JP2021142192A - 清掃用ウェットシート及び当該清掃用ウェットシートの製造方法 - Google Patents

清掃用ウェットシート及び当該清掃用ウェットシートの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】紙からなる、強度に優れた清掃用ウェットシート及び当該清掃用ウェットシートの製造方法を提供する。【解決手段】木材パルプを原料とする原紙シートPからなる清掃用ウェットシート100の製造過程において、水溶性バインダーが塗布された原紙シートPに含浸させる薬液に電解質のアルミニウム化合物を配合することで、水溶性バインダーとアルミニウムイオンが架橋し、引張強度、表面強度、引裂強度、耐水性に優れ、清掃具200に取り付けて水汚れの掃除を行っても、破れたり溶けたりしない清掃用ウェットシート100を形成することができる。【選択図】図3

Description

本発明は、清掃用ウェットシート及び当該清掃用ウェットシートの製造方法に関する。
従来、清掃用ウェットシートとして、不織布からなるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2019−112342号公報
化学繊維を原料とする不織布よりも、天然繊維を原料とする紙の方が環境保護の観点では優れているが、紙からなる清掃用ウェットシートは強度が弱く、特に水汚れ等の拭き掃除の最中に破れてしまうことがある。
本発明の目的は、紙からなり、強度に優れた清掃用ウェットシート及び当該清掃用ウェットシートの製造方法を提供することである。
請求項1に記載の発明は、水溶性バインダーが塗布された原紙シートに薬液が含浸された清掃用ウェットシートであって、
前記原紙シートは、木材パルプからなり、
前記薬液は、アルミニウムイオンを含むことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の清掃用ウェットシートにおいて、
前記薬液には、プロピレングリコールモノメチルエーテルが配合されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の清掃用ウェットシートにおいて、
前記清掃用ウェットシートは、前記原紙シートが複数枚プライ加工されてなることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、清掃用ウェットシートの製造方法であって、
木材繊維からなる木材パルプを抄紙して原紙シートを生成する抄紙工程と、
前記原紙シートに水溶性バインダーを塗布する塗布工程と、
前記原紙シートにアルミニウムイオンを含む薬液を含浸させる薬液含浸工程と、が含まれることを特徴とする。
本発明によれば、紙からなる、強度に優れた清掃用ウェットシート及び当該清掃用ウェットシートの製造方法を提供することができる。
本実施の形態の清掃用ウェットシートの使用時の状態を示す図である。 (a)は、従来の紙の繊維配向を示す図、(b)は、本発明の繊維配向を示す図である。 清掃用ウェットシートの一例を示す平面図である。 図3におけるA部分の拡大図である。 図4のV−V線における断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態である清掃用ウェットシート100について説明する。但し、発明の範囲は図示例に限定されず、あくまで特許請求の範囲の記載を基に判断される。
なお、以下においては、図1に示したように、X方向、Y方向及びZ方向を定めて説明する。
[実施形態の構成]
図1は、本実施の形態の清掃用ウェットシート100の使用時の状態を示す図である。
図1に示すように、清掃用ウェットシート100は、例えば、矩形の平板状のヘッド部201と、ヘッド部201の上面に取り付けられた柄部202と、を備える清掃具200に交換可能に装着される、複数枚の原紙シートPがプライ加工(積層)されたシートである。
清掃用ウェットシート100は、清掃具200のヘッド部201の底面を覆って清掃面を形成し、清掃具200のヘッド部201の長手縁部201aに沿って折り曲げられてヘッド部201の上面に係止され、装着された状態となる。
なお、長手縁部201aとは、ヘッド部201の長手方向に沿った縁部を指す。即ち、矩形のヘッド部201の4つの縁部のうちの、長い方の2つの縁部を指す。
