JP2021035218A - 太陽光発電網遮断ユニットおよびこれを備えた太陽光発電網遮断システム - Google Patents

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Abstract

【課題】緊急時等において動作する遮断器を設置する際の施工コストを抑制することが可能な太陽光発電網遮断ユニットおよびこれを備えた太陽光発電網遮断システムを提供する。
【解決手段】太陽光発電網遮断ユニット1は、第1遮断器20と、第2遮断器30とを備えている。第1遮断器20は、複数の太陽光発電モジュール11とパワーコンディショナ12とを直列に接続する電力線14に設けられており、緊急遮断ボタン13が操作されると、電力線14を介した太陽光発電モジュール11からの電力の供給を遮断するとともに、緊急遮断信号を送信する。第2遮断器30は、複数の太陽光発電モジュール11ごとに1つずつ設けられており、第1遮断器20から緊急遮断信号を受信すると、電力線14を介した複数の太陽光発電モジュール11からの電力の供給を遮断するとともに、第1遮断器20に対して遮断完了信号を送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽光発電モジュールとパワーコンディショナとの間における電力供給を遮断する太陽光発電網遮断ユニットおよびこれを備えた太陽光発電網遮断システムに関する。
近年、太陽光発電モジュールにおける光電変換によって直流電圧を生成し、パワーコンディショナのインバータによって、太陽光発電モジュールにおいて生成された直流電圧を交流電圧に変換して出力する太陽光発電システムが用いられている。
このような太陽光発電システムでは、例えば、特許文献1,2に示すように、太陽光発電モジュールの施工、修理、メンテナンス、あるいは火災等の緊急時において、作業者や消防士等の安全性を確保するために、太陽光発電モジュールからの電力の供給を遮断する遮断器が設けられている。
特開2019−103209号公報 特開2013−252046号公報
しかしながら、上記従来の太陽光発電網遮断システムでは、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、上記公報に開示された太陽光発電網遮断システムでは、個々の太陽光発電モジュールに対して、1つずつ遮断器(リレー、制御ユニット等)が設けられている。このため、遮断器を設ける際の施工時間が長くなって、施工コストが増大するおそれがある。
本発明の課題は、緊急時等において動作する遮断器を設置する際の施工コストを抑制することが可能な太陽光発電網遮断ユニットおよびこれを備えた太陽光発電網遮断システムを提供することにある。
第1の発明に係る太陽光発電網遮断ユニットは、複数の太陽光発電モジュールとパワーコンディショナとの間に配置されており、緊急遮断ボタンの操作によって、複数の太陽光発電モジュールからパワーコンディショナへの電力の供給を遮断する太陽光発電網遮断ユニットであって、第1遮断器と、第2遮断器と、を備えている。第1遮断器は、複数の太陽光発電モジュールとパワーコンディショナとを直列に接続する電力線に設けられており、緊急遮断ボタンが操作されると、電力線を介した太陽光発電モジュールからの電力の供給を遮断するとともに、緊急遮断信号を送信する。第2遮断器は、複数の太陽光発電モジュールごとに1つずつ設けられており、第1遮断器から緊急遮断信号を受信すると、電力線を介した複数の太陽光発電モジュールからの電力の供給を遮断するとともに、第1遮断器に対して遮断完了信号を送信する。
ここでは、複数の太陽光発電モジュールとパワーコンディショナとの間に配置されており、緊急遮断ボタンの操作によって、複数の太陽光発電モジュールからパワーコンディショナへの電力の供給を遮断する太陽光発電網遮断ユニットにおいて、緊急遮断ボタンの操作によって電力供給を遮断する第1遮断器と、第1遮断器との間で相互通信が可能であって、第1遮断器における遮断後に、複数の太陽光発電モジュールからの電力供給を遮断するとともに第1遮断器へ遮断完了信号を送信する第2遮断器とを備えている。
