JP2021041834A - レンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造 - Google Patents

レンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造 Download PDF

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Abstract

【課題】発電用エンジンにより発電するレンジエクステンダ車両用発電ユニットを効率良く冷却する。【解決手段】レンジエクステンダ車両用の発電ユニット1は、発電用エンジン20と、燃料タンク30と、マフラ50と、放熱フィン36が設けられたインバータ35とを有する。発電ユニット1の冷却構造は、発電用エンジン20からマフラ50に向かって冷却空気が流れる第1の冷却系統11と、インバータ35の放熱フィン36を通り、マフラ50に向かって冷却空気が流れる第2の冷却系統12と、を備え、第1の冷却系統11と第2の冷却系統12とは、互いに交差する。【選択図】図1

Description

本発明は、レンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造に関する。
電動モータにより駆動される電動車両には、小型発電機が搭載されている車両が知られている。当該小型発電機は、例えば発電用エンジンを有し、当該発電用エンジンにより発電し、電動車両に電力を供給することができる。当該小型発電機が電動車両の電動モータに電力を供給することにより、例えば、電動車両の航続距離を延長することができる。このような小型発電機として、例えば特許文献1に開示されている装置が知られている。
当該小型発電機は、発電用エンジンにより発電するもので、インバータ等を有している。また、小型発電機は、発電用エンジンや、当該インバータ等の電気装置等を冷却するための冷却構造を必要とする。
特開2008−169114号公報
上記例のような小型発電機は、発電用エンジンを運転することで発熱するため、小型化する一方で、効率よく放熱する必要がある。ところが、上記例に示されている構造では、発電ユニットを構成する機器の間の空間を冷却通路とし、当該冷却通路に空気を流すことにより雰囲気温度を下げようとしている。そのため、高い冷却性能を必要としない装置(発熱量が低い装置)の周辺の空間に多くの空気が流れ込むことや、高い冷却性能を必要とする装置(発熱量が大きい装置)の周辺の空間に対して空気流通量が少なくなること等が発生する可能性がある。したがって、上記例のような構造では、発電用エンジンやインバータ等の電気機器の冷却を行う上で、改善の余地があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、発電用エンジンにより発電する発電ユニットを効率良く冷却することが可能な、レンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造を提供することである。
上記目的を達成するための本発明に係るレンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造は、発電用エンジンと、該発電用エンジンを駆動する燃料が充填される燃料タンクと、前記発電用エンジンから放出される排気ガスが流通するマフラと、前記発電用エンジンが駆動することにより発生する電力が供給され、放熱フィンが設けられたインバータと、を備えている。当該レンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造において、前記発電用エンジンから前記マフラに向かって冷却空気が流れる第1の冷却系統と、前記インバータの前記放熱フィンを通り、前記マフラに向かって冷却空気が流れる第2の冷却系統と、を備え、前記第1の冷却系統と前記第2の冷却系統とは、互いに交差して配置されている。
本発明によれば、レンジエクステンダ車両に搭載された発電用エンジンにより発電する発電ユニットを効率良く冷却することが可能となる。
