JP6620797B2 - エンジンルームの遮蔽構造 - Google Patents

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本発明は、エンジンルームが車両前後方向の前部に形成された車両に設けられるエンジンルームの遮蔽構造に関する。
従来より、エンジンをより早期に暖機させること等を目的として、エンジンルーム内に収容されたエンジンを保温するための保温構造が知られている。
例えば、特許文献1には、エンジンと変速機とを含むパワートレインの上側を囲むように設置されたエンジンルームカプセル化部材と、パワートレインの下側を囲むように配置されたアンダーボディーカプセル化部材とを備え、これらカプセル化部材が互いに組み合わされた保温構造が開示されている。この構造では、各カプセル化部材によってパワートレインの外周が囲まれており、前方から流入した空気によってパワートレインを冷却して後方に排出するようにしている。
特開2013−119384
特許文献1の構造では、カプセル化部材によってエンジンと変速機とがともに囲まれているため変速機の熱によってエンジンが温められる。そのため、この構造では、エンジンの暖機促進効果は得られるが、エンジンの暖機後等においてエンジンの温度が過度に高くなるおそれがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、エンジンを適切に保温および冷却することのできるエンジンルームの遮蔽構造を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、エンジンルームが車両前後方向の前部に形成された車両に設けられるエンジンルームの遮蔽構造であって、前記エンジンルームに配設されて、シリンダブロックの上にシリンダヘッドが連結されたエンジンと、回転することで送風するファン本体とこれを収容するファンカウルとを備え、前記エンジンルーム内の前記エンジンの前方に配設された冷却ファンと、前記シリンダヘッドの上面全体を覆う上壁部と、車両前後方向に延び且つ前記シリンダヘッドの車幅方向の両側面をそれぞれ覆う一対の側壁部とを備え、前方に開口するヘッド側遮蔽カバーと、前記ヘッド側遮蔽カバーの一方の側壁部の下端から下方に延びるとともに前後方向に延びる延長遮蔽部と、前記変速機の上方に配設されたEGRクーラーとを備え、前記延長遮蔽部は、前記冷却ファンのファン本体の外周縁よりも車幅方向外側において当該外周縁に沿って上下方向に延びる形状を有し、前記エンジンの車幅方向一方側に、変速機が連結され、前記変速機は、前記延長遮蔽部の後縁に近接し且つ前方視で当該延長遮蔽部よりも車幅方向の前記一方側に突出するように配置されており、前記EGRクーラーは、前方視で前記延長遮蔽部よりも車幅方向の内側に配置されていることを特徴とするエンジンルームの遮蔽構造を提供する(請求項1)。
この構成によれば、ヘッド側遮蔽カバーによってシリンダヘッドの上面および両側面が覆われるためシリンダヘッドを保温することができる。また、この構成では、エンジンの前方に冷却ファンが配置され、且つ、ヘッド側遮蔽カバーが前方に開口していることで、エンジン暖機後等の車両の走行時において、外部からエンジンルームに流入して冷却ファンを通過した走行風をヘッド側遮蔽カバーとシリンダヘッドの間に通すことができ、エンジン、特に、シリンダヘッドを冷却することができる。
しかも、この構成では、ヘッド側遮蔽カバーの一方の側壁部の下端から下方に延びるとともに前後方向に延びる延長遮蔽部が設けられるとともに、この延長遮蔽部が冷却ファンの外周縁よりも車幅方向外側において当該外周縁に沿って上下方向に延びる形状を有している。そのため、冷却ファンを通過した走行風を延長遮蔽部によって効果的にエンジン側に向かわせることができ、エンジンをより確実に冷却することができる。
また、本発明では、前記エンジンの車幅方向一方側に、変速機が連結され、前記変速機は、前記延長遮蔽部の後縁に近接し且つ前方視で当該延長遮蔽部よりも車幅方向の前記一方側に突出するように配置されている。この構成によれば、冷却ファンを通過して延長遮蔽部に沿って後方に向かう走行風を変速機の一部にあててこれを冷却することができ、変速機の温度が過度に高くなるのを防止できる。
また、本発明では、前記変速機の上方に配設されたEGRクーラーをさらに備え、前記EGRクーラーは、前方視で前記延長遮蔽部よりも車幅方向の内側に配置されている。この構成によれば、延長遮蔽部に沿って後方に向かう走行風をEGRクーラーにあてることができ、EGRクーラーの冷却性能を高めることができる。
前記構成において、前記エンジンの車幅方向両側に設けられて当該エンジンを支持するエンジンマウントと、前記エンジンの車幅方向の両外側においてそれぞれ前後方向に延びる一対のサイドフレームとをさらに備え、前記ヘッド側遮蔽カバーの側壁部のうち前記延長遮蔽部が配置されていない側壁部の下方には、前記エンジンマウントと前記サイドフレームとが配置されているのが好ましい(請求項)。
