JP2021052381A - シート搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、実施の形態に係る自動原稿搬送装置2およびこの自動原稿搬送装置2を備えた画像形成装置の概略構成図である。
自動原稿搬送装置2は、シートたる原稿Sを給紙分離する分離部たる給紙分離部6、複数の搬送ローラ対が配置され、原稿Sの搬送路となる第一搬送路31、第二搬送路32、第三搬送路33、第四搬送路34、装置外に排出された原稿Sをスタックする排出トレイとしての排出部14とから主に構成される。
(片面モード)
原稿の片面のみの画像を読み取る片面モードが設定された場合について説明する。片面モードが設定された状態でオペレーションパネル101(図20参照)に設けられたスタートキーが押下されたとき、セット検知センサ41からの検知信号により原稿載置台5上に原稿束がセットされているか否かがチェックされる。なお、原稿束は、読み取りを行う画像面が原稿載置台5上で上向きとなるように、原稿載置台5に積載されている。セット検知センサ41により原稿セットが検知されると、給紙ローラ7が下降し原稿束に押圧される。そして、給紙モータ71を正転させて給紙ローラ7が図中時計方向に回転駆動させ原稿を送りだす。給紙ローラ7により送りだされた原稿Sは、給紙ベルト8とリバースローラ9にて順次一枚ずつ分離される。次いで、原稿Sの先端がプルアウトローラ対10のニップに進入して原稿がスキュー補正される。スキュー補正後、給紙モータ71を停止した後逆転させてプルアウトローラ対10を回転駆動して原稿Sを読取前ローラ対11へ向けて搬送する。
また、レジストセンサ21により原稿の後端が検知されると、画像読取部81において読取終了のタイミングがとられ、原稿Sの後端にあわせて読取が終了される。
原稿載置台5に載置された原稿束の原稿の両面の画像の読取を行う両面モードが設定された場合について説明する。なお、原稿載置台5に載置された原稿束の上向きの面を第一面といい、下向きの面を第二面という。両面モードが設定された状態で操作部に設けられたスタートキーが押下されたとき、セット検知センサ41からの検知信号により原稿載置台5上に原稿束がセットされているか否かがチェックされる。そして、給紙ローラ7が図中時計方向に回転し原稿Sを送りだす。給紙ローラ7により第一搬送路31に送りだされた原稿Sは、給紙ベルト8とリバースローラ9にて順次一枚ずつ分離される。次いで、原稿Sの先端がプルアウトローラ対10のニップに進入して原稿がスキュー補正される。スキュー補正後、給紙モータ71を停止した後逆転させてプルアウトローラ対10を回転駆動して原稿Sを読取前ローラ対11へ向けて搬送する。
本実施形態では、図4に示すように、先行の原稿の後端が、排出ローラ対13を通過し排出部14排出された後に、次原稿がレジスト位置に到達するように次原稿の搬送を制御するようにした。具体的には、レジストセンサ21または排紙センサ22により原稿の後端を検知したら、所定時間は排出ローラ対13の回転を継続させ、プルアウトローラ対10の駆動開始タイミングを遅らせ、先行の原稿が、排出部14に排出された後に、次原稿がレジスト位置に到達するようにした。また、プルアウトローラ対10の回転速度を低速に制御し、原稿搬送速度を調整して排出部14排出された後に、次原稿がレジスト位置に到達するようにしてもよい。
上述したように、給紙分離部6により原稿載置台5にセットされた原稿束の最上位の原稿を給送搬送し(S1)、画像読取部81で読み取る(S2)。次に、セット検知センサ41が原稿載置台5上に原稿束を検知しないときは(S3のNO)、画像読取部81で読取中の原稿を最終原稿とし、最終原稿読取完了とし(S4)、排出部14に排出されたら(S5)、処理を終了する。
片面モードと同様にして、原稿の第一面が読み取られた(S31〜S33)後、第三搬送路33、第四搬送路34を経由して、再度、第一搬送路31へ搬送してスイッチバック反転し、原稿の第二面を読み取る(S34)。原稿の第二面の読取完了後(S35)、再度、第三搬送路33、第四搬送路34、第一搬送路31を経由してスイッチバック反転してページ順序を合わせて排出部14へ排出する(S36)。
図7は、変形例1における自動原稿搬送装置の概略構成図である。
図7に示すように変形例1の自動原稿搬送装置においては、原稿載置台5に原稿の搬送方向長さが規定値以上か否かを検知するための長さ検知センサ42が設けられている。規定値以上の原稿を原稿載置台5にセットしたときは、長さ検知センサ42が原稿の長さが規定値以上あると検知し、規定値未満の原稿を原稿載置台5にセットしたときは、長さ検知センサ42が原稿の長さが規定値未満であると検知する。
