JP2021048712A - 電気接続箱、及び、ワイヤハーネス - Google Patents

電気接続箱、及び、ワイヤハーネス Download PDF

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Abstract

【課題】適正に防止性能を確保することができる電気接続箱、及び、ワイヤハーネスを提供することを目的とする。【解決手段】ワイヤハーネスWHに適用される電気接続箱1は、本体壁部31aによって囲われた内部に電子部品2を収容する筐体本体31と、本体壁部31aの内側に嵌合するカバー壁部32aを含み、当該カバー壁部32aから突出し本体壁部31aの端面に沿って延在して形成され当該本体壁部31aの端面が突き当てられる突き当てリブ部36を有するカバー部材32とを備え、カバー部材32は、車両に設置された状態で、カバー壁部32aにおいて鉛直方向の上側に位置するカバー上部壁部32aaに、突き当てリブ部36が切り欠かれた切り欠き部37を有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、電気接続箱、及び、ワイヤハーネスに関する。
車両のワイヤハーネスに適用される従来の電気接続箱として、例えば、特許文献1には、周壁と奥壁と第1開口部とにより箱状に形成されたケース本体と、第1開口部を覆うカバーと、電子部品が装着されるブロックとを備えた電気接続箱が開示されている。
特開2015−133828号公報
ところで、上述のような電気接続箱は、例えば、複数の部材を組み合わて筐体が構成される場合であっても適正に防水することができる構成が望まれている。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、適正に防止性能を確保することができる電気接続箱、及び、ワイヤハーネスを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電気接続箱は、本体壁部によって囲われた内部に電子部品を収容する筐体本体と、前記本体壁部の内側に嵌合するカバー壁部を含み、当該カバー壁部から突出し前記本体壁部の端面に沿って延在して形成され当該本体壁部の端面が突き当てられる突き当てリブ部を有するカバー部材とを備え、前記カバー部材は、車両に設置された状態で、前記カバー壁部において鉛直方向の上側に位置するカバー上部壁部に、前記突き当てリブ部が切り欠かれた切り欠き部を有することを特徴とする。
また、上記電気接続箱では、前記カバー部材は、車両に設置された状態で、前記カバー上部壁部の上面が前記筐体本体側とは反対側に向かって鉛直方向の下側に向けて傾斜して形成されるものとすることができる。
また、上記電気接続箱では、前記筐体本体は、車両に設置された状態で、前記本体壁部において前記カバー上部壁部の外側に位置する本体上部壁部の上面が前記カバー部材側に向かって鉛直方向の下側に向けて傾斜して形成されるものとすることができる。
上記目的を達成するために、本発明に係るワイヤハーネスは、導電性を有する配索材と、前記配索材と電気的に接続される電気接続箱とを備え、前記電気接続箱は、本体壁部によって囲われた内部に前記配索材と電気的に接続される電子部品を収容する筐体本体と、前記本体壁部の内側に嵌合するカバー壁部を含み、当該カバー壁部から突出し前記本体壁部の端面に沿って延在して形成され当該本体壁部の端面が突き当てられる突き当てリブ部を有するカバー部材とを備え、前記カバー部材は、車両に設置された状態で、前記カバー壁部において鉛直方向の上側に位置するカバー上部壁部に、前記突き当てリブ部が切り欠かれた切り欠き部を有することを特徴とする。
本発明に係る電気接続箱、及び、ワイヤハーネスは、筐体本体において、本体壁部によって囲われた内部に電子部品を収容することができる。そして、電気接続箱は、カバー部材のカバー壁部から突出して形成された突き当てリブ部に、本体壁部の端面が突き当てられて、本体壁部の内側にカバー壁部が嵌合することで、筐体本体に対してカバー部材が組み付けられる。このような構成にあって、カバー部材は、車両に設置された状態で、カバー壁部において鉛直方向の上側に位置するカバー上部壁部に、上記突き当てリブ部が切り欠かれた切り欠き部を有する。