JP2021039234A - 印刷媒体の抵抗測定を行う画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】転写用高圧電源の容量を必要以上大きくすることなく、また、抵抗調整剤としてイオン導電剤等を用いる転写ローラの耐久による抵抗上昇を抑える。【解決手段】画像形成システムの転写において、転写ローラ34の抵抗測定と、給紙した用紙Pの抵抗測定のための給電経路B2と、転写ローラー34の抵抗上昇を抑えるため、転写ローラの表面に接触する導電性デバイス35から転写ローラ34に給電する給電経路B1を有する電源36を有し、用紙Pの抵抗測定値を閾値と比較することにより、印刷速度をそのまま、または減速し、画像形成に際しては給電経路B1を用いて給電して転写する。【選択図】図4

Description

画像形成システムは、トナー画像を印刷媒体に転写する転写ユニットを備える。転写ユニットは、トナー像を担持する転写ベルトと、転写ベルトに当接する転写ローラと、転写ローラに転写用のバイアスを供給する給電ローラとを備える。転写ローラは、導電性軸芯として機能するシャフトを備える。転写ローラには、エピクロルヒドリンゴム等のイオン導電材が用いられている。転写ベルトはアースに接続されており、給電ローラは電源に接続されている。電源からは給電ローラを介して転写ローラのシャフトに転写用のバイアスが供給される。
本明細書に開示された種々の例を実現するために用いることができる例示的な転写ユニットを備えた画像形成システムの概略構成図である。 図1の例示的な転写ユニットの斜視図である。 図1の例示的な転写ユニットの側面図である。 図1の転写ユニットを模式的に示す側面図である。 図1の転写ユニットの変形例を模式的に示す側面図である。 例示的な印刷媒体の抵抗測定、及び印刷速度の制御工程を示すフローチャートである。 印刷枚数と転写ローラの電気抵抗との関係を実施例及び比較例ごとに示した例示的なグラフである。 転写ローラにおけるシステム抵抗を模式的に示す図である。 転写ローラに対する電流値、電圧値及び印刷速度の関係を印刷媒体の種類ごとに示す例示的なグラフである。 変形例に係る抵抗測定及び印刷速度の制御工程を示すフローチャートである。 別の変形例に係る抵抗測定及び印刷速度の制御工程を示すフローチャートである。 転写ローラへのバイアスの供給経路の切り替え処理の工程の例を示すフローチャートである。
以下では、図面を参照しながら画像形成システムの種々の形態の例について説明する。図面の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。図面は、例を一層明瞭に示すために、簡略化又は誇張して描いている場合がある。まず、例示的な画像形成システムについて説明する。
図1に示されるように、一例としての画像形成システム1は、マゼンタ、イエロー、シアン及びブラックの各色を用いてカラー画像を形成する。画像形成システム1は、例えば、記録媒体搬送装置10と、複数の現像装置20と、転写ユニット30と、複数の感光体40と、定着装置50とを備える。記録媒体搬送装置10は印刷媒体Pを搬送する。印刷媒体Pは一例として紙である。感光体40は静電潜像を形成し、現像装置20は静電潜像を現像する。転写ユニット30は、トナー像を印刷媒体Pに二次転写する。例えば、定着装置50はトナー像を印刷媒体Pに定着させる。
記録媒体搬送装置10は、一例として、画像が形成される印刷媒体Pを搬送経路R1に沿って搬送するピックアップローラ11と、搬送経路R1におけるピックアップローラ11の下流側に設けられるレジストレーションローラ12とを備える。印刷媒体Pは、トレイTに積層されて収容されており、ピックアップローラ11によってピックアップされて搬送される。ピックアップローラ11は、例えば、トレイTの印刷媒体Pの出口付近に設けられる。
レジストレーションローラ12は、ピックアップローラ11によってピックアップされた印刷媒体Pを搬送する。印刷媒体Pの搬送経路R1におけるレジストレーションローラ12よりも下流側には、印刷媒体Pにトナー像が転写される二次転写領域R2が設けられる。レジストレーションローラ12は、印刷媒体Pの搬送経路R1における二次転写領域R2(転写ローラ34)の上流側に位置する。レジストレーションローラ12は、印刷媒体Pに転写されるトナー像が二次転写領域R2に到達するタイミングで印刷媒体Pを搬送経路R1を介して二次転写領域R2に到達させる。
現像装置20は、例えば、色ごとに設けられている。各現像装置20は、トナーを感光体40に担持させる現像ローラ21を備えている。現像装置20では、例えば、トナーとキャリアを所定の混合比となるように調整し、トナー及びキャリアを混合撹拌してトナーを均一に分散させる。現像剤は現像ローラ21に担持される。現像ローラ21は回転して現像剤を感光体40と対向する領域まで搬送する。そして、現像ローラ21に担持された現像剤のうちのトナーが感光体40の静電潜像に移動し、静電潜像が現像される。
