JPH06115636A - 物品仕分け用の台車 - Google Patents

物品仕分け用の台車

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JPH06115636A
JPH06115636A JP27211492A JP27211492A JPH06115636A JP H06115636 A JPH06115636 A JP H06115636A JP 27211492 A JP27211492 A JP 27211492A JP 27211492 A JP27211492 A JP 27211492A JP H06115636 A JPH06115636 A JP H06115636A
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frame
shelves
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bumper
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Toshiyuki Morishima
俊幸 森島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数の減少及び棚構造と取付作業の簡素
化を実現する。 【構成】 走行機台K上に、上下方向複数段に物品載置
用の棚30,30Aが設けられ、棚30,30Aの車体
横側端部に、物品仕分け用の情報を表示する表示器4
0,41が取付けられ、走行機台Kの機枠1,2,3
が、車体前部のフロントフレーム1、車体後部のリアフ
レーム2及び車体両横側部の左右一対のサイドフレーム
3の隣り合うものの端部同士を接続して四角状に形成さ
れ、サイドフレーム3が、その内側部及び上部夫々の位
置に、棚形成部材23,24の取付部3b及び表示器4
0,41の取付部3cの夫々を備える状態に一体成形さ
れた枠体にて構成され、複数段の棚30,30Aのうち
の最下段の棚30Aが、棚形成部材23,24及び表示
器40,41をサイドフレーム3に取付けることによっ
て構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行機台上に、上下方
向複数段に物品載置用の棚が設けられ、前記棚の車体横
側端部に、物品仕分け用の情報を表示する表示器が取付
けられた物品仕分け用の台車に関する。
【0002】
【従来の技術】上記物品仕分け用の台車は、例えば手押
し式に構成され、作業者が、その手押し台車を複数種の
物品が区分け状態で格納された固定棚の所定位置まで走
行させ、そこで固定棚より取り出した物品を、例えば台
車の走行機台上に立設された支柱に支持された物品載置
用の棚(通常、複数段)の所定棚位置に、その棚の端部
に設置された表示器に表示された物品仕分け情報に従っ
て収納させるものである。
【0003】そして、従来、前記複数段の棚のうちの最
下段の棚についても、上段の棚と同様に例えば前記支柱
によって支持するように構成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記最
下段の棚は、走行機台に極めて近接した位置に設けられ
ているにもかかわらず、最下段の棚を走行機台と別体で
設けることは、棚の構造が複雑化するとともに部品点数
が増えることにもなり、また、別体構造にした棚を取付
けるための余分な作業も必要であるという不具合があ
る。
【0005】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、上記従来技術の欠点を解消し
て、棚構造の簡素化と部品点数の減少並びに取付作業の
簡素化を実現することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の物品仕分け用の
台車の第1の特徴構成は、前記走行機台の機枠が、車体
前部のフロントフレーム、車体後部のリアフレーム及び
車体両横側部の左右一対のサイドフレームの隣り合うも
のの端部同士を接続して四角状に形成され、前記サイド
フレームが、その内側部及び上部夫々の位置に、棚形成
部材の取付部及び前記表示器の取付部の夫々を備える状
態に一体成形された枠体にて構成され、前記複数段の棚
のうちの最下段の棚が、前記棚形成部材及び前記表示器
を前記サイドフレームに取付けることによって構成され
ている点にある。
【0007】また本発明の第2の特徴構成は、前記サイ
