JP2021055215A - 水解性シート - Google Patents
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Abstract
Description
そのため、トイレクリーナーにおいては、水解性を確保しつつ、強く擦ったときの破れにくさを向上させるのが困難であった。
また、使用する薬液の種類によっては、使用者に手荒れが生じる恐れがあった。
水解性の繊維集合体からなる原紙シートに薬液を含浸させた水解性シートであって、
前記薬液中にジエチレングリコールモノブチルエーテルと、それ以外のグリコールエーテル類を少なくとも1種類以上含むことを特徴とする。
前記薬液中にプロピレングリコールモノメチルエーテルを含むことを特徴とする。
前記薬液中に11.50質量%から13.50質量%のプロピレングリコールモノメチルエーテルを含むことを特徴とする。
前記薬液中に3.00質量%から5.00質量%のジエチレングリコールモノブチルエーテルを含むことを特徴とする。
なお、水解性シートは、トイレクリーナーを一例として説明するが、水解性シートには、清拭用途の薬液を含浸させたウェットティシューなども含まれる。
また、便宜的に、図1及び図2に示したように、X方向及びY方向並びに上下方向及び左右方向を定めて説明する。
本発明に係るトイレクリーナーSは、原紙シートがプライ加工(積層)されたものであって、所定の薬液が含浸されているウェットタイプのトイレ用清掃シートであることが好ましい。
なお、原紙シートは3枚以上の原紙シートをプライ加工されたものであると、後述するCMCの塗布に斑が生じてしまうため、2枚の原紙シートをプライ加工したものが好ましい。
また、原紙シートは、プライ加工されていない、1枚の原紙シートにより構成されていてもよい。
また、トイレクリーナーSの表面は原紙シートのままでも良いが、エンボス加工が施されていることが好ましく、例えば、図1に示すように、2種類のエンボスEM11及びEM12が設けられている。
また、本実施形態のトイレクリーナーSの原紙シートは、便器等を掃除した後そのまま便器の水溜まりに廃棄できるよう、水解性の繊維集合体から構成されている。
繊維集合体としては、水解性を有する繊維集合体であれば特に限定されないが、単層又は複数層の紙又は不織布を好適に用いることができる。原料繊維は、天然繊維でも合成繊維でも良く、これを混合することも可能である。好適な原料繊維としては、木材パルプ、非木材パルプ、レーヨン、コットン等のセルロース系繊維、ポリ乳酸等からなる生分解性繊維等を挙げることができる。また、これらの繊維を主体としてポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリエステル繊維、ポリアクリニトリル繊維、合成パルプ、ガラスウール等を併用することができる。
より好ましくは、広葉樹晒クラフトパルプの配合割合が50質量%を超えるもの、すなわち広葉樹晒クラフトパルプに対する針葉樹晒クラフトパルプの配合比が1/1未満となるものがあげられる。針葉樹晒クラフトパルプに対する広葉樹晒クラフトパルプの配合比を多くすることで、繊維間隙間が減少し、水分蒸散が抑制されるため、トイレクリーナーSの乾きにくさを向上させることができる。
また、粉砕されたパルプからなるシート、粉砕パルプを水解紙で覆ったり、挟んだりしたシートにより構成されていてもよい。
また、トイレクリーナーSの原紙シートには紙力増強のための水溶性バインダーが付与されている。水溶性バインダーとしては、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、デンプンまたはその誘導体、ヒドロキシプロピルセルロース、アルギン酸ナトリウム、トラントガム、グアーガム、キサンタンガム、アラビアゴム、カラギーナン、ガラクトマンナン、ゼラチン、カゼイン、アルブミン、プルプラン、ポリエチレンオキシド、ビスコース、ポリビニルエチルエーテル、ポリアクリル酸ソーダ、ポリメタアクリル酸ソーダ、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸のヒドロキシル化誘導体、ポリビニルピロリドン/ビニルピロリドン酢酸ビニル共重合体等のバインダー成分が挙げられる。
