JP2008056423A - 仕分カート及び仕分システム - Google Patents

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Abstract

【課題】所望の商品の荷姿に応じた単位で仕分数量を表示できる仕分カートを提供する。
【解決手段】コンテナを搬送する仕分カートは、そのコンテナに関する商品の仕分数量を表示する表示パネルを備えており、表示切替ボタンの押下によりその表示モードを「単品表示モード」と「ケース表示モード」とで切り替えることができる。表示パネルには、「単品表示モード」においては単品商品の総数で仕分数量が示され(ステップS36)、「ケース表示モード」においてはケースのケース数と、入数に満たない単品商品の数である端数とで仕分数量が示される(ステップS34)。このように、仕分数量を表示する単位を単品単位とケース単位とで任意に変更できるため、実際の商品の荷姿に応じた単位で仕分数量を表示できる。その結果、仕分けする数を誤るなどの作業ミスを効果的に防止できる。
【選択図】図8

Description

本発明は、仕分け作業において、商品をコンテナに収容しつつ搬送する仕分カートを用いる技術に関する。
スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の小売店舗向けの物流センター(配送センターや出荷センター等)においては、各店舗から受注した個数に応じた各種商品を取り揃える仕分け作業を、仕分システムを用いて行うことが一般的となっている。仕分システムとしては、例えば、店舗に対応するコンテナを載せた仕分カートを作業者が利用しつつ、商品棚から商品を取り出してそのコンテナに投入していくピッキングシステムなどがある。
このような仕分システムにおいて作業者への仕分け作業に係る指示は、仕分カート上に設けられた表示パネルに、仕分対象となる商品の商品棚を識別する情報と、その商品を仕分けすべき数量である仕分数量とが表示されることでなされる。作業者は、この表示を参照することで、必要な商品を必要な数量分、コンテナに投入できることになる(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−43211号公報
ところで、仕分の対象となる商品は、その流通段階において所定数の単品商品を包含するケースの荷姿で取り扱われることが多く、一方で、同一の商品がケースを解体して得られる単品(バラ)の荷姿で取り扱われることもある。仕分作業を行う作業者は、商品棚においてケースあるいは単品のいずれの荷姿で商品が存在しているかは、実際の商品棚を見るまで把握できない。商品棚において商品がケースの荷姿で存在している場合には、作業者は、いくつかのケースといくつかの単品商品とを組合わせて、仕分数量の商品を取り揃えることになる。
しかしながら、仕分カートにおいては一般に、仕分数量は単品商品の総数のみで示される。このため、商品がケースの荷姿で存在している場合には、ケースの入数に基づいて、単品単位(単品商品の総数)からケース単位(ケース数と端数)に作業者が仕分数量を換算する必要がある。このような作業者による仕分数量の換算が伴うと、仕分けする数を誤るなどの作業ミスが生じやすく、改善が求められていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、仕分カートに所望の商品の荷姿に応じた単位で仕分数量を表示できる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、仕分システムに用いられ、商品をコンテナに収容しつつ搬送する仕分カートであって、前記コンテナに関して仕分対象となる商品の仕分数量を表示する表示手段と、第1モード及び第2モードを含む前記表示手段の表示モードを変更する操作を受け付ける受付手段と、を備え、前記表示手段は、前記第1モードにおいて、単品商品の総数で、前記仕分数量を示し、前記第2モードにおいて、所定数の単品商品を包含する包装体の包装体数と、前記所定数に満たない単品商品の数である端数とで、前記仕分数量を示す。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の仕分カートにおいて、前記第1モードにおいて示す値と前記第2モードにおいて示す値との間で、前記仕分数量を前記所定数を用いて換算する換算手段、をさらに備えている。
また、請求項3の発明は、請求項1または2に記載の仕分カートにおいて、前記コンテナに収容された商品を計量して計量値を取得する計量手段と、演算により導出される仕分対象となる商品の重量である演算重量と前記計量値とに基づいて、仕分の完了を判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果を表示する手段と、を備え、前記判定手段は、前記第1モードにおいて、単品商品の重量に基づいて導出される演算重量を用い、前記第2モードにおいて、単品商品の重量と前記包装体の包装材料の重量とに基づいて導出される演算重量を用いる。
また、請求項4の発明は、請求項3に記載の仕分カートにおいて、前記第2モードにおいて、前記演算重量は、前記包装体数の包装体の総重量である第1重量と、前記端数の単品商品の総重量である第2重量と、を含み、前記第2モードにおいて、前記判定手段は、前記計量値と前記第1重量とに基づいて、前記包装体数の包装体に係る仕分の完了を判定し、その後、前記計量値と前記第2重量とに基づいて、前記端数の単品商品に係る仕分の完了を判定する。
