JP2021035772A - 印画物及び印画物の製造方法 - Google Patents

印画物及び印画物の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2021035772A
JP2021035772A JP2020182533A JP2020182533A JP2021035772A JP 2021035772 A JP2021035772 A JP 2021035772A JP 2020182533 A JP2020182533 A JP 2020182533A JP 2020182533 A JP2020182533 A JP 2020182533A JP 2021035772 A JP2021035772 A JP 2021035772A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dye
layer
fading
image
promoting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020182533A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6825740B1 (ja
Inventor
禄浩 今倉
Yoshihiro Imakura
禄浩 今倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2020182533A priority Critical patent/JP6825740B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6825740B1 publication Critical patent/JP6825740B1/ja
Publication of JP2021035772A publication Critical patent/JP2021035772A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

【課題】単純な印画物ではなく、新たな機能を有した印画物の製造に利用可能な熱転写シートを提供すること。【解決手段】熱転写シートを、基材と、前記基材の一方の面に設けられ、染料を含む染料層と、前記基材の一方の面に前記染料層と面順次に設けられ、前記染料の退色を促進する染料退色促進材を含む染料退色促進層と、を含んで構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、熱転写シートに関する。
印画物の製造には、染料層を有する熱転写シートを用い、昇華型熱転写方式により、カードや、熱転写受像シート等の被転写体に画像を形成する画像形成方法が広く用いられている。昇華型熱転写方式を用いた画像形成方法では、熱転写シートにエネルギーを印加し、染料層が含有している染料(昇華性染料)を被転写体側に移行させることで、被転写体上に画像を形成できる(たとえば、特許文献1参照)。
特開2016−193546号公報
本発明は、単純な印画物ではなく、新たな機能を有した印画物の製造に利用可能な熱転写シートを提供することを主たる課題とする。
上記課題を解決するための本発明の熱転写シートは、基材と、前記基材の一方の面に設けられ、染料を含む染料層と、前記基材の一方の面に前記染料層と面順次に設けられ、前記染料の退色を促進する染料退色促進材を含む染料退色促進層と、を含むことを特徴とする。
上記の熱転写シートにあっては、前記染料退色促進材が、酸系材料および蛍光増白剤のいずれか一方または双方であることが好ましい。
本発明の熱転写シートによれば、染料層により所望の画像を形成できるとともに、当該染料層によって形成された画像の下側または上側に、染料退色促進材を含む染料退色促進画像を形成できる。そして、この染料退色促進画像中の染料退色促進材の影響により、時間の経過とともに前記画像中の染料の退色を促進せしめることができ、最終的には、染料退色促進画像と接している部分の画像(色)を消滅せしめることができる。つまり、本開示の熱転写シートによれば、時間経過とともに、形成された画像の一部が消滅していく印画物を製造できる。
本実施形態にかかる熱転写シートの概略断面図である。 (a)は、図1に示す熱転写シートを用いて製造した印画物の製造直後の概略断面図であり、(b)は、その概略正面図である。 (a)は、図1に示す熱転写シートを用いて製造した印画物の1ヶ月後の概略断面図であり、(b)は、その概略正面図である。 (a)は、本実施形態にかかる熱転写シートを用いて製造した印画物の製造直後の正面図であり、(b)は、所定時間経過後の正面図である。 (a)〜(d)は、本実施形態にかかる熱転写シートを用いて製造した印画物の概略断面図である。
(1)熱転写シート
以下に、本発明の実施形態にかかる熱転写シートについて図面を用いて具体的に説明する。なお、本発明は多くの異なる態様で実施でき、以下に例示する実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各層の厚み、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
図1は、本実施形態にかかる熱転写シートの概略断面図である。