この構成により、電気接続箱は、カバー上部壁部において切り欠き部によって突き当てリブ部が切り欠かれていることで、カバー上部壁部側に落下した水滴が当該突き当てリブ部で跳ね返って本体壁部とカバー壁部との間に浸入することを抑制することができる。またさらに、電気接続箱は、カバー上部壁部において切り欠き部によって突き当てリブ部が切り欠かれていることで、本体壁部の端面と突き当てリブ部との間に水滴が滞留し、本体壁部とカバー壁部との間に浸入することも抑制することができる。この結果、電気接続箱、及び、ワイヤハーネスは、適正に防止性能を確保することができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係る電気接続箱の概略構成を表す斜視図である。 図2は、実施形態に係る電気接続箱の概略構成を表す分解斜視図である。 図3は、実施形態に係る電気接続箱の概略構成を表す正面図である。 図4は、実施形態に係る電気接続箱の概略構成を表す側面図である。 図5は、実施形態に係る電気接続箱のロアカバーの概略構成を表す斜視図である。 図6は、実施形態に係る電気接続箱のロアカバーの概略構成を表す斜視図である。 図7は、実施形態に係る電気接続箱のフレームとロアカバーとの嵌合状態を表す部分斜視図である。 図8は、実施形態に係る電気接続箱のフレームとロアカバーとの嵌合状態を表す部分斜視図である。 図9は、実施形態に係る電気接続箱のフレームとロアカバーとの嵌合状態を表す部分断面図である。 図10は、実施形態に係る電気接続箱のフレームとロアカバーとの嵌合状態を表す部分断面図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
以下の説明では、各図において、互いに交差する第1方向、第2方向、及び、第3方向のうち、第1方向を「高さ方向X」といい、第2方向を「奥行き方向Y」といい、第3方向を「幅方向Z」という。高さ方向Xと奥行き方向Yと幅方向Zとは、相互に略直交する。典型的には、電気接続箱が車両に設置され当該車両が水平面に位置する状態で、高さ方向Xは、鉛直方向に沿い、奥行き方向Y、幅方向Zは、水平方向に沿う。典型的には、高さ方向Xの上側とは、鉛直方向の上側に相当し、高さ方向Xの下側とは、鉛直方向の下側に相当する。奥行き方向Yは、典型的には、後述するフレームとロアカバーとの積層方向に相当する。幅方向Zは、典型的には、後述する部品搭載開口部の開口幅方向に相当する。以下の説明で用いる各方向は、特に断りのない限り、各部が相互に組み付けられ、電気接続箱が車両に搭載された状態での方向として説明する。なお、以下で説明する図1、図3は、配索材を二点鎖線で省略して図示し、他図は、配索材の図示自体を省略している。また、各図においては、適宜、各部材を簡略化、省略化して図示している。
[実施形態]
図1、図2、図3に示す本実施形態に係る電気接続箱1は、自動車等の車両に搭載され、ワイヤハーネスWHに組み込まれるものである。ワイヤハーネスWHは、例えば、車両に搭載される各機器間の接続のために、電源供給や信号通信に用いられる複数の配索材Wを束にして集合部品とし、コネクタ等で複数の配索材Wを各機器に接続するようにしたものである。ワイヤハーネスWHは、導電性を有する配索材Wと、配索材Wと電気的に接続される電気接続箱1とを備える。配索材Wは、例えば、金属棒、電線、電線束等によって構成される。金属棒は、導電性を有する棒状部材の外側を、絶縁性を有する被覆部によって覆ったものである。電線は、複数の導電性を有する金属素線からなる導体部(芯線)の外側を、絶縁性を有する被覆部によって覆ったものである。電線束は、当該電線を束ねたものである。ワイヤハーネスWHは、複数の配索材Wを束ねて集約すると共に、束ねられた配索材Wの端末に設けられたコネクタ等を介して電気接続箱1が電気的に接続される。ワイヤハーネスWHは、この他、さらに、グロメット、プロテクタ、外装材、固定具等を含んで構成されてもよい。
電気接続箱1は、コネクタ、ヒューズ、リレー、コンデンサ、分岐部、電子制御ユニット等の電装品を集約して内部に収容するものである。電気接続箱1は、例えば、車両のエンジンルームや車両室内に設置される。本実施形態の電気接続箱1は、例えば、車両室内のインストルメントパネル内に設置される。電気接続箱1は、配索材W等を介して、バッテリ等の電源と、車両内に搭載される各種電子機器との間に接続されている。電気接続箱1は、電源から供給された電力を車両内の各種電子機器に分配する。電気接続箱1は、ジャンクションボックス、ヒューズボックス、リレーボックスなどとも呼ばれる場合があるが、本実施形態ではこれらを総称して電気接続箱と呼ぶ。