ここで、第1遮断器は、例えば、パワーコンディショナに含まれるインバータの近傍に1つ配置されており、太陽光発電モジュールからパワーコンディショナへの電力供給を遮断する。
第2遮断器は、例えば、複数の太陽光発電モジュールの近傍に配置されており、第1遮断器よりも太陽光発電モジュールからパワーコンディショナへの電力供給経路における上流側に配置されており、第1遮断器から緊急遮断信号を受信して、太陽光発電モジュールからの電力供給を遮断する。
緊急遮断ボタンは、本太陽光発電網遮断ユニットが設置され、複数の太陽光発電モジュールおよびコンディショナを含むシステムにおける任意の位置に設けられていればよい。
なお、第1遮断器と第2遮断器との間における緊急遮断信号および遮断完了信号の通信は、有線通信であってもよいし、Wifi(登録商標)等の無線通信であってもよい。
これにより、例えば、火災発生の緊急時や修理、メンテナンス時等において、緊急遮断ボタンが操作された場合には、まず第1遮断器が、太陽光発電モジュールからパワーコンディショナへの電力供給を遮断して緊急遮断信号を送信する。そして、第2遮断器は、送信された緊急遮断信号を受信することで、太陽光発電モジュールからパワーコンディショナへの電力供給を遮断するとともに、第1遮断器へ自らの遮断完了を示す遮断完了信号を送信することで、第1遮断器側において、第2遮断器が遮断されたか否かを認識することができる。
この結果、緊急遮断ボタンが操作された際に、太陽光発電モジュールから供給される高電圧の電力が印加されることを防止して、作業者等の安全性を確保することができる。また、第2遮断器の接点部が高電圧が印加されたことで溶着して開閉不能となっている場合でも、第2遮断器から遮断完了を示す遮断完了信号を受信するまでは、緊急遮断信号を送信した後も第1遮断器側において第2遮断器の遮断完了と判定しないため、より安全性を向上させることができる。
さらに、複数の太陽光発電モジュールに対して1つずつ設けられた第2遮断器と、第2遮断器における遮断を制御する第1遮断器とを組み合わせて用いることで、個々の太陽光発電モジュールに対して1つずつ遮断器が設けられた従来の構成と比較して、施工コストを抑制することができる。
第2の発明に係る太陽光発電網遮断ユニットは、第1の発明に係る太陽光発電網遮断ユニットであって、第1遮断器は、緊急遮断ボタンが操作されたことを検出する第1緊急遮断判定部と、電力線を介した太陽光発電モジュールからの電力の供給を遮断する第1遮断部と、第1緊急遮断判定部が緊急遮断ボタンの操作があったと判定すると電力の供給を遮断するように第1遮断部を制御する第1遮断制御部と、第2遮断器から遮断完了信号を受信する第1信号受信部と、第1信号受信部において遮断完了信号を受信するか否かに応じて第2遮断器の遮断が完了しているか否かを判定する第1遮断完了判定部と、を有している。
ここでは、第1緊急遮断判定部が緊急遮断ボタンの操作を検出し、第1遮断制御部が緊急遮断ボタンの操作の有無に応じて第1遮断部における遮断を制御するとともに、第1信号受信部が第2遮断器から第2遮断器の遮断完了を示す遮断完了信号を受信して、第1遮断完了判定部が、第2遮断器における遮断完了の有無を判定する。
これにより、緊急遮断ボタンの操作状況に応じて、第1遮断器における電力供給の遮断動作を実施することができるとともに、第1遮断器側において、第2遮断器側の遮断が完了したか否かを認識することができる。
第3の発明に係る太陽光発電網遮断ユニットは、第2の発明に係る太陽光発電網遮断ユニットであって、第1遮断器は、全ての第2遮断器から遮断完了信号を受信すると、緊急遮断中であることを示す表示を行うようにパワーコンディショナに設けられた表示部を制御する表示信号を、パワーコンディショナへ送信する表示信号出力部を、さらに有している。