ドフレームが、その横外側部の位置に、前記走行機台の
外周部に取付ける緩衝バンパーの取付部を備える状態に
一体成形された枠体にて構成されている点にある。
【0008】また本発明の第3の特徴構成は、前記フロ
ントフレーム及び前記リアフレームの夫々に、支柱が立
設され、前記複数段の棚のうちの最下段以外の棚が、前
記一対の支柱に支持されている点にある。
【0009】
【作用】本発明の第1の特徴構成によれば、走行機台の
機枠を構成すべく四角状に接続形成されたフレームのう
ちの車体両横側部のサイドフレームの内側部及び上部夫
々の位置に一体成形によって設けられた各取付部に、棚
形成部材及び表示器の夫々が取り付けられ、複数段の物
品載置用の棚のうちの最下段の棚が、上記サイドフレー
ムに取り付けられた棚形成部材及び表示器によって構成
される。
【0010】また第2の特徴構成によれば、上記サイド
フレームの横外側部の位置に一体成形によって設けられ
た取付部に、緩衝バンパーが取付られる。
【0011】また第3の特徴構成によれば、複数段の物
品載置用の棚のうちの最下段以外の棚が、上記フレーム
のうちの車体前部のフロントフレーム及び車体後部のリ
アフレームの夫々に立設された一対の支柱によって支持
されている。
【0012】
【発明の効果】従って、第1の特徴構成によれば、複数
段の棚のうちの最下段の棚が走行機台と一体構造にされ
るので、従来のように走行機台と別体にする場合に比べ
て棚構造が簡素化され且つ部品点数が減少し、又、最下
段の棚を走行機台と一体構造にするための走行機台側の
機枠即ちフレームが一体成形によって形成されるので、
その製作費用も節減でき、同時に、一体構造になった分
棚の取付作業も簡素化され、もって、経済性に優れた物
品仕分け用の台車を得ることができる。
【0013】又、第2の特徴構成によれば、複数段の棚
のうちの最下段の棚を走行機台と一体構造にして上記第
1の特徴構成による効果を実現しながらも、緩衝バンパ
ーを走行機台の外周部に取付けるための走行機台側の機
枠即ちフレームが一体成形によって形成されるので、そ
の製作費用も節減でき、もって、緩衝バンパーの取付面
においても経済性に優れた物品仕分け用の台車を得るこ
とができる。
【0014】又、第3の特徴構成によれば、第1及び第
2の特徴構成による上記効果を維持しながらも、最下段
以外の棚については、従来と同様に走行機台上の支柱に
支持させることで既存の棚を使用できるようにし、もっ
て、新規部材の発生を極力抑制して不要なコストアップ
を回避させることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を、ピッキング台車形
式の物品仕分け設備に適用した場合について図面に基づ
いて説明する。
【0016】図11に示すように、物品仕分け設備に
は、複数種の物品を区分け状態で格納する固定棚Bと、
その固定棚Bから取出した物品を収納するための物品仕
分け用の台車としてのピッキング作業用の台車Aとが設
けられ、前記固定棚Bは前記台車Aの走行路に沿って複
数の棚部分32に区画されている。
【0017】図12に示すように、前記各棚部分32の
夫々には上下4段の荷載置部が備えられ、各荷載置部の
夫々には横方向に3種類の物品を格納できるようになっ
ており、上下左右合わせて12個の荷受部50が構成さ
れている。各荷受部50の下端位置には、各荷受部50
の物品に対する取出し数量を表示する取出し数量表示器
33と、その上側の荷受部50の物品が取出すべき物品
であることを指示する矢印型の取出し物品指示用ランプ
34とが設けられている。尚、詳述はしないが、前記取
出し数量表示器33及び取出し物品指示用ランプ34
は、前記台車Aが前記各棚部分32に走行したときに台
車Aの光伝送装置27(図1参照)から棚部分32側の
光伝送装置(図示せず)に送信された情報に基づいて表
示作動するように構成されている。
【0018】図1及び図2に示すように、前記台車Aに
は、走行機台Kと、この走行機台K上に上下方向複数段
(この例では3段)に物品載置用の棚30,30Aが設
けられている。そして、走行機台Kの車体後方側及び前
方側位置には、夫々支柱としての後部側ポスト43及び
前部側ポスト45(図3参照)が立設され、上記複数段
の棚30,30Aのうちの最下段以外の棚30が、前記
後部側ポスト43及び前部側ポスト45に支持されてい
る。又、上記複数段の棚30,30Aのうちの最下段の
棚30Aは、走行機台Kの内側部分に配置構成されてい
る。更に、台車Aは、走行機台Kの下方前部側の中央位
