JP2021053831A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で搬送ベルトに洗浄液を付与できる記録装置を提供すること。【解決手段】記録装置は、液体を吐出することによりメディアに記録する記録部と、メディアが貼り付けられる粘着層を有し、メディアを搬送する搬送ベルトと、粘着層に接触することによって粘着層を清掃する清掃部材42と、粘着層を洗浄するための洗浄液を貯留する貯留部41と、貯留部に貯留される洗浄液に一部分が浸かるように設けられ、回転軸を中心に回転可能な回転体43と、回転体を回転させる駆動部と、を備え、回転体は、回転軸を中心に放射状に延びる複数のベーン58を有し、搬送ベルトに洗浄液を付与可能である。【選択図】図2

Description

本発明は、記録装置に関する。
特許文献1には、液体を吐出することによってメディアに記録する記録部と、粘着層を有し、粘着層に貼り付けられたメディアを搬送する搬送ベルトとを備える記録装置が記載されている。この記録装置は、粘着層に接触することによって粘着層を清掃する清掃部材と、粘着層を洗浄するための洗浄液を貯留する貯留部と、貯留部に貯留される洗浄液を搬送ベルトに噴射する噴射筒と、噴射筒に洗浄液を送るポンプとを有する。ポンプが駆動することによって、噴射筒から洗浄液が噴射される。搬送ベルトに洗浄液が付与されることによって、清掃部材により粘着層が効果的に清掃される。
特開2009−241285号公報
こうした記録装置においては、簡易に洗浄液を搬送ベルトに付与するための構成が望まれている。
上記課題を解決する記録装置は、液体を吐出することによりメディアに記録する記録部と、メディアが貼り付けられる粘着層を有し、メディアを搬送する搬送ベルトと、前記粘着層に接触することによって前記粘着層を清掃する清掃部材と、前記粘着層を洗浄するための洗浄液を貯留する貯留部と、前記貯留部に貯留される前記洗浄液に一部分が浸かるように設けられ、回転軸を中心に回転可能な回転体と、前記回転体を回転させる駆動部と、を備え、前記回転体は、前記回転軸を中心に放射状に延びる複数のベーンを有し、前記搬送ベルトに前記洗浄液を付与可能である。
記録システムが備える記録装置の一実施形態を模式的に示す側面図。 清掃部の断面図。 清掃部の上面図。
以下、記録装置の一実施形態について図を参照しながら説明する。記録装置は、例えば、用紙、布帛などのメディアに液体の一例であるインクを吐出することによって、文字、写真などの画像を記録するインクジェット式のプリンターである。本実施形態において、記録装置は、複数の装置とともに、記録システムを構成する。
図1に示すように、記録システム11は、例えば、保持装置12と、テンション調整装置13と、回収装置14と、記録装置15とを備える。
保持装置12は、メディア99が巻き重ねられたロール体を保持する。保持装置12は、ロール体を回転可能に保持する。保持装置12が保持するロール体は、記録前のメディア99が巻き重ねられた第1ロール体R1である。第1ロール体R1から巻き出されたメディア99は、保持装置12から記録装置15に向けて搬送される。すなわち、保持装置12は、記録装置15にメディア99を供給する。
テンション調整装置13は、例えば、接触部材17と、弾性部材18とを備える。接触部材17は、保持装置12と記録装置15との間において、メディア99に接触する。本実施形態の接触部材17は、メディア99に対して、記録装置15によって記録される面に接触する。接触部材17は、例えば、円柱状のロッドでもよいし、ローラーでもよい。
弾性部材18は、弾性を有する。弾性部材18は、接触部材17に取り付けられる。弾性部材18は、例えば、バネである。保持装置12と記録装置15との間のメディア99にかかるテンションの大きさに応じて、弾性部材18が伸び縮みする。すなわち、メディア99にかかるテンションが大きい場合には、弾性部材18が縮む。メディア99にかかるテンションが小さい場合には、弾性部材18が伸びる。このようにして、テンション調整装置13は、保持装置12と記録装置15との間において、メディア99のテンションが一定となるように調整する。
