下がったときに、前記非連通状態から前記連通状態へと切り替わり、前記容器の外部空間の空気を前記容器の内部空間に取り込ませる、
    請求項10に記載の排水機構。
  13. 空調室内機(12)において水を受けるドレンパン(57)から水を吸い上げるドレンポンプ(59)、に接続される、排水機構(500)であって、
    前記ドレンポンプに接続される接続部(520)と、
    前記接続部から上方に延びる第3流路部(530)と、
    前記第3流路部の上端に接続される第1端(541)と、前記第1端とは反対側の第2端(542)とを有し、内部を流れる水の向きを上向きから下向きに変える、第4流路部(540)と、
    前記第4流路部の前記第2端から下方に延びる第5流路部(550)と、
    前記第5流路部から延びる第6流路部(560)と、
    を備え、
    前記第6流路部(560)は、内径が13mm以下の配管であり、
    前記第4流路部(540)及び/又は前記第5流路部(550)の流路面積は、前記第6流路部(560)の流路面積よりも大きい、
    排水機構(500)。
  14. 前記第4流路部(540)及び前記第5流路部(550)は、1つの管であり、連続している、
    請求項13に記載の排水機構。
  15. 前記第4流路部(540)及び前記第5流路部(550)は、1つの銅管であり、
    前記第4流路部(540)及び前記第5流路部(550)の内径は、前記第6流路部(560)の内径よりも大きい、
    請求項14に記載の排水機構。
  16. 前記第6流路部(560)は、1又は複数の銅管から成る、
    請求項13から15のいずれかに記載の排水機構。
  17. 前記第4流路部(540)及び前記第5流路部(550)の内径は、前記第6流路部(560)の内径の1.5倍以上である、
    請求項14又は15に記載の排水機構。
  18. 前記第6流路部(560)と連続する第7流路部(570)、
    をさらに備え、
    前記第6流路部(560)は、前記第5流路部(550)と前記第7流路部(570)との間に位置し、
    前記第7流路部(570)の内部流路の中心線のうち最も高さが低い最低点(570a)の高さ位置(H570)は、
    前記第6流路部(560)の内部流路の中心線のいずれの点に対しても低い位置にあり、
    且つ、
    前記ドレンパン(57)の上端の高さ位置(H57)よりも低い位置にある、
    請求項13から17のいずれかに記載の排水機構。
  19. 前記第7流路部(570)と連続する第8流路部(580)、
    をさらに備え、
    前記第8流路部(580)の内部流路の中心線のいずれの点の高さ位置も、前記第7流路部(570)の前記最低点(570a)の高さ位置(H570)よりも高く、
    前記第8流路部(580)は、外部に水を排出するための排出流路(70)と前記第7流路部(570)との間に位置する、
    請求項18に記載の排水機構。
  20. 前記ドレンポンプ(59)の内部容積、前記接続部(520)の内部容積、前記第3流路部(530,630)の内部容積、及び、前記第4流路部(540,640)の内部容積のうち前記第4流路部の流路下面の最高点(540B)の高さ位置よりも低く且つ前記第3流路部と連続している部分の容積、の合計容積(V,V1)が、前記ドレンパンの内部空間のうち前記ドレンポンプが動いているときの前記ドレンパン(57)の水位よりも高い空間の容積(Q)よりも小さい、
    請求項13から19のいずれかに記載の排水機構。
  21. 前記ドレンパンと、前記ドレンパンの上に配置される熱交換器(50)とを有する、前記空調室内機(12)と、
    前記ドレンパンから水を吸い上げる、前記ドレンポンプ(59)と、
    前記ドレンポンプに接続される、請求項1から20のいずれかに記載の排水機構と、
    を備える空調システム。
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