JP2021050328A - タイヤ組成物及びこの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】改善されたウェットグリップと良好な転がり抵抗の両方の組合せを有するゴム組成物を提供すること。【解決手段】本開示は、タイヤトレッド組成物及び製造方法に関する。この組成物は、ゴム、ロジンエステル樹脂及び少なくとも1種の充填剤を含む。ロジンエステル樹脂は、PAN数が25未満、酸価が20未満、水酸基価が30未満、酸価と水酸基価の合計が50未満であることを特徴とする。タイヤトレッド組成物は、ウェットグリップ抵抗の指標と転がり抵抗の指標との比((0℃におけるtanδ)/(60℃におけるtanδ))が、酸価と水酸基価の合計が50超のロジンエステルを同等量含有するタイヤトレッド組成物よりも高い。【選択図】なし
Description
本開示は、タイヤ用途に使用するためのロジンエステルを含むゴム組成物に関する。
高性能タイヤのトレッドは、安全で顕著なトラクション性及びハンドリング性、ウェットグリップ、転がり抵抗、及び良好な摩耗特性を有することが期待される。これらの特性は、タイヤを製造する際に使用されるゴム組成物の動的粘弾性に依存し得る。
輸送に使用されるものなどのゴムタイヤは、優れたウェットグリップ(ウェットトラクション)及び転がり抵抗、例えば、タイヤが表面を転がるときの動きに抵抗する力などの特質を持つゴムトレッドを有することが望ましい。ドライグリップは通常、多くのゴム組成物によって維持されるが、満足のいくウェットグリップは達成されないことが多い。良好なウェットグリップを有するゴム組成物はウェットスキッド抵抗を改善するが、転がり抵抗が増大し、燃費減少の原因となる。
転がり抵抗の低下とウェットグリップ性能の向上は、一般に相反する特性の影響を受ける。トレッドの転がり抵抗を最適化すると、多くの場合ウェットグリップが損なわれる。ウェットグリップを最適化すると、多くの場合転がり抵抗に悪影響が及ぶ。
ウェットグリップ性能を改善するために、タイヤ組成物に樹脂を使用することが当技術分野で周知である。したがって、改善されたウェットグリップと良好な転がり抵抗の両方の組合せを有するゴム組成物に対する必要性が依然として存在する。
(発明の要旨)
一態様では、タイヤトレッド組成物が開示される。この組成物は、ゴム成分、並びにゴム成分100重量部(phr)に対して、5〜75phrの、PAN数が25未満、酸価が20未満、水酸基価が30未満、酸価と水酸基価の合計が50未満のロジンエステル樹脂、30〜200phrの充填剤、及び0〜75phrの可塑剤を含む。
一態様では、タイヤトレッド組成物が開示される。この組成物は、ゴム成分、並びにゴム成分100重量部(phr)に対して、5〜75phrの、PAN数が25未満、酸価が20未満、水酸基価が30未満、酸価と水酸基価の合計が50未満のロジンエステル樹脂、30〜200phrの充填剤、及び0〜75phrの可塑剤を含む。
別の態様では、タイヤゴム組成物を調製するための方法が開示される。この方法は、(a)0〜100重量部(phr)のゴム成分を準備するステップ、(b)5〜75phrの、PAN数が25未満、酸価が20未満、水酸基価が30未満、酸価と水酸基価の合計が50未満のロジンエステル樹脂、30〜200phrの充填剤、及び任意選択的に75phr以下の可塑剤を準備するステップ、(c)ゴム成分、ロジンエステル樹脂、充填剤及び任意選択的な可塑剤を混合して混合物を形成するステップ、(d)混合物を混錬するステップ、並びに(e)混錬された混合物に架橋系を組み込んでタイヤゴム組成物を形成するステップを含む。
別様に示さない限り、以下の用語は以下の意味を有する。
phrは、エラストマー(ゴム)100部あたりの部数を意味する。
エラストマー及びゴムは互換可能に使用される。
