JP2021041954A - トレー - Google Patents
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Abstract
【課題】トレーとして使用される基本姿勢を採り得るとともに、起立姿勢を採った場合でも書類を無理なく収容し得る構成を有したトレーを提供する。【解決手段】書類Pを収容し得る収容空間spを有し当該収容空間spと外部空間とを連通し得るように開口部Kが形成されたトレーAであって、天板等の載置面Gに底壁を添接させた基本姿勢と、載置面Gに後壁を添接させるとともに底壁を起立させた起立姿勢(C)とを採り得るように構成されたものであり、開口部Kが、基本姿勢において少なくとも天壁Sの手前部分を開放したものであり、開口部Kの開口面積が変更可能に構成されている。【選択図】図4
Description
本発明は、用紙等の書類を収容し得るトレーに関する。
従来から、天板等の載置面上に載置され、用紙等の書類を収容し得る収容空間を有するとともに当該収容空間と外部空間とを連通し得るように上向きの開口部を有したトレーが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
この種のトレーは、天板等の載置面上にいわゆる平置き状態に載置され、収容空間に水平姿勢の書類を収容し得るものであるため、基本的に天板等の載置面における比較的広範な領域を占めやすいものとなっている。
仮に、天板等における作業者の作業領域が狭くなってきた場合には、トレーによる載置面の占有面積を低減させるべく、トレーを強制的に起立させることも考えられる。しかしながら、トレーの開口部は書類の出し入れをスムーズ実施し得るように上向きに大きく形成されていることが通常であるため、従来のトレーを起立して使用したとしても、収容された書類が姿勢変更された開口部を通じて前側にこぼれ落ちてしまい、書類を収容空間内に適切に収容することができないものとなっていた。
その一方で、起立した姿勢を基本姿勢とする上向きの開口部を有したファイルボックスを倒伏させてトレーのように使用したとしても、開口部の大きさが小さいためトレーとして使い難いことは明らかである。
本発明は、以上のような事情に着目してなされたものであり、用途に応じて書類の出し入れのし易さを設定し得るトレーを提供することにある。
すなわち、本発明は次の構成をなしている。
請求項1に記載の発明は、書類を収容し得る収容空間を有し当該収容空間と外部空間とを連通し得るように開口部が形成されたトレーであって、前記開口部が、少なくとも天壁の手前部分を開放したものであり、前記開口部の開口面積が変更可能に構成されているトレーである。
請求項2に記載の発明は、底壁と、この底壁の両側縁から立設された左右の側壁と、これら左右の側壁の上端部間に設けられた前記天壁と、前記底壁及び前記天壁の後端部間に設けられた後壁とを備えたものであり、天板等の載置面に前記底壁を添接させた基本姿勢と、前記載置面に前記後壁を添接させるとともに前記底壁を起立させた起立姿勢とを採り得るように構成されたものであり、前記開口部が、前記基本姿勢において少なくとも前記天壁の手前部分を開放したものである請求項1記載のトレーである。
請求項3に記載の発明は、前記開口面積の変更が、前記天壁の面積を増減させる、或いは、前記底壁の面積を増減させることにより行われる請求項2記載のトレーである。
請求項4に記載の発明は、前記開口部が前記起立姿勢において上方に開放した部分を有したものであり、前記基本姿勢における前記開口面積の大きさが、前記起立姿勢における前記開口面積の大きさよりも大きく設定され得る請求項2又は3記載のトレーである。
請求項5に記載の発明は、前記底壁、前記後壁、前記側壁を構成する第一側壁、及び、前記天壁を構成する第一天壁を有したトレー本体と、このトレー本体の内面に沿って配設され前記側壁を構成し得る第二側壁及び前記天壁を構成し得る第二天壁を有した拡張壁とを備えたものであり、前記拡張壁が前記トレー本体に対してスライド移動することにより前記開口面積の大きさが変更可能に構成されている請求項2、3、又は4記載のトレーである。
請求項6に記載の発明は、前記トレー本体内に配設され前記拡張壁と係合することにより前記トレー本体に対して前記拡張壁を位置決めし得る位置決め板を備えている請求項5記載のトレーである。
請求項7に記載の発明は、前記拡張壁が、前記トレー本体の内部に隠れた待機位置と、前記位置決め板により位置決めされて前記第二側壁及び前記第二天壁が前記第一側壁及び前記第一天壁よりも外側に位置し得る壁拡張位置とを選択的に採り得るものである請求項6記載のトレーである。
