JP2021046932A - 免震機構 - Google Patents
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Abstract
Description
すなわち、本発明に係る免震機構は、水平方向に相対変位可能な上部構造体と下部構造体との間に設けられる免震機構であって、互いに対向配置された一対の案内部材と、該一対の案内部材の間に介装された可動子と、を備え、前記一対の案内部材は、前記上部構造体の底部に固定され、一の水平方向を長手方向とする上部案内部材と、前記下部構造体の上部に固定され、水平方向のうち前記一の水平方向と直交する方向を長手方向とする下部案内部材と、を有し、前記可動子は、前記上部案内部材に対して該上部案内部材の前記長手方向に相対変位可能であるとともに、前記下部案内部材に対して該下部案内部材の前記長手方向に相対変位可能であり、前記案内部材は、それぞれの前記長手方向の中央部から端部側に向かうにしたがって次第に対向する前記案内部材側に近接する傾斜面を有し、前記案内部材の傾斜面には、複数の滑り板が、それぞれの前記長手方向に連続するとともに水平方向のうち前記長手方向と直交する短手方向の位置を異ならせて設けられ、前記可動子の上面は、前記上部案内部材の傾斜面に対向配置され、前記可動子の下面は、前記下部案内部材の傾斜面に対向配置され、前記可動子の上面及び前記可動子の下面は、対向する前記案内部材の傾斜面に沿うように形成され、前記可動子の上面及び前記可動子の下面には、複数の摩擦板が、対向する前記案内部材の前記短手方向に隣接配置され、前記摩擦板は、対向する前記案内部材に設けられた複数の前記滑り板のうち前記短手方向の位置の対応する前記滑り板と当接可能とされ、一の前記摩擦板と該摩擦板と当接する前記滑り板との間の摩擦係数は、他の前記摩擦板と該摩擦板と当接する前記滑り板との間の摩擦係数と異なることを特徴とする。
図1は、本発明の一実施形態に係る免震機構を上方から見た図である。図2は、本発明の一実施形態に係る免震機構の断面図であり、(a)図1のA1−A1線断面図であり、(b)図1のA2−A2線断面図である。図3は、本発明の一実施形態に係る免震機構の断面図であり、(a)図1のB1−B1線断面図であり、(b)図1のB2−B2線断面図である。
図2及び図3に示すように、本実施形態に係る免震機構100は、上部構造体101と下部構造体102との間の免震層103に設けられている。
図4に示すように、上部案内部材1Aの下面1dの長手方向は、X方向に沿っている。上部案内部材1Aの下面1dの短手方向(幅方向)は、X方向に直交する他の水平方向(Y方向とする)に沿っている。
図5に示すように、下部案内部材2Aは、上部案内部材1Aと略同じ長尺のブロック状の部材で構成されている。下部案内部材2Aの長手方向がY方向となる向きに、下部案内部材2Aは配置されている。下部案内部材2Aは、不図示の固定板部を介して下部構造体102に固定されている。
図6及び図7に示すように、可動子3は、本体部30と、第1上部摩擦板321,323(図6参照。以下同じ)、第2上部摩擦板331〜334(図6参照。以下同じ)、第1下部摩擦板325,327(図7参照。以下同じ)及び第2下部摩擦板335〜338(図7参照。以下同じ)と、を有している第1上部摩擦板321,323及び第2上部摩擦板331〜334は、本体部30の上部に設けられている。第1下部摩擦板325,327及び第2下部摩擦板335〜338は、本体部30の下部に設けられている。
なお、第1滑り板111〜117を総称して、第1滑り板110と称することがある。第2滑り板121〜128を総称して、第2滑り板120と称することがある。第1上部摩擦板321,323及び第1下部摩擦板325,327を総称して、第1摩擦板320と称することがある。第2上部摩擦板331〜334及び第2下部摩擦板335〜338を総称して、第2摩擦板330と称することがある。上部案内部材1A及び下部案内部材2Aを総称して、案内部材1と称することがある。上部案内部材1Aの上側中央部1m及び下部案内部材2Aの下側中央部2mを総称して、案内部材1の中央部1nを称することがある。
図10に示すように、第1摩擦板320のt1sとし、第2摩擦板330の厚みをt2sとする。厚みt1sは、厚みt2sよりも大きい。
図11及び図12に示すように、t1s+t1p+=t2s+t2pとなるように、t1s,t1p,t2s及びt2pを設定する。
図13は、可動子3が下部案内部材2Aの長手方向の中央に配置された状態を示す図である。図14は、可動子3が切替長さL1の範囲内で移動し、第1滑り板110が第1摩擦板320に接触している状態を示す図である。図15は、可動子3が切替長さL1の範囲外に移動し、第2滑り板120が第2摩擦板330に接触している状態を示す図である。
図13に示すように、初期状態では、上部案内部材1Aの上側中央部1m(図4参照。以下同じ。)と、下部案内部材2Aの下側中央部2m(図5参照。以下同じ。)とが上下方向に重なり、これらの上部案内部材1Aの上側中央部1mと、下部案内部材2Aの下側中央部2mとの間に可動子3が配置されている。
図13に示す初期状態から、図14及び図15に示すように、可動子3と下部案内部材2AとがY方向に相対変位した状態となると、下部案内部材2Aに対する可動子3の位置が初期状態よりも高い位置となり、ポテンシャルエネルギー(位置エネルギー)が蓄積される。
