JP2021047679A - プロセス管理システム、プロセス管理方法、プロセス管理装置、表示制御装置及びプログラム - Google Patents

プロセス管理システム、プロセス管理方法、プロセス管理装置、表示制御装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】全体プロセスの進捗とサブプロセスの進捗を即座に把握可能にするプロセス管理システムを提供する。【解決手段】並行して行われる複数のサブプロセス及びこれらを包括する全体プロセスの進捗情報を管理するプロセス管理装置9と、プロセス管理に用いられる管理データを読み取るための読み取り装置6と、全体プロセスの進捗状況を表示する複数の表示制御装置7と、が直接的又は間接的に通信可能に接続されるプロセス管理システムであって、プロセス管理装置9が、各サブプロセスの進捗表示を各表示制御装置7へそれぞれ割り当てる手段と、読み取り装置6が出力する管理データを受信する手段と、全体プロセスの進捗率及び各サブプロセスの実施率及び未実施率と、を演算する手段と、これらを各表示制御装置7に送信する手段と、を有し、各表示制御装置7が、進捗率、実施率及び未実施率を受信して単一グラフにて表示する手段と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、プロセスの進捗を管理するためのプロセス管理システム、プロセス管理方法、プロセス管理装置、表示制御装置及びプログラムに関するものである。
物流センターでは、サプライヤから輸送されてきた物品を受取、顧客からの注文数に応じてこれを仕分けして配送を行っている。 作業者は輸送されてきた物品に設けられた管理データを読み取るための読み取り装置と、仕分けに必要な情報を表示する表示制御装置とを主に用いて仕分け作業を行う。その中でも、輸送されてきた物品の受け入れ検品処理を行うプロセスでは、作業者は所定の時間内に検品処理を完了するために進捗状態を確認しつつ検品を行っている。
特開2016−129077号公報
従来、作業者が確認用に見る表示制御装置には、例えば帯グラフを用いて、あるプロセスの全体の完了を100%として現在の進捗状況を示すものがある。これに対して全体プロセスに含まれて並行して行われるサブプロセス毎での進捗も同時に把握したいという要望がある。この場合、特許文献1の図4のように全体プロセスの進捗を示す帯グラフに並べて、サブプロセスの帯グラフを表示させると、表示画面を専有する面積が大きくなってしまう。また進捗を知りたいサブプロセスの量が全体プロセスのどれだけを占めていて、そのサブプロセスの進捗がどの程度かを知ることができないため、改善の余地があった。
このような問題に鑑みて、本発明は、全体プロセスの進捗とサブプロセスの進捗を即座に把握可能にするプロセス管理システム、プロセス管理方法、プロセス管理装置、表示制御装置及びこれらを実行するプログラムを提供することを課題としている。
請求項1に記載のプロセス管理システムは、上記の課題を解決するために、
並行して行われる複数のサブプロセス及び各サブプロセスを包括する全体プロセスの進捗情報を管理するプロセス管理装置と、
全体プロセスでプロセス管理に用いられる管理データを各サブプロセスにおいて読み取るための読み取り装置と、
全体プロセスの進捗状況の表示を制御する複数の表示制御装置と、
が直接的又は間接的に通信可能にそれぞれ接続されるプロセス管理システムであって、
プロセス管理装置が、
各サブプロセスの進捗状況の表示の制御を各表示制御装置へそれぞれ割り当てる手段と、
読み取り装置が出力する管理データを受信する手段と、
全体プロセスの進捗率と、全体プロセスに対する実施した各サブプロセスの割合を示す実施率と、全体プロセスに対する未実施の各サブプロセスの割合を示す未実施率と、を演算する手段と、
進捗率、実施率及び未実施率を各表示制御装置に送信する手段と、を有し、
各表示制御装置が、
プロセス管理装置から進捗率、実施率及び未実施率を受信する手段と、
進捗率、実施率及び未実施率を単一グラフにて表示する手段と、
を有して構成されている。
請求項2に記載のプロセス管理システムは、上記の課題を解決するために、
各表示制御装置が表示する単一グラフは帯グラフであって、
帯グラフは、帯の伸長方向に沿って配置されて進捗率を表すマーカと、マーカを伸長方向に挟むように配置されて各サブプロセスの実施率と未実施率とをそれぞれの割合に応じた伸長方向の長さで画定された画定領域と、を含んで構成されている。
請求項3に記載のプロセス管理システムは、上記の課題を解決するために、
各サブプロセスの全体プロセスに対する割合が所定の値より小さい時、各表示制御装置は、各サブプロセスの実施率と未実施率との画定領域の帯幅を拡大すると共に、伸長方向の長さの割合をそれぞれ保って伸長方向に拡大表示するように構成されている。
請求項4に記載のプロセス管理システムは、上記の課題を解決するために、
各表示制御装置が表示する単一グラフは円又は円環グラフであって、
円又は円環グラフは、円又は円環の円周方向に沿って配置されて進捗率を表すマーカと、マーカを円周方向に挟むように配置されて各サブプロセスの実施率と未実施率とをそれぞれの割合に応じた円周方向の長さで画定された画定領域と、を含んで構成されている。
請求項5に記載のプロセス管理システムは、上記の課題を解決するために、
各サブプロセスの全体プロセスに対する割合が所定の値より小さい時、各表示制御装置は、各サブプロセスの実施率と未実施率との画定領域の半径方向の幅を拡大すると共に、円周方向の長さの割合をそれぞれ保って円周方向に拡大表示するように構成されている。
請求項6に記載のプロセス管理システムは、上記の課題を解決するために、
各表示制御装置が、各サブプロセスの実施率と未実施率との画定領域の表示を、色、模様及び濃淡の少なくとも1つが異なるように表示するように構成されている。
本発明のプロセス管理システム及びプロセス管理方法によれば、作業者はプロセスの全体進捗とサブプロセスの進捗を省スペース画面で即座に把握可能である。