転写ユニット30は、例えば、現像装置20及び感光体40によって形成されたトナー像を二次転写領域R2に搬送する。転写ユニット30には、例えば、感光体40に現像された像が転写される。転写ユニット30は、一例として、転写ベルト31と、懸架ローラ32a,32b,32cと、駆動ローラ32dと、一次転写ローラである転写ローラ33と、二次転写ローラである転写ローラ34とを備える。転写ローラ34は、画像形成システム1の印刷中に印刷媒体Pにトナー像を転写し、当該印刷の印刷速度に応じて回転する。
転写ベルト31は、例えば、懸架ローラ32a,32b,32c及び駆動ローラ32dによって懸架されている。駆動ローラ32dは、懸架ローラ32a,32b,32cと共に転写ベルト31を懸架するバックアップローラである。転写ローラ33は、例えば、色ごとに設けられる。各転写ローラ33は、各感光体40と共に転写ベルト31を挟持する。転写ローラ34は、駆動ローラ32dと共に転写ベルト31を挟持する。
転写ベルト31は、例えば、懸架ローラ32a,32b,32c及び駆動ローラ32dによって循環移動する無端状のベルトである。転写ローラ33は、転写ベルト31の内周側から感光体40を押圧する。転写ベルト31及び駆動ローラ32dは、例えば、印刷媒体Pから見て転写ローラ34の反対側に位置する。駆動ローラ32dは、転写ベルト31内周側から転写ローラ34を押圧する。
感光体40は、一例として、感光体ドラムであり、色ごとに設けられる。複数の感光体40は、転写ベルト31の移動方向に沿って並んで配置される。各感光体40の外周面の対向位置には、現像装置20、露光ユニット41、帯電装置42及びクリーニング装置43が設けられている。
一例としての画像形成システム1は、現像装置20、感光体40、帯電装置42及びクリーニング装置43を一体として備えるプロセスカートリッジ2と、プロセスカートリッジ2が着脱されるハウジング3とを備える。プロセスカートリッジ2は、ハウジング3の扉を開けてハウジング3に対して挿抜されることにより、ハウジング3に対して着脱自在となっている。
例えば、帯電装置42は、感光体40の外周面を所定の電位に均一に帯電する。帯電装置42は、例えば、感光体40の回転に追従して回転する帯電ローラである。露光ユニット41は、帯電装置42によって帯電した感光体40の外周面を、印刷媒体Pに形成する画像に応じて露光する。感光体40の外周面のうち露光ユニット41に露光された部分の電位が変化し、これにより感光体40の外周面に静電潜像が形成される。
複数の現像装置20のそれぞれには、例えば、トナータンク25が対向するように配置されている。各トナータンク25の内部には、例えば、マゼンタ、イエロー、シアン及びブラックのそれぞれのトナーが収容されている。各現像装置20には、各トナータンク25からトナーが供給される。各現像装置20は、供給されたトナーによって静電潜像を現像して感光体40の外周面にトナー像を形成する。感光体40の外周面に形成されたトナー像は転写ベルト31に一次転写され、一次転写後に感光体40の外周面に残存するトナーはクリーニング装置43によって除去される。
定着装置50は、例えば、転写ベルト31から印刷媒体Pに二次転写されたトナー像を印刷媒体Pに定着する。定着装置50は、一例として、印刷媒体Pを加熱すると共に印刷媒体Pにトナー像を定着する加熱ローラ51と、加熱ローラ51を加圧する加圧ローラ52とを備える。加熱ローラ51及び加圧ローラ52は、例えば、共に円筒状に形成されている。
一例として、加熱ローラ51の内側にはハロゲンランプ等の熱源が設けられる。なお、加圧ローラ52の内側にハロゲンランプ等の熱源が設けられてもよい。加熱ローラ51と加圧ローラ52の間には、印刷媒体Pの定着領域である定着ニップ部53が設けられている。定着ニップ部53を印刷媒体Pが通過することにより、トナー像が印刷媒体Pに溶融定着される。
次に、画像形成システム1による画像形成方法の一例について説明する。最初に、画像形成システム1による印刷工程の例について説明する。例えば、画像形成システム1に被記録画像の印刷信号が入力されると、ピックアップローラ11が回転することによってトレイTに積層された印刷媒体Pがピックアップされて印刷媒体Pが搬送経路R1に沿って搬送される。そして、帯電装置42は、印刷信号に基づいて感光体40の外周面を所定の電位に均一に帯電する。その後、露光ユニット41が感光体40の外周面にレーザ光を照射して感光体40の外周面に静電潜像を形成する。
続いて、現像装置20が感光体40にトナー像を形成して現像を行う。例えば、トナー像は、各感光体40と転写ベルト31が対向する領域において、各感光体40から転写ベルト31に一次転写される。転写ベルト31には、例えば、複数の感光体40のそれぞれに形成されたトナー像が順次積層されて、1つの積層トナー像が形成される。積層トナー像は、駆動ローラ32dと転写ローラ34とが互いに対向する第1ニップ部N1を有する二次転写領域R2において、記録媒体搬送装置10から搬送された印刷媒体Pに二次転写される。