一方、原稿の搬送方向の長さが規定値以上の場合、先行原稿の排出途中に、次原稿の読取待ちにより搬送が一時停止すると先行原稿と排出部14に積載された原稿とが密着、または密着面が多く、搬送を再開したときに上述した排出不良が生じる。
よって、変形例1では、搬送される原稿の搬送方向長さが規定値未満のときは、レジスト位置(読取前ローラ対11)への搬送開始タイミングを遅らせないで、規定値以上のときは遅らせるようにした。
図10は、変形例2における自動原稿搬送装置の概略構成図である。
この変形例2の自動原稿搬送装置は、給紙ベルト8とプルアウトローラ対10との間に原稿の厚みを検知する厚さ検知センサ61を設けたものである。厚さ検知センサ61としては、超音波センサを利用するのが望ましく、超音波センサを利用することで、分離部で原稿を重送した場合に異常検知を行うこともできるようになる。
一方、原稿の厚みが規定値未満の場合、薄い原稿はコシが弱いため、次原稿の読取待ちにより搬送が所定期間以上一時停止して先行原稿と排出部14に積載された原稿とが密着すると、搬送が再開された際に先行の原稿が撓み、先行原稿は密着箇所に対して良好に搬送力が加わらない。その結果、排出部14に排出された原稿上を滑りながら移動できず、良好に先行の原稿を排出することができない。
よって、変形例2では、原稿の厚みが規定値未満のときは、レジスト位置(読取前ローラ対11)への搬送開始タイミングを遅らせ、原稿の厚みが規定値以上のときは、レジスト位置(読取前ローラ対11)への搬送開始タイミングを遅らせないようにした。
図13は、変形例3における自動原稿搬送装置の概略構成図であり、図14は、変形例3の自動原稿搬送装置の排出部14を示す斜視図である。
この変形例3は、排出部14に突出部材としての座屈抑制部材51を設けたものである。突出部材としての凸状部50は排出部14の原稿幅方向の規制面間の中央側の部分で、搬送可能な最大原稿の幅方向の中心が当接するように排出部14のシート載置面から突出して設けられている部材である。突出部材としての座屈抑制部材51は、排出部14の原稿幅方向の規制面間の中央側の部分で、搬送可能な最大原稿の幅方向の中心が当接するように搬送方向にスライド移動可能で凸状部50に設けられている部材である。なお座屈抑制部材51は排出部14のシート載置面から突出して設けられていてもよい。具体的には、図14(a)に示すように、凸状部50に収納された収納位置と、図14(b)および図13の点線で示す、座屈抑制部材51が凸状部50から搬送方向上流側に引き出された所定位置としての作用位置との間でスライド可能に設けられている。
原稿載置台5の最上位原稿を搬送し(S401)、プルアウトローラ対10で一時停止させたら(S402)、厚さ検知センサ61で原稿の厚みを検知する(S403)。原稿の厚みが、規定値を越えるときは、原稿の搬送を再開する(S407)。
図19は、変形例4における自動原稿搬送装置の概略構成図である。
この変形例4の自動原稿搬送装置は、読取後ローラ対12と排出ローラ対13との間に原稿の第二面を読み取る第二画像読取部35を設け、ワンパスで原稿の両面を読み取れるようにしたものである。この変形例4によれば、両面読取の生産性を高めることができる。
なお、図20は、実施形態および変形例1〜3で説明したセンサや機構を記載しているが、装置構成に合わせて、適宜、なくしてもよい。
自動原稿搬送装置は、各種機器やセンサを制御するコントローラ70を有している。このコントローラ70には、レジストセンサ21、長さ検知センサ42、セット検知センサ41、排紙センサ22が接続されている。また、給紙ローラ7、給紙ベルト8、リバースローラ9、プルアウトローラ対10、反転ローラ対16を駆動する給紙モータ71、読取前ローラ対11、読取後ローラ対12、排出ローラ対13を駆動する搬送モータ72が接続されている。
(態様1)
読取前ローラ対11などの非離間のローラ対のレジスト位置でシートを一時停止させた後、原稿Sなどのシートの搬送を再開する自動原稿搬送装置などのシート搬送装置において、先行シートの排出完了後に、プルアウトローラ対10などの離間可能なローラ対にある後続シートがレジスト位置に到達する。