カルボキシル基を有する水溶性バインダーは、水中で容易にカルボキシラートを生成するアニオン性の水溶性バインダーである。その例としては多糖誘導体、合成高分子、天然物が挙げられる。
多糖誘導体としてはカルボキシメチルセルロースの塩、カルボキシエチルセルロース又はその塩、カルボキシメチル化デンプン又はその塩などが挙げられ、特にカルボキシメチルセルロース(CMC)のアルカリ金属塩が好ましい。
CMCについては、そのエーテル化度が0.6〜2.0、特に0.9〜1.8、更に好ましくは1.0〜1.5であるのが望ましい。水解性と湿潤紙力の発現が極めて良好となるためである。
また、CMCは、水膨潤性のものを用いることが好ましい。これは、薬液中の架橋剤である特定金属イオンとの架橋により、未膨潤化のまま原紙シートを構成する繊維をつなぎとめる機能を発揮し、清掃・清拭作業に耐えうるトイレ用清掃シートとしての強度を発現することができるからである。
本実施形態のトイレクリーナーSの場合には、水溶性バインダーとして、CMCが付与されている。
合成高分子としては、不飽和カルボン酸の重合体又は共重合体の塩、不飽和カルボン酸と該不飽和カルボン酸と共重合可能な単量体との共重合体の塩などが挙げられる。不飽和カルボン酸としては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、無水マレイン酸、マレイン酸、フマール酸などが挙げられる。これらと共重合可能な単量体としては、これら不飽和カルボン酸のエステル、酢酸ビニル、エチレン、アクリルアミド、ビニルエーテルなどが挙げられる。特に好ましい合成高分子は、不飽和カルボン酸としてアクリル酸やメタクリル酸を用いたものであり、具体的にはポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、アクリル酸メタクリル酸共重合体の塩、アクリル酸又はメタクリル酸とアクリル酸アルキル又はメタクリル酸アルキルとの共重合体の塩が挙げられる。
天然物としては、アルギン酸ナトリウム、ザンサンガム、ジェランガム、タラガントガム、ペクチンなどが挙げられる。
また、トイレクリーナーSには、セルロースナノファイバー(CNF)を添加することができる。
即ち、水溶性バインダー(本実施形態の場合には、CMC)には、CNFを添加することができ、原紙シートの比表面積はパルプのみの組成のものより大きくなる。
CNFの製造に使用可能なパルプ繊維としては、広葉樹パルプ(LBKP)、針葉樹パルプ(NBKP)等の化学パルプ、晒サーモメカニカルパルプ(BTMP)、ストーングランドパルプ(SGP)、加圧ストーングランドパルプ(PGW)、リファイナーグランドパルプ(RGP)、ケミグランドパルプ(CGP)、サーモグランドパルプ(TGP)、グランドパルプ(GP)、サーモメカニカルパルプ(TMP)、ケミサーモメカニカルパルプ(CTMP)、リファイナーメカニカルパルプ(RMP)等の機械パルプ、茶古紙、クラフト封筒古紙、雑誌古紙、新聞古紙、チラシ古紙、オフィス古紙、段ボール古紙、上白古紙、ケント古紙、模造古紙、地券古紙、更紙古紙等から製造される古紙パルプ、古紙パルプを脱墨処理した脱墨パルプ(DIP)などが挙げられる。これらは、本発明の効果を損なわない限り、単独で用いてもよく、複数種を組み合わせて用いてもよい。
CNFの製造に用いられる解繊方法としては、例えば、高圧ホモジナイザー法、マイクロフリュイダイザー法、グラインダー磨砕法、ビーズミル凍結粉砕法、超音波解繊法等の機械的手法が挙げられるが、これらの方法に限定されるものではない。