積層トナー像が二次転写された印刷媒体Pは、二次転写領域R2から定着装置50に搬送される。定着装置50は、例えば、定着ニップ部53を通過する印刷媒体Pに熱及び圧力を加えることにより、積層トナー像を印刷媒体Pに溶融定着する。定着装置50の定着ニップ部53を通過した印刷媒体Pは、例えば、排出ローラ45,46によって画像形成システム1の外部に排出される。
次に、転写ユニット30の例をより詳細に説明する。
図2及び図3に示されるように、転写ユニット30の転写ローラ34は、例えば、シャフト34bと、シャフト34bを覆う発泡層34cとを備える。発泡層34cは、例えば、独立気泡又は連続気泡から構成されている。シャフト34bは金属製であり、発泡層34cは柔軟性が高い材料によって構成されている。発泡層34cは、例えば、スポンジ状とされている。転写ローラ34は、印刷媒体Pにトナー像を転写する表面34dを有する。転写ローラ34の表面34dは発泡体とされており、発泡層34cの表面34dには微細な孔が多数形成されている。
シャフト34bは、印刷時に電気的にフロートとされる金属製のシャフトであってもよい。「電気的にフロート」とは、例えば、電位が独立している状態を示している。転写ローラ34は、転写ベルト31との間に第1ニップ部N1を形成し、第1ニップ部N1に印刷媒体Pが通るときに印刷媒体Pに転写ベルト31からトナー像が転写される。転写ローラ34にはイオン導電剤が含まれている。
転写ユニット30は、例えば、転写ローラ34に接触する導電性デバイス35を備える。導電性デバイス35は、転写ローラ34の外部から転写ローラ34に給電を行う給電部材として機能する。導電性デバイス35は、例えば、転写ローラ34よりも低い電気抵抗を有する。
導電性デバイス35は、例えば、導電性ローラであってもよく、転写ローラ34との間に第2ニップ部N2を形成してもよい。第2ニップ部N2のニップ圧は、例えば、第1ニップ部N1のニップ圧よりも小さい。導電性デバイス35は、その断面形状が円形状となっているクリーニングローラであってもよく、転写ローラ34に従動してもよい。転写ローラ34及び導電性デバイス35は、第1ニップ部N1及び第2ニップ部N2を通る仮想直線である直線Lがシャフト34bを通るように配置されてもよい。
図4は、駆動ローラ32d、転写ベルト31、転写ローラ34及び導電性デバイス35の構成を模式的に示す側面図である。図4に示されるように、駆動ローラ32dは電気的にグランド接続されている。転写ユニット30は、一例として、導電性デバイス35への第1バイアスB1の供給(バイアス電圧の印加)、又は転写ローラ34への第2バイアスB2の供給を行う電源36を備える。
電源36は、電気的にグランド接続されると共に、転写ローラ34のシャフト34b、及び導電性デバイス35に電気的に接続されている。電源36は、導電性デバイス35に第1バイアスB1を供給する第1供給経路36bと、転写ローラ34のシャフト34bに第2バイアスB2を直接供給する第2供給経路36cとを有する。
電源36は、例えば、通常の印刷時に導電性デバイス35に第1バイアスB1を供給し、転写ローラ34の抵抗上昇時にシャフト34bに第2バイアスB2を供給してもよい。導電性デバイス35に供給された第1バイアスB1は、転写ローラ34の表面34dにおける導電性デバイス35と接触する部分から転写ローラ34のシャフト34bに供給される。
例えば、電源36は、トナーがマイナスに帯電している場合には、導電性デバイス35を介して転写ローラ34にプラスの第1バイアスB1を供給して、トナーを印刷媒体Pに吸引して印刷媒体Pにトナー像を転写する。トナーがマイナスに帯電している場合において、電源36は、例えば、クリーニング時に転写ローラ34にマイナスの第1バイアスB1を供給して、転写ローラ34に付着しているトナーを除去してもよい。
転写ユニット30は、例えば、印刷媒体Pの電気抵抗を測定する抵抗測定部37と、抵抗測定部37によって測定された電気抵抗に基づいて印刷媒体Pを減速する制御部38とを備える。抵抗測定部37は、転写ローラ34と転写ベルト31との間に形成される第1ニップ部N1の電気抵抗を測定するシステム抵抗測定部37bを含んでいる。システム抵抗測定部37bは、電源36の内部に含まれていてもよい。システム抵抗測定部37bは、電源36から第1ニップ部N1に印加した電圧値に対するフィードバック電圧値によってシステム抵抗を測定してもよい。また、システム抵抗測定部37bは、電源36から第1ニップ部N1に印加した電流値に対するフィードバック電流値によってシステム抵抗を測定してもよい。
一例として、システム抵抗測定部37bは、印刷媒体Pが無い状態における転写ローラ34のシステム抵抗を測定すると共に、印刷媒体Pがある状態における転写ローラ34及び印刷媒体Pのシステム抵抗を測定し、これらのシステム抵抗から印刷媒体Pの電気抵抗を算出してもよい。
