JP2021042584A - ジャッキパターンの選択支援方法及びシールド掘進機の方向制御システム - Google Patents

ジャッキパターンの選択支援方法及びシールド掘進機の方向制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】正確性を高めつつ安定した精度でシールド掘進機の方向制御を可能とするジャッキパターンの選択支援方法及び方向制御システムを提供する。【解決手段】シールド掘進機の掘進に寄与するシールドジャッキと、掘進に寄与しないシールドジャッキとの配置を任意に組み合わせた複数のジャッキパターンの中から、シールド掘進機を計画線形に沿って掘進させるために最適なジャッキパターンの選択を支援する方法であって、複数のジャッキパターンを格納したジャッキパターンテーブルを準備する工程と、シールド掘進機で所定区画を掘進したのち、シールド掘進機の掘進に寄与するシールドジャッキのジャッキ圧と、掘進に寄与しないシールドジャッキの同調圧とを計測する工程と、計測したジャッキ圧と同調圧とを、複数のジャッキパターン各々に入力し、ジャッキ圧と同調圧が入力されたジャッキパターンごとで、ジャッキ推力の作用力点を算出する工程と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、シールド掘進機を計画線形に沿って掘進させるための、ジャッキパターンの選択支援方法及びシールド掘進機の方向制御システムに関する。
従来よりシールド掘進機は、コンピュータを利用した掘進方向の自動制御化が実現されているが、精度よく掘進作業を進めるには、シールド掘進機が有する掘進作業に係るクセや掘進対象となる地山の状況等、掘進作業を実施することにより判明する様々な事象を、シールド掘進機の方向制御に反映させる必要がある。
そこで、特許文献1では、作業状況に応じて人間の判断を取り入れつつ、コンピュータを用いて方向制御を行うことの可能なシールド掘進機の方向制御方法及び方向制御システムを開示している。
具体的には、シールド掘進機の正面視で、左右端に位置するシールドジャッキの伸縮量の差をストローク差、上下端方向のシールド掘進機の傾斜角度をピッチング角として設定し、所定区間だけ掘進して停止させたシールド掘進機において、現在のストローク差およびピッチング角を計測する。その一方で、現場職員が、次の所定区間の掘進作業に向けて、シールド掘進機を計画線形に沿って掘進させるための目標ストローク差および目標ピッチング角を設定する。
方向制御システムは、目標ストローク差及び目標ピッチング角、現在のストローク差及びピッチング角、実績に基づく回帰分析結果に基づいて、カッターヘッドにおける、左右端方向のシールドジャッキ重心位置(SJ重心位置)と、上下端方向のシールドジャッキ重心位置(SJ重心位置)を求める。そして、これら2方向のSJ重心位置を合成し、合成シールドジャッキ重心位置(合成SJ重心位置)を取得する。これを、次の所定区間の掘進作業に向けてシールド掘進機を計画線形に沿って掘進させるために、適したジャッキ推力の作用力点として決定する。
さらに、方向制御システムは、こうして求めた合成SJ重心位置に最も近い重心位置を有するジャッキパターンを、あらかじめ方向制御システムに格納したジャッキパターンテーブルファイルの中から選択し、シールド掘進機の制御装置に入力する。なお、あらかじめジャッキパターンテーブルファイルには、現場職員やシールド掘進機のオペレーターから意見徴収して作成したジャッキパターン(ユーザー定義ジャッキパターン)や、過去にオペレーターが手動で選択したジャッキパターン(学習ジャッキパターン)が格納されている。
このような、ユーザー定義ジャッキパターンや学習ジャッキパターンから選択されたジャッキパターンが、シールド掘進機の制御装置に入力されると、シールド掘進機による制御によって、所定の掘進長の掘進作業終了後に、現場職員が決定した所望の目標ストローク差および目標ピッチング角が確保されるように、シールド掘進機の掘進方向が自動制御される。
特開平10−266769号公報
特許文献1において、ジャッキパターンテーブルファイルには、現場職員やシールド掘進機のオペレーターから意見徴収して作成したジャッキパターンや、過去にオペレーターが手動で選択したジャッキパターンが格納されるなど、現場職員やオペレーターの判断が取り入れられている。しかし、合成SJ重心位置に最も近い重心位置を有するジャッキパターンを選択する作業は、方向制御システムが行っており、シールド掘進機のオペレーターが選択する構成を有しているか否かについて、明らかにされていない。