請求項8に記載の発明は、前記位置決め板が、前記底壁の内面側に沿って配設された位置決め板本体を備えたものであり、前記位置決め板本体が、両側縁における長手方向中間部に前記拡張壁の下端縁が係合し得る係合突起を設けたものであり、前記拡張壁が前記係合突起に係合することにより、前記拡張壁が前記壁拡張位置に位置し得る請求項7記載のトレーである。
以上説明したように本発明によれば、用途に応じて書類の出し入れのし易さを設定し得るトレーを提供することができるものとなる。
以下、本発明の一実施形態を、図1〜8を参照して説明する。なお、トレーAにおける前後・左右・上下の説明は、原則として基本姿勢(B)に基づくものとし、必要な場合に限り、起立姿勢(C)であることを明示した上で起立姿勢(C)に基づいた前後・左右・上下の説明を行うものとする。
また、図7及び図8は、起立姿勢(C)をなすトレーAにおける拡張壁2と位置決め板3との相対位置を説明するためのものであり、トレー本体1を省略している。
トレーAは、書類たる用紙Pを収容し得る収容空間spを有している。トレーAは、収容空間spと外部空間とを連通し得るように開口部Kが形成されたものである。
トレーAは、略矩形板状をなす底壁11と、底壁11における左右両側縁から立設された左右の側壁Wと、左右の側壁Wの上端部間に設けられた天壁Sと、底壁11の後端部と天壁Sの後端部との間に設けられた後壁12とを備えている。トレーAは、図1及び図2に示すように天板等の載置面Gに底壁11の外面たる下面を添接させた基本姿勢(B)と、図3、図4、及び、図6〜8に示すように載置面Gに後壁12の外面たる下面を添接させるとともに載置面Gに対して底壁11を起立させた起立姿勢(C)とを採り得るように構成されている。
すなわち、トレーAは、少なくとも天壁Sの手前部分が開放されてなる開口部Kを有し、水平姿勢をなす用紙Pを使用者によって出し入れし易い態様で収容空間sp内に収容し得る基本姿勢(B)を採るものである。その一方で、トレーAは、載置面Gの作業領域等を拡張したい場合に、使用者による姿勢変更の操作により起立姿勢(C)を採り得るものとなっている。起立姿勢(C)のトレーAは、用紙Pを立ち姿勢に収容し得るとともに持ち運び容易に構成されたいわゆるファイルボックスとしての機能を発揮し得るものとなっている。
トレーAは、開口部Kの開口面積kmが変更可能に構成されている。すなわち、トレーAは、図5に明示的に示すように、起立姿勢(C)において、水平姿勢から立ち姿勢に姿勢変更された用紙Pが開口部Kから倒れ出ないようにするため、使用者の操作によって一部の壁を伸張させることにより開口部Kの開口面積kmを変更し得るようになっている。
トレーAは、トレー本体1と、トレー本体1の内部に配設され当該トレー本体1に対して移動可能に構成された拡張壁2と、トレー本体1の内部に配設され拡張壁2と係り合うことにより当該拡張壁2を所定の位置に位置決めし得る位置決め板3とを備えている。トレー本体1、拡張壁2、及び、位置決め板3は、何れも紙製のものである。トレーAは、基本姿勢(B)において前方が常時開放された形態をなしており、起立姿勢(C)において上方が常に開放された形態をなしている。
以下、トレーAの各構成について詳述する。
トレー本体1は、略矩形板状をなす底壁11と、略矩形板状をなす後壁12と、略五角形板状をなし側壁Wを構成する第一側壁13、及び、略矩形板状をなし天壁Sを構成する第一天壁14とを有し、内部に収容空間spを形成したものである。
底壁11は、基本姿勢(B)において載置面Gに沿った水平の姿勢を採るものである。底壁11における前端部には、起立姿勢(C)において取手として機能し得る貫通孔111が設けられている。貫通孔111には内方に向かって突出した突片h1が突設されている。突片h1は、起立姿勢(C)において取手として機能し得る際に使用者の手指が当接し得る部位をなしている。すなわち、突片h1は、起立姿勢(C)において略水平な姿勢を採り得るように折り曲がり、貫通孔111に挿入した手指が当該突片h1に面的に当たり得るようになっている。
底壁11における前端部の内面には、補強用の板状部材112が添着されている。板状部材112は、貫通孔111を含む底壁11の前端部を補強し得るものとなっている。底壁11の前端縁e1は、収容空間spと外部空間とを連通し得る開口部Kの開口縁を構成している。
後壁12は、基本姿勢(B)において、収容空間spの後部を閉塞し得るものである。後壁12は、トレー本体1を折りたたみ可能にするべく、板状をなす図示しない四枚の後壁構成部により構成されている。