制御部38は、例えば、抵抗測定部37によって測定された電気抵抗が抵抗閾値以上であるときに印刷速度を減速する。「抵抗閾値」とは、測定された印刷媒体の電気抵抗が転写ローラによる転写に影響しない値であるかどうかを判定する基準となる値であり、適宜設定されてもよい。
転写ユニット30は、導電性デバイス35を転写ローラ34に接触及び離間させる接触離間機構39を備えていてもよい。接触離間機構39は、例えば、転写ローラ34への第2バイアスB2の供給時に導電性デバイス35を転写ローラ34から離間させてもよく、導電性デバイス35への第1バイアスB1の供給時に導電性デバイス35を転写ローラ34に接触させてもよい。第1バイアスB1の供給時に導電性デバイス35を転写ローラ34に接触させることにより、転写ローラ34には、転写ローラ34の外部から表面34dを介してシャフト34bに向かって第1バイアスB1が供給される。
図1及び図5に示されるように、抵抗測定部37は、印刷媒体Pの搬送経路R1における転写ローラ34の上流側に位置するレジストレーションローラ12に配置された抵抗検知センサ37cを含んでいてもよい。抵抗検知センサ37cは、レジストレーションローラ12に入り込む印刷媒体Pの電気抵抗を検知してもよいし、レジストレーションローラ12から搬出された印刷媒体Pの電気抵抗を検知してもよい。一例として、抵抗検知センサ37cは、印刷媒体Pの含水率及び厚さの少なくともいずれかを検出し、検出した印刷媒体Pの含水率又は厚さから印刷媒体Pの電気抵抗を推定してもよい。
抵抗測定部37は、トレイTに収容された印刷媒体Pをピックアップするピックアップローラ11に配置された抵抗検知センサ37dを含んでいてもよいし、トレイTに配置された抵抗検知センサ37fを含んでいてもよい。このように、抵抗測定部37を構成する抵抗検知センサは、トレイTから第1ニップ部N1までの搬送経路R1上であれば種々の場所に配置することができる。抵抗測定部37を構成する抵抗検知センサの配置場所及び数は適宜変更可能である。
次に、図6を参照しながら、画像形成システム1の印刷時における転写ユニット30の転写の動作の例について説明する。図6に示されるように、画像形成システム1に印刷信号が入力されると、例えば、システム抵抗測定部37bが印刷媒体Pを通す前における転写ローラ34のシステム抵抗を測定する(ステップS1)。システム抵抗測定部37bが転写ローラ34のシステム抵抗を測定した後には、制御部38が転写ローラ34に供給する基準電流値の設定を行う(ステップS2)。このとき、転写ローラ34に供給するバイアスの値を設定してもよい。
その後、トレイTから印刷媒体Pがピックアップローラ11によってピックアップされて搬送経路R1を介して二次転写領域R2に搬送されるときに、抵抗測定部37が第1ニップ部N1に到達した印刷媒体Pの電気抵抗を測定する(ステップS3)。このとき、システム抵抗測定部37bが印刷媒体Pを通しているときにおける転写ローラ34及び印刷媒体Pの電気抵抗を測定し、この電気抵抗とステップS1において測定したシステム抵抗から印刷媒体Pの電気抵抗を算出してもよい。
抵抗測定部37が印刷媒体Pの電気抵抗を測定した後には、印刷媒体Pの電気抵抗が抵抗閾値以上であるか否かを制御部38が判定する(ステップS4)。印刷媒体Pの電気抵抗が抵抗閾値以上でないと制御部38が判定した場合には、ステップS5に移行して、通常の印刷速度による印刷を継続して行う。
一方、印刷媒体Pの電気抵抗が抵抗閾値以上であると制御部38が判定した場合には、ステップS6に移行し、印刷速度を減速して以降の印刷を行う。このとき、制御部38は、印刷速度を1/2又は1/3に減速してもよい。以上のステップS5又はステップS6の工程を経て画像形成システム1の印刷速度の調整が完了する。
以上のように構成される画像形成システム1では、前述したように転写ローラ34にイオン導電剤が含まれている。また、図3及び図4に模式的に示されるように、印刷時(印刷媒体Pへの転写時)において、電源36は、導電性デバイス35を介して外部から転写ローラ34に第1バイアスB1を供給する。導電性デバイス35に供給された第1バイアスB1は、転写ローラ34の表面34dにおける導電性デバイス35と接触する部分(第2ニップ部N2)から転写ローラ34のシャフト34bに供給される。従って、転写ローラ34にバイアス電圧が供給される経路として、表面34dからシャフト34b側(転写ローラ34の径方向内側)に向かう第1経路34fと、シャフト34bから表面34d側に向かう第2経路34gとが形成される。
第1経路34fと第2経路34gとが形成されることにより、転写ローラ34のイオン導電剤が表面34d側に偏在する事象を抑制することができる。その結果、図7に例示されるように、転写ローラ34の電気抵抗が上昇する問題を回避することができる。具体例として、シャフト34bに直接バイアスを供給し続ける比較例の場合には、印刷を5万枚行うと転写ローラ34の電気抵抗が7.2(logΩ)から7.7(logΩ)に上昇し、印刷を100万枚行った時点で8.2(logΩ)にまで達した。