本発明の実施形態に係るプロセス管理システムの構成図である。 本発明の実施形態に係るプロセス管理システムの表示制御装置の表示画面である。 本発明の実施形態に係るプロセス管理システムの表示制御装置の画面の進捗部分の第1の例である。 本発明の実施形態に係るプロセス管理システムの表示制御装置の画面の進捗表示エリアの第1の例である。 本発明の実施形態に係るプロセス管理システムの表示制御装置の画面の進捗表示エリアの第2の例である。 本発明の実施形態に係るプロセス管理システムの表示制御装置の画面の進捗表示エリアの第3の例である。 本発明の実施形態に係るプロセス管理システムの表示制御装置の画面の進捗表示エリアの第4の例である。 本発明の実施形態に係るプロセス管理システムにおけるプロセス管理装置が実行するプログラムのフローチャートである。 本発明の実施形態に係るプロセス管理システムにおけるプロセス管理装置が実行するプログラムのフローチャートである。 本発明の実施形態に係るプロセス管理システムにおける表示制御装置が実行するプログラムのフローチャートである。 本発明の実施形態に係るプロセス管理システムにおける表示制御装置が実行するプログラムのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態に係るプロセス管理方法及びプロセス管理システムについて、図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態に係るプロセス管理システムの構成図である。本実施形態は物流センタにおいて取り扱う物品を輸送先別に仕分けを行うための、物品の受け入れ処理を全体プロセスとして示しているがこれに限るものではない。プロセス管理システム1は、例えば複数のレーンにそれぞれ配置された読み取り装置6と、表示制御装置7と、これらを管理するプロセス管理装置9を含んでいる。
取り扱う物品は物流センタへトラック等の輸送車両によってケース2a〜2cの梱包形態で各レーンへと運ばれる。ケース2a〜2cは例えば紙ダンボール、プラスティックダンボール、その他の容器である。レーンは複数あって、図1では代表して3つのレーンA〜レーンCの場合を示している。各レーンと運び込む物品のサプライヤは関連付けされていて、例えばサプライヤSAから輸送されたケース2aは、レーンAへ運び込まれ、サプライヤSBから輸送されたケース2bは、レーンBへ運び込まれる。
レーンAに運び込まれたケース2aは、作業者によってレーンAのテーブル4aに置かれて開封される。ケース2aの中には検品前の物品3aが入っている。物品3aは、種類と数量によっては幾つかをまとめてボール紙などで梱包したカートンにてケース2aに入っている場合がある。したがってケース2a内には、カートンとバラの物品3aとが混在している場合がある。
読み取り装置6aは表示制御装置7aへ読み取った情報を電気信号にて無線送信する。読み取り装置6aは作業者によって使用される。読み取り装置6aは、作業者がケース2aから取り出す物品3aに設けらている物品管理データ、例えばバーコードや2次元コードを読み取るためのスキャナである。読み取り装置6aと表示制御装置7aとの接続は有線であっても良いし、読み取り装置6aはテーブル4aに固定されて表示制御装置7aと並んで設置されていても良い。
表示制御装置7aは、レーンAに設けられたものであって、作業者へプロセスの進捗状況や扱う物品の情報などの表示を制御する。表示制御装置7aは、例えばパーソナルコンピュータ、タッチパネル付きディスプレイ及び無線送受信装置を含んでいる。パーソナルコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)、書き換え可能なROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、その他の記憶装置及び入出力装置を備えている。表示制御装置7aは、タッチパネルであって作業者が押す操作釦を備えていても良いし、作業者が身につけるゴーグル型のウエアラブル・ディスプレイなどであっても良い。操作釦は表示制御装置7aに組み込まれていても良いし、表示制御装置7aの近傍などに別途配置されていても良い。
テーブル4aの天面には計量器8aが設けられている。計量器8aは例えば電子はかりであって、表示制御装置7aのパーソナルコンピュータに電気的配線によって繋がって、測定した重量値を表示制御装置7aへ送信する。
作業者は、作業開始時に空のトレイ5aを計量器8aに置き、物品3aをケース2aから取り出して、物品3aに設けられている2次元コードを読み取り装置6aにて読み込ませ、物品3aをトレイ5aに移す。レーンB、レーンCも同様に、読み取り装置6b、読み取り装置6c、表示制御装置7b、表示制御装置7cがそれぞれ配置されていて、作業者は同様の作業を行うことができる。
一方、プロセス管理装置9は表示制御装置7a〜7cとは離れた場所に設置されている。プロセス管理装置9は例えばパーソナルコンピュータ、ディスプレイを含んでいる。パーソナルコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)、書き換え可能なROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、その他の記憶装置及び入出力装置を備えている。プロセス管理装置9は、表示制御装置7a〜7cよりも演算処理速度等が速いものが使用されることが一般的である。またプロセス管理装置9はデータベースを含み、作業者、物品及び出荷に関係する情報、並行して行われるサブプロセス及びこのサブプロセスを包括する全体プロセスの進捗情報を管理している。本実施形態では、管理データは物品に設けられた物品管理データ(2次元コード)を指していて、この管理データは物品が扱われる全体プロセス及びサブプロセスの進捗状況を管理するために使用される。