原紙シートPは、木材繊維を原料とする木材パルプからなる。木材パルプとしては例えば、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)、広葉樹未晒クラフトパルプ(LUKP)、針葉樹未晒クラフトパルプ(NUKP)、広葉樹亜硫酸パルプ、針葉樹亜硫酸パルプ等が挙げられ、これらを適宜任意の割合で配合することができる。
なお、ケナフ、麻、葦等は天然繊維ではあるが、これらを原料とする非木材パルプは、パルプ強度が弱く、パルプ自体の単価が高く、製造コストも高くなるので好ましくない。
また、古紙からなる古紙パルプは、微細繊維が多いため、原紙シートPの濾水性が悪くなり、生産スピードが落ち、また薬液を含浸させた後の紙面の見栄えが悪化するとともに、層間強度も低下してしまうので好ましくない。
以上より、原紙シートPの製造には上記したような木材パルプを用いることが望ましい。
[水溶性バインダー]
また、清掃用ウェットシート100の原紙シートPには紙力増強のための水溶性バインダーが付与されている。水溶性バインダーとしては、カルボキシメチルセルロース(CMC)、ポリビニルアルコール、デンプンまたはその誘導体、ヒドロキシプロピルセルロース、アルギン酸ナトリウム、トラントガム、グアーガム、キサンタンガム、アラビアゴム、カラギーナン、ガラクトマンナン、ゼラチン、カゼイン、アルブミン、プルプラン、ポリエチレンオキシド、ビスコース、ポリビニルエチルエーテル、ポリアクリル酸ソーダ、ポリメタアクリル酸ソーダ、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸のヒドロキシル化誘導体、ポリビニルピロリドン/ビニルピロリドン酢酸ビニル共重合体等のバインダー成分が挙げられる。
特に、架橋反応により湿潤強度を発現しうる点からカルボキシル基を有する水溶性バインダーを用いることが好ましい。
カルボキシル基を有する水溶性バインダーは、水中で容易にカルボキシラートを生成するアニオン性の水溶性バインダーである。その例としては多糖誘導体、合成高分子、天然物が挙げられる。
(多糖誘導体)
多糖誘導体としてはCMCの塩、カルボキシエチルセルロース又はその塩、カルボキシメチル化デンプン又はその塩などが挙げられ、特にCMCのアルカリ金属塩が好ましい。
(CMC)
CMCについては、そのエーテル化度が0.6〜2.0、特に0.9〜1.8、更に好ましくは1.0〜1.5であるのが望ましい。水解性と湿潤紙力の発現が極めて良好となるためである。
また、CMCは、水膨潤性のものを用いることが好ましい。これは、本実施形態における薬液中の架橋剤であるアルミニウムイオンとの架橋により、未膨潤化のまま原紙シートPを構成する繊維をつなぎとめる機能を発揮し、清掃・清拭作業に耐えうる清掃用ウェットシート100としての強度を発現することができるからである。
本実施形態の清掃用ウェットシート100の場合には、水溶性バインダーとして、CMCが付与されている。
CMCは、原紙シートPの厚み方向に均一に含浸された状態でも良いが、原紙シートPの厚み方向の中央から表面及び裏面に向かうにつれてCMCの含有量が徐々に増加した状態となっていることが好ましい。これにより、清掃用ウェットシート100は、同量の水溶性バインダーを均一に含浸させた従来品に比べて清掃面等を強く擦っても破れにくくなるからである。
(合成高分子)
合成高分子としては、不飽和カルボン酸の重合体又は共重合体の塩、不飽和カルボン酸と該不飽和カルボン酸と共重合可能な単量体との共重合体の塩などが挙げられる。不飽和カルボン酸としては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、無水マレイン酸、マレイン酸、フマール酸などが挙げられる。これらと共重合可能な単量体としては、これら不飽和カルボン酸のエステル、酢酸ビニル、エチレン、アクリルアミド、ビニルエーテルなどが挙げられる。特に好ましい合成高分子は、不飽和カルボン酸としてアクリル酸やメタクリル酸を用いたものであり、具体的にはポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、アクリル酸メタクリル酸共重合体の塩、アクリル酸又はメタクリル酸とアクリル酸アルキル又はメタクリル酸アルキルとの共重合体の塩が挙げられる。