なお、上記解繊方法などにより機械的処理のみ施した(変性させていない)CNF、即ち、官能基未修飾のCNFは、リン酸基やカルボキシメチル基などの官能基修飾されたものに対し、熱安定性が高いため、より幅広い用途に使用可能であるが、リン酸基やカルボキシメチル基などの官能基修飾されたCNFを本発明に使用することも可能である。
また、例えば、パルプ繊維に対して機械的手法の解繊処理を施したものに、カルボキシメチル化等の化学的処理を施しても良いし、酵素処理を施してもよい。化学的処理を施したCNFとしては、例えば、TEMPO酸化CNF、リン酸エステル化CNF、亜リン酸エステル化CNF等の、直径が3〜4nmとなるiCNF(individualized CNF)(シングルナノセルロース)が挙げられる。
また、化学的処理や酵素処理のみを施したCNFや、化学的処理や酵素処理を施したCNFに、機械的手法の解繊処理を施したCNFでもよい。
また、トイレクリーナーSの縦横の繊維配向の比率(縦/横)については、特に限定するものではないが、0.8〜2.0であることが好ましく、0.8〜1.2であることがより好ましい。
紙の製造工程である抄紙工程においては抄紙機のワイヤーの上に繊維を敷き詰めて搬送方向に流すため、一般的には、紙は、抄紙機の搬送方向である縦方向に多くの繊維が並んでいる(例えば、縦:横=2.3:1等。図2(a)参照)という特性がある。そのため、横方向の繊維密度が薄く繊維が断裂しやすい。即ち、拭くときの方向によって破れやすい。そこで、本実施形態においては、図2(b)に示すように、トイレクリーナーSの縦横の繊維配向比率を0.8〜2.0、好ましくは、0.8〜1.2とすることで、どの方向から拭いても破れにくいトイレクリーナーSを提供することができる。なお、縦横の繊維配向の比率は、MD及びCD方向の湿潤強度の比により求めることができる。
また、本実施形態のトイレクリーナーSには、水溶性バインダー(本実施形態のトイレクリーナーSの場合には、CMC)と架橋する架橋剤を含む所定の薬液が含浸されている。なお、薬液には、この他、グリコールエーテル類、水性洗浄剤、防腐剤、除菌剤、有機溶剤等の補助剤が含まれる。
当該薬液は、水溶性バインダーが含浸された後に、乾燥された原紙シートに対して、含浸される。
また、薬液は、トイレクリーナーSの基材である原紙シートの質量に対して100〜500質量%含浸させるが、好ましくは150〜300質量%である。
架橋剤としては、ホウ酸、種々の金属イオン等を使用することができるが、CMCを水溶性バインダーとして用いた場合、多価金属イオンを用いることが好ましい。特に、アルカリ土類金属、マンガン、亜鉛、コバルト及びニッケルからなる群から選択される1種又は2種以上の多価金属イオンを用いることが、繊維間が十分に結合されて使用に耐え得る湿潤強度が発現する点、及び水解性が十分になる点から好ましい。これらの金属イオンのうち、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、亜鉛、コバルト、ニッケルのイオンを用いることが特に好ましい。
グリコールエーテル類とは、2価アルコールであるグリコールの片末端、あるいは両末端の水酸基をエーテル化した構造であり、分子内に疎水性のアルキル基並びに親水性のエーテル基及び水酸基を有する化合物であり、界面活性剤に比べ分子量が小さく、従来の界面活性剤のみを含んだ洗剤よりも動的表面張力が低いため、薬液と汚れとの間の界面形成をより速く起こすことができる。また、グリコールエーテル類は、疎水性の油分や汚れと水を相溶化するカップリング剤としても働き、汚れを引き離し、再付着することを防止することができる。そのため、薬液にグリコールエーテル類を添加することで、トイレクリーナーSの拭き取り性能を向上させることができる。
DGMEは、PGMEと同様に、シート強度を向上する効果を有する補助剤である。DGMEの付与量は、5〜30g/m2であるのが好ましく、より好ましくは10〜20g/m2である。