ここでは、太陽光発電網遮断ユニットを構成する全ての第2遮断器から遮断完了信号を受信すると、パワーコンディショナの表示部に、緊急遮断中であることを示すメッセージ等を表示させる。
これにより、例えば、修理やメンテナンス時、火災等の緊急時等において、作業者や消防士等がパワーコンディショナの表示部に表示されるメッセージを確認してから作業等を行うことができる。よって、第1遮断器および全ての第2遮断器における遮断を確認した上で作業を開始することができるため、太陽光発電モジュールから供給された高電圧の電力が作業者等に印加されることを防止して安全性を向上させることができる。
第4の発明に係る太陽光発電網遮断ユニットは、第3の発明に係る太陽光発電網遮断ユニットであって、表示信号出力部は、全ての第2遮断器から遮断完了信号を受信するまでの間、遮断エラー発生中であることを示す表示を行うようにパワーコンディショナに設けられた表示部を制御する表示信号を、パワーコンディショナへ送信する。
ここでは、1または複数の第2遮断器の全てから遮断完了信号を受信するまでは、パワーコンディショナの表示部に、遮断エラー発生中である旨のメッセージ等を表示させるための表示信号を、第1遮断器から送信する。
これにより、太陽光発電網遮断ユニットを構成する全ての第2遮断器から遮断完了信号を受信するまでは、パワーコンディショナの表示部に危険性を示すメッセージが表示されるため、作業者等は、全ての第2遮断器が遮断されるまでの間、作業を開始しない、あるいは気をつけて作業を実施することができる。
第5の発明に係る太陽光発電網遮断ユニットは、第4の発明に係る太陽光発電網遮断ユニットであって、表示信号出力部は、遮断エラー発生中であることを示す表示信号に加えて、遮断エラーが発生している第2遮断器のアドレスを、パワーコンディショナへ送信する。
ここでは、パワーコンディショナの表示部に、遮断エラー中である旨のメッセージを表示させるために、まだ遮断されていない第2遮断器のアドレスを表示信号とともにパワーコンディショナへ送信する。
これにより、作業者等は、パワーコンディショナの表示部に表示される遮断エラー中である旨のメッセージとともに、どの第2遮断器がまだ遮断されていない状態であるのかを認識することができる。よって、作業者等の安全性をより向上させることができる。
第6の発明に係る太陽光発電網遮断ユニットは、第1から第5の発明のいずれか1つに係る太陽光発電網遮断ユニットであって、第2遮断器は、緊急遮断信号を受信するとともに遮断完了信号を送信する第2通信部と、第2通信部において緊急遮断信号を受信したか否かを判定する第2緊急遮断判定部と、電力線を介した太陽光発電モジュールからの電力の供給を遮断する第2遮断部と、第2通信部が緊急遮断信号を受信すると電力の供給を遮断するように第2遮断部を制御する第2遮断制御部と、第2遮断部の遮断完了を判定する第2遮断完了判定部と、を有している。
ここでは、第2遮断器側において、第2緊急遮断判定部が第2通信部において緊急遮断信号が受信されたと判定すると、第2遮断制御部が、電力の供給を遮断するように第2遮断部を制御するとともに、第2遮断完了判定部が第2遮断部の遮断完了の判定を行う。
これにより、緊急遮断ボタンが操作されて第1遮断器側から緊急遮断信号を受信すると、第2遮断器側において、太陽光発電モジュールからの電力供給を遮断するとともに、遮断完了と判定すると第1遮断器に対して遮断完了信号を送信することができる。
第7の発明に係る太陽光発電網遮断ユニットは、第1から第6の発明のいずれか1つに係る太陽光発電網遮断ユニットであって、第2遮断器は、第1遮断器における遮断状態を確認した後、第2遮断制御部が電力の供給を遮断するように第2遮断部を制御する。
ここでは、第1遮断器における遮断動作後に、第2遮断器における遮断動作が行われる。
