JP2021044507A - クリーニング方法およびクリーニングプログラムを記録する記録媒体 - Google Patents

クリーニング方法およびクリーニングプログラムを記録する記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】難揮発性材料または金属化合物のクリーニングを加速できるクリーニング方法およびクリーニングプログラムを記録する記録媒体を提供する。【解決手段】難揮発性材料または金属化合物を含む副生成物のクリーニング方法は、改質工程と、エッチング工程とを有する。改質工程は、副生成物の表面を窒素含有ガスおよび水素含有ガスによって改質する。エッチング工程は、改質された表面をハロゲン含有ガスおよび不活性ガスによってエッチングする。【選択図】図2

Description

本開示は、クリーニング方法およびクリーニングプログラムを記録する記録媒体に関する。
従来、蒸気圧の低い金属(以下、難揮発性金属という。)、例えば、コバルト(Co)をエッチングするために、BCl3/Ar(ボロン含有ハロゲン化物ガス)を用いて、コバルト層とマスクのうち、コバルト層を選択的にエッチングする技術がある。
特開2016−208027号公報
本開示は、難揮発性材料または金属化合物のクリーニングを加速できるクリーニング方法およびクリーニングプログラムを記録する記録媒体を提供する。
本開示の一態様による難揮発性材料または金属化合物を含む副生成物のクリーニング方法は、改質工程と、エッチング工程とを有する。改質工程は、副生成物の表面を窒素含有ガスおよび水素含有ガスによって改質する。エッチング工程は、改質された表面をハロゲン含有ガスおよび不活性ガスによってエッチングする。
本開示によれば、難揮発性材料や金属化合物のクリーニングを加速できる。
図1は、本実施形態に係るエッチング装置の一例を示す縦断面図である。 図2は、本実施形態に係るクリーニング方法の一例を示すフローチャートである。 図3は、本実施形態に係る改質およびエッチングを模式的に説明する図である。 図4は、N2/H2含有ガスのサイクル数を変化させた場合の実験結果を示す図である。 図5は、Cl2/Ar含有ガスの処理時間を変化させた場合の実験結果を示す図である。 図6は、N2/H2含有ガスの流量および処理時間を変化させた場合の実験結果を示す図である。 図7は、N2およびH2による改質効果を比較する実験結果を示す図である。 図8は、改質工程前のコバルト表面の組成の一例を示すグラフである。 図9は、改質工程後のコバルト表面の組成の一例を示すグラフである。 図10は、TiOに対して適用した場合の実験結果を示す図である。
以下に、開示するクリーニング方法およびクリーニングプログラムを記録する記録媒体の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態により開示技術が限定されるものではない。
従来、難揮発性金属、例えば、コバルトをエッチングするために、BCl3/Arを用いて、コバルト層とマスクのうち、コバルト層を選択的にエッチングする技術がある。
しかしながら、難揮発性金属は、蒸気圧が低く、イオンエネルギーも与えられないため、エッチング装置のチャンバ内壁に付着した難揮発性金属を含む反応副生成物(以下、デポともいう。)のクリーニングが難しい。このため、長時間のクリーニングや、定期的なパーツ交換が行われるので、クリーニング効率が悪化する。なお、BCl3/Ar含有ガスを用いてクリーニングすることも考えられるが、BCl3はCl2と比べて腐食性が強く、ホウ素系のデポによるパーティクルの発生が懸念され、積極的な使用は好ましくない。また、TiOといった金属化合物のクリーニングも同様に、クリーニング効率が悪化する。そこで、難揮発性材料や金属化合物のクリーニングを加速することが期待されている。
[エッチング装置10の全体構成]