本発明に係るレンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造の一実施形態を示す平面図である。 図1の発電ユニットを車幅方向の左側から見た側面図である。 図1のA−A矢視断面図で、第2の冷却系統を示す。 図1のB−B矢視断面図で、第2の冷却系統を示す。 図1のマフラのカバー部材が取り外された状態を示す平面図である。 図6のシリンダケース等を取り外した状態を示す斜視図である。 図6の発電用エンジンとマフラとの間に連絡用部品を取り付けた状態を示す斜視図である。 図1の第1の冷却系統を構成する部材を示す概略斜視図である。
以下、本発明に係るレンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造の一実施形態について、図面(図1〜図8)を参照しながら説明する。
なお、図において、矢印Fr方向は車両前後方向における前方を示す。実施形態の説明における「前部(前端)及び後部(後端)」は、車両前後方向における前部及び後部に対応する。また、矢印R,Lは、それぞれ車幅方向の右側、左側を示しており、本実施形態における「左右」は、乗員が車両前方を向いたときの「左側」及び「右側」に対応している。
本実施形態のレンジエクステンダ車両用発電ユニット1の冷却構造は、図1に示すように、2つの冷却系統、すなわち、第1の冷却系統11と、第2の冷却系統12とを有している。先ず、当該発電ユニット1の構成について説明する。本実施形態の発電ユニット1は、発電用エンジン20と、燃料タンク30と、マフラ50と、インバータ35と、発電機38(発電部)と、を有している。また、当該発電ユニット1は、略直方体状のフレーム2によって囲われた領域内に配置されている。
発電機38は、発電用エンジン20の車幅方向の右側に接続され、発電用エンジン20が駆動することにより発電する。当該発電機38には、ラジエータ39やインバータ35が接続されている。
燃料タンク30は、発電用エンジン20を駆動するための燃料が充填されているタンクであり、図1に示すように、発電用エンジン20の車幅方向の右側に配置されている。燃料タンク30の上壁面31には、燃料を補給する開口(図示せず)を塞ぐキャップ30aが取り付けられている。燃料タンク30の上壁面31の左側部には、車両下方に凹む凹部32が設けられている。すなわち、燃料タンク30は、図4に示すように、車両前後方向視で、燃料タンク30の左上の角部が車両下方側に切り欠かれるように構成されている。
燃料タンク30の凹部32は、車両前後方向に延びており、燃料タンク30の上壁面31に対して、段差を形成するように凹んでいる。凹部32の底面32aは、車両上下方向で、燃料タンク30の上壁面31と、燃料タンク30の下面との間に配置されている。
マフラ50は、図1及び図2に示すように、後述する連絡配管28を介して、発電用エンジン20に連結されており、発電用エンジン20から放出される排気ガスが連絡配管28を介して流入され、外部に放出する。マフラ50は、マフラ本体51と、カバー部材53とを有しており、これらの詳細については、後で説明する。
インバータ35は、図1、図3及び図4に示すように、燃料タンク30の凹部32に固定され、車両前後方向に延びる略直方体状の装置で、発電機38に電気的に接続されている。インバータ35の下部には、複数の放熱フィン36が設けられている。各放熱フィン36は、インバータ35の下部から車両下方に突出し、車両前後方向に延びており、複数の放熱フィン36は、車幅方向に互いに間隔を空けて配置されている。
先ず、第1の冷却系統11の詳細について説明する。第1の冷却系統11は、発電用エンジン20からマフラ50に向かって冷却空気が流れるように構成されている。第1の冷却系統11は、発電用エンジン20と、マフラ50と、連絡通路部品40と、を有している。
ここで、発電用エンジン20の構成について説明する。発電用エンジン20は、図1、図2及び図6に示すように、シリンダ部21を収容するシリンダケース22と、連絡配管28と、クランク軸24(図6)と、該クランク軸24を覆うクランクケース23と、第1冷却ファン25と、を有している。
発電用エンジン20は、クランク軸24が車幅方向に延びるように配置されている。クランクケース23は、クランク軸24を取り囲み、車幅方向に延びている。第1冷却ファン25は、クランク軸24の車幅方向の左側端部に減速機等を介して取り付けられており、クランク軸24の回転に伴って回転する。また、第1冷却ファン25に設けられた第1吸気口27は、車幅方向の左外側を臨むように配置されている。この例では、第1吸気口27は、発電ユニット1の車幅方向左外側部に配置されている。