第一側壁13は、後述する拡張壁2の第二側壁21と協働して伸縮可能な側壁Wを構成し得るものである。第一側壁13は、後部に配された長方形状をなす後側壁構成部13aと、後側壁構成部13aの前に連設され上端縁e2が前方に向かって漸次降下するように傾斜した前側壁構成部13bとを備えている。第一側壁13における前側壁構成部13bの上端縁e2及び前端縁e3は、収容空間spと外部空間とを連通し得る開口部Kの開口縁を構成している。前側壁構成部13bにおける上端縁e2と前端縁e3との間は滑らかな曲線状に形成されている。
第一天壁14は、後述する拡張壁2の第二天壁22と協働して伸縮可能な天壁Sを構成し得るものである。第一天壁14は、第一側壁13の後側壁構成部13aの上端部間に配設されている。第一天壁14の後端部における左右方向中間部には、後述する位置決め板3に設けた突起321が係わり合う係合孔141が形成されている。第一天壁14の前端縁e4は、収容空間spと外部空間とを連通し得る開口部Kの開口縁を構成している。
拡張壁2は、トレー本体1に対して底壁11の長手方向に沿って移動可能に構成され、開口部Kにおける開口面積kmの大きさを変更し得るものである。拡張壁2は、トレー本体1の内面に沿って配設されトレー本体1の第一側壁13と協働して伸縮可能な側壁Wを構成し得る第二側壁21と、第二側壁21の上端部間に配設されトレー本体1の第一天壁14と協働して伸縮可能な天壁Sを構成し得る第二天壁22と、左右に位置する第二側壁21の下端縁からそれぞれ内方に延出してなりトレー本体1の底壁11と位置決め板3との間に位置し得る添接壁23とを備えたものである。
第二側壁21は、トレー本体1における第一側壁13の内面側に沿うように配設された長方形状のものである。第二側壁21の前端縁e5は、収容空間spと外部空間とを連通し得る開口部Kの開口縁を構成している。
第二天壁22は、トレー本体1における第一天壁14の内側面に沿うように配設された長方形状のものである。第二天壁22における前端部側の左右方向中間部には、使用者の手指を引っ掛け可能な孔221が設けられている。この孔221に使用者の手指を引っ掛けることにより、拡張壁2をトレー本体1に対して移動させやすいものとなっている。第二天壁22の前端縁e6は、収容空間spと外部空間とを連通し得る開口部Kの開口縁を構成している。
位置決め板3は、トレー本体1内に配設され拡張壁2と係合することにより、開口部Kの開口面積kmを小さくし得るようにトレー本体1に対して拡張壁2を位置決めし得るものである。位置決め板3は、底壁11の内面側に沿って配設された位置決め板本体31と、位置決め板本体31の後端縁から立設され後壁12の内面に添接する添接壁32とを備えている。
位置決め板本体31は、前端縁がトレー本体1の貫通孔111を避けるように凹陥した形態をなしている。位置決め板本体31は、両側縁における長手方向中間部に、起立姿勢(C)において拡張壁2における第二側壁21の下端縁f1(基本姿勢における後端縁)が係合し得る係合突起311が設けられている。
起立姿勢(C)において、位置決め板本体31の係合突起311は、上端部に水平をなす係止縁t1が設けられているとともに下端部に下から上に向かって漸次外方に位置し得るように傾斜した案内縁t2が設けられている。拡張壁2は、起立姿勢(C)において係合突起311の係止縁t1に係合し、開口部Kの開口面積kmを相対的に小さくし得る壁拡張位置(R)に位置し得るものとなっている。
係止縁t1は、起立姿勢(C)において水平をなしているので壁拡張位置(R)にある拡張壁2の下端縁f1と好適に係わり合い、拡張壁2が待機位置(Q)方向に落ちにくいものとなっている。
位置決め板3の添接壁32は、背面側が後壁12の内面に添接し得るものである。添接壁32の上端縁には、第一天壁14の係合孔141に係合し得る突起321が突設されている。係合孔141に突起321が係わり合うことにより、位置決め板3がトレー本体1に対して左右にずれ動きにくいものとなっている。
しかして、この実施形態におけるトレーAは、図5に示すように、天壁S及び側壁Wの面積を増減させることにより、開口部Kにおける開口面積kmの変更ができるように構成されている。トレーAの開口部Kは、起立姿勢(C)において上方に開放した部分を有している。トレーAは、基本姿勢(B)における開口面積kmの大きさが、起立姿勢(C)における開口面積kmの大きさよりも大きく設定され得る構成をなしている。