図1は、本実施形態に係るエッチング装置の一例を示す縦断面図である。図1に示すエッチング装置10は、容量結合型プラズマ処理装置である。エッチング装置10は、チャンバ1と排気装置2とゲートバルブ3とを備えている。チャンバ1は、例えばアルミニウムから形成されている。チャンバ1は、円筒形に形成され、表面がアルマイト処理(陽極酸化処理)されている。チャンバ1は、電気的に接地されている。チャンバ1の内部には、処理空間5が形成されている。チャンバ1は、処理空間5を外部の雰囲気から隔離している。チャンバ1には、排気口6と開口部7とがさらに形成されている。排気口6は、チャンバ1の底面に形成されている。開口部7は、チャンバ1の側壁に形成されている。排気装置2は、排気口6を介してチャンバ1の処理空間5に接続されている。排気装置2は、排気口6を介して処理空間5から気体を排気する。ゲートバルブ3は、開口部7を開放したり、開口部7を閉鎖したりする。
エッチング装置10は、載置台8をさらに備えている。載置台8は、処理空間5に配置され、チャンバ1の底部に設置されている。載置台8は、支持台11と静電チャック12とを備えている。支持台11は、アルミニウムAl、チタンTi、炭化ケイ素SiCに例示される導体から形成されている。支持台11は、チャンバ1に支持されている。支持台11の内部には、冷媒流路14が形成されている。静電チャック12は、支持台11の上側に配置され、支持台11に支持されている。静電チャック12は、静電チャック本体15とチャック電極16とを備えている。静電チャック本体15は、絶縁体で形成されている。静電チャック12は、静電チャック本体15の内部にチャック電極16が埋め込まれることにより形成されている。エッチング装置10は、直流電圧源17をさらに備えている。直流電圧源17は、チャック電極16に電気的に接続され、チャック電極16に直流電流を供給する。
エッチング装置10は、チラー21と冷媒入口配管22と冷媒出口配管23とをさらに備えている。チラー21は、冷媒入口配管22と冷媒出口配管23とを介して冷媒流路14に接続されている。チラー21は、冷却水やブラインに例示される冷却媒体を冷却し、その冷却された冷却媒体を、冷媒入口配管22と冷媒出口配管23とを介して冷媒流路14に循環させ、載置台8の静電チャック12を冷却する。
エッチング装置10は、伝熱ガス供給源25と伝熱ガス供給ライン26とをさらに備えている。伝熱ガス供給ライン26は、一端が静電チャック12の上面に形成されるように、形成されている。伝熱ガス供給源25は、ヘリウムガスHeやアルゴンガスArに例示される伝熱ガスを伝熱ガス供給ライン26に供給し、載置台8に載置されるウエハ(基板)27と静電チャック12との間に伝熱ガスを供給する。
エッチング装置10は、ガスシャワーヘッド31とシールドリング32とをさらに備えている。ガスシャワーヘッド31は、導体で形成され、円板状に形成されている。ガスシャワーヘッド31は、載置台8に対向するように、かつ、ガスシャワーヘッド31の下面に沿う平面が載置台8の上面に沿う平面に対して概ね平行であるように、配置されている。ガスシャワーヘッド31は、さらに、チャンバ1の天井部に形成される開口を閉塞するように、配置されている。シールドリング32は、絶縁体から形成され、リング状に形成されている。シールドリング32は、ガスシャワーヘッド31の周縁部を被覆している。ガスシャワーヘッド31は、ガスシャワーヘッド31とチャンバ1とが絶縁されるように、シールドリング32を介してチャンバ1に支持されている。ガスシャワーヘッド31は、電気的に接地されている。なお、ガスシャワーヘッド31は、可変直流電源が接続されて、所定の直流電圧が印加されてもよい。
ガスシャワーヘッド31には、センタ側拡散室33とエッジ側拡散室34とガス導入口35と複数のガス供給孔36とが形成されている。センタ側拡散室33は、ガスシャワーヘッド31の内部のうちの中央に形成されている。エッジ側拡散室34は、ガスシャワーヘッド31の内部のうちのエッジ側に形成され、ガスシャワーヘッド31の縁とセンタ側拡散室33との間に形成されている。ガス導入口35は、ガスシャワーヘッド31のうちのセンタ側拡散室33とエッジ側拡散室34とより上側に形成され、センタ側拡散室33とエッジ側拡散室34とにそれぞれ連通している。複数のガス供給孔36は、ガスシャワーヘッド31のうちのセンタ側拡散室33とエッジ側拡散室34とより下側に形成され、センタ側拡散室33とエッジ側拡散室34とに連通し、処理空間5に連通している。
