JP2018146892A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価で簡易な構成で中間転写体の電気抵抗の低下に起因する多次色ゴーストを軽減することができる画像形成装置を提供する。【解決手段】中間転写方式の画像形成装置において、一次転写部にトナー像がないときに一次転写電源から一次転写ローラに印加した電圧と電流との関係に基づいて放電開始電圧に関する値を求める抵抗検知モードを実行し、求められた値が低い場合、高い場合よりもトナー像の濃度を小さくする濃度補正モードを有する制御部を備える。【選択図】図10

Description

本発明は、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザビームプリンタ、LEDプリンタ等)などの画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置においては、中間転写ベルトを用いた中間タンデム方式が広く採用されている。中間タンデム方式の画像形成装置は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を一次転写部で転写して中間転写ベルト上に重ね合わせてフルカラーのトナー像を形成し、その後フルカラーのトナー像をシートに一括転写する。
このような画像形成装置においては、多次色ゴーストと呼ばれる画像不良が生じることがある。以下、多次色ゴーストの概要と発生メカニズムについて図14、図15を用いて説明する。
シアンのトナー像を転写する一次転写部(シアン転写部)に、イエローとマゼンダのトナー像を重ね合わせたレッドのトナー像が通過する場合を考える。なお、トナーの帯電極性は負、感光体ドラムの帯電極性は負、一次転写電圧の極性は正とする。このとき、図14(a)に示す様に、シアン転写部にレッドのトナー像が通過する前は、シアンの感光体ドラムの表面電位は画像部と非画像部においてそれぞれ一定となっている。
次に、シアン転写部においてシアンのトナー像の転写後(レッドのトナー像通過後)、シアンの感光体ドラムの表面電位は一次転写電圧によって正寄りに変化する。このとき、レッドのトナー像の通過部分は一次転写電流が流れにくいため、非通過部分に比べて正寄りの変化が小さくなる。つまり図14(b)に示す様に、レッドのトナー像の通過部分と非通過部分において、シアンの感光体ドラム上で電位差が形成される。
この電位差が大きい場合、図14(c)に示す様に、シアンの感光体ドラムを再度帯電する際に電位差が残ってしまう。この状態でシアンの画像形成を行う場合、図14(d)に示す様に、露光後のシアンの感光体ドラム上では、上記電位差の影響で画像部の電位に電位差が生じ得る。この状態でシアンのトナー像を形成する場合、図15に示す様に、シアンのトナー像上にレッドのトナー像がゴーストとして現れてしまうことがある。このような現象を多次元ゴーストという。
上記の発生メカニズムから、多次色ゴーストは、一次転写電圧印加時に中間転写ベルトを介して感光体ドラム表面に流れる電流に関して、上流側の一次転写部で形成されたトナー像の通過部と非通過部における電流量の差が大きいほど発生しやすくなる。つまり、上流側で形成されたトナー像の濃度が高いほど、トナー像の通過部において感光体ドラムに電流が流れにくくなるため、多次元ゴーストが発生しやすくなる。また中間転写ベルトの電気抵抗が低い場合、トナー像の通過部と非通過部における電流量の差がさらに大きくなり、多次元ゴーストが発生しやすくなる。
ここで中間転写ベルトの電気抵抗は、度重なる画像形成によって低下することがある。例えば導電粒子を含む樹脂製の中間転写ベルトでは、転写工程において、転写電荷で帯電したシートと中間転写ベルト間で微小放電が生じることや、シートから中間転写ベルトへの電荷移動が起こって中間転写ベルト表面の導電粒子が帯電する。そうすると、帯電した導電粒子とその近傍にある別の導電粒子との間で局所的に電界が生じ、電界が強い場合には2つの導電粒子間で放電が起こる。この場合、導電粒子で挟まれた樹脂部分が放電による熱を受けて分解して炭化し、絶縁性が失われて導体となる。このような局所領域の絶縁破壊が、画像形成に伴う転写工程を繰り返すうちに次第に拡大されて表面抵抗率が低下する。
そこで画像形成に伴う中間転写ベルトの電気抵抗の低下が検知できれば、多次元ゴーストへの対処を行い易くなる。これに対して特許文献1では、透視可能な中間転写ベルトと光学異方性材料を含んだ転写部材を用いて、転写部材の端部から転写時に生じる放電光を検出して中間転写ベルトの電気抵抗特性を調べる構成が提案されている。
特開2008−20661号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、中間転写ベルトの電気抵抗特性を調べるために、中間転写ベルトと転写部材に特殊な光学特性を持つ材料を使用しなければならず、材料の制約やコストアップに繋がる。
そこで本発明はこのような現状に鑑みてなされたものであり、安価で簡易な構成で中間転写体の電気抵抗の低下に起因する多次色ゴーストを軽減することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、感光体と、前記感光体の表面にトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記感光体から転写され、記録材に転写されるトナー像が一旦担持される中間転写体と、前記中間転写体の内周面に当接して配置され、電源から電圧が印加されることで前記感光体に担持されたトナー像を転写位置で前記中間転写体に転写する転写部材と、前記電源が前記転写部材に電圧を印加した際に流れる電流又は印加される電圧を検知する検知部と、前記転写位置にトナー像がないときに前記電源から前記転写部材に印加した電圧と電流との関係に基づいて放電開始電圧に関する値を求める第1のモードを実行する実行部と、前記トナー像形成手段を制御する制御手段であって、前記実行部で求められた前記値が低い場合、高い場合よりもトナー像の濃度を小さくする第2のモードを有する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、安価で簡易な構成で中間転写体の抵抗低下に起因する多次色ゴーストを軽減することができる。
画像形成装置の断面概略図である。 一次転写部の断面概略図である。 画像形成装置のシステム構成を示すブロック図である。 光学センサの構成を模式的に示す模式図である。 レーザスキャナユニットのレーザパワーとトナー像の濃度と画像形成ジョブの原稿濃度との関係を示すグラフである。 中間転写ベルトの表面抵抗率と放電開始電圧との関係を示すグラフである。 抵抗検知モードのフローチャートである。 抵抗検知モードで測定された一次転写電流と一次転写電圧との関係を示すグラフである。 多次色ゴーストの発生有無の試験結果を示す表である。 濃度補正モードのフローチャートである。 操作表示部の表示画面を示す図である。 濃度補正モードのフローチャートである。 中間転写ベルトの表面抵抗率とトナー像の最大濃度との関係を示すグラフである。 多次色ゴーストの発生メカニズムを説明する説明図である。 多次色ゴーストのイメージ図である。
(第1実施形態)
<画像形成装置>
以下、まず本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の全体構成を画像形成時の動作とともに図面を参照しながら説明する。なお、記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
画像形成装置Aは、イエローY、マゼンダM、シアンC、ブラックKの4色のトナーを中間転写ベルトに転写した後、シートに画像を転写して画像を形成する中間転写タンデム方式のカラー画像形成装置である。なお、以下の説明において、上記各色のトナーを使用する部材には添え字としてY、M、C、Kを付するものの、各部材の構成や動作は使用するトナーの色が異なることを除いて実質的に同じであるため、区別を要する場合以外には添え字を適宜省略する。
図1に示す様に、画像形成装置Aは、記録材としてのシートPにトナー像を転写して画像を形成する画像形成部と、画像形成部へシートPを供給するシート給送部と、シートPにトナー像を定着させる定着部を備える。
画像形成部は、感光体ドラム50(50Y、50M、50C、50K)と、感光体ドラム50表面を帯電させる帯電手段としての帯電ローラ51(51Y、51M、51C、51K)を備える。また露光手段としてのレーザスキャナユニット52(52Y、52M、52C、52K)、現像装置53(53Y、53M、53C、53K)、ドラムクリーナ55(55Y、55M、55C、55K)、中間転写ユニット80を備える。
中間転写ユニット80は、一次転写ローラ54(54Y、54M、54C、54K)、中間転写ベルト56、二次転写ローラ64、テンションローラ60、二次転写対向ローラ62、駆動ローラ63、ベルトクリーナ65、アイドラローラ61、67等を備える。