ただし、最もシート強度を向上させることができるDGMEのみを添加した場合、使用者の手の脂を拭き取ってしまい、手荒れに繋がる恐れがある。そのため、手荒れを防ぎつつ、シート強度を向上させるために、DGME以外にPGME等のグリコールエーテル類を薬液に適正な配合で調合する必要がある。
水性洗浄剤としては、例えば、界面活性剤の他、低級又は高級(脂肪族)アルコールを使用することができる。
防腐剤としては、例えば、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン等のパラベン類を使用することができる。
除菌剤としては、例えば、塩化ベンザルコニウム、グルコン酸クロルヘキシジン、ポピドンヨード、エタノール、セチル酸化ベンザニウム、トリクロサン、クロルキシレノール、イソプロピルメチルフェノール等を使用することができる。有機溶剤としては、グリコール(2価)、グリセリン(3価)、ソルビトール(4価)等の多価アルコールを使用することができる。
また、トイレクリーナーSの表面は原紙シートのままでも良いが、エンボス加工が施されていることが好ましく、トイレクリーナーSの場合、例えば、図1に示す通り、2種類のエンボスEM11及びEM12がエンボス加工により施されている。
また、エンボスEM12は、図3(b)に示すように、膨出部PR22が平面の形状を有している。
また、エンボスEM11の膨出部PR21とエンボスEM12の膨出部PR22が近接するだけであって、連なっていない場合であってもよい。
まず、原反として、目付量43g/m2の原紙を2プライにして準備した。
次に、水溶性バインダー塗布設備にて、上記原反の外面に、水96%、CMC4%のバインダー溶液をスプレー塗布した。
次に、熱風乾燥機(温度180℃)を通過させ、水分率が約8%になるまで乾燥させ、原紙シートを作成した。
なお、バインダー溶液に含まれるCMCは、CMC1330(ダイセル社)である。
次いで、架橋剤4.050質量%、水性洗浄剤0.200質量%、防腐剤0.205質量%、除菌剤0.200質量%、PG3.000質量%、精製水75.845質量%と、実施例1−5及び比較例1−2の配合比のグリコールエーテル類をそれぞれ16.500質量%混合した薬液を、原紙シートに200質量%含浸させ、試験シートを作成した。
実施例1−5及び比較例1−2の条件は以下の通りである。
また、今回使用したDGMEは、直鎖状の化合物である。
薬液におけるグリコールエーテル類の配合比はDGMEが1.000質量%、PGMEが15.500質量%である。
薬液におけるグリコールエーテル類の配合比はDGMEが3.000質量%、PGMEが13.500質量%である。
薬液におけるグリコールエーテル類の配合比はDGMEが5.000質量%、PGMEが11.500質量%である。
薬液におけるグリコールエーテル類の配合比はDGME及びPGMEが共に8.250質量%である。
薬液におけるグリコールエーテル類の配合比はDGMEが10.000質量%、PGMEが6.500質量%である。
薬液におけるグリコールエーテル類の配合比はPGMEが16.500質量%である。
薬液におけるグリコールエーテル類の配合比はDGMEが16.500質量%である。
学振型摩擦堅牢度試験機により表面強度を測定した。
<試験方法>
試験片(トイレクリーナー)はプライを剥がさずに幅75mm×長さ240mmでMD方向とCD方向にそれぞれ切り取って、幅方向の両端部領域が重なるように3つ折りにし、測定部分を学振型摩擦堅牢度試験機で擦り、目視で紙面に毛羽立ちや破れ等のダメージが確認された時点の回数を計測する。この計測をMD方向、CD方向で各3回実施し、それぞれ各3回の測定値の平均を算出する。なお、学振型摩擦堅牢度試験機による試験条件は下記のとおりである。
・学振型摩擦堅牢度試験機
テスター産業株式会社製 品番AB301
・摩擦子
形状 20mm×R50mm
荷重 200gf(白綿布止め、アーム含む)
単位面積あたりの荷重 50gf/cm2(荷重200gf/接触面積4.0cm2)
