JP2021050147A - デンタルプラーク・ステイン付着防止剤および口腔用組成物 - Google Patents

デンタルプラーク・ステイン付着防止剤および口腔用組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】デンタルプラークやステインの歯面への付着および沈着を良好に防止もしくは抑制し、また歯面におけるデンタルプラークやステインの付着および沈着を改善することができて、口腔内における残り感が少ないデンタルプラーク・ステイン付着防止剤および口腔用組成物を提供する。【解決手段】プロテオグリカンを含有する、デンタルプラーク・ステイン付着防止剤および口腔用組成物とする。【選択図】なし

Description

本発明は、使用した後の口腔内における残り感が少ないデンタルプラーク・ステイン付着防止剤および口腔用組成物に関する。
従来より、健康で白い歯は美の象徴とされており、歯科医療の分野でも審美歯科領域が発展するなど、美しい歯の実現、維持には大きなニーズがある。美しい歯の実現、維持は、歯科医院での治療によっても達成できるものの、治療に時間を要することや通院が必要となることから、より簡便な方法として自宅で行いたいという要望が強い。
それゆえ、健康で白い歯とし、また健康で白い歯を維持することを目的とした練り歯磨きや液体歯磨きといった口腔用組成物が数多く開発され、販売されているところである。
歯の白さを損なう原因としては、食品、タバコ、コーヒー等による汚れ、すなわち歯垢(デンタルプラーク)や着色汚れ(ステイン)が歯面に付着、沈着することである(非特許文献1)と考えられている。
デンタルプラークの形成は、唾液や生理的歯肉溝浸出液に含まれる糖タンパク質が歯面に付着し、歯面上にペリクルと呼ばれる薄膜が形成され、さらに歯面に形成されたペリクルに細菌が付着することにより始まり、進行する。付着した細菌は多糖類を産生し、歯面に堆積することで、デンタルプラークが成熟することが知られている(非特許文献1)。
ステインの形成においても、一般的にはペリクルが関与し、歯面上に形成されたペリクルに、コーヒー、茶等のポリフェノールやタバコのヤニに含まれるタール色素等が吸着することが原因である(非特許文献1)と理解されている。しかし、歯のエナメル質に含まれる微量元素と、コーヒー等食品に含まれる色素とが関与する可能性も指摘されており(非特許文献2)、歯面に色素が沈着する作用機序については、必ずしも明らかとなっていないのが現状である。
作用機序は十分に解明されていないものの、デンタルプラークやステインの付着・沈着を防止する方法について、多くの研究開発がなされている。たとえば、アルキル硫酸塩と、水溶性ポリリン酸塩(ピロリン酸塩等)を1重量%以上とを含有する口腔用組成物に、水溶性ポリリン酸塩の0.2倍重量以上のオルトリン酸塩を配合することで、歯面に付着・沈着した汚れを除去する技術(特許文献1)や、N−アシルアミノ酸またはその塩とピロリン酸またはその塩とを、特定の含有量および含有量比にて併用することで、タンパク質汚れの除去効果と歯面への付着防止効果を高める技術(特許文献2)等が開示されている。
しかし、デンタルプラーク・ステイン付着防止剤は、日常的に繰り返し使用されるものであるところ、従来のデンタルプラーク・ステイン付着防止剤には、複数回繰り返し使用したり連続使用したりする場合に、口腔内に残り感があり、咽せやすいという問題があった。
従って、歯面へのデンタルプラーク・ステインの付着・沈着を防止もしくは抑制する効果を有し、かつ残り感を生じることが少ない口腔用組成物が切望されていた。
特開平9−12438号公報 国際公開第2013/183748号
山本高司;Journal of Society of Inorganic Materials,Japan,(2002),9,333−340 鈴木芽,阿部二郎;デンタルハイジーン,(2006),26(2),138−152
上記の通り、本発明の課題は、デンタルプラークやステインの歯面への付着および沈着を良好に防止もしくは抑制し、また歯面におけるデンタルプラークやステインの付着および沈着を改善することができて、口腔内における残り感が少ないデンタルプラーク・ステイン付着防止剤および口腔用組成物を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、プロテオグリカンをデンタルプラーク・ステイン付着防止剤や口腔用組成物に含有させることにより、上記の課題を解決し得るとの知見を得て、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下に関する。