ポリマー及びインターポリマーは互換可能に使用され、コポリマー、ターポリマー、テトラポリマーなどを含む、数平均分子量(Mn)が100以上の高次のオリゴマーを含むことを意味する。
Mw(重量平均分子量)及びMn(数平均分子量)は、ASTM D5296(2005)に従い、GPC−SEC(ゲル浸透−サイズ排除クロマトグラフィー)を使用して決定される。多分散度(PDI)はMw/Mnで表される。
Mzは、
によって計算される、高次分子量平均(higher order molecular weight average)又は三乗分子量(third power molecular weight)である。Mzは、ASTM D5296(2005)のGPC−SEC法を使用して決定することができる。
Tg(ガラス液体転移又はガラス転移)は、ASTM D6604(2013)によって決定することができる。
Tsp(軟化点)は、ASTM E28、ASTM 218、環球式又はリングアンドカップ(ring and cup)軟化点試験によって決定される。
水酸基価は、ASTM E222に従って決定される。
酸価は、ASTM D5974−14を使用して決定される。
PAN数は、ASTM D5974−00(2010)によって決定される、ロジンエステルのパラストリン酸、アビエチン酸及びネオアビエチン酸部分の重量百分率の和を指す。
粘弾性ポリマー材料は、複素弾性率G*を測定することによって特徴付けることができる。複素弾性率の絶対値|G*|は[(G’)2+(G”)2]1/2と定義され、G’は貯蔵弾性率であり、G”は損失弾性率である。G’及びG”、並びに位相角(C)及び減衰は、ASTM D7605に従い、動的機械分析(DMA)を使用して、−100℃〜+100℃の温度で、ひずみ振幅の関数として測定することができる。特性は、耐久性、トラクション及びハンドリングなどの特色の指標になる。−20℃及び−30℃での貯蔵弾性率(G’)の絶対値は、アイスグリップの指標として使用することができる。Tanデルタ(tanδ)はG’/G”で表される。0℃におけるtanδ値は一般的にウェットグリップの指標として使用され、60℃におけるtanδ値は一般的に転がり抵抗の指標として使用される。−20℃におけるtanδの絶対値は、スノーグリップの指標として使用することができる。
Tanδは動的粘弾性試験機を使用して得ることができる。0℃におけるG”(損失弾性率)及びタンデルタの値が高いと、ウェットトラクションが良好であると予測される。50℃以上の温度におけるtanδ値が低いと、転がり抵抗が低いことが示される。100℃におけるTanδは、苛酷な使用条件下のタイヤグリップ及び他の性能特性の向上の指標として使用することができる。Tanδは、Metravib+450Nを使用し、10Hzで1℃/分の加熱速度、並びに0.1%の動的ひずみ(−60℃〜−5℃)及び3%の動的ひずみ(−5℃〜100℃)を用いて、−60℃〜+100℃の二面せん断モードの温度掃引/モードで、DMAによって決定される。
引張強度、伸び及び弾性率は、ASTM D412に従って測定することができる。
硬度は、DIN53506によるショアA硬度を指す。
100℃でのムーニー粘度MS又はML(1+4)は、DIN53523によって測定することができる。
本明細書では、ゴム成分、PAN数が25未満、酸価が0〜20、水酸基価が0〜30、酸価と水酸基価の合計が50未満のロジンエステル樹脂、充填剤及び任意選択的な可塑剤を含むゴム組成物が開示される。
ゴム成分:ゴム又はエラストマー成分は、天然ゴム並びにこの種々の未加工形態及び再生形態と、種々の合成ゴムの両方を含む。実施形態では、ゴム成分は、ポリブタジエン、天然ゴム、合成ポリイソプレン、ブタジエンコポリマー、イソプレンコポリマー及びこれらの混合物から選択される、不飽和ジエンエラストマーのいずれかを含む。