また、請求項5の発明は、請求項3または4に記載の仕分カートにおいて、前記演算重量を導出する導出手段、をさらに備えている。
また、請求項6の発明は、商品を仕分けるための仕分システムであって、請求項1ないし5のいずれかに記載の仕分カートと、前記仕分カートに前記仕分数量を含む仕分データを配信する配信手段と、を備えている。
請求項1ないし6の発明によれば、仕分数量を表示する単位を単品単位と包装体単位とで任意に変更できるため、所望の商品の荷姿に応じた単位で仕分数量を表示できる。
また、特に請求項2の発明によれば、仕分カートが仕分数量を換算する換算手段を備えるため、外部装置との間で無駄な通信が発生しない。
また、特に請求項3の発明によれば、表示手段の表示モードに合わせて、仕分の完了の判定に用いられる演算重量が変更されることから、仕分の完了を正確に判定することができる。
また、特に請求項4の発明によれば、第2モードにおいて、包装体を仕分けた段階でその完了判定を行うため、作業ミスがあったときに、その作業ミスが包装体数において生じたか、端数において生じたかを容易に把握できる。
また、特に請求項5の発明によれば、仕分カートが演算重量を導出する導出手段を備えるため、外部装置との間で無駄な通信が発生しない。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
<1.第1の実施の形態>
<1−1.システム概要>
図1は、本実施の形態に係る仕分カート2を利用した仕分システム100の概略構成を示す図である。この仕分システム100は、作業者が、必要な仕分数量の商品を商品棚4から取り出して、仕分カート2のコンテナ20に投入する「ピッキングシステム」とも呼ばれるものである。
図に示すように、仕分システム100においては、多数の商品棚4が配列して設けられ、これらの商品棚4により作業通路9が形成されている。仕分カート2のオペレータとなる作業者Pは、この作業通路9を移動しつつ仕分け作業を行う。仕分け前の商品は、これらの商品棚4に同一種となるものごとに分けられて載置される。これにより、一つの商品棚4と一つの種類の商品とが対応づけされる。各商品棚4において商品は、所定数の単品商品を包装材料で包装した包装体であるケース、あるいは、そのケースを解体して得られる単品(バラ)のいずれかの荷姿で載置される。
なお、本明細書においては、単品(バラ)の荷姿の商品を「単品商品」という。また、本明細書において「包装体」及び「ケース」という用語は、包装材料により所定数の単品商品を包含した状態の商品を意味し、単品商品を包含しない包装材料のみの意味はない。
商品棚4にはそれぞれ固有の識別コードである棚番号が割り当てられており、各商品棚4の前面には当該商品棚4の棚番号を示す番号札41が配置されている。これにより、作業者Pは、視認により各商品棚4の棚番号を認識可能となっている。
仕分カート2は、商品をコンテナ20に収容しつつ搬送するものである。仕分カート2にはそれぞれ、2つのコンテナ20を載置することが可能とされている(図2参照。)。2つのコンテナ20は、出荷先となる店舗にそれぞれ対応している。店舗に発送すべき商品は、その店舗に対応するコンテナ20に仕分け作業により収容される。
また、仕分システム100は、仕分けに係るデータを管理するサーバ装置として機能するホストコンピュータ10を備えている。ホストコンピュータ10は、CPU、RAM、ROM、ハードディスク、ディスプレイ等を備えた一般的なコンピュータで構成される。ホストコンピュータ10のハードディスクには、制御用プログラムが予め記憶されており、当該制御用プログラムに従ってCPUが演算処理を行うことにより、仕分システム100に係る所定の機能が実現される。
ホストコンピュータ10は、無線LANなどを利用してデータ通信を行うための無線通信装置11と接続されている。これにより、ホストコンピュータ10は、この無線通信装置11を介して仕分カート2とデータ通信を行い、仕分カート2に仕分に係るデータの配信を行うことが可能とされている。
<1−2.仕分カートの構成>
次に、仕分カート2の構成について説明する。図2は、仕分カート2の概略構成を示す図である。図に示すように、仕分カート2は、上下に2つのコンテナ20を載置できるように2つの載置台21を備えている。また、仕分カート2は、オペレータたる作業者Pが把持しつつ操作するためのハンドル22と、自由に方向を変更可能な車輪であるキャスター23とを備えている。
仕分カート2は、このような一般的なカートの基本的な構成要素とともに、電気的な構成要素を備えている。すなわち、ハンドル22の前方には仕分指示装置5が設けられ、2つの載置台21それぞれの上部には計量器24が設けられている。
仕分指示装置5は、作業者に種々の情報を提供するものであり、情報を表示する表示パネル51と、バーコードを読み取るバーコードリーダ52とを備えている。表示パネルは、ドットマトリクス方式の液晶ディスプレイなどで構成され、仕分に必要な仕分数量などの情報を表示する。表示パネル51はまた、タッチパネル機能も有しており、作業者から各種の操作を受け付けることも可能となっている。