図1に示すように、本実施形態にかかる熱転写シート100は、基材1と、この基材1の一方の面、つまり図1においては上面に設けられ、染料を含む染料層2と、この染料層2と面順次に設けられ、前記染料の退色を促進する染料退色促進材を含む染料退色促進層3と、を必須の構成として含んでいる。なお、本実施形態にかかる熱転写シート100は、基材1、染料層2、および染料退色促進層3のみから形成されている必要はなく、図1に示すように、前記染料層2および染料退色促進層3と面順次に、いわゆる保護層を転写するための転写層4が設けられていてもよく、基材1の他方の面、つまり図1においては下面に、背面層5が設けられていてもよい。
(2)熱転写シートの作用効果(メカニズム)
図1に示す本実施形態にかかる熱転写シート100を構成する各層について詳細に説明する前に、まずは、この熱転写シート100の作用効果について図面を用いて説明する。
図2(a)は、図1に示す熱転写シートを用いて製造した印画物の製造直後の概略断面図であり、(b)は、その概略正面図である。
たとえば、熱転写受像シートや各種カード基材などに代表される被転写体200と、図1に示す本実施形態にかかる熱転写シート100とを用いて印画物300を製造した場合、その断面は、図2(a)に示すように、染料層2が転写されたことにより形成されたいわゆる一般画像20と、この一般画像20上の所定の部分(図2においては中心部分)に染料退色促進層3が転写されたことにより形成された染料退色促進画像30と、一般画像20および染料退色促進画像30のすべてを覆う部分に転写層4が転写されたことにより形成された転写層(保護層)40とから構成される。
図3(a)は、図1に示す熱転写シートを用いて製造した印画物の1ヶ月後の概略断面図であり、(b)は、その概略正面図である。
たとえば、図2に示す印画物300を室内環境に放置したとする。この場合、この印画物300の断面は、図3(a)に示すように、染料退色促進画像30と接触している部分における一般画像20の色が、染料退色促進画像30中に含まれる染料退色促進材に起因して抜け落ちてしまい、当該部分の色が消滅している。したがって、印画物300を正面視すると、図3(b)に示すように、染料退色促進画像30が形成されている部分における一般画像20の色が消えているため、当該部分に新たな白抜き模様が出現することとなる。
このように、本実施形態にかかる熱転写シート100を用いて印画物300を製造することにより、染料退色促進層3を用いて染料退色促進材を含む染料退色促進画像30を形成でき、当該染料退色促進画像30と接触している一般画像20の色を時間の経過とともに退色(消滅)せしめることができる。つまり、本実施形態にかかる熱転写シート100によれば、時間経過とともに、形成された一般画像20の一部が消滅していく印画物を製造できる。
(3)熱転写シートを構成する各層
以下に、上記の作用効果を奏する本実施形態にかかる熱転写シート100を構成する各層について、具体的に説明する。
(3−1)基材
基材1は、基材1の一方の面上に位置する染料層2や染料退色促進層3、さらには基材1の他方の面上に位置する背面層5などを保持する。このような基材1の材料については、特に限定されないが、耐熱性および機械的特性を有するものが好ましい。具体的には、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ポリアリレート、ポリカーボネート、ウレタン樹脂、ポリイミド、ポリエーテルイミド、セルロース誘導体、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ナイロン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、ポリビニルフルオライド、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリビニリデンフルオライド等の各種プラスチックフィルム、またはシート等を例示できる。基材1の厚みについても特に限定されないが、0.5μm以上50μm以下が好ましく、1μm以上20μm以下がより好ましく、1μm以上10μm以下がさらに好ましい。
(3−2)染料層
図1に示すように、本実施形態にかかる熱転写シート100にあっては、基材1の一方の面に染料層2が設けられている。染料層2は、図1に示すように、基材1に直接設けられていてもよく、たとえば、各種プライマー層のような他の層(図示せず)を介して間接的に設けられていてもよい。また、染料層2は、図1に示すように、色相の異なる複数の染料層、つまり、イエロー染料層2Y、マゼンタ染料層2M、およびシアン染料層2Cの組み合わせであってもよく、単一の染料層(図示せず)であってもよい。
このような染料層2は、昇華性染料とバインダーとを含有している。
昇華性染料は特に限定されることはなく、従来公知の昇華性染料から適宜選択して用いることができる。具体的には、ジアリールメタン系染料、トリアリールメタン系染料、チアゾール系染料、メロシアニン染料、ピラゾロン染料、メチン系染料、インドアニリン系染料、ピラゾロメチン系染料、アセトフェノンアゾメチン、ピラゾロアゾメチン、イミダゾルアゾメチン、イミダゾアゾメチン、ピリドンアゾメチン等のアゾメチン系染料、キサンテン系染料、オキサジン系染料、ジシアノスチレン、トリシアノスチレン等のシアノスチレン系染料、チアジン系染料、アジン系染料、アクリジン系染料、ベンゼンアゾ系染料、ピリドンアゾ、チオフェンアゾ、イソチアゾールアゾ、ピロールアゾ、ピラゾールアゾ、イミダゾールアゾ、チアジアゾールアゾ、トリアゾールアゾ、ジスアゾ等のアゾ系染料、スピロピラン系染料、インドリノスピロピラン系染料、フルオラン系染料、ローダミンラクタム系染料、ナフトキノン系染料、アントラキノン系染料、キノフタロン系染料などを例示できる。より具体的には、MSRedG(三井東圧化学(株))、Macrolex Red Violet R(バイエル社)、CeresRed 7B(バイエル社)、Samaron Red F3BS(三菱ケミカル(株))等の赤色染料、ホロンブリリアントイエロー6GL(クラリアント社)、PTY−52(三菱ケミカル(株))、マ