エッチング装置10は、処理ガス供給源37をさらに備えている。処理ガス供給源37は、ガス導入口35に接続されている。処理ガス供給源37は、所定の処理ガスをガス導入口35に供給する。処理ガスは、複数のガスを含有している。処理ガスは、例えば、第1のガスとして、窒素含有ガスと水素含有ガスとの混合ガス(以下、N2/H2含有ガスともいう。)を用いる。また、処理ガスは、例えば、第2のガスとして、塩素含有ガスと、Ar等の希ガスを含む不活性ガスとの混合ガス(以下、Cl2/Ar含有ガスともいう。)を用いる。また、処理ガスは、さらに、所定の化合物が添加されていてもよい。その化合物としては、ホウ素、フッ素を含有する化合物が挙げられる。
載置台8の支持台11は、下部電極として利用され、ガスシャワーヘッド31は、上部電極として利用される。エッチング装置10は、電力供給装置41をさらに備えている。電力供給装置41は、第1高周波電源42と第1整合器43と第2高周波電源44と第2整合器45とを備えている。第1高周波電源42は、第1整合器43を介して載置台8に接続されている。第1高周波電源42は、第1周波数(たとえば、40MHz)の第1高周波を所定の電力で載置台8の支持台11に供給する。第1整合器43は、第1高周波電源42の内部(または出力)インピーダンスに負荷インピーダンスを整合させる。第1整合器43は、処理空間5にプラズマが生成されているときに第1高周波電源42の内部インピーダンスと負荷インピーダンスとが見かけ上一致するように機能する。
第2高周波電源44は、第2整合器45を介して載置台8に接続されている。第2高周波電源44は、第1周波数よりも低い第2周波数(たとえば、0.4MHz)の第2高周波を所定の電力で載置台8に供給する。第2整合器45は、第2高周波電源44の内部(または出力)インピーダンスに負荷インピーダンスを整合させる。第2整合器45は、処理空間5にプラズマが生成されているときに第2高周波電源44の内部インピーダンスと負荷インピーダンスとが見かけ上一致するように機能する。なお、本実施形態では、第1高周波と第2高周波とは、載置台8に印加されるが、ガスシャワーヘッド31に印加されてもよい。
エッチング装置10は、制御部50を更に備え得る。制御部50は、プロセッサ、記憶部、入力装置、表示装置等を備えるコンピュータであり得る。制御部50は、エッチング装置10の各部を制御する。制御部50では、入力装置を用いて、オペレータがエッチング装置10を管理するためにコマンドの入力操作等を行うことができる。また、制御部50では、表示装置により、エッチング装置10の稼働状況を可視化して表示することができる。さらに、制御部50の記憶部には、エッチング装置10で実行される各種処理をプロセッサにより制御するための制御プログラム、および、レシピデータが格納されている。制御部50のプロセッサが制御プログラムを実行して、レシピデータに従ってエッチング装置10の各部を制御することにより、所望の処理がエッチング装置10で実行される。
例えば、制御部50は、後述するクリーニング方法を行うようにエッチング装置10の各部を制御する。詳細な一例を挙げると、制御部50は、チャンバ1の内壁およびガスシャワーヘッド31の下面や、デポシールド等の周辺パーツに付着した難揮発性材料または金属化合物を含む副生成物をクリーニングするクリーニング方法を実行する。つまり、制御部50は、副生成物の表面を窒素含有ガスおよび水素含有ガスによって改質する改質工程を実行する。制御部50は、改質された表面をハロゲン含有ガスおよび不活性ガスによってエッチングするエッチング工程を実行する。ここで、ハロゲン含有ガスおよび不活性ガスは、例えば、Cl2/Ar含有ガスを用いることができる。また、改質工程とエッチング工程とは、少なくとも1回以上交互に繰り返されてもよい。
[クリーニング方法]
次に、本実施形態に係るクリーニング方法について説明する。図2は、本実施形態に係るクリーニング方法の一例を示すフローチャートである。