具体的には、電気接続箱1は、電子部品2と、内部に電子部品2を収容する筐体3とを備える。電子部品2は、筐体3の内部に収容され、種々の機能を発揮する素子である。電子部品2は、配索材Wが電気的に接続されるものである。電子部品2は、例えば、コンデンサ、リレー、抵抗、トランジスタ、ヒューズ、コネクタ、IPS(Intelligent Power Switch)、マイコンを含む電子制御ユニット等である。筐体3は、中空状の内部に電子部品2等を含む各部を収容する。電気接続箱1は、電子部品2が筐体3内に収容され、当該電子部品2に配索材Wが電気的に接続される。以下、各図を参照して筐体3の構成について詳細に説明する。
具体的には、筐体3は、内部に形成される収容空間部30に電子部品2を収容するものである。筐体3は、筐体本体としてのフレーム31と、カバー部材としてのロアカバー32とを備える。筐体3は、フレーム31、及び、ロアカバー32が分割された2層分割構造となっている。フレーム31、及び、ロアカバー32は、絶縁性を有する合成樹脂によって形成される。筐体3は、所定の積層方向(ここでは一例として奥行き方向Y)に沿ってフレーム31とロアカバー32とが積層され相互に組み付けられる。この構成により、筐体3は、複数の部材として、フレーム31、及び、ロアカバー32が組み合わさって全体として中空箱状に形成される。筐体3は、フレーム31とロアカバー32とによって区画される内部の空間部が収容空間部30を構成する。
フレーム31は、収容空間部30を形成する主たる部材である。フレーム31は、本体壁部としての壁部31aによって中空状に形成される。壁部31aは、収容空間部30を形成する壁体である。壁部31aは、多角形筒状(略矩形筒状)に形成され、奥行き方向Yの両側に開口している。フレーム31は、壁部31aによって囲われた内部に収容空間部30が形成される。フレーム31は、壁部31aによって、奥行き方向Yに対向する2面に開口部31b、31cを有する筒枠状に形成される。言い換えれば、壁部31aは、フレーム31において、開口部31b、31cを形成する壁体である。フレーム31は、奥行き方向Yの一方側に開口部31bが形成され、奥行き方向Yの他方側に開口部31cが形成される。
ロアカバー32は、フレーム31の奥行き方向Yの開口部31cを塞ぐ皿状(トレイ状)の部材である。ロアカバー32は、カバー壁部としての壁部32aと、底部32bとによって中空状に形成される。壁部32aは、収容空間部30を形成する壁体である。壁部32aは、多角形筒状(略矩形筒状)に形成される。ロアカバー32は、後述するようにフレーム31に組み付けられた状態では、この壁部32aがフレーム31の壁部31aの内側に嵌合する(後述する図9、図10等参照)。底部32bは、壁部32aの奥行き方向Yの一方側(開口部31cと対向する側とは反対側)を塞ぐ底体である。そして、壁部32aは、奥行き方向Yの他方側(開口部31cと対向する側)に開口している。ロアカバー32は、壁部32a、及び、底部32bによって、奥行き方向Yの一方側が閉塞し、奥行き方向Yの他方側に開口部32cを有する筒枠状に形成される。言い換えれば、壁部32aは、ロアカバー32において、開口部32cを形成する壁体である。
筐体3は、フレーム31の開口部31bとロアカバー32の開口部32cとが対向するように位置する。筐体3は、この位置関係で、ロアカバー32がフレーム31の奥行き方向Yの一方側に組み付けられる。筐体3は、種々の形式の係止機構33を備え、フレーム31に対して、当該係止機構33を介して、ロアカバー32が係止される。この構成により、筐体3は、全体として略直方体状に形成される。そして、筐体3は、フレーム31、及び、ロアカバー32の内部に収容空間部30が区画される。
収容空間部30は、内部に電子部品2を収容する空間である。収容空間部30は、フレーム31とロアカバー32とによって区画され、当該フレーム31、ロアカバー32によって囲われた空間である。すなわち、収容空間部30は、奥行き方向Yの一方側がロアカバー32の底部32bによって区画され、奥行き方向Yの他方側が開口部31bにて開口する。また、収容空間部30は、高さ方向X、及び、幅方向Zに対して、フレーム31の壁部31a、ロアカバー32の壁部32aによって区画される。