この構成によれば、エンジンの車幅方向について延長遮蔽部が設けられていない側においても、サイドフレームとエンジンマウントとを利用して冷却ファンを通過した後の走行風をエンジンに向かわせることができ、エンジンをより一層効果的に冷却することができる。
前記構成において、前記延長遮蔽部は、その下部が車幅方向に弾性変形可能に構成されているのが好ましい(請求項)。
この構成によれば、延長遮蔽部によってより多くの走行風をエンジンに向かわせつつ、延長遮蔽部がその下部に加えられた水圧や風圧で損傷するのを抑制することができる。
前記構成において、前記延長遮蔽部は前記ファンカウルの下端部と同じ高さ位置まで延びているのが好ましい(請求項)。
この構成によれば、冷却ファンを通過する走行風のより多くを延長遮蔽部によってエンジンに向かわせることができる。
前記構成において、エンジンルームのうち前方視で前記延長遮蔽部よりも車幅方向外側の部分には、エアクリーナーが配置されているのが好ましい(請求項)。
この構成によれば、エアクリーナーがエンジンからの放熱により過度に温められるのを防止できる。
また、本発明は、エンジンルームが車両前後方向の前部に形成された車両に設けられるエンジンルームの遮蔽構造であって、前記エンジンルームに配設されて、シリンダブロックの上にシリンダヘッドが連結されたエンジンと、回転することで送風するファン本体とこれを収容するファンカウルとを備え、前記エンジンルーム内の前記エンジンの前方に配設された冷却ファンと、前記シリンダヘッドの上面全体を覆う上壁部と、車両前後方向に延び且つ前記シリンダヘッドの車幅方向の両側面をそれぞれ覆う一対の側壁部とを備え、前方に開口するヘッド側遮蔽カバーと、前記ヘッド側遮蔽カバーの一方の側壁部の下端から下方に延びるとともに前後方向に延びる延長遮蔽部と、前記エンジンの車幅方向両側に設けられて当該エンジンを支持するエンジンマウントと、前記エンジンの車幅方向の両外側においてそれぞれ前後方向に延びる一対のサイドフレームとを備え、前記延長遮蔽部は、前記冷却ファンのファン本体の外周縁よりも車幅方向外側において当該外周縁に沿って上下方向に延びる形状を有し、前記ヘッド側遮蔽カバーの側壁部のうち前記延長遮蔽部が配置されていない側壁部の下方には、前記エンジンマウントと前記サイドフレームとが配置されてことを特徴とするエンジンルームの遮蔽構造を提供する。
以上説明したように、本発明のエンジンルームの遮蔽構造によれば、エンジンを適切に保温および冷却することができる。
本発明の実施形態に係るエンジンルームの遮蔽構造が適用された車両前部の概略上面図である。 図1のII−II線についての概略断面図である。 エンジンおよび変速機の配置を説明するための概略上面図である。 図2のIV−IV線断面の一部を示した概略図である。 エンジン周辺の概略正面図である。 エンジン周辺の概略後面図である。 エンジン周辺の概略左側面図である。 エンジン周辺の概略右側面図である。 本発明の実施形態に係るエンジンルームの遮蔽構造の効果を説明するための図である。 本発明の実施形態に係るエンジンルームの遮蔽構造の効果を説明するための図である。 エンジンルーム内の温度分布の算出結果を示した図であり、(a)は本発明の実施形態に係る図、(b)は比較例に係る図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るエンジンルームの遮蔽構造(以下、適宜、遮蔽構造という)について説明する。本実施形態に係る遮蔽構造は、前部(車両前後方向の前部)にエンジンルームが形成された車両に適用される。なお、本明細書では、車両の前後方向を単に前後方向という。また、前側を向いた状態での左右方向を単に左右方向という。
(1)全体構成
図1は、本実施形態に係る遮蔽構造が適用された車両の前部を示した概略上面図である。図1では、エンジンルームERを開閉するボンネット73(図2参照)は省略している。図2は、図1のII−II線についての概略断面図である。図3は、エンジンおよび変速機の配置を説明するための概略上面図である。図4は、図のIV−IV線断面の一部を示した概略図である。図5〜図8は、それぞれエンジン周辺の概略正面図、概略後面図、概略左側面図、概略右側面図、である。
エンジンルームER内には、図1および図3に示すように、その左右両側部に、前後方向に延びる略長方形状の中空断面を有する1対のサイドフレーム61、61が配置されている。エンジンルームER内においてサイドフレーム61、61の間の空間には、エンジン本体(エンジン)10とこれに連結された変速機30が、変速機30がエンジン本体10の左方となるように配置されている。