2つの計量器24はそれぞれ、ロードセルなどを備えて構成され、その上部に載置されたコンテナ20に収容された商品を計量する。これら2つの計量器24は、仕分指示装置5に電気的に接続される。
図3は、主として仕分カート2の電気的構成を模式的に示すブロック図である。図に示すように、仕分指示装置5は、自装置に係る制御機能を有するコントローラ50を備えている。コントローラ50は、CPU、RAM、ROM及び不揮発性メモリ等を備えたコンピュータで構成されている。不揮発性メモリには、制御用プログラムが予め記憶されており、当該制御用プログラムに従ってCPUが演算処理を行うことにより、コントローラ50の各部を制御する機能等の各種機能が実現される。
また、仕分指示装置5は、無線LANなどを利用してデータ通信を行うための無線通信部53をさらに備えている。仕分指示装置5は、この無線通信部53を利用することで、ホストコンピュータ10との間で無線によるデータ通信を行うことが可能となっている。
仕分指示装置5が備える表示パネル51、バーコードリーダ52及び無線通信部53はそれぞれコントローラ50に電気的に接続され、仕分指示装置5の制御下で動作する。また、2つの計量器24もインターフェイス59を介して、仕分指示装置5のコントローラ50に電気的に接続される。これにより、計量器24もコントローラ50の制御下で動作するとともに、計量器24の計量値はコントローラ50に入力される。
<1−3.仕分テーブル>
仕分カート2の各コンテナ20にどの商品をどれだけ投入すべきかというデータは、ホストコンピュータ10に予め入力され、そのハードディスクに仕分テーブルとして記録されている。
図4は、この仕分テーブルTbの一例を示す図である。図に示すように、仕分テーブルTbは、テーブル形式のテーブルデータであり、一つの種類の商品に係るデータは、一つのレコード(テーブルの行に相当)として含まれている。
一つのレコードは複数のデータ項目から構成されており、データ項目は、当該商品そのものに関する情報である商品データD1と、その商品の出荷先となる店舗ごとのデータである店舗データD2とに大別される。なお、図中においては、店舗データD2は2つのみ示しているが、実際には、出荷先となる店舗数と同一数の店舗データが仕分テーブルTbに含まれている。
商品データD1には、データ項目として、「商品コード」、「商品名」、「棚番号」、「単品重量」、「入数」及び「包材重量」が含まれている。「商品コード」は当該商品の識別コードたる商品コードを示し、「商品名」は当該商品の名称を示し、「棚番号」は当該商品が載置される商品棚4の棚番号を示している。また、「単品重量」は単品商品の重量を示し、「入数」は一つのケースに包含される単品商品の数である入数を示し、「包材重量」は一つのケースに必要な包装材料の重量を示している。
また、複数の店舗データD2にはそれぞれ、同一のデータ項目、すなわち、「カートID」、「コンテナID」及び「仕分個数」が含まれている。前述のように、店舗とコンテナ20とは対応付けられており、また、コンテナ20はいずれかの仕分カート2に載置される。このため、「コンテナID」は、当該店舗に対応するコンテナ20の識別コードを示し、「カートID」はそのコンテナ20が載置される仕分カート2の識別コードを示している。さらに、「仕分個数」は当該店舗から受注した単品商品の個数を示している。つまり、「仕分個数」は、商品の仕分数量を単品単位(単品商品の総数)で示したものであるともいえる。
このような仕分テーブルTbの内容は、一つの種類の商品に係るデータごと(すなわち、レコードごと)に仕分カート2に配信される。この際には、その配信先となる仕分カート2の識別コードに基づいて、商品データD1と、当該仕分カート2に関連のある2つの店舗データD2とを含むデータが「仕分データ」として配信される。
<1−4.仕分カートの動作>
次に、仕分カート2の動作について説明する。図5は、仕分カート2の動作の流れを示す図である。
まず、仕分指示装置5からホストコンピュータ10に対し、仕分データを要求する要求信号が送信される。この要求信号には、当該仕分カート2の識別コードが含まれる(ステップS11)。
この要求信号に応答して、ホストコンピュータ10からは、仕分テーブルTbのうち、仕分けの完了していない商品に係る商品データD1と、当該仕分カート2の識別コードに対応する2つの店舗データD2とを含む仕分データが配信される。これにより、この仕分データが仕分指示装置5に取得され、コントローラ50のRAMに記憶される。この仕分データには、2つのコンテナ20のそれぞれに係る仕分数量が、2つの店舗データD2の「仕分個数」として含まれている。一方の仕分数量は上側に配置されたコンテナ(以下、「上コンテナ」ともいう。)20に係るものとなり、他方の仕分数量は下側に配置されたコンテナ(以下、「下コンテナ」ともいう。)20に係るものとなる(ステップS12)。
次に、取得された仕分データの内容が表示パネル51に表示される(ステップS13)。図6は、仕分データの内容を表示した表示パネル51の一例を示す図である。図に示すように、表示パネル51には、仕分データに含まれていた「棚番号」及び「商品名」の内容が、それぞれボックス61,62に表示される。また、仕分データに含まれていた上コンテナに係る仕分数量及び下コンテナに係る仕分数量は、それぞれボックス64及び65に表示される。さらに、上下双方のコンテナに係る仕分数量の合計もボックス63に表示される。この表示においては、仕分数量は、単品単位(すなわち、単品商品の総数)で表示される。なお、表示パネル51には、表示切替ボタン66及び確認ボタン67の2つのコマンドボタンが表示されているが、この時点ではこれらの機能は無効化されている。