電気接続箱1は、例えば、この収容空間部30内にブロック34(図2参照)が設けられる。ブロック34は、種々の形式の係止機構を介して、フレーム31に対して着脱可能に組み付けられる。ブロック34は、絶縁性を有する合成樹脂によって形成される。ブロック34は、多数のキャビティが形成される。電子部品2は、各キャビティに組み付けられる。また、ブロック34は、導電性の金属材料によって構成された回路体が組み付けられている。回路体は、各キャビティに組み付けられた各電子部品2を電気的に接続し電気回路の一部を構成するものであり、例えば、バスバ等である。ブロック34は、配索材Wが接続される。配索材Wは、例えば、フレーム31の壁部31aとロアカバー32の壁部32aとの合わせ面等に形成された挿通口35を介して収容空間部30内に配索される。ブロック34は、各キャビティに対して、当該配索材Wの端末に設けられた端子等が奥行き方向Yの一方側から差し込まれ嵌合される。また、ブロック34は、各キャビティに対して、奥行き方向Yの他方側から電子部品2が差し込まれ嵌合される。この構成により、各電子部品2と各配索材Wとは、ブロック34に組み付けられ搭載された状態でバスバ等の回路体を介して相互に電気的に接続され、要求される電気回路を構成する。
ところで、本実施形態の電気接続箱1は、車両に設置された状態で、フレーム31の開口部31cが鉛直方向(高さ方向X)と交差する開口方向L1を向いて開口するような位置関係で、車両室内のインストルメントパネル内に設けられる。
ここで、開口方向L1とは、筐体3において開口部31cが開口する方向に相当し、図4に示すように、開口部31cによる開口端面31caと垂直に交わる法線31cbに沿った方向に相当にする。本実施形態の電気接続箱1は、車両に設置された状態で、開口方向L1が鉛直方向(高さ方向X)、及び、水平方向(奥行き方向Y)と交差しこれらの方向に対して傾斜した方向となる位置関係で車両に設置される。ここでは、電気接続箱1は、一例として、開口方向L1と水平方向(奥行き方向Y)とがなす角度αが数°程度となり、開口部31cの開口端面31caが角度αに応じて数°程度上向きとなる位置関係で車両に設置される。
そして、当該開口方向L1に沿って開口する開口部31cは、図1、図2、図3に示すように、内部にブロック34と共に電子部品2を収容し、当該電子部品2を開口方向L1に沿って露出させる部品搭載開口部として機能する。本実施形態の筐体3は、いわゆるアッパカバーを備えておらず、車両に設置された状態で、当該開口部31cが開放された状態となっている。この開口部31cは、上述したように、略矩形筒状の壁部31aによって形成される。
ここで、開口部31cを形成する壁部31aは、より詳細には、本体上部壁部31aa、本体下部壁部31ab、及び、一対の本体側部壁部31ac、31adを含んで構成される。壁部31aは、本体上部壁部31aa、本体下部壁部31ab、及び、一対の本体側部壁部31ac、31adが一体で形成されることで上述したように略矩形筒状に形成される。本体上部壁部31aaは、壁部31aにおいて、車両に設置された状態で、鉛直方向(高さ方向X)の上側に位置する部分であり、天井部を構成する。本体上部壁部31aaは、板厚方向が高さ方向Xに沿う略矩形板状に形成され、開口方向L1に沿って延在すると共に、係止機構33、ブラケット、各種リブ等の種々の形状が付されている。本体下部壁部31abは、壁部31aにおいて、車両に設置された状態で、鉛直方向(高さ方向X)の下側に位置する部分であり、底部を構成する。本体下部壁部31abは、板厚方向が高さ方向Xに沿う略矩形板状に形成され、開口方向L1に沿って延在すると共に、挿通口35、ブラケット、各種リブ等の種々の形状が付されている。一対の本体側部壁部31ac、31adは、壁部31aにおいて、車両に設置された状態で、幅方向Z(開口部31cの開口幅方向に相当)の両側部に位置する部分である。本体側部壁部31ac、31adは、それぞれ板厚方向が幅方向Z沿う略矩形板状に形成され、高さ方向Xに沿って延在すると共に、係止機構33、ブラケット、各種リブ等の種々の形状が付されている。