本実施形態に係るクリーニング方法(クリーニング処理)では、まず、制御部50は、チャンバ1内にウエハ(基板)27が搬入されていない状態で、ゲートバルブ3を制御することにより、開口部7を閉鎖する。制御部50は、開口部7が閉鎖されているときに、排気装置2を制御することにより、処理空間5の雰囲気が所定の真空度になるように、処理空間5から気体を排気する。
制御部50は、処理ガス供給源37を制御することにより、所定の組成の処理ガスをガス導入口35に供給する。処理ガスは、ガス導入口35に供給された後に、センタ側拡散室33とエッジ側拡散室34とに供給され、センタ側拡散室33とエッジ側拡散室34とで拡散される。処理ガスは、センタ側拡散室33とエッジ側拡散室34とで拡散された後に、複数のガス供給孔36を介してチャンバ1の処理空間5にシャワー状に供給され、処理空間5に充填される。つまり、制御部50は、処理ガスとして、第1のガスであるN2/H2含有ガスを処理空間5に供給する。
制御部50は、第1高周波電源42と第2高周波電源44とを制御することにより、プラズマ励起用の第1高周波とバイアス用の第2高周波とを載置台8に供給する。処理空間5には、載置台8に第1高周波が供給されることにより、プラズマが発生する。プラズマによって、チャンバ1の内壁等に対して、窒素原子および水素原子が衝突することにより、チャンバ1の内壁等に付着した副生成物(デポ)の表面が改質される。なお、プラズマの生成領域は、載置台8に供給される第2高周波によって制御される。すなわち、制御部50は、チャンバ1の内壁等に付着した副生成物(デポ)の表面をN2/H2含有ガスによって改質する改質工程を実行する(ステップS1)。
次に、制御部50は、処理ガスとして、第2のガスであるCl2/Ar含有ガスを処理空間5に供給する。制御部50は、第1高周波電源42と第2高周波電源44とを制御することにより、プラズマ励起用の第1高周波とバイアス用の第2高周波とを載置台8に供給する。処理空間5には、載置台8に第1高周波が供給されることにより、プラズマが発生する。プラズマによって、チャンバ1の内壁等に対して、塩素原子およびアルゴン原子が衝突することにより、チャンバ1の内壁等の表面がエッチングされる。なお、プラズマの生成領域は、改質工程と同様に、載置台8に供給される第2高周波によって制御される。すなわち、制御部50は、副生成物(デポ)の改質された表面をCl2/Ar含有ガスによってエッチングするエッチング工程を実行する(ステップS2)。
制御部50は、例えば以下の処理条件で、ステップS1,S2における改質工程およびエッチング工程を実行する。
(改質工程)
チャンバ1内の圧力:2.666Pa(20mTorr)
処理ガス(第1のガス):N2/H2含有ガス
処理ガスの流量:N2/H2=100/200 sccm
処理時間:20秒
(エッチング工程)
チャンバ1内の圧力:2.666Pa(20mTorr)
処理ガス(第2のガス):Cl2/Ar含有ガス
処理ガスの流量:Cl2/Ar=100/200 sccm
処理時間:20秒
制御部50は、予め設定されたエッチング量に基づいて、クリーニングが完了したか否かを判定する(ステップS3)。制御部50は、例えば、予め設定されたエッチング量に基づいて繰り返しサイクル数を算出し、算出したサイクル数を繰り返したか否かを判定することで、クリーニングが完了したか否かを判定する。繰り返しサイクル数は、例えば、3サイクルとすることができる。制御部50は、クリーニングが完了していないと判定した場合には(ステップS3:No)、ステップS1に戻り、再度、改質およびエッチングを行う。制御部50は、クリーニングが完了したと判定した場合には(ステップS3:Yes)、クリーニング処理を終了する。これにより、コバルト等の難揮発性材料のクリーニングを加速できる。なお、本実施形態におけるコバルトのエッチング性能は、BCl3/Ar含有ガスと比較しても数倍程度向上させることができる。
[改質およびエッチングのモデル]
図3は、本実施形態に係る改質およびエッチングを模式的に説明する図である。図3では、チャンバ1の内壁等に代えて、載置台8に載置した基板110を用いて説明する。なお、基板110は、チャンバ1の内壁等と同じコンディションとなるように、基板110上にエネルギーを与えない状態で評価している。図3に示すように、状態100は、エッチング装置10においてコバルト(Co)のエッチング処理が行われた後のチャンバ1の内壁等におけるデポの状態に対応する。状態100では、基板110の上にコバルト層111が堆積し、コバルト層111の表面に酸化膜112が形成されている。なお、酸化膜112は、例えば、コバルトのエッチングプロセス等における酸素(O2)との結合により生成される。