回収装置14は、メディア99が巻き重ねられたロール体を保持する。回収装置14は、ロール体を回転可能に保持する。回収装置14が保持するロール体は、記録装置15を通過した後のメディア99が巻き重ねられた第2ロール体R2である。記録システム11において、回収装置14が記録装置15からメディア99を巻き取る。すなわち、回収装置14は、記録装置15によって記録されたメディア99を回収する。本実施形態の回収装置14は、第2ロール体R2を回転させることによって、メディア99を回収する。
記録装置15は、記録部21と、搬送ベルト22とを備える。記録装置15は、第1ローラー23と、第2ローラー24と、駆動源25とを備える。記録装置15は、押付部26を備える。記録装置15は、清掃部27を備える。記録装置15は、乾燥部28を備える。
記録部21は、液体を吐出することによりメディア99に記録する、所謂インクジェット方式を採用している。記録部21は、例えば、ヘッドである。記録部21は、メディア99に対して走査するシリアルヘッドでもよいし、メディア99の幅と略同じ範囲に亘って延在するラインヘッドでもよい。
なお、記録部21は、インクジェット方式に限らず、固体のトナーを付与したのち種々の感光手段によってメディア99に画像などを定着させる電子写真方式でもよい。
記録装置15は、搬送ユニット2を有する。搬送ユニット2は、搬送ベルト22と第1ローラー23と第2ローラー24とを含む。搬送ベルト22は、基材31と、粘着層32とを有する。基材31は、無端状に設けられる。基材31は、第1面33と、第1面33とは反対の面である第2面34とを有する。第1面33は、基材31において外周面となる面である。第2面34は、基材31において内周面となる面である。
粘着層32は、第1面33上に設けられる。粘着層32は、粘着性を有する。粘着層32は、粘着性を有する粘着剤によって形成される。粘着層32は、第1面33上に粘着剤が塗布されることによって形成される。粘着剤は、例えば、熱可塑性の樹脂である。粘着層32は、第1面33の全周にわたって形成される。粘着層32の粘着力は、記録装置15の使用、時間の経過などに伴って低下する。
粘着層32は、メディア99が貼り付けられるための層である。したがって、搬送ベルト22は、粘着層32に貼り付けられたメディア99を搬送する。メディア99は、搬送ベルト22により搬送される途中において、記録部21により記録される。すなわち、記録部21は、基材31に対して、第1面33と対向するように位置する。本実施形態の記録部21は、搬送ユニット2よりも上方に位置する。
搬送ベルト22は、無端状に設けられる。搬送ベルト22は、第1ローラー23と、第2ローラー24とに巻きかけられる。そのため、基材31において第2面34が、第1ローラー23と第2ローラー24とに接触する。
搬送ベルト22は、第1ローラー23及び第2ローラー24が回転することに並行して、第1ローラー23と第2ローラー24とを周回する。搬送ベルト22が周回することによって、第1ロール体R1からメディア99が巻き出される。搬送ベルト22は、周回することによって、メディア99を搬送する。搬送ベルト22によって搬送されたメディア99は、回収装置14によって回収される。すなわち、回収装置14は、搬送ベルト22からメディア99を剥離する。
第1ローラー23は、回転可能に構成される。本実施形態において、第1ローラー23は、駆動源25と接続される。
第2ローラー24は、回転可能に構成される。本実施形態において、第2ローラー24は、搬送ベルト22の周回に従動する。すなわち、第2ローラー24は、第1ローラー23の回転に従動する。
駆動源25は、例えばモーターである。駆動源25が駆動すると、第1ローラー23が回転する。第1ローラー23が回転すると、搬送ベルト22が周回する。すなわち、駆動源25は、第1ローラー23に駆動力を伝達して搬送ベルト22を駆動する。本実施形態の駆動源25は、第1方向と、第1方向とは逆方向である第2方向との双方向に第1ローラー23を回転させることができる。したがって、搬送ベルト22は、メディア99を搬送する搬送方向F1と、メディア99を逆搬送する逆搬送方向F2との双方向に周回できる。