一方、フレーム31に組み付けられるロアカバー32の壁部32aも、壁部31aと同様に、カバー上部壁部32aa、カバー下部壁部32ab、及び、一対のカバー側部壁部32ac、32adを含んで構成される。壁部32aは、カバー上部壁部32aa、カバー下部壁部32ab、及び、一対のカバー側部壁部32ac、32adが一体で形成されることで上述したように略矩形筒状に形成される。カバー上部壁部32aaは、壁部32aにおいて、車両に設置された状態で、鉛直方向(高さ方向X)の上側に位置する部分であり、天井部を構成する。カバー上部壁部32aaは、板厚方向が高さ方向Xに沿う略矩形板状に形成され、開口方向L1に沿って延在すると共に、係止機構33等の種々の形状が付されている。カバー下部壁部32abは、壁部32aにおいて、車両に設置された状態で、鉛直方向(高さ方向X)の下側に位置する部分であり、底部を構成する。カバー下部壁部32abは、板厚方向が高さ方向Xに沿う略矩形板状に形成され、開口方向L1に沿って延在すると共に、挿通口35、ブラケット、各種リブ等の種々の形状が付されている。一対のカバー側部壁部32ac、32adは、壁部32aにおいて、車両に設置された状態で、幅方向Z(開口部32cの開口幅方向に相当)の両側部に位置する部分である。カバー側部壁部32ac、32adは、それぞれ板厚方向が幅方向Z沿う略矩形板状に形成され、高さ方向Xに沿って延在すると共に、係止機構33、ブラケット、各種リブ等の種々の形状が付されている。
筐体3は、上述したように、開口部31bと開口部32cとが奥行き方向Yに沿って対向する位置する位置関係で、ロアカバー32がフレーム31に組み付けられる。筐体3は、ロアカバー32がフレーム31に組み付けられた状態で、壁部32aが壁部31aの内側(収容空間部30側)に嵌合する(図9、図10等参照)。より詳細には、筐体3は、壁部32aが壁部31aの内側に嵌合した状態で、カバー上部壁部32aaが本体上部壁部31aaの内側に位置し、カバー下部壁部32abが本体下部壁部31abの内側に位置し、カバー側部壁部32acが本体側部壁部31acの内側に位置し、カバー側部壁部32adが本体側部壁部31adの内側に位置する。言い換えれば、壁部32aが壁部31aの内側に嵌合した状態で、本体上部壁部31aaは、カバー上部壁部32aaの外側に位置し、本体下部壁部31abは、カバー下部壁部32abの外側に位置し、本体側部壁部31acは、カバー側部壁部32acの外側に位置し、本体側部壁部31adは、カバー側部壁部32adの外側に位置する。ロアカバー32は、上記のような位置関係でフレーム31に組み付けられて開口部31bを覆う。
本実施形態のロアカバー32は、図4に示すように、車両に設置された状態で、カバー上部壁部32aaの上面32aaaが開口方向L1に沿ってフレーム31側とは反対側に向かって鉛直方向の下側に向けて傾斜して形成される。同様に、フレーム31は、図4に示すように、車両に設置された状態で、本体上部壁部31aaの上面31aaaが開口方向L1に沿ってロアカバー32側に向かって鉛直方向の下側に向けて傾斜して形成される。なお、本体上部壁部31aaの上面31aaaは、カバー上部壁部32aaの上面32aaaと比較すると傾斜の角度が幾分緩くなるように形成されている。
そして、本実施形態の電気接続箱1は、図5〜図10に示すように、ロアカバー32が突き当てリブ部36を備えると共にカバー上部壁部32aaにおいて突き当てリブ部36に対して切り欠き部37が設けられた構成となっている。この構成により、電気接続箱1は、フレーム31とロアカバー32との合わせ面において適正に防水することができる構成を実現している。
突き当てリブ部36は、壁部32aから突出して形成され、壁部31aのロアカバー32側の端面31aAに沿って延在して形成され当該壁部31aの端面31aAが突き当てられる部分である(図7、図8、図9、図10等参照)。ここでは、突き当てリブ部36は、ロアカバー32の壁部32aのフレーム31側の端面32aAに対して、オーバーラップ領域Tをあけた位置に形成される(図5、図6、図9、図10等参照)。ここで、オーバーラップ領域Tとは、ロアカバー32がフレーム31に組み付けられた状態で、壁部32aにおいて壁部31aがオーバーラップする領域である。そして、突き当てリブ部36は、端面32aAに沿って線状に延在して形成される。突き当てリブ部36は、図9に示すように、壁部31aの内側に壁部32aを嵌合させるようにしてロアカバー32をフレーム31に組み付けた状態で、壁部31aの端面31aAが突き当てられる。これにより、突き当てリブ部36は、ロアカバー32とフレーム31とを相対的に位置決めすることができる。