プロセス管理装置9には無線送受信装置9aが含まれている。無線送受信装置9aは、表示制御装置7a〜7cとプロセス管理装置9とを例えば無線による通信にて接続する。もちろん表示制御装置7a〜7cとプロセス管理装置9とは有線の通信で接続されていても良い。なお読み取り装置6aは表示制御装置7aを介して間接的に接続されていても良いし、直接的に接続されていても良い。読み取り装置6aが直接的に接続されている場合は、管理データが表示制御装置7a及びプロセス管理装置9へ送信される。
表示制御装置7は、プロセス管理装置9から送信された情報を基にして、表示画面を生成する。表示制御装置7a〜7cは、読み取り装置6a〜6cから送られた情報をプロセス管理装置9へ転送する場合がある。
図2は、本発明の実施形態に係るプロセス管理システムの表示制御装置7a〜7cに表示される画面の一例である。
表示エリア11には、現在の日付と表示制御装置7の番号が表示される。表示エリア12には、全体プロセスのジョブ番号と予定数量、未実施の残数が表示されている。表示エリア13には、扱う物品とそのサプライヤの情報が表示されている。表示エリア14には、当該物品の荷姿別の重量と個数が表示されている。すなわち図2の例では、当該物品が単品においては重量が52gであって、12個入のカートンでは650g、60個入のケースでは3405gであることを示している。表示エリア15には、現在扱っている物品の検品の数量や予定数、残数などが表示されている。表示エリア16には、現在扱っている物品が単品、カートン、ケースのいずれかの梱包形態であるかが表示されている。表示エリア17には、 現在作業を実施している作業者の番号と名前が表示されている。
進捗表示エリア18には、プロセスの進捗状況を示す単一グラフが表示されている。本実施形態では単一グラフは帯グラフである。進捗表示エリア18の詳細については後述する。
表示画面下部には、操作用の釦が配置されている。トレイ読直し釦19は既に計量器8a〜8cに置かれたトレイ5a〜5cの管理データを一度削除して読直すための釦である。物品読直し釦20は一度物品3a〜3cの管理データを読み込んだがこれを一度削除して読直すための釦である。確定釦21は、トレイ5a〜5cが物品3a〜3cで満杯になった時、予定数量に達した時に、これを作業者が確定するための釦である。
図3(a0)〜(e0)は、本発明の実施形態に係るプロセス管理システムの表示制御装置に表示される画面の進捗表示エリア18の第1の例を示したものである。 図3(a0)〜(e0)は、進捗を表すために帯グラフを用いている。帯グラフは横方向xが伸長方向であって、左側端が0%、右側端が100%のように百分率で表示される。
図3(a0)〜(e0)は、全体プロセスの開始時の表示である。全体プロセスは、5つのサブプロセスa〜eで構成されている。ここで全体プロセスは、あるカスタマーへ複数の種類及び複数のサプライヤの物品を出荷するための検品作業を意味する。そしてサプライヤSAの物品3aを検品するプロセスがサブプロセスaであって、サプライヤSBの物品3bを検品するプロセスがサブプロセスbである。サブプロセスc〜サブプロセスeも同様に全体プロセスに含まれている。したがって全体プロセスは、5つのサブプロセスa〜eで構成されている。
全体プロセスの開始時には全体の進捗率は0%であるから、これを示すマーカ31は0%の位置にある。そして5つのサブプロセスa〜eもこの時点では未実施であるのでサブプロセスa〜eの未実施表示領域32a〜32eがそれぞれの割合の最長で表示されることになる。サブプロセスa〜eの未実施表示領域32a〜32eの帯グラフでのそれぞれの長さLa〜Leは、サブプロセスa〜eの全体プロセスに占める数量の割合から各表示制御装置7によって演算される。よって長さLa〜Leの総和が全体プロセスの100%である長さLに等しい。
なお図3(a0)が表示されるのは、サブプロセスaを行っているいずれかの表示制御装置であって、図3(b0)が表示されるのは、サブプロセスbを行っている表示制御装置である。図3(c0)〜図3(e0)においても同様に各サブプロセスc〜eが表示される。そして例えばサブプロセスaをレーンAの表示制御装置7aで行ってサブプロセスaを完了させた後、作業者がレーンAの表示制御装置7aでサブプロセスdを開始した時には、表示制御装置7aはサブプロセスaからサブプロセスdの進捗表示に切り替える。また作業者がサブプロセスaをレーンAの表示制御装置7aで行ってサブプロセスaは未実施部分があるが、レーンAの表示制御装置7aでサブプロセスdを開始した場合においても、表示制御装置7aはサブプロセスdの進捗表示に切り替える。すなわち、現在扱っている物品がどのサブプロセスに属しているかを、表示制御装置7は判断して対象のサブプロセスの進捗状態を進捗表示エリア18に表示する。
図4(a1)〜(e1)は、全体プロセス開始後のある時刻tでの表示制御装置に表示される画面中の進捗表示エリア18の第1の例を示したものである。ある時刻t経過し、プロセスが進行した場合、マーカ31は帯グラフの伸長方向に沿って長さL(t)分だけ進んだ位置に表示される。なお全体プロセス及びサブプロセスは、基本的には読み取り装置6(6a〜6c)によって管理データが読み取られた時点で進行し、そのフロー詳細は図8〜図11を用いて後述される。
図4(a1)においては、このマーカ31を挟んで、サブプロセスaの既に実施した量を画定された画定領域で示すサブプロセスaの実施表示領域35aが左側に、サブプロセスaの未だ実施していない量を画定された画定領域で示すサブプロセスaの未実施表示領域32aが右側に、それぞれ表示される。サブプロセスaの実施表示領域35aの長さLa1と未実施表示領域32aの長さLa2との和が図3(a0)にて示された長さLaに等しい。すなわちサブプロセスaの量を示す長さLaは、La=La1+La2の関係になる。