駆動源25は、エンコーダー35を有する。エンコーダー35は、第1ローラー23の回転量、回転速度などを検出するための構成である。エンコーダー35により、第1ローラー23が精度よく回転できる。
押付部26は、搬送ユニット2の外方に位置する。そのため、押付部26は、基材31に対して、第1面33と対向するように位置する。本実施形態の押付部26は、搬送ユニット2よりも上方に位置する。
押付部26は、メディア99を搬送ベルト22に押し付ける。これによって、メディア99が粘着層32に貼り付けられる。本実施形態の押付部26は、搬送ベルト22に向けてメディア99を下方に押し付ける。押付部26は、搬送ベルト22が周回することによって、粘着層32にメディア99を順次貼り付ける。
押付部26は、例えば、ロッドである。押付部26は、ローラーであってもよい。押付部26は、例えば、搬送ベルト22の周面上において所定の距離を往復移動することによって、効果的にメディア99を粘着層32に貼り付ける。
なお、押付部26は、ファンによって搬送ベルト22の周面に向かって気流を与えることで、風圧によりメディア99を粘着層32に押し付けるものでもよい。
清掃部27は、搬送ユニット2の外方に位置する。したがって、清掃部27は、基材31に対して、第1面33と対向するように位置する。本実施形態の清掃部27は、搬送ユニット2よりも下方に位置する。
清掃部27は、貯留部41と、清掃部材42と、回転体43と、駆動部44とを有する。本実施形態の清掃部27は、ワイピング部材45を有する。本実施形態の清掃部27は、伝達機構46を有する。記録装置15において、記録部21がメディア99に記録することに伴い、粘着層32に液体が付着することがある。清掃部27は、粘着層32に付着した液体を除去するために粘着層32を清掃する。
図2及び図3に示すように、貯留部41は、洗浄液を貯留可能に構成される。貯留部41は、粘着層32を洗浄するための洗浄液を貯留する。洗浄液とは、例えば、水であるが、他の液体でもよい。
本実施形態において、貯留部41は、収容槽51と、貯留槽52とを有する。貯留部41は、供給口53と、排出口54とを有する。また、貯留部41は、重力方向において搬送ユニット2の下方に設けられる。言い換えれば、貯留部41は、重力方向において搬送ベルト22の下方に設けられ、重力方向から見て搬送ベルト22と重なる。
収容槽51は、貯留槽52を収容する。収容槽51の容積は、貯留槽52の容積よりも大きい。収容槽51は、貯留槽52の他に、清掃部材42、回転体43、ワイピング部材45、伝達機構46などを収容する。
貯留槽52は、洗浄液を貯留するための槽である。貯留槽52は、収容槽51内に位置する。具体的には、貯留槽52は、収容槽51の底面55上に設けられる。貯留槽52が収容槽51に収容されることによって、貯留槽52に貯留される洗浄液が貯留部41の周囲に飛び散ることが抑制される。
供給口53は、洗浄液が供給されるための開口である。本実施形態において、供給口53は、収容槽51に形成される。供給口53を通じて収容槽51内に供給された洗浄液は、供給口53から落下することによって貯留槽52に貯留される。本実施形態において、供給口53には、貯留部41の外部から貯留部41に洗浄液を送るための供給管56が接続される。
排出口54は、洗浄液が排出されるための開口である。本実施形態において、排出口54は、収容槽51に形成される。排出口54は、例えば、底面55に形成されている。排出口54は、底面55において、貯留槽52が設けられる位置とは異なる位置に設けられる。排出口54は、底面55において、貯留槽52と並ぶように設けられる。したがって、貯留槽52から収容槽51にこぼれた洗浄液が、排出口54を通じて排出される。本実施形態において、排出口54には、貯留部41から外部へ洗浄液を送るための排出管57が接続される。