これに対し、印刷時に導電性デバイス35を介して転写ローラ34に第1バイアスB1を供給する実施例の場合には、印刷を100万枚行っても電気抵抗が7.2(logΩ)から7.5(logΩ)程度までしか上がらず、転写ローラ34の電気抵抗の上昇を確実に抑制できていることが分かる。
ところで、印刷媒体Pに対するトナー像の転写では一定量の電流が必要である。しかしながら、図8及び図9に模式的に示されるように、転写ローラ34の外部(導電性デバイス35)から転写ローラ34に給電を行う場合、シャフト34bに直接給電する場合と比較して、転写ローラ34及び転写ベルト31を含むシステムとしての電気抵抗R(システム抵抗)が増加する。このため、必要な電流に対する出力電圧が大きくなることがある。
また、出力電圧には上限値があり、導電性デバイス35から転写ローラ34に給電を行う場合であっても、印刷媒体Pが普通紙であるときには出力電圧は上限値を超えないことが多い。しかしながら、印刷媒体Pの電気抵抗は印刷媒体Pの種類によって様々であり、印刷速度が通常であって印刷媒体Pが厚紙又は特殊紙等の高抵抗用紙であるときには、導電性デバイス35から転写ローラ34に給電を行う場合に出力電圧が上限値を超える可能性がある。出力電圧が上限値を超えると、転写不良等の種々の問題が生じうる。
これに対し、画像形成システム1では、抵抗測定部37が印刷媒体Pの電気抵抗を測定し、制御部38が抵抗測定部37によって測定された印刷媒体Pの電気抵抗に基づいて印刷速度を減速する。よって、たとえ印刷媒体Pが高抵抗用紙であって導電性デバイス35から転写ローラ34に給電を行う場合であっても、印刷速度を減速することによって必要な電流量を減らすことができる。その結果、導電性デバイス35から転写ローラ34に給電を行って高抵抗用紙に印刷を行う場合であっても、出力電圧が上限値を超える可能性を低減させることができる。従って、転写不良等の種々の問題を回避することができる。
制御部38は、抵抗測定部37によって測定された電気抵抗が抵抗閾値以上であるときに印刷速度を減速してもよい。この場合、印刷媒体Pの電気抵抗が所定の抵抗閾値以上であるときに印刷速度を減速するので、電気抵抗が抵抗閾値以上であるか否かに応じて印刷速度を段階的に切り替えることができる。
図4に示されるように、電源36は、導電性デバイス35に電気的に接続されており導電性デバイス35を介して転写ローラ34に第1バイアスB1を供給する第1供給経路36bと、転写ローラ34のシャフト34bに電気的に接続されており転写ローラ34のシャフト34bに第2バイアスB2を直接供給する第2供給経路36cと、を有してもよい。この場合、通常の印刷時には、第1供給経路36bを介して第1バイアスB1を導電性デバイス35から転写ローラ34に供給して転写ローラ34の電気抵抗の上昇を抑えることができると共に、異常発生時には、第2供給経路36cを介して第2バイアスB2をシャフト34bに直接供給することができる。
前述したように、抵抗測定部37は、転写ローラ34と転写ベルト31との間に形成される第1ニップ部N1の電気抵抗を測定するシステム抵抗測定部37bを含んでいてもよい。この場合、システム抵抗測定部37bが第1ニップ部N1の電気抵抗を測定して印刷媒体Pの電気抵抗を算出することができるので、電気抵抗の測定を簡易な構成で容易に行うことができる。
また、抵抗測定部37は、レジストレーションローラ12に配置された抵抗検知センサ37cを含んでいてもよいし、ピックアップローラ11に配置された抵抗検知センサ37dを含んでいてもよいし、トレイTに配置された抵抗検知センサ37fを含んでいてもよい。この場合、印刷媒体Pの電気抵抗を測定する場所として、レジストレーションローラ12、ピックアップローラ11及びトレイTを有効利用することができる。
転写ローラ34のシャフト34bは、印刷時に電気的にフロートとされる金属製のシャフトであり、導電性デバイス35は、転写ローラ34よりも低い電気抵抗を有してもよい。また、導電性デバイス35は、導電性ローラであってもよい。この場合、導電性デバイス35の構成を簡易にすることができる。
図3に示されるように、第1ニップ部N1と第2ニップ部N2とを接続する直線Lが転写ローラ34のシャフト34bを通ってもよい。この場合、表面34dからシャフト34bに向かうバイアス電圧の第1経路34f、及びシャフト34bから表面34dに向かうバイアス電圧の第2経路34gをより確実に形成することができる。
次に、変形例に係る画像形成システム1の印刷時における転写ユニット30の動作の例について説明する。図10に示されるように、画像形成システム1に印刷信号が入力されると、図6のフローと同様、転写ローラ34のシステム抵抗の測定(ステップS11)、及び転写ローラ34への基準電流値の設定、を行う(ステップS12)。
その後、制御部38は、測定されたシステム抵抗がシステム抵抗閾値以上であるか否かを判定する(ステップS13)。システム抵抗閾値とは、測定されたシステム抵抗が画像形成システムによる印刷動作に影響しない値かどうかを判定する基準となる値であり、適宜設定されてもよい。システム抵抗がシステム抵抗閾値以上でないと制御部38が判定した場合には、ステップS14に移行する。一方、システム抵抗がシステム抵抗閾値以上であると制御部38が判定した場合には、ステップS15に移行して印刷速度を減速する。