制御部50は、状態100の基板110に対してN2/H2含有ガスによる改質工程を実行する。基板110の表面近傍を拡大すると、状態120に示すように、酸化膜のCoO,Co(OH)xに対して、窒素原子および水素原子が衝突する。このとき、水素原子は、Co−O,Co−Coの結合を切断するとともに、Coを還元する。一方、窒素原子は、Coの還元をアシストする。
状態101は、改質工程が完了した状態であり、酸化膜112は、改質されて改質層113となり、コバルト層111の上部がダメージ層114となる。状態101における基板110の表面近傍を拡大すると、状態121に示すように、表面から所定の厚みがダメージを受けた状態(改質層113,ダメージ層114)となっている。
次に、制御部50は、状態101の基板110に対してCl2/Ar含有ガスによるエッチング工程を実行する。状態102は、エッチング工程が完了した状態であり、改質層113およびダメージ層114はエッチングされてコバルト層111が表面に露出している。制御部50は、状態102において、再度、N2/H2含有ガスによる改質工程を実行する。状態103に示すように、コバルト層111の上部が改質され、ダメージ層114となる。
制御部50は、状態103において、再度、Cl2/Ar含有ガスによるエッチング工程を実行することで、状態104に示すように、コバルト層111を段階的にエッチングする。このように、制御部50は、改質工程およびエッチング工程を繰り返すことで、基板110の上に堆積したコバルト層111をクリーニングすることができる。
[実験結果]
続いて、図4から図7を用いて、各種の条件を変化させた場合における実験結果について説明する。図4は、N2/H2含有ガスのサイクル数を変化させた場合の実験結果を示す図である。図4は、図3に示すコバルト層111(膜厚T=179nm)に対して、全体の処理時間を120秒として、N2/H2含有ガスのサイクル数を変化させた場合のエッチング量を示す。なお、Cl2/Ar含有ガスの流量は、100/200sccmである。
「Cl2/Ar 100/200 60s w N2/H2 ×1c」は、N2/H2含有ガスで改質工程を60秒実行した後に、Cl2/Ar含有ガスでエッチング工程を60秒実行した場合を示す。この場合、処理後の膜厚はT=166nmとなり、エッチング量は13nmとなる。
「Cl2/Ar 100/200 20s w N2/H2 ×3c」は、N2/H2含有ガスで改質工程を20秒実行した後に、Cl2/Ar含有ガスでエッチング工程を20秒実行し、改質工程およびエッチング工程を3サイクル繰り返した場合を示す。この場合、処理後の膜厚はT=136nmとなり、エッチング量は43nmとなる。
「Cl2/Ar 100/200 10s w N2/H2 ×6c」は、N2/H2含有ガスで改質工程を10秒実行した後に、Cl2/Ar含有ガスでエッチング工程を10秒実行し、改質工程およびエッチング工程を6サイクル繰り返した場合を示す。この場合、処理後の膜厚はT=120nmとなり、エッチング量は59nmとなる。このように、図4の各実験例からは、サイクル数を増加させることにより、エッチング量も増加することがわかる。また、各工程10秒×6サイクルの場合、各工程20秒×3サイクルの場合と比較してエッチング量の伸びが少なく、N2/H2含有ガスによる改質の効果が飽和していることがわかる。
図5は、Cl2/Ar含有ガスの処理時間を変化させた場合の実験結果を示す図である。図5は、図3に示すコバルト層111(膜厚T=179nm)に対して、Cl2/Ar含有ガスの処理時間を変化させた場合のエッチング量を示す。なお、Cl2/Ar含有ガスの流量は、100/200sccmである。