本実施形態では、エンジン本体10は所定の方向に並ぶ複数の気筒11(図例では4つの気筒11)が形成された直列4気筒の4サイクルエンジンであり、その気筒配列方向が左右方向に沿うようにエンジンルームER内に配置されている(つまり、エンジン本体10はエンジンルームER内に横置きされている)。図2に示すように、エンジン本体10は、上側に向かって車両後側に傾斜(スラント)して配置されている。
エンジン本体10は、上方から順に並び互いに連結されたシリンダヘッド10a、シリンダブロック10bおよびオイルパン10cを有している。図4に示すように、気筒11は、シリンダブロック10bに形成されている。各気筒11にはその内側を上下方向に摺動するピストン12が嵌挿されており、各ピストン12の下端部には左右方向に延びるクランクシャフト13が連結されている。
シリンダヘッド10aには、気筒11内に空気を導入するための吸気ポート(不図示)と排気ポート(不図示)とが形成されているとともに、これらを開閉する吸気バルブ(不図示)および排気バルブ(不図示)、気筒11内に燃料を噴射するための燃料噴射装置14および気筒11内の燃料と空気の混合気に点火を行う点火プラグ15等が設けられている。
エンジン本体10は、その右側部と左側部とにおいてエンジンマウント63a、63bに支持されている。また、エンジン本体10は、その後部において不図示のエンジンマウントによって支持されている。
具体的には、図3、図8に示すように、エンジン本体10は、右側のサイドフレーム61の左側にこれと近接するように配置されている。そして、右側のサイドフレーム61の上面から右側のエンジンマウント63aが上方に延びており、このエンジンマウント63aの上部とシリンダヘッド10aとが連結されている。ここで、図8に示すように、サイドフレーム61は、クランクシャフト13の中心よりもわずかに上方に位置しており、シリンダブロック10bの上下方向の略中央付近を通っている。
また、図7に示すように、変速機30の上面に左側のエンジンマウント63bが固定されており、このエンジンマウント63bとシリンダブロック10bとが連結されている。
図3等に示すように、エンジンルームER内において、エンジン本体10の前方には、各吸気ポートと連通して各気筒11内に吸気を導入するための吸気マニホールド16が設けられている。この吸気マニホールド16には吸気管17が接続されている。吸気管17の上流端には、車両前方に向かって開口し空気を吸気管17内に取り込むための吸気取り込み部18が形成されている。また、吸気管17の途中部にはエアクリーナー19が設けられている。
エンジンルームER内において、エンジン本体10の後方には、各排気ポートと連通して各気筒11内から燃焼後のガスを排出するための排気マニホールド20が配置されている。排気マニホールド20には排気管21が接続されている。排気管21には、触媒を浄化するための浄化装置22が設けられている。
本実施形態では、エンジン本体10から排出された排気の一部であるEGRガスを吸気に還流するためのEGR装置が設けられている。具体的には、EGR装置は、排気管21と吸気管17とを連結するEGR通路23とEGR通路23の途中部に設けられてEGRガスを冷却するためのEGRクーラー24とを含む。
図3等に示すように、EGR通路23は、排気管21のうち浄化装置22の下流側部分からエンジン本体10の左方および変速機30の上方を通ってエンジン本体10よりも前方まで延びており、EGRクーラー24は、エンジン本体10の左方且つ変速機30の上方に配置されている。
本実施形態では、図5等に示すように、EGRクーラー24は、後述する保温カバー50の左側壁部53とエンジン本体10との間であって正面視(前方視)で後述する延長遮蔽部56とエンジン本体10との間、つまり、延長遮蔽部56よりも車幅方向の内側に配置されている。
変速機30は、自動変速機であって、変速機ケース内にトルクコンバータ(不図示)等の変速機構を有している。また、変速機30は、図示を省略する入力軸及び出力軸が車幅方向に延びる横置きタイプのものであって、その入力軸は、エンジン本体10のクランクシャフト13と連結され、その出力軸は、変速機30の車両後側に配置された差動装置33と連結されている。差動装置33からは、左右の前輪とそれぞれ連結される左右の前輪駆動軸34(図6等参照)が左右外側にそれぞれ延びている。
エンジンルームERの前端付近には、エンジン本体10等を循環する冷却水を冷却するためのラジエータ40と、冷却ファン45とが収容されている。冷却ファン45は、回転してラジエータ40に送風するためのファン本体42と、ファン本体42を駆動するファンモータ43と、ファン本体42を内側に収容するファンカウル44とを備える。ラジエータ40はエンジン本体10の前方に配置されており、冷却ファン45はラジエータ40の後方且つエンジン本体10の前方に配置されている。