シリンダケース22は、クランクケース23の車両後方側に並んで配置され、車幅方向に延びている。シリンダケース22の車幅方向の右側端部には、シリンダケース22内の空気を排気するための開口部22aが設けられている(図7)。また、クランクケース23及びシリンダケース22の車幅方向の左側部には、第1冷却ファン25を覆うファンカバー26が取り付けられている。ファンカバー26は、車両前後方向に延びており、シリンダケース22の車幅方向左側端部に流体連通するように連結されている。第1冷却ファン25によって取り込まれた空気は、ファンカバー26の内部を通り、シリンダケース22の内部に流入する。
発電用エンジン20のシリンダ部21の外面には、複数の冷却フィン21aが設けられている。例えばシリンダ部21の上面に設けられた複数の冷却フィン21aは、図6に示すように、シリンダ部21の上面から車両上方に突出し、車両前後方向に互いに間隔を空けて、車幅方向(マフラ50の長手方向)に沿って延びている。
連絡配管28は、マフラ50の後述するマフラ本体51に連結されている。発電用エンジン20が駆動しているときに発生する排ガスは、連絡配管28の内部を流通し、マフラ本体51の内部に流入し、マフラ本体51から外部に排気される。
マフラ50は、マフラ本体51と、カバー部材53と、を有している。マフラ本体51は、車幅方向に延びる長尺の部材で、内部に触媒等を有しており、図3、図5及び図8に示すように、車両上方に凸の上面51aと、略平坦な下面51cと、車両前方を臨む前壁面51bと、車両後方を臨む後壁面51dと、を有している。前壁面51b及び後壁面51dは、下面51cに対してほぼ垂直に延びている。
マフラ本体51の車幅方向の左側端部には、連絡配管28が接続され、車幅方向の右側端部には、外部に排気ガスが排気される外側排気管52が設けられている。外側排気管52は、図8に示すように、マフラ本体51の右側端部から車幅方向右外側に延び、車両下方側に湾曲している。外側排気管52には、車両下方を臨む排気口(図示せず)が設けられている。
カバー部材53は、図3及び図8に示すように、中空の略直方体状であり、内部にマフラ本体51が収容されている。カバー部材53は、マフラ本体51の長手方向に沿って車幅方向に延び、車幅方向の両端が開口し、遮熱板(内側遮熱板53A、外側遮熱板53B)により形成されている。カバー部材53の車幅方向の左側端部は、シリンダケース22の開口部22aに対して、車幅方向に並んで配置され、対向している。この例では、シリンダケース22の開口部22aは、カバー部材53の左側端部の開口内の上部に位置している。
内側遮熱板53Aは、上面部53aと、該上面部53aの前端から車両下方に延びる前面部53bと、を有している。上面部53aは、マフラ本体51の上面51aに対して、車両上方側に間隔を空けて配置され、前面部53bは、マフラ本体51の前壁面51bに対して車両前方側に間隔を空けて配置されている。
外側遮熱板53Bは、下面部53cと、該下面部53cの後端から車両上方に延びる後面部53dと、を有している。下面部53cは、マフラ本体51の下面51cに対して、車両下方側に間隔を空けて配置され、後面部53dは、マフラ本体51の後壁面51dに対して車両後方側に間隔を空けて配置されている。マフラ本体51は、カバー部材53の下面部53c、前面部53b及び後面部53d等に対して、ブラケット等を介して支持されている。こにより、カバー部材53の上面部53a、前面部53b、下面部53c及び後面部53dと、マフラ本体51の上面51a、前壁面51b、下面51c及び後壁面51dとの間の間隔が保持されている。
また、図3に示すように、内側遮熱板53Aの上面部53aの後部には、車両上方に突出するフランジ53fが設けられ、当該フランジ53fは、外側遮熱板53Bの後面部53dの上部にボルト等により接合されている。図示は省略していが、内側遮熱板53Aの前面部53bの下部と、外側遮熱板53Bの下面部53cの前部とは、接合されている。
連絡通路部品40は、カバー部材53の車幅方向の左側端部と、シリンダケース22の開口部22aとを繋ぐ環状の部材であり、軽金属、耐熱性の樹脂材料、又はカバー部材53と同様の遮熱板等により形成されている。連絡通路部品40は、車幅方向に延び、カバー部材53の左側端部の開口を塞ぎ、且つ、シリンダケース22の開口部22aを塞いでいる。