作業者はこのような表示パネル51の表示内容を把握すると、商品棚4の番号札41を参照しつつ、表示された棚番号の商品棚4の前まで仕分カート2を移動させる。そして、作業者は、取り扱う商品が仕分対象の商品として正当であるかをチェックするため、その商品棚4から商品を取り出し、該商品に付されたバーコードをバーコードリーダ52に読み取らせる。このバーコードは当該商品の商品コードを示すものであり、この読み取りにより当該商品の商品コードが仕分指示装置5に取得される(ステップS14)。
次に、バーコードリーダ52で取得された商品コードと、仕分データに含まれる「商品コード」とが、コントローラ50により照合される(ステップS15)。この照合により、これらの商品コードが一致しなかった場合は、作業者が誤った商品棚4の商品を取り扱ったことになる。このためこの場合は、その商品が仕分け対象の商品として正当でない旨を示す警告表示が表示パネル51になされる(ステップS16)。この処理は、商品から取得される商品コードと、仕分データに含まれる「商品コード」とが一致するまで(ステップS15にてNoの間)繰り返される。
商品コードが一致した場合(ステップS15にてYes)は、次に、2つの計量器24のそれぞれに関して、その時点のコンテナ20の全体の重量がゼロとみなされてゼロ調整がなされる(ステップS17)。これとともに、表示パネル51の表示切替ボタン66及び確認ボタン67の機能が有効化され、いずれかのコマンドボタン66,67の押下を待機する状態となる(ステップS18及びステップS20にてNo)。
この状態で、表示切替ボタン66が押下された場合は、表示パネル51の表示モードを切り替える処理である表示切替処理(ステップS19)がなされる。その後、処理はステップS18に戻り、いずれかのコマンドボタン66,67の押下を待機する状態に再び戻る。したがって、表示切替ボタン66を押下するごとに、表示切替処理(ステップS19)がなされ、表示パネル51の表示モードが切り替えられることになる。
表示パネル51の表示モードには、「単品表示モード」と「ケース表示モード」とがある。「単品表示モード」は、各コンテナ20に係る仕分数量を、単品単位、すなわち、単品商品の総数(単品商品の個数のみ)で表示する表示モードである。図6に示した表示パネル51の状態は、この「単品表示モード」における表示状態に相当する。これに対して、「ケース表示モード」は、各コンテナ20に係る仕分数量を、ケース単位で表示する表示モードである。具体的には、図7に示すように、各コンテナ20に係る仕分数量が、ケース数64a,65aと、ケースの入数に満たない単品商品の数である端数64a,65bとで示される。この場合には、上下双方のコンテナ20に係る仕分数量の合計を示すボックス63には、ケース数64a,65aの合計と端数64a,65bの合計とが示される。表示切替処理(ステップS19)では、このような「単品表示モード」と「ケース表示モード」とを切り替えて、表示パネル51の表示状態を変更する処理がなされる。
図8は、表示切替処理(ステップS19)の詳細な流れを示す図である。まず、その時点の表示モードが「単品表示モード」であれば「ケース表示モード」に、「ケース表示モード」であれば「単品表示モード」に表示モードがコントローラ50により変更される(ステップS31)。その後、コントローラ50により、変更後の表示モードが判定され(ステップS32)、変更後の表示モードに応じた処理がなされる。
変更後の表示モードが「ケース表示モード」の場合は、仕分データに含まれる「入数」が用いられ、仕分数量が、単品単位(「単品表示モード」において示す値である単品商品の総数)からケース単位(「ケース表示モード」において示す値であるケース数と端数)に、コントローラ50により換算される。具体的には、単品商品の総数を「入数」で除算した結果がケース数とされ、剰余が端数として導出される。例えば、「入数」が16個である場合に、仕分数量が単品単位で38個であるときには、ケース単位でケース数が2個、端数が6個と換算される。このような換算は、上コンテナ20及び下コンテナ20のそれぞれの仕分数量に関して行われる(ステップS33)。次に、図7に示す如く、仕分数量がケース単位で表示パネル51に表示されることになる(ステップS34)。
一方、変更後の表示モードが「単品表示モード」の場合は、仕分データに含まれる「入数」が用いられ、仕分数量が、ケース単位(ケース数と端数)から単品単位(単品の総数)に、コントローラ50により換算される。具体的には、ケース数と「入数」とを乗算した結果と、端数とが加算されて単品商品の総数が導出される。例えば、「入数」が16個である場合に、仕分数量がケース単位でケース数が1個、端数が4個であるときには、単品単位で20個と換算される。このような換算は、上コンテナ20及び下コンテナ20に係る仕分数量のそれぞれに関して行われる(ステップS35)。なお、「単品表示モード」の場合は、このような換算を行わずに、仕分データに含まれる「仕分個数」をそのまま仕分数量としてもよい。次に、図6に示す如く、仕分数量が単品単位で表示パネル51に表示されることになる(ステップS36)。