ステップS14、ステップS16及びステップS17の各工程は、例えば、図6のステップS3、ステップS4及びステップS5のそれぞれの工程と同一である。すなわち、ステップS14では、抵抗測定部37が印刷媒体Pの電気抵抗を測定し、ステップS16では、印刷媒体Pの電気抵抗が抵抗閾値以上であるか否かを制御部38が判定する。そして、印刷媒体Pの電気抵抗が抵抗閾値以上でないと制御部38が判定した場合には通常の印刷速度による印刷を継続して行い(ステップS17)、印刷媒体Pの電気抵抗が抵抗閾値以上であると制御部38が判定した場合には印刷速度を減速する(ステップS15)。以上の工程を経て一連の工程を終了する。
図10に示される変形例の場合、抵抗測定部37が印刷媒体Pの電気抵抗を測定する前に、制御部38がシステム抵抗の判定を行い。制御部38は、システム抵抗がシステム抵抗閾値以上である場合に印刷速度を減速し、システム抵抗がシステム抵抗閾値以上でない場合に抵抗測定部37が印刷媒体Pの電気抵抗を測定する。この場合、印刷媒体Pの電気抵抗を測定する前にシステム抵抗を測定し、システム抵抗及び印刷媒体Pの電気抵抗の両方を加味して印刷速度の減速の要否を制御部38が判定する。従って、システム抵抗及び印刷媒体Pの電気抵抗に応じた印刷速度の制御をより高精度に行うことができる。
別の変形例に係る画像形成システム1の印刷時における転写ユニット30の動作の例について図11を参照しながら説明する。図11のステップS21〜S27の各工程の内容は、例えば、図10のステップS11〜S17の各工程の内容と同様である。また、ステップS26では、印刷媒体Pの電気抵抗が第1抵抗閾値以上であるか否かを制御部38が判定し、印刷媒体Pの電気抵抗が第1抵抗閾値以上でない場合には通常の印刷速度による印刷を継続する。一方、制御部38は、印刷媒体Pの電気抵抗が第1抵抗閾値以上である場合には、印刷速度を減速する。
図11に示される例では、ステップS25において印刷速度を減速した後、更に抵抗測定部37が印刷媒体Pの電気抵抗を測定する(ステップS28)。ステップS28において抵抗測定部37が印刷媒体Pの電気抵抗の測定を行った後には、印刷媒体Pの電気抵抗が第2抵抗閾値以上であるか否かを制御部38が判定する(ステップS29)。なお、第2抵抗閾値の値は、第1抵抗閾値の値と異なっていてもよいし同一であってもよい。
印刷媒体Pの電気抵抗が第2閾値以上でないと制御部38が判定した場合には、減速された印刷速度によって印刷を継続する(ステップS30)。一方、印刷媒体Pの電気抵抗が第2抵抗閾値以上であると制御部38が判定した場合には、画像形成システム1の機械動作を停止し、電源36から転写ローラ34への給電経路を第1供給経路36bから第2供給経路36cに切り替える(ステップS31、ステップS32)。
このとき、制御部38は、接触離間機構39によって導電性デバイス35を転写ローラ34から離間させ、転写ローラ34のバイアスの供給経路を第1供給経路36bから第2供給経路36cに切り替えてもよい。すなわち、転写ローラ34へのバイアスの供給を、電源36からシャフト34bへの第2バイアスB2の直接的な供給によって実行する。その後、制御部38は、転写ローラ34に供給する基準電流値の設定を行い、減速された印刷速度にて印刷を継続する(ステップS33、ステップS34)。
図11に示される変形例のように、制御部38は、電源36から第1供給経路36bを介して転写ローラ34に第1バイアスB1を供給すると共に、抵抗測定部37によって測定された電気抵抗が第1抵抗閾値以上であるときに印刷速度を減速し、印刷速度を減速した後であって抵抗測定部37によって測定された電気抵抗が第2抵抗閾値以上であるときに、転写ローラ34へのバイアスの供給経路を第1供給経路36bから第2供給経路36cに切り替えてもよい。
この場合、印刷速度を減速しても印刷媒体Pの電気抵抗が第2抵抗閾値未満にならなかったときに、シャフト34bへの第2バイアスB2の直接的な供給を行うことができる。従って、転写ローラ34及び転写ベルト31を含むシステム抵抗(電気抵抗R)を物理的に減少させることができるので、緊急避難的にバイアスの供給経路を切り替えて転写不良等の問題をより確実に回避することができる。
また、導電性デバイス35は、転写ローラ34から離間可能とされていてもよい。更に、導電性デバイス35が転写ローラ34に接触しているときに第1供給経路36bを介して導電性デバイス35に第1バイアスB1を供給し、導電性デバイス35が転写ローラ34から離間しているときに第2供給経路36cを介して転写ローラ34に第2バイアスB2を供給してもよい。