清掃部材42は、粘着層32に接触することによって粘着層32を清掃する。本実施形態の清掃部材42は、搬送ユニット2に対して、重力方向において下方から接触する。本実施形態において、清掃部材42は、回転するブラシローラーである。本実施形態の清掃部材42は、粘着層32に接触する状態で回転することにより、粘着層32を清掃する。清掃部材42の回転軸A2は、第1ローラー23及び第2ローラー24の回転軸と平行である。回転軸A2は、清掃部材42の軸心である。清掃部材42は、搬送ベルト22が周回することによって、粘着層32に順次接触する。清掃部材42は、粘着層32を清掃することによって汚れる。清掃部材42は、その回転軸A2を中心として放射状に延びる複数の毛を有する。また、清掃部材42の少なくとも一部は、重力方向から見て搬送ベルト22と重なる。
本実施形態の清掃部材42は、貯留部41に支持される。具体的には、清掃部材42は、収容槽51に支持される。したがって、清掃部材42は、収容槽51に対して回転する。
清掃部材42は、収容槽51内に設けられる。清掃部材42は、その一部分が貯留槽52内に延びるように設けられる。したがって、清掃部材42は、その一部分が貯留槽52に貯留される洗浄液に浸かるように設けられる。すなわち、清掃部材42は、貯留部41に貯留される洗浄液に一部分が浸かるように設けられる。本実施形態において、清掃部材42の下端を含む一部分が、洗浄液に浸かる。
本実施形態の清掃部材42は、洗浄液に浸かる状態で回転軸A2を中心に回転することにより、洗浄される。清掃部材42は、例えば、貯留部41に貯留される洗浄液に沈むように移動することによって、洗浄されてもよい。清掃部材42は、洗浄されることによって、洗浄液で濡れた状態となる。清掃部材42、図2において反時計回りC1、或いは、時計回りC2に回転可能である。
本実施形態の清掃部27は、洗浄液で濡れた清掃部材42を粘着層32に接触させることによって、粘着層32を清掃する。洗浄液を用いて粘着層32が清掃されることによって、粘着層32に付着した液体が効果的に除去される。すなわち、洗浄液で濡れた清掃部材42が接触することにより、粘着層32に付着する液体が効果的に除去される。
回転体43は、回転軸A1の周りで回転可能である。回転体43は、例えば、回転軸A1に沿う方向が長手方向である。回転軸A1は、回転体43の軸心である。本実施形態において、回転軸A1は、清掃部材42の回転軸A2と平行である。また、回転体43の少なくとも一部は、重力方向から見て搬送ベルト22と重なる。
回転体43は、複数のベーン58を含む。本実施形態の回転体43において、8つのベーン58が設けられる。但し、複数のベーン58の数は特に限定されない。複数のベーン58は、回転体43において、回転軸A1を中心に放射状に延びる。回転体43は、図2において反時計回りC1、或いは、時計回りC2に回転可能である。
回転体43は、貯留部41内に設けられる。具体的には、回転体43は、収容槽51に収容されるように設けられる。本実施形態の回転体43は、回転軸A1と交差する方向D1において、供給口53と排出口54との間に設けられる。さらに詳しくは、回転体43は、方向D1において、供給口53と清掃部材42との間に設けられる。本実施形態において、清掃部材42は、方向D1において、供給口53と排出口54との間に設けられる。すなわち、本実施形態において、供給口53、回転体43、清掃部材42、排出口54は、この順で方向D1に並ぶ。方向D1は、貯留部41を重力方向において上方から見た場合に、供給口53から排出口54に向かう方向である。
回転体43は、搬送ベルト22と接触しない位置に設けられる。すなわち、回転体43は、搬送ベルト22から離れた位置に設けられる。清掃部27において、清掃部材42は搬送ベルト22に接触する一方、回転体43は搬送ベルト22に接触しない。回転体43は、回転する過程で、ベーン58の先端が搬送ベルト22と対向するような位置に設けられる。言い換えれば、複数のベーン58のそれぞれの先端が搬送ベルト22から所定距離だけ離間した状態で、回転体43が回転する。本実施形態では、回転軸A1と回転軸A2とを結ぶ直線が重力方向と直交する水平方向と平行となるように、回転軸A1と回転軸A2との位置関係が決められている。また、本実施形態では、回転体43の中心としての回転軸A1からそれぞれのベーン58の先端までの距離L1が、清掃部材42の中心としての回転軸A2からそれぞれの毛の先端までの距離L2未満である。これにより、回転軸A1と回転軸A2とを結ぶ直線が水平方向と平行であっても、回転体43を搬送ベルト22と接触しない位置に設けることができる。なお、距離L2は、清掃部材42が有するそれぞれの毛の先端が、搬送ベルト22と接触した状態における値である。