このように、表示切替ボタン66を押下することにより、各コンテナ20に係る仕分数量を表示する単位を、単品単位とケース単位とで作業者が任意に変更することができる。このため、実際の商品棚における商品の荷姿に応じた単位で、表示パネル51に仕分数量を表示させることができる。すなわち、商品が単品商品のみで(あるいは、多数の単品商品が)存在している場合には仕分数量を単品単位で表示させることができ、また、商品がケースの荷姿で存在している場合には仕分数量をケース単位で表示させることができるわけである。
作業者は、表示パネル51に表示された各コンテナ20に係る仕分数量を把握し、実際の商品の荷姿のまま、その仕分数量の商品を商品棚4から取り出して該当するコンテナ20に投入することになる。つまり、「単品表示モード」のときには表示された個数の単品商品のみをコンテナ20に投入し、「ケース表示モード」のときには表示されたケース数のケースと端数の単品商品とをコンテナ20に投入することになる。上記のような表示パネル51における仕分数量の表示により、作業者は自身での換算を行うことなく、実際の商品の荷姿に応じた単位で仕分数量を正しく把握できる。このため、仕分けする数を誤るなどの作業ミスを効果的に防止できることになる。コンテナ20へ商品の投入がなされると、作業者により表示パネル51の確認ボタン67が押下される(図5のステップS20にてYes)。
確認ボタン67が押下された場合は、完了判定処理(ステップS21)が行われる。この完了判定処理では、仕分数量分の商品が正しくコンテナ20に投入されたか否かが判定される。
図9は、完了判定処理(ステップS21)の詳細な流れを示す図である。なお、この図9に示す処理の流れは一つのコンテナ20に関してなされるものであり、実際には2つのコンテナ20の双方に関して同様の処理が行われることになる。
まず、コントローラ50によりその時点の表示モードが判定される(ステップS41)。そして、表示モードに応じて、仕分数量の商品の重量の理論値である演算重量がコントローラ50により導出される。この演算重量は、仕分数量の商品をコンテナ20に投入する前と投入した後とで生じる、計量器24による計量値の差の理論値であるともいえる。
上述のように表示モードが「ケース表示モード」の場合は、ケースの荷姿のまま商品がコンテナ20に投入されるため、仕分数量の商品の重量にはケースを形成する包装材料の重量も含まれはずである。このため、「ケース表示モード」においては、単品商品の重量とともに、包装材料の重量をも考慮して演算重量が導出される(ステップS42)。具体的には、単品商品の重量をv、包装材料の重量をw、ケースの入数をm、仕分数量としてのケース数をa、端数をbとそれぞれすると、これらに基づいて演算重量Tは次式(1)で求められる。
T = v×(a×m+b) + w×a …式(1)
単品商品の重量v、包装材料の重量w、ケースの入数mはそれぞれ、仕分データに含まれる「単品重量」、「包材重量」及び「入数」から得られる。なお、式(1)における(a×m+b)は単品商品の総数に相当し、この値をnとすると、式(1)は次式(2)として表現することもできる。
T = v×n + w×a …式(2)
一方、表示モードが「単品表示モード」の場合は、単品商品のみがコンテナ20に投入されるため、包装材料の重量wを考慮する必要はない。このため、「単品表示モード」においては、単品商品の重量vのみに基づいて演算重量が導出される(ステップS43)。具体的には、単品商品の重量v、及び、仕分数量としての単品商品の総数nに基づいて、演算重量Tは次式(3)で求められる。
T = v×n …式(3)
式(2)と式(3)とを比較してわかるように、「ケース表示モード」における演算重量は、「単品表示モード」における演算重量にケース数a分の包装材料の重量wを加算したものとなる。例えば、単品商品の重量vが30g、包装材料の重量wが40g、ケースの入数mが16個である場合に、仕分数量のケース数aが1個、端数bが4個(すなわち、単品商品の総数nが20個)であるときを想定する。このとき演算重量Tは、「単品表示モード」においては式(3)により600gと導出されるが、「ケース表示モード」においては式(1)(あるいは式(2))により640gと導出されることになる。
このようにして演算重量が導出されると、次に、コンテナ20に収容された実際の商品の計量値(以下、「実重量」という。)が計量器24から取得される(ステップS44)。そして、実重量が演算重量と一致するか否かがコントローラ50により判定される(ステップS45)。
実重量が演算重量と一致するということは、仕分数量の商品がコンテナ20に投入されたことに相当する。すなわち、実重量と演算重量とが一致するか否かにより、コンテナ20への仕分けが正しく完了したか否かを判定できるわけである。なお、商品等の重量は、結露や乾燥等によりある程度は変化するものであるため、この場合における「一致」とは、必ずしも厳密な意味での一致でなくてよく、ある程度の許容幅を持たせた「略一致」であってもよい。
この判定により実重量と演算重量とが一致しない場合(ステップS45にてNO)は、仕分が正しく完了していない旨の警告が判定結果として表示パネル51に表示される(ステップS47)。そして、処理は図5のステップS18に戻り、仕分カート2は確認ボタン67等の押下を待機する状態に戻る。この場合、作業者は、正しい仕分数量の商品を投入し直した上で、確認ボタン67を再び押下することになる。