天然物としては、アルギン酸ナトリウム、ザンサンガム、ジェランガム、タラガントガム、ペクチンなどが挙げられる。
(CNF)
また、清掃用ウェットシート100には、セルロースナノファイバー(CNF)を添加することができる。
即ち、水溶性バインダー(本実施形態の場合には、CMC)には、CNFを添加することができ、原紙シートPの比表面積はパルプのみの組成のものより大きくなる。
ここで、CNFとは、パルプ繊維を解繊して得られる微細なセルロース繊維をいい、一般的に繊維幅がナノサイズ(1nm以上、1000nm以下)のセルロース微細繊維を含むセルロース繊維をいうが、平均繊維幅は、100nm以下の繊維が好ましい。平均繊維幅の算出は、例えば、一定数の数平均、メジアン、モード径(最頻値)などを用いる。
CNFは、原紙シートPの厚み方向に均一に含浸された状態でも良いが、原紙シートPの厚み方向の中央から表面及び裏面に向かうにつれてCNFの含有量が徐々に増加した状態となっていることが好ましい。これにより、清掃用ウェットシート100は、同量の水溶性バインダーを均一に含浸させた従来品に比べて清掃面等を強く擦っても破れにくくなるからである。
(CNFに使用可能なパルプ繊維)
CNFの製造に使用可能なパルプ繊維としては、広葉樹パルプ(LBKP)、針葉樹パルプ(NBKP)等の化学パルプ、晒サーモメカニカルパルプ(BTMP)、ストーングランドパルプ(SGP)、加圧ストーングランドパルプ(PGW)、リファイナーグランドパルプ(RGP)、ケミグランドパルプ(CGP)、サーモグランドパルプ(TGP)、グランドパルプ(GP)、サーモメカニカルパルプ(TMP)、ケミサーモメカニカルパルプ(CTMP)、リファイナーメカニカルパルプ(RMP)等の機械パルプ、茶古紙、クラフト封筒古紙、雑誌古紙、新聞古紙、チラシ古紙、オフィス古紙、段ボール古紙、上白古紙、ケント古紙、模造古紙、地券古紙、更紙古紙等から製造される古紙パルプ、古紙パルプを脱墨処理した脱墨パルプ(DIP)などが挙げられる。これらは、本発明の効果を損なわない限り、単独で用いてもよく、複数種を組み合わせて用いてもよい。
(CNFの解繊方法)
CNFの製造に用いられる解繊方法としては、例えば、高圧ホモジナイザー法、マイクロフリュイダイザー法、グラインダー磨砕法、ビーズミル凍結粉砕法、超音波解繊法等の機械的手法が挙げられるが、これらの方法に限定されるものではない。
なお、上記解繊方法などにより機械的処理のみ施した(変性させていない)CNF、即ち、官能基未修飾のCNFは、リン酸基やカルボキシメチル基などの官能基修飾されたものに対し、熱安定性が高いため、より幅広い用途に使用可能であるが、リン酸基やカルボキシメチル基などの官能基修飾されたCNFを本発明に使用することも可能である。
また、例えば、パルプ繊維に対して機械的手法の解繊処理を施したものに、カルボキシメチル化等の化学的処理を施しても良いし、酵素処理を施してもよい。化学的処理を施したCNFとしては、例えば、TEMPO酸化CNF、リン酸エステル化CNF、亜リン酸エステル化CNF等の、直径が3〜4nmとなるiCNF(individualized CNF)(シングルナノセルロース)が挙げられる。
また、化学的処理や酵素処理のみを施したCNFや、化学的処理や酵素処理を施したCNFに、機械的手法の解繊処理を施したCNFでもよい。
[繊維配向の比率]
また、清掃用ウェットシート100の縦横の繊維配向の比率(縦/横)については、特に限定するものではないが、0.8〜2.0であることが好ましく、0.8〜1.2であることがより好ましい。
紙の製造工程である抄紙工程においては抄紙機のワイヤーの上に繊維を敷き詰めて搬送方向に流すため、一般的には、紙は、抄紙機の搬送方向である縦方向に多くの繊維が並んでいる(例えば、縦:横=2.3:1等。図2(a)参照)という特性がある。そのため、横方向の繊維密度が薄く繊維が断裂しやすい。即ち、拭くときの方向によって破れやすい。そこで、本実施形態においては、図2(b)に示すように、清掃用ウェットシート100の縦横の繊維配向比率を0.8〜2.0、好ましくは、0.8〜1.2とすることで、どの方向から拭いても破れにくい清掃用ウェットシート100を提供することができる。なお、縦横の繊維配向の比率は、MD及びCD方向の湿潤強度の比により求めることができる。
[薬液]