そして、本実施形態のロアカバー32は、車両に設置された状態で、壁部32aにおいて鉛直方向の上側に位置するカバー上部壁部32aaに、突き当てリブ部36が切り欠かれた切り欠き部37を有する。言い換えれば、突き当てリブ部36は、カバー上部壁部32aaにおいて切り欠き部37によって切り欠かれることで、当該カバー上部壁部32aaにて分断して形成される。つまり、突き当てリブ部36は、切り欠き部37によって分断されることで、ロアカバー32において部分的に設けられる。
ここでは、切り欠き部37によって分断された突き当てリブ部36は、カバー側部壁部32acに形成された突き当てリブ部36c、及び、カバー側部壁部32adに形成された突き当てリブ部36dを含んで構成される。突き当てリブ部36c、36dは、上述したように、それぞれカバー側部壁部32ac、32adにおいて、端面32aAに対してオーバーラップ領域Tをあけた位置に形成される。そして、突き当てリブ部36c、36dは、図9に示すように、それぞれカバー側部壁部32ac、32adから幅方向Zの外側(収容空間部30側とは反対側)に向けて突出して形成され、各端面32aAに沿って線状に延在して形成される。
そして、カバー上部壁部32aaは、切り欠き部37が設けられることで、図10に示すように、本体上部壁部31aaの端面31aAが突き当てリブ部36等によって遮られずにカバー上部壁部32aaの上面32aaaに沿って開放された状態とすることができる。この状態では、カバー上部壁部32aaは、本体上部壁部31aaの鉛直方向の下側に位置し、本体上部壁部31aaとの間に段差が形成された状態となっている。この構成により、筐体3は、図7、図8、図10に矢印Aに示すように、例えば、鉛直方向の上側から電気接続箱1上に落下した水滴を、本体上部壁部31aaの上面31aaaから、切り欠き部37の部分を介して、カバー上部壁部32aaの上面32aaa側に円滑に流すことができる。
以上で説明した電気接続箱1、ワイヤハーネスWHは、フレーム31において、壁部31aによって囲われた内部に電子部品2を収容することができる。そして、電気接続箱1は、ロアカバー32の壁部32aから突出して形成された突き当てリブ部36に、フレーム31の壁部31aの端面31aAが突き当てられて、壁部31aの内側に壁部32aが嵌合することで、フレーム31に対してロアカバー32が組み付けられる。このような構成にあって、ロアカバー32は、車両に設置された状態で、壁部32aにおいて鉛直方向の上側に位置するカバー上部壁部32aaに、上記突き当てリブ部36が切り欠かれた切り欠き部37を有する。この構成により、電気接続箱1は、カバー上部壁部32aaにおいて切り欠き部37によって突き当てリブ部36が切り欠かれていることで、カバー上部壁部側32aaに落下した水滴が当該突き当てリブ部36で跳ね返って壁部31aと壁部32aとの間に浸入することを抑制することができる。例えば、鉛直方向の上側から電気接続箱1上に落下する水滴としては、一例として、インストルメントパネル内において当該電気接続箱1の直上に設けられるエアコンダクト等の外周に生じる結露水等が挙げられる。またさらに、電気接続箱1は、カバー上部壁部32aaにおいて切り欠き部37によって突き当てリブ部36が切り欠かれていることで、壁部31aの端面31aAと突き当てリブ部36との間に水滴が滞留し、壁部31aと壁部32aとの間に浸入することも抑制することができる。この結果、電気接続箱1、ワイヤハーネスWHは、適正に防止性能を確保することができる。
また、以上で説明した電気接続箱1、ワイヤハーネスWHは、車両に設置された状態で、カバー上部壁部32aaの上面32aaaがフレーム31側とは反対側に向かって鉛直方向の下側に向けて傾斜して形成される。この構成により、電気接続箱1は、カバー上部壁部32aaの上面32aaa上に落下した水滴を、自重によって、フレーム31とロアカバー32との合わせ面とは反対側に案内し排水することができる。この結果、電気接続箱1、ワイヤハーネスWHは、より適正に防止性能を確保することができる。