連絡通路部品40の上部は、図7に示すように、カバー部材53の上面部53aの左端と、開口部22aの上部とを繋ぎ、開口部22aからカバー部材53に向かうに従い、車両前後方向の幅が広くなるように構成されている。
同様に、連絡通路部品40の前部は、カバー部材53の前面部53bの左端と、開口部22aの前側部とを繋いでいる。当該前部は、開口部22aからカバー部材53に向かうに従い車両前方側に傾斜している。また、連絡通路部品40の下部は、カバー部材53の下面部53cの左端と、開口部22aの下部とを繋いでおり、開口部22aからカバー部材53に向かうに従い車両下方側に傾斜している。
さらに、連絡通通部品40の後部は、カバー部材53の後面部53dの左端と、開口部22aの後側部とを繋いでいる。本実施形態では、連絡通路部品40の後部は、連絡配管28がシールされた状態で貫通して配置されている。
図3に示すように、カバー部材53の上面部53a、前面部53b、下面部53c及び後面部53dと、マフラ本体51の上面51a、前壁面51b、下面51c及び後壁面51dとの間の間隔は、空気が流通する第1冷却通路58を構成している。シリンダケース22の開口部22aから排気された空気は、連絡通路部品40を介して、第1冷却通路58に流入する。
ここで、第1の冷却系統11の空気の流れを説明する。第1冷却ファン25によって第1吸気口27から取り込まれた空気は、ファンカバー26の内部を通り、シリンダケース22の内部に流入する。このとき、空気は、シリンダ部21の外面の複数の冷却フィン21aに吹き付けられる。冷却フィン21aに吹き付けられた空気は、隣り合う冷却フィン21aの間を、冷却フィン21aの長手方向(車幅方向)に沿って流れ、冷却フィン21aを冷却する。
シリンダ部21の冷却フィン21aの間を通り抜けた空気は、シリンダケース22の開口部22aから排気され、連絡通路部品40に流れ込む。連絡通路部品40の内部を流れる空気は、カバー部材53とマフラ本体51との間に形成された第1冷却通路58を流れ、マフラ本体51を冷却し、カバー部材53の右側端の開口から排気され、さらに、発電ユニット1の外部に例えば拡散して排気される。
続いて、第2の冷却系統12の詳細について説明する。第2の冷却系統12は、インバータ35の放熱フィン36を通り、マフラ50に向かって冷却空気が流れるように構成されている。当該第2の冷却系統12は、図3及び図4に示すように、第1の導風ダクト61と、第2の導風ダクト64と、を有している。第1の導風ダクト61は、燃料タンク30の上壁面31の一部及びインバータ35の放熱フィン36を覆った状態で、燃料タンク30の上部に取り付けられている。第2の導風ダクト64は、第1の導風ダクト61に連結され、燃料タンク30の上壁面31の一部を覆った状態で、燃料タンク30の上部に取り付けられている。
第1の導風ダクト61は、車両前後方向に延びており、燃料タンク30の上壁面31に設けられた凹部32に配置され、凹部32を車両上方側から覆っている。第1の導風ダクト61の前部は、燃料タンク30の前端よりも車両前方側に突出しており、当該前部には、第2冷却ファン63が設けられている。
第1の導風ダクト61は、上面部61aと、右壁部61bと、左壁部61cと、を有している。上面部61aは、平板状で、図3に示すように、燃料タンク30の上壁面31に対応する位置、またはやや車両上方側に配置されている。また、図3に示すように、上面部61aの車両前後方向の中間部の幅(車幅方向長さ)は、前部の幅よりも大きい。この例では、上面部61aの右端は、車両前後方向に直線状に延び、左端は、前部に対して、中間部及び後部は、車幅方向左側に張り出している。
右壁部61bは、上面部61aの右端から車両下方に突出し、凹部32の縁に沿って車両前後方向に延びている。この例では、右壁部61bは、凹部32の右側の縦壁に連続するように設けられている。左壁部61cは、上面部61aの左端から車両下方に突出し、上面部61aの左端の形状に対応して屈曲している。