実施形態では、ゴムは、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム及びEPDM(エチレンプロピレンジエンモノマーゴム)及びこれらの混合物から選択される。別の実施形態では、ゴム成分は、天然ゴム(NR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム、合成ポリイソプレンゴム、エポキシ化天然ゴム、ポリブタジエンゴム、例えば、ハイシスポリブタジエンゴム、ニトリル−水素化ブタジエンゴムHNBR、水素化SBR、エチレンプロピレンジエンモノマーゴム、エチレンプロピレンゴム、マレイン酸−変性エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム、イソブチレン−芳香族ビニル又はジエンモノマーコポリマー、臭素化NR、塩素化NR、臭素化イソブチレンp−メチルスチレンコポリマー、クロロプレンゴム、エピクロロヒドリンホモポリマーゴム、エピクロロヒドリン−エチレンオキシド又はアリルグリシジルエーテルコポリマーゴム、エピクロロヒドリン−エチレンオキシド−アリルグリシジルエーテルターポリマーゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、マレイン酸変性塩素化ポリエチレン、メチルビニルシリコーンゴム、ジメチルシリコーンゴム、メチルフェニルビニルシリコーンゴム、多硫化ゴム、フッ化ビニリデンゴム、テトラフルオロエチレン−プロピレンゴム、フッ素化シリコーンゴム、フッ素化ホスファゲンゴム、スチレンエラストマー、熱可塑性オレフィンエラストマー、ポリエステルエラストマー、ウレタンエラストマー、ポリアミドエラストマー及びこれらの組合せから選択される。
SBRゴムの例としては、乳化重合スチレン−ブタジエンゴム(未変性E−SBR)、溶液重合スチレン−ブタジエンゴム(未変性S−SBR)及び末端を変性することによって得られる変性SBR(変性E−SBR及びS−SBR)が挙げられる。ゴム成分は、単独又は組合せで使用される、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、エポキシ化天然ゴム(ENR)、ブチルゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)、クロロプレンゴム(CR)、スチレン−イソプレン−ブタジエンゴム(SIBR)などのSBR及びBR以外の成分を含むことができる。
ゴム成分は、カップリング剤及び/又は星形分岐剤又は官能化剤でカップリング、星形分岐、分岐及び/又は官能化されてもよい。実施形態では、ゴムは、少なくとも硫黄化合物、シラノール基、シラン基又はエポキシ基でカップリング、星形分岐又は官能化される。実施形態では、分岐ゴムは、分岐(「星形分岐」)ブチルゴム、ハロゲン化星形分岐ブチルゴム、ポリ(イソブチレン−co−p−メチルスチレン)、臭素化ブチルゴム、塩素化ブチルゴム、星形分岐ポリイソブチレンゴム及びこれらの混合物のいずれかであってもよい。
実施形態では、ゴムは、カーボンブラック及び/又はシリカなどの充填剤への親和性を改善するために、末端基が官能化される。カップリング及び/又は星形分岐又は官能化の例としては、充填剤としてのカーボンブラックとのカップリング、例えば、C−Sn結合を含む官能基又はベンゾフェノンなどのアミノ化官能基、シラノール官能基又はシラノール末端を有するポリシロキサン官能基、アルコキシシラン基、ポリエーテル基によるカップリングが挙げられる。
ロジンエステル樹脂成分:ロジンエステルへの言及は、変性ロジンエステル、例えば、アルデヒド、二塩基酸又はこれらの組合せで処理されたロジン、酸変性ロジンエステル、フェノール変性ロジンエステルを含む。ロジンエステルは、当技術分野で公知の種々の方法を使用して、エステル化反応でロジン及び好適なアルコールから得ることができる。