また、特許文献1では、重心位置が、ジャッキパターンにおけるただ一つの作用力点であることを前提として、ジャッキパターンの選択を行っている。ところが、ジャッキパターンは、シールド掘進機の正面視で周方向に設けられる複数のシールドジャッキのうち、シールド掘進機の掘進に寄与するべく高圧なジャッキ圧が設定されるものと、掘進に寄与しない同調圧が設定されるものとが、適宜の組み合わせで配置されたものである。そして、このようなジャッキパターンにおいて、個々のシールドジャッキに設定されるジャッキ圧もしくは同調圧によって、ジャッキ推力の作用力点はその位置が様々に変化する。
したがって、特許文献1のように、合成SJ重心位置と最も近い重心位置を有するジャッキパターンを選択し、このジャッキパターンで掘進しても、掘進時に設定したジャッキ圧もしくは同調圧によっては、現場職員が決定した所望の目標ストローク差および目標ピッチング角を確保できない事態が生じかねない。
本発明は、かかる課題に鑑みなされたものであって、その主な目的は、正確性を高めつつ安定した精度でシールド掘進機の方向制御を実施することの可能な、ジャッキパターンの選択支援方法及びシールド掘進機の方向制御システムを提供するものである。
かかる目的を達成するため、本発明のジャッキパターンの選択支援方法は、シールド掘進機の掘進に寄与するシールドジャッキと、掘進に寄与しないシールドジャッキとの配置を任意に組み合わせた複数のジャッキパターンの中から、前記シールド掘進機を計画線形に沿って掘進させるために最適な前記ジャッキパターンの選択を支援するジャッキパターンの選択支援方法であって、複数の前記ジャッキパターンを格納したジャッキパターンテーブルを準備する準備工程と、前記シールド掘進機で所定区画を掘進したのち、前記シールド掘進機の掘進に寄与する前記シールドジャッキのジャッキ圧と、掘進に寄与しない前記シールドジャッキの同調圧とを計測する計測工程と、計測した前記ジャッキ圧と前記同調圧とを、複数の前記ジャッキパターン各々に入力し、前記ジャッキ圧と前記同調圧が入力された前記ジャッキパターンごとで、ジャッキ推力の作用力点を算出する作用力点算出工程と、を備えることを特徴とする。
上述する本発明のジャッキパターンの選択支援方法によれば、所定区画を掘進した時点での、シールド掘進機の掘進に寄与するシールドジャッキのジャッキ圧と、掘進に寄与しないシールドジャッキの同調圧を計測し、これらジャッキ圧と同調圧とを複数のジャッキパターン各々に引用してジャッキ推力の作用力点を算出する。これにより、シールド掘進機のオペレーターは、次の所定区間の掘進に向けて、信頼性の高いジャッキ推力の作用力点を利用してジャッキパターンを選択でき、シールド掘進機による次の所定区画の掘進方向を、高い正確性をもって制御することが可能となる。
本発明のジャッキパターンの選択支援方法は、次の所定区間を計画線形に沿って掘進させるために、適したジャッキ推力の作用力点として推奨する推奨力点を算定する推奨力点設定工程と、前記作用力点算出工程で算出された作用力点が、前記推奨力点に近接する前記ジャッキパターンを複数抽出するジャッキパターン抽出工程とを、さらに備えることを特徴とする。
上述する本発明のジャッキパターンの選択支援方法によれば、ジャッキ推力の作用力点が推奨力点に近接するジャッキパターンを、複数抽出する。これにより、シールド掘進機のオペレーターは、次の所定区間を掘進するにあたり、シールド掘進機の性能や地盤状況を勘案しつつ、抽出された複数のジャッキパターンの中から最適であると判断したものを適宜選択することができる。これにより、オペレーターの意図を反映しつつ、ジャッキパターンの選択を行うことが可能となる。
本発明のジャッキパターンの選択支援方法は、前記シールド掘進機で所定区画を掘進したごとに、前記ジャッキパターンテーブルに新たな前記ジャッキパターンが追加可能であることを特徴とする。
本発明のジャッキパターンの選択支援方法によれば、所定区間の掘進にあたり、オペレーターが、ジャッキパターン抽出工程で抽出されたものとは異なるジャッキパターンを任意選択した場合に、これをジャッキパターンテーブルに追加できる。これに伴い、ジャッキ推力の作用力点も増加することから、ジャッキ推力の作用力点における推奨力点の再現性が高まる。したがって、ジャッキパターン抽出工程で、次の所定区間を掘進するためのジャッキパターンを抽出する際、より推奨力点に近接した作用力点を有するジャッキパターンを抽出することが可能となる。