中間転写ベルト56(中間転写体)は、初期状態において、表面抵抗率5×1010〜1×1012Ω/□、厚み40〜60μmとするフィルム状の無端ベルトである。中間転写ベルト56は、一次転写ローラ54、テンションローラ60、二次転写対向ローラ62、駆動ローラ63、アイドラローラ61、67によって張架されている。また中間転写ベルト56は、定速性に優れたモータ(不図示)により駆動される駆動ローラ63の回転に従動して、速度200mm/sで周回移動する。なお、本実施形態では、中間転写ベルト56にテンションを付与するテンションローラ60のベルトテンションは5kgf程度になるように構成されている。
一次転写ローラ54(転写部材)は、ローラ径8mm、ストレート形状の金属製のローラ部材であって、本実施形態では材質としてSUM又はSUSを用いる。また一次転写ローラ54には一次転写電源82が接続されている。
図2は、感光体ドラム50と一次転写ローラ54から形成される一次転写部の断面概略図である。図2に示す様に、一次転写ローラ54は、感光体ドラム50よりも中間転写ベルト56の移動方向の下流側の位置において、中間転写ベルト56を介して感光体ドラム50と対向して配置されている。また一次転写ローラ54は中間転写ベルト56の内周面に当接して配置されている。本実施形態では、感光体ドラム50の中心軸と一次転写ローラ54の中心軸から、中間転写ベルト56に対してそれぞれ引いた垂線間の距離Lが7mmとなるように配置している。
また一次転写ローラ54は、中間転写ベルト56に0.1〜0.3mm侵入するように、中間転写ベルト56に対して圧接されている。この圧接は、一次転写ローラ54の端部を支持する軸受を、不図示のバネによって感光体ドラム50側に付勢することで行う。
次に、画像形成動作について説明する。まず図3に示す制御部200が画像形成ジョブ信号を受信すると、給紙カセット(不図示)に積載収納されたシートPが給送ローラ(不図示)、レジストローラ66によって画像形成部に搬送される。
一方、画像形成部においては、まず帯電ローラ51に電圧が印加されることで感光体ドラム50表面が帯電させられる。その後、不図示の外部機器等から送信された画像信号に応じてレーザスキャナユニット52が感光体ドラム50表面にレーザ光(光線)を選択的に照射して露光処理を行い、感光体ドラム50表面に静電潜像を形成する。
その後、現像装置53により感光体ドラム50表面に形成された静電潜像にトナーを付着させ、感光体ドラム50表面にトナー像を形成する。つまり帯電ローラ51、レーザスキャナユニット52、現像装置53は、感光体ドラム50上にトナー像を形成するトナー像形成手段である。このように感光体ドラム50表面に形成(担持)されたトナー像は、感光体ドラム50と一次転写ローラ54から形成される一次転写部(転写位置)に送り込まれる。
一次転写部に送り込まれたトナー像は、一次転写ローラ54に対して、一次転写電源82からトナーの帯電極性と逆極性の一次転写バイアスが印加されることで、中間転写ベルト56に一次転写される。これにより中間転写ベルト56上に各色のトナー像が順次重ね合わされてフルカラーのトナー像が形成される。なお本実施形態では、トナーの正規の帯電極性は負、感光体ドラム50の帯電極性は負、一次転写バイアスの極性は正である。
その後、トナー像は中間転写ベルト56の回転により二次転写ローラ64と二次転写対向ローラ62から形成される二次転写部に送られる。そして二次転写部において二次転写ローラ64にトナーの帯電極性と逆極性の二次転写バイアスが印加されることで、中間転写ベルト56上のトナー像がシートPに転写される。つまり中間転写ベルト56には、感光体ドラム50から転写され、シートPに転写されるトナー像が一旦担持される。
トナー像が転写されたシートPは、不図示の定着装置に送られ、定着装置において加熱、加圧されてトナー像がシートPに定着され、その後に画像形成装置Aの外側に排出される。
なお、一次転写後に感光体ドラム50表面に残留したトナーは、ドラムクリーナ55に掻き取られて除去される。同様に、二次転写後に中間転写ベルト56の外周面上に残留したトナーは、ベルトクリーナ65に掻き取られて除去される。
<制御部>
次に、画像形成装置Aのシステム構成の概要について説明する。
図3は画像形成装置Aのシステム構成の一部を示すブロック図である。図3に示す様に、画像形成装置Aは、CPU210、ROM211、RAM212から構成される制御部200を備える。また制御部200には、操作表示部201、電流検知部202(検知部)、一次転写電源82(電源)、光学センサ100が接続されている。