実施形態では、ロジンエステル樹脂は、ロジンをホルムアルデヒド含有化合物及びフェノール化合物と反応させ、中間体フェノール樹脂を生成し、次いでこれを多価アルコールでエステル化することによって調製されるフェノール変性ロジンエステルである。
実施形態では、ロジンエステル樹脂は、当技術分野で公知の方法、例えば、水素化、脱水素化、不均化、二量化及び強化によって製造される。特定の実施形態では、ロジンは、得られるロジンエステルの化学的及び物理的特性を改善するため、これらの方法のうちの1つ以上を使用して処理された後エステル化される。化学的に許容される場合、このような方法はまた、エステル化と組み合わせて、及び/又はエステル化の後に実施し、以下においてより詳細に考察される所望の化学的及び物理的特性を有するロジンエステルを得ることができる。一実施形態では、ロジンエステル樹脂は、2,2’チオビスフェノール、3,3’−チオビスフェノール、4,4’−チオビス(レゾルシノール)及びt,t’−チオビス(ピロガロール)、4,4’−15チオビス(6−t−ブチル−m−クレゾール)及び4/4’−チオビス(6−t−ブチル−o−クレゾール)チオビスナフトール、2,2’−チオ−ビスフェノール、3,3’−チオ−ビスフェノールを含むチオビスナフトール、パラジウム、ニッケル及び白金を含む金属、ヨウ素又はヨウ化物(例えば、ヨウ化鉄)、硫化物(例えば、硫化鉄)並びにこれらの組合せを含む、当技術分野で公知の不均化剤を使用する方法で製造される。
実施形態では、ロジンエステル樹脂は、600〜1400Da(ダルトン)又は650〜1200Da又は700〜1100Daの範囲のMnを有する。実施形態では、ロジンエステル樹脂は、700〜1500Da又は800〜1300Da又は850〜1200Daの範囲のMwを有する。実施形態では、Mzは、800〜2000Da又は900〜2000DA又は1000〜1500Daの範囲である。実施形態では、ロジンエステル樹脂は、1.05〜1.45、代替的に1.1〜1.4又は1.1〜1.3の多分散指数(PDI)を有する。
他の実施形態では、ロジンエステル樹脂は、25以下又は20以下又は15以下又は10以下の低PAN数を有する。
実施形態では、ロジンエステル樹脂は、0〜30又は0〜20又は0〜15又は0〜10又は10未満の水酸基価(OH)を有する。実施形態では、ロジンエステルは、0〜20又は0〜15又は0〜10又は0〜9又は0〜8又は0〜7又は7未満の酸価を有する。実施形態では、ロジンエステル樹脂の水酸基価及び酸価の和は、50未満又は45未満又は40未満又は35未満、30未満又は25未満又は20未満又は15未満又は10未満又は1〜8の範囲であってもよい。
実施形態では、ロジンエステル樹脂は、60℃より高い又は80℃より高い又は60℃〜170℃又は75℃〜160℃又は100℃〜150℃のTspを有する。
実施形態では、ロジンエステル樹脂は、0℃〜115℃又は5℃〜100℃又は10℃〜80℃又は20℃〜70℃又は30℃〜60℃のTgを有する。
実施形態では、ロジンエステル樹脂は、特性を上記の組合せで有する。例えば、20未満又は15未満又は10未満のPANを、以下;少なくとも60℃の、80℃より高い、若しくは60℃〜170℃若しくは75℃〜160℃若しくは100℃〜150℃のTsp、0〜20若しくは0〜15若しくは0〜10若しくは0〜9若しくは0〜8若しくは0〜7若しくは7未満の酸価、又は50未満若しくは45未満若しくは40未満若しくは35未満、30未満若しくは25未満若しくは20未満若しくは15未満若しくは10未満若しくは1〜8の範囲の酸価と水酸基価の合計のうちの1つ以上との組合せで有する。
実施形態では、ロジンエステル樹脂は、12000〜15000mPa・s、代替的に12500mPa・s超又は14500mPa・s未満の、150℃での溶融粘度(溶融粘度(150℃)とも称される)を有する。樹脂の溶融粘度(ブルックフィールド粘度)は、3rpmのスピンドル回転数を使用して150℃の温度で、ブルックフィールドRTV粘度計を用いて測定される。