また、本実施形態の清掃用ウェットシート100には、アルミニウム化合物を含む所定の薬液が含浸されている。なお、薬液にはこの他、グリコールエーテル類、水性洗浄剤、防腐剤、除菌剤、低級アルコール、有機溶剤等の補助剤が含まれる。
当該薬液は、水溶性バインダーが塗布された後に乾燥された原紙シートPに対して、含浸される。
親水性繊維に含浸された薬液は、清掃用ウェットシート100の使用時に清掃用ウェットシート100の表面ないし裏面から放出される。
また、薬液は、清掃用ウェットシート100の基材である原紙シートPの質量に対して100質量%〜500質量%含浸させるが、好ましくは150質量%〜300質量%である。
また、薬液のphは、アルミニウム種のカチオン性が活性な4以上、6未満の範囲とするのが好ましい。
(アルミニウム化合物)
アルミニウム化合物は、水溶性バインダー(本実施形態の清掃用ウェットシート100の場合には、CMC)と架橋する架橋剤として、紙力を増強するために用いられる。
上記したように、アルミニウムイオンが水溶性バインダーと架橋することで紙力が増強するため、アルミニウム化合物としては電解質のもの、例えば、塩基性塩化アルミニウム、塩基性ポリ水酸化アルミニウム等の塩基性アルミニウム化合物、水に易分解性のアルミナゾル等の水溶性アルミニウム化合物等が好ましく、必要に応じて適宜任意に用いられる。
(グリコールエーテル類)
グリコールエーテル類とは、2価アルコールであるグリコールの片末端、あるいは両末端の水酸基をエーテル化した構造であり、分子内に疎水性のアルキル基並びに親水性のエーテル基及び水酸基を有する化合物であり、界面活性剤に比べ分子量が小さく、従来の界面活性剤のみを含んだ洗剤よりも動的表面張力が低いため、薬液と汚れとの間の界面形成をより速く起こすことができる。また、グリコールエーテル類は、疎水性の油分や汚れと水を相溶化するカップリング剤としても働き、汚れを引き離し、再付着することを防止することができる。そのため、薬液にグリコールエーテル類を添加することで、清掃用ウェットシート100の拭き取り性能を向上させることができる。
本発明における薬液には、グリコールエーテル類であるプロピレングリコールモノメチルエーテル(PGME)、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールイソプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノイソプロピルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、ポリエチレングリコール モノメチルエーテル、エチレングリコールイソプロピルエーテル、ジエチレングリコール モノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル等が含まれている。
特に、PGMEは、通常、洗浄成分として添加され洗浄力が向上することが知られているが、直接シート強度を向上する効果を示し、多価金属イオンによるシート強度向上効果を高める効果を持っている。その結果、高い消臭効果を奏するものと考えられる。PGMEの付与量は、20g/m〜60g/mであるのが好ましく、より好ましくは26g/m〜40g/mである。20g/m未満であると消臭効果が十分得られない。また、60g/mよりも多く付与しても、60g/m付与した場合よりも大きな消臭効果は得られない。
(水性洗浄剤)
水性洗浄剤としては、例えば、界面活性剤の他、低級又は高級(脂肪族)アルコールを使用することができる。
(防腐剤)
防腐剤としては、例えば、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン等のパラベン類を使用することができる。
(除菌剤)
除菌剤としては、例えば、塩化ベンザルコニウム、グルコン酸クロルヘキシジン、ポピドンヨード、エタノール、セチル酸化ベンザニウム、トリクロサン、クロルキシレノール、イソプロピルメチルフェノール等を使用することができる。有機溶剤としては、グリコール(2価)、グリセリン(3価)、ソルビトール(4価)等の多価アルコールを使用することができる。
また、上述した薬液の成分の補助剤については適宜選択可能であり、必要に応じて他の機能を果たす成分を薬液に含ませてもよい。例えば、防腐剤や除菌剤を可溶化する補助剤としてプロピレングリコール(PG)を使用することができる。
[清掃用ウェットシート]