クロレックスイエロー6G(バイエル(株))等の黄色染料、カヤセット(登録商標)ブルー714(日本化薬(株))、ホロンブリリアントブルーS−R(クラリアント社)、MSブルー100(三井東圧化学(株))、C.I.ソルベントブルー63等の青色染料などを例示できる。
バインダーは特に限定されることはなく、従来公知の昇華性染料から適宜選択して用いることができる。具体的には、エチルセルロース樹脂、ヒドロキシエチルセルロース樹脂、エチルヒドロキシセルロース樹脂、メチルセルロース樹脂、酢酸セルロース樹脂等のセルロース樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセトアセタール、ポリビニルピロリドン等のビニル樹脂、ポリ(メタ)アクリレート、ポリ(メタ)アクリルアミド等のアクリル樹脂、ウレタン樹脂、ポリアミド、ポリエステルなどを例示できる。これらの中でも、セルロース樹脂、ビニル樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステルなどは、耐熱性、染料の移行性などの点において好ましい。
昇華性染料やバインダーの含有量についても限定はされないが、バインダーの総質量に対する昇華性染料の含有量は、50質量%以上350質量%以下が好ましく、80質量%以上300質量%以下が好ましい。昇華性染料やバインダーの含有量を上記含有量とすることで、より濃度の高い画像を形成できる。また、熱転写シート100の保存性も向上できる。
また、染料層2には、離型剤を含有してもよい。離型剤を含有する染料層2とすることで、画像を形成するときの被転写体と染料層2との離型性を良好なものとできる。離型剤としては、ポリエチレンワックス、アミドワックス、テフロン(登録商標)パウダー等の固形ワックス、弗素、リン酸エステル、シリコーン含有化合物を例示できる。中でも、シリコーン含有化合物が好ましい。シリコーン含有化合物としては、シリコーンオイル、シリコーン樹脂等を例示できる。
このような染料層2の厚みについては、特に限定されないが、0.3μm以上1.5μm以下が好ましい。
染料層2の形成方法についても特に限定はなく、昇華性染料、バインダー、必要に応じて添加される各種の添加材を適当な溶媒に分散、あるいは溶解した染料層用塗工液を調製し、これを、基材1、あるいは基材1上に任意に設けられる層上に、塗布・乾燥して形成できる。
(3−3)染料退色促進層
図1に示すように、本実施形態にかかる熱転写シート100にあっては、基材1上に、上記染料層2と面順次に染料退色促進層3が設けられている。この染料退色促進層3は、基剤1から剥離可能に設けられており、サーマルヘッドなどからのエネルギーの印加により染料退色促進層ごと被転写体側に移行するか、後述するバインダーから染料退色促進材のみが被転写体側に移行するものである。
染料退色促進層3は、染料退色促進材とバインダーとを含有している。
染料退色促進材は、染料層2中の染料の退色を促進する性能を有していればよく、染料層2中の染料に応じて適宜選択すればよい。染料層2中の染料を退色せしめるメカニズムについても特に限定することはなく、たとえば、染料である化学物質の構造の一部を分解・破壊することで退色せしめてもよい。
このような染料退色促進材としては、酸系材料や蛍光増白剤を例示できる。そして、酸系材料としては、リン酸エステルを例示でき、さらに具体的にはリン酸エステル型アニオン界面活性剤を例示でき、市販品としては、第一工業製薬(株)製 プライサーフ(登録商標)A−208Nを例示できる。また、蛍光増白剤としては、オキサゾール系蛍光増白剤を例示でき、さらに具体的には、2,2’−(2,5−チオフェンジイル)ビス[5−(1,1−ジメチルエチル)]ベンゾオキサゾールを例示でき、市販品としては、BASFジャパン製 Tinopal OBを例示できる。
染料退色促進層3を構成するバインダーについては、特に限定されることはなく、上記「(3−2)染料層」において説明した各種バインダーを用いることができる。
染料退色促進材およびバインダーの含有量についても限定はされないが、バインダーの総質量に対する染料退色促進材の含有量は、1質量%以上100質量%以下が好ましく、10質量%以上50質量%以下がより好ましい。染料退色促進材やバインダーの含有量を上記含有量とすることで、より染料の退色性能の高い画像を形成できる。
また、染料退色促進層3にあっても、上記染料層2と同様、離型剤を含有してもよい。
このような染料退色促進層3の厚みについては、特に限定されないが、0.3μm以上1.5μm以下が好ましい。
なお、染料退色促進層3は、有色/無色、および透明/不透明を問わないが、上記で説明したように、染料層2によって形成された一般画像20の上に積層されていることがあり、この場合に一般画像20の意匠性を害さないためには、無色透明であることが好ましい。
染料退色促進層3の形成方法についても特に限定はなく、染料退色促進材、バインダー、必要に応じて添加される各種の添加材を適当な溶媒に分散、あるいは溶解した染料退色促進層用塗工液を調製し、これを基材1あるいは基材1上に任意に設けられる層上に塗布・乾燥して形成できる。