実施形態では、ロジンエステル樹脂は、屈折率が1.5超であり、ASTM D3236に従って3rpmで測定される177℃でのブルックフィールド粘度(ASTM D−3236)が50〜25,000mPa・sである。
1種より多くのロジンエステル樹脂のブレンドを、ゴム成分100部に対して、5〜100phr又は10〜80phr又は15〜50phr、又は5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75phrのいずれか又は前述の数の間の任意の範囲の量で使用することができる。
充填剤:ゴム組成物は、30〜200phr又は50〜200phrの充填剤をさらに含む。例としては、炭酸カルシウム、カーボンナノチューブ、クレイ、マイカ、シリカ、シリケート、タルク、二酸化チタン、アルミナ、酸化亜鉛、デンプン、木粉、カーボンブラック又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。充填剤は任意のサイズ、例えば、0.0001μm〜100μmであってもよい。
他の充填剤としては、超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)を含む粒子状充填剤、粒子状ポリマーゲル及び当技術分野で公知の可塑化デンプン複合体充填剤を挙げることができるが、これらに限定されない。
実施形態では、充填剤は、表面処理されてもよい、例えば、樹脂でコーティング若しくは樹脂とブレンドされてもよい、又はテルペン由来のシランでコーティング若しくは該シランと反応させてもよい。
実施形態では、組成物は、カーボンブラック充填剤を、5〜70phr又は20〜60phr又は30〜50phr又は40〜60phrの量で含む。
任意選択の可塑剤成分:「可塑剤」(プロセス油とも称される)は、エラストマーを伸長させ、ポリマー組成物の加工性を改善するための、石油由来のプロセス油及び合成可塑剤を指す。好適な可塑剤としては、脂肪酸エステル、炭化水素プロセス油、トール油ピッチ、変性トール油ピッチ及びこれらの組合せが挙げられるが、これらに限定されない。
実施形態では、可塑剤は、ピッチエステル、脱カルボキシル化トール油ピッチ、トール油ピッチのセッケン、熱処理されたトール油ピッチ、熱処理又は触媒処理されたトール油ピッチ及び前述の組合せからなる群から選択される変性トール油ピッチである。
一部の実施形態では、可塑剤は、エラストマー中に存在するエクステンダー油と、配合中に添加されるプロセス油の両方を含む。好適なプロセス油としては、芳香族油、パラフィン系油、ナフテン系油並びにMES、TDAE及び重質ナフテン系油などの低PCA油、並びにヒマワリ油、大豆油、キャノーラ油及びベニバナ油などの植物油が挙げられる。低PCA油の例としては、多環芳香族の含有量が3重量パーセント未満である油が挙げられる。
存在する場合、可塑剤は、75phr以下、又は5〜70phr、5〜60又は5〜50又は5〜40又は5〜30又は5〜20又は5〜15phrの量で添加される。
カップリング剤:実施形態では、ゴム組成物はカップリング剤をさらに含む。「カップリング剤」は、そうでなければ相互作用しない2つの種の間の、例えばシリカなどの充填剤とエラストマーの間の安定な化学的及び/又は物理的相互作用を促進することができる任意の薬剤を指すことを意味する。カップリング剤は、シリカなどの充填剤にゴムに対して強化作用を発揮させる。実施形態では、カップリング剤は、硫黄系カップリング剤、有機過酸化物系カップリング剤、無機カップリング剤、ポリアミンカップリング剤、樹脂カップリング剤、硫黄化合物系カップリング剤、オキシム−ニトロソアミン系カップリング剤、硫黄及びこれらの組合せである。