これにより、緊急遮断ボタンが操作された際には、最初に、パワーコンディショナ側に設置された第1遮断器が遮断動作を行い、その後、複数の太陽光発電モジュール側に設けられた第2遮断器が遮断動作を行うことで、例えば、複数設けられる第2遮断器を開状態とする際に端子部に掛かる電圧を下げることができる。
この結果、複数の太陽光発電モジュールごとに1つずつ設けられる第2遮断器の耐電圧を低く設定することができるため、個々の太陽光発電モジュールに高耐電圧の遮断器を1つずつ設けた構成と比較して、大幅にコストダウンを図ることができる。
第8の発明に係る太陽光発電網遮断ユニットは、第6または第7の発明に係る太陽光発電網遮断ユニットであって、第2遮断器は、太陽光発電モジュールから供給された電力を蓄える電源保持部を、さらに有している。
ここでは、太陽光発電モジュールから供給され第2遮断器を動作させるための電力を蓄える、例えば、キャパシタ等の電源保持部が、第2遮断器に設けられている。
これにより、第2遮断器側の電源を設けることなく、太陽光発電モジュールから供給された電力を一時的に蓄えて、第2遮断器を動作させることができる。
第9の発明に係る太陽光発電網遮断ユニットは、第1から第8の発明のいずれか1つに係る太陽光発電網遮断ユニットであって、第1遮断器と第2遮断器とは、有線通信を介して、緊急遮断信号の送受信を行う。
ここでは、第1遮断器と第2遮断器との間における緊急遮断信号および遮断完了信号の送受信を、例えば、PLC(Power Line Communication)通信等の有線通信を介して行う。
これにより、緊急遮断信号および遮断完了信号の送受信を、第1遮断器と第2遮断器との間で確実に行うことができる。
第10の発明に係る太陽光発電網遮断ユニットは、第2から第5の発明のいずれか1つに係る太陽光発電網遮断ユニットであって、第1遮断器は、第2遮断器に対して通信信号を送信する第1通信部と、通信信号を連続的に送信するように第1通信部を制御する第1通信制御部と、をさらに有している。
ここでは、上述した緊急遮断信号を用いた第1遮断器および第2遮断器における遮断動作に加えて、第1遮断器側において、第1通信制御部が、第2遮断器に対して通信信号を連続的に送信するように第1通信部を制御している。
これにより、第1遮断器側において、断線の有無を検出するための通信信号を連続的に送信することができる。
第11の発明に係る太陽光発電網遮断ユニットは、第10の発明に係る太陽光発電網遮断ユニットであって、第2遮断器は、第2通信部において受信する通信信号の受信が途絶えたことを検出する信号判定部と、信号判定部において通信信号の受信が途絶えたことを検出して所定時間が経過すると電力線における断線ありと判定する断線判定部と、を有している。
ここでは、第1遮断器と第2遮断器とが設置される電力線の一部に断線が発生したことを検出するために、第1遮断器から第2遮断器へ連続的に送信される通信信号を用いる。
これにより、第1遮断器から第2遮断器へ連続的に送信される通信信号の受信が第2遮断器において途絶えてから所定時間が経過すると、断線ありと判定することができる。
第12の発明に係る太陽光発電網遮断ユニットは、複数の太陽光発電モジュールとパワーコンディショナとの間に配置されており、複数の太陽光発電モジュールからパワーコンディショナへの電力の供給を遮断する太陽光発電網遮断ユニットであって、第1遮断器と、第2遮断器とを備えている。第1遮断器は、複数の太陽光発電モジュールとパワーコンディショナとを直列に接続する電力線に設けられており、電力線を介した太陽光発電モジュールからの電力の供給を遮断するとともに、通信信号を連続的に送信する。第2遮断器は、複数の太陽光発電モジュールごとに1つずつ設けられており、第1遮断器から連続的に送信された通信信号を受信するとともに、通信信号の受信が途絶えて所定時間が経過すると、電力線を介した複数の太陽光発電モジュールからの電力の供給を遮断するとともに、第1遮断器に対して遮断完了信号を送信する。