本発明のシールド掘進機の方向制御システムは、シールド掘進機に作用するジャッキ推力の作用力点を用いて、該シールド掘進機の掘進方向を制御するための、シールド掘進機の方向制御システムであって、所定区間を掘進するごとに少なくとも、前記シールド掘進機の掘進に寄与するシールドジャッキのジャッキ圧と、掘進に寄与しないシールドジャッキの同調圧とを計測し、記録する掘進管理/線形管理装置と、前記シールド掘進機の掘進に寄与する前記シールドジャッキと、掘進に寄与しない前記シールドジャッキとの配置を任意に組み合わせた複数のジャッキパターンの中から、前記シールド掘進機を計画線形に沿って掘進させるために最適な、前記ジャッキパターンの選択を支援する、選択支援部を少なくとも備える方向制御装置と、を備え、前記選択支援部が、前記掘進管理/線形管理装置から得た前記ジャッキ圧と前記同調圧を、複数の前記ジャッキパターン各々に入力するとともに、前記ジャッキ圧と前記同調圧が入力された前記ジャッキパターンごとに、前記ジャッキ推力の作用力点を算出する、作用力点算出部、を備えることを特徴とする。
また、本発明のシールド掘進機の方向制御システムは、前記方向制御装置が、次の所定区間を計画線形に沿って掘進させるために、適したジャッキ推力の作用力点として推奨する推奨力点を算定する推奨力点設定部、を備えるとともに、前記選択支援部が、前記推奨力点に近接する前記作用力点を有する前記ジャッキパターンを、複数抽出するパターン抽出部を備えることを特徴とする。
本発明のシールド掘進機の方向制御システムによれば、選択支援部の作用力点算出部で、ジャッキパターンテーブルに格納した複数のジャッキパターン各々に、所定区画を掘進した時点で計測したジャッキ圧と同調圧とを引用してジャッキ推力の作用力点を算出する。また、パターン抽出部で、ジャッキ推力の作用力点が推奨力点に近接するジャッキパターンを、複数抽出する。これにより、シールド掘進機のオペレーターが次の所定区間を掘進するべくジャッキパターンを選択する際の、情報支援を行うことができ、オペレーター個々人の技能差等による判断ブレを最小限に抑え、安定した精度をもって、シールド掘進機を計画線形に沿って掘進させることが可能となる。
本発明によれば、ジャッキパターンテーブルに準備した複数のジャッキパターン各々に、所定区間を掘進した時点で計測したジャッキ圧と同調圧を入力し、ジャッキ推力の作用力点を算出することから、信頼性の高いジャッキ推力の作用力点を利用して次の所定区間を掘進するためのジャッキパターンを選択でき、正確性を高めつつ安定した精度でシールド掘進機の掘進方向を制御することが可能となる。
本発明の実施の形態におけるシールド掘進機及び方向制御システムを示す図である。 本発明の実施の形態におけるシールド掘進機の計画線形に対する逸脱量を示す図である。 本発明の実施の形態におけるジャッキ推力の作用力点およびジャッキパターンを示す図である。 本発明の実施の形態におけるジャッキパターンテーブル及びジャッキ推力の作用力点における分布を示す図である。 本発明の実施の形態における方向制御装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態におけるシールド制御装置の操作盤上の選択画面を示す図である。 本発明の実施の形態におけるジャッキパターンの選択支援方法のフロー図である。
本発明は、シールド掘進機の掘進方向をジャッキ推力の作用力点を用いて制御するものであり、シールド掘進機の方向制御システムを用いて、シールド掘進機のオペレーターがシールド掘進機を計画線形に沿って掘進させるために最適な作用力点を有するジャッキパターンを選択する際の、支援を行うものである。
以下に、本発明のジャッキパターンの選択支援方法及びシールド掘進機の方向制御システムを、図1〜7を参照しつつ説明するが、これに先立って、まずはシールド掘進機10、ジャッキ推力の作用力点P及びジャッキパターンについて説明する。
シールド掘進機10は、図1(a)の側面図および図1(b)の正面図で示すように、先端面にカッターディスク25を備えた筒状の外殻体11と、外殻体11の内周面に沿って周方向に設けられる複数のシールドジャッキ14と、外殻体11の内部に装備されたコンピュータからなるシールド掘進機10の駆動制御を実行するシールド制御装置15と、を備えている。