第1の導風ダクト61の前部は、燃料タンク30の前端よりも車両前方側に突出しており、当該前部には、第2冷却ファン63が設けられている。また、第2冷却ファン63の車両前方側に位置する第1の導風ダクト61の前端部には、外気が流入する第2吸気口62が設けられている。第2吸気口62は、車両前方を臨むように配置されている。この例では、第2吸気口62は、発電ユニット1の前部に配置されている。第2冷却ファン63が回転することにより、第2吸気口62から外気が取り込まれる。
第1の導風ダクト61の上面部61aには、インバータ35が取り付けられている。例えば、上面部61aに開口が設けられ、該開口にインバータ35が取り付けられている。図3に示すように、第1の導風ダクト61の上面部61aの車両下方側には、インバータ35の放熱フィン36が配置されている。
第2の導風ダクト64は、第1の導風ダクト61の後端から車両後方側に向かうに車両下方に向かって傾斜している。第2の導風ダクト64も、上面部、右壁部及び左壁部を有しており、これらは、第1の導風ダクト61の上面部61a、右壁部61b及び左壁部61cの後端から車両前後方向に連続して延びている。第2の導風ダクト64の後部は、燃料タンク30の後端よりも車両後方側に突出しており、当該後部には、ラジエータ39が配置されている。第2の導風ダクト64の後端には、マフラ50のカバー部材53を臨むように開口する第2排気口65が設けられている。
第1の導風ダクト61及び第2の導風ダクト64は、燃料タンク30の凹部32を車両上方側から覆い、第2冷却通路68が形成されている。すなわち、凹部32の底面32a、凹部32の右側の縦壁、右壁部61b、第1の導風ダクト61の上面部61a及び左壁部61c、並びに、第2の導風ダクト64の上面部、右壁部及び左壁部によって、第2冷却通路68が構成されている。
第2冷却通路68は、車両前後方向に延びている。インバータ35の放熱フィン36は、第2冷却通路68の内部に配置されている。複数の放熱フィン36は、空気の流れ方向に沿うように車両前後方向に沿って延びている。ラジエータ39は、第2の導風ダクト64の内部の空気流通方向(車両前後方向)で、放熱フィン36と、第2排気口65との間に配置されている。
第2冷却ファン63によって第2吸気口62から取り込まれた空気は、第2冷却通路68に流入する。このとき、空気は、インバータ35の複数の放熱フィン36に吹き付けられる。放熱フィン36に吹き付けられた空気は、隣り合う放熱フィン36の間を通り、放熱フィン36を冷却する。放熱フィン36の間を通り抜けた空気は、ラジエータ39の外面に吹き付けられ、ラジエータ39を冷却する。ラジエータ39に吹き付けられた空気は、第2排気口65からマフラ50のカバー部材53の上面部53aに吹き付けられ、マフラ50を冷却する。カバー部材53の上面部53aに吹き付けられた空気は、発電ユニット1の外部に例えば拡散して排気される。
第1の冷却系統11は、発電用エンジン20及びマフラ50から発する大量の発熱を、エンジン等の機械の耐久温度を超えない程度に冷却することを可能とする。発電用エンジン20のシリンダ部21の冷却フィン21aを冷却した空気は、温度が高くなるが、第1の冷却系統11を流通した空気は、第1の冷却系統11を構成する部材以外の発電ユニット1の構成部材が配置される空間に影響を抑制した状態で、発電ユニット1の外部に放出することができる。
一方で、第2の冷却系統12は、インバータ35の耐熱温度を超えないように冷却することができる。このとき、第1の冷却系統11の第1冷却ファン25とは別の独立した第2冷却ファン63を駆動しているので、インバータ35の冷却に必要最小限の冷却空気を導入することができる。すなわち、第2の冷却系統12の第2冷却通路68の面積、第2冷却ファン63の駆動力、及び駆動のタイミング等を適切に調節し、効率よくインバータ35を冷却することができる。
第1の冷却系統11は、空気がマフラ50の長手方向に沿って流れ、発電用エンジン20を冷却した後に、マフラ50を冷却するように構成され、第2の冷却系統12は、冷却空気がマフラ50の長手方向に交差する方向(この例では、ほぼ直交方向)に流れ、インバータ35を冷却した後に、マフラ50に向かって流れるように構成されている。
冷却系は、他の装置に比べて高温の発電用エンジン20、該発電用エンジン20よりも若干温度の低いマフラ50の順に冷却し、最後にマフラ50の後端部周辺の開口から冷却空気を発電ユニット1外に排出することが望ましい。このため、本実施形態では、第1の冷却系統11は、発電用エンジン20及びマフラ50が車幅方向に並んで配置され、マフラ50の長手方向(車幅方向)に沿って空気が流れるように構成されているので、発電用エンジン20及びマフラ50を効率よく冷却できる。