(3−4)転写層
図1に示すように、本実施形態にかかる熱転写シート100にあっては、上記染料層2および染料退色促進層3と面順次に転写層4が設けられていてもよい。転写層4は、任意の層であって、基材1から剥離可能に設けられており、エネルギーの印加により被転写体側に移行する層である。本実施形態にかかる熱転写シート100によれば、染料層2による画像の形成と、当該画像上への転写層4の転写を、1つの熱転写シートで行うことができる。
一例としての転写層4は、基材1側から、剥離層とヒートシール層(接着層と言う場合もある)がこの順で積層されてなる積層構造を呈している(図示せず)。転写層4を、剥離層のみからなる単層構造、あるいは、ヒートシール層のみからなる単層構造としてもよい。
一例としての剥離層は、ワックス類、シリコーンワックス、シリコーン樹脂、シリコーン変性樹脂、フッ素樹脂、フッ素変性樹脂、ポリビニルアルコール、アクリル樹脂、熱架橋性エポキシ−アミノ樹脂及び熱架橋性アルキッド−アミノ樹脂等を含有している。剥離層は、1種の樹脂を単独で含有していていてもよく、2種以上の樹脂を含有していてもよい。
剥離層の厚みは0.5μm以上5μm以下が好ましい。
剥離層の形成方法についても限定はなく、たとえば、上記で例示した成分を適当な溶媒に溶解、あるいは分散させた剥離層用塗工液を調製し、これを基材1上に塗布・乾燥して形成できる。このような剥離層を有する転写層4によれば、当該転写層4を転写することで、印画物の耐久性を良好なものとできる。
ヒートシール層を構成する成分は、接着性を有するものから適宜選択できる。このような成分としては、ポリエステル、紫外線吸収性樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エポキシ樹脂、ポリカーボネート、アセタール樹脂、ポリアミド、ポリ塩化ビニル等の樹脂成分を例示できる。
好ましい形態のヒートシール層は、ポリエステルを含有している。ポリエステルを含有するヒートシール層によれば、染料層2により形成された画像上に、このヒートシール層を含む転写層4を転写することで、被転写体に形成された画像に滲みが生ずることを抑制できる。具体的には、高温高湿環境下で、印画物を保管したときに、画像に滲みが生ずることを抑制できる。つまり、この形態のヒートシール層は、接着性を有するとともに、画像に滲みが生ずることを防止できるバリア層としての役割を兼ねる。
ポリエステルとしては、多価カルボン酸と、多価アルコールとから重縮合によって得られるエステル基を含むポリマー等を例示できる。多価カルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、デカンジカルボン酸、アゼライン酸、ドデカジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸等を例示できる。また、多価アルコールとしては、エチレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、デカンジオール、2−エチル−ブチル−1−プロパンジオール、ビスフェノールA等を例示できる。ポリエステルは、3種類以上の多価カルボン酸や多価アルコールの共重合体であってもよく、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール等のモノマーやポリマーとの共重合体であってもよい。また、ポリエステルには、上記ポリエステルの変性物も含まれる。ポリエステルの変性物としては、ポリエステルウレタン等を例示できる。
ヒートシール層の総質量に対するポリエステルの含有量は、30質量%以上が好ましく、60質量%以上がより好ましい。ポリエステルの含有量を上記好ましい含有量とすることで、被転写体との密着性および画像の滲みの抑制効果をより良好なものとできる。
ヒートシール層の厚みは0.5μm以上2μm以下が好ましい。ヒートシール層の形成方法についても限定はなく、上記で例示した成分、及び必要に応じて添加される各種の添加材を適当な溶媒に分散あるいは溶解したヒートシール層用塗工液を調製し、これを基材1あるいは基材1上に任意に設けられる層上に塗布・乾燥して形成できる。
また、剥離層とヒートシール層との間に中間層(図示しない)を設けてもよい。中間層について限定はないが、従来公知のいわゆるプライマー層などから適宜選択できる。
また、基材1と転写層4との間に、離型層(図示しない)を設けてもよい。離型層を設けることで、転写層4の転写性(剥離性や、離型性と言う場合もある)を良好なものとできる。
(3−5)背面層
図1に示すように、本実施形態にかかる熱転写シート100にあっては、基材1の他方
の面に背面層5が設けられていてもよい。背面層5も上記転写層4と同様、任意の層であるが、これを設けることで、耐熱性および印画時におけるサーマルヘッドの走行性等を向上できる。
背面層5は、従来公知の熱可塑性樹脂等を適宜選択して形成できる。このような熱可塑性樹脂としては、たとえば、ポリエステル、ポリアクリル酸エステル、ポリ酢酸ビニル、スチレンアクリレート、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエーテル、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリカーボネート、ポリアクリルアミド、ポリビニルクロリド、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセトアセタール等のポリビニルアセタール等の熱可塑性樹脂、これらのシリコーン変性物等が挙げられる。