シールドジャッキ14は、左右対称に配置され、外殻体11の内部でセグメント3を組み立て形成したトンネル12の内壁面を覆う覆工体から掘進用の反力を得る。これにより、シールド掘進機10は、カッターディスク25を回転させつつ、覆工体を構成するセグメント13を掘進反力にして、シールドジャッキ14を伸張させる動作を繰り返すことで、地盤中を順次掘進していく。
また、シールド掘進機10は、これら複数のシールドジャッキ14によってシールド掘進機10に作用するジャッキ推力の作用力点Pの位置により、図2(a)(b)で示すように、施工計画に基づく計画線形Lに沿って掘進するよう、その掘進方向が制御される。
図3(a)で示すような作用力点Pは、複数のシールドジャッキ14のうち、シールド掘進機10の掘進に寄与するべく高圧なジャッキ圧が設定されるものと、掘進に寄与しない同調圧が設定されるものとの配置(ジャッキパターン)によりおおよその位置が決定される。したがって、これらの配置を適宜組み合わせることにより、シールド掘進機10に作用するジャッキ推力の作用力点Pにおける配置位置を変化させ、シールド掘進機10を所望の掘進方向に向けて掘進させる。
ところが、作用力点Pは、シールド掘進機10の掘進に寄与するべく高圧なジャッキ圧が設定されるものと、掘進に寄与しない同調圧が設定されるものとの配置が同じ場合であっても、ジャッキ圧及び同調圧の大きさによって、その詳細な位置が異なる。
例えば、図3(b)をみると、シールド掘進機10の掘進に寄与するシールドジャッキ14が6番から21番及び1番であり、掘進に寄与しないシールドジャッキ14が2番から5番に設定されている。このような配置のジャッキパターンに対して、掘進に寄与するシールドジャッキ14に異なるジャッキ圧を4種類(11、14、17、20MPa)設定する。すると、ジャッキ推力の作用力点Pが、設定したジャッキ圧に応じてそれぞれ異なる位置となる様子がわかる。
そこで、本実施の形態では、図4(a)で示すような、ジャッキパターンテーブル342を作成し、複数のシールドジャッキ14のうち、シールド掘進機10の掘進に寄与するシールドジャッキ14と、掘進に寄与しないシールドジャッキ14を適宜の配置で組み合わせた複数のジャッキパターンをあらかじめ準備し、これをジャッキパターンテーブル342に格納しておく。
そして、所定区画を掘進した時点での、シールド掘進機10の掘進に寄与するシールドジャッキ14のジャッキ圧と、掘進に寄与しないシールドジャッキ14の同調圧を計測し、図3(b)で示すように、これらジャッキ圧と同調圧とをジャッキパターンテーブル342に格納した複数のジャッキパターン各々に引用してジャッキ推力の作用力点Pを算出し、シールド掘進機10を稼働させた際のジャッキ推力の実力点を推定できるようにした。これにより、選択したジャッキパターンで掘進するシールド掘進機10の掘進方向を、高い正確性をもって制御することを可能にした。
また、シールド掘進機10を計画線形Lに沿って掘進させるために、適したジャッキ推力の作用力点Pとして推奨する推奨力点Rを算定するとともに、推奨力点Rに近接する作用力点Pを有するジャッキパターンを複数抽出することとし、オペレーターが適宜選択できるようにした。なお、推奨力点Rの算定方法については、後述する。
このような情報支援を、シールド掘進機10の方向制御システム100で行うことにより、シールド掘進機10のオペレーターに、次の所定区間を掘進するべく自身の意図したジャッキパターンを選択させつつ、選択する際に生じやすいオペレーター個々人の技能差等による判断ブレを最小限に抑え、安定した精度をもってシールド掘進機10を計画線形に沿って掘進させることを可能にする。
以下に、シールド掘進機10を計画線形に沿って掘進させるために最適なジャッキパターンの選択を支援する機能を備えた、シールド掘進機10の方向制御システム100を、図5に示す方向制御システム100のブロック図を参照しつつ、その詳細を説明する。
≪シールド掘進機の方向制御システム≫
方向制御システム100は、図1(a)及び図5で示すように、掘進管理/線形管理装置20と、これに接続される方向制御装置30とを備えている。
掘進管理/線形管理装置20は、シールド掘進機10に装備された計測機器から得た掘進作業中の各種データの収集・計算・記録・蓄積を行うとともに、シールド掘進機10の稼働状況を監視するものである。また、シールド掘進機10の位置・姿勢、及び図2(a)(b)で示すような、施工計画に基づく計画線形Lに対する水平方向の逸脱量Dh及び鉛直方向の逸脱量Dp等を把握し、シールド掘進機10の線形管理を行う。