この場合、転写ローラ34から導電性デバイス35が離間しているときに転写ローラ34の表面34dにおける凹みを抑制することができる。また、通常印刷時には第1供給経路36b(導電性デバイス35)を介して転写ローラ34への給電を行い、電気抵抗が高い緊急時には導電性デバイス35が離間した転写ローラ34に直接給電を行ってもよい。この場合、通常印刷時及び緊急時における転写ローラ34への給電の経路を明確に分けることができるので、バイアス電圧の供給の信頼性を高めることができる。
第1供給経路36b及び第2供給経路36cの経路切り替えの変形例について図12を参照しながら説明する。図12のステップS41の「抵抗制御シーケンス」は、例えば、図11のステップS21〜S34等における印刷速度の制御、及びバイアスの供給経路の切り替えに関する一連の工程を示している。
ステップS41の「抵抗制御シーケンス」の後に、制御部38は、転写ローラ34へのバイアスの供給経路が第2供給経路36cであるか否かを判定する(ステップS42)。そして、制御部38は、転写ローラ34へのバイアスの供給経路が第2供給経路36cであると判定した場合には、第2供給経路36cのカウンターの値のカウントアップを一定時間ごとに行う(ステップS43)。一方、制御部38は、転写ローラ34へのバイアスの供給経路が第2供給経路36cでない(第1供給経路36bである)と判定した場合には、第1供給経路36bのカウンターの値のカウントアップを一定時間ごとに行う(ステップS44)。
ステップS43において、第2供給経路36cのカウントアップを一定時間ごとに行い、第2供給経路36cのカウンターの値がカウントアップ閾値以上となっていないとき(ステップS45においてNO)、一連の工程を終了する。一方、第2供給経路36cのカウンターの値がカウントアップ閾値以上となったとき、すなわち、第2供給経路36cに切り替わって一定時間が経過したときにリフレッシュシーケンスを実行する(ステップS46)。
リフレッシュシーケンスでは、例えば、駆動ローラ32dから転写ローラ34にバイアスを逆向きに供給して電気抵抗を強制的に低減させる。その後、第1供給経路36bのカウンターの値をリセットすると共に、第2供給経路36cのカウンターの値をリセットして(ステップS48、ステップS49)、一連の工程を終了する。
ステップS44において、第1供給経路36bのカウントアップを一定時間ごとに行い、第1供給経路36bのカウンターの値がカウントアップ閾値以上となっていないとき(ステップS47においてNO)、一連の工程を終了する。また、第1供給経路36bのカウンターの値がカウントアップ閾値以上となったとき、すなわち、第1供給経路36bをバイアスの供給経路として用いて一定時間が経過したときに、第1供給経路36bのカウンターの値をリセットすると共に、第2供給経路36cのカウンターの値をリセットして(ステップS48、ステップS49)、一連の工程を終了する。
図12に示される第1供給経路36b及び第2供給経路36cの切り替えのように、制御部38は、転写ローラ34へのバイアスの供給経路を第2供給経路36cに切り替えた後に値のカウントアップを一定時間ごとに行い、カウントアップされた値がカウントアップ閾値以上となったときに、駆動ローラ32dから転写ローラ34にバイアスを供給するリフレッシュシーケンスを行ってもよい。
この場合、第2供給経路36cを用いてシャフト34bに直接第2バイアスB2を供給しても電気抵抗が下がらないときに、駆動ローラ32dから転写ローラ34への逆向きのバイアスを供給することにより、転写ローラ34及び転写ベルト31を含むシステム抵抗をより効果的に減少させることができる。その結果、緊急避難的にバイアスの供給経路を変更して転写不良等の問題の発生を一層確実に抑えることができる。
以上、本明細書に記載の全ての側面、利点及び特徴が、必ずしも、いずれか一つの特定の例及び実施形態によって達成される又は含まれるわけではないことは理解されたい。実際、本明細書において様々な例を示したが、これらの例の配置及び詳細を修正することができることは明らかである。例えば、転写ローラは一次転写ローラであってもよいし、画像形成システムは白黒画像を形成するものであってもよい。以上のように、ここに請求される保護主題の精神及び範囲に包含される全ての修正及び変形を請求する。

Claims (15)

  1. 画像形成システムであって、
    前記画像形成システムの印刷中に印刷媒体にトナー像を転写する表面を有すると共に、前記印刷の印刷速度に応じて回転する転写ローラと、
    前記転写ローラの表面に接触する導電性デバイスと、
    前記導電性デバイスに電気的に接続されており、前記印刷中に前記導電性デバイスを介して前記転写ローラにバイアスを供給する電源と、
    前記印刷媒体の電気抵抗を測定する抵抗測定部と、
    前記抵抗測定部によって測定された電気抵抗に基づいて印刷速度を減速する制御部と、
    を備える画像形成システム。
  2. 前記制御部は、前記電気抵抗が抵抗閾値以上であるときに印刷速度を減速する、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記電源は、