[1]プロテオグリカンを0.001質量%〜10質量%含有する、デンタルプラーク・ステイン付着防止剤。
[2]プロテオグリカンが植物性プロテオグリカンである、[1]に記載のデンタルプラーク・ステイン付着防止剤。
[3]さらに、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルホスホリルコリンに基づく構成単位を含む共重合体を0.001質量%〜10質量%含有する、[1]または[2]に記載のデンタルプラーク・ステイン付着防止剤。
[4]口腔用組成物である、[1]〜[3]のいずれかに記載のデンタルプラーク・ステイン付着防止剤。
本発明のデンタルプラーク・ステイン付着防止剤および口腔用組成物は、歯面へのデンタルプラークやステインの付着および沈着を良好に防止もしくは抑制することができ、また、歯面におけるデンタルプラークやステインの付着および沈着を良好に改善することができ、さらに、口腔内における残り感を生じることが少ない。
従って、本発明のデンタルプラーク・ステイン付着防止剤および口腔用組成物は、歯の美化および健康維持に有用であり、使用感にも優れる。
本発明は、デンタルプラーク・ステイン付着防止剤(以下、本明細書にて「本発明の付着防止剤」ということがある)を提供する。
本発明の付着防止剤は、プロテオグリカンを含有する。
本発明の付着防止剤に含有されるプロテオグリカンは、特殊な構造を有する糖とタンパク質の複合体であり、動物性および植物性のプロテオグリカンが存在する。
動物性のプロテオグリカンは、1個のコアタンパク質に、コンドロイチン硫酸、ケラタン硫酸等のグリコサミノグリカンが複数本共有結合した糖タンパク質であり、細胞外マトリックスの一成分として、臓器、脳、皮膚、軟骨など体内に広く分布している。
植物性のプロテオグリカンは、アラビノガラクタンとコアタンパク質が一定の様式で結合したものであり、正式にはアラビノガラクタン−プロテイン(AGP)と呼ばれており、植物の細胞壁や樹液に細胞外マトリックスとして存在する。
本発明において、プロテオグリカンとしては、動物性プロテオグリカン、植物性プロテオグリカンのいずれも用いることができるが、製造コストや、近年の植物性原料が好まれる傾向等を考慮すると、植物性プロテオグリカンを用いることが好ましい。
植物性プロテオグリカンとしては、マメ科ネムノキ亜科のアカシア(Acacia)属に属するアラビアゴムノキ(Acacia senegal Willdenow)、またはその同属近縁植物から得られるアラビアゴムを原料とするものが好ましく用いられる。ここで、アラビアゴムは、前記植物の樹皮の傷口から滲出する分泌液を乾燥させたものである。
動物性プロテオグリカンと同等またはそれ以上の生理活性を有するものが得られることから、本発明の目的には、アラビアゴムノキ(Acacia senegal Willdenow)、またはそのセヤル種であるAcacia seyal Delileから得られるアラビアゴムを原料とするものがより好ましく、アラビアゴムノキ(Acacia senegal Willdenow)から得られるアラビアゴムを原料とするものがさらに好ましく用いられる。
本発明において、プロテオグリカンとして好ましく用いられる植物性プロテオグリカンは、上記したアラビアゴムノキ等の植物から得たアラビアゴムから、主にアラビノガラクタンとグリコプロテインを除いた精製物として得られる。
本発明の目的には、植物性プロテオグリカンは、多角度光散乱検出器および示差屈折率検出器をオンライン接続したサイズ排除クロマトグラフィーにより測定される重量平均分子量が900,000〜3,500,000であるものが好ましく用いられ、1,000,000〜3,000,000であるものがより好ましく用いられる。
また、アンプライト(Amplite)(商標)アルデヒド定量キット(比色)(Colorimetric Aldehyde Quantitation Kit)(製品番号:10051)(エイエイティー バイオクウェスト(AAT Bioquest)社製)等のアルデヒド定量キットにより測定される総アルデヒド含有量が、0.005μmol当量/g〜2μmol当量/gであるものが好ましく用いられる。
本発明において、植物性プロテオグリカンは、水溶液、分散液等の液状の形態、粉末等の固形状の形態のいずれの形態で用いてもよい。
本発明の付着防止剤には、上記したプロテオグリカンは1種を単独で用いることができ、2種以上を組み合わせて用いることもできる。