具体的には、ラジエータ40は正面視で略長方形状を有する。ファンカウル44は正面視でラジエータ40の外形とほぼ重複する略長方形状を有する。ファンカウル44には、前後方向に開口する開口部4aが形成されている。ファン本体42は、複数の羽根を有し回転することで送風する部材であって、正面視でファンカウル44の開口部4aと重複する領域を羽根が移動するように、ファンカウル44に回転可能に固定されている。ファンモータ43はファン本体42の回転中心付近に固定されている。
本実施形態では、ラジエータ40とエンジン本体10との間の空間を効率よく利用するべく、ラジエータ40の左側部分の後面に隣接してファンモータ43が設けられ、ラジエータ40の右側部分の後面に隣接して、エンジン本体10の右側面に設けられるエンジンベルトと連結されるスターター70が設けられている。つまり、ラジエータ40とエンジン本体10との間の空間にファンモータ43および冷却ファン45とスタータ−70とが並ぶように配置されて、この空間がデッドスペースとなるのが回避されている。
図2に示すように、車両の前端部であってラジエータ40よりも前方には、グリルシャッター65が設けられている。
グリルシャッター65は、エンジンルームER内(主として後述する保温カバー50内)に車両の走行風を導入し、且つ、その導入量を調整可能な部材である。グリルシャッター65は、上下方向に回動可能なフィン66が、上下方向に複数(図7では5つ)配置されることによって構成されており、各フィン66が回動することによって、その開度が調整されるようになっている。具体的には、グリルシャッター65は、フィン66の向きが車両の走行方向に対して垂直なときに開度が最小の状態となる一方、フィン66が回動して(図2で反時計回りに回動して)、フィン66の向きが車両の走行方向に対して平行になったときに開度が最大の状態となる。車両走行風のエンジンルームER内への導入量は、このグリルシャッター65の開度が大きいほど大きくなるようになっている。各フィン66の回転角度(すなわち、グリルシャッター65の開度)は、エンジン本体10に対する冷却要求に応じて、各フィン66の角度が変更される。例えば、エンジン冷却水の温度と、推定したエンジン本体10から導出される排気の温度等に基づいて、各フィン66の回転角度を変更する。
また、図1等に示すように、エンジンルームER内には、バッテリ71、ECU(Engine Control Unit:制御装置、不図示)等もエンジンルームERに収容されている。
(2)保温カバー
エンジン本体10は、エンジンルームER内において保温カバー(ヘッド側遮蔽カバー)50によって覆われた状態で収容されている。この保温カバー50について次に説明する。
保温カバー50は、シリンダヘッド10aの上面全体を覆う上壁部51と、シリンダヘッド10aの左右両側面をそれぞれ覆う一対の側壁部52、53と、シリンダヘッド10aの後面を覆う後壁部55と、左側の側壁部5(以下、左側壁部53という)とで構成されるヘッド側遮蔽カバー50aと、左側壁部53の下縁から下方に延びる延長遮蔽部56とを有し、前方に開口している。この保温カバー50に覆われることで、エンジン本体10は保温されるとともに、エンジン本体10から発せられる音すなわちエンジン音がエンジン本体10の周囲(車室内や車両の外部)に漏れるのが防止される。
上壁部51は、シリンダヘッド10aの上面全体を覆っている。具体的には、上壁部51は、シリンダヘッド10aの上面から上方に離間した位置に配置されており、上壁部51とシリンダヘッド10aの上面つまりエンジン本体10の上面との間に空間が区画された状態で、シリンダヘッド10aの上面を覆っている。
図7等に示すように、本実施形態では、上壁部51は、ラジエータ40の上面の前縁(詳細には、ラジエータ40の本体部を収容するラジエータシュラウドの上面の前縁)付近から排気マニホールド20の後縁付近まで延びている。また、図5に示すように、上壁部51は、エンジン本体10の右縁付近から、エンジン本体10の左縁よりも左方であってラジエータ40および冷却ファン45の左縁よりもわずかに左方の位置まで延びている。これに伴い、上壁部51は、シリンダヘッド10aの上面全体に加えて、吸気マニホールド16と排気マニホールド20の上面を覆っている。また、図1に示すように、上壁部51は、上面視で、変速機30の右側部分と重複している。
図7等に示すように、上壁部51は、側面視で、その前縁から後ろ斜め上方に傾斜した後、後斜め下方に傾斜する形状を有している。また、上壁部51は、その右両端部分が左右外側に向かって下方に傾斜し、それ以外の部分はほぼまっすぐ左右方向に延びるような形状を有している。
本実施形態では、上壁部51は、エンジン本体10等の点検が可能なように、その後端部に設けられたヒンジ機構を介して上下方向に回動可能にダッシュパネル69に支持されている。具体的には、後壁部55に後方に突出するブラケット55aが設けられて、このブラケット55aがダッシュパネル69に固定されているとともに、このブラケット55aと上壁部51とがピン(不図示)によって連結されており、上壁部51はこのピン回りに上下方向に回動する。