シート搬送装置の小型化や低コスト化を図るために、分離給送手段により搬送されてきたシートをレジスト位置で停止させ、かつ、レジスト位置で停止したシートを読取位置へ向けて搬送する読取前ローラ対から排出ローラ対までの非離間のローラ対を、ひとつのモータで駆動するものがある。かかるシート搬送装置においては、後続のシートの先端が読取前ローラ対の搬送ニップの位置や、読取前ローラ対と読取位置との間の所定の位置のレジスト位置に到達したときに、モータの駆動を停止して読取前ローラ対の回転駆動を停止して後続のシートを一時停止させる。このとき、排紙ローラ対を含む読取前ローラ対よりも搬送方向下流側の非離間のローラ対の回転駆動も停止し、先行のシートの後端が排出部に排出されていない状態で先行のシートの搬送(排出)も一時停止してしまう。この一時停止の期間に先行シートの機外へ排出された先端側の部分と、排出トレイに積載された排出シートとの間の空気が抜け、先行シートの先端側が排出シートに密着してしまう。その結果、シートの搬送を再開したときに、先行シートの先端側と排出シートとの密着力(静止摩擦力)により、先行シートの先端側が排出シートの表面を滑らずに留まり、先行シートの後側が波打つように排出され、ジャムが発生したり、排出シートが先行シートとともに搬送され、排出シートが、排出トレイから落下したりするなど排出不良が発生する場合があった。
このため、例えば、読取前ローラ対については、クラッチを介してモータの駆動力が伝達されるように構成し、後続のシートの先端が、レジスト位置に到達したとき、クラッチを切って読取前ローラ対のみ回転駆動を停止することで、後続のシートをレジスト位置で一時停止させた状態で、先行のシートを排出トレイへ排出させることも考えられる。しかし、部品点数の増加による装置の大型化、装置のコストアップにつながるというおそれがある。
そこで、態様1では、先行シートの排出完了後に、プルアウトローラ対10などの離間可能なローラ対にある後続シートがレジスト位置に到達するようにした。このような後続シートの搬送制御により、後続シートがレジスト位置で一時停止したときは、先行シートは既に排出トレイに排出されている。これにより、排出不良の発生を抑制することができる。
また、先行シートの排出完了後に、離間可能なローラ対にある後続シートがレジスト位置に到達するようにしたことで、ジャムなどの排出不良で装置内に残った先行原稿の取り除きにあわせて次原稿を取り除く場合、読取前ローラ対11などの非離間のローラ対にはシートがなく、離間可能なローラ対にあるためシートを傷つけることなく取り除くことができる。
態様1において、レジスト位置は、画像読取位置よりシート搬送方向上流側にある。
態様2において、先行シートの排出完了後の後続シートのレジスト位置への到達は、先行シートの画像読取が完了してから、後続シートに対する読み取り開始までが規定時間以上かかるときに行う。
これによれば、実施形態で説明したように、例えば、HDDを有しておらず、印刷プロセス中に書込み待ちが発生するなど、後続シートに対する読み取り指示信号が来るまでの時間が長い画像形成装置に当該シート搬送装置が搭載され、先行シートの画像読取が完了してから、後続シートに対する読み取り開始まで(本実施形態では、先行シートの後端が読取位置を抜けてから、後続シートに対する読み取り指示信号が来て後続シートの搬送が再開されるまで)規定時間以上かかる場合、レジスト位置で所定期間読取待ちが発生し、上述した排出不良が発生するおそれが高い。従って、先行シートの画像読取が完了してから、後続シートに対する読み取り開始までが規定時間以上かかるときに、先行シートの排出完了後の後続シートのレジスト位置への到達を行うことで、排出不良を抑制することができる。
また、例えば、HDDを有しており印刷プロセス中に書込み待ちが発生せず、先行の原稿の画像読取が完了してから、後続のシートに対する読み取り指示信号が来るまでの時間が短い画像形成装置に搭載され、先行シートの画像読取が完了してから、後続シートに対する読み取りが規定時間未満のときは、先行シートが排出される前に後続のシートをレジスト位置に到達させ、先行のシートの排出が完了する前に、次の画像の読取を開始できるので、生産性の低下を抑制できる。
態様1乃至3いずれかにおいて、先行シートの排出完了後の後続シートのレジスト位置への到達は、搬送されるシート長が、特定の長さ以上のときに行う。
これによれば、変形例1で説明したように、シート長が特定の長さよりも短いときは、後続のシートがレジスト位置に到達して搬送が一時停止した際に、先行のシートは、排出部14のシートに接触しておらず、一時停止時に排出部14に載置されたシートとの密着力が生じない、または、ほとんど接触しておらず、一時停止時に排出部14に載置されたシートとの密着力があまり高まらない。従って、先行のシート排出中に排出が一時停止しても、排出不良がほとんど生じることがない。よって、搬送されるシート長が、特定の長さ以上のとき、先行シートの排出完了後の前記後続シートの前記レジスト位置への到達を行うことで、排出不良を抑制でき、かつ、シート長が、特定の長さ未満のときの生産性の低下を抑制することができる。