動物性プロテオグリカンは、サケ鼻軟骨、サメ鰭軟骨及びイカ頭部軟骨等の動物組織から抽出、精製等して製造して用いてもよいが、各社から提供されている市販の製品を用いることもできる。
本発明において、動物性プロテオグリカンは、水溶液、分散液等の液状の形態、粉末等の固形状の形態のいずれの形態で用いてもよい。
一方、植物性プロテオグリカンは、0.5質量%〜40質量%に調整されたアラビアゴム水溶液を、ポーラス型I型強塩基性アニオン交換樹脂および強酸性カチオン交換樹脂に供して精製することにより、好適に製造することができるが、一般的に有効成分含有量が約1質量%の水溶液として市販されている製品を用いることもできる。
植物性プロテオグリカンのかかる市販の製品としては、たとえば日油株式会社製の「フィトプロテオグリカン(登録商標)」が挙げられる。
本発明の付着防止剤におけるプロテオグリカンの含有量は、0.001質量%〜10質量%であり、口腔内における残り感の観点から、好ましくは0.005質量%〜5質量%である。
プロテオグリカンの含有量が0.001質量%未満では、付着防止作用を付与することができず、プロテオグリカンの含有量が10質量%を超えても、含有量に見合う効果が得られない場合がある。
さらに、本発明の付着防止剤は、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルホスホリルコリン(MPC)に基づく構成単位を含む共重合体(以下「MPC共重合体」と表記することがある)を含有し得る。
本発明の付着防止剤に含有され得るMPC共重合体としては、MPCに基づく構成単位と、疎水性単量体に基づく構成単位を含む共重合体が挙げられ、疎水性単量体に基づく構成単位としては、(メタ)アクリル酸アルキルエステル、(メタ)アクリルアミド誘導体等に基づく構成単位が例示される。
MPCに基づく構成単位は、下記の式(1)で表される。なお、本明細書において、「(メタ)アクリロイル」とは、「アクリロイルまたはメタクリロイル」を意味する。
Figure 2021050147
(式中、R1は水素原子またはメチル基を示す。)
(メタ)アクリル酸アルキルエステルに基づく構成単位は、下記の式(2)で表される。ここで、「(メタ)アクリル酸」とは「アクリル酸またはメタクリル酸」を意味する。
Figure 2021050147
(式中、Rは水素原子またはメチル基を示し、Rは炭素数1〜24のアルキル基を示す。)
式(2)中、Rで示されるアルキル基は、炭素数1〜24の直鎖または分岐のアルキル基であり、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、2−エチルヘキシル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、ドコシル等が例示される。
従って、式(2)で表される(メタ)アクリル酸アルキルエステルに基づく構成単位としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ドデシル(ラウリル)、(メタ)アクリル酸トリデシル、(メタ)アクリル酸オクタデシル(ステアリル)、(メタ)アクリル酸ドコシル(ベヘニル)等に基づく構成単位が挙げられる。
また、(メタ)アクリル酸アルキルエステルに基づく構成単位として、(メタ)アクリル酸ジエチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸トリフルオロエチル、(メタ)アクリル酸ヘプタデカフルオロデシル等、上記式(2)中、Rで示されるアルキル基がジアルキルアミノ基やハロゲン原子等で置換されている(メタ)アクリル酸アルキルエステルや、Rで示されるアルキル基が、ヒドロキシル基および第4級アンモニオ基で置換された構造を有する2−ヒドロキシ−3−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドに基づく構成単位も、疎水性単量体に基づく構成単位として例示される。
(メタ)アクリルアミド誘導体に基づく構成単位は、下記の式(3)で表される。ここで、「(メタ)アクリルアミド」とは、「アクリルアミドまたはメタクリルアミド」を意味する。
Figure 2021050147
(式中、Rは水素原子またはメチル基を示し、RおよびRはそれぞれ独立にメチル基またはエチル基を示し、mは1〜3の整数を示す。)
本発明の目的には、(メタ)アクリルアミド誘導体に基づく構成単位として、N,N−ジメチルアミノエチルアクリルアミド、またはN,N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミドに基づく構成単位を含む共重合体が好ましい。