置に取付けた1個のキャスター輪35Aと、下方後部側
に左右一対取付けた遊転輪35と、前記後部側ポスト4
3の上部に取付けたコンソール31に支持された操縦用
のハンドル36及びブレーキレバー37とを備えた手押
し台車式に構成されている。又、前記コンソール31上
には、物品取出し情報を表示するための表示盤29が、
液晶等を利用してフラットパネル状に形成され且つ基端
部をコンソール31に固定支持されて設けられると共
に、コンソール31の手前側には、情報入力用のICカ
ードの情報を読み取るICカード読取り器28が設けら
れている。尚、前記各棚部分32との間で各種情報を通
信するための光伝送装置27が、走行機台Kの下部前側
の左右両端部に設置され、又、走行機台Kの下部中央か
ら後部側に亘って、バッテリー収納部26と配線収納部
25とが設置され、この配線収納部25の後方側の蓋部
25Aは緩衝バンパーに兼用されている。
【0019】前記各棚30,30A上には、物品収納用
の収納箱Cが車体前後方向及び車体横幅方向に各2個並
べた状態で載置され、その収納箱Cを構成する側壁38
の車体横幅方向外方側に位置する側壁部分38aの高さ
が車体横幅方向内方側に位置する側壁部分38bの高さ
よりも低く形成されている。又、各棚30及び棚部30
Aの収納箱Cの位置に対応する車体横側端部には、各収
納箱Cに対する物品収納情報を表示する表示器40,4
1を備えた表示体39が設置されている。すなわち、図
10に示すように、平板状の表示体39の表面に、その
上方側の収納箱Cが棚B側から取り出した物品を収納す
べき収納箱Cであることを表示する矢印型表示ランプ4
0と、その収納数量を表示する数量表示器41とが設け
られ、更に、前記数量表示器41は収納数量をケース数
単位で表示するケース数表示部41aと個数単位で表示
する個数表示部41bとから構成されている。以上よ
り、前記矢印型表示ランプ40と数量表示器41とによ
って物品仕分け用の情報を表示する表示器40,41が
構成され、又、その表示器40,41の表示面は車体横
外側方で且つ斜め上方に向く姿勢で設置されている。更
に、図2に示すように、前記後部側ポスト43が、車体
横幅方向において前記表示器40,41の位置よりも車
体内方側に位置するように構成されている。尚、上記矢
印型表示ランプ40は、その収納箱Cへの物品収納作業
が終了したときに作業者によって押される作業完了入力
スイッチに兼用されている。
【0020】次に、前記最下段以外の棚30の構造につ
いて説明すれば、図3〜図5に示すように、平面視にお
いて長手状のコの字に形成され且つコの字を対向させた
状態で車体前後方向に平行に設置された左右一対の棚ベ
ース22夫々が、車体横幅方向に沿って平行に配置され
た6本の丸棒23の左右両端部に固着され、又、上記左
右一対の棚ベース22の車体前部及び後部側の車体内方
への各曲がり部22Aが、これに車体横幅方向に沿って
摺動式に外嵌した前後一対の棚フレーム21に所定箇所
をネジ20によって固定されている。又、上記棚フレー
ム21の後部側ポスト43及び前部側ポスト45に対向
する側には、最下段以外の棚30を後部側ポスト43及
び前部側ポスト45に対して上下位置を変更して取付け
るための棚側の支持具であるネジ18を保持するキリ穴
17が設けられている。
【0021】又、前記左右一対の棚ベース22の夫々に
は、図5に示すように、前記表示体39を設置させるた
めの表示器レール19が、棚ベース22に車体前後方向
に沿って摺動式に外嵌されて取付けられている。そし
て、前記表示体39は前記表示器レール19に開けられ
た開口に車体横外側方側から押しつけて嵌め込むように
なっており、又、詳述はしないが、表示体39の取り付
け箇所以外の開口には、その開口を塞ぐための閉塞板4
2が嵌め込まれている。又、前記丸棒23の棚ベース2
2に対する取付け箇所は、前記表示器レール19の上縁
部よりも所定距離下方に位置しており、これによって、
図2に示すように、前記収納箱Cを棚30上すなわち前
記丸棒23上に載せたときにその収納箱Cの底部近くの
箇所のみが表示器レール19の上縁部によって係止さ
れ、収納箱Cの棚30に対する出し入れがその収納箱C
を上方に少し持ち上げるだけで容易にできることにな
る。
【0022】一方、図3及び図4に示すように、前記後
部側ポスト43及び前部側ポスト45の夫々の前記前後
一対の棚フレーム21に対向する側面位置には、車体横
幅方向の左右位置に上下方向に伸びる凹溝16が設けら
れ、この各凹溝16には、長尺状のタッププレート15
が、後部側ポスト43及び前部側ポスト45の上記側面