図4(b1)はサブプロセスbを表示していて、全体プロセスにおける進捗は共通であるから、図4(a1)と同じ進捗位置にマーカ31が表示される。このマーカ31を挟んで、サブプロセスbの既に実施した量を画定された画定領域で示すサブプロセスbの実施表示領域35bが左側に、サブプロセスbの未だ実施していない量を画定された画定領域で示すサブプロセスbの未実施表示領域32bが右側に、表示される。
図4(c1)はサブプロセスcを表示していて、全体プロセスにおける進捗は共通であるから、図4(a1)と同じ進捗位置にマーカ31が表示される。しかしながらサブプロセスcは未だ開始されていない場合、図3(c0)で表示されたサブプロセスaの未実施表示領域32cがそのままマーカ31と共に右側に移動したものとなっている。
図4(d1)及び図4(e1)は、図4(a1)と同様である。なお本実施形態では、全体プロセスの実施表示領域34はプラス45度の斜線、全体プロセスの未実施表示領域33は単色、サブプロセスa〜eの実施表示領域35a〜35eはマイナス45度の斜線、サブプロセスa〜eの未実施表示領域32a〜32eはプラス45度とマイナス45度の斜線で表わされているが、これに限るものではない。これらの表示領域は、作業者が区別できるものであれば良く、色、模様及び濃淡の少なくとも1つが異なるように表示すれば良い。
図5(f0)及び図5(f1e)は、本発明の実施形態に係るプロセス管理システムの表示制御装置に表示される画面の第2の例を示したものである。図5(f0)は、サブプロセスfの量が、図3及び図4に示すサブプロセスa〜eと比較して非常に小さい場合である。この時にはサブプロセスfの開始前には図5(f0)のようにサブプロセスfの未実施表示領域32fが長さLfで表示される。そして開始後のある時刻tでは、図4の表示の方法に従うと、進捗表示エリア18は図5(f1)のように表示される。この場合長さLfが小さいため、サブプロセスfの実施表示領域35fとサブプロセスfと未実施表示領域32fは非常に狭い範囲となる。
そこで図5(f1e)に示す方法では、サブプロセスfの実施表示領域35fとサブプロセスfと未実施表示領域32fの表示は、通常の帯グラフの幅W1から幅W2に拡大表示すると同時に、サブプロセスfの実施表示領域35fとサブプロセスfと未実施表示領域32fの比率を保ったまま拡大表示している。よってサブプロセスfの長さはLfe=Lf1e+Lf2eであって、Lf1:Lf2=Lf1e:Lf2eである。このように帯グラフの幅を拡大表示する方法によって、サブプロセスの進捗グラフを部分的に拡大表示していることを作業者へ知らせ、比較的少ない数量のサブプロセスであっても進捗の詳細を表示して作業者が容易に確認できるようにしている。
サブプロセスの進捗を拡大表示させるか否やは、全体プロセスに対して所定の量に満たないサブプロセスを対象とするように予め定めておくことで決定できる。またこの設定や演算処理は、表示制御装置7で行っても良いし、プロセス管理装置9で行っても良い。そして図5(f1e)と図5(f1)との表示切替えを、作業者が表示制御装置に設けられた不図示の釦で行えるようにしても良い。
図6(a0)〜(a1)は、本発明の実施形態に係るプロセス管理システムの表示制御装置に表示される画面の第3の例を示したものである。図6(a0)〜(a1)は、図3(a0)と図3(a1)の帯グラフを円環グラフに置き換えたものである。本実施形態では進捗表示エリア18の単一グラフを円環グラフで説明するが、単一グラフは円グラフであっても良い。
図6(a0)は、全体プロセスの開始時の表示である。全体プロセスの開始時には全体の進捗は0%であるから、これを示すマーカ31は円周上の一番上の位置にある。そしてサブプロセスaはこの時点では未実施であるのでサブプロセスaの未実施表示領域32aがその割合の最大の角度で表示されることになる。サブプロセスaの未実施表示領域32aの円環グラフでの角度Aaは、サブプロセスaの全体プロセスに占める数量の割合から演算される。
図6(a1)は、全体プロセス開始後のある時刻tでの表示制御装置に表示される画面の第3の例を示したものである。ある時刻t経過し、プロセスが進行した場合、マーカ31は円環グラフの円周方向に沿って時計回りに角度A(t)分だけ進んだ位置に表示される。
図6(a1)においては、このマーカ31を挟んで、サブプロセスaの既に実施した量を示すサブプロセスaの実施表示領域35aが時計回り方向側に、サブプロセスaの未だ実施していない量を示すサブプロセスaの未実施表示領域32aが反時計回り方向側に、それぞれ表示される。サブプロセスaの実施表示領域35aの角度Aa1と未実施表示領域32aの角度Aa2との和が図6(a0)にて示された角度Aaに等しい。すなわちサブプロセスaの量を示す角度Aaは、Aa=Aa1+Aa2の関係になる。なお図3(a0)〜(e0)におけるサブプロセスb〜eについても同様に適用することが可能である。
図7(f0)、図7(f1e)は、本発明の実施形態に係るプロセス管理システムの表示制御装置に表示される画面の第4の例を示したものである。図7(f0)、図7(f1e)は、図5(f0)及び図5(f1e)の帯グラフを円環グラフに置き換えたものである。
図7(f0)は、サブプロセスfの量が、図6(a0)図6(a1)に示すサブプロセスa等と比較して非常に小さい場合である。この時にはサブプロセスfの開始前には図7(f0)のようにサブプロセスfの未実施表示領域32fが角度Afで表示される。そして開始後のある時刻tでは図6の表示の方法に従うと、進捗表示エリア18は図7(f1)のように表示される。この場合角度Afが小さいため、サブプロセスfの実施表示領域35fとサブプロセスfと未実施表示領域32fは非常に狭い範囲となる。
そこで図7(f1e)に示す方法では、サブプロセスfの実施表示領域35fとサブプロセスfと未実施表示領域32fの表示は、通常の円環の半径方向の幅Wr1を幅Wr2へ拡大すると同時に、サブプロセスfの実施表示領域35fと未実施表示領域32fの比率を保ったまま拡大している。よってサブプロセスfの角度はAfe=Af1e+Af2eであって、Af1:Af2=Af1e:Af2eである。このような円環の幅の拡大を行う表示方法によって、サブプロセスの進捗グラフを部分的に拡大していることを作業者へ知らせ、比較的少ない数量のサブプロセスであっても進捗の詳細を表示して作業者が容易に確認できるようにしている。