実施形態では、カップリング剤は、二官能性、例えば、オルガノシラン又はポリオルガノ−シロキサンである。好適なカップリング剤の他の例としては、シランポリスルフィドが挙げられる。カップリング剤は、二官能性ポリオルガノシロキサン又はヒドロキシシランポリスルフィドであってもよい。カップリング剤は、他のシランスルフィド、例えば、少なくとも1つのチオール(−SH)官能基及び/又は少なくとも1つのマスクされたチオール官能基を有するシランを含んでもよい。カップリング剤は、1種より多くのカップリング剤の組合せであってもよい。実施形態では、カップリング剤は、アルコキシシラン又は多硫化アルコキシシランである。
実施形態では、カップリング剤は、1〜20phr又は1〜10phr又は3〜15phrの量で存在してもよい。
架橋剤:組成物中のゴム成分は、硬化剤、例えば、硫黄、金属、酸化亜鉛などの金属酸化物、過酸化物、有機金属化合物、ラジカル開始剤、脂肪酸及び当技術分野で公知の他の薬剤を添加することによって架橋されてもよい。使用されてもよい他の公知の硬化方法としては、過酸化物硬化系、樹脂硬化系及びポリマーの熱又は放射線誘導架橋が挙げられる。促進剤、活性化剤及び遅延剤もまた硬化プロセスで使用されてもよい。
架橋剤は、0.3〜10phr又は0.5〜5.0phr又は少なくとも0.5phrの量で使用されてもよい。
他の添加剤:ゴム組成物は、10phr以下の量の当技術分野で公知の他の成分、例えば、硫黄供与体、硬化助剤、加工添加剤、顔料、有機カルボン酸、潤沢剤、ワックス、劣化防止剤、酸化防止剤、オゾン劣化防止剤及び素練り促進剤と配合されてもよい。
ゴム組成物の形成方法:ゴム組成物は、ゴム混合分野で公知の方法によって形成することができる。例えば、成分は典型的に2又は2段階で、例えば、少なくとも1回の非生産段階に続いて生産混合段階で混合される。最終硬化剤、例えば、硫黄加硫剤は、典型的に、従来「生産」混合段階と呼ばれる最終段階で混合され、この段階では典型的に、先行する非生産混合段階で使用される混合温度より低い温度で混合が行われる。
ゴム組成物は、140℃〜190℃のゴム温度をもたらすのに好適な時間にわたる、混合機又は押出機での機械的加工を一般的に含む、熱機械的混合ステップに供することができる。熱機械的加工の時間は、操作条件、組成物の容積及び性質に応じて変動する。例えば、熱機械的加工は1〜20分間であってもよい。
特性:上述のような、酸価が低く、水酸基価が低いロジンエステル樹脂を含むタイヤゴム組成物は、顕著な転がり抵抗の低減及びウェットグリップ性能の改善を示し、性能は、炭化水素樹脂、例えば、C5炭化水素樹脂、C9炭化水素樹脂及びアルファメチルスチレン樹脂で観察される性能と同等である。
実施形態では、転がり抵抗の低減に関して、ロジンエステルを含むタイヤ組成物は、等量のアルファメチルスチレン樹脂を含有する組成物と同等の60℃におけるtanδを有し、ウェットトラクション(ウェットグリップ性)に関して、組成物は、等量のアルファメチルスチレン樹脂を含有する組成物と同等の0℃におけるtanδを示す。
実施形態では、タイヤトレッド組成物は、ウェットグリップ抵抗の指標と転がり抵抗の指標との比((0℃におけるtanδ)/(60℃におけるtanδ))が、酸価と水酸基価の合計が50よりロジンエステルを同等量含有する大きいタイヤトレッド組成物よりも高い。
実施形態では、PAN数が10未満である、ロジンエステル樹脂を含むタイヤトレッド組成物は、樹脂が10カ月超にわたってエージングされた後に60℃におけるtanδの増大が3%未満であり、0℃におけるtanδの減少が1%未満である。
産業上の利用可能性:タイヤ用途の他に、組成物は、押出、圧縮成形、ブロー成形、射出成形又は積層して、繊維、薄膜、積層体、層及び自動車部品などの工業用部品、機器筐体、消費者製品、包装などの種々の成形品にすることができる。