図3は、本実施の形態の清掃用ウェットシート100の一例を示す平面図である。
図3に示すように、清掃用ウェットシート100は、X方向に長尺な矩形状であって、例えば、X方向(長手方向)において250mmから300mm、好ましくは260mmから290mm、Y方向(短手方向)において180mmから230mm、好ましくは200mmから210mmに形成されている。
清掃用ウェットシート100において、清掃具200のヘッド部201の長手縁部201aに沿って折り曲げられる部分を折曲部Sと称する。
この折曲部Sは、規定の清掃具200のヘッド部201に合わせて、予めおおよその位置が設定されている。即ち、清掃用ウェットシート100のY方向の所定位置において、X方向に延在する2列の折曲部Sが設定されている。なお、折曲部Sは、使用者が認識できるように、例えば、清掃用ウェットシート100に予め折曲部Sに対応する直線を印刷しても良いし、清掃用ウェットシート100に折曲部Sに対応する折れ線を形成しても良い。
そして、清掃用ウェットシート100の折曲部Sに沿って、非エンボス部30がX方向に所定間隔ごとに複数配置され、清掃用ウェットシート100の非エンボス部30が配された領域を除く全体に亘って、エンボス部20が配置されている。
これにより、清掃用ウェットシート100において清掃具200のヘッド部201の長手縁部201aに対応する位置には、エンボス部20と、非エンボス部30が交互に配されることとなる。
(エンボス部)
エンボス部20は、清掃用ウェットシート100において、シートが厚み方向に圧縮された部分である。
かかるエンボス部20は、例えば、温度80℃〜130℃、エンボス圧0.2MPa〜1.0MPaの条件による熱エンボスにて形成することができる。
図4は、図3のA領域の拡大図である。また、図5は、図4のV−V線における断面図である。
図4及び図5に示すように、エンボス部20には、上側(清掃用ウェットシート100の一面側)に凸型となる凸エンボス21と、下側(清掃用ウェットシート100の他面側)に凸型(即ち、上側に凹型となる)凹エンボス22と、が形成されている。
凸エンボス21と、凹エンボス22とは、X方向、Y方向のいずれにおいても交互に並ぶように互い違いに配置されている。このように、規則的に凸エンボス21と凹エンボス22が交互に配置されることにより、ごみの捕集性を向上させることができる。
エンボス部20において、互い違いに配置された、凸エンボス21と凹エンボス22との間には、中間部23が形成されている。中間部23は、凸エンボス21及び凹エンボス22が形成されていない部分であり、このため、中間部23は、Z方向において、凸エンボス21よりも低く、凹エンボス22よりも高い位置となる。
なお、上記のようなエンボスパターンとすることは必須ではなく、凸エンボス21又は凹エンボス22が一列に並んでいるエンボスパターンや、不規則に並んでいるエンボスパターンとしてもよい。
特に、エンボスパターンの間隔を広げることで、ごみがエンボスに入りやすくなり、エンボスパターンの間隔を狭くすることで、ごみがシートから抜けにくくなる。そのため、清掃用ウェットシート100の外側はエンボスパターンの間隔を広くし、内側はエンボスパターンの間隔を狭くすると、エンボスに入ったごみを逃すことなく掃除することが出来るようになるので、好ましい。
また、例えば、凸エンボス21又は凹エンボス22のいずれかのみが備えられるようにすることも可能である。
(凸エンボス)
凸エンボス21は、図4に示すように、平面視において、X方向に幅が狭く、Y方向中央部にくびれ部を有する、所謂ひょうたん形に形成されている。なお、ごみの捕集性の観点からは上記の形状が好ましいが、凸エンボス21の形状としてはこれに限られず、例えば、円形、楕円形、多角形等種々の形状に形成することが可能である。また、各形状を組み合わせたものとしてもよい。
凸エンボス21は、X方向において2mmから5mm、好ましくは3mmから4mmであり、Y方向5mmから10mm、好ましくは6mmから8mmであり、Z方向において(中間部23からの高さ)0.5mmから2mm、好ましくは0.7mmから1.5mmに形成される。
また、凸エンボス21は、図5に示すように、断面視において、上側に向かって段階的に凸となる形状に形成されている。即ち、断面視において、シートの表面(上面)から突出した第1凸部21aの頂部に、さらに上側に突出した第2凸部21bが形成されている。