なお本実施形態の4つの例において、マーカ31は三角形のシンボルで表示されているが、菱形などであっても良く、これに限るものではない。マーカ31は全体プロセスの進捗率を示すものであれば良く、例えばサブプロセスaの実施表示領域35aと未実施表示領域32aとの境界部の線を太く表示したり、色を変えたりする変形であっても良い。
図8及び図9は、本発明の実施形態に係るプロセス管理システムにおけるプロセス管理装置9が実行するプログラムのフローチャートである。
プロセス管理装置9は、ステップS01にてプロセス管理装置9と繋がった不図示のコンピュータ等からプロセス管理に使用するデータを受信して全体プロセスを作成し、次のステップS02に進む。プロセス管理に使用するデータは物流の仕分けプロセスでは例えば、運送先のカスタマー情報、物品のサプライヤ、個数、納入日付などである。
プロセス管理装置9は、ステップS02にて、この全体プロセスから、例えばサプライヤ別に分割してサブプロセスを作成し、ステップS03に進む。さらにプロセス管理装置9は、ステップS03にて、このサブプロセスを実行するレーンすなわち表示制御装置7への割当てを作成し、ステップS04に進む。
そしてプロセス管理装置9は、ステップS04にて、いずれかの表示制御装置7から、表示制御装置番号と作業者ID(作業者識別番号)の受信待ち状態となる。プロセス管理装置9が、ステップS04にて、いずれかの表示制御装置7から、表示制御装置番号と作業者IDを受信したと判断すると(Yes)、ステップS05へ進む。プロセス管理装置9は、ステップS05にて作業者IDを照会して結果を出力してステップS06へ進む。プロセス管理装置9は、ステップS06にて当該作業者IDがこのプロセスの実行資格があるかどうかを判断する。もしプロセス管理装置9が、ステップS06にて、当該作業者IDがこのプロセスの実行資格が無いと判断したら(No)、ステップS07にてエラーを表示制御装置へ送信してステップS04に戻って再度作業者IDの受信待機となる。プロセス管理装置9が、ステップS06にて当該作業者IDがこのプロセスの実行資格が有ると判断したら(Yes)、ステップS08へ進む。
プロセス管理装置9は、ステップS08にて、ステップS03で作成した割当て分のデータを対象の表示制御装置へ送信して、次のステップS09に進む。この送信によって当該表示制御装置は割当てられた所定のサブプロセスを実行できる状態、すなわちアクティブ状態となる。
プロセス管理装置9は、ステップS09及びステップS12のループ(いずれもNoの場合)にてアクティブ状態の任意の表示制御装置7から送信される物品管理データ及び確定信号の受信待ち状態となる。プロセス管理装置9は、ステップS09にていずれかの表示制御装置7から物品管理データを受信したと判断すると(Yes)、ステップS10へ進む。
ステップS10は、図9に示した各種演算処理である。まずプロセス管理装置9は、ステップS91にて、物品管理データを得てこれを現在のカウント数に合算して記憶し、全体プロセスで扱う数量に対する割合を全体プロセスの進捗率として算出する。次いでプロセス管理装置9は、ステップS92に進み、対象の物品が属するサブプロセスを特定して、そのサブプロセスの既に実施済みとなった量の割合を計算し実施率を演算する。さらにプロセス管理装置9は、ステップS93に進み、そのサブプロセスの未だ実施していない量の割合を計算し未実施率を演算する。そしてプロセス管理装置9は、ステップS94へ進み、全体プロセスの進捗率を全ての表示制御装置へ、少なくともその対象物品が属するサブプロセスの実施率及び未実施率を対象の表示制御装置へ、それぞれ進捗データ制御信号として送信して、ステップS09は終了する。なお本発明では、全体プロセスの進捗率、そのサブプロセスの実施率及び未実施率の値をまとめて進捗データと定義し、さらにこの進捗データの送信信号を進捗データ制御信号と定義する。もちろんプロセス管理装置9は、ステップS94にて、全ての表示制御装置に全体プロセスの進捗率、各サブプロセスの実施率及び未実施率を全て送信しても良い。全てが送信される場合には、表示制御装置は現在実行中のサブプロセスの進捗データを選択して表示することになる。その後プロセス管理装置9は、ステップS11へ進む。
プロセス管理装置9は、ステップS11にて、ステップS10で演算及び送信した内容を一時的に記憶して、ステップS12へ進む。この時点で未だ作業者が表示制御装置7の確定釦21を押していない場合には、プロセス管理装置9は確定信号を受信していない。したがってこのステップS10で送信された進捗データは検品確定前の仮のものという扱いである。
プロセス管理装置9は、ステップS12にて確定信号を受信していないと判断すると(No)、ステップS09の物品管理データの受信待ち、及びステップS12の確定信号の受信待ちとなる。
プロセス管理装置9は、ステップS12にて確定信号を受信したと判断すると(Yes)、ステップS13へ進む。プロセス管理装置9は、ステップS13にて検品登録を行う。通常はステップS11で一時記憶された情報がそのまま反映することになるが、物品管理データの読み違いや重量の違いによって表示制御装置でエラーとなってしまった場合や、図2において作業者がトレイ読み直し釦19及び物品読直し釦20を押して読直しを実行する場合には、検品登録を正しいものに修正する必要がある。よってプロセス管理装置9は、ステップS14にて一時記憶したものを整理して、不要なものをクリアする。プロセス管理装置9は、ステップS15にて、ステップS14で整理したデータが表示制御装置に送信済のものと比較して、修正が不要と判断したならばステップS17へ進む。プロセス管理装置9は、ステップS15にて、修正が必要と判断したならばステップS16へ進む。プロセス管理装置9は、ステップS16にて修正データを演算して作成し、これを基にステップS10にて図9にて説明した同様の演算を行い、進捗データを表示制御装置7へ送信する。