シールド掘進機10に装備された計測機器として、シールド掘進機10に自動測量機能が備えられている場合には、図1(a)で示すように、少なくともレーザー発振機16、光波距離計17、およびレーザーターゲット18が装備されている。また、自動測量機能が備えられていない場合は、水平方向はジャイロとストローク計により、垂直方向は水レベル計とピッチング計により、シールド掘進機10の位置の演算を実施する。
方向制御装置30は、図5で示すように、入力装置31、出力装置32、中央演算処理装置33、ファイル装置34、及びメインメモリ35とを備えている。入力装置31は、例えばキーボード、スキャナー、スイッチ等であり、出力装置32は、ディスプレイやプリンター等が挙げられる。中央演算処理装置33は、CPU、GPU、ROM、RAM及びハードウェアインタフェース等を有するコンピュータである。
また、ファイル装置34は、半導体メモリ又はハードディスクドライブ等からなる記憶装置であり、詳細は後述するが、少なくとも測量ファイル341、ジャッキパターンテーブルファイル342、作用力点格納ファイル343、推奨力点格納ファイル344、選択パターン格納ファイル345、推奨力点設定用ファイル346、が格納されている。
メインメモリ35は、中央演算処理装置33によって実行可能なプログラムやデータを一時的に格納するものであり、詳細は後述するが、少なくも推奨力点設定部351とジャッキパターンの選択支援部352が備えられている。また、ジャッキパターンの選択支援部352には、作用力点算出部3521、パターン抽出部3522が備えられている。
そして、上述する構成の方向制御装置30は、図1(a)で示すように、多重伝送装置親局21および多重伝送装置子局22を介して、シールド掘進機10の内部に装備されているシールド制御装置15と接続されている。したがって、方向制御装置30の推奨力点設定部351にて算定された推奨力点R、及びジャッキパターンの選択支援部352にて抽出されたジャッキパターンは、多重伝送装置親局21を介してシールド制御装置15に入力され、図6で示すように、シールド制御装置15の操作盤上の選択画面151に表示される。
≪ジャッキパターンの選択支援方法≫
以下に、方向制御システム100の詳細と、方向制御システム100を用いてシールド掘進機10を計画線形に沿って掘進させるために最適なジャッキパターンの選択するための選択支援方法を、図7で示すフロー図にしたがって説明する。
<準備工程:STEP0>
シールド掘進機10にて所定区間を掘進する前に、準備段階として、施工計画時にあらかじめ他現場で採用されているジャッキパターンに係る情報を収集したうえで、図4(a)で示すように、例えば複数パターン程度のジャッキパターンを準備し、これを収納したジャッキパターンテーブル342をジャッキパターンテーブルファイル342として作成し、方向制御装置30のファイル装置34に格納しておく。
<計測工程:STEP1>
シールド掘進機10により所定区間を掘進し、シールド掘進機10の位置・姿勢、その他施工計画に基づく計画線形Lに対する水平方向の逸脱量Dh及び鉛直方向の逸脱量Dp等、推奨力点Rを設定するために必要な情報等の各データを、シールド掘進機10に装備した前述の計測機器を用いて計測または算出されるごとに、掘進管理/線形管理装置20に記録する。
また、シールド掘進機10に備えた複数のシールドジャッキ14のうち、シールド掘進機10の掘進に寄与するシールドジャッキ14のジャッキ圧と、掘進に寄与しないシールドジャッキ14の同調圧であって、掘進管理/線形管理装置20にて過去に計測された、セグメント13をリング状に組み立てた1リング分に相当する距離を掘削した時点のデータを引用する。
これらのデータは、計測または算出されるごとに掘進管理/線形管理装置20に記録されるだけでなく方向制御装置30に送信され、ファイル装置34の測量ファイル341もしくは推奨力点設定用ファイル346、に格納・蓄積される。
<推奨力点設定工程:STEP2>
シールド掘進機10が所定区間を掘進し終えたところで一旦掘進作業を停止させ、施工計画に基づく計画線形Lに対する水平方向の逸脱量Dh及び鉛直方向の逸脱量Dpに基づいて、現場職員が、次の所定区間でシールド掘進機10を、計画線形Lに戻しつつ沿わせるための進行計画を立案する。さらには、進行計画を実現するための目標となるストローク差とピッチング角の進行目標値、もしくはストローク差とピッチング角度差の進行目標値(ピッチング角の現在値とピッチング角の進行目標値との差)を算出する。