より具体的に、第1凸部21aの頂部は、Y方向両端部において、0.5mmから3mm、好ましくは1mmから2mmの平面状のステージ部Hを有し、Y方向中央両端部において、第2凸部21bを有している。
かかる構成により、清掃用ウェットシート100のクッション性を向上させることができ、また、清掃時にエンボスの形状を維持しやすくすることができる。
(凹エンボス)
凹エンボス22は、図4に示すように、平面視において凸エンボス21と略同一の形状となる所謂ひょうたん形に形成されている。なお、凹エンボス22の形状としてはこれに限られず、種々の形状に形成することが可能であり、凸エンボス21と異なる形状としてもよい。
また、凹エンボス22は、図5に示すように、断面視において、凸エンボス21と上下逆さまな、下側に向かって段階的に凹となる形状に形成されている。即ち、断面視において、シートの表面(下面)から突出した第1凹部22aの頂部に、さらに下側に突出した第2凹部22bが形成されている。
より具体的に、第1凹部22aの頂部は、Y方向両端部において、0.5mmから3mm、好ましくは1mmから2mmの平面状のステージ部Hを有し、Y方向中央両端部において、第2凹部22bを有している。
かかる構成により、清掃用ウェットシート100のクッション性を向上させることができ、また、清掃時にエンボスの形状を維持しやすくすることができる。
(非エンボス部)
非エンボス部30は、清掃用ウェットシート100の、シートが厚み方向に圧縮なされておらず、起毛を有している部分であり、清掃用ウェットシート100の列状の折曲部Sに沿って複数配置されている。
かかる非エンボス部30は、上記エンボス部20を形成するエンボスロールを、非エンボス部30の形状を除くようにデザインすることで、形成することができる。
なお、非エンボス部30は、全く圧縮がなされていない場合に限られず、起毛が残存する程度に、エンボス部20の圧縮がなされている部分と比較して軽度な圧縮がなされていてもよい。また、非エンボス部30には、起毛していない部分が含まれていても良い。
非エンボス部30の大きさとしては、X方向において40mmから70mm、好ましくは50mmから60mm、Y方向において15mmから70mm、好ましくは20mmから50mmに形成される。
このように設定することで、製造において、清掃用ウェットシート100に折曲部Sに対応する折れ線を形成する場合に、装置による折れ線の蛇行が発生した場合にも、適切な位置に折れ線を形成することができる。
(凹部)
非エンボス部30の各々は、清掃用ウェットシート100が清掃具200に装着された状態において、ヘッド部201の長手縁部201aに対して開口した凹部31を有する形状であることが好ましい。
具体的には、例えば、図3に示すように、非エンボス部30は、右方向又は左方向、即ち、矩形状の清掃用ウェットシート100の中央部から長辺に向かい開口した平面視V字状に形成することができる。即ち、平面視V字状の非エンボス部30であれば、V字状の凹部31を有することとなる。
これによって、清掃用ウェットシート100をY方向、即ち、清掃用ウェットシート100の短辺と平行な方向に動かして清掃を行った場合に、凹部31にごみが溜まりやすく、ごみの捕集性をより高めることができる。
また、非エンボス部30は、図3に示すように、列ごとにX方向の位置がずれ、互い違いとなるように配置されている。即ち、ヘッド部201の長手縁部201aの一方に対応する折曲部Sに沿った非エンボス部30と、ヘッド部201の長手縁部201aの他方に対応する折曲部Sに沿った非エンボス部30とは、折曲部Sの延在方向において、異なる位置に配されている。
これによって、清掃用ウェットシート100をY方向、即ち、清掃用ウェットシート100の短辺と平行な方向に動かして清掃を行った場合に、捕集性を互いに補完し合うこととなり、床面を隙間なく非エンボス部30が通過するので、ごみの捕集性を高めることができる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[サンプル作成]
まず、秤量43g/mで、NBKP40%、LBKP60%の原紙シートPを2つ準備し、この原紙シートP同士をプライ加工した。
次に、水溶性バインダー塗布設備にて、上記原紙シートPの外面に、水96%、CMC4%のバインダー溶液をスプレー塗布した。