また、インバータ35を冷却するためには、冷却空気は、発電用エンジン20等よりは低い温度を保つ必要がある。そのため、第1の冷却系統11及び第2の冷却系統12は、発熱による干渉が低い方が望ましい。本実施形態では、第1の冷却系統11及び第2の冷却系統12が互いに独立し、交差して配置され、詳細には、流通方向が交差しているので、第1の冷却系統11及び第2の冷却系統12は、発熱により互いに干渉することを低減できる。
さらに、第1の冷却系統11の下流及び第2の冷却系統12の下流では、共に空気がマフラ50に向って流れるように構成され、第1の冷却系統11でマフラ50の長手方向に沿って主な冷却をしつつ、これを補助するべく第2の冷却系統12が第1の冷却系統11に交差するようにマフラ50に向って流れ込んでマフラ50の周辺の冷却をすることができる。そのため、本実施形態による構成では、マフラ50をより効率よく冷却できる。
また、本実施形態では、第1の冷却系統11と第2の冷却系統12とは、遮熱板で形成されたカバー部材53によって仕切られており、第1の冷却系統11を流れる空気は、カバー部材53とマフラ本体51の外面との間の第1冷却通路58を流れ、第2の冷却系統12を流れる空気は、カバー部材53の外側を流れるように構成されている。
第1の冷却系統11及び第2の冷却系統12は、マフラ50の周りの流れを、内側遮熱板53A及び外側遮熱板53Bで仕切っているので、第1の冷却系統11及び第2の冷却系統12の各々の要求に応じた冷却をすることができる。
第1の冷却系統11では、第1冷却通路58を空気が流れるため、一義的にマフラ50を冷却することができる。一方、第2の冷却系統12では、内側遮熱板53Aの外側に冷却空気を横から吹き付ける。このため、内側遮熱板53Aの温度を下げることができるため、第1の冷却系統11から内側遮熱板53Aに伝達する熱により、発電ユニット1内側の構成部材への熱放射を低減することができ、当該構成部材の温度上昇を低減することが可能となる。このように第1の冷却系統11及び第2の冷却系統12の空気の流れを交差させたことにより、横から吹き付けることができるので、内側遮熱板53Aを効果的に冷やすことができている。
また、本実施形態では、車幅方向外側を臨む側面に配置された第1冷却ファン25から取り込まれた空気は、発電用エンジン20に向かって流れるように構成され、第2冷却ファン63から取り込まれた空気は、インバータ35の放熱フィン36に向かって流れるように構成されている。
第1の冷却系統11は、エンジン系の冷却系統であり、大量の空気流量を必要とするため、第1冷却ファン25を常時稼働し、発電用エンジン20等に冷却空気を送り続けている。第1冷却ファン25を車幅方向外側を臨むように配置しているので、車両の操向による泥、雨水等の影響を受けにくく大量の空気を導入することに対して、有利である。
一方で、適時に必要な量だけ冷却空気を導入する第2の冷却系統12では、第2冷却ファン63を駆動しなくても走行風の入り込み程度で、十分に冷却される場合もあるため、第2冷却ファン63を、車両前方側を臨むように配置することで、第2の冷却系統12への空気の取込みを効率よく行うことができる。
本実施形態の説明は、本発明を説明するための例示であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。また、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、本実施形態では、発電ユニット1は、略直方体状に組み立てられたフレーム2の内側の領域に配置されているが、これに限らない。例えば、発電ユニット1をケース内に収容してもよい。この場合、マフラ本体51の端部に設けられた外側排気管52の排気口を、ケースの外側に配置し、第1の冷却系統11の排気口は、ケースの外部を臨むように配置するよい。また、この場合、第2の冷却系統12は、マフラ50のカバー部材53を冷却した空気をケースの外部に排気する排気口を、例えばマフラ50の左側端部に設けるよい。