また、上記した樹脂に硬化剤を添加してもよい。硬化剤として機能するポリイソシアネートとしては、特に制限なく従来公知のものを使用できるが、それらのなかでも、芳香族系イソシアネートのアダクト体を使用することが望ましい。芳香族系イソシアネートとしては、2,4−トルエンジイソシアネート、2,6−トルエンジイソシアネート、または、2,4−トルエンジイソシアネートと2,6−トルエンジイソシアネートの混合物、1,5−ナフタレンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、trans−シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシアネート、トリス(イソシアネートフェニル)チオフォスフェートがあげられ、特に2,4−トルエンジイソシアネート、2,6−トルエンジイソシアネート、または、2,4−トルエンジイソシアネートと2,6−トルエンジイソシアネートの混合物が好ましい。このようなポリイソシアネートは、上記した水酸基含有熱可塑性樹脂をその水酸基を利用して架橋させ、背面層の塗膜強度や耐熱性を向上させる。
また、背面層5には、上記熱可塑性樹脂に加え、スリップ性を向上させる目的でワックス、高級脂肪酸アミド、リン酸エステル化合物、金属石鹸、シリコーンオイル、界面活性剤等の離型剤、フッ素樹脂等の有機粉末、シリカ、クレー、タルク、炭酸カルシウム等の無機粒子等の各種添加剤が含有されていることが好ましく、リン酸エステルまたは金属石鹸の少なくとも1種が含有されていることが特に好ましい。
背面層5の厚みは特に限定されないが、たとえば、3μm以下が好ましく、0.1μm以上2μm以下がより好ましい。
背面層5の形成方法についても特に限定されないが、たとえば、上記で例示した成分を適当な溶媒に溶解、あるいは分散させた背面層用塗工液を調製し、これを基材1の他方の面上に塗布・乾燥して形成できる。
(4)応用例
以下に、本実施形態にかかる熱転写シートの応用例について説明する。
(4−1)応用例1
図4(a)は、本実施形態にかかる熱転写シートを用いて製造した印画物の製造直後の正面図であり、(b)は、所定時間経過後の正面図である。
図4(b)に示すように、所定時間経過後の印画物上には「交換してください」というメッセージが表示されている。このように、本実施形態にかかる熱転写シートにおける染料退色促進層を用いて所定のメッセージを形成することにより、所定時間経過後に、退色換言すれば消色や色抜けによって当該メッセージを表示せしめることができる。したがって、染料層を用いて形成された画像中に含まれている染料と、染料退色促進層を用いて形成された染料退色促進画像中に含まれている染料退色促進材との関係、より具体的には、経過時間と退色具合との関係(退色スピード)を予め把握・調整しておくことにより、所定時間経過後に所定のメッセージを表示せしめることができるので、たとえば、電池や電球などの消耗品の交換時期を表示することも可能である。
(4−2)応用例2
また、本実施形態にかかる熱転写シートにおける染料退色促進層に含有される染料退色促進材を適宜選択することにより、所定の外部環境に対応して染料の退色を促進せしめることも可能である。つまり、たとえば、印画物が曝されている環境条件のうち、湿度のみに着目し、当該湿度に対応して染料の退色を促進せしめる染料退色促進材を選択することで、印画物が曝されている湿度環境に応じたメッセージを表示せしめることも可能である。もちろん、湿度以外の環境条件、たとえば、温度、オゾン濃度、光、などに応じたメッセージの表示も可能である。
(4−3)応用例3
図5(a)〜(d)は、本実施形態にかかる熱転写シートを用いて製造した印画物の概略断面図である。
たとえば、図1に示す本実施形態にかかる熱転写シート100を用いた場合、以下の4種類の積層構造を有する印画物を製造できる。
・図5(a):被転写体200上に、染料層2を転写することで形成した一般画像20のみが積層された印画物300a
・図5(b):被転写体200上に、染料層2を転写することで形成した一般画像20、および転写層4を転写することで形成した転写層40、がこの順で積層された印画物300b
・図5(c):被転写体200上に、染料層2を転写することで形成した一般画像20、および染料退色促進層3を転写することで形成した染料退色促進画像30、がこの順で積層された印画物300c
・図5(d):被転写体200上に、染料層2を転写することで形成した一般画像20、染料退色促進層3を転写することで形成した染料退色促進画像30、および転写層4を転写することで形成した転写層40がこの順で積層された印画物300d
ここで、図5(a)に示す印画物300aにおける一般画像20の退色スピードを基準とした場合、つまり、染料退色促進画像30も転写層40もなく、一般画像20が直接に外部環境に曝されている際の自然な退色スピードを基準とする。
この場合、図5(b)に示す印画物300bにおける一般画像20の退色スピードは、転写層40によって一般画像20が保護されている分だけ前記基準よりも遅くなる。
一方で、図5(c)に示す印画物300cにおける一般画像20の退色スピードは、染料退色促進画像30と接触しているため前記基準よりも早くなる。