ROM211は、制御プログラムや各種データ、テーブル等を格納する。CPU210は、ROM211に格納された制御プログラムや情報に基づいて各種の演算処理を行う。RAM212は、プログラムロード領域、作業領域、各種データの格納領域等を備える。
つまり制御部200は、CPU210が、ROM211に格納された制御プログラムに基づいてRAM212を作業領域に用いながら画像形成装置Aの各デバイスを制御する。そして各デバイスの制御を通じて感光体ドラム50上のトナー像の形成など、上述した画像形成動作を実行させることができる。つまり制御部200は、感光体ドラム50上にトナー像を形成するトナー像形成手段を制御する制御手段である。
操作表示部201は、ユーザへのメッセージやメニュー画面などを表示するとともに、ユーザの操作により各種の設定を行うことができる。またユーザは、操作表示部201を操作することで画像形成ジョブを実行させることができ、制御部200は、操作表示部201から信号を受けて画像形成装置Aの各種デバイスを動作させる。
一次転写電源82は、制御部200により制御され、一次転写ローラ54に所定の一次転写電圧を印加する。
電流検知部202は、一次転写電源82から一次転写ローラ54に電圧が印加された際に流れる一次転写電流の値を検知する。電流検知部202は、一次転写電源82の高圧基板内に配置された電流検知用の抵抗素子(不図示)に流れる電流を高圧基板内の不図示の電流測定器で測定することで電流値を検知する。
光学センサ100は、中間転写ベルト56上のトナー量を検知する。光学センサ100の構成については後述する。
<トナー像の濃度変更方法>
次に、光学センサ100で検知された中間転写ベルト56上のトナー量に基づいてトナー像の濃度を変更する方法について説明する。
まず光学センサ100の構成を説明する。図4は光学センサ100の構成を模式的に示す模式図である。図4に示す様に、光学センサ100は、不図示のホルダ内に、LED等の発光素子102と、フォトダイオード等の受光素子101を備える。
発光素子102は、中間転写ベルト56上のパッチ画像や下地に赤外光(波長950nm)を照射する。受光素子101はパッチ画像や下地からの正反射光を受光する。
発光素子102が赤外光を照射すると、中間転写ベルト56上にトナーが多く存在する程、トナーにより赤外光が遮断されるため、受光素子101に受光される正反射光が減少して受光素子101の出力は低下する。制御部200は、受光素子101の出力に基づいて中間転写ベルト56上のトナー量を演算する。
次に、トナー像の濃度変更方法について説明する。まず上述した画像形成動作と同様に帯電ローラ51によって感光体ドラム50を帯電させ、レーザスキャナユニット52の出力(レーザパワー)を段階的に変化させながらパッチ画像を中間転写ベルト56上に形成する。なお、レーザパワーは9bitの分解能で設定可能とし、最大512までの数値で表現する。
パッチ画像は、中間転写ベルト56の回転により光学センサ100の位置まで移動する。制御部200は、発光素子102からパッチ画像に対して光を照射したときの受光素子101の出力をROM211に予め記憶されている情報を基にトナー像の濃度(トナー量)に変換する。これによりレーザパワーとトナー像の濃度との関係を得る。
図5は、レーザスキャナユニット52のレーザパワーとトナー像の濃度(中間転写ベルト56上のトナー量)と画像形成ジョブの原稿濃度との関係を示すグラフである。図5において、線aは、前述した制御で得られたレーザパワーとトナー像の濃度との関係を示す。線bは、制御部200に入力された画像形成ジョブの原稿濃度と、シートP上でこの原稿濃度を再現するためのトナー像の濃度を示す。
ここで例えば画像形成ジョブの原稿濃度に対してトナー像の濃度を10%減らして90%にしたい場合、図5に示す様に、線bに対して傾きが90%になった線cを用いてレーザパワーの換算を行う。つまりトナー像の最大濃度を、初期の状態を100%としたときに90%になるようにレーザパワーを減少させる。なお、トナー像の最大濃度は、出力物において十分な色域を得るためのベタ濃度に相当する。このようにして制御部200はトナー像の濃度を変更する。
このレーザパワーとトナー像の濃度との関係は、RAM212に記憶され、画像形成時に画像形成ジョブの原稿濃度に応じて所望のトナー像の濃度とするために参照される。このような濃度制御は、規定枚数の画像形成が行われたタイミングや、画像形成装置Aの使用環境に変化があったタイミング等で実施する。