より具体的に言えば、拡張壁2がトレー本体1に対してスライド移動することにより開口面積kmの大きさが変更可能に構成されている。拡張壁2は、基本姿勢(B)においては前後方向にスライド移動し得るものであり、起立姿勢(C)においては上下方向にスライド移動し得るものとなっている。
拡張壁2は、その全体がトレー本体1の内部に隠れた待機位置(Q)と、位置決め板3により位置決めされて第二側壁21及び第二天壁22が第一側壁13及び第一天壁14よりも外側に位置し得る壁拡張位置(R)とを選択的に採り得るものとなっている。
つまり、拡張壁2が待機位置(Q)にある場合は、底壁11の前端縁e1、第一側壁13の上端縁e2及び前端縁e3、並びに、第一天壁14の前端縁e4によって構成される開口部Kの開口面積kmを相対的に広く形成し得るものとなり、トレーAが基本姿勢(B)をなすときに好適なものとなっている。
一方で、拡張壁2が壁拡張位置(R)にある場合は、底壁11の前端縁e1、第一側壁13の上端縁e2及び前端縁e3、第二側壁21の前端縁e5、並びに、第二天壁22の前端縁e6によって構成される開口部Kの開口面積kmを狭く形成し得るものとなるため、トレーAが起立姿勢(C)をなすときに好適なものとなっている。
以上説明したように、本実施形態に係るトレーAは、書類たる用紙Pを収容し得る収容空間spを有し当該収容空間spと外部空間とを連通し得るように開口部Kが形成されたものである。そして、トレーAは、底壁11と、底壁11の両側縁から立設された左右の側壁Wと、左右の側壁Wの上端部間に設けられた天壁Sと、底壁11及び天壁Sの後端部間に設けられた後壁12とを備えたものである。トレーAは、天板等の載置面Gに底壁11を添接させた基本姿勢(B)と、載置面Gに後壁12を添接させるとともに底壁11を起立させた起立姿勢(C)とを採り得るように構成されている。トレーAの開口部Kは、基本姿勢(B)において少なくとも天壁Sの手前部分を開放したものであり、開口部Kの開口面積kmが変更可能に構成されている。
このため、用途に応じて用紙Pの出し入れのし易さを設定し得るトレーを提供することができるものとなる。すなわち、トレーAとして使用される基本姿勢(B)を採り得るとともに、起立姿勢(C)を採った場合でも用紙Pを倒れることなく無理なく収容し得る構成を有したトレーAを提供することができるものとなる。
つまり、トレーAは、開口部Kの開口面積kmが変更可能に構成されているため、基本姿勢(B)では用紙Pの出し入れをスムーズに行い得るように開口面積kmを大きく設定できるものとなっている。その一方で、トレーAは、起立姿勢(C)では収容空間spに収容された用紙Pが倒れにくくなるように開口面積kmを基本姿勢(B)の場合よりも小さく設定することができるものとなっている。
開口部Kの開口面積kmの変更が、天壁Sの面積を増減させることにより行われるものである。このため、起立姿勢(C)において、天壁Sの面積を増やすことにより、開口部Kの開口面積kmが基本姿勢(B)の時よりも小さくすることができるため、立ち姿勢で収容されている用紙Pが開口部Kから外部に飛び出し難いものとなっている。
開口部Kが起立姿勢(C)において上方に開放した部分を有したものであり、基本姿勢(B)における開口面積kmの大きさが、起立姿勢(C)における開口面積kmの大きさよりも大きく設定され得るものである。このため、トレーAは、基本姿勢(B)において好適な開口面積kmを有しつつ、起立姿勢(C)において用紙Pを好適に収容し得る形態を採り得るものとなっている。
トレーAが、底壁11、後壁12、側壁Wを構成する第一側壁13、及び、天壁Sを構成する第一天壁14を有したトレー本体1と、トレー本体1の内面に沿って配設され側壁Wを構成し得る第二側壁21及び天壁Sを構成し得る第二天壁22を有した拡張壁2とを備えたものである。
そして、拡張壁2がトレー本体1に対してスライド移動することにより開口面積kmの大きさが変更可能に構成されている。このため、拡張壁2を、トレー本体1に対してスライド移動することにより、当該拡張壁2に設けた第二側壁21及び第二天壁22がトレー本体1の第一側壁13及び第一天壁14と協働して、拡縮可能な側壁W及び天壁Sを形成し得るものとなっている。
トレー本体1内に配設され拡張壁2と係合することによりトレー本体1に対して拡張壁2を位置決めし得る位置決め板3を備えている。このため、拡張壁2のトレー本体1に対する相対位置を、位置決め板3を用いることにより好適に設定し得るものとなっている。