の前面側に抜け止め状態で上下方向に挿入されている。
そして、上記タッププレート15には、前記棚フレーム
21のキリ穴17に保持されたネジ18が上下位置変更
調節自在に係合する被係合部としてのタップ穴15a
が、上下方向に沿って所定間隔で設けられている。又、
後部側ポスト43及び前部側ポスト45の底部には雌ネ
ジ部14が設けられ、この雌ネジ部14に後述のように
走行機台Kの機枠を構成するリアフレーム2及びフロン
トフレーム1夫々に保持された雄ネジ(図示しない)が
ネジ結合し、これにより、後部側ポスト43及び前部側
ポスト45が夫々リアフレーム2及びフロントフレーム
1上に立設されるようになっている。尚、前記棚30の
端部は、平面視において走行機台Kの端部よりも車体内
方側に位置している。
【0023】図6に示すように、前記走行機台Kの機枠
1,2,3が、車体前部のフロントフレーム1、車体後
部のリアフレーム2及び車体両横側部の左右一対のサイ
ドフレーム3の隣り合うものの端部同士を接続して四角
状に形成されている。つまり、車体前部及び後部夫々の
位置に車体横幅方向に平行な状態でフロントフレーム1
及びリアフレーム2が配置されるとともに、車体両横側
部に車体前後方向に平行な状態で一対のサイドフレーム
3が配置され、この一対のサイドフレーム3が前記フロ
ントフレーム1及びリアフレーム2に対してネジ止めに
よって取付固定されている。又、走行機台Kの外周部に
は、ウレタンゴム等の衝撃吸収材からなる緩衝バンパー
10が取付けられている。そして、この緩衝バンパー1
0は、車体左右両側に配設されたサイドバンパー10A
と、車体前部及び後部側に配設されたフロント及びリア
バンパー10Cと、四隅の各コーナーに配置されたコー
ナーバンパー10Bとに分割構成されている。
【0024】図7に示すように、前記サイドフレーム3
は、その横外側部、内側部及び上部夫々の位置に、前記
緩衝バンパー10(サイドバンパー10A)の取付部3
a、後述の棚形成部材23,24の取付部3b、及び前
記表示器40,41の取付部3cの夫々を備える状態に
一体成形された枠体にて構成されている。そして、上記
緩衝バンパー用の取付部3aは、内部が空洞になった断
面略半円形の長尺状体であるサイドバンパー10Aの両
縁部に形成されている内側への曲がり部mを車体横側方
に抜け止め状態で保持するように、その先端部分が車体
内方側に曲げ形成され、これにより、サイドバンパー1
0Aの曲がり部mが取付部3aに摺動式に嵌合するよう
になっている。又、サイドフレーム3の車体内方側に
は、前記コンソール31と前記光伝送装置27を接続す
る配線の配線収納部3dが形成され、サイドフレーム3
の略中央部には、サイドフレーム3をフロントフレーム
1及びリアフレーム2に取り付けるために、フロントフ
レーム1及びリアフレーム2に保持された雄ネジが螺合
されるネジ穴3eが形成されている。
【0025】次に、最下段の棚30Aの構成について説
明すれば、図6及び図7に示すように、車体前後方向に
平行に設置され且つ長手状のコの字を対向させた状態の
左右一対の棚ベース24が、左右両側のサイドフレーム
3夫々の前記取付部3bに内嵌され、この左右一対の棚
ベース24の間には、前記最下段以外の棚30と同様に
6本の丸棒23が車体横幅方向に沿って平行に配置され
かつ上記棚ベース24に左右両端部を固着されて設けら
れている。又、上記各棚ベース24の車体前部側及び後
部側の車体内方への各曲がり部24A夫々が、前記フロ
ントフレーム1及びリアフレーム2夫々に所定箇所をネ
ジ止めにて固定されている。尚、上記丸棒23の棚ベー
ス24に対する取付け箇所は、サイドフレーム3の上端
部よりも所定距離下方に位置しており、これによって、
前記最下段以外の棚30の場合と同様に、前記収納箱C
を丸棒23上に載せたときにその収納箱Cの底部近くの
箇所のみがサイドフレーム3の上端部によって係止さ
れ、収納箱Cの棚30Aに対する出し入れがその収納箱
Cを上方に少し持ち上げるだけで容易にできることにな
る。尚、前記表示体39は前記取付部3cに開けられた
開口に上方側から押しつけて嵌め込むようになってお
り、又、詳述はしないが、表示体39の取り付け箇所以
外の開口には、その開口を塞ぐための閉塞板42が嵌め
込まれている。いる。以上のより、左右一対の棚ベース
24と丸棒23とによって棚形成部材23,24が構成
され、又、最下段の棚30Aが、前記棚形成部材23,
24及び前記表示器40,41を前記サイドフレーム3
に取付けることによって構成されることになる。