<抵抗検知モード>
次に、中間転写ベルト56の電気抵抗として表面抵抗率を検知する抵抗検知モード(第
1のモード)について説明する。
図6は、一次転写電源82から電圧を印加した際に、一次転写ローラ54から中間転写ベルト56を介して感光体ドラム50に電流が流れ始める電圧である放電開始電圧と中間転写ベルト56の表面抵抗率との関係を示すグラフである。この放電開始電圧は、一次転写電源82から一次転写ローラ54に電圧を印加した際に中間転写ベルト56と感光体ドラム50との間で放電を開始する電圧ともいえる。図6に示す様に、放電開始電圧と中間転写ベルト56の表面抵抗率には相関関係があり、中間転写ベルト56の表面抵抗率が大きいほど、放電開始電圧が大きくなる。
そこで本実施形態では、実行部としての制御部200は、抵抗検知モードを実行して放電開始電圧を求め、求められた放電開始電圧とROM211に予め記憶された図6に示す相関データを参照して、中間転写ベルト56の表面抵抗率を検知する。なお、抵抗検知モードは、一次転写部にトナー像がないとき、すなわち一次転写ローラ54の非転写時に行われる。以下、抵抗検知モードの内容について、図7に示すフローチャートを用いて説明する。
図7に示す様に、まず抵抗検知モードが開始されると、制御部200は、一次転写電源82から試験電圧Vnを一次転写ローラ54に印加する(S301)。試験電圧Vnの値は、試験回数をn(整数)とするとき、Vn=50×n(V)から決定され、試験回数nの初期値は「1」である。
次に制御部200は、一次転写ローラ54に試験電圧Vnを印加したときに中間転写ベルト56を介して感光体ドラム50に流れる一次転写電流の電流値Inを電流検知部202で測定する。そして電流値InがROM211に予め記憶された電流値ΔIth以上(所定値以上)か否かを判定する(S302)。ここで電流値ΔIthは、測定誤差を考慮した上で、放電開始電圧以上の電圧がかかって感光体ドラム50に一次転写電流が流れていると判定可能となる電流値であり、本実施形態では2μAとしている。
ここで電流値Inが電流値ΔIth未満の場合、制御部200は、試験回数nがnmaxより大きいか否かを判定する(S307)。ここでnmaxは、試験電圧Vnをそれ以上大きくする必要がない試験回数である。つまり本実施形態では、図4に示すグラフより、放電開始電圧が300V以上であれば中間転写ベルト56の表面抵抗率は初期規格の1×1010Ω/□以上であって抵抗低下していないと考えられ、試験電圧Vnが300Vに到達するのはn=6である。このため、nmax=6であり、試験回数nがnmax(=6)より大きい場合には、中間転写ベルト56の表面抵抗は1×1010Ω/□以上と判定して抵抗検知モードを終了する。
一方、試験回数nがnmax未満の場合、試験回数nに対して「n+1」をした上で(S308)、再度ステップS301に戻って前回よりも50V大きい試験電圧Vnを印加する。このように試験電圧Vnを徐々に上げていく。
そして電流値Inが電流値ΔIth以上になったとき、そのときの試験電圧VnをVn0、電流値InをIn0としてRAM212に記憶する(S303)。その後、さらに試験電圧Vnに対してn=n+1をした試験電圧Vn1を印加し、そのときに流れる電流値In1を測定してRAM212に記憶する(S304)。その後、さらに試験電圧Vn1に対してn=n+1をした試験電圧Vn2を印加し、そのときに流れる電流値In2を測定してRAM212に記憶する(S304)。
次に制御部200は、図8に示す様に、「Vn0−In0」、「Vn1−In1」、「Vn2−In2」の3点から、一次転写電流Iと一次転写電圧Vに関する直線近似式としてI=aV+bを最小二乗法で求める。その後、この直線近似式から、放電開始電圧Vth(=−b/a)を算出する(S305)。
つまり制御部200は、一次転写電源82から一次転写ローラ54に、電流検知部202により検知される電流値がΔIth(所定値)以上となる少なくとも2つの値の電圧を印加し、そのときの電流と電圧との関係に基づいて放電開始電圧Vthを求める。具体的には、電流検知部202により検知される電流値がΔIth以上の場合の電流と電圧との関係を直線近似し、近似した電流と電圧との関係における電流値がゼロの場合の電圧値を放電開始電圧Vthとする。