本発明においては、MPC共重合体として、MPCに基づく構成単位と、上記疎水性単量体に基づく構成単位を1種または2種以上含む共重合体を用いることができる。
本発明の目的には、疎水性単量体に基づく構成単位として、(メタ)アクリル酸アルキルエステルに基づく構成単位、2−ヒドロキシ−3−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドに基づく構成単位、および(メタ)アクリルアミド誘導体に基づく構成単位からなる群より選択される1種または2種以上を含む共重合体が好ましく用いられる。
MPCに基づく構成単位と、上記疎水性単量体に基づく構成単位のMPC共重合体中におけるそれぞれの含有量の比([MPCに基づく構成単位]:[疎水性単量体に基づく構成単位])(n:n)は、モル比にて9:1〜2:1であり、好ましくは8:1〜7:3であり、より好ましくは6:1〜3:1である。
本発明の付着防止剤に含有されるMPC共重合体の重量平均分子量は10,000〜5,000,000であり、好ましくは、20,000〜1,000,000である。
MPC共重合体の重量平均分子量が10,000未満であると、口腔内における残り感を低減できない場合があり、重量平均分子量が5,000,000より大きいと、粘度が急激に上昇し、デンタルプラーク・ステイン付着防止剤を調製することが困難となる恐れがある。
なお、MPC共重合体の重量平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)によって測定され、プルラン換算の分子量で示される。
MPC共重合体の重合形態は特に限定されず、ランダム共重合体であっても、ブロック共重合体であってもよいが、ランダム共重合体が好ましい。
また、MPC共重合体は、MPCに基づく構成単位および疎水性単量体に基づく構成単位以外に、他の構成単位を含む共重合体であってもよい。
他の構成単位は、通常共重合体の構成単位となり得るものから、本発明の効果に影響を与えない範囲で適宜選択することができる。他の構成単位としては、たとえば、(メタ)アクリル酸アリル等の(メタ)アクリル酸のアルケニルエステル;(メタ)アクリル酸シクロヘキシル等の(メタ)アクリル酸の環状アルキルエステル;(メタ)アクリル酸テトラヒドロフルフリル等のヘテロ環で置換されたアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル;(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸フェノキシエチル等の芳香族基を含有する(メタ)アクリル酸エステル;(メタ)アクリル酸イソボルニル等の(メタ)アクリル酸とモノテルペンアルコールとのエステル;(メタ)アクリル酸グリシジル;スチレン、メチルスチレン、クロロメチルスチレン等のスチレン系単量体;メチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル等のビニルエーテル系単量体;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル系単量体等に基づく構成単位を挙げることができる。
これら他の構成単位は1種または2種以上を含むことができ、MPC共重合体中におけるその含有量は、MPCに基づく構成単位および疎水性単量体に基づく構成単位の合計量に対して40モル%以下であり、好ましくは20モル%以下である。
MPC共重合体は、自体公知の製造方法により製造することができる。
たとえば、MPCおよび(メタ)アクリル酸アルキルエステル等の疎水性単量体、ならびに必要に応じて上記他の構成単位に相当する単量体を含む単量体混合物を、ラジカル重合開始剤の存在下、窒素等の不活性ガス雰囲気下において、溶液重合等の公知の方法により重合させて製造することができる。
その際の各単量体の含有量比は、MPC共重合体中における各構成単位の含有量比に相当する比とすればよい。
MPC共重合体は、上記した重合方法により製造して用いることもできるが、水や多価アルコールの溶液もしくは分散液として市販されている製品を用いることもできる。
本発明の付着防止剤には、上記したMPC共重合体は1種を選択し、単独で含有させてもよく、2種以上を選択し、組み合わせて含有させることもできる。
本発明の付着防止剤に含有させるMPC共重合体の形態としては、粉末等の固形状、溶液、分散液等の液状のいずれでもよい。
本発明の付着防止剤におけるMPC共重合体の含有量は、0.001質量%〜10質量%の範囲で適宜選択することができ、口腔内における残り感の観点から、0.005質量%〜5質量%の範囲で選択することが好ましい。
MPC共重合体の含有量が0.001質量%未満であると、本発明の付着防止剤を口腔内で使用した後の口腔内における残り感が低減されない場合があり、MPC共重合体の含有量が10質量%を超えると、逆に本発明の付着防止剤を口腔内で使用した後の口腔内における残り感が増大する場合がある。
本発明においては、上記したプロテオグリカン、またはプロテオグリカンおよびMPC共重合体を、溶剤、基剤等の担体に加えて混合し、本発明の付着防止剤とすることができる。
また、本発明の付着防止剤は、本発明の特徴を損なわない範囲で、賦形剤、結合剤、滑沢剤、崩壊剤、被覆剤、希釈剤、溶解補助剤、可溶化剤、乳化剤、分散剤、懸濁化剤、安定化剤、粘稠化剤、pH調整剤、緩衝剤、抗酸化剤、防腐剤、保存剤等、一般的な製剤用添加剤を必要に応じて加えて、周知の製剤化手段、たとえば第十七改正日本薬局方製剤総則[3]製剤各条に記載された方法に従い、粉末状、顆粒状、タブレット状等の固形状、ゲル状、ペースト状、クリーム状等の半固形状、溶液状、懸濁液状、分散液状、乳液状等の液状の形態とすることもできる。
なお、口腔内における使用性等の観点からは、液状の形態とすることが好ましい。
従って、本発明の好ましい実施態様として、上記したプロテオグリカン、またはプロテオグリカンおよびMPC共重合体を、必要に応じて他の一般的な製剤用添加剤とともに水に溶解させて、液状のデンタルプラーク・ステイン付着防止剤とすることができる。
水としては、脱イオン水、蒸留水等、口腔用に供される医薬品、医薬部外品、化粧品等に使用される精製水が用いられる。
かかる態様のデンタルプラーク・ステイン付着防止剤における水の含有量は、通常50質量%〜99.999質量%であり、好ましくは80質量%〜99.99質量%であり、さらに好ましくは90質量%〜99.95質量%である。
本発明の付着防止剤は、デンタルプラークやステインの歯面への付着および沈着を良好に防止もしくは抑制することができ、また、歯面におけるデンタルプラークやステインの付着および沈着を良好に改善することができる。さらに、口腔内における残り感を生じることが少ない。
さらに本発明においては、上記した本発明の付着防止剤を、口腔用組成物(以下、本明細書にて「本発明の口腔用組成物」とも称する)として提供することができる。
本発明の口腔用組成物には、必要に応じて、一般的に口腔用組成物に使用される薬剤や添加剤を、本発明の特徴を損なわない範囲で添加することもできる。
上記薬剤としては、抗炎症剤、止血剤、収斂剤、殺菌消毒剤、細胞賦活剤、血行促進剤、歯質強化剤、歯石形成抑制剤、知覚過敏改善剤、色素沈着改善剤、吸着剤等が挙げられる。
上記添加剤としては、緩衝剤、湿潤剤、界面活性剤、防腐剤、粘結剤、研磨剤、甘味料、香料、有機酸、酸化防止剤、安定化剤、金属封鎖剤、溶剤等が挙げられる。
本発明の口腔用組成物において、薬剤および添加剤は、それぞれ口腔用組成物に通常含有される量を用いることができる。
本発明の口腔用組成物におけるプロテオグリカンの含有量は0.001質量%〜10質量%であり、好ましくは0.005質量%〜5質量である。
また、本発明の口腔用組成物がMPC共重合体をさらに含有する場合には、口腔用組成物におけるMPC共重合体の含有量は0.001質量%〜10質量%であり、好ましくは0.005質量%〜5質量%である。
本発明の口腔用組成物は、プロテオグリカンまたはプロテオグリカンおよびMPC共重合体に、必要に応じて上記薬剤や添加剤を加え、周知の製剤化手段、たとえば第十七改正日本薬局方製剤総則[3]製剤各条に記載された方法に従い、粉末状、顆粒状等の固形状、ゲル状、ペースト状、クリーム状等の半固形状、溶液状、懸濁液状、分散液状、乳液状等の液状の形態とすることができる。
従って、本発明の口腔用組成物は、粉歯磨き、練り歯磨き、液体歯磨き、洗口液、含嗽剤、口腔清涼化剤、デンタルゲル、デンタルクリーム、口腔スプレー等として提供することができる。中でも、練り歯磨き、液体歯磨き、洗口液、含嗽剤等とすることが好ましい。
上記した本発明の口腔用組成物は、ヒトの口腔内に好ましく適用されるが、義歯洗浄剤等として、義歯や歯科材料にも適用することができる。
本発明の口腔用組成物は、デンタルプラークやステインの歯面への付着および沈着を良好に防止もしくは抑制することができ、また、歯面におけるデンタルプラークやステインの付着および沈着を良好に改善することができ、さらに、使用に際し、口腔内における残り感を生じることが少ない。