「Cl2/Ar 100/200 60s w N2/H2 60s」は、N2/H2含有ガスで改質工程を60秒実行した後に、Cl2/Ar含有ガスでエッチング工程を60秒実行した場合を示す。この場合、処理後の膜厚はT=166nmとなり、エッチング量は13nmとなる。
「Cl2/Ar 100/200 20s w N2/H2 60s」は、N2/H2含有ガスで改質工程を60秒実行した後に、Cl2/Ar含有ガスでエッチング工程を20秒実行した場合を示す。この場合、処理後の膜厚はT=165nmとなり、エッチング量は14nmとなる。このように、図5の各実験例からは、N2/H2含有ガスによる改質が行われた層(ダメージ層を含む。)がCl2/Ar含有ガスによってエッチングされていることがわかる。つまり、エッチング工程の時間を長くしても、改質されていないコバルト層111は、ほぼエッチングされていないことがわかる。
図6は、N2/H2含有ガスの流量および処理時間を変化させた場合の実験結果を示す図である。図6は、図3に示すコバルト層111(膜厚T=179nm)に対して、N2/H2含有ガスの流量および処理時間を変化させた場合のエッチング量を示す。
「N2/H2 200/125 60s ×1」は、N2/H2含有ガスで流量を200/125sccmとして改質工程を60秒実行した場合を示す。この場合、処理後の膜厚はT=175nmとなり、エッチング量は4nmとなる。
「N2/H2 200/125 180s ×1」は、N2/H2含有ガスで流量を200/125sccmとして改質工程を180秒実行した場合を示す。この場合、処理後の膜厚はT=173nmとなり、エッチング量は6nmとなる。このように、図6の各実験例からは、N2/H2含有ガスでは、ほぼエッチングされていないことがわかる。
図7は、N2およびH2による改質効果を比較する実験結果を示す図である。図7は、図3に示すコバルト層111(膜厚T=191nm,T=179nm)に対して、N2とH2のどちらが改質効果を発揮するかを比較したものである。なお、実験の都合上、コバルト層111が堆積している基板110は、2種類用いている。また、Cl2/Ar含有ガスの流量は、100/200sccmである。
「Cl2/Ar 100/200 w Ar/H2」は、Ar/H2含有ガスで改質工程を20秒実行した後に、Cl2/Ar含有ガスでエッチング工程を20秒実行し、改質工程およびエッチング工程を3サイクル繰り返した場合を示す。この場合、処理後の膜厚はT=191nmからT=167nmとなり、エッチング量は24nmとなる。
「Cl2/Ar 100/200 w N2/H2」は、N2/H2含有ガスで改質工程を20秒実行した後に、Cl2/Ar含有ガスでエッチング工程を20秒実行し、改質工程およびエッチング工程を3サイクル繰り返した場合を示す。この場合、一方の基板110における処理後の膜厚はT=191nmからT=142nmとなり、エッチング量は49nmとなる。また、他方の基板110における処理後の膜厚はT=179nmからT=136nmとなり、エッチング量は43nmとなる。
「Cl2/Ar 100/200 w N2 200」は、N2含有ガスで流量を200sccmとして改質工程を20秒実行した後に、Cl2/Ar含有ガスでエッチング工程を20秒実行し、改質工程およびエッチング工程を3サイクル繰り返した場合を示す。この場合、処理後の膜厚はT=179nmからT=186nmとなり、エッチング量は0nmとなる。このように、図7の各実験例からは、H2によって改質効果が発現しており、N2は、H2の改質効果をアシストしていることがわかる。
次に、図8および図9を用いて、改質工程前後におけるコバルト表面の組成をXPS(X-ray Photoelectron Spectroscopy)で分析した分析結果を説明する。図8は、改質工程前のコバルト表面の組成の一例を示すグラフである。図8に示すように、改質工程前のコバルト層は、3nm程度の表面酸化膜で覆われている。表面酸化膜は、例えば、搬送時やチャンバ1内の雰囲気によって自然に酸化した酸化膜であり、酸素と2価の酸化コバルト(CoO,Co(OH)2等)を主に含む。