次に制御部200は、算出された放電開始電圧Vthと、予めROM211に記憶された図6に示す相関データに基づいて中間転写ベルト56の表面抵抗率を算出し(S306)、抵抗検知モードを終了する。なお、制御部200は、抵抗検知モードの実行回数の情報を中間転写ユニット80が備える不図示のICタグに格納する。
なお、図2に示す一次転写ローラ54と感光体ドラム50との位置関係は設計上の公差等により変動し得る。しかし抵抗検知モードにおいては、感光体ドラム50と中間転写ベルト56の間の放電による、放電開始電圧付近の微小な電流を検知する。このため、中間転写ベルト56の抵抗の分担電圧による電圧降下の影響を極力小さくして感光体ドラム50と中間転写ベルト56の間の放電のし易さを測定することができる。よって一次転写ローラ54の位置の変動に影響を受けずに中間転写ベルト56の表面抵抗率を検知することができる。
また本実施形態では、抵抗検知モードにおいて、電流検知部202が検知する電流値がΔIth以上の場合の電流と電圧との関係を直線近似し、近似した電流と電圧との関係における電流値がゼロの場合の電圧値を放電開始電圧Vthとした。そして放電開始電圧Vthに基づいて中間転写ベルト56の表面抵抗率を検知した。しかし本発明はこれに限られず、他の放電開始電圧に関する値に基づいて中間転写ベルト56の表面抵抗率を検知する構成としてもよい。ここでいう放電開始電圧に関する値とは、一次転写部にトナー像がないときに一次転写電源82から一次転写ローラ54に印加した電圧と電流との関係から求められる値である。
<濃度補正モード>
次に、多次色ゴーストを軽減するために、抵抗検知モードで検知された中間転写ベルト56の抵抗低下率に応じてトナー像の濃度を低下させる濃度補正モード(第2のモード)について説明する。
まず濃度補正モードの内容の説明に先立って、多次色ゴーストの発生有無の試験結果について説明する。図9は、多次色ゴーストの発生有無の試験結果を示す表である。この試験では、中間転写ベルト56の表面抵抗率とトナー像の濃度、すなわち中間転写ベルト56上のトナー載り量を変えていき、多次色ゴーストの発生有無を確認した。
具体的には、所定の濃度でイエローにマゼンタを重ねたレッドのトナー像を形成し、その後にシアンのハーフトーン画像を形成し、シートP上の画像において多次色ゴーストの発生の有無を目視で確認した。なお、図9に示す表において、○は多次色ゴーストの発生無しを意味し、×は多次色ゴーストの発生有りを意味する。またトナー像の濃度に関しては、単色トナーの最大濃度(最大の載り量)を100%として、イエローとマゼンダを重ねたレッドのトナー像の濃度を示している。
図9に示す様に、試験の結果、中間転写ベルト56の表面抵抗率が1.0×10Ω/□の場合、180%以下の濃度でトナー像を形成することで多次色ゴーストを抑制された。また表面抵抗率が1.0×10Ω/□の場合、160%以下の濃度でトナー像を形成することで多次色ゴーストを抑制された。
つまり中間転写ベルト56の表面抵抗率が1.0×10Ω/□の場合、レーザスキャナユニット52の出力をトナー像の最大濃度が初期100%に対して90%になるように落とすことで多次色ゴーストが抑制される。また中間転写ベルト56の表面抵抗率が1.0×10Ω/□の場合、レーザスキャナユニット52の出力をトナー像の最大濃度が初期100%に対して80%になるように落とすことで多次色ゴーストが抑制される。
次に、濃度補正モードの内容を、図10に示すフローチャートを用いて説明する。
本実施形態では、濃度補正モードを行うか否かをユーザが選択可能な構成としている。具体的には、図11(a)に示す様に、操作表示部201にトナー濃度補正のON又はOFFを選択できる画面を表示する。つまり操作表示部201は、濃度補正モードの実行の有無を選択する選択手段である。
濃度補正モードONが選択されている場合、図10に示す様に、上述した画像形成動作が行われると、制御部200は、累計の画像形成枚数がROM211に予め記憶されている規定枚数に達しているか否かを判定する(S400、S401)。なお、累計の画像形成枚数はRAM212に記憶される。また規定枚数は、例えば前回抵抗検知モードが実行された時の累計の画像形成枚数に対して所定枚数加算した画像形成枚数である。
次に制御部200は、累計の画像形成枚数が規定枚数に達している場合、後回転時において抵抗検知モードを実行する(S402)。なお、画像形成枚数が規定枚数に達していない場合、トナー像の濃度変更を行わずに次の画像形成のスタンバイに入る。