次に熱風乾燥機(温度180℃)を通過させ、水分率が約8%になるまで乾燥させた。
なお、バインダー溶液に含まれるCMCは、CMC1330(ダイセル社)である。
次いで、下記実施例1及び比較例1―3の条件で薬液を配合し、それぞれ乾燥重量に対して200質量%含浸させ、実施例1及び比較例1―3のウェットシートを作成した。
(実施例1)
薬液は、塩化アルミニウム(III)(AlCl)4.550%と、PGME16.500%、水性洗浄剤0.200%、防腐剤0.205%、除菌剤0.200%、PG3.000%、精製水75.345%を配合したものである。
(比較例1)
薬液は、塩化マグネシウム(MgCl)3.610%と、PGME16.500%、水性洗浄剤0.200%、防腐剤0.205%、除菌剤0.200%、PG3.000%、精製水76.285%を配合したものである。
(比較例2)
薬液は、塩化亜鉛(ZnCl)1.920%と、PGME16.500%、水性洗浄剤0.200%、防腐剤0.205%、除菌剤0.200%、PG3.000%、精製水77.975%を配合したものである。
(比較例3)
薬液は、塩化カルシウム(CaCl)2.550%と、PGME16.500%、水性洗浄剤0.200%、防腐剤0.205%、除菌剤0.200%、PG3.000%、精製水77.345%を配合したものである。
上記実施例1及び比較例1−3のウェットシートを用いて、以下の試験1−4を行った。
[試験1.引張強度試験]
ウェットシートを25mm幅にカットした試験片の両端を引張試験機(A&D社製のTENSIRON RTG1210)のチャックで挟み、チャック間距離50mm、速度500mm/minの条件で、各接着箇所の原紙シートP同士のプライが剥がれるときの最大荷重点を測定する。このような試験を各ウェットシートを用いて4回ずつ行い、引張強度の平均値を算出した。
[試験2.表面強度試験]
ウェットシートのプライを剥がさずに幅75mm×長さ240mmで切り取った試験片を、幅方向の両端部領域が重なるように3つ折りにし、測定部分を学振型摩擦堅牢度試験機で擦り、目視で試験片の紙面に毛羽立ちや破れ等のダメージが確認された時点の摩擦回数を計測する。なお、学振型摩擦堅牢度試験機による試験条件は下記のとおりである。
・学振型摩擦堅牢度試験機
テスター産業株式会社製 品番AB301
・摩擦子
形状 20mm×R50mm
荷重 200gf(白綿布止め、アーム含む)
単位面積あたりの荷重 50gf/cm(荷重200gf/接触面積4.0cm
摩擦子の綿布止めにPPバンド(積水樹脂株式会社 品番19K(幅15mm×長さ60mm))1枚を隙間が生じたり、しわが生じたりしないように、ねじ止めで摩擦子に固定する。
・試料台
形状 R200mm
ストローク 120mm
往復速度 30cps
・試験片
幅25mm(プライを剥がさず幅75mmを3つ折り)×長さ240mm(試料台側)
・試験手順
(1)試験片を試料台に弛まないように取り付ける。
(2)摩擦子を試料台に静かに降ろす。
(3)スタートSWを押して試験開始。
・判定方法
各試験片につき、上記試験を4回ずつ行い、目視で試験片の紙面に毛羽立ちや破れ等のダメージが確認された時点の回数を計測し、平均値を算出した。
なお、上記試験では、清掃用ウェットシート100を実際に使用する場面を想定、すなわち汚れが付着したことにより被清掃面がザラザラした状態を想定し、表面に網目模様が施されたPPバンドを学振子として使用している。これにより、清掃用ウェットシート100の実際の使用時を想定した環境試験が可能となり、清掃用ウェットシート100が実際の使用時に耐え得るか否かについて信頼性の高い評価を行うことができる。
[試験3.引裂強度試験]
各ウェットシートにつき、引裂強度を、JIS P8116(2000)に準じた方法に従って4回測定し、平均値を算出した。
試験1−3の結果を表Iに示す。
Figure 2021142192
[評価]
表Iの実施例1と比較例1−3を比較すると、アルミニウムイオンを有する塩化アルミニウム(III)を配合した薬液を含浸させることで、試験片の引張強度、表面強度、引裂強度がいずれも、他の多価金属イオンを有する無機化合物を配合した薬液を含浸させた場合に比べて高くなることがわかる。
これは、多価金属イオンによりシート強度が向上するが、特にアルミニウムイオンは、他の金属イオンよりも水溶性バインダーと架橋しやすいからであると考えられる。