ストローク差は、図1(b)で示すように、シールド掘進機10の水平面内における左右方向の回転量であり、ピッチング角は、複数のシールドジャッキ14のうち、上下端に位置するシールドジャッキ14のストローク差から算出、あるいはシールド掘進機10に装備されている計測機器により測定される。
なお、あらかじめ現場職員により作成された掘進指示書に、次の所定区画の進行目標値が規定されている場合には、この進行目標値を用いることとし、これら進行目標値を入力装置31を介して方向制御装置30に入力する。
方向制御装置30に進行目標値が入力されたところで、上記の方向制御システム100により、方向制御装置30の中央演算処理装置33がメインメモリ35に格納されている推奨力点設定部351の指令を受け、ファイル装置34の測量ファイル341に格納されているシールド掘進機10の計画線形Lに対する水平方向の逸脱量Dh及び鉛直方向の逸脱量Dpに係る情報や、推奨力点設定用ファイル346に格納されている情報、及び入力された進行目標値に基づいて、推奨力点Rを算定する。
こうして設定された、次の所定区間を計画線形Lに沿って掘進させるために、適したジャッキ推力の作用力点Pとして推奨する推奨力点Rは、シールド掘進機10の位置情報と紐付されて、ファイル装置34の推奨力点格納ファイル344に格納するとともに、多重伝送装置親局21および多重伝送装置子局22を介して、図6で示すような、シールド制御装置15の操作盤上の選択画面151に表示させる。
なお、推奨力点Rを決定する方法の詳細は、特開2019−82003号公報に譲る。
<ジャッキパターン抽出工程:STEP3>
方向制御装置30の推奨力点設定部351にて、ジャッキ推力の作用力点Pとして推奨する推奨力点Rを算出する一方で、ジャッキパターンの選択支援部352で、推奨力点Rに近接する作用力点を有するジャッキパターンを複数通り抽出する。
具体的には、まず、中央演算処理装置33がメインメモリ35に格納されている作用力点算出部3521の指令を受け、ファイル装置34の測量ファイル341に格納されているシールドジャッキ14各々の過去に1リング分を掘削した時点のジャッキ圧及び同調圧を引用して、ファイル装置34のジャッキパターンテーブルファイル342に格納されている複数のジャッキパターン各々における、ジャッキ推力の作用力点Pを算出する。
ジャッキパターンにおける作用力点Pの算出方法としては、例えば、ジャッキ圧及び同調圧をそれぞれ入力して水平方向力点と垂直方向力点を算出し、これらの合力を作用力点Pとすればよい。算定された作用力点Pはそれぞれ、ジャッキパターンと紐付したうえで、ファイル装置34の作用力点格納ファイル343に格納しておく。
図4(a)に、想定した数百のジャッキパターンうちの、20個を表示した例を示し、図4(b)に、想定したすべてのジャッキパターンに対して、ある特定のジャッキ圧と同調圧を入力した場合の作用力点Pをプロットした、ジャッキパターンテーブルに応じた力点分布347を示している。図4(b)で示すように、ジャッキパターンに応じて作用力点Pの位置は変化する。
こののち、中央演算処理装置33がメインメモリ35に格納されているパターン抽出部3522の指令を受け、ファイル装置34の作用力点格納ファイル343に格納されている作用力点Pと、STEP2で設定し、ファイル装置34の推奨力点格納ファイル344に格納された推奨力点Rとを比較する。そして、推奨力点Rに近接する作用力点Pを有するジャッキパターンを抽出し、多重伝送装置親局21および多重伝送装置子局22を介して、図6で示すような、シールド制御装置15の操作盤上の選択画面151に表示させる。本実施の形態では、推奨力点Rを中心とする半径150mmの範囲を近接範囲Sとし、この近接範囲Sに位置し、推奨力点Rまでの距離が上位3位までの作用力点Pを有するジャッキパターンを表示させている。
上記のとおり、シールド掘進機10の方向制御システム100により、シールド掘進機10のオペレーターが、次の所定区間を掘進するべくジャッキパターンを選択する際の、情報支援を行うことができる。したがって、オペレーター個々人の技能差等による判断ブレを最小限に抑え、安定した精度をもって、シールド掘進機10を計画線形に沿って掘進させることが可能となる。
<選択工程:STEP4>
シールド掘進機10のオペレーターは、図6で示すような、シールド制御装置15の操作盤上の選択画面151に表示された推奨力点Rを参照しつつ、シールド掘進機10の性能や地盤状況、過去の経験等を勘案し、次の所定区間を掘進するために用いるジャッキ推力の目標力点Gを決定する。そのうえで、シールド制御装置15の操作盤に出力された3つのジャッキパターンの中から、自身が決定した目標力点Gに最も近いジャッキパターンが存在していた場合には、オペレーターがこれを選択する。