【0026】図8及び図9(イ)に示すように(尚、図
8は図6のD部拡大図を示し、図9(イ)は図8のB−
B断面を示す)、リアバンパー10Cは、前記サイドバ
ンパー10Aと同一形状即ち内部が空洞になった断面略
半円形の長尺状体に形成され(尚、フロントバンパー1
0Cも同一形状である)、その断面略半円形の両縁部の
曲がり部mが、細長い板状に形成されたバンパーフレー
ム12の長手方向に沿った両辺を内方側に曲げて形成し
た曲がり部m’に摺動式に嵌合されている。そして、バ
ンパーフレーム12の所定箇所に車体内方側に向いた状
態で固着された取付け用のスタッドボルト12Aが、リ
アフレーム2にナット13によって締付固定されてい
る。この際、上記バンパーフレーム12の曲がり部m’
に嵌合されたリアバンパー10Cの曲がり部mが、バン
パーフレーム12の曲がり部m’によってリアフレーム
2側に押付け固定されるようになっている。
【0027】又、図8及び図9(ロ)に示すように
(尚、図9(ロ)は図8のA−A断面を示す)、コーナ
ーバンパー10Bは、前記フロント及びサイドバンパー
10Cの断面の内側空洞部形状にほぼ対応した断面形状
で且つ平面視でL字型に形成され、そのL字型の両端部
に設けられた貫通孔付の凹部nに差し込まれたボルト8
が、リアフレーム2に支持されたナット13との間で締
付固定されている。尚、上記凹部nの貫通孔には、円筒
状のカラー9が内嵌されて、バンパー材に直接ボルト8
の頭が当たって締付時にバンパー材が損傷することを防
止している。又、図8に示すように、サイドバンパー1
0Aは、リアフレーム2に対応する部分では、リアフレ
ーム2にスタッドボルト12A及びナット13を介して
支持固定された短尺のバンパーフレーム12’によって
内嵌支持されて、上記凹部nを覆う状態でコーナーバン
パー10Bの上部に重なるように伸びている。
【0028】次に、本実施例による物品のピッキング作
業の概要について説明する。先ず、予め台車A側のコン
トローラに前記ICカード読取り器28によって入力さ
れた作業データに基づいて前記表示盤29に行き先棚部
分32の情報が表示され、作業者は台車Aをその棚部分
32に走行させる。台車Aが行き先棚部分32に位置す
ると、前記表示盤29には、棚部分32の荷受部50の
うちの作業すべき荷受部50をレイアウト表示する画面
や、台車A側の収納箱Cのうちの作業すべき収納箱Cを
レイアウト表示する画面や、棚部分32の荷受部50か
らの取出し数量や各収納箱Cへの収納数量を表示する画
面等にてピッキングのための各種情報が表示される。同
時に、棚部分32側に設けた取出し数量表示器33及び
取出し物品指示用ランプ34に、各荷受部50からの取
出し数量が表示され、又、台車A側に設けた矢印型表示
ランプ40及び数量表示器41に、各収納箱Cへの物品
収納情報が表示される。そして、作業者は、それら各種
表示情報に従って、荷受部50から指示された物品を指
示された数量取り出して、各収納箱Cに収納させるとと
もに、矢印型表示ランプ40を押してその収納箱Cへの
物品収納が終了したことを入力する。そして、上記棚部
分32に対する所定のピッキング作業が終了したら、前
記表示盤29に設けられた図示しない完了ボタンによっ
て作業の終了を台車Aのコントローラに入力し、これに
より、次の作業すべき棚部分32が表示されるので、そ
の棚部分32に台車Aを移動させ同様なピッキング作業
を行うことになる。
【0029】〔別実施例〕上記実施例では、物品載置用
の棚30,30Aの端部全周を平面視において走行機台
Kの端部よりも車体内方側に位置させたが、端部全周で
はなく、少なくとも表示器40,41が設置されている
側の端部のみを車体内方側に位置させるように構成して
もよい。
【0030】又、上記実施例では、上下方向に3段に物
品載置用の棚30,30Aを設けたが、棚の段数は適宜
変更できる。
【0031】又、上記実施例では、表示器40,41を
物品載置用の棚30,30Aの車体横幅方向の左右両側
に棚30,30A上に載置される物品収納用の収納箱C
に対応させて設けるようにしたが、必ずしも物品収納用
の収納箱Cに対応させる必要はなく、例えば、車体前後
方向に並ぶ2個の収納箱Cに対して1個の表示器40,
41で兼用させたり、あるいは、車体横幅方向の左右夫
々の側の収納箱C(各6個)に対して各1個の表示器4
0,41で兼用させる構成でもよい。
【0032】又、上記実施例では、棚30,30A上に
載置される物品収納用の収納箱Cを棚30,30Aにか
