JP2021046107A - 載置台、訪問入浴車 - Google Patents

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晃史 土谷
Akifumi Tsuchiya
晃史 土谷
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Abstract

【課題】スライド操作とスライドのロックに係る操作を一体的に行うことができる載置台、及びその載置台を備えた訪問入浴車を提供すること。【解決手段】載置台は、ロックピン止め具を収納及び取出し位置に有するレール材と、レール材に沿ってスライドするスライド板30と、スライド板30の取出し側の端部に設けられ第一の位置と第二の位置との間を変位可能なハンドルレバー40と、ハンドルレバー40を支持するハンドルレバーブラケット50と、スライド板30に設けられたロックピン60と、ロックピン60をロック位置及び非ロック位置に移動させるロックピン移動部70と、ハンドルレバー40とロックピン移動部70に接続した牽引具80とを備え、ハンドルレバー40は、取出し側へ引かれたときに第二の位置となり、ロックピン60は、ハンドルレバー40が第二の位置に変位するに伴いロック位置から非ロック位置に移動する。【選択図】図7

Description

本発明は、訪問入浴車に設置されホースリール等の物品を載置する載置台、及びその載置台を備えた訪問入浴車に関する。
自力で入浴することが困難な者の家等を訪問入浴車で訪問し、訪問入浴車に積載した装置や器具を利用して対象者の入浴を行うサービスが営まれている。
訪問入浴車に積載する装置や器具としては、ボイラ、浴槽、担架、及びホース等がある。
特許文献1には、車外に搬出可能な浴槽と、浴用水供給装置と、ホースを巻き付けたホースリールを車内に搭載し、ホースリールを載置するための載置台を、車体の内外にスライド可能に配設した入浴車が開示されている。
特開2010−104667号公報
引用文献1に開示されているような従来のスライド可能な載置台には、閂式のスライドロック装置が設けられているため、載置台を取出し側にスライドさせる際は、引き出し操作とは別にスライドロック装置を操作してスライドのロックを解除する必要があり、取出し位置までスライドさせた載置台をその位置で固定したい場合は、スライドロック装置を操作してロックする必要があるというように、スライド操作とスライドのロックに係る操作を別々に行わなければならない。また、スライドロック装置が車両床面近傍に設けられている場合は、車両床面の拭き取り作業をし辛い場合がある。
そこで本発明は、スライド操作とスライドのロックに係る操作を一体的に行うことができる載置台、及びその載置台を備えた訪問入浴車を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明の載置台3は、訪問入浴車1に設置され物品2が載置される載置台3であって、ロックピン止め具10を収納位置及び取出し位置に有するレール材20と、物品2を載せレール材20に沿って収納位置と取出し位置との間をスライドするスライド板30と、スライド板30の取出し側の端部に設けられ、第一の位置と第一の位置よりも取出し側である第二の位置との間を変位可能なハンドルレバー40と、ハンドルレバー40を支持するハンドルレバーブラケット50と、スライド板30に設けられたロックピン60と、ロックピン60を、ロックピン止め具10と係合するロック位置、及びロックピン止め具10と係合しない非ロック位置に移動させるロックピン移動部70と、一端がハンドルレバー40に接続し、他端がロックピン移動部70に接続した牽引具80とを備え、ハンドルレバー40は、取出し側へ引かれたときに第二の位置となり、ロックピン60は、ハンドルレバー40が第一の位置にあるときはロック位置にあり、ハンドルレバー40が第二の位置に変位するに伴い牽引具80に牽引されたロックピン移動部70によって非ロック位置に移動することを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の載置台3において、ハンドルレバーブラケット50は、スライド板30に対する物品2の位置が取出し側へずれることを防止する取出側位置ずれ防止部を兼ねていることを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の載置台3において、ロックピン60がスライド板30の下面に設けられ、ロックピン止め具10がスライド板に覆われ、牽引具80がスライド板の下面に沿ってハンドルレバー40とロックピン移動部70との間に配設されていることを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項3に記載の載置台3において、ロックピン止め具10は、スライド板30のスライド方向に対して直角な直角面11と、傾斜した傾斜面12を有し、収納位置に設けられたロックピン止め具10の傾斜面12と取出し位置に設けられたロックピン止め具10の傾斜面12とが向かい合わせに配置され、収納位置に設けられたロックピン止め具10の傾斜面12は、取出し側よりも収納側が突出し、取出し位置に設けられたロックピン止め具10の傾斜面12は、収納側よりも取出し側が突出していることを特徴とする。
請求項5記載の訪問入浴車1は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の載置台3が設置されていることを特徴とする。
本発明によれば、スライド操作とスライドのロックに係る操作を一体的に行うことができる載置台、及びその載置台を備えた訪問入浴車を提供することができる。
本発明の一実施例による載置台を備えた訪問入浴車の荷室を示す図 同ホースリールが載置されスライド板が収納位置にある載置台の外観図 同ホースリールが載置されスライド板が取出し位置にある載置台の外観図 同スライド板が収納位置にある載置台の内部構造を示す図 同スライド板が取出し位置にある載置台の内部構造を示す図 同レール材を除いた載置台の外観図 同ロックピンの動作の説明図
本発明の第1の実施の形態による載置台は、訪問入浴車に設置され物品が載置される載置台であって、ロックピン止め具を収納位置及び取出し位置に有するレール材と、物品を載せレール材に沿って収納位置と取出し位置との間をスライドするスライド板と、スライド板の取出し側の端部に設けられ、第一の位置と第一の位置よりも取出し側である第二の位置との間を変位可能なハンドルレバーと、ハンドルレバーを支持するハンドルレバーブラケットと、スライド板に設けられたロックピンと、ロックピンを、ロックピン止め具と係合するロック位置、及びロックピン止め具と係合しない非ロック位置に移動させるロックピン移動部と、一端がハンドルレバーに接続し、他端がロックピン移動部に接続した牽引具とを備え、ハンドルレバーは、取出し側へ引かれたときに第二の位置となり、ロックピンは、ハンドルレバーが第一の位置にあるときはロック位置にあり、ハンドルレバーが第二の位置に変位するに伴い牽引具に牽引されたロックピン移動部によって非ロック位置に移動するものである。
本実施の形態によれば、スライド操作とスライドのロックに係る操作を一体的に行えるので、作業性を向上させることができる。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による載置台において、ハンドルレバーブラケットは、スライド板に対する物品の位置が取出し側へずれることを防止する取出側位置ずれ防止部を兼ねているものである。
本実施の形態によれば、ハンドルレバーブラケットと取出側位置ずれ防止部を別々に設ける必要が無く、部品点数を抑え、載置台をコンパクトに形成することができる。また、ハンドルレバーを握ったときに手がスライド板に載せられた物品とハンドルレバーに挟まれることを防止し安全な操作を行うことができる。
本発明の第3の実施の形態は、第1又は第2の実施の形態による載置台において、ロックピンがスライド板の下面に設けられ、ロックピン止め具がスライド板に覆われ、牽引具がスライド板の下面に沿ってハンドルレバーとロックピン移動部との間に配設されているものである。