プロセス管理装置9は、ステップS17にて、全体プロセスが完了しているかどうかを判断し、完了していなければNoに進んでステップS09へ戻り、物品管理データの受信待ち状態となる。プロセス管理装置9は、ステップS17にて、全体プロセスが完了しているかどうかを判断し、完了していればYesのステップS18へ進む。プロセス管理装置9は、ステップS18にて全体プロセス完了の信号を各表示制御装置7へ送信して終了する。
図10及び図11は本発明の実施形態に係るプロセス管理システムにおける表示制御装置7が実行するプログラムのフローチャートである。以下では例として図1の上段のレーンAでの表示制御装置7aに係る表示制御装置7aで実行されるプログラムの詳細を説明する。
表示制御装置7aは、ステップS31にて、作業者IDの待ち受け画面で待機している。作業者は自分の名札等に設けられた作業者IDコードを読み取り装置6aにて読み取らせる。
すると読み取り装置6aは、読み取った作業者IDを表示制御装置7aへ送信する。表示制御装置7aは、ステップS31にて、作業者IDを受信したと判断してステップS32へ進む。
表示制御装置7aは、ステップS32にて、表示制御装置7aに予め割り当てられている固有の表示制御装置番号と読み取り装置6aから送信されてきた作業者IDとを、プロセス管理装置9へ送信してステップS33へ進む。プロセス管理装置9は図8で説明したように、表示制御装置7aから送信されてきた作業者IDとデータベースに予め登録されているものとを照合してもし不都合があればエラー結果を表示制御装置7aへ送信する。一方不都合がなければ、プロセス管理装置9はステップS08にて割当てデータを表示制御装置7aへ送信する。
表示制御装置7aは、ステップS33にて割当てデータが受信されたかどうかを判断する。表示制御装置7aは、ステップS33にて割当てデータが受信されず(No)、プロセス管理装置9からエラー結果を受信したとステップS34にて判断すると(Yes)、このエラー内容を表示して再度ステップS31の作業者IDの待受け状態となる。表示制御装置7aは、ステップS33での割り当てデータ受信待ち、若しくはステップS34でのエラー受信の待受ち状態をループで繰り返し、割当てデータが受信されたと判断すると(Yes)、ステップS36へ進む。
表示制御装置7aは、ステップS36にてプロセス管理装置9から受信した割当てされたサブプロセスaのデータを記憶し、画面に表示してステップS37へ進む。この画面が例えば図2に示すものである。
表示制御装置7aは、ステップS37にて、トレイ識別番号が受信されたかどうかを判断する。作業者は、ステップS36にて表示されたサブプロセスaの内容を確認して、トレイ5aを所定の場所から持ってきて、トレイ5aに設けられている管理データ(2次元コード)を読み取り装置6aにて読み取らせる。すると表示制御装置7aは、ステップS37にてトレイ識別番号が受信されたと判断して(Yes)、ステップS38へ進む。
作業者は、計量器8aにおいてトレイの重量を登録して、計量器8aのゼロ点を設定する。トレイの重量を登録するための不図示の釦は、表示制御装置7aに設けられていても良いし、計量器8aの近傍に設けられていても良い。次いで作業者は、物品3aをケース2aから取り出し、物品3aに設けられている物品管理データ(例えば2次元コード)を読み取り装置6aを用いて読み取らせる。すると読み取り装置6aは、読み取った物品管理データを表示制御装置7aへ送信する。よって表示制御装置7aは、ステップS38にて、物品管理データを読み取り装置6aから受信して(Yes)、ステップS39へ進む。
表示制御装置7aはステップS39では、受信した物品管理データがサブプロセスaに該当するかどうかを判断する。もし表示制御装置7aが受信した物品管理データがサブプロセスaに属するものではないと判断した場合は(No)、ステップS43へ進む。表示制御装置7aは、ステップS43にて、受信した物品管理データがサブプロセスaに属するものではないことから相違しているというエラー表示を行い、ステップS44へ進む。表示制御装置7aは、ステップS44にて、作業者によって物品読直し釦20が押されるのを待ち、物品読直し釦20が押されたと判断すると(Yes)、ステップS38へ戻って再度、物品管理データ受信待ち状態となる。
一方、表示制御装置7aが、ステップS39にて、受信した物品管理データがサブプロセスaに該当するものであると判断した場合は(Yes)、ステップS40へ進む。
表示制御装置7aは、ステップS40にて、読み取り装置6aから受信した物品管理データを表示制御装置番号と共にプロセス管理装置9へ送信して、ステップS41へ進む。するとプロセス管理装置9はこれを受信して、ステップS09により進捗データを演算して表示制御装置7aへ送信する。
表示制御装置7aは、ステップS41にて、プロセス管理装置9から進捗データを受信し、ステップS42へ進む。表示制御装置7aはステップS42にて、プロセス管理装置9から受信した進捗データを基にしてサブプロセスaの進捗グラフの描画データを作成して進捗表示エリア18の表示を更新させる。プロセス管理装置9から全てのサブプロセスの進捗データを受信する場合には、現在表示制御装置7aが行っているサブプロセスaの進捗データを抽出して進捗グラフの描画データを作成して進捗表示エリア18の表示を更新させる。
作業者は、物品3aの管理データ(2次元コード)を読み取り装置6aにて読み取らせた直後に、物品3aを計量器8aに載せ置かれたトレイ5aに置く。したがって計量器8aは重量の変化を検出して計量値が安定して定まった時点で表示制御装置7aへ物品3aの計量値を送信する。