次に制御部200は、抵抗検知モードで検知された中間転写ベルト56の表面抵抗率が1×1010Ω/□未満か否かを判定する(S403)。ここで中間転写ベルト56の表面抵抗率が1×1010Ω/□以上の場合、中間転写ベルト56の電気抵抗の低下が小さく、多次元ゴーストが発生しにくい状況と考えられる。このため、トナー像の濃度変更を行わずに次の画像形成のスタンバイに入る。
一方、中間転写ベルト56の表面抵抗率が1.0×1010Ω/□未満(第1閾値未満)の場合、中間転写ベルト56の電気抵抗の低下が大きく、多次元ゴーストが発生し易い状況と考えられる。そこで制御部200は、次回以降の画像形成時のレーザスキャナユニット52の出力(レーザパワー)が、トナー像の最大濃度が初期100%に対して90%(第1の値)になるように設定を変更する(S404)。つまり制御部200は、抵抗検知モードで検知された放電開始電圧が低い場合、高い場合よりもトナー像の濃度を小さくする。
なお、トナー像の濃度変更により、シートP上に出力される画像の濃度変化が顕在化する可能性がある。そこで制御部200は、図11(b)に示す様に、設定変更を行う際に操作表示部201に濃度補正を行った旨を表示させる。
次に制御部200は、画像形成ジョブ信号に基づいて、トナー像の最大濃度を初期100%に対して90%に落とした状態で画像形成を行う(S405)。そして上記ステップS401、S402と同様に、累計の画像形成枚数が規定枚数に達した時点で抵抗検知モードを実行する(S406、S407)。
次に制御部200は、抵抗検知モードで検知された中間転写ベルト56の表面抵抗率が1.0×10Ω/□未満か否かを判定する(S408)。ここで中間転写ベルト56の表面抵抗率が1.0×10Ω/□以上の場合、トナー像の濃度変更を行わずに次の画像形成のスタンバイに入る。
一方、中間転写ベルト56の表面抵抗率が1.0×10Ω/□未満(第2閾値未満)の場合、図9に示す表からも分かるように多次元ゴーストが発生し易い状況と考えられる。そこで制御部200は、次回以降の画像形成時のレーザスキャナユニット52の出力(レーザパワー)が、トナー像の最大濃度が初期100%に対して80%(第2の値)になるように設定を変更する(S409)。
また、このトナー像の濃度変更によりシートP上に出力される画像の濃度変化が顕在化する可能性が更に高まる。加えて、中間転写ベルト56の電気抵抗の大幅な低下により多次色ゴースト以外にも様々な画像弊害が生じるおそれがある。そこで制御部200は、図11(c)に示す様に、操作表示部201に濃度補正を行った旨を表示させるとともに、中間転写ベルト56の交換を促すメッセージを表示させる。
このように中間転写ベルト56の電気抵抗を抵抗検知モードにおける放電開始電圧から検知し、電気抵抗の低下に伴ってトナー像の濃度を小さくする制御を行うことで多次色ゴーストを軽減させることができる。従って、中間転写ベルト56や一次転写ローラ54に特殊な光学特性を持つ材料を使用することなく、安価で簡易な構成で中間転写ベルト56の電気抵抗の低下に起因する多次色ゴーストを軽減させることができる。
なお、本実施形態では濃度補正モードの実行の有無を選択可能な構成としたものの、本発明はこれに限られず、例えば所定の画像形成枚数毎に自動で濃度変更モードを実行する構成としてもよい。しかしユーザは多次色ゴーストの軽減よりも出力画像の濃度の安定を優先したい場合もあるため、濃度補正モードの実行の有無を選択可能な構成とする方が好ましい。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る画像形成装置Aの第2実施形態について説明する。上記第1実施形態と説明の重複する部分については、同一の図面、同一の符号を付して説明を省略する。
第1実施形態では、濃度補正モードにおいて、中間転写ベルト56の表面抵抗率が1.0×10Ω/□台、1.0×10Ω/□台と下がるにつれて、トナー像の最大濃度を90%、80%と段階的に小さくしていた。しかしながら、このように段階的に濃度変更を行う場合、例えば同じ画像を連続して形成する場合など、シートP上で出力される画像の濃度変化が顕在化し易くなる。
そこで本実施形態では、濃度補正モードにおけるトナー像の最大濃度の変更を連続的に行う。以下、本実施形態の濃度補正モードの内容を、図12に示すフローチャートを用いて説明する。
図12に示す様に、制御部200は、第1実施形態と同様に、画像形成ジョブ信号に基づいて画像形成を行い、累計の画像形成枚数が規定枚数に達した時点で、後回転時において抵抗検知モードを実行する(S500〜S502)。