こうして選択されたジャッキパターンに係る情報は、作用力点Pを算出する際に用いたジャッキ圧及び同調圧が紐付されて、多重伝送装置子局22および多重伝送装置親局21を介して入力装置31から方向制御装置30に入力され、ファイル装置34の選択パターン格納ファイル345に格納される。
一方、シールド制御装置15の操作盤に出力させるジャッキパターンの中に、オペレーターが決定した目標力点Gに最も近いジャッキパターンが存在していていなかった場合、もしくは、オペレーターの過去の経験から、出力されていない他のジャッキパターンを使用したい場合には、シールド制御装置15の操作盤(図示せず)を介して、オペレーターが所望のジャッキパターンを入力する。
このような、オペレーターが入力した所望のジャッキパターンに係る情報は、作用力点Pを算出する際に用いたジャッキ圧及び同調圧と紐付されて、多重伝送装置子局22および多重伝送装置親局21を介して入力装置31から方向制御装置30に入力される。そして、ファイル装置34の選択パターン格納ファイル345に格納される。
なお、所望のジャッキパターンをシールド制御装置15に操作盤を介してオペレーターが入力した際には、このジャッキパターンが、ファイル装置34の選択パターン格納ファイル345だけでなく、ジャッキパターンテーブルファイル342に格納される。これにより、ジャッキパターンテーブルファイル342には、新たなジャッキパターンが追加される。
こうすると、ジャッキ推力の作用力点Pも増加することから、ジャッキ推力の作用力点Pにおける推奨力点Rの再現性が高まる。したがって、STEP3のジャッキパターン抽出工程で、次の所定区間を掘進するためのジャッキパターンを抽出する際、より推奨力点Rに近接した作用力点Pを有するジャッキパターンを抽出することが可能となる。
<STEP5>
ファイル装置34の選択パターン格納ファイル345にジャッキパターンが格納されたところで、方向制御システム100は、このジャッキパターンに係る情報を、方向制御装置30を介してシールド制御装置15に制御信号として出力する。これにより、シールド掘進機10を稼働させると、選択されたジャッキパターンもしくはオペレーターが入力した所望のジャッキパターンで配置されている、シールド掘進機の掘進に寄与するシールドジャッキ14、および掘進に寄与しないシールドジャッキ14の各々に、これに紐付されたジャッキ圧もしくは同調圧が設定される。
これにより、シールド掘進機10は、運転中のシールド掘進機10に作用するジャッキ推力の実力点Eが、オペレーターの決定した目標力点Gに近接するよう、シールド制御装置15によって制御されつつ、次の所定区間を掘進する。
上述する<STEP1>〜<STEP5>の作業を、シールド掘進機10が目標地点に到達するまで順次繰り返す。
上述するジャッキパターンの選択支援方法によれば、シールド掘進機10のオペレーターは、次の所定区間の掘進に向けて、ジャッキ圧及び同調圧が引用された信頼性の高いジャッキ推力の作用力点Pを利用してジャッキパターンを選択することができる。これにより、シールド掘進機10による次の所定区画の掘進方向を、高い正確性をもって制御することが可能となる。
また、シールド掘進機10のオペレーターは、次の所定区間を掘進するにあたり、シールド掘進機10の性能や地盤状況を勘案しつつ、抽出された複数のジャッキパターンの中から最適であると判断したものを適宜選択することができる。これにより、オペレーターの意図を反映しつつ、ジャッキパターンの選択を行うことが可能となる。
本発明のジャッキパターンの選択支援方法及びシールド掘進機の方向制御システム100は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、本実施の形態では、推奨力点Rを中心とする半径150mmの範囲を近接範囲Sとし、この近接範囲Sに位置し、推奨力点Rまでの距離が上位3位までの作用力点Pを有するジャッキパターンを、図6で示すように、シールド制御装置15の操作盤上の選択画面151に表示させた。しかし、出力するジャッキパターンの数量は、これに限定されるものではなく、また、近接範囲Sもいずれに設定してもよい。
10 シールド掘進機
11 外殻体
12 トンネル
13 セグメント