態様1乃至4いずれかにおいて、先行シートの排出完了後の後続シートの前記レジスト位置への到達は、シートの厚さが特定の値以下ときに行う。
これによれば、変形例2で説明したように、シートの厚みが特定の値以上ときは、後続シートがレジスト位置に到達し搬送が一時停止して、先行シートが排出部14のシートに密着しても、搬送を再開したときにシートのコシで先行シートが折れ曲げることなく、密着した箇所に良好に搬送力が加わる。その結果、排出部14のシートに対しすべり、良好に排出することができる。よって、シートの厚みが特定の値以下のとき、先行シートの排出完了後の後続シートのレジスト位置への到達を行うことで、排出不良を抑制し、かつ、シートの厚みが、特定の厚み以上のときの生産性の低下を抑制することができる。
態様1乃至5いずれかにおいて、排出部14などのシート排出部のシートの幅方向の中央側に設けられ、シート排出部のシート載置面より突出した突出部材(本実施形態では、凸状部50および座屈抑制部材51)を備える。
これによれば、変形例3で説明したように、排出部14などのシート排出部に突出部材を備えることで、厚みが特定の値以下のコシの弱いシートの先端を、突出部材に接触させることができる。これにより、厚みが特定の値以下のシートの先端を幅方向に湾曲させて、搬送方向の曲げに対するコシを強くすることができる。これにより、シート先端側の座屈を抑制することができる。
態様6において、座屈抑制部材51などの突出部材は、移動可能である。
これによれば、変形例3で説明したように、シートの厚みが特定の値以下のときは作用位置などの所定位置へ座屈抑制部材51などの突出部材を移動させて、厚みが特定の値以下のシートの先端を幅方向に湾曲させて、搬送方向の曲げに対するコシを強くすることができる。これにより、シート先端側の座屈を抑制することができる。厚みが特定の値以上のときは、シート搬送方向下流側の所定位置から退避した収納位置などの退避位置へ突出部材を移動させることで、シート排出部の上流側のスペースを広げることができ、スタック性の悪化を抑制することができる。
態様7において、座屈抑制部材51などの突出部材が作用位置などの所定位置に位置していることを検知する位置検知センサ52などの検知部を備え、前記先行シートの排出完了後の後続シートのレジスト位置への到達は、突出部材が所定位置に位置しているときに行う。
これによれば、座屈抑制部材51などの突出部材は、シートの厚みが特定の値以下のとき作用位置などの所定位置に位置させるので、突出部材が所定位置に位置するときは、搬送されるシートの厚みが特定の値以下である。よって、位置検知センサ52などの検知部が、突出部材が所定位置に位置していることを検知しているときは、先行シートの排出完了後の後続シートのレジスト位置への到達を行うことで、シートの厚みが特定の値以下のとき、先行シートの排出完了後の後続シートのレジスト位置への到達を行うことができる。これにより、排出不良を抑制し、かつ、シートの厚みが、特定の厚み以上のときの生産性の低下を抑制することができる。
態様7または8において、シートの厚みを検知する厚さ検知センサ61などの厚み検知部を備え、厚み検知部が所定の値以下のシートの厚さを検知したときに、検知部が、座屈抑制部材51などの突出部材が作用位置に位置していることを検知していないときに、所定位置へ突出部材を移動させるよう表示するオペレーションパネル101などの表示部を備えた。
これによれば、変形例3で説明したように、シートの厚さが所定の値以下のとき、確実に、座屈抑制部材51などの突出部材が作用位置などの所定位置に位置させることができる。
態様7または8おいて、シートの厚みを検知する厚さ検知センサ61などの厚み検知部と、座屈抑制部材51などの突出部材を、移動させる移動モータ73などの駆動源とを備え、所定の値以下のシートの厚さを検知したときに、駆動源は所定位置へ座屈抑制部材51を移動させる。
変形例3で説明したように、シートの厚さが所定の値以下のとき、確実に、座屈抑制部材51などの突出部材を作用位置などの所定位置に位置させることができる。
態様1乃至10いずれかにおいて、先行シートの排出完了後の後続シートのレジスト位置への到達は、画像読取位置を通過するときのシートの搬送速度であるシート読取搬送速度が規定値以下のときに行う。