一方、実重量と演算重量とが一致した場合(ステップS45にてYes)は、仕分が正しく完了した旨が判定結果として表示パネル51に表示され(ステップS46)、完了判定処理が正常終了する。
2つのコンテナ20のそれぞれに関して完了判定処理が正常終了すると、処理は図5のステップS22に進み、次の種類の商品の仕分け作業を行うために、再び、仕分指示装置5からホストコンピュータ10に対して仕分データを要求する要求信号が送信される。そして、仕分けの完了していない商品がある場合は、ホストコンピュータ10から、次の仕分データが仕分カート2に配信される。この仕分データが取得されると(ステップS23にてYes)、処理は再びステップS13に戻り、上記と同様の処理が繰り返される。一方、全ての商品の仕分けが完了した場合は、ホストコンピュータ10から、その旨を示す信号が仕分カート2に返信される(ステップS23にてNo)。この場合は、仕分カート2は動作を終了することになる。
以上説明したように、仕分カート2は、コンテナ20に関して仕分対象となる商品の仕分数量を表示する表示パネル51を備えており、表示切替ボタン66の押下によりその表示モードを「単品表示モード」と「ケース表示モード」とで切り替えることができる。表示パネル51には、「単品表示モード」においては単品商品の総数で仕分数量が示され、「ケース表示モード」においてはケースのケース数と、入数に満たない単品商品の数である端数とで仕分数量が示される。このように、仕分数量を表示する単位を単品単位とケース単位とで任意に変更できるため、実際の商品の荷姿に応じた単位で仕分数量を表示できる。その結果、仕分けする数を誤るなどの作業ミスを効果的に防止できる。
また、表示モードを切り替える際には、仕分数量が、単品単位とケース単位との間でコントローラ50により換算される。したがって、仕分数量の換算を仕分カート2において行うことができることから、表示モードを切り替える度にホストコンピュータ10に対して仕分数量を問い合せる必要がなく、無駄な通信が発生することもない。
また、仕分の完了を判定する際には、「単品表示モード」においては単品商品の重量に基づいて導出される演算重量が用いられ、「ケース表示モード」においては単品商品の重量とケースの包装材料の重量とに基づいて導出される演算重量が用いられる。表示パネル51の表示モードに合わせて、すなわち、実際の商品棚における商品の荷姿に合わせて仕分の完了の判定に用いられる演算重量が変更されることから、仕分の完了を正確に判定できる。
また、演算重量がコントローラ50により導出される。したがって、演算重量の導出を仕分カート2において行うことができることから、ホストコンピュータ10に対して演算重量を問い合せる必要がなく、無駄な通信が発生することもない。
<2.第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、完了判定処理(図5のステップS21)の処理内容のみが第1の実施の形態と異なっている。第1の実施の形態においては、「ケース表示モード」においてケースと単品商品との全ての商品を投入した時点で、仕分の完了が判定されていた。これに対して、第2の実施の形態においては、ケース数のケースを投入した時点と、端数の単品商品を投入した時点とのそれぞれで段階的に仕分の完了が判定される。
図10は、第2の実施の形態の完了判定処理(ステップS21)の詳細な流れを示す図である。この図10に示す処理の流れも、一つのコンテナ20に関してなされるものであり、実際には2つのコンテナ20の双方に関して同様の処理が行われる。この処理も表示パネル51の確認ボタン67が押下されることで実行されるが、「ケース表示モード」においては、ケース数のケースを投入した時点(単品商品を投入する前の時点)で確認ボタン67が押下されることになる。
まず、コントローラ50によりその時点の表示モードが判定される(ステップS51)。この際、表示モードが「単品表示モード」の場合は、以降の処理は第1の実施の形態における処理(図9のステップS43以降の処理)と同様であるため説明を省略する。
一方、表示モードが「ケース表示モード」の場合は、仕分数量の商品の重量の理論値である演算重量がコントローラ50により導出される。この際、ケースと単品商品との全ての商品に係る重量ではなく、ケース数のケースの総重量(以下、「ケース総重量」という。)と、端数の単品商品の総重量(以下、「端数総重量」という。)とがそれぞれ導出される(ステップS52)。
具体的には、単品商品の重量v、包装材料の重量w、ケースの入数m、並びに、仕分数量としてのケース数a、端数bを用いて、ケース総重量T1は以下の式(4)、端数総重量T2は以下の式(5)でそれぞれ求められる。
T1 = v×(a×m) + w×a …式(4)
T2 = v×b …式(5)
例えば、単品商品の重量vが30g、包装材料の重量wが40g、ケースの入数mが16個である場合に、仕分数量のケース数aが1個、端数bが4個(すなわち、単品商品の総数nが20個)であるときを想定する。このときケース総重量T1は式(4)により520gと導出され、端数総重量T2は式(5)により120gと導出される。ケースと単品商品との全ての商品に係る演算重量T(上記式(1)参照。)は、このケース総重量T1と端数総重量T2とを加算したものとなる。