本実施形態の回転体43は、貯留部41に支持される。具体的には、回転体43は、収容槽51に支持される。そのため、回転体43は、収容槽51に対して回転する。また、回転体43は、搬送方向F1において、記録部21の下流、且つ、清掃部材42の上流に設けられる。或いは、回転体43は、搬送方向F1において、押付部26の下流、且つ、清掃部材42の上流に設けられる。そして、回転体43が収容される貯留部41は、本実施形態では重力方向において搬送ユニット2の下方に設けられるので、回転体43も重力方向において搬送ユニット2(搬送ベルト22)の下方に設けられる。
回転体43は、その一部分が貯留槽52内に延びるように設けられる。したがって、回転体43は、その一部分が貯留槽52に貯留される洗浄液に浸かるように設けられる。本実施形態において、回転体43の下端を含む一部分が、洗浄液に浸かる。これにより、回転体43は、回転する過程で、ベーン58が貯留槽52内に到達する。すなわち、回転体43は、回転する過程で、ベーン58が貯留槽52に貯留される洗浄液に浸かる。このとき、回転体43は、回転する過程で、ベーン58の先端を含む一部分が洗浄液に浸かるように設けられていてもよいし、回転する過程で、ベーン58の基端を含む一部分が洗浄液に浸かるように設けられていてもよい。上記の構造により、回転体43は、搬送ベルト22に洗浄液を付与可能である。
本実施形態において、回転体43は、供給口53から排出口54に洗浄液を流すように回転する。すなわち、回転体43は、回転することによって、貯留槽52に貯留される洗浄液を方向D1に向けて送る。そのため、本実施形態において、回転体43は、図2において反時計回りC1に回転する。
駆動部44は、回転体43と接続される。駆動部44は、例えば、モーターである。駆動部44が駆動すると、回転体43が回転する。すなわち、駆動部44は、回転体43を回転させる。
ワイピング部材45は、収容槽51に取り付けられる。ワイピング部材45は、収容槽51内から搬送ベルト22に向けて延びる。ワイピング部材45は、例えば、ゴム、エラストマーなどの弾性材料で構成される。
ワイピング部材45は、粘着層32に接触する。ワイピング部材45は、粘着層32に接触することによって、清掃部材42及び回転体43によって粘着層32に付着した洗浄液を掻き取る。したがって、回転体43、清掃部材42、ワイピング部材45は、この順で方向D1に並ぶ。
ワイピング部材45によって掻き取られた洗浄液は、ワイピング部材45を伝うことによって収容槽51内に流れる。ワイピング部材45を伝うことによって収容槽51内に流れた洗浄液は、排出口54を通じて収容槽51から排出される。
伝達機構46は、清掃部材42と回転体43とに接続される。伝達機構46は、駆動部44の駆動力を清掃部材42に伝達する。伝達機構46は、例えば、複数の歯車で構成される輪列である。伝達機構46により、清掃部材42は、駆動部44の駆動力によって回転する。このとき、清掃部材42は、回転体43と同じ方向に回転する。すなわち、清掃部材42は、図2において反時計回りC1に回転する。
清掃部27においては、回転体43が回転することによって、貯留部41に貯留される洗浄液がベーン58により持ち上げられる。これにより、粘着層32に洗浄液が付与される。粘着層32に洗浄液が付与されることによって、粘着層32に付着する液体が一層効果的に除去される。回転体43は、例えば、1秒間に3回転する。回転体43が粘着層32に洗浄液を付与すると、搬送ベルト22は、洗浄液で濡れる。