また、図示はしていないが、初期状態から、可動子3と上部案内部材1AとがX方向に相対変位した状態となると、可動子3に対する上部案内部材1Aの位置が初期状態よりも高い位置となり、ポテンシャルエネルギー(位置エネルギー)が蓄積される。
免震機構100(支承)が支持する軸力をWとすると、傾斜による復元力(水平力)Fは、第1上部傾斜面11、第2上部傾斜面12、第1下部傾斜面21及び第2下部傾斜面22における水平面に対する傾斜角度はθを用いて、下記の式(1)で表される。
図18に示すように、ケース4(本実施形態)の最大応答変位は、ケース1(特開2013−130216の仕様)の最大応答変位より小さい。ケース5(本実施形態)の最大応答変位は、ケース2(特開2013−130216の仕様)の最大応答変位より小さい。波によって少々異なるが、ケース4またはケース5での最大応答変位は、ケース3(特開2017−115960の仕様)の最大応答変位に近いため、本実施形態でケース3(特開2017−115960の仕様)の効果を達成することが可能であることが分かる。
図19に示すように、残留変位は、本実施形態のケース4及びケース5は、ケース1〜3同じく0.01mm以下(ほぼゼロ)であることを確認した。
次に、本発明の一実施形態の変形例に係る免震機構について、主に図20及び図21を用いて説明する。
図20は、本発明の一実施形態の変形例に係る免震機構の案内部材において、傾斜面を正面から見た図である。図21は、本発明の一実施形態の変形例に係る免震機構の可動子の第1摩擦板、第2摩擦板及び第3摩擦板の側面図である。
下記に示す変形例の説明において、前述した部材と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
1A…上部案内部材
1d…上部当接面
2A…下部案内部材
2u…下部当接面
3…可動子
11…第1上部傾斜面
12…第2上部傾斜面
21…第1下部傾斜面
22…第2下部傾斜面
30…本体部
110,111,113,115,117…第1滑り板
120,121,122,123,124,125,126,127,128…第2滑り板
311…第1傾斜上面
312…第2傾斜上面
313…第1傾斜下面
314…第2傾斜下面
320…第1摩擦板
321,323…第1上部摩擦板
325,327…第1下部摩擦板
330…第2摩擦板
331,332,333,334…第2上部摩擦板
335,336,337,338…第2下部摩擦板
100…免震機構
101…上部構造体
102…下部構造体
103…免震層
Claims (4)
- 水平方向に相対変位可能な上部構造体と下部構造体との間に設けられる免震機構であって、
互いに対向配置された一対の案内部材と、
該一対の案内部材の間に介装された可動子と、を備え、
前記一対の案内部材は、
前記上部構造体の底部に固定され、一の水平方向を長手方向とする上部案内部材と、
前記下部構造体の上部に固定され、水平方向のうち前記一の水平方向と直交する方向を長手方向とする下部案内部材と、を有し、
前記可動子は、前記上部案内部材に対して該上部案内部材の前記長手方向に相対変位可能であるとともに、前記下部案内部材に対して該下部案内部材の前記長手方向に相対変位可能であり、
前記案内部材は、それぞれの前記長手方向の中央部から端部側に向かうにしたがって次第に対向する前記案内部材側に近接する傾斜面を有し、
前記案内部材の傾斜面には、複数の滑り板が、それぞれの前記長手方向に連続するとともに水平方向のうち前記長手方向と直交する短手方向の位置を異ならせて設けられ、
前記可動子の上面は、前記上部案内部材の傾斜面に対向配置され、
前記可動子の下面は、前記下部案内部材の傾斜面に対向配置され、
前記可動子の上面及び前記可動子の下面は、対向する前記案内部材の傾斜面に沿うように形成され、
前記可動子の上面及び前記可動子の下面には、複数の摩擦板が、対向する前記案内部材の前記短手方向に隣接配置され、
前記摩擦板は、対向する前記案内部材に設けられた複数の前記滑り板のうち前記短手方向の位置の対応する前記滑り板と当接可能とされ、
一の前記摩擦板と該摩擦板と当接する前記滑り板との間の摩擦係数は、他の前記摩擦板と該摩擦板と当接する前記滑り板との間の摩擦係数と異なることを特徴とする免震機構。 - 前記複数の滑り板は、互いに厚みが異なり、
前記複数の摩擦板は、互いに厚みが異なり、
当接する前記滑り板の前記厚みと前記摩擦板の厚みとの合計は一定であることを特徴とする請求項1に記載の免震機構。 - 前記案内部材の前記長手方向の端部側に配置された前記滑り板と該滑り板と当接する前記摩擦板との間の摩擦係数は、前記案内部材の前記長手方向の中央部側に配置された前記滑り板と該滑り板と当接する前記摩擦板との間の摩擦係数よりも大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の免震機構。
- 前記滑り板の前記案内部材の前記短手方向の長さと、前記滑り板と当接する前記摩擦板の前記案内部材の前記短手方向の長さは、互いに等しいことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の免震機構。
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