図7等に示すように、ラジエータ40(詳細には、ラジエータシュラウド)の上面には上壁部51を支持するための支持部40aが形成されている。上壁部51は、この支持部40aに上方から当接してこれに支持される位置から上方に回動可能となっている。なお、ラジエータ40(ラジエータシュラウド)は、サイドフレーム61に支持されている。
上壁部51の左端部であって左側に向かって下方に傾斜する部分には、その下縁から上方に向かって半円形の切欠き51aが形成されている。この切欠き51aは、吸気管17を通すためのものである。この切欠き51aにはウレタン等の断熱性のある緩衝材が固定されており、吸気管17と切欠き51aとの間の空間がこの緩衝材によって塞がれるようになっている。
後壁部55は、上壁部51の後縁全体から下方に延びている。図6に示すように、本実施形態では、後壁部55は上壁部51の後縁から排気マニホールド20の上縁の高さ位置よりもわずかに上方の位置まで延びている。
各側壁部52、53は、上壁部51の左右両縁から下方に延びている。
右側壁部52は、上壁部51の右縁の前端から後端にわたって前後方向に延びている。右側壁部52は、図1に示すように、エンジン本体10の右側面に沿って前後方向に延びている。
前記のように、本実施形態では、エンジン本体10の右側面の右方には、これに近接してエンジン本体10に連結されるエンジンマウント63aが配置されている。そのため、右側壁部52はこのエンジンマウント63aを避けるような形状を有している。具体的には、右側壁部52の前後略中央には、その下縁から上方に向かって略長方形状の切欠きが形成されている。そして、この切欠きに右側のエンジンマウント63aの上部が嵌りこんでいる。つまり、右側壁部52の下方(切欠きが形成された部分お下方)には、右側壁部52の下縁から下方に延びる右側のエンジンマウント63aが配置されている。これに伴い、本実施形態では、右側のエンジンマウント63aがエンジン本体10を保温するカバーの一部として機能するようになっている。
図8に示すように、右側壁部52のうちエンジンマウント63aよりも後方の部分は、後壁部55の下縁と同じ位置まで延びている。一方、右側壁部52のうちエンジンマウント63aよりも前側部分は上壁部51の下縁からサイドフレーム61の上縁まで延びている。これに伴い、エンジン本体10の右方は、右側壁部52と右側のエンジンマウント63aとサイドフレーム61とによって覆われている。本実施形態では、図8に示すようにエンジン本体10の前後略中央よりも前方の領域がこれらによって覆われている。
本実施形態では、上壁部51の左端部の下方を吸気管17が通るように構成されており、左側壁部53は、この吸気管17が配置される部分よりも後方に設けられている。つまり、左側壁部53は、上壁部51の左縁の前端よりもわずかに後方の位置から後方に延びており、吸気管17の吸気取り込み部は、上壁部51の下方且つ左側壁部53よりも前側の部分を通って前方に延びている。図7に示すように、吸気取り込み部は上壁部51の下縁と左側壁部53の前縁との間の空間を塞ぐように配置されている。
図1に示すように、上壁部51の左縁はその前端から後方に向かってまっすぐ延びた後右側に湾曲しながら後方に延びている。これに伴い、左側壁部53も、上壁部51の左縁の前端付近からまっすぐ後方に延びた後右側に湾曲しながら後方に延びている。
前記のように、上壁部51は冷却ファン45の左縁つまりファンカウル44よりもわずかに左方の位置から右側に延びており、左側壁部53の前端部はファンカウル44の左縁よりもわずかに左方に位置し、この位置から後方に延びている。前記のようにエンジン本体10の左側には変速機30が設けられており、左側壁部53は、変速機30の上方を通って前後方向に延びている。
左側壁部53は、上壁部51の左縁の下端から、後壁部55の下縁と略同じ位置まで延びており、エンジン本体10のうちシリンダヘッド10aのほぼ全体を左方から覆っている。
延長遮蔽部56は、左側壁部53の前側部分の下縁から下方に延びている。本実施形態では、延長遮蔽部56は、左側壁部53の下縁からファンカウル44の下端と同じ高さ位置まで延びている。前記のように左側壁部53は変速機30の上方を通っており、正面視で、延長遮蔽部56は、延長遮蔽部56よりも左方に変速機30が突出するような位置に設けられている。
図7に示すように、延長遮蔽部56は、冷却ファン45(ファンカウル44)の後縁付近から変速機30の前端付近まで延びている。詳細には、側面視で、延長遮蔽部56の前縁は、その上端から吸気取り込み部18の下縁に沿って前方に湾曲した後、冷却ファン45の後縁に沿うように、ほぼまっすぐ下方に延びている。そして、延長遮蔽部56の後縁は、その上端から下方にまっすぐ延びたあと、側面視で変速機30の前縁に沿うように前方に折れ曲がりつつ下方に延びている。延長遮蔽部56は、このように変速機30の前縁に沿うように延びており、延長遮蔽部56の後縁は変速機30に近接している。