    前記導電性デバイスに電気的に接続されており前記導電性デバイスを介して前記転写ローラにバイアスを供給する第1供給経路と、
    前記転写ローラのシャフトに電気的に接続されており前記転写ローラのシャフトにバイアスを直接供給する第2供給経路と、を有する、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  4. 前記導電性デバイスに供給されたバイアスは、前記転写ローラの表面における前記導電性デバイスと接触する部分から前記転写ローラのシャフトに供給される、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  5. 前記制御部は、
    前記電源から前記第1供給経路を介して前記転写ローラにバイアスを供給すると共に、前記抵抗測定部によって測定された電気抵抗が第1抵抗閾値以上であるときに印刷速度を減速し、
    前記印刷速度を減速した後であって前記抵抗測定部によって測定された電気抵抗が第2抵抗閾値以上であるときに、前記転写ローラへのバイアスの供給経路を前記第1供給経路から前記第2供給経路に切り替える、
    請求項3に記載の画像形成システム。
  6. 印刷媒体から見て前記転写ローラの反対側に位置するバックアップローラを備え、
    前記制御部は、
    前記転写ローラへのバイアスの供給経路を前記第2供給経路に切り替えた後に値のカウントアップを一定時間ごとに行い、
    前記カウントアップされた値がカウントアップ閾値以上となったときに、前記バックアップローラから前記転写ローラにバイアスを供給するリフレッシュシーケンスを行う、
    請求項3に記載の画像形成システム。
  7. 印刷媒体から見て前記転写ローラの反対側に位置する転写ベルトを備え、
    前記抵抗測定部は、前記転写ローラと前記転写ベルトとの間に形成される第1ニップ部の電気抵抗を測定するシステム抵抗測定部を含む、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  8. 前記印刷媒体の搬送経路における前記転写ローラの上流側に位置するレジストレーションローラを備え、
    前記抵抗測定部は、前記レジストレーションローラに配置された抵抗検知センサを含む、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  9. 前記印刷媒体の搬送経路における前記転写ローラの上流側に位置すると共にトレイに収容された印刷媒体をピックアップするピックアップローラを備え、
    前記抵抗測定部は、前記ピックアップローラに配置された抵抗検知センサを含む、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  10. 前記転写ローラに供給される印刷媒体が収容されるトレイを備え、
    前記抵抗測定部は、前記トレイに配置された抵抗検知センサを含む、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  11. 前記導電性デバイスは、前記転写ローラから離間可能とされている、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  12. 前記電源は、
    前記導電性デバイスに電気的に接続されており前記導電性デバイスを介して前記転写ローラにバイアスを供給する第1供給経路と、前記転写ローラのシャフトに電気的に接続されており前記転写ローラのシャフトにバイアスを直接供給する第2供給経路と、を有し、
    前記導電性デバイスが前記転写ローラに接触しているときに前記第1供給経路を介して前記導電性デバイスにバイアスを供給し、
    前記導電性デバイスが前記転写ローラから離間しているときに前記第2供給経路を介して前記転写ローラにバイアスを供給する、
    請求項11に記載の画像形成システム。
  13. 前記転写ローラのシャフトは、印刷時に電気的にフロートとされる金属製のシャフトであり、
    前記導電性デバイスは、前記転写ローラよりも低い電気抵抗を有する、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  14. 前記導電性デバイスは、導電性ローラである、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  15. 印刷媒体から見て前記転写ローラの反対側に位置する転写ベルトを備え、
    前記転写ローラは、前記転写ベルトとの間に第1ニップ部を形成し、
    前記導電性デバイスは、前記転写ローラとの間に第2ニップ部を形成し、
    前記第1ニップ部と前記第2ニップ部とを接続する直線が前記転写ローラのシャフトを通る、
    請求項1に記載の画像形成システム。
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