拡張壁2が、トレー本体1の内部に隠れた待機位置(Q)と、位置決め板3により位置決めされて第二側壁21及び第二天壁22が第一側壁13及び第一天壁14よりも外側に位置し得る壁拡張位置(R)とを選択的に採り得るものである。このため、拡張壁2が待機位置(Q)を採る場合は、開口部Kの開口面積kmが大きく設定されて、トレーAが基本姿勢(B)を採る場合に好適なものとなる。一方で、拡張壁2が壁拡張位置(R)を採る場合は、開口部Kの開口面積kmが小さく設定されることになるため、トレーAが起立姿勢(C)を採る場合に好適なものとなっている。
位置決め板3が、底壁11の内面側に沿って配設された位置決め板本体31を備えたものである。そして、位置決め板本体31が、起立姿勢(C)において両側縁における長手方向中間部に拡張壁2の下端縁f1が係合し得る係合突起311を設けたものであり、拡張壁2が係合突起311に係合することにより、拡張壁2が壁拡張位置(R)に位置し得るものとなっている。このため、位置決め板3と拡張壁2とを係わり合わせることより、起立姿勢(C)において、拡張壁2を所定の高さ位置に保持し得るものとなっている。
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
収容空間に収容される書類は用紙に限られるものではないことは明らかである。
開口部は、基本姿勢において少なくとも天壁の手前部分を開放したものであればよい。換言すれば、トレーは基本姿勢において左右の側壁の前端部間を繋ぐように前壁を配したものであってもよい。
開口部の開口面積の変更は、天壁ではなく底壁の面積を増減させることにより行われるものであってもよい。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
A…トレー
1…トレー本体
2…拡張壁
3…位置決め板
K…開口部
km…開口面積
1…トレー本体
2…拡張壁
3…位置決め板
K…開口部
km…開口面積
Claims (8)
- 書類を収容し得る収容空間を有し当該収容空間と外部空間とを連通し得るように開口部が形成されたトレーであって、
前記開口部が、少なくとも天壁の手前部分を開放したものであり、前記開口部の開口面積が変更可能に構成されているトレー。 - 底壁と、この底壁の両側縁から立設された左右の側壁と、これら左右の側壁の上端部間に設けられた前記天壁と、前記底壁及び前記天壁の後端部間に設けられた後壁とを備えたものであり、
天板等の載置面に前記底壁を添接させた基本姿勢と、前記載置面に前記後壁を添接させるとともに前記底壁を起立させた起立姿勢とを採り得るように構成されたものであり、
前記開口部が、前記基本姿勢において少なくとも前記天壁の手前部分を開放したものである請求項1記載のトレー。 - 前記開口面積の変更が、前記天壁の面積を増減させる、或いは、前記底壁の面積を増減させることにより行われる請求項2記載のトレー。
- 前記開口部が前記起立姿勢において上方に開放した部分を有したものであり、
前記基本姿勢における前記開口面積の大きさが、前記起立姿勢における前記開口面積の大きさよりも大きく設定され得る請求項2又は3記載のトレー。 - 前記底壁、前記後壁、前記側壁を構成する第一側壁、及び、前記天壁を構成する第一天壁を有したトレー本体と、このトレー本体の内面に沿って配設され前記側壁を構成し得る第二側壁及び前記天壁を構成し得る第二天壁を有した拡張壁とを備えたものであり、
前記拡張壁が前記トレー本体に対してスライド移動することにより前記開口面積の大きさが変更可能に構成されている請求項2、3、又は4記載のトレー。 - 前記トレー本体内に配設され前記拡張壁と係合することにより前記トレー本体に対して前記拡張壁を位置決めし得る位置決め板を備えている請求項5記載のトレー。
- 前記拡張壁が、前記トレー本体の内部に隠れた待機位置と、前記位置決め板により位置決めされて前記第二側壁及び前記第二天壁が前記第一側壁及び前記第一天壁よりも外側に位置し得る壁拡張位置とを選択的に採り得るものである請求項6記載のトレー。
- 前記位置決め板が、前記底壁の内面側に沿って配設された位置決め板本体を備えたものであり、
前記位置決め板本体が、両側縁における長手方向中間部に前記拡張壁の下端縁が係合し得る係合突起を設けたものであり、
前記拡張壁が前記係合突起に係合することにより、前記拡張壁が前記壁拡張位置に位置し得る請求項7記載のトレー。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230509 |
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A02 | Decision of refusal |
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