図9は、改質工程後のコバルト表面の組成の一例を示すグラフである。図9に示すように、N2/H2含有ガスでコバルト層の表面を改質すると、表面酸化膜の酸化コバルトは40%程度が還元または窒化され、酸素が減少していることがわかる。また、図示はしないが、XRD(X-ray diffraction)による分析では、コバルト層の表面がN2/H2含有ガスによる改質によって結晶性が乱雑化していた。
これらの分析結果より、コバルト層では、H2による表面の還元と10nm程度までのコバルト層の結晶性の乱れが発生していることがわかる。また、N2によって表面酸化膜の還元が促進されていることがわかる。その結果、N2/H2含有ガスによる改質層およびダメージ層がCl2プラズマによってエッチングされるため、難揮発性材料であるコバルトのクリーニングを加速することができる。
[変形例]
上述の実施形態では、クリーニングの対象として難揮発性材料であるコバルトを一例として説明したが、TiOといった金属化合物のクリーニングにも適用することができる。TiOのクリーニングでは、Cl2/Ar含有ガスに代えて、第2のガスとして、フッ素含有ガス(例えば、四フッ化炭素(CF4)含有ガス。)と、Ar等の希ガスを含む不活性ガスとの混合ガス(以下、CF4/Ar含有ガスともいう。)を用いてエッチング工程を実行する。なお、エッチング装置10およびクリーニング処理は上述の実施形態と同様であるのでその説明を省略する。
図10は、TiOに対して適用した場合の実験結果を示す図である。図10は、TiO層(膜厚T=284nm)に対するエッチングにおいて、N2/H2含有ガスによる改質の有無によるエッチング量の変化を示す。また、併せてN2/H2含有ガス単独によるエッチング量を示す。なお、CF4/Ar含有ガスの流量は、100/200sccmである。
「CF4/Ar 100/200」は、CF4/Ar含有ガスでエッチング工程を60秒実行した場合を示す。この場合、処理後の膜厚はT=220nmとなり、エッチング量は64nmとなる。
「CF4/Ar 100/200 w N2/H2」は、N2/H2含有ガスで改質工程を60秒実行した後に、CF4/Ar含有ガスでエッチング工程を、20秒を1サイクルとして3サイクル実行した場合を示す。この場合、処理後の膜厚はT=0nmとなり、エッチング量は284nmを超えてオーバーエッチング状態となる。
「N2/H2 200/125」は、N2/H2含有ガスで流量を200/125sccmとして改質工程を60秒実行した場合を示す。この場合、処理後の膜厚はT=268nmとなり、エッチング量は16nmとなる。このように、TiOのような金属化合物に対しても、N2/H2含有ガスによる改質を行うことでクリーニングを加速することができる。
以上、本実施形態によれば、制御部50は、難揮発性材料または金属化合物を含む副生成物のクリーニングを実行する。制御部50は、副生成物の表面を窒素含有ガスおよび水素含有ガスによって改質する改質工程を実行する。制御部50は、改質された表面をハロゲン含有ガスおよび不活性ガスによってエッチングするエッチング工程を実行する。その結果、難揮発性材料や金属化合物のクリーニングを加速できる。
また、本実施形態によれば、副生成物は、難揮発性材料を含み、ハロゲン含有ガスは、塩素含有ガスである。制御部50は、改質工程において、難揮発性材料の表面酸化膜を窒素含有ガスおよび水素含有ガスによって還元する。制御部50は、エッチング工程において、還元された表面酸化膜を塩素含有ガスおよび不活性ガスによってエッチングする。その結果、難揮発性材料のクリーニングを加速できる。
また、本実施形態によれば、難揮発性材料は、コバルトである。その結果、コバルトのクリーニングを加速できる。
また、変形例によれば、副生成物は、金属化合物を含み、ハロゲン含有ガスは、フッ素含有ガスである。制御部50は、改質工程において、金属化合物の表面を窒素含有ガスおよび水素含有ガスによって還元する。制御部50は、エッチング工程において、還元された表面をフッ素含有ガスおよび不活性ガスによってエッチングする。その結果、金属化合物のクリーニングを加速できる。
また、変形例によれば、金属化合物は、TiOである。その結果、TiOのクリーニングを加速できる。
また、本実施形態によれば、改質工程と、エッチング工程とを交互に繰り返す。その結果、副生成物のクリーニングが途中で止まることなく所望の量の副生成物を除去することができる。