図1に示すように、乾燥部28は、搬送ユニット2の外方に位置する。したがって、乾燥部28は、基材31に対して、第1面33と対向するように位置する。本実施形態の乾燥部28は、搬送ベルト22よりも重力方向において下方に位置する。
乾燥部28は、清掃部27の清掃によって洗浄液で濡れた粘着層32を乾燥させる。乾燥部28は、例えば、搬送ベルト22に温風を吹き付けることによって、粘着層32を乾燥させる。本実施形態の乾燥部28は、搬送ベルト22に対して下方から温風を吹き付ける。乾燥部28は、搬送ベルト22が周回することによって、洗浄液で濡れた粘着層32を順次乾燥させる。このとき、粘着層32は、乾燥部28によって温められる。
次に、搬送ベルト22の周面における特定の領域に注目しながら、記録装置15の一連の動作について説明する。
まず、搬送ベルト22の周面における特定の領域に対して、押付部26がメディア99を押し付ける。次に、その特定の領域に貼り付けられたメディア99に対して、記録部21が記録する。次に、その特定の領域に貼り付けられたメディア99が、搬送ベルト22から剥離される。次に、その特定の領域に、回転体43が洗浄液を付与する。次に、その特定の領域に、清掃部材42が接触する。次に、その特定の領域に、ワイピング部材45が接触する。次に、その特定の領域を、乾燥部28が乾燥させる。次に、その特定の領域に対して、押付部26が再びメディア99を押し付ける。このとき、その特定の領域は、乾燥部28によって温められているため、メディア99が貼り付けられやすくなる。このように、搬送ベルト22が周回することによって、メディア99に画像が順次記録される。
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
(1)回転体43は、回転軸A1を中心に放射状に延びる複数のベーン58を有する。この場合、回転体43が回転することによって、貯留部41に貯留された洗浄液がベーン58により持ち上げられる。ベーン58に持ち上げられた洗浄液は、回転体43が回転することによって搬送ベルト22に向けて、遠心力により飛ばされる。その結果、洗浄液が搬送ベルト22に付与される。このように、回転体43を回転させるだけで、洗浄液が搬送ベルト22に付与される。したがって、簡易な構成で搬送ベルト22に洗浄液を付与できる。
(2)記録装置15は、駆動部44の駆動力を清掃部材42に伝達する伝達機構46を備える。この場合、清掃部材42と回転体43とを一の駆動部44で駆動させることができる。これによって、清掃部材42と回転体43とでそれぞれ駆動部44を備える場合と比べて、記録装置15の部品点数を削減できる。
(3)回転体43は、回転軸A1と交差する方向D1において、供給口53と清掃部材42との間に設けられる。この場合、供給口53から供給された綺麗な洗浄液は、清掃部材42よりも先に回転体43に触れやすくなる。そのため、回転体43が回転すると、綺麗な洗浄液が搬送ベルト22に付与されやすい。これにより、搬送ベルト22の清掃効率が一層向上する。
(4)回転体43は、洗浄液を供給口53から排出口54に向けて流すように回転する。この場合、回転体43が回転することによって、洗浄液が供給口53から排出口54に向けて流れるため、貯留部41内の汚れが効果的に排出される。これにより、貯留部41のメンテナンス性が向上する。
(5)回転体43は、貯留部41に支持される。この場合、回転体43を支持する部材を別途設ける場合と比べて、記録装置15の部品点数を削減できる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・回転体43は、供給口53から供給される洗浄液が直接降り注ぐような位置に設けられていてもよい。すなわち、回転体43は、供給口53の直下に位置するように設けられていてもよい。
・清掃部材42の回転方向は、回転体43の回転方向と逆でもよい。
・清掃部材42は、ブラシローラーに限らず、回転しないブラシでもよいし、ワイパーでもよい。清掃部材42がワイパーである場合、清掃部27において、ワイピング部材45は設けられなくともよい。
・清掃部材42の回転軸A2は、第1ローラー23及び第2ローラー24の回転軸と平行でなくてもよい。