タイヤ用途では、ゴム組成物は、トラック用タイヤ、バス用タイヤ、自動車用タイヤ、オートバイ用タイヤ、オフロードタイヤ、航空機用タイヤなどの種々のタイヤを生産するために有用である。ゴム組成物はまた、タイヤの構成要素、例えば、トレッド、サイドウォール、チェーファストリップ、タイヤゴム層、補強コード被覆材料、クッション層などに加工することができる。ゴム組成物はまた、他の用途、特にタイヤ硬化ブラダー、インナーチューブ、エアスリーブ、ホース、ベルト、フットウェア構成要素、グラフィックアート用途のためのローラー、防振デバイス、医薬デバイス、接着剤、コーキング、シーラント、グレージングコンパウンド、保護コーティング、エアクッション、空気バネ、エアベロー、アキュムレーターバッグ並びに流体保持及び硬化プロセス用の種々のタイプのブラダーに有用である場合がある。
ゴム組成物はまた、自動車のサスペンションバンパー、自動車の排気ハンガー及びボディマウントなどの成形ゴム部品の生産に使用することができる。さらに他の用途では、ゴム組成物は、医薬ストッパー及びクロージャー、並びに医療デバイス用コーティングなどの医療用途に使用することができる。
以下の例示的実施例は非限定的であることが意図される。実施例では、タイヤトレッドゴム組成物に以下の樹脂を組み込み、性能を試験した。表1は樹脂の特性を示し、ANは酸価を意味し、OHは水酸基価を意味し、いずれもmg KOH/gで表される。
樹脂を表2に示されるようにゴム配合物に組み込んだ。配合物を、当技術分野で公知の3段階混合プロトコールを使用して、379mlのバンバリー型密閉式混合機で混合した。
実施例1、B、F及びGでは、「新鮮な」樹脂と「エージングされた」樹脂の両方を使用した。「新鮮な」は、生産から1カ月以内の樹脂を試料に使用することを指す。「エージングされた」は、室温(約23℃)で10〜12カ月貯蔵された樹脂を使用することを指す。表3に示される性能特性では、使用した樹脂が新鮮であるかエージングされたかを表す表示を付す。表3の正規化Tanδデータは、実施例1の新鮮な樹脂の値に対して正規化する。PANは、樹脂がどのようにエージングしたかに関し、例えば、PANが低いと樹脂がエージング/変化することが防止され、エージングされた樹脂は、新鮮な樹脂と同様の結果をもたらす。
tanδは、Metravib+450Nを使用し、10Hzで1℃/分の加熱速度、0.1%の動的ひずみ(−60℃〜−5℃)及び3%の動的ひずみ(−5℃〜100℃)を用いて、−60℃〜+100℃の二面せん断モードの温度掃引/モードで、DMAによって決定した。引張強度、伸び及び弾性率などの特性は、ISO37に記載される手順に従い測定した。
本明細書で使用される場合、「含む(comprising)」という用語は、その用語の後に特定された要素又はステップを含むことを意味するが、そのような要素又はステップは排他的ではなく、実施形態は、他の要素又はステップを含むことができる。「含む(comprising)」及び「含む(including)」という用語は、種々の態様を記載するために本明細書で使用されたが、本開示のより詳細な態様を提供するために、「含む(comprising)」及び「含む(including)」という用語の代わりに「から本質的になる」及び「からなる」という用語が使用されてもよく、また開示される。
Claims (10)
- ゴム成分と、該ゴム成分100重量部(phr)に対して、
5〜75phrのロジンエステル樹脂であって、PAN数が25未満、酸価が20未満、水酸基価が30未満、酸価と水酸基価の合計が50未満のロジンエステル樹脂と、
30〜200phrの充填剤と、
0〜75phrの可塑剤と
のブレンドを含む、タイヤトレッド組成物。 - 樹脂が10カ月超にわたってエージングされた後に、転がり抵抗の指標(60℃におけるTanδ)の増大が3%未満であり、ウェットグリップの指標(0℃におけるTanδ)の減少が1%未満である、請求項1に記載のタイヤトレッド組成物。