これによれば、実施形態で説明したように、当該シート搬送装置が搭載された画像形成装置の生産性に基づいて、画像読取位置を通過するときのシートの搬送速度である原稿読取搬送速度などのシート読取搬送速度を設定することで、生産性の低い画像形成装置に搭載されたときは、画像形成装置の生産性に合わせて、原稿読取搬送速度などのシート読取搬送速度を低下させることができ、騒音を抑制することができる。
次原稿の画像読取が行われているとき、先行の原稿は、排出部14へ排出中である。シート搬送装置の小型化や低コスト化を図るために、画像読取位置の手前に配置された読取前ローラ対11から排出ローラ対13までの非離間のローラ対を、ひとつのモータで駆動するように構成したものにおいては、先行の原稿は、シート読取搬送速度で機外へ排出されることになる。よって、画像形成装置の生産性に応じて、シート読取搬送速度を低下させると、先行のシートの排出時の勢いが低下し、排出不良として、シートの後端が排出ローラ対13に残る後端残りが発生するおそれがある。
これに対し、態様11では、シート読取搬送速度が規定値以下のときは、先行シートの排出完了後の後続シートのレジスト位置への到達を行うので、先行シート排出中に、後続シートが読取位置へ搬送されることがない。従って、先行シートをシート読取搬送速度よりも速い搬送速度で排出することが可能となる。これにより、勢いよく先行シートを機外へ排出することができ、排出不良として、後端残りが発生するのを抑制することができる。
態様11において、先行シートの搬送方向後端が画像読取位置を抜けたとき、シート読取搬送速度よりも速い搬送速度で先行シートを搬送する。
これによれば、実施形態で説明したように、勢いよく先行シートを機外へ排出することができ、排出不良として、後端残りが発生するのを抑制することができる。
態様1乃至12いずれかにおいて、非離間のローラ対は、読取位置Eなどの画像読取位置よりシート搬送方向上流側で最初に配置された読取前ローラ対11である。
これによれば、読取前ローラ対11の回転を停止することで、シートをレジスト位置で一時停止させ、読取前ローラ対11の回転を再開することで、レジスト位置で一時停止したシートを画像読取位置へ向けて搬送することができる。
態様1乃至13いずれかにおいて、読取前ローラ対11と排出ローラ対13とを、同一の駆動源により駆動する。
これによれば、実施形態で説明したように、装置の小型化や、装置のコストダウンを図ることができる。
原稿シートを搬送する原稿搬送部と、原稿搬送部によって搬送される原稿シート上の画像を読み取る画像読取部81とを備えた画像読取装置において、原稿搬送部として、態様1乃至14いずれかのシート搬送装置を用いた。
これによれば、原稿シート排出不良の発生を抑制することができる。
原稿シートを搬送する原稿搬送部と、原稿搬送部によって搬送される原稿シート上の画像を読み取る画像読取部81とを備え、画像読取部81で読み取った画像情報に基づいて画像を形成する画像形成装置において、原稿搬送部として、態様1乃至14いずれかのシート搬送装置を用いた。
これによれば、原稿シートの排出不良の発生を抑制することができる。
2 :自動原稿搬送装置
3 :コンタクトガラス
4 :スリットガラス
5 :原稿載置台
6 :給紙分離部
7 :給紙ローラ
8 :給紙ベルト
9 :リバースローラ
10 :プルアウトローラ対
11 :読取前ローラ対
12 :読取後ローラ対
13 :排出ローラ対
14 :排出部
15 :切換爪
16 :反転ローラ対
21 :レジストセンサ
22 :排紙センサ
31 :第一搬送路
32 :第二搬送路
33 :第三搬送路
34 :第四搬送路
35 :第二画像読取部
41 :セット検知センサ
42 :長さ検知センサ
50 :凸状部
51 :座屈抑制部材
51a :被検知部
52 :位置検知センサ
61 :厚さ検知センサ
70 :コントローラ
71 :給紙モータ
72 :搬送モータ
73 :移動装置
81 :画像読取部
100 :本体制御部
101 :オペレーションパネル
E :読取位置
S :原稿
Claims (16)
- 非離間のローラ対のレジスト位置でシートを一時停止させた後、前記シートの搬送を再開するシート搬送装置において、
先行シートの排出完了後に、離間可能なローラ対にある後続シートが前記レジスト位置に到達することを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項1に記載のシート搬送装置において、
レジスト位置は、画像読取位置よりシート搬送方向上流側にあることを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項2に記載のシート搬送装置において、