ここでは、複数の太陽光発電モジュールとパワーコンディショナとの間に配置されており、複数の太陽光発電モジュールからパワーコンディショナへの電力の供給を遮断する太陽光発電網遮断ユニットにおいて、第1遮断器と第2遮断器との間で相互通信が可能であって、第1遮断器から連続的に送信される通信信号の受信が第2遮断器において途絶えて所定時間が経過すると、断線ありと判断して、第2遮断器において、複数の太陽光発電モジュールからの電力供給を遮断する。
ここで、第1遮断器は、例えば、パワーコンディショナに含まれるインバータの近傍に1つ配置されており、太陽光発電モジュールからパワーコンディショナへの電力供給を遮断する。
また、第2遮断器は、例えば、複数の太陽光発電モジュールの近傍であって、第1遮断器よりも太陽光発電モジュールからパワーコンディショナへの電力供給経路における上流側に配置されている。そして、第2遮断器は、第1遮断器から連続的に送信された通信信号の受信が途絶えて所定時間が経過すると、太陽光発電モジュールからの電力供給を遮断する。
なお、第1遮断器と第2遮断器との間における通信信号の通信は、有線通信であってもよいし、Wifi(登録商標)等の無線通信であってもよい。
これにより、例えば、火災発生時等において、システムを構成する電力線の一部に断線が発生した場合には、第1遮断器から連続的に送信される通信信号の受信が、第2遮断器において途絶えることを検出し、この検出から所定時間が経過すると、第2遮断器において太陽光発電モジュールからパワーコンディショナへの電力供給を遮断することができる。そして、第2遮断器は、太陽光発電モジュールからパワーコンディショナへの電力供給の遮断が完了すると、第1遮断器へ自らの遮断完了を示す遮断完了信号を送信することで、第1遮断器側において、第2遮断器が遮断されたか否かを認識することができる。
この結果、火災発生時等に太陽光発電モジュールから供給される高電圧の電力が印加されることを防止して、消防士等の安全性を確保することができる。また、第2遮断器の接点部が高電圧が印加されたことで溶着して開閉不能となっている場合でも、第2遮断器から遮断完了を示す遮断完了信号を受信するまでは、第1遮断器側において第2遮断器の遮断完了と判定しないため、より安全性を向上させることができる。
さらに、複数の太陽光発電モジュールに対して1つずつ設けられた第2遮断器と、第2遮断器における遮断を制御する第1遮断器とを組み合わせて用いることで、個々の太陽光発電モジュールに対して1つずつ遮断器が設けられた従来の構成と比較して、施工コストを抑制することができる。
第13の発明に係る太陽光発電網遮断ユニットは、第12の発明に係る太陽光発電網遮断ユニットであって、第1遮断器は、通信信号を送信するとともに第2遮断器に送信された通信信号に対する応答信号および遮断完了信号を受信する第1通信部と、通信信号を連続的に送信するように第1通信部を制御する第1通信制御部と、応答信号の受信の有無を判定する応答判定部と、を有している。
ここでは、第1遮断器が、第1通信部を介して、第2遮断器に対して連続的に送信される通信信号に対する応答信号および遮断完了信号を第2遮断器から受信するとともに、応答判定部において、応答信号の受信の有無を判定する。
これにより、第1遮断器において、第2遮断器に対して連続的に送信される通信信号に対する応答信号が受信されるか否かに応じて、電力線の一部に断線が発生したか否かを判定することができる。
第14の発明に係る太陽光発電網遮断ユニットは、第13の発明に係る太陽光発電網遮断ユニットであって、第1遮断器は、全ての第2遮断器から遮断完了信号を受信すると、緊急遮断中であることを示す表示を行うようにパワーコンディショナに設けられた表示部を制御する表示信号を、パワーコンディショナへ送信する表示信号出力部を、さらに有している。