[試験4.水解性試験]
各ウェットシートにつき、水解性を、JIS P4501(2006)4.5「ほぐれやすさ」に準じた方法に従って4回測定し、平均値を算出した。
試験4の結果を表IIに示す。
Figure 2021142192
[評価]
表IIに示すように、塩化アルミニウム(III)を薬液に配合させた場合のみ、10分以上経過しても試験片は水に溶解しなかった。
表IIの実施例1と比較例1−3を比較すると、アルミニウム化合物を薬液に配合し、含浸させることで、清掃用ウェットシート100が不溶性を得ることがわかる。このため、水汚れ等の清掃においても清掃用ウェットシート100が溶解したり、破れたりすることなく使用することができる。
これは、他の金属イオンと比較してアルミニウムイオンが、水溶性バインダーと架橋しやすいため、強度が向上し、水に溶解しにくくなるからであると考えられる。
[試験5.実使用試験]
各ウェットシートを、X方向(長手方向)290mm×Y方向(短手方向)210mmにカットした後、フローリングワイパー(大王製紙株式会社、(X方向250mm×Y方向98mm))にそれぞれ装着し、荷重3kgで250mm×750mmの被清掃面を15往復させる。このとき、ウェットシートが全く破れなかった場合を〇、少し破れた場合を△、破れてボロボロになった場合を×として評価した。
試験5の結果を表IIIに示す。
Figure 2021142192
[評価]
表IIIの実施例1と比較例1−3を比較すると、塩化アルミニウム(III)を薬液に配合させた場合のみ、実際に清掃具200を取り付けて使用した場合でも、清掃用ウェットシート100が破れないだけの強度を得られることがわかる。
(実施形態の効果)
本実施形態によれば、清掃用ウェットシート100の原紙シートPに水溶性バインダーが塗布され、含浸される薬液にアルミニウム化合物が配合されているため、薬液の含浸時に水溶性バインダーとアルミニウムイオンとが架橋し、清掃用ウェットシート100の強度が強くなり、拭き掃除に使用しても破れにくくなるとともに、水汚れに対しても溶けないだけの不溶性を得ることができる。
また、清掃用ウェットシート100は木材パルプを原料とする原紙シートPからなるため、化学繊維を原料とする不織布に比べて、製造又は廃棄を行う際の環境への負荷が少ない。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
例えば、清掃用ウェットシート100は清掃具200に取り付けられて床清掃に使用されるものとしたが、これに限られず、キッチン台、窓等に対して手で擦るように用いても構わない。
また、清掃用ウェットシート100に含浸される薬液も、その用途に応じて変更可能である。
また、ゴミの捕集性は落ちるものの、清掃用ウェットシート100の全面にエンボス部20を設けるようにしても、非エンボス部30を設けるようにしても構わない。
また、清掃用ウェットシート100は複数枚の原紙シートPがプライ加工(積層)されたシートであるとしたが、これに限られず、単層のシートであっても構わない。
100 清掃用ウェットシート
P 原紙シート

Claims (4)

  1. 水溶性バインダーが塗布された原紙シートに薬液が含浸された清掃用ウェットシートであって、
    前記原紙シートは、木材パルプからなり、
    前記薬液は、アルミニウムイオンを含むことを特徴とする清掃用ウェットシート。
  2. 前記薬液には、プロピレングリコールモノメチルエーテルが配合されていることを特徴とする請求項1に記載の清掃用ウェットシート。
  3. 前記清掃用ウェットシートは、前記原紙シートが複数枚プライ加工されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の清掃用ウェットシート。
  4. 清掃用ウェットシートの製造方法であって、
    木材繊維からなる木材パルプを抄紙して原紙シートを生成する抄紙工程と、
    前記原紙シートに水溶性バインダーを塗布する塗布工程と、
    前記原紙シートにアルミニウムイオンを含む薬液を含浸させる薬液含浸工程と、が含まれることを特徴とする清掃用ウェットシートの製造方法。
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