本実施の形態によれば、ロックピン、ロックピン止め具、及び牽引具に水や汚れが付きにくくなり、耐久性が向上する。また、スライドロック装置を載置台の側方等に露出するように突設する必要がないため、載置台の所要設置寸法を小さくして省スペース化を図ることができる。
本発明の第4の実施の形態は、第3の実施の形態による載置台において、ロックピン止め具は、スライド板のスライド方向に対して直角な直角面と、傾斜した傾斜面を有し、収納位置に設けられたロックピン止め具の傾斜面と取出し位置に設けられたロックピン止め具の傾斜面とが向かい合わせに配置され、収納位置に設けられたロックピン止め具の傾斜面は、取出し側よりも収納側が突出し、取出し位置に設けられたロックピン止め具の傾斜面は、収納側よりも取出し側が突出しているものである。
本実施の形態によれば、斜面に押されたロックピンは徐々に非ロック位置に移動するため、ロックピンがロックピン止め具に斜面側から当接するときは、ハンドルレバーを引いて第二の位置に変位させずともロックピン止め具を越えることができる。
本発明の第5の実施の形態による訪問入浴車は、第1から第4のいずれか一つの実施の形態による載置台が設置されているものである。
本実施の形態によれば、スライド操作とスライドのロックに係る操作を一体的に行える載置台を備えた訪問入浴車を提供することができる。
以下、本発明の一実施例による載置台及び訪問入浴車について説明する。
図1は本実施例による載置台3を備えた訪問入浴車1の荷室1Aを示す図である。
訪問入浴車1は、運転席のすぐ後方に設けられた荷室1Aと、荷室用の扉を車両後面に有した、いわゆるバンやワンボックスカーなどと呼ばれるタイプの車両である。
荷室1Aには、ホースが巻回されたホースリール2、浴槽4、担架5、ボイラ、及び水タンク6等が収納される。
荷室1Aには、載置台3が水タンク6よりも車両後方側に設置されている。本実施例では、ホースリール2が載置台3に載置される。水タンク6の上方には、浴槽4と担架5を一緒に収納できる収納台7が設置されている。
訪問入浴サービスにおいては、訪問先から供給される水をボイラで加熱して訪問先へ送出するので、訪問先から水をボイラに送るためのホースと、ボイラで加熱した水を訪問先に送るためのホースと、水タンク6内の常温水を訪問先に送るためのホースが必要である。ここでは、荷室1Aに載置台3が二つ設置され、それぞれの載置台3にホースを巻回したホースリール2が載置されている。なお、残り一つのホースは、ホースリール2を使用せず束ねて収納している(図示無し)。図1では、車両左側に設置された載置台3が取出し位置にあり、車両右側に設置された載置台3が収納位置にある状態を示している。
図2はホースリール2が載置されスライド板30が収納位置にある載置台3の外観図であり、図2(a)は正面図、図2(b)は左側面図、図2(c)は上面図、図2(d)は背面図、図2(e)は上方斜視図、図2(f)は下方斜視一部拡大図である。
図3はホースリール2が載置されスライド板30が取出し位置にある載置台3の外観図であり、図3(a)は正面図、図3(b)は左側面図、図3(c)は上面図、図3(d)は背面図、図3(e)は上方斜視図、図3(f)は下方斜視一部拡大図である。
載置台3は、訪問入浴車1に対する位置が固定されているレール材20と、ホースリール2を載せレール材20に沿って収納位置と取出し位置との間をスライドするスライド板30と、スライド板30をスライド操作するための把手であるハンドルレバー40と、ハンドルレバー40を支持するハンドルレバーブラケット50と、スライド板30に設けられたロックピン60と、ロックピン60を移動させるロックピン移動部70と、一端がハンドルレバー40に接続し、他端がロックピン移動部70に接続した牽引具80と、スライド板30に載せたホースリール2の位置が収納側へずれることを防止する収納側位置ずれ防止部90を備えている。
レール材20は、一方のレール材21と、他方のレール材22からなる。スライド板30は、一方のレール材21と他方のレール材22に跨って配置されている。スライド板30の一方の側部は一方のレール材21に接し、スライド板30の他方の側部は他方のレール材22に接する。スライド板30には、抜け止め100が設けられている。