ここでは、太陽光発電網遮断ユニットを構成する全ての第2遮断器から遮断完了信号を受信すると、パワーコンディショナの表示部に、緊急遮断中であることを示すメッセージ等を表示させる。
これにより、例えば、修理やメンテナンス時、火災等の緊急時等において、作業者や消防士等がパワーコンディショナの表示部に表示されるメッセージを確認してから作業等を行うことができる。よって、第1遮断器および全ての第2遮断器における遮断を確認した上で作業を開始することができるため、太陽光発電モジュールから供給された高電圧の電力が作業者等に印加されることを防止して安全性を向上させることができる。
第15の発明に係る太陽光発電網遮断ユニットは、第14の発明に係る太陽光発電網遮断ユニットであって、表示信号出力部は、全ての第2遮断器から遮断完了信号を受信するまでの間、遮断エラー発生中であることを示す表示を行うようにパワーコンディショナに設けられた表示部を制御する表示信号を、パワーコンディショナへ送信する。
ここでは、1または複数の第2遮断器の全てから遮断完了信号を受信するまでは、パワーコンディショナの表示部に、遮断エラー発生中である旨のメッセージ等を表示させるための表示信号を、第1遮断器から送信する。
これにより、太陽光発電網遮断ユニットを構成する全ての第2遮断器から遮断完了信号を受信するまでは、パワーコンディショナの表示部に危険性を示すメッセージが表示されるため、作業者等は、全ての第2遮断器が遮断されるまでの間、作業を開始しない、あるいは気をつけて作業を実施することができる。
第16の発明に係る太陽光発電網遮断ユニットは、第15の発明に係る太陽光発電網遮断ユニットであって、表示信号出力部は、遮断エラー発生中であることを示す表示信号に加えて、遮断エラーが発生している第2遮断器のアドレスを、パワーコンディショナへ送信する。
ここでは、パワーコンディショナの表示部に、遮断エラー中である旨のメッセージを表示させるために、まだ遮断されていない第2遮断器のアドレスを表示信号とともにパワーコンディショナへ送信する。
これにより、作業者等は、パワーコンディショナの表示部に表示される遮断エラー中である旨のメッセージとともに、どの第2遮断器がまだ遮断されていない状態であるのかを認識することができる。よって、作業者等の安全性をより向上させることができる。
第17の発明に係る太陽光発電網遮断ユニットは、第13から第16の発明のいずれか1つに係る太陽光発電網遮断ユニットであって、第2遮断器は、第1通信部から連続的に送信された通信信号を受信するとともに遮断完了信号を送信する第2通信部と、第2通信部において受信する通信信号の受信が途絶えたことを検出する信号判定部と、信号判定部において通信信号の受信が途絶えたことを検出して所定時間が経過すると電力線における断線ありと判定する断線判定部と、電力線を介した太陽光発電モジュールからの電力の供給を遮断する第2遮断部と、断線判定部が断線ありと判定すると電力の供給を遮断するように第2遮断部を制御する第2遮断制御部と、第2遮断部の遮断完了を判定する第2遮断完了判定部と、を有している。
ここでは、第2遮断器側において、第2緊急遮断判定部が第2通信部において通信信号の受信が途絶えてから所定時間が経過して断線発生と判定すると、第2遮断制御部が、電力の供給を遮断するように第2遮断部を制御するとともに、第2遮断完了判定部が第2遮断部の遮断完了の判定を行う。
これにより、第1遮断器側から連続的に送信される通信信号の受信が途絶えてから所定時間が経過すると、第2遮断器側において、太陽光発電モジュールからの電力供給を遮断するとともに、遮断完了と判定すると第1遮断器に対して遮断完了信号を送信することができる。
第18の発明に係る太陽光発電網遮断ユニットは、第17の発明に係る太陽光発電網遮断ユニットであって、第2遮断器は、断線判定部において電力線における断線ありと判定され、太陽光発電モジュールを含むシステムが開放状態となった後、第2遮断制御部が電力の供給を遮断するように第2遮断部を制御する。