ケース総重量と端数総重量とが導出されると、次に、コンテナ20に収容された実際の商品の計量値である実重量が計量器24から取得される(ステップS53)。そして、実重量がケース総重量と一致するか否かがコントローラ50により判定される(ステップS54)。
この判定により実重量とケース総重量とが一致しない場合(ステップS54にてNo)は、誤った数のケースがコンテナ20に投入されたことになる。このため、その旨の警告が判定結果として表示パネル51に表示される(ステップS55)。そして、処理は図5のステップS18に戻り、仕分カート2は確認ボタン67等の押下を待機する状態に戻る。この場合、作業者は、正しいケース数のケースを投入し直した上で、確認ボタン67を再び押下することになる。
一方、実重量とケース総重量とが一致した場合(ステップS54にてYes)は、正しいケース数のケースがコンテナ20に投入されことになる。このため、ケースの投入が完了した旨が判定結果として表示パネル51に表示される(ステップS56)。これとともに、端数の単品商品の投入に備えて計量器24のゼロ調整がなされる(ステップS57)。作業者は、このような表示パネル51の表示を閲覧することで、ケース数のケースを正しく投入したことを確認し、その後、単品商品の投入を開始する。そして、端数の単品商品の投入がなされると、表示パネル51の確認ボタン67が再び押下される(ステップS58にてYes)。
確認ボタン67が押下されると、続いて、実重量が計量器24から取得される(ステップS59)。そして、実重量が端数総重量と一致するか否かがコントローラ50により判定される(ステップS60)。
この判定により実重量と端数総重量とが一致しない場合(ステップS60にてNo)は、誤った数の単品商品がコンテナ20に投入されたことになる。このため、その旨の警告が判定結果として表示パネル51に表示される(ステップS62)。そして、処理はステップS58に戻り、確認ボタン67の押下を待機する状態に戻る。この場合、作業者は、正しい端数の単品商品を投入し直した上で、確認ボタン67を再び押下することになる。
一方、実重量とケース総重量とが一致した場合(ステップS60にてYes)は、正しい端数の単品商品がコンテナ20に投入されことになる。このため、単品商品の投入が完了した旨が判定結果として表示パネル51に表示される(ステップS61)。
以上説明したように、第2実施の形態の仕分カート2では、ケース数のケースの総重量であるケース総重量と、端数の単品商品の総重量である端数総重量とが導出される。そして、まず、計量値とケース総重量とに基づいてケース数のケースに係る仕分の完了が判定されて、その判定結果が表示される。その後、計量値と端数総重量とに基づいて端数の単品商品に係る仕分の完了が判定されて、その判定結果が表示される。このようにケース数のケースを投入した段階と、端数の単品商品を投入した段階とのそれぞれで仕分の完了が判定されてその判定結果が示されるため、作業ミスがあったとしても、その作業ミスがケース数において生じたか、端数において生じたかを容易に把握できることになる。
<3.他の実施の形態>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では、このような他の実施の形態について説明する。もちろん、以下で説明する形態を適宜に組み合わせてもよい。
一つの仕分カート2において、上記の第1の実施の形態の完了判定処理と、第2の実施の形態の完了判定処理とを作業者が任意に選択して実行できるになっていてもよい。この場合は、第1の実施の形態の完了判定処理を実行するための確認ボタンと、第2の実施の形態の完了判定処理を実行するための確認ボタンとを別個に設ければよい。
また、上記実施の形態では、商品の荷姿としてケースと単品とに関して説明を行ったが、ケースや単品と異なる荷姿、例えば、ケースと単品との中間的な荷姿の包装体であるボールに対応していてもよい。ボールは所定数の単品商品を包含し、ケースは所定数のボールを包含する。ケース、ボール及び単品の3つの荷姿に対応する場合の「ケース表示モード」においては、仕分数量がケース数(第1の包装体数)と、ボール数(第2の包装体数)と、端数(ボールの入数に満たない単品商品の数)とで示されることになる。また、第2の実施の形態のように段階的な完了判定を行う場合は、ケース数のケースを投入した段階と、ボール数のボールを投入した段階と、端数の単品商品を投入した段階とのそれぞれで仕分の完了が判定されることになる。
また、上記実施の形態では、表示パネル51のみに仕分数量が表示されていたが、図11に示すように、上下2つの載置台21のそれぞれに液晶ディスプレイなどで構成される専用の数量表示器25を設け、これらの数量表示器25に対応するコンテナ20に係る仕分数量を表示させてもよい。この場合、数量表示器25も仕分指示装置5に電気的に接続され、コントローラ50により制御されることになる。そして、この数量表示器25に表示される仕分数量に関しても、「単品表示モード」においては単品単位で示され、「ケース表示モード」においてはケース単位で示されるようにすればよい。また、数量表示器25ごとに独立して表示モードを変更可能なように、表示モードを変更する操作ボタンを数量表示器25ごとに設けてもよい。