表示制御装置7aは、ステップS45にて、計量値を受信してこの物品3aの重量の許容範囲内にあるかどうかを判断する。表示制御装置7aは、ステップS45にて、計量値が許容範囲外であると判断すると(No)、ステップS43に進み、エラー表示を行う。その後はステップS44に進んで再度物品管理データを読直すことになる。表示制御装置7aは、ステップS45にて、計量値が許容範囲内であると判断すると(Yes)、ステップS46に進み、これらを記憶して現在の検定数表示などの更新を行い、ステップS47へ進む。
表示制御装置7aは、ステップS47にて、作業者によって確定釦21が押されたかどうかを判断して、確定釦21が押されるまでステップS38〜S46を繰り返す。
表示制御装置7aは、ステップS47にて、作業者によって確定釦21が押されたと判断すると(Yes)、ステップS48へ進む。表示制御装置7aは、ステップS48にて、表示制御装置番号と確定釦が前回押された以降の物品3aの数量及び重量値との信号をプロセス管理装置9へ送信して、ステップS49へ進む。
次に図10を用いて説明する。表示制御装置7aは、ステップS49にて、プロセス管理装置9から進捗データを所定の期間待つ。表示制御装置7aは、ステップS49にて、プロセス管理装置9から所定の期間待って進捗データが受信できない時は、進捗データの更新は無いものと判断して、ステップS51へ進む。表示制御装置7aは、ステップS49にて、プロセス管理装置9から進捗データを受信した時は、ステップS51へ進む。表示制御装置7aは、ステップS50にて、受信した進捗データを基に、サブプロセスaの進捗グラフの描画データを作成して進捗表示エリア18の表示を更新させ、ステップS51へ進む。
表示制御装置7aは、ステップS51にて、プロセス管理装置9から全体プロセスの完了信号を受信したか否やを判断する。表示制御装置7aは、ステップS51にて、プロセス管理装置9から全体プロセスの完了信号を受信したと判断すると(Yes)、終了となる。表示制御装置7aはステップS51にて、プロセス管理装置9から全体プロセスの完了信号が未受信と判断すると(No)、ステップS37に戻って、次のトレイの識別番号の受信待ちとなる。
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、並行して行われる複数のサブプロセスとこれらを含む全体プロセスの進捗状態を、表示制御装置にて単一のグラフで表示することができるので、小さな画面スペースで視認性がよいプロセス管理システムが提供できる。
以上、本発明を好ましい実施形態に基づいて説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明の活用例として、物流センターにおける仕分け作業のプロセス管理システムへの適用が可能である。
1 :プロセス管理システム
2a〜2c :ケース
3a〜3c :物品
4a〜4c :テーブル
5a〜5c :トレイ
6、(6a〜6c) :読み取り装置
7、(7a〜7c) :表示制御装置
8a〜8c :計量器
9 :プロセス管理装置
9a :無線送受信装置
11〜17 :表示エリア
18 :進捗表示エリア
19 :トレイ読直し釦
20 :物品読直し釦
21 :確定釦
31 :マーカ
32 :サブプロセスの未実施表示領域
33 :全体プロセスの未実施表示領域
34 :全体プロセスの実施表示領域
35 :サブプロセスの実施表示領域

Claims (11)

  1. 並行して行われる複数のサブプロセス及び前記各サブプロセスを包括する全体プロセスの進捗情報を管理するプロセス管理装置と、
    前記全体プロセスでプロセス管理に用いられる管理データを前記各サブプロセスにおいて読み取るための読み取り装置と、
    前記全体プロセスの進捗状況の表示を制御する複数の表示制御装置と、
    が直接的又は間接的に通信可能にそれぞれ接続されるプロセス管理システムであって、
    前記プロセス管理装置が、
    前記各サブプロセスの進捗状況の表示の制御を前記各表示制御装置へそれぞれ割り当てる手段と、
    前記読み取り装置が出力する前記管理データを受信する手段と、
    前記全体プロセスの進捗率と、前記全体プロセスに対する実施した前記各サブプロセスの割合を示す実施率と、前記全体プロセスに対する未実施の前記各サブプロセスの割合を示す未実施率と、を演算する手段と、
    前記進捗率、前記実施率及び前記未実施率を前記各表示制御装置に送信する手段と、を有し、
    前記各表示制御装置が、
    前記プロセス管理装置から前記進捗率、前記実施率及び前記未実施率を受信する手段と、
    前記進捗率、前記実施率及び前記未実施率を単一グラフにて表示する手段と、
    を有することを特徴とするプロセス管理システム。
  2. 前記各表示制御装置が表示する前記単一グラフは帯グラフであって、
    前記帯グラフは、帯の伸長方向に沿って配置されて前記進捗率を表すマーカと、前記マーカを前記伸長方向に挟むように配置されて前記各サブプロセスの前記実施率と前記未実施率とをそれぞれの割合に応じた前記伸長方向の長さで画定された画定領域と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のプロセス管理システム。
  3. 前記各サブプロセスの前記全体プロセスに対する割合が所定の値より小さい時、前記各表示制御装置は、前記各サブプロセスの実施率と未実施率との前記画定領域の帯幅を拡大すると共に、前記伸長方向の長さの割合をそれぞれ保って前記伸長方向に拡大表示することを特徴とする請求項2に記載のプロセス管理システム。
  4. 前記各表示制御装置が表示する前記単一グラフは円又は円環グラフであって、
    前記円又は円環グラフは、円又は円環の円周方向に沿って配置されて前記進捗率を表すマーカと、前記マーカを前記円周方向に挟むように配置されて前記各サブプロセスの前記実施率と前記未実施率とをそれぞれの割合に応じた前記円周方向の長さで画定された画定領域と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のプロセス管理システム。