スライド板30は、レール材20に沿って収納位置と取出し位置との間をスライドさせることができる。これにより、ホースリール2の取出し及び収納を効率的に行うことができる。収納位置は車内、取出し位置は車外である。
本実施例では、スライド板30のスライド方向が車両前後方向となるように載置台3を設置しているため、取出し位置は収納位置よりも車両後方側となる。なお、荷室用の扉を車両側面に有する車両の場合等は、スライド板30のスライド方向が車両左右方向となるように載置台3を設置し、取出し位置を収納位置よりも車両側方側とすることもできる。
ハンドルレバー40は、スライド板30の取出し側の端部に設けられている。ハンドルレバー40は、立柱部41と、第一の湾曲アーム部42と、第二の湾曲アーム部43と、水平部44を有する。
立柱部41は、スライド板30の一方の側部にスライド板30の上下面を貫通して立設している。
第一の湾曲アーム部42及び第二の湾曲アーム部43は、取出し側へ垂れ下がるように湾曲している。
第一の湾曲アーム部42は、スライド板30の一方の側部に設けられている。第一の湾曲アーム部42は、湾曲上方側はボルト留めによりハンドルレバーブラケット50に支持されると共に立柱部41の上端と接続しており、湾曲下方側には水平部44の一端が嵌合されている。
第二の湾曲アーム部43は、スライド板30の他方の側部に設けられている。第二の湾曲アーム部43は、湾曲上方側はボルト留めによりハンドルレバーブラケット50に支持されており、湾曲下方側には水平部44の他端が嵌合されている。
水平部44は、丸棒状であり、スライド板30の上面から約7cmの高さにある。入浴サービスの従事者等は、水平部44を握ってスライド操作を行う。
ハンドルレバー40は、ハンドルレバーブラケット50に支持されている第一の湾曲アーム部42及び第二の湾曲アーム部43の湾曲上方側を回動中心として、水平部44を斜め上方に引いて取出し側へ動かすことができる。
第一の湾曲アーム部42を介して水平部44と接続している立柱部41の下端は、水平部44を斜め上方へ動かしていないときは第一の位置にあり、水平部44を斜め上方へ動かすと、第一の位置よりも取出し側である第二の位置へ移動する。
牽引具80は鋼製のワイヤー等である。牽引具80は、一端がハンドルレバー40の下端に接続し、他端がロックピン移動部70に接続している。このため、ハンドルレバー40を斜め上方へ引いて、立柱部41の下端を第一の位置から第二の位置へ変位させると、ロックピン移動部70は牽引具80によって取出し側に引っ張られる。
ハンドルレバーブラケット50は、ハンドルレバー40よりも収納側に立設し、ハンドルレバー40の回動支点を支持している。ハンドルレバーブラケット50は、下端がスライド板30に固定されて略鉛直に起立し、上端は取出し側へ向けて略水平となっている。ハンドルレバーブラケット50の寸法は、ホースを巻き取る際や引き出す際等に邪魔にならない大きさとする。
なお、ハンドルレバーブラケット50は、ホースが巻き取り時などに他の部材と接触して傷がつかないように保護する役割も持つ。
ホースリール2は、スライド板30の上面に載置される。ホースリール2は下部に矩形のフレーム2Aを備えている。フレーム2Aのうち収納側に位置する部分は、スライド板30の上面に立設した収納側位置ずれ防止部90に当接する。これにより、スライド板30に載せたホースリール2の位置が収納側へずれることが防止される。
また、フレーム2Aのうち取出し側に位置する部分はハンドルレバーブラケット50の起立した部分に当接する。これにより、スライド板30に載せたホースリール2の位置が取出し側へずれることが防止される。このように、スライド板30に載せたホースリール2の位置が取出し側へずれることを防止する取出側位置ずれ防止部をハンドルレバーブラケット50が兼ねることで、ハンドルレバーブラケット50と取出側位置ずれ防止部を別々に設ける必要が無く、部品点数を抑え、載置台3をコンパクトに形成することができる。また、ハンドルレバー40を握ったときに手がホースリール2とハンドルレバー40に挟まれることを防止し安全な操作を行うことができる。
また、ハンドルレバー40の上方がハンドルレバーブラケット50により覆われているため、スライド板30をスライドさせようとする者は、上側からハンドルレバー40を握ることができず、下側からハンドルレバー40を握ることになる。