図5に示すように、正面視で、延長遮蔽部56は、冷却ファン45のファン本体42の外周縁よりも左方つまり車幅方向外側において、左側壁部53の下縁から、冷却ファン45のファン本体42の外周縁に沿うように下方に延びている。
延長遮蔽部56は左側壁部53と一体に形成されておりこれに固定されている。なお、左側壁部53は車体に固定されている。延長遮蔽部56は、左側壁部53に対してのみ固定されており、これに伴い、延長遮蔽部56の少なくとも下部は左右方向に弾性変形可能となっている。特に、本実施形態では、延長遮蔽部56が樹脂製であり、容易に弾性変形するようになっている。
このように、本実施形態では、保温カバー50の上壁部51、両側壁部52、53および後壁部55によってシリンダヘッド10aの上方、左右両側方および後方が覆われる。また、右側のエンジンマウント63aと右側のサイドフレーム61とによってエンジン本体10のうち右側壁部52よりも下方の部分が右方から覆われる。また、エンジン本体10の前方の空間が、上壁部51、両側壁部52、53に加えて延長遮蔽部56と右側のエンジンマウント63aと右側のサイドフレーム61とによって覆われる。従って、エンジン本体10およびその周囲を効果的に保温して、エンジン本体10の暖機を促進することができる。
また、保温カバー50の外側にエンジン本体10から発せられる熱が加えられにくい領域であるクールゾーンCを確保することができる。本実施形態では、前記構成に伴って、カバー50の左方にクールゾーンCを形成することができる。これに対応して、本実施形態では、エアクリーナー19およびバッテリ71がこのクールゾーンCに配置されている。
具体的には、エアクリーナー19は、カバー50の前側部分の左方であって保温カバー50の前側部分の左縁よりも左側に配置されている。つまり、エアクリーナー19は、正面視で延長遮蔽部56の位置よりも左方に配置されている。
また、バッテリ71は、保温カバー50の後側部分の左方であって保温カバー50の後側部分の左縁よりも左側に配置されている。その他、図示は省略したが、ECUもこのクールゾーンCに配置されている。
(3)作用等
以上のように、本実施形態では、上壁部51、両側壁部52、53、後壁部55、右側のエンジンマウント63a、右側のサイドフレーム61、延長遮蔽部56によってエンジン本体10およびその周囲が覆われる遮蔽構造が構築されることで、前記のように、エンジン本体10およびその周囲を効果的に保温して、エンジン本体10の暖機を促進することができる。
また、保温カバー50の外部にクールゾーンCを区画して、これにエアクリーナー19およびバッテリ71を配置することで、これらがエンジン本体10から発せられる熱によって加熱されるのを抑制することができる。そして、エアクリーナー19およびエアクリーナー19内部の空気の温度上昇を抑制して、吸気効率を高く維持することができる。また、バッテリ71の熱害を抑制することができる。
しかも、本実施形態では、前記のように構成された延長遮蔽部56が設けられるとともに、右側のエンジンマウント63aと右側のサイドフレーム61とが前記のように配置されている。そのため、走行風をエンジン本体10の周囲に誘導することができ、エンジン本体10を適切に冷却できるとともに、エンジン本体10の周囲の熱が走行風にのってクールゾーンCに流入するのを防止することができる。
具体的には、図9の矢印に示すように、車両に吹き付けられる走行風はグリルシャッター65および冷却ファン45の開口部4aを通ってエンジンルームER内に流入する。ここで、仮に延長遮蔽部56がない構造では、図9および図10の破線矢印に示すように、走行風の一部(主として冷却ファン45の下部を通過した走行風)は、左側壁部53の下方を通って左側壁部53よりも左方つまりエンジン本体10から離間する方向に流れる。そのため、この構造では走行風を十分にエンジン本体10に供給することができなくなる。また、エンジン本体10の周囲の熱を含んだ風が左側壁部53よりも左方の領域に入り込み、この領域つまりクールゾーンCの温度を十分に低く抑えることができなくなる。
これに対して、本実施形態では、図9および図10の実線矢印で示すように、冷却ファン45を通過した走行風であって左側壁部53よりも左側に向かおうとする走行風を延長遮蔽部56で堰き止めて、延長遮蔽部56に沿って後方およびエンジン本体10側に誘導することができ、エンジン本体10により多くの走行風を供給することができる。