ら分離できるように構成したが、分離型ではなく、例え
ば、棚30,30Aに対してネジ等の取り付け具を介し
て固着させてもよい。
【0033】又、上記実施例では、緩衝バンパー10
を、車体前後部に配設されたフロント及びリアバンパー
10Cと、車体横側部に配設されたサイドバンパー10
Aと、四隅の各コーナーに配置されたコーナーバンパー
10Bとに分割して構成したが、コーナーバンパー10
Bを省略して、フロント及びリアバンパー10Cとサイ
ドバンパー10Aの端部にコーナーバンパー10Bに相
当する部分を延長形成することも可能である。また、フ
ロント及びリアバンパー10Cについては、例えば、フ
ロント及びリアフレーム1,2と別体ではなくフレーム
自体の横外側端部に弾性材を被覆形成して緩衝バンパー
の機能を果たさせるようにすることも可能である。
【0034】又、サイドフレーム3に一体成形される各
取付部3a,3b,3cの断面形状は、上記実施例の形
状に限られず、取り付け対象である緩衝バンパー10、
棚形成部材23,24及び表示器40,41夫々の形状
に応じて、適宜変更することができる。
【0035】又、上記実施例では、棚形成部材23,2
4として、物品収納用の収納箱Cを下側で支持すべく平
行に配列された丸棒23等によって構成したが、丸棒2
3ではなく、例えば、収納箱Cを下側で支持すべく水平
に配置された板状体によって構成してもよい。
【0036】又、上記実施例では、台車Aを手押し式に
走行させる手押し台車に構成したものを例示したが、手
押し式ではなく、例えば、モーターによって走行車輪を
回転駆動させるように構成してもよい。
【0037】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】台車の斜視図
【図2】台車の後部側正面図
【図3】台車の一部断面平面図
【図4】棚の取り付け構造を示す断面図
【図5】表示器の取り付け構造を示す断面図
【図6】走行機台の構造を示す一部断面平面図
【図7】サイドフレームの構造を示す断面図
【図8】緩衝バンパーの取り付け構造を説明する断面図
【図9】緩衝バンパーの取り付け構造を説明する断面図
【図10】表示器の正面図
【図11】物品仕分け設備の全体概略平面図
【図12】物品仕分け設備の一部正面図
【符号の説明】
K 走行機台 30,30A 棚 40,41 表示器 10 緩衝バンパー 1,2,3 機枠 1 フロントフレーム 2 リアフレーム 3 サイドフレーム 3a 取付部 3b 取付部 3c 取付部 23,24 棚形成部材 45,43 支柱

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機台(K)上に、上下方向複数段に
    物品載置用の棚(30,30A)が設けられ、前記棚
    (30,30A)の車体横側端部に、物品仕分け用の情
    報を表示する表示器(40,41)が取付けられた物品
    仕分け用の台車であって、 前記走行機台(K)の機枠(1,2,3)が、車体前部
    のフロントフレーム(1)、車体後部のリアフレーム
    (2)及び車体両横側部の左右一対のサイドフレーム
    (3)の隣り合うものの端部同士を接続して四角状に形
    成され、 前記サイドフレーム(3)が、その内側部及び上部夫々
    の位置に、棚形成部材(23,24)の取付部(3b)
    及び前記表示器(40,41)の取付部(3c)の夫々
    を備える状態に一体成形された枠体にて構成され、 前記複数段の棚(30,30A)のうちの最下段の棚
    (30A)が、前記棚形成部材(23,24)及び前記
    表示器(40,41)を前記サイドフレーム(3)に取
    付けることによって構成されている物品仕分け用の台
    車。
  2. 【請求項2】 前記サイドフレーム(3)が、その横外
    側部の位置に、前記走行機台(K)の外周部に取付ける
    緩衝バンパー(10)の取付部(3a)を備える状態に
    一体成形された枠体にて構成されている請求項1記載の
    物品仕分け用の台車。
  3. 【請求項3】 前記フロントフレーム(1)及び前記リ
    アフレーム(2)の夫々に、支柱(45,43)が立設
    され、前記複数段の棚(30,30A)のうちの最下段
    以外の棚(30)が、前記一対の支柱(45,43)に
    支持されている請求項1又は2記載の物品仕分け用の台
    車。
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