また、本実施形態では、マフラ本体51を遮熱板53A,53Bで形成されたカバー部材53で覆って第1冷却通路58を形成しているが、これに限らない。管バー部材53を取り外し、第1の冷却系統11と第2の冷却系統12により、直接的に、マフラ本体51を冷却するように構成してもよい。
1 発電ユニット
2 フレーム
11 第1の冷却系統
12 第2の冷却系統
20 発電用エンジン
21 シリンダ部
21a 冷却フィン
22 シリンダケース
22a 開口部
23 クランクケース
24 クランク軸
25 第1冷却ファン
26 ファンカバー
27 第1吸気口
28 連絡配管
30 燃料タンク
31 上壁面
32 凹部
32a 底面
35 インバータ
36 放熱フィン
38 発電機
39 ラジエータ
40 連絡通路部品
50 マフラ
51 マフラ本体
51a 上面
51b 前壁面
51c 下面
51d 後壁面
52 外側排気管
53 カバー部材
53A 内側遮熱板
53a 上面部
53b 前面部
53B 外側遮熱板
53c 下面部
53d 後面部
53f フランジ
58 第1冷却通路
61 第1の導風ダクト
61a 上面部
61b 右壁部
61c 左壁部
62 第2吸気口
63 第2冷却ファン
64 第2の導風ダクト
65 第2排気口
68 第2冷却通路

Claims (4)

  1. 発電用エンジンと、該発電用エンジンを駆動する燃料が充填される燃料タンクと、前記発電用エンジンから放出される排気ガスが流通するマフラと、前記発電用エンジンが駆動することにより発生する電力が供給され、放熱フィンが設けられたインバータと、を備えているレンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造において、
    前記発電用エンジンから前記マフラに向かって冷却空気が流れる第1の冷却系統と、
    前記インバータの前記放熱フィンを通り、前記マフラに向かって冷却空気が流れる第2の冷却系統と、を備え、
    前記第1の冷却系統と前記第2の冷却系統とは、互いに交差して配置されていることを特徴とする、レンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造。
  2. 前記第1の冷却系統は、冷却空気が前記マフラの長手方向に沿って流れ、前記発電用エンジンを冷却した後に、前記マフラを冷却するように構成され、
    前記第2の冷却系統は、冷却空気が前記マフラの長手方向に交差する方向に流れ、前記インバータを冷却した後に、前記マフラに向かって流れるように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載のレンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造。
  3. 前記マフラの外側には、前記マフラの外面に間隔を空けて配置された遮熱板が設けられ、
    前記第1の冷却系統と、前記第2の冷却系統は、前記遮熱板によって仕切られており、
    前記第1の冷却系統の冷却空気は、前記遮熱板と前記マフラの外面との間を流れ、
    前記第2の冷却系統を流れる冷却空気は、前記遮熱板の外側を流れるように構成されていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のレンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造。
  4. 前記第1の冷却系統は、車幅方向外側を臨む第1吸気口と、該第1吸気口の車幅方向内側に配置された第1冷却ファンとを備え、該第1冷却ファンから取り込まれた空気は、前記発電用エンジンに向かって流れるように構成され、
    前記第2の冷却系統は、車両前後方向の前方側を臨む第2吸気口と、該第2吸気口の車両後方側に配置された第2冷却ファンとを備え、該第2冷却ファンから取り込まれた空気は、前記インバータの前記放熱フィンに向かって流れるように構成されていることを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のレンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造。

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