また、以上で説明した電気接続箱1、ワイヤハーネスWHは、車両に設置された状態で、本体上部壁部31aaの上面31aaaもロアカバー32側に向かって鉛直方向の下側に向けて傾斜して形成される。この構成により、電気接続箱1は、鉛直方向の上側から電気接続箱1上に落下した水滴を、自重によって、本体上部壁部31aaの上面31aaaからカバー上部壁部32aaの上面32aaa側に案内し排水することができる。このとき、電気接続箱1は、上述したように、水滴を、本体上部壁部31aaの上面31aaaから、切り欠き部37の部分を介して、カバー上部壁部32aaの上面32aaa側に円滑に排水することができる。この結果、電気接続箱1、ワイヤハーネスWHは、突き当てリブ部36での水滴の跳ね返り抑制の効果を顕著に発揮することができ、より適正に防止性能を確保することができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係る電気接続箱、及び、ワイヤハーネスは、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
以上の説明では、開口方向L1は、車両に設置された状態で、鉛直方向(高さ方向X)、及び、水平方向(奥行き方向Y)に対して傾斜した方向となっているものとして説明したがこれに限らない。また、以上の説明では、フレーム31、ロアカバー32は、車両に設置された状態で、本体上部壁部31aa、カバー上部壁部32aaの上面31aaa、32aaaが鉛直方向の下側に向けて傾斜して形成されるものとして説明したがこれに限らない。フレーム31、ロアカバー32は、例えば、上面31aaa、32aaaが水平方向に沿う位置関係で車両に設置されてもよい。
本実施形態に係る電気接続箱、及び、ワイヤハーネスは、以上で説明した実施形態、変形例の構成要素を適宜組み合わせることで構成してもよい。
1 電気接続箱
2 電子部品
3 筐体
30 収容空間部
31 フレーム(筐体本体)
31a 壁部(本体壁部)
31aa 本体上部壁部
31ab 本体下部壁部
31ac、31ad 本体側部壁部
31aaa、32aaa 上面
31aA、32aA 端面
31b、31c 開口部
32 ロアカバー(カバー部材)
32a 壁部(カバー壁部)
32aa カバー上部壁部
32ab カバー下部壁部
32ac、32ad カバー側部壁部
32b 底部
32c 開口部
33 係止機構
34 ブロック
35 挿通口
36、36c、36d 突き当てリブ部
37 切り欠き部
T オーバーラップ領域
W 配索材
WH ワイヤハーネス
X 高さ方向
Y 奥行き方向
Z 幅方向

Claims (4)

  1. 本体壁部によって囲われた内部に電子部品を収容する筐体本体と、
    前記本体壁部の内側に嵌合するカバー壁部を含み、当該カバー壁部から突出し前記本体壁部の端面に沿って延在して形成され当該本体壁部の端面が突き当てられる突き当てリブ部を有するカバー部材とを備え、
    前記カバー部材は、車両に設置された状態で、前記カバー壁部において鉛直方向の上側に位置するカバー上部壁部に、前記突き当てリブ部が切り欠かれた切り欠き部を有することを特徴とする、
    電気接続箱。
  2. 前記カバー部材は、車両に設置された状態で、前記カバー上部壁部の上面が前記筐体本体側とは反対側に向かって鉛直方向の下側に向けて傾斜して形成される、
    請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記筐体本体は、車両に設置された状態で、前記本体壁部において前記カバー上部壁部の外側に位置する本体上部壁部の上面が前記カバー部材側に向かって鉛直方向の下側に向けて傾斜して形成される、
    請求項1又は請求項2に記載の電気接続箱。
  4. 導電性を有する配索材と、
    前記配索材と電気的に接続される電気接続箱とを備え、
    前記電気接続箱は、
    本体壁部によって囲われた内部に前記配索材と電気的に接続される電子部品を収容する筐体本体と、
    前記本体壁部の内側に嵌合するカバー壁部を含み、当該カバー壁部から突出し前記本体壁部の端面に沿って延在して形成され当該本体壁部の端面が突き当てられる突き当てリブ部を有するカバー部材とを備え、
    前記カバー部材は、車両に設置された状態で、前記カバー壁部において鉛直方向の上側に位置するカバー上部壁部に、前記突き当てリブ部が切り欠かれた切り欠き部を有することを特徴とする、
    ワイヤハーネス。
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