ここでは、第1遮断器において断線ありと判定され、太陽光発電モジュールを含むシステムが閉状態から開放状態へ移行した後、第2遮断器における遮断動作が行われる。
これにより、例えば、火災発生時等の緊急時に電力線の断線が検出された際には、断線検出の後、複数の太陽光発電モジュール側に設けられた第2遮断器が遮断動作を行う。
この結果、例えば、複数設けられる第2遮断器を開状態とする際に端子部に掛かる電圧を下げることができるため、耐電圧が低い第2遮断器を用いることができる。
第19の発明に係る太陽光発電網遮断ユニットは、第17または第18の発明に係る太陽光発電網遮断ユニットであって、第2遮断器は、太陽光発電モジュールから供給された電力を蓄える電源保持部を、さらに有している。
ここでは、太陽光発電モジュールから供給され第2遮断器を動作させるための電力を蓄える、例えば、キャパシタ等の電源保持部が、第2遮断器に設けられている。
これにより、第2遮断器側の電源を設けることなく、太陽光発電モジュールから供給された電力を一時的に蓄えて、第2遮断器を動作させることができる。
第20の発明に係る太陽光発電網遮断ユニットは、第12から第19の発明のいずれか1つに係る太陽光発電網遮断ユニットであって、第1遮断器と第2遮断器とは、有線通信を介して、通信信号の送受信を行う。
ここでは、第1遮断器と第2遮断器との間における通信信号、応答信号および遮断完了信号の送受信を、例えば、PLC(Power Line Communication)通信等の有線通信を介して行う。
これにより、通信信号、応答信号および遮断完了信号の送受信を、第1遮断器と第2遮断器との間で確実に行うことができる。
第21の発明に係る太陽光発電網遮断システムは、第1から第20の発明のいずれか1つに係る太陽光発電網遮断ユニットと、複数の太陽光発電モジュールと、パワーコンディショナと、電力線と、緊急遮断ボタンと、を備えている。
これにより、上述した太陽光発電網遮断ユニットを備えたシステム構成とすることで、作業者等の安全性を確保するとともに、緊急時等において動作する遮断器を設置する際の施工コストを抑制することができるという効果を得ることができる。
本発明に係る太陽光発電網遮断ユニットによれば、緊急時等において動作する遮断器を設置する際の施工コストを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る太陽光発電網遮断システムの構成を示すシステム構成図。 図1の太陽光発電網遮断システムに含まれるパワーコンディショナの構成を示すブロック図。 図1の太陽光発電網遮断システムに含まれる太陽光発電網遮断ユニットを構成する第1遮断器の構成を示すブロック図。 図1の太陽光発電網遮断システムに含まれる太陽光発電網遮断ユニットを構成する第2遮断器の構成を示すブロック図。 緊急遮断ボタンが操作された際の図1の太陽光発電網遮断システムを構成する各部の動作を示すタイミングチャート。 断線が発生した際の図1の太陽光発電網遮断システムを構成する各部の動作を示すタイミングチャート。 (a)は、緊急遮断ボタンが操作されて第1遮断器および全ての第2遮断器が遮断状態に移行するまでにパワーコンディショナの表示部の表示画面を示す図。(b)は、緊急遮断ボタンが操作されて第1遮断器および第2遮断器が遮断状態に移行した際にパワーコンディショナの表示部の表示画面を示す図。 図1の太陽光発電網遮断システムに含まれる太陽光発電網遮断ユニットを構成する第1遮断器における制御フローを示すフローチャート。 図1の太陽光発電網遮断システムに含まれる太陽光発電網遮断ユニットを構成する第2遮断器における制御フローを示すフローチャート。
本発明の一実施形態に係る太陽光発電網遮断ユニット1を含む太陽光発電網遮断システム10について、図1〜図9を用いて説明すれば以下の通りである。