  5. 前記各サブプロセスの前記全体プロセスに対する割合が所定の値より小さい時、前記各表示制御装置は、前記各サブプロセスの実施率と未実施率との前記画定領域の半径方向の幅を拡大すると共に、前記円周方向の長さの割合をそれぞれ保って前記円周方向に拡大表示することを特徴とする請求項4に記載のプロセス管理システム。
  6. 前記各表示制御装置が、前記各サブプロセスの実施率と未実施率との前記画定領域の表示を、色、模様及び濃淡の少なくとも1つが異なるように表示することを特徴とする請求項2から5のいずれか一項に記載のプロセス管理システム。
  7. 通信可能に接続される、
    並行して行われる複数のサブプロセス及び前記各サブプロセスを包括する全体プロセスの進捗情報を管理するプロセス管理装置と、
    前記全体プロセスの進捗状況の表示を制御する複数の表示制御装置と、
    が行うプロセス管理方法であって、
    前記プロセス管理装置が、
    前記各サブプロセスの進捗状況の表示の制御を前記各表示制御装置へそれぞれ割り当てるステップと、
    前記全体プロセスでプロセス管理に用いられる管理データを前記各サブプロセスにおいて読み取るための読み取り装置が出力する前記管理データを受信するステップと、
    前記全体プロセスの進捗率を演算するステップと、
    前記全体プロセスに対する実施した前記各サブプロセスの割合を示す実施率を演算するステップと、
    前記全体プロセスに対する未実施の前記各サブプロセスの割合を示す未実施率を演算するステップと、
    前記進捗率、前記実施率及び前記未実施率を前記各表示制御装置に送信するステップと、を含み、
    前記各表示制御装置が、
    前記進捗率、前記実施率及び前記未実施率を前記プロセス管理装置から受信するステップと、
    前記進捗率、前記実施率及び前記未実施率を単一グラフにて表示するステップと、を含むことを特徴とするプロセス管理方法。
  8. 並行して行われる複数のサブプロセス及び前記各サブプロセスを包括する全体プロセスの進捗情報を管理するプロセス管理装置であって、
    前記全体プロセスでプロセス管理に用いられる管理データを前記各サブプロセスにおいて読み取るための読み取り装置と前記全体プロセスの進捗状況の表示を制御する複数の表示制御装置と直接的又は間接的に通信可能に接続され、
    前記各サブプロセスの進捗状況の表示の制御を前記各表示制御装置へそれぞれ割り当てる手段と、
    前記読み取り装置が出力する前記管理データを受信する手段と、
    前記全体プロセスの進捗率と、前記全体プロセスに対する実施した前記各サブプロセスの割合を示す実施率と、前記全体プロセスに対する未実施の前記各サブプロセスの割合を示す未実施率と、を演算する手段と、
    前記進捗率、前記実施率及び前記未実施率を前記各表示制御装置にて単一グラフで表示するための制御信号を前記各表示制御装置に送信する手段と、
    を有することを特徴とするプロセス管理装置。
  9. 並行して行われる複数のサブプロセス及び前記各サブプロセスを包括する全体プロセスの進捗情報を管理するプロセス管理装置に通信可能に接続されて前記全体プロセスの進捗状況の表示を制御する表示制御装置であって、
    前記プロセス管理装置が前記全体プロセスでプロセス管理に用いられる管理データを前記各サブプロセスにおいて読み取るための読み取り装置から出力された前記管理データを基に演算した、前記全体プロセスの進捗率と、前記全体プロセスに対する実施した前記各サブプロセスの割合を示す実施率と、前記全体プロセスに対する未実施の前記各サブプロセスの割合を示す未実施率と、を前記プロセス管理装置から受信する手段と、
    前記進捗率、前記実施率及び前記未実施率を単一グラフで表示する手段と、を有することを特徴とする表示制御装置。
  10. 並行して行われる複数のサブプロセス及び前記各サブプロセスを包括する全体プロセスの進捗情報を管理し、前記全体プロセスでプロセス管理に用いられる管理データを前記各サブプロセスにおいて読み取るための読み取り装置と、前記全体プロセスの進捗状況の表示を制御する複数の表示制御装置と、に直接的又は間接的に通信可能に接続されるプロセス管理装置のコンピュータに、
    前記各サブプロセスの進捗状況の表示の制御を前記各表示制御装置へそれぞれ割り当てるステップと、
    前記読み取り装置が出力する前記管理データを受信するステップと、
    前記全体プロセスの進捗率を演算するステップと、
    前記全体プロセスに対する実施した前記各サブプロセスの割合を示す実施率を演算するステップと、
    前記全体プロセスに対する未実施の前記各サブプロセスの割合を示す未実施率を演算するステップと、
    前記進捗率、前記実施率及び前記未実施率を前記各表示制御装置にて単一グラフで表示するための制御信号を前記各表示制御装置に送信するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  11. 並行して行われる複数のサブプロセス及び前記各サブプロセスを包括する全体プロセスの進捗情報を管理するプロセス管理装置に通信可能に接続されて前記全体プロセスの進捗状況の表示を制御する表示制御装置のコンピュータに、
    前記プロセス管理装置が前記全体プロセスでプロセス管理に用いられる管理データを前記各サブプロセスにおいて読み取るための読み取り装置が出力する前記管理データを基に演算した、前記全体プロセスの進捗率と、前記全体プロセスに対する実施した前記各サブプロセスの割合を示す実施率と、前記全体プロセスに対する未実施の前記各サブプロセスの割合を示す未実施率と、を前記プロセス管理装置から受信するステップと、
    前記進捗率、前記実施率及び前記未実施率を単一グラフで表示するステップと、
    を実行させるためのプログラム。


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