また、本実施形態によれば、副生成物は、エッチング装置10のチャンバ1内壁に付着した反応副生成物である。その結果、チャンバ1の内壁に付着した反応副生成物をクリーニングすることができる。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲およびその主旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
また、上記した実施形態では、プラズマ源として容量結合型プラズマを用いてウエハ(基板)27に対してエッチング等の処理を行うエッチング装置10を例に説明したが、開示の技術はこれに限られない。プラズマを用いてウエハ27に対して処理を行う装置であれば、プラズマ源は容量結合プラズマに限られず、例えば、誘導結合プラズマ、マイクロ波プラズマ、マグネトロンプラズマ等、任意のプラズマ源を用いることができる。
また、上記した実施形態では、エッチング対象としてコバルトとTiOを説明したが、これに限定されない。例えば、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)およびこれらの化合物(例えばジルコン(ZrSiO4))をエッチング対象としてもよい。
また、上記した実施形態では、ハロゲン含有ガスとして、塩素含有ガスまたはフッ素含有ガスを用いたが、これに限定されない。例えば、臭素含有ガスやヨウ素含有ガスを用いてもよい。
1 チャンバ
5 処理空間
8 載置台
10 エッチング装置
11 支持台
12 静電チャック
21 チラー
27 ウエハ
31 ガスシャワーヘッド
37 処理ガス供給源
41 電力供給装置
42 第1高周波電源
44 第2高周波電源
50 制御部
110 基板
111 コバルト層
112 酸化膜
113 改質層
114 ダメージ層

Claims (8)

  1. 難揮発性材料または金属化合物を含む副生成物のクリーニング方法であって、
    前記副生成物の表面を窒素含有ガスおよび水素含有ガスによって改質する改質工程と、
    改質された前記表面をハロゲン含有ガスおよび不活性ガスによってエッチングするエッチング工程と、
    を有するクリーニング方法。
  2. 前記副生成物は、前記難揮発性材料を含み、
    前記ハロゲン含有ガスは、塩素含有ガスであり、
    前記改質工程は、前記難揮発性材料の表面酸化膜を前記窒素含有ガスおよび前記水素含有ガスによって還元し、
    前記エッチング工程は、還元された前記表面酸化膜を前記塩素含有ガスおよび前記不活性ガスによってエッチングする、
    請求項1に記載のクリーニング方法。
  3. 前記難揮発性材料は、コバルトである、
    請求項2に記載のクリーニング方法。
  4. 前記副生成物は、前記金属化合物を含み、
    前記ハロゲン含有ガスは、フッ素含有ガスであり、
    前記改質工程は、前記金属化合物の表面を前記窒素含有ガスおよび前記水素含有ガスによって還元し、
    前記エッチング工程は、還元された前記表面を前記フッ素含有ガスおよび前記不活性ガスによってエッチングする、
    請求項1に記載のクリーニング方法。
  5. 前記金属化合物は、TiOである、
    請求項4に記載のクリーニング方法。
  6. 前記改質工程と、前記エッチング工程とを交互に繰り返す、
    請求項1〜5のいずれか1つに記載のクリーニング方法。
  7. 前記副生成物は、エッチング装置のチャンバ内壁に付着した反応副生成物である、
    請求項1〜6のいずれか1つに記載のクリーニング方法。
  8. 難揮発性材料または金属化合物を含む副生成物をクリーニングするクリーニングプログラムであって、
    前記副生成物の表面を窒素含有ガスおよび水素含有ガスによって改質する改質工程と、
    改質された前記表面をハロゲン含有ガスおよび不活性ガスによってエッチングするエッチング工程と、
    をエッチング装置に実行させるクリーニングプログラムを記録する記録媒体。
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