摩擦子の綿布止めにPPバンド(積水樹脂株式会社 品番19K(幅15mm×長さ60mm))1枚を隙間が生じたり、しわが生じたりしないように、ねじ止めで摩擦子に固定する。
・試料台
形状 R200mm
ストローク 120mm
往復速度 30cps
・試験片(トイレクリーナー)
幅25mm(プライを剥がさず幅75mmを3つ折り)×長さ240mm(試料台側)
・試験手順
(1)試験片を試料台に弛まないように取り付ける。
(2)摩擦子を試料台に静かに降ろす。
(3)スタートSWを押して試験開始。
・判定方法
10回ずつ学振させて試験片の状態を確認し、目視で紙面に毛羽立ちや破れ等のダメージが確認された時点の回数を計測した。
上記実施例及び比較例の試験シートを114mm×114mmにカットし、各試験シートの水解性をJIS P4501に規定される、ほぐれやすさ試験に準じた方法に従って水解性を測定する。
10名のユーザに、各実施例及び比較例の試験シートを3分間のトイレ空間の掃除に使用してもらい、使用後の手荒れの症状の発現具合について、「手荒れを全く感じない」、「手荒れが多少気になる」、「手荒れが気になる」のいずれかで回答してもらった。
ユーザ10人のうち、「手荒れを全く感じない」と回答した人の割合が最も高い場合は○、「手荒れが多少気になる」と回答した人の割合が最も高い場合は△、「手荒れが気になる」と回答した人の割合が最も高い場合は×とする。
実施例1−3と比較例1を比較すると、DGMEを1.00〜5.00質量%添加することで、DGMEを添加していない場合と比べてトイレクリーナーSの表面強度が約2.32〜2.94倍になることがわかった。
これは、PGMEは紙全体に浸透しやすいのに対して、DGMEは紙の表面に留まりやすいため、DGMEの方が表面強度は強くなるからであると推測される。
これは、グリコールエーテル類の総添加量はいずれも16.500質量%であり、水解性に影響しないからであると推測される。
これは、DGMEが使用者の手の脂を拭き取ってしまうからであると推測される。
実施例1−5及び比較例1−2の試験シートを、165mm×230mmにカットし、皮脂汚れを模した油性マジックの直径1mmの点を9点書いたタイル上に載せ、更にその上に1kgの重りを置き、一定の速度で拭き、拭き取り後のタイルの確認を行った。
このとき、汚れ部の面積の9割以上を拭き取ることができたものを「◎」(汚れがついていない)、汚れ部の面積の6割以上9割未満を拭き取ることができたものを「○」(汚れがわずかについている)、汚れ部の面積の2割以上6割未満を拭き取ることができたものを「△」(汚れが少しついている)、汚れ部の面積の2割未満を拭き取ることができたものを「×」(汚れがかなりついている)として評価した。
実施例1−5と比較例1−2を比較すると、薬液にDGMEを添加することでトイレクリーナーSの拭き取り性能が向上することがわかる。特にDGMEを3.00質量%以上添加することでトイレクリーナーSの拭き取り性能が大きく向上することがわかった。
EM11、12、21 エンボス
PR21、22 膨出部
CN31、SN32 接触面積
Claims (4)
- 水解性の繊維集合体からなる原紙シートに薬液を含浸させた水解性シートであって、
前記薬液中にジエチレングリコールモノブチルエーテルと、それ以外のグリコールエーテル類を少なくとも1種類以上含むことを特徴とする水解性シート。 - 前記薬液中にプロピレングリコールモノメチルエーテルを含むことを特徴とする請求項1記載の水解性シート。
- 前記薬液中に11.50質量%から13.50質量%のプロピレングリコールモノメチルエーテルを含むことを特徴とする請求項2記載の水解性シート。
- 前記薬液中に3.00質量%から5.00質量%のジエチレングリコールモノブチルエーテルを含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の水解性シート。
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