・回転体43の回転軸A1は、清掃部材42の回転軸A2と平行でなくてもよい。
・記録装置15には、複数の貯留部41が設けられていてもよい。具体的には、清掃部材42が収容される貯留部41(第1の貯留部)と、回転体43が収容される貯留部41(第2の貯留部)とが互いに独立していてもよい。この場合、第1の貯留部と第2の貯留部それぞれに供給口53と排出口54とが個別に設けられていてもよい。或いは、第1の貯留部の排出口54を第2の貯留部の供給口53へ接続し、第1の貯留部と第2の貯留部との間で洗浄液が移動可能となるように構成してもよい。
・伝達機構46は、ギアとチェーンとを組み合わせたものでもよい。
・清掃部材42は、時計回りC2に回転してもよい。この場合、搬送ベルト22の周回速度よりも清掃部材42の回転速度が大きいことが好ましい。これにより、搬送ベルト22と清掃部材42との間で相対速度が生じ、効果的に清掃部材42が搬送ベルト22を清掃できる。
・回転体43を搬送ベルト22から離れた位置に設ける態様としては、上記実施形態に限らない。例えば、回転体43の中心としての回転軸A1からそれぞれのベーン58の先端までの距離を、清掃部材42の中心としての回転軸A2からそれぞれの毛の先端までの距離と等しくすると共に、重力方向において回転軸A1を回転軸A2より下に位置するようにしてもよい。
・回転体43は、搬送ベルト22に洗浄液を付与可能であれば、その位置は適宜設計変更可能である。すなわち、回転体43の少なくとも一部は、重力方向から見て搬送ベルト22と重なっていなくてもよい。例えば、回転体43の中心と第2ローラー24の中心と略平行とを結ぶ直線が、重力方向と直交する水平方向と略平行でもよい。すなわち、搬送ユニット2の外方であって、第2ローラー24の隣に回転体43が設けられていてもよい。この場合、収容槽51や貯留槽52の形状を適宜変更することにより、第2ローラー24の隣に回転体43が設けられていても、回転体43が回転する過程で、ベーン58が貯留槽52内に到達できるようにすることが好ましい。
・記録部21が吐出する液体はインクに限らず、例えば機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体などでもよい。例えば、記録部21が液晶ディスプレイ、エレクトロルミネッセンスディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材または画素材料などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を噴射してもよい。
以下に、上述した実施形態及び変更例から把握される技術的思想及びその作用効果を記載する。
(A)記録装置は、液体を吐出することによりメディアに記録する記録部と、メディアが貼り付けられる粘着層を有し、メディアを搬送する搬送ベルトと、前記粘着層に接触することによって前記粘着層を清掃する清掃部材と、前記粘着層を洗浄するための洗浄液を貯留する貯留部と、前記貯留部に貯留される前記洗浄液に一部分が浸かるように設けられ、回転軸を中心に回転可能な回転体と、前記回転体を回転させる駆動部と、を備え、前記回転体は、前記回転軸を中心に放射状に延びる複数のベーンを有し、前記搬送ベルトに前記洗浄液を付与可能である。
この構成によれば、回転体が回転することによって、貯留部に貯留された洗浄液がベーンにより持ち上げられる。ベーンに持ち上げられた洗浄液は、回転体が回転することによって搬送ベルトに向けて飛ばされる。その結果、洗浄液が搬送ベルトに付与される。このように、回転体を回転させるだけで、洗浄液が搬送ベルトに付与される。したがって、簡易な構成で搬送ベルトに洗浄液を付与できる。
(B)上記記録装置は、前記駆動部の駆動力を前記清掃部材に伝達する伝達機構を備え、前記清掃部材は、前記駆動部の駆動力によって回転するブラシローラーであってもよい。
この構成によれば、清掃部材と回転体とを一の駆動部で駆動させることができる。これによって、清掃部材と回転体とでそれぞれ駆動部を備える場合と比べて、記録装置の部品点数を削減できる。