従って、本実施形態によれば、エンジン本体10をより確実に冷却することができる。詳細には、エンジン本体10の周囲の熱の多くを走行風によってエンジン本体10の後方に押し出すことができ、エンジン本体10の周囲に熱がこもるのを防止できる。
また、本実施形態によれば、左側壁部53よりも左側に向かおうとする走行風にのってエンジン本体10の周囲の熱がクールゾーンCに流れ込むのをより確実に回避することができる。従って、クールゾーンCの温度をより確実に低く抑えることができる。
特に、本実施形態では、延長遮蔽部56がファンカウル44の下端と同じ高さ位置まで延びている。そのため、冷却ファン45を通過した走行風をより多くエンジン本体10側へ誘導することができ、エンジン本体10の冷却とクールゾーンCの昇温防止とをより確実に実現できる。
また、本実施形態によれば、走行風をエンジン本体10側ひいてはエンジン本体10の後方に配置されたトンネル部に誘導することができ、車両の空力性能も高めることができる。
同様に、仮に右側のサイドフレーム61およびエンジンマウント63aが前記のように配置されておらず右側壁部52の下方にエンジン本体10を覆う部材が存在しない構造では、図9および図10の破線矢印に示すように、走行風の一部(主として冷却ファン45の下部を通過した走行風)が、右側壁部52の下方を通って右側壁部52よりも右方つまりエンジン本体10から離間する方向に流出してしまう結果、この走行風がエンジン本体10を通過しなくなる。
これに対して、本実施形態では、右側のサイドフレーム61およびエンジンマウント63aによって冷却ファン45を通過した走行風をエンジン本体10側に誘導することができ、エンジン本体10により多くの走行風を供給することができ、これにより、エンジン本体10をより一層確実に冷却することができるとともに車両の空力性能をさらに高めることができる。
図11(a)に、本実施形態に係る構造が適用されたエンジンルームER内の温度分布の計算結果を示す。また、比較例として、図11(b)に、延長遮蔽部56を省略したときのエンジンルームER内の温度分布の計算結果を示す。図11(a)、(b)では、色の濃い方が温度が高いことを示している。図11(a)と図11(b)との比較から明らかなように、延長遮蔽部56を設けた本実施形態では、比較例に比べて領域X1つまり冷却ファン45の後方且つ左側壁部53よりも左方の領域の温度が低く抑えられている。そして、本実施形態では、比較例に比べて領域X2つまりエンジン本体10の後方の領域において、より後方まで高い温度となっており、エンジン本体10から後方に熱が適切に流出している。
また、本実施形態では、正面視で延長遮蔽部56よりも左方に変速機30が突出するように、かつ、延長遮蔽部56の後縁と変速機30とが近接するように構成されている。そのため、延長遮蔽部56に沿って後方に向かう走行風を変速機30の上面にあてることができる。そのため、変速機30の冷却も促進できる。
また、本実施形態では、前記のように、EGRクーラー24が保温カバー50の左側壁部53とエンジン本体10との間であって正面視で延長遮蔽部56とエンジン本体10との間に配置されている。そのため、延長遮蔽部56に沿ってエンジン本体10側および後方に向かう走行風をEGRクーラー24に効果的にあてることができる。従って、EGRクーラー24の冷却性能を高めることができる。
また、本実施形態では、延長遮蔽部56、特にその下部が、左右方向に弾性変形可能に構成されている。そのため、延長遮蔽部56を前記のようにファンカウル44の下端と同じ高さ位置というように下方に長く延びる形状として延長遮蔽部56によってより多くの走行風をエンジン本体10に向かわせつつ、延長遮蔽部56がその下部に加えられた水圧や風圧で損傷するのを抑制することができる。例えば、車両が冠水したときには非常に高い水圧が延長遮蔽部56の下部に加えられることになる。そのため、仮に延長遮蔽部56が弾性変形不可であると、このときに延長遮蔽部56が破損して周囲に配置された機器(例えば、ファンモータ43)を損傷するおそれがある。これに対して、本実施形態では、延長遮蔽部56が弾性変形可能であるため、水圧や風圧によって延長遮蔽部56の破損およびこれに起因する各種機器の損傷をより確実に回避することができる。
(4)変形例
延長遮蔽部56は、冷却ファン45のファン本体42の外周縁よりも車幅方向外側においてこの外周縁に沿って上下方向に延びる形状を有していればよく、その具体的な形状は前記に限らない。
例えば、前記構成では、延長遮蔽部56を左側壁部53の前部の下縁から下方に延びるように構成した場合について説明したが、延長遮蔽部56の前後方向の長さはこれに限らず、左側壁部53の略全体にわたって延長遮蔽部56を設けてもよい。
また、延長遮蔽部56を設ける位置は左側壁部53に限らず右側壁部52であってもよい。なお、この場合には、左側壁部53の下方にサイドフレーム61およびエンジンマウントを配置するのが好ましい。また、延長遮蔽部56を左側壁部53と右側壁部52の両方に設けてもよい。