また、ハンドルレバー40が載置台3から上方へ向けて設けられているため、ハンドルレバー40を載置台3の端部から取出し側に突出させて設ける場合よりも、載置台3の車両前後方向の長さを大きくしてスライド板30のストロークを長くすることができる。
また、ホースをホースリール2に巻き取る際などは、ホースに付着した水や汚れが車両床面に飛び散ることがあるが、ハンドルレバー40が載置台3の上方に設けられているため載置台3近傍の車両床面の清掃を行い易い。
図4はスライド板30が収納位置にある載置台3の内部構造を示す図であり、図4(a)は正面図、図4(b)は左側面図、図4(c)は上面図、図4(d)は背面図、図4(e)は斜視図、図4(f)は図4(d)の一部拡大図である。
図5はスライド板30が取出し位置にある載置台3の内部構造を示す図であり、図5(a)は正面図、図5(b)は左側面図、図5(c)は上面図、図5(d)は背面図、図5(e)は斜視図、図5(f)は図5(d)の一部拡大図である。
図6はレール材20を除いた載置台3の外観図であり、図6(a)は正面図、図6(b)は左側面図、図6(c)は上面図、図6(d)は背面図、図6(e)は斜視図、図6(f)はロックピン移動部70周辺の詳細図である。
一方のレール材21には、他方のレール材22に向けて突出したロックピン止め具10が二つ設けられている。一方のロックピン止め具10Aは収納位置に設けられ、他方のロックピン止め具10Bは取出し位置に設けられている。
ロックピン止め具10は、スライド板30のスライド方向に対して直角な直角面11と、傾斜した傾斜面12を有する。一方のロックピン止め具10Aと他方のロックピン止め具10Bとは、互いの傾斜面12を対向して配置されている。
一方のロックピン止め具10Aの傾斜面12は、取出し側よりも収納側が他方のレール材22に向けて突出している。他方のロックピン止め具10Bの傾斜面12は、収納側よりも取出し側が他方のレール材22に向けて突出している。
ロックピン移動部70は、ロックピン60を、ロックピン止め具10と係合するロック位置と、ロックピン止め具10と係合しない非ロック位置に移動させる。
ロックピン移動部70は、スライド板30の下面において、一方のレール材21寄りでロックピン止め具10と干渉しない位置に設けられている。ロックピン移動部70は、スライド板30に対する位置が固定されているロックピン移動部本体71と、L字型のロックピン移動部L字材72を有する。ロックピン移動部L字材72は、ロックピン移動部本体71の下面に配置されている。
ロックピン移動部本体71は、ロックピン受入穴71Aを備える。ロックピン受入穴71Aは、一方のレール材21側に開口を有する。ロックピン受入穴71Aには、ロックピン60が出没自在に挿入されている。ロックピン受入穴71Aは、ロックピン60よりも径が大きく、ロックピン60よりも長く形成されている。
ロックピン移動部本体71の下面のうち、ロックピン受入穴71Aに対応する箇所には、長孔71Bが形成されている。長孔71Bの長軸はスライド板30のスライド方向に直交する方向である。長孔71Bの長さは、ロックピン受入穴71Aの長さよりも短い。
ロックピン移動部L字材72は、長辺72Aと短辺72Bが交差する角がボルト留めによってロックピン移動部本体71に固定されており、長辺72Aの先端と短辺72Bの先端は固定されていない。
ロックピン移動部L字材72の長辺72Aには、長孔72Cが形成されている。長孔72Cの長軸はスライド板30のスライド方向である。長孔72Cの長さは、長辺72Aの長さよりも短い。
ロックピン移動部L字材72は、短辺72Bを取出し側に向けて配置されている。短辺72Bの先端には、牽引具80と接続するための牽引具接続部72Dが設けられている。牽引具接続部72Dには、牽引具80の他端が接続されている。
ロックピン移動部本体71の長孔71Bとロックピン移動部L字材72の長孔72Cとは、互いの長孔71B、72Cが交差するように上下に重ね合わされている。ロックピン移動部本体71の長孔71Bの短径と、ロックピン移動部L字材72の長孔72Cの短径は、略同一である。