14 シールドジャッキ
15 シールド制御装置
16 レーザー発振機
17 光波距離計
18 レーザーターゲット

20 掘進管理/線形管理装置
21 多重伝送装置親局
22 多重伝送装置子局
25 カッターディスク

30 方向制御装置
31 入力装置
32 出力装置
33 中央演算処理装置
34 ファイル装置
341 測量ファイル
342 ジャッキパターンテーブルファイル(ジャッキパターンテーブル)
343 作用力点格納ファイル
344 推奨力点格納ファイル
345 選択パターン格納ファイル
346 推奨力点設定用ファイル
347 ジャッキパターンテーブルに応じた力点分布
35 メインメモリ
351 推奨力点設定部
352 ジャッキパターンの選択支援部
3521 作用力点算出部
3522 パターン抽出部

100 方向制御システム

P 作用力点
R 推奨力点
G 目標力点
E 実力点
S 近接範囲

Claims (5)

  1. シールド掘進機の掘進に寄与するシールドジャッキと、掘進に寄与しないシールドジャッキとの配置を任意に組み合わせた複数のジャッキパターンの中から、前記シールド掘進機を計画線形に沿って掘進させるために最適な前記ジャッキパターンの選択を支援するジャッキパターンの選択支援方法であって、
    複数の前記ジャッキパターンを格納したジャッキパターンテーブルを準備する準備工程と、
    前記シールド掘進機で所定区画を掘進したのち、前記シールド掘進機の掘進に寄与する前記シールドジャッキのジャッキ圧と、掘進に寄与しない前記シールドジャッキの同調圧とを計測する計測工程と、
    計測した前記ジャッキ圧と前記同調圧とを、複数の前記ジャッキパターン各々に入力し、前記ジャッキ圧と前記同調圧が入力された前記ジャッキパターンごとで、ジャッキ推力の作用力点を算出する作用力点算出工程と、
    を備えることを特徴とするジャッキパターンの選択支援方法。
  2. 請求項1に記載のジャッキパターンの選択支援方法において、
    次の所定区間を計画線形に沿って掘進させるために、適したジャッキ推力の作用力点として推奨する推奨力点を算定する推奨力点設定工程と、
    前記作用力点算出工程で算出された作用力点が、前記推奨力点に近接する前記ジャッキパターンを複数抽出するジャッキパターン抽出工程とを、さらに備えることを特徴とすることを特徴とするジャッキパターンの選択支援方法。
  3. 請求項1または2に記載のジャッキパターンの選択支援方法において、
    前記準備工程では、前記シールド掘進機で所定区画を掘進したごとに、前記ジャッキパターンテーブルに新たな前記ジャッキパターンが追加可能であることを特徴とするジャッキパターンの選択方法。
  4. シールド掘進機に作用するジャッキ推力の作用力点を用いて、該シールド掘進機の掘進方向を制御するための、シールド掘進機の方向制御システムであって、
    所定区間を掘進するごとに少なくとも、前記シールド掘進機の掘進に寄与するシールドジャッキのジャッキ圧と、掘進に寄与しないシールドジャッキの同調圧とを計測し、記録する掘進管理/線形管理装置と、
    前記シールド掘進機の掘進に寄与する前記シールドジャッキと、掘進に寄与しない前記シールドジャッキとの配置を任意に組み合わせた複数のジャッキパターンの中から、
    前記シールド掘進機を計画線形に沿って掘進させるために最適な、前記ジャッキパターンの選択を支援する、選択支援部を少なくとも備える方向制御装置と、を備え、
    前記選択支援部が、
    前記掘進管理/線形管理装置から得た前記ジャッキ圧と前記同調圧を、複数の前記ジャッキパターン各々に入力するとともに、
    前記ジャッキ圧と前記同調圧が入力された前記ジャッキパターンごとに、前記ジャッキ推力の作用力点を算出する、作用力点算出部、を備えることを特徴とするシールド掘進機の方向制御システム。
  5. 請求項4に記載のシールド掘進機の方向制御システムにおいて、
    前記方向制御装置が、
    次の所定区間を計画線形に沿って掘進させるために、適したジャッキ推力の作用力点として推奨する推奨力点を算定する推奨力点設定部、を備えるとともに、
    前記選択支援部が、
    前記推奨力点に近接する前記作用力点を有する前記ジャッキパターンを、複数抽出するパターン抽出部を備えることを特徴とするシールド掘進機の方向制御システム。
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