また、延長遮蔽部56は左側壁部53と別体で構成されて左側壁部53に固定されてもよい。ただし、この場合であっても、延長遮蔽部56を左右方向に弾性変形可能に構成するのが好ましい。
10 エンジン本体(エンジン)
10a シリンダヘッド
10b シリンダブロック
19 エアクリーナー
24 EGRクーラー
30 変速機
40 ラジエータ
42 ファン本体
43 ファンモータ
44 ファンカウル
45 冷却ファン
50 保温カバー
50a ヘッド側遮蔽カバー
51 上壁部
52 右側壁部(右側の側壁部)
53 左側壁部(左側の側壁部)
56 延長遮蔽部
61 サイドフレーム
63a エンジンマウント
ER エンジンルーム

Claims (6)

  1. エンジンルームが車両前後方向の前部に形成された車両に設けられるエンジンルームの遮蔽構造であって、
    前記エンジンルームに配設されて、シリンダブロックの上にシリンダヘッドが連結されたエンジンと、
    回転することで送風するファン本体とこれを収容するファンカウルとを備え、前記エンジンルーム内の前記エンジンの前方に配設された冷却ファンと、
    前記シリンダヘッドの上面全体を覆う上壁部と、車両前後方向に延び且つ前記シリンダヘッドの車幅方向の両側面をそれぞれ覆う一対の側壁部とを備え、前方に開口するヘッド側遮蔽カバーと、
    前記ヘッド側遮蔽カバーの一方の側壁部の下端から下方に延びるとともに前後方向に延びる延長遮蔽部と
    前記変速機の上方に配設されたEGRクーラーとを備え、
    前記延長遮蔽部は、前記冷却ファンのファン本体の外周縁よりも車幅方向外側において当該外周縁に沿って上下方向に延びる形状を有し、
    前記エンジンの車幅方向一方側に、変速機が連結され、
    前記変速機は、前記延長遮蔽部の後縁に近接し且つ前方視で当該延長遮蔽部よりも車幅方向の前記一方側に突出するように配置されており、
    前記EGRクーラーは、前方視で前記延長遮蔽部よりも車幅方向の内側に配置されていることを特徴とするエンジンルームの遮蔽構造。
  2. エンジンルームが車両前後方向の前部に形成された車両に設けられるエンジンルームの遮蔽構造であって、
    前記エンジンルームに配設されて、シリンダブロックの上にシリンダヘッドが連結されたエンジンと、
    回転することで送風するファン本体とこれを収容するファンカウルとを備え、前記エンジンルーム内の前記エンジンの前方に配設された冷却ファンと、
    前記シリンダヘッドの上面全体を覆う上壁部と、車両前後方向に延び且つ前記シリンダヘッドの車幅方向の両側面をそれぞれ覆う一対の側壁部とを備え、前方に開口するヘッド側遮蔽カバーと、
    前記ヘッド側遮蔽カバーの一方の側壁部の下端から下方に延びるとともに前後方向に延びる延長遮蔽部と、
    前記エンジンの車幅方向両側に設けられて当該エンジンを支持するエンジンマウントと、
    前記エンジンの車幅方向の両外側においてそれぞれ前後方向に延びる一対のサイドフレームとを備え、
    前記延長遮蔽部は、前記冷却ファンのファン本体の外周縁よりも車幅方向外側において当該外周縁に沿って上下方向に延びる形状を有し、
    前記ヘッド側遮蔽カバーの側壁部のうち前記延長遮蔽部が配置されていない側壁部の下方には、前記エンジンマウントと前記サイドフレームとが配置されてことを特徴とするエンジンルームの遮蔽構造。
  3. 請求項1に記載のエンジンルームの遮蔽構造において、
    前記エンジンの車幅方向両側に設けられて当該エンジンを支持するエンジンマウントと、前記エンジンの車幅方向の両外側においてそれぞれ前後方向に延びる一対のサイドフレームとをさらに備え、
    前記ヘッド側遮蔽カバーの側壁部のうち前記延長遮蔽部が配置されていない側壁部の下方には、前記エンジンマウントと前記サイドフレームとが配置されていることを特徴とするエンジンルームの遮蔽構造。
  4. 請求項1〜のいずれかに記載のエンジンルームの遮蔽構造において、
    前記延長遮蔽部は、その下部が車幅方向に弾性変形可能に構成されていることを特徴とするエンジンルームの遮蔽構造。
  5. 請求項に記載のエンジンルームの遮蔽構造において、
    前記延長遮蔽部は前記ファンカウルの下端部と同じ高さ位置まで延びていることを特徴とするエンジンルームの遮蔽構造。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載のエンジンルームの遮蔽構造において、
    エンジンルームのうち前方視で前記延長遮蔽部よりも車幅方向外側の部分には、エアクリーナーが配置されていることを特徴とするエンジンルームの遮蔽構造。
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