前記先行シートの排出完了後の前記後続シートの前記レジスト位置への到達は、前記先行シートの画像読取が完了してから、前記後続シートに対する読み取り開始までが規定時間以上かかるときに行うことを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項1乃至3いずれか一項に記載のシート搬送装置において、
前記先行シートの排出完了後の前記後続シートの前記レジスト位置への到達は、搬送されるシート長が、特定の長さ以上のときに行うことを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項1乃至4いずれか一項に記載のシート搬送装置において、
前記先行シートの排出完了後の前記後続シートの前記レジスト位置への到達は、前記シートの厚さが特定の値以下のときに行うことを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項1乃至5いずれか一項に記載のシート搬送装置において、
シート排出部のシートの幅方向中央に設けられ、前記シート排出部のシート載置面より突出した突出部材を備えたことを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項6に記載のシート搬送装置において、
前記突出部材は、移動可能であることを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項7に記載のシート搬送装置において、
前記突出部材が所定位置に位置していることを検知する検知部を備え、
前記先行シートの排出完了後の前記後続シートの前記レジスト位置への到達は、前記突出部材が前記所定位置に位置しているときに行うことを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項7または8に記載のシート搬送装置において、
前記シートの厚みを検知する厚み検知部を備え、
前記厚み検知部が所定の値以下の前記シートの厚さを検知したときに、所定位置へ前記突出部材を移動させるよう表示する表示部を備えたことを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項7または8に記載のシート搬送装置において、
前記シートの厚みを検知する厚み検知部と、
前記突出部材を、移動させる駆動源とを備え、
前記厚み検知部が所定の値以下の前記シートの厚さを検知したときに、前記駆動源は所定位置へ前記突出部材を移動させることを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項1乃至10いずれか一項に記載のシート搬送装置において、
前記先行シートの排出完了後の前記後続シートの前記レジスト位置への到達は、画像読取位置を通過するときのシートの搬送速度であるシート読取搬送速度が規定値以下のときに行うことを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項11に記載のシート搬送装置において、
前記先行シートの搬送方向後端が前記画像読取位置を抜けたとき、前記シート読取搬送速度よりも速い搬送速度で前記先行シートを搬送することを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項1乃至12いずれか一項に記載のシート搬送装置において、
前記非離間のローラ対は、画像読取位置よりシート搬送方向上流側で最初に配置された読取前ローラ対であることを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項13に記載のシート搬送装置において、
前記読取前ローラ対と、前記シートをシート排出部へ排出する排出ローラ対とを、同一の駆動源により駆動することを特徴とするシート搬送装置。 - 原稿シートを搬送する原稿搬送部と、
前記原稿搬送部によって搬送される原稿シート上の画像を読み取る画像読取部とを備えた画像読取装置において、
前記原稿搬送部として、請求項1乃至14いずれか一項に記載のシート搬送装置を用いたことを特徴とする画像読取装置。 - 原稿シートを搬送する原稿搬送部と、
前記原稿搬送部によって搬送される原稿シート上の画像を読み取る画像読取部とを備え、前記画像読取部で読み取った画像情報に基づいて画像を形成する画像形成装置において、
前記原稿搬送部として、請求項1乃至14いずれか一項に記載のシート搬送装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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