ロックピン60には、ロックピン移動部本体71の長孔71Bとロックピン移動部L字材72の長孔72Cに嵌合されるピン61が取り付けられている。
ロックピン移動部本体71には、ロックピン60をロック位置方向に向かって力を付与するバネ73が取り付けられている。
ロックピン60をスライド板30の下面に設け、ロックピン止め具10をスライド板30で上方から覆い、牽引具80をスライド板30の下面に沿ってハンドルレバー40とロックピン移動部70との間に配設することで、ロックピン止め具10、ロックピン60、及び牽引具80に水や汚れが付きにくくしている。また、ロックピン止め具10やロックピン60といったスライド板30のスライドをロックする機構が、上面視したときにスライド板30から露出しない位置に設けられているため、スライドロック装置が載置台の側方や載置台よりも取出し位置側に露出するように突設されている従来の載置台よりも所要設置寸法を小さくして省スペース化を図ることができる。
なお、レール材20の両側には、複数のローラ110が設けられている。
図7はロックピン60の動作の説明図であり、図7(a)はロックピン60がロック位置にある状態、図7(b)はロックピン60が非ロック位置にある状態である。図7は載置台3の背面側を示している。
図7(a)に示すようにロックピン60がロック位置にあるとき、ロックピン移動部L字材72は、短辺72Bがスライド板30のスライド方向に直交する方向を向いて、長辺72Aがスライド板30のスライド方向と平行な方向を向いた状態である。ロックピン60のピン61は、ロックピン移動部本体71の長孔71Bに対してはロックピン受入穴71Aの開口側に位置し、ロックピン移動部L字材72の長孔72Cに対しては短辺72B側に位置している。ロックピン受入穴71Aは、収納位置に設けられている一方のロックピン止め具10Aの直角面11よりも収納側に位置し、ロックピン受入穴71Aから突出したロックピン60が、一方のロックピン止め具10Aの直角面11と接している。ハンドルレバー40は、斜め上方へ回動しておらず、立柱部41の下端は第一の位置にある。
この状態は、ロックピン60が一方のロックピン止め具10Aと係合するロック位置であるため、スライド板30を取出し側へスライドさせることができない。
スライド板30を取出し位置へスライドさせるべくハンドルレバー40を引くと、ハンドルレバー40が取出し側の斜め上方へ回動し、それに伴い立柱部41の下端が第二の位置に移動する。
すると、図7(b)に示すように、ハンドルレバー40に一端が接続されている牽引具80が取出し側に引っ張られ、牽引具80の他端が接続されているロックピン移動部L字材72も取出し側に引っ張られ固定された角を中心として回動する。これにより、ロックピン60は、他方のレール材22側に移動して全体がロックピン受入穴71Aに収容される。このとき、ロックピン60のピン61は、ロックピン移動部本体71の長孔71Bに対してはロックピン受入穴71Aの反開口側に位置し、ロックピン移動部L字材72の長孔72Cに対しては長辺72A側に位置する。
この状態は、ロックピン60が一方のロックピン止め具10Aと係合しない非ロック位置であるため、スライド板30を取出し側へスライドさせることができる。
このように、スライド板30を取出し位置側に引き出す操作と併せてロックの解除を行えるので、片手でも操作が可能であると共に、取出し作業の時間を短縮できる。
スライド板30を取出し位置までスライドさせたとき、ロックピン受入穴71Aは、取出し位置に設けられている他方のロックピン止め具10Bの直角面11よりも取出し側に位置する。
スライド板30を取出し位置までスライドさせ、ハンドルレバー40から手を離すと、ロックピン60はロック位置方向に向かってバネ73から力を付与されるため、一方のレール材21側に移動し、一部がロックピン受入穴71Aから突出した状態となる。ロックピン受入穴71Aから突出したロックピン60は、他方のロックピン止め具10Bの直角面11と接する。
この状態は、ロックピン60が他方のロックピン止め具10Bと係合するロック位置であるため、スライド板30が意図せず収納側へスライドすることを防止できる。