- 前記酸価と水酸基価の合計が30未満である、請求項1又は2に記載のタイヤトレッド組成物。
- 前記ロジンエステル樹脂のPAN数が10未満である、請求項1又は2に記載のタイヤトレッド組成物。
- ウェットグリップ抵抗の指標と転がり抵抗の指標との比((0℃におけるtanδ)/(60℃におけるtanδ))が、酸価と水酸基価の合計が50より大きいロジンエステルを同等量含有するタイヤトレッド組成物よりも高い、請求項1又は2に記載のタイヤトレッド組成物。
- 硫黄系カップリング剤、有機過酸化物系カップリング剤、無機カップリング剤、ポリアミンカップリング剤、樹脂カップリング剤、硫黄化合物系カップリング剤、オキシム−ニトロソアミン系カップリング剤及び硫黄からなる群から選択されるカップリング剤をさらに含む、請求項1又は2に記載のタイヤトレッド組成物。
- 前記ゴム成分が、天然ゴム(NR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、合成ポリイソプレンゴム、エポキシ化天然ゴム、ポリブタジエンゴム、ニトリル−水素化ブタジエンゴムNHBR、水素化スチレン−ブタジエンゴムHSBR、エチレンプロピレンジエンモノマーゴム、エチレンプロピレンゴム、マレイン酸変性エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム、イソブチレン−芳香族ビニル又はジエンモノマーコポリマー、臭素化NR、塩素化NR、臭素化イソブチレンp−メチルスチレンコポリマー、クロロプレンゴム、エピクロロヒドリンホモポリマーゴム、エピクロロヒドリン−エチレンオキシド又はアリルグリシジルエーテルコポリマーゴム、エピクロロヒドリン−エチレンオキシド−アリルグリシジルエーテルターポリマーゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、マレイン酸変性塩素化ポリエチレン、メチルビニルシリコーンゴム、ジメチルシリコーンゴム、メチルフェニルビニルシリコーンゴム、多硫化ゴム、フッ化ビニリデンゴム、テトラフルオロエチレン−プロピレンゴム、フッ素化シリコーンゴム、フッ素化ホスファゲンゴム、スチレンエラストマー、熱可塑性オレフィンエラストマー、ポリエステルエラストマー、ウレタンエラストマー、ポリアミドエラストマー及びこれらの組合せからなる群から選択される、請求項1又は2に記載のタイヤトレッド組成物。
- 前記可塑剤が、脂肪酸エステル、炭化水素プロセス油、トール油ピッチ及び変性トール油ピッチ、並びにこれらの組合せから選択される、請求項1又は2に記載のタイヤトレッド組成物。
- 前記充填剤が、炭酸カルシウム、カーボンナノチューブ、クレイ、マイカ、シリカ、シリケート、タルク、二酸化チタン、アルミナ、酸化亜鉛、デンプン、木粉、カーボンブラック、超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)、粒子状ポリマーゲル、可塑化デンプン複合体、及びこれらの混合物から選択される、請求項1又は2に記載のタイヤトレッド組成物。
- タイヤゴム組成物を調製するための方法であって、
0〜100重量部(phr)のゴム成分を準備するステップ、
5〜75phrのロジンエステル樹脂であって、PAN数が25未満、酸価が20未満、水酸基価が30未満、酸価と水酸基価の合計が50未満のロジンエステル樹脂を準備するステップ、
50〜200phrの充填剤、及び任意選択的に75phr以下の可塑剤を準備するステップ、
前記ゴム成分、前記ロジンエステル樹脂、前記充填剤、及び任意選択的な前記可塑剤を混合して混合物を形成するステップ、
前記混合物を混錬するステップ、並びに
混錬された前記混合物に架橋系を組み込んで前記タイヤゴム組成物を形成するステップ
を含む、方法。
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