また、上記実施の形態では、商品の仕分数量は最初に単品表示モードで表示される説明を行ったが、ケース表示モードで表示されてもよい。また、前回の商品の仕分数量を表示した表示モードで表示されてもよい。
また、ホストコンピュータ10の仕分テーブルにおいて仕分数量が単品単位(単品商品の総数)とケース単位(ケース数と端数)との双方で登録され、単品単位とケース単位との双方の仕分数量が仕分カート2に配信されてもよい。また、ホストコンピュータ10のCPUにより仕分数量の単位が換算されて、単品単位とケース単位との双方の仕分数量が仕分カート2に配信されてもよい。これらの場合、仕分カート2が仕分数量を換算する必要はない。
また、ホストコンピュータ10の仕分テーブルにおいて演算重量が登録され、その演算重量が仕分カート2に配信されてもよい。また、ホストコンピュータ10のCPUにより演算重量が導出されて、その演算重量が仕分カート2に配信されてもよい。この場合、仕分カート2が演算重量を導出する必要はないが、単品商品の重量に基づいて導出される演算重量と、単品商品の重量とケースの包装材料の重量とに基づいて導出される演算重量との双方が仕分カート2に配信されることが望ましい。また、第2の実施の形態のように段階的な完了判定を行う場合は、ケース総重量と端数総重量とが仕分カート2に配信されることが望ましい。
また、上記実施の形態では、仕分システムの一例として商品を商品棚から取り出して仕分カートのコンテナに投入するピッキングシステムについて説明を行ったが、逆に、商品を仕分カートのコンテナから取り出して商品棚に投入するソーティングシステムであっても、上記実施の形態において説明した技術を好適に適用可能である。
仕分システムの概略構成を示す図である。 仕分カートの構成の一例を示す図である。 仕分カートの電気的構成を示すブロック図である。 仕分テーブルの一例を示す図である。 仕分カートの動作の流れを示す図である。 単品表示モードにおける表示パネルの表示の一例を示す図である。 ケース表示モードにおける表示パネルの表示の一例を示す図である。 表示切替処理の詳細な流れを示す図である。 第1の実施の形態の完了判定処理の詳細な流れを示す図である。 第2の実施の形態の完了判定処理の詳細な流れを示す図である。 仕分カートの構成の他の一例を示す図である。
符号の説明
2 仕分カート
4 商品棚
5 仕分指示装置
10 ホストコンピュータ
20 コンテナ
21 載置台
24 計量器
50 コントローラ
51 表示パネル
66 表示切替ボタン

Claims (6)

  1. 仕分システムに用いられ、商品をコンテナに収容しつつ搬送する仕分カートであって、
    前記コンテナに関して仕分対象となる商品の仕分数量を表示する表示手段と、
    第1モード及び第2モードを含む前記表示手段の表示モードを変更する操作を受け付ける受付手段と、
    を備え、
    前記表示手段は、
    前記第1モードにおいて、単品商品の総数で、前記仕分数量を示し、
    前記第2モードにおいて、所定数の単品商品を包含する包装体の包装体数と、前記所定数に満たない単品商品の数である端数とで、前記仕分数量を示すことを特徴とする仕分カート。
  2. 請求項1に記載の仕分カートにおいて、
    前記第1モードにおいて示す値と前記第2モードにおいて示す値との間で、前記仕分数量を前記所定数を用いて換算する換算手段、
    をさらに備えることを特徴とする仕分カート。
  3. 請求項1または2に記載の仕分カートにおいて、
    前記コンテナに収容された商品を計量して計量値を取得する計量手段と、
    演算により導出される仕分対象となる商品の重量である演算重量と前記計量値とに基づいて、仕分の完了を判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果を表示する手段と、
    を備え、
    前記判定手段は、
    前記第1モードにおいて、単品商品の重量に基づいて導出される演算重量を用い、
    前記第2モードにおいて、単品商品の重量と前記包装体の包装材料の重量とに基づいて導出される演算重量を用いることを特徴とする仕分カート。
  4. 請求項3に記載の仕分カートにおいて、
    前記第2モードにおいて、前記演算重量は、
    前記包装体数の包装体の総重量である第1重量と、
    前記端数の単品商品の総重量である第2重量と、
    を含み、
    前記第2モードにおいて、前記判定手段は、
    前記計量値と前記第1重量とに基づいて、前記包装体数の包装体に係る仕分の完了を判定し、その後、
    前記計量値と前記第2重量とに基づいて、前記端数の単品商品に係る仕分の完了を判定することを特徴とする仕分カート。
  5. 請求項3または4に記載の仕分カートにおいて、
    前記演算重量を導出する導出手段、
    をさらに備えることを特徴とする仕分カート。
  6. 商品を仕分けるための仕分システムであって、
    請求項1ないし5のいずれかに記載の仕分カートと、
    前記仕分カートに前記仕分数量を含む仕分データを配信する配信手段と、
    を備えることを特徴とする仕分システム。
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