また、図5(d)に示す印画物300dにおける一般画像20の退色スピードは、転写層40によって一般画像20が保護されている分だけ前記基準よりも遅くなるが、染料退色促進画像30と接触しているため、前記図5(b)に示す印画物300bにおける一般画像20の退色スピードよりは遅くなる。
以上のとおり、本実施形態にかかる熱転写シートを用いて、積層パターンの異なる印画物を製造することにより、退色スピードを変化させることができる。これにより、時間経過とともに複数回にわたって画像を変化させることができる。
また、この応用例3は、上記応用例2と組み合わせることで、細かく退色スピードを変化させることも可能であり、さらには、一般画像や染料退色促進画像を転写する際の転写条件や、転写層の材質の変更により退色スピードを変化させることも可能である。
(5)被転写体
本実施形態にかかる熱転写シート100と組み合わせて、印画物を製造するために用いられる被転写体200について限定はなく、カード基材、熱転写受像シート等の、昇華型熱転写方式に用いられる従来公知の被転写体を適宜選択して用いることができる。
次に実施例を挙げて本発明の実施形態にかかる熱転写シートを具体的に説明する。以下、特に断りのない限り、部または%は質量基準であり、溶媒を除く成分については、固形分に換算後の配合を示している。
(実施例1)
基材として、厚さ4.5μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(PET、コロナ処理)を用い、この基材の一方の面上の一部に、下記組成のプライマー層用塗工液を塗布・乾燥して、厚みが0.25μmのプライマー層を形成した。次いで、プライマー層上に下記組成のイエロー染料層用塗工液、マゼンタ染料層用塗工液、及びシアン染料層用塗工液を塗布・乾燥して、それぞれ厚みが0.5μmのイエロー染料層、マゼンタ染料層、シアン染料層がこの順で面順次に設けられた染料層を形成した。また、基材の一方の面上の他の一部に、下記組成の剥離層用塗工液を塗布・乾燥して、厚みが1μmの剥離層を形成した。この剥離層上の一部に、下記組成の染料退色促進層用塗工液1を塗布・乾燥して、厚みが1μmの染料退色促進層を形成した。また、前記剥離層上の他の一部に、下記組成のヒートシール層用塗工液1を塗布・乾燥して、厚みが1.2μmのヒートシール層を形成した。また、基材の他方の面上に、下記組成の背面層用塗工液を塗布・乾燥して、厚みが1μmの背面層を形成することで、実施例1の熱転写シートを得た。なお、剥離層およびヒートシール層は、本開示の熱転写シートにおける転写層を構成する。また、染料退色促進層中の染料退色促進材(リン酸エステル)の濃度は約10%である。
<プライマー層用塗工液>
・アルミナゾル 4部
(アルミナゾル200 日産化学(株))
・カチオン性ウレタン樹脂 6部
(SF−600 第一工業製薬(株))
・水 100部
・イソプロピルアルコール 100部
<イエロー染料層用塗工液>
・分散染料(ホロンブリリアントイエローS−6GL) 5.5部
・ポリビニルアセタール 4.5部
(エスレック(登録商標)KS−5 積水化学工業(株))
・リン酸エステル系界面活性剤 0.1部
(プライサーフ(登録商標)A208N 第一製薬工業(株))
・エポキシ変性シリコーンオイル 0.04部
(KF−101 信越化学工業(株))
・ポリエチレンワックス 0.1部
・メチルエチルケトン 45部
・トルエン 45部
<マゼンタ染料層用塗工液>
・分散染料(MSレッドG) 1.5部
・分散染料(マクロレックスレッドバイオレットR) 2部
・ポリビニルアセタール 4.5部
(エスレック(登録商標)KS−5 積水化学工業(株))
・リン酸エステル系界面活性剤 0.1部
(プライサーフ(登録商標)A208N 第一製薬工業(株))
・ポリエチレンワックス 0.1部
・エポキシ変性シリコーンオイル 0.04部
(KF−101 信越化学工業(株))
・メチルエチルケトン 45部
・トルエン 45部
<シアン染料層用塗工液>
・分散染料(Solvent Blue 63) 3.5部
・分散染料(HSB−2194) 3部
・ポリビニルアセタール 4.5部
(エスレック(登録商標)KS−5 積水化学工業(株))
・リン酸エステル系界面活性剤 0.1部
(プライサーフ(登録商標)A208N 第一製薬工業(株))
・ポリエチレンワックス 0.1部
・エポキシ変性シリコーンオイル 0.04部
(KF−101 信越化学工業(株))
・メチルエチルケトン 45部
・トルエン 45部
<剥離層用塗工液>
・アクリル樹脂 40部
(LP−45M 綜研化学(株))
・メチルエチルケトン 30部
・トルエン 30部
<染料退色促進層用塗工液1>
・ポリエステル 25部
(バイロン(登録商標)700 東洋紡(株))
・二酸化ケイ素 0.5部
(サイリシア310 富士シリシア化学(株))
・リン酸エステル 3部
(プライサーフ(登録商標)A−208S 第一工業製薬((株)))
・メチルエチルケトン 30部
・トルエン 30部
<ヒートシール層用塗工液>
・ポリエステル 20部
(バイロン(登録商標)700 東洋紡(株))
・二酸化ケイ素 0.5部
(サイリシア310 富士シリシア化学(株))
・紫外線吸収剤 5部
(ST−I UVA 40KT (株)ダイセル)
・メチルエチルケトン 30部
・トルエン 30部
<背面層用塗工液>
・ポリビニルアセタール 6部
(エスレック(登録商標)BX−1 積水化学工業(株))
・ポリイソシアネート硬化剤(固形分45%) 22部
(バーノック(登録商標)D750−45 DIC(株))