従って、本発明の口腔用組成物は、歯の美化および健康維持に有用であり、使用感にも優れる。
以下、実施例に基づき本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[実施例1〜4、比較例1]デンタルプラーク・ステイン付着防止剤
表1に示す処方に従い、植物性プロテオグリカン、MPC共重合体を精製水80gに添加して撹拌し、均一とした後、精製水で全量を100質量%として、実施例1〜4および比較例1のデンタルプラーク・ステイン付着防止剤を調製した。(以下において、実施例および比較例の各デンタルプラーク・ステイン付着防止剤を、「実施例1の付着防止剤」のように略記することがある)。
なお、植物性プロテオグリカンとしては「フィトプロテオグリカン」(日油株式会社製)(重量平均分子量=約1,200,000、総アルデヒド含有量=1.8μmol当量/g)を用い、MPC共重合体としては、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体(2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンおよびメタクリル酸ブチルの共重合組成比[2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン/メタクリル酸ブチル](モル比)=80/20、重量平均分子量=600,000)を用いた。
[試験例1]タンパク汚れ付着抑制効果の評価
歯面に付着するデンタルプラークがタンパク汚れであるとして、以下の手順に従って、実施例1〜4および比較例1の各付着防止剤のタンパク汚れ付着抑制効果を評価した。
(1)ハイドロキシアパタイト粉50mgと精製水5mLとを混合し、懸濁液を調製した。
(2)(1)の懸濁液75μLを取り、エッペンドルフチューブに入れ、遠心分離(3,000rpm、5分間)して上澄みを除去した。
(3)(2)で得た残渣に、実施例および比較例の各付着防止剤を試料として、それぞれ1mL加え、2分間攪拌した。
(4)遠心分離(3,000rpm、5分間)して上澄みを除去し、得られた残渣に精製水1mLを加え混合した(この操作を「洗浄操作」という)。
(5)再度、洗浄操作を行った。
(6)遠心分離(3,000rpm、5分間)して上澄みを除去し、アルブミン溶液(アルブミン濃度=3mg/mL)75μLを加え、90分間静置した。
(7)洗浄操作を2回繰返し、1N塩酸100μLおよび0.1mol/Lリン酸緩衝液(pH=8.0)1mLを加えて攪拌した後、この混合液400μLを取り出し、フルオレスカミンのアセトン溶液(フルオレスカミン濃度=0.3mg/mL)150μLと混合した。
(8)(7)の混合液を、96ウェルプレートに200μLずつ分注し、マイクロプレートリーダー(「Spectra Max M3」、モレキュラーデバイス(Molecular Devices)社製)を用いて、励起波長=360nm、蛍光波長=460nmにて蛍光強度を測定し、下記式(I)を用いてタンパク汚れ付着抑制率(%)を算出した。
なお、上記評価の実施に際して、試料の代わりに精製水を用いて同様に操作し、これを対照とした。
Figure 2021050147
算出したタンパク汚れ付着抑制率に基づき、下記評価基準に従い、タンパク汚れ付着抑制効果を評価した。評価結果は、表1に併せて示した。
<評価基準>
タンパク汚れ付着抑制率≧10%:◎;非常に良好なタンパク汚れ付着抑制効果を有するデンタルプラーク・ステイン付着防止剤である
5%≦タンパク汚れ付着抑制率<10%:○;良好なタンパク汚れ付着抑制効果を有するデンタルプラーク・ステイン付着防止剤である
タンパク汚れ付着抑制率<5%:×;タンパク汚れ付着抑制効果のないデンタルプラーク・ステイン付着防止剤である
[試験例2]コーヒー由来汚れ付着抑制効果の評価
歯面に付着するステインが、コーヒー由来の汚れであるとして、以下の手順に従ってコーヒー由来汚れ付着抑制効果を評価した。
(1)遠心管にハイドロキシアパタイト粉40mgを秤り取り、試料として実施例および比較例の各付着防止剤をそれぞれ1mL加えて10分間静置した。
(2)さらにコーヒーを1mL加えて10分間静置した。
(3)(2)の混合液をろ過して上澄み液を回収し、紫外可視吸光光度計(「V−560」、日本分光株式会社製)を用いて550nmにおける吸光度を測定し、下記式(II)を用いてコーヒー由来汚れ付着抑制率(%)を算出した。
なお、上記評価の実施に際して、試料の代わりに精製水を用いて同様に操作し、これを対照とした。