(C)上記記録装置において、前記貯留部は、前記洗浄液が供給される供給口を有し、前記清掃部材は、前記貯留部に貯留される前記洗浄液に一部分が浸かるように設けられ、前記回転体は、前記回転軸と交差する方向において、前記供給口と前記清掃部材との間に設けられてもよい。
この構成によれば、供給口から供給された綺麗な洗浄液は、清掃部材よりも先に回転体に触れやすくなる。そのため、回転体が回転すると、綺麗な洗浄液が搬送ベルトに付与されやすい。これにより、搬送ベルトの清掃効率が一層向上する。
(D)上記記録装置において、前記貯留部は、前記洗浄液が排出される排出口を有し、前記回転体及び前記清掃部材は、前記方向において、前記供給口と前記排出口との間に設けられ、前記回転体は、前記洗浄液を前記供給口から前記排出口に向けて流すように回転してもよい。
この構成によれば、回転体が回転することによって、洗浄液が供給口から排出口に向けて流れるため、貯留部内の汚れが効果的に排出される。これにより、貯留部のメンテナンス性が向上する。
(E)上記記録装置において、前記回転体は、前記貯留部に支持されてもよい。
この構成によれば、回転体を支持する部材を別途設ける場合と比べて、記録装置の部品点数を削減できる。
2…搬送ユニット、11…記録システム、12…保持装置、13…テンション調整装置、14…回収装置、15…記録装置、17…接触部材、18…弾性部材、21…記録部、22…搬送ベルト、23…第1ローラー、24…第2ローラー、25…駆動源、26…押付部、27…清掃部、28…乾燥部、31…基材、32…粘着層、33…第1面、34…第2面、35…エンコーダー、41…貯留部、42…清掃部材、43…回転体、44…駆動部、45…ワイピング部材、46…伝達機構、51…収容槽、52…貯留槽、53…供給口、54…排出口、55…底面、56…供給管、57…排出管、58…ベーン、99…メディア、A1…回転軸、A2…回転軸、C1…反時計回り、C2…時計回り、D1…方向、F1…搬送方向、F2…逆搬送方向、R1…第1ロール体、R2…第2ロール体。

Claims (5)

  1. 液体を吐出することによりメディアに記録する記録部と、
    メディアが貼り付けられる粘着層を有し、メディアを搬送する搬送ベルトと、
    前記粘着層に接触することによって前記粘着層を清掃する清掃部材と、
    前記粘着層を洗浄するための洗浄液を貯留する貯留部と、
    前記貯留部に貯留される前記洗浄液に一部分が浸かるように設けられ、回転軸を中心に回転可能な回転体と、
    前記回転体を回転させる駆動部と、を備え、
    前記回転体は、前記回転軸を中心に放射状に延びる複数のベーンを有し、前記搬送ベルトに前記洗浄液を付与可能であることを特徴とする記録装置。
  2. 前記駆動部の駆動力を前記清掃部材に伝達する伝達機構を備え、
    前記清掃部材は、前記駆動部の駆動力によって回転するブラシローラーであることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記貯留部は、前記洗浄液が供給される供給口を有し、
    前記清掃部材は、前記貯留部に貯留される前記洗浄液に一部分が浸かるように設けられ、
    前記回転体は、前記回転軸と交差する方向において、前記供給口と前記清掃部材との間に設けられることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記貯留部は、前記洗浄液が排出される排出口を有し、
    前記回転体及び前記清掃部材は、前記方向において、前記供給口と前記排出口との間に設けられ、
    前記回転体は、前記洗浄液を前記供給口から前記排出口に向けて流すように回転することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記回転体は、前記貯留部に支持されることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の記録装置。
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