・リン酸エステル 5部
(プライサーフ(登録商標)A−208N 第一工業製薬(株))
・メチルエチルケトン 60部
・トルエン 60部
(実施例2)
実施例1における染料退色促進層用塗工液1を、下記組成の染料退色促進層用塗工液2に変更して染料退色促進層を形成した以外は、すべて実施例1と同様にして実施例2の熱転写シートを得た。なお、染料退色促進層中の染料退色促進材(リン酸エステル)の濃度は約5%である。
<染料退色促進層用塗工液2>
・ポリエステル 25部
(バイロン(登録商標)700 東洋紡(株))
・二酸化ケイ素 0.5部
(サイリシア310 富士シリシア化学(株))
・リン酸エステル 1.5部
(プライサーフ(登録商標)A−208S 第一工業製薬((株)))
・メチルエチルケトン 30部
・トルエン 30部
(被転写体)
上記実施例1および実施例2の熱転写シートと組み合わせて用いる被転写体として、昇華型熱転写プリンタ(DS−40 大日本印刷(株))の純正受像紙を準備した。
(印画物A〜Jの製造)
上記実施例1および2の熱転写シートと、上記被転写体とを用い、サーマルヘッドにて、出力:0.23W/dot、line速度:1.0msec./line、dot密度:300dpiの条件を100%として加熱することにより、以下の表1に記載する層構成を有する印画物A〜Jを製造した。なお、各印画物を製造する際の転写条件(加熱の割合)は、表1に示す通りである。また、染料層を転写することにより形成されるいわゆる一般画像は、黒ベタ(画像階調(0/255))画像である。
(退色の評価)
印画物A〜Jのそれぞれを、日光が当たる室内に載置し、いわゆる一般画像に退色が確認されるまでの日数を測定した。なお、退色の有無は目視により行った。その結果も表1に示す。
上記の表1からも分かるように、実施例にかかる熱転写シートによれば、いわゆる一般画像が時間経過に伴い変化する印画物を製造できたとともに、変化のタイミングをコントロールできた。
100・・・熱転写シート
1・・・基材
2・・・染料層
3・・・染料退色促進層
4・・・転写層
5・・・背面層
200・・・被転写体
20・・・一般画像
30・・・染料退色促進画像
40・・・転写後の転写層
300・・・印画物

Claims (5)

  1. 染料を含む一般画像と、
    前記染料の退色を促進する染料退色促進材を含む染料退色促進画像と、を含み、
    前記一般画像と前記染料退色促進画像とが、順不同で被転写体上に積層されており、
    前記染料退色促進材が、リン酸エステルまたは蛍光増白剤の何れか一方または双方である、印画物。
  2. 前記一般画像および前記染料退色促進画像に加え、転写層を含み、
    前記一般画像、前記染料退色促進画像、および転写層から選択される2以上の層が、順不同で被転写体上に積層されている、請求項1に記載の印画物。
  3. 前記一般画像、前記染料退色促進画像、および転写層から選択される2以上の層による積層パターンを複数有しており、
    前記積層パターンに応じて、前記一般画像に含まれる染料の退色スピードが異なる、請求項2に記載の印画物。
  4. 染料を含む一般画像を形成する工程と、
    前記染料の退色を促進する染料退色促進材を含む染料退色促進画像を印画する工程と、を含み、
    前記染料退色促進材が、リン酸エステルまたは蛍光増白剤の何れか一方または双方である、印画物の製造方法。
  5. さらに、転写層を転写する工程を含み、
    一般画像と転写層とが積層された部分、染料退色促進画像と転写層とが積層された部分、および一般画像と染料退色促進画像と転写層とが積層された部分、のそれぞれを形成する、請求項4に記載の印画物の製造方法。
JP2020182533A 2020-10-30 2020-10-30 印画物及び印画物の製造方法 Active JP6825740B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020182533A JP6825740B1 (ja) 2020-10-30 2020-10-30 印画物及び印画物の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020182533A JP6825740B1 (ja) 2020-10-30 2020-10-30 印画物及び印画物の製造方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018182612A Division JP6791222B2 (ja) 2018-09-27 2018-09-27 熱転写シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6825740B1 JP6825740B1 (ja) 2021-02-03
JP2021035772A true JP2021035772A (ja) 2021-03-04

Family

ID=74228020

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020182533A Active JP6825740B1 (ja) 2020-10-30 2020-10-30 印画物及び印画物の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6825740B1 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04104055A (ja) * 1990-08-23 1992-04-06 Nissha Printing Co Ltd 経時変色用塗膜