Figure 2021050147
算出したコーヒー由来汚れ付着抑制率に基づき、下記評価基準に従い、コーヒー由来汚れ付着抑制効果を評価した。評価結果は、表1に併せて示した。
<評価基準>
コーヒー由来汚れ付着抑制率≧30%:◎;非常に良好なコーヒー由来汚れ付着抑制効果を有するデンタルプラーク・ステイン付着防止剤である
15%≦コーヒー汚れ付着抑制率<30%:○;良好なコーヒー由来汚れ付着抑制効果を有するデンタルプラーク・ステイン付着防止剤である
コーヒー汚れ付着抑制率<30%:×;コーヒー由来汚れ付着抑制効果のないデンタルプラーク・ステイン付着防止剤である
[試験例3]使用後の口腔内における残り感の評価
実施例および比較例の各付着防止剤を含嗽剤として使用した際の口腔内における残り感について、25才〜55才の男女パネラー20名による官能評価により評価した。
各パネラーに、実施例および比較例の付着防止剤のそれぞれにつき10mLで20秒間うがいさせ、吐き出させた。この操作を5回繰り返させた後の口腔内における残り感を、下記評価基準に従って評価させた。20名の評価点の合計を算出して、下記の判定基準により、含嗽剤として使用した際の口腔内における残り感を判定した。結果は、表1に併せて示した。
<評価基準>
口腔内における残り感を感じない :2点
口腔内における残り感をやや感じる :1点
口腔内における残り感を明確に感じる:0点
<判定基準>
31点〜40点:◎;口腔内における残り感が非常に少ない含嗽剤である
21点〜30点:○;口腔内における残り感が少ない含嗽剤である
20点以下 :×;口腔内における残り感がある含嗽剤である
Figure 2021050147
表1に示されるように、実施例1〜4の各付着防止剤は、タンパク汚れ付着抑制効果およびコーヒー由来汚れ付着抑制効果を有し、それぞれ含嗽剤として使用した際の口腔内における残り感も少ないと評価された。特に、植物性プロテオグリカンとMPC共重合体の双方を含有する実施例4の付着防止剤については、良好なタンパク汚れ付着抑制効果およびコーヒー由来汚れ付着抑制効果が認められ、含嗽剤として使用した際の口腔内における残り感についても、非常に少ないと評価された。
一方、MPC共重合体を含有するものの、植物性プロテオグリカンを含有しない比較例1の付着防止剤については、良好なタンパク汚れ付着抑制効果およびコーヒー由来汚れ付着抑制効果が認められたが、含嗽剤として使用した際に口腔内における残り感が認められた。
上記試験例の結果により、本発明の付着防止剤が、食品等に由来する汚れや色素の歯面への付着および沈着を防止する効果を有することが示された。かかる効果は、本発明の付着防止剤を口腔用組成物として用いた際にも有効であり、さらに、該口腔用組成物は、使用した際の口腔内における残り感が少なく、良好な使用感を有することが示唆された。
本発明により奏される上記の優れた効果は、本発明において用いるプロテオグリカン分子が歯面自体やペリクルに吸着し、細菌の生産する成分や、色素の吸着を阻害することで発現されるものと推測される。
以上詳述したように、本発明により、歯面へのデンタルプラークやステインの付着および沈着を良好に防止もしくは抑制することができ、また、歯面におけるデンタルプラークやステインの付着および沈着を良好に改善することができ、さらに、口腔内における残り感を生じることが少ないデンタルプラーク・ステイン付着防止剤および口腔用組成物を提供することができる。
従って、本発明により、歯の美化および健康維持に有用で、使用感にも優れるデンタルプラーク・ステイン付着防止剤および口腔用組成物を提供することができる。

Claims (4)

  1. プロテオグリカンを0.001質量%〜10質量%含有する、デンタルプラーク・ステイン付着防止剤。
  2. プロテオグリカンが植物性プロテオグリカンである、請求項1に記載のデンタルプラーク・ステイン付着防止剤。
  3. さらに、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルホスホリルコリンに基づく構成単位を含む共重合体を0.001質量%〜10質量%含有する、請求項1または2に記載のデンタルプラーク・ステイン付着防止剤。
  4. 口腔用組成物である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のデンタルプラーク・ステイン付着防止剤。
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