スライド板30を取出し位置から収納位置へスライドさせようとするときは、ハンドルレバー40を引いてロックピン60を非ロック位置にしてから収納側へスライドさせる。
図7に示すように、ロックピン止め具10の直角面11と反対の面は傾斜面12になっている。ロックピン60がロック位置にある状態、すなわちロックピン60の一部がロックピン受入穴71Aから突出した状態で傾斜面12側からロックピン止め具10に当接すると、斜面に押されて徐々にロックピン60がロックピン受入穴71Aに収容されていく。
よって、ロックピン60を非ロック位置にして直角面11を越えた後は、ハンドルレバー40を戻してロックピン60をロック位置にしたままスライド板30をスライドさせても、ロックピン止め具10の傾斜面12を越えることができる。
これにより、直角面11を越えた後は、ロックピン60が非ロック位置にある状態を保つ必要は無く、ハンドルレバー40を引き上げ続けなくてよいため、特に、収納側へ向けてハンドルレバー40を押す形になる、取出し位置から収納位置へスライド板30をスライドさせる場合において取扱性が向上する。
1 訪問入浴車
2 物品(ホースリール)
3 載置台
10 ロックピン止め具
11 直角面
12 傾斜面
20 レール材
30 スライド板
40 ハンドルレバー
50 ハンドルレバーブラケット(取出側位置ずれ防止部)
60 ロックピン
70 ロックピン移動部
80 牽引具

Claims (5)

  1. 訪問入浴車に設置され物品が載置される載置台であって、
    ロックピン止め具を収納位置及び取出し位置に有するレール材と、
    前記物品を載せ前記レール材に沿って前記収納位置と前記取出し位置との間をスライドするスライド板と、
    前記スライド板の取出し側の端部に設けられ、第一の位置と前記第一の位置よりも取出し側である第二の位置との間を変位可能なハンドルレバーと、
    前記ハンドルレバーを支持するハンドルレバーブラケットと、
    前記スライド板に設けられたロックピンと、
    前記ロックピンを、前記ロックピン止め具と係合するロック位置、及び前記ロックピン止め具と係合しない非ロック位置に移動させるロックピン移動部と、
    一端が前記ハンドルレバーに接続し、他端が前記ロックピン移動部に接続した牽引具とを備え、
    前記ハンドルレバーは、取出し側へ引かれたときに前記第二の位置となり、
    前記ロックピンは、前記ハンドルレバーが前記第一の位置にあるときは前記ロック位置にあり、前記ハンドルレバーが前記第二の位置に変位するに伴い前記牽引具に牽引された前記ロックピン移動部によって前記非ロック位置に移動することを特徴とする載置台。
  2. 前記ハンドルレバーブラケットは、前記スライド板に対する前記物品の位置が取出し側へずれることを防止する取出側位置ずれ防止部を兼ねていることを特徴とする請求項1に記載の載置台。
  3. 前記ロックピンが前記スライド板の下面に設けられ、
    前記ロックピン止め具が前記スライド板に覆われ、
    前記牽引具が前記スライド板の下面に沿って前記ハンドルレバーと前記ロックピン移動部との間に配設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の載置台。
  4. 前記ロックピン止め具は、前記スライド板のスライド方向に対して直角な直角面と、傾斜した傾斜面を有し、
    前記収納位置に設けられた前記ロックピン止め具の傾斜面と前記取出し位置に設けられたロックピン止め具の傾斜面とが向かい合わせに配置され、
    前記収納位置に設けられた前記ロックピン止め具の傾斜面は、取出し側よりも収納側が突出し、
    前記取出し位置に設けられた前記ロックピン止め具の傾斜面は、収納側よりも取出し側が突出していることを特徴とする請求項3に記載の載置台。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の載置台が設置されていることを特徴とする訪問入浴車。
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