JP2002168847A (ja) * 2000-09-21 2002-06-14 Fuji Photo Film Co Ltd 湿気/水濡れ検知方法、検知ラベルおよび検知機能付き物品、検知材料ならびに検知方法
JP2002257641A (ja) * 2001-03-02 2002-09-11 Ricoh Co Ltd 温度履歴表示材料
JP2002318194A (ja) * 2001-04-24 2002-10-31 Matsushita Electric Works Ltd 光触媒塗膜の光触媒性評価方法及び光触媒性評価用フィルム
JP2003227818A (ja) * 2002-02-05 2003-08-15 Toppan Printing Co Ltd 酸素インジケーターおよび酸素インジケーター付き包装材料
JP2017115026A (ja) * 2015-12-24 2017-06-29 コニカミノルタ株式会社 温度時間積算型インジケータ、及び温度時間積算量の測定方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04104055A (ja) * 1990-08-23 1992-04-06 Nissha Printing Co Ltd 経時変色用塗膜
JP2002168847A (ja) * 2000-09-21 2002-06-14 Fuji Photo Film Co Ltd 湿気/水濡れ検知方法、検知ラベルおよび検知機能付き物品、検知材料ならびに検知方法
JP2002257641A (ja) * 2001-03-02 2002-09-11 Ricoh Co Ltd 温度履歴表示材料
JP2002318194A (ja) * 2001-04-24 2002-10-31 Matsushita Electric Works Ltd 光触媒塗膜の光触媒性評価方法及び光触媒性評価用フィルム
JP2003227818A (ja) * 2002-02-05 2003-08-15 Toppan Printing Co Ltd 酸素インジケーターおよび酸素インジケーター付き包装材料
JP2017115026A (ja) * 2015-12-24 2017-06-29 コニカミノルタ株式会社 温度時間積算型インジケータ、及び温度時間積算量の測定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6825740B1 (ja) 2021-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7343018B2 (ja) 熱転写シートの融着方法
JP6733841B2 (ja) 熱転写シート、熱転写シートと中間転写媒体の組合せ、及び印画物の製造方法
WO2015147288A1 (ja) 熱転写受像シート用支持体および熱転写受像シートならびにそれらの製造方法
JPH11105438A (ja) 熱転写シートおよび印画物
JP5870820B2 (ja) 熱転写シート
JP6791222B2 (ja) 熱転写シート
JP3776704B2 (ja) 昇華転写用染料層インキ及び熱転写シート
JP6825740B1 (ja) 印画物及び印画物の製造方法
WO2013129415A1 (ja) 中間転写媒体
JP2009083279A (ja) 感熱転写シート
JP6197576B2 (ja) 感熱転写記録媒体
JP2016190373A (ja) 熱転写シート及び印画方法
US20220227155A1 (en) Thermal transfer sheet
JP2008137257A (ja) 熱転写受像シート
JP6828848B2 (ja) 熱転写シート、中間転写媒体と熱転写シートの組合せ、及び印画物の製造方法
JP6721038B2 (ja) 昇華型熱転写シート、昇華型熱転写シートと被転写体との組合せ
WO2020004407A1 (ja) 熱転写リボン
JPH1067182A (ja) 熱転写シート
JP7098905B2 (ja) 保護層転写シート
JP2021041621A (ja) 熱転写シート、印画物の製造方法、及びゲーム機
JP7380283B2 (ja) 熱転写シート
JP2018171840A (ja) 熱転写受像シート、熱転写シート、受容層用塗工液、熱転写受像シートの形成方法、及び印画物の形成方法
JP7380035B2 (ja) 装飾シートの製造方法、装飾品の製造方法、及び装飾シート
JP2023049776A (ja) 熱転写シート及び印画物の製造方法
JP6108084B2 (ja) 熱転写受像シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201030

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20201030

TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20201116

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6825740

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150