ここで本実施形態では、抵抗検知モードで検知された中間転写ベルト56の表面抵抗率に応じて、次回以降の画像形成においてトナー像の最大濃度が図13に示すグラフに示す濃度になるように、レーザスキャナユニット52の出力設定を変更する(S503)。つまり制御部200は、抵抗検知モードで検知された中間転写ベルト56の表面抵抗率が低下するにつれてトナー像の最大濃度を連続的に小さくする。
また中間転写ベルト56の表面抵抗率が1.0×10Ω/□以下の場合、シートP上に出力される画像の濃度を安定させるためにトナー像の最大濃度を初期100%に対して80%で固定する。また中間転写ベルト56の電気抵抗の大幅な低下により多次色ゴースト以外にも様々な画像弊害が生じるおそれがあるため、操作表示部201に中間転写ベルト56の交換を促すメッセージを表示させる。
このように濃度補正モードによりトナー像の濃度を連続的に変化させることで、安価で簡易な構成で中間転写ベルト56の電気抵抗の低下に起因する多次色ゴーストを軽減させるとともに、シートP上に出力される画像の濃度変化の顕在化を抑制することができる。
50…感光体ドラム(感光体)
51…帯電ローラ(帯電手段)
52…レーザスキャナユニット(露光手段)
54…一次転写ローラ(一次転写部材)
56…中間転写ベルト(中間転写体)
82…一次転写電源(電源)
200…制御部(実行部、制御手段)
201…操作表示部(選択手段)
202…電流検知部(検知部)
A…画像形成装置
P…シート(記録材)

Claims (8)

  1. 感光体と、
    前記感光体の表面にトナー像を形成するトナー像形成手段と、
    前記感光体から転写され、記録材に転写されるトナー像が一旦担持される中間転写体と、
    前記中間転写体の内周面に当接して配置され、電源から電圧が印加されることで前記感光体に担持されたトナー像を転写位置で前記中間転写体に転写する転写部材と、
    前記電源が前記転写部材に電圧を印加した際に流れる電流又は印加される電圧を検知する検知部と、
    前記転写位置にトナー像がないときに前記電源から前記転写部材に印加した電圧と電流との関係に基づいて放電開始電圧に関する値を求める第1のモードを実行する実行部と、
    前記トナー像形成手段を制御する制御手段であって、前記実行部で求められた前記値が低い場合、高い場合よりもトナー像の濃度を小さくする第2のモードを有する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記実行部は、前記電源から前記転写部材に、前記検知部により検知される電流値が所定値以上となる少なくとも2つの値の電圧を印加し、そのときの電流と電圧との関係に基づいて前記値を求めることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記実行部は、前記検知部により検知された電流値が前記所定値以上の場合の電流と電圧との関係を直線近似し、該近似した電流と電圧との関係における電流値がゼロの場合の電圧値を前記値とすることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記値が第1閾値未満のときにトナー像の最大濃度を第1の値とし、前記第1閾値より小さい第2閾値未満のときにトナー像の最大濃度を前記第1の値より小さい第2の値とすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記値が小さくなるにつれて、トナー像の最大濃度を連続的に低下させていくことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記トナー像形成手段は、前記感光体を帯電させる帯電手段と、前記帯電手段により帯電された前記感光体の表面を選択的に露光して静電潜像を形成する露光手段を備え、
    前記制御手段は、前記露光手段の出力を小さくすることでトナー像の濃度を小さくすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第2のモードの実行の有無を選択する選択手段を備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記転写部材は、金属製のローラ部材であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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