なお、以下の説明において、上流側、下流側とは、太陽光発電モジュール11において光電変換によって生成された電力がパワーコンディショナ12の方へ供給される電力供給方向における上流側、下流側を意味するものとする。
(1)太陽光発電網遮断システム10の構成
本実施形態の太陽光発電網遮断システム10は、複数の太陽光発電モジュール11において光電変換によって生成された電力を、商用電力系統15や負荷装置へ供給する太陽光発電網において、例えば、緊急時等に太陽光発電モジュール11からパワーコンディショナ12への電力供給を遮断する。より具体的には、太陽光発電網遮断システム10は、複数の太陽光発電モジュール11とパワーコンディショナ12との間に配置されており、緊急遮断ボタン13が操作された場合、あるいは電力線14の一部に断線が生じた場合に、複数の太陽光発電モジュール11からパワーコンディショナ12への電力の供給を遮断する。
太陽光発電網遮断システム10が設置された太陽光発電網では、複数の太陽光発電モジュール11において光電変換によって生じた電力が、複数のコネクタ14aを介して接続された電力線14を介して、パワーコンディショナ12へ供給される。そして、パワーコンディショナ12では、図1に示すように、リレー12aとインバータ12bとリレー12cとを介して直流電力から交流電力へ変換され、商用電力系統15や負荷装置へ供給される。
ここで、緊急遮断ボタン13が人によって操作される場合とは、例えば、太陽光発電モジュール11の設置・交換、メンテナンス等の作業を行う場合、あるいは、火災等の緊急事象が発生した場合が考えられる。
また、電力線14の一部に断線が生じた場合とは、例えば、太陽光発電網のシステムの老朽化、事故や火災等の緊急事象が生じた場合が考えられる。
このような緊急遮断ボタン13の操作あるいは断線が生じた場合には、作業者や消防士等の安全性を確保するために、太陽光発電モジュール11から下流側に供給される高電圧の電力を遮断する必要がある。
このため、太陽光発電網遮断システム10は、図1に示すように、太陽光発電網遮断ユニット1と、複数の太陽光発電モジュール11と、パワーコンディショナ12と、緊急遮断ボタン13と、電力線14と、を備えている。
太陽光発電網遮断ユニット1は、親機として機能する単一の第1遮断器20と、子機として機能する複数の第2遮断器30とを備えている。そして、第1遮断器20と複数の第2遮断器30とは、PLC(Power Line Communication)通信等によって、互いに相互通信が可能な状態で接続されている。
第1遮断器20は、図1に示すように、太陽光発電網遮断システム10に1つ設置されており、複数の太陽光発電モジュール11および複数の第2遮断器30よりも下流側であって、パワーコンディショナ12の直上流側の電力線14上に配置されている。
これにより、第1遮断器20は、複数の太陽光発電モジュール11から供給される電力がパワーコンディショナ12に供給される前段で、電力供給を遮断することができる。
また、第1遮断器20は、図1に示すように、交流電源20aから電力が供給されて駆動される。そして、第1遮断器20は、緊急遮断ボタン13が操作された場合に、遮断部23が閉状態から開状態へ移行することで、電力線14を介した電力供給を遮断する。
なお、第1遮断器20の詳細な構成については、後段にて詳述する。
複数の第2遮断器30は、図1に示すように、複数(本実施形態では4つ)の太陽光発電モジュール11に対して1つずつ設けられている。そして、複数の第2遮断器30は、複数の太陽光発電モジュール11の直下流側であって、第1遮断器20よりも上流側の電力線14上に配置されている。
これにより、第2遮断器30は、複数の太陽光発電モジュール11から供給される電力供給を、第1遮断器20よりも上流側において遮断することができる。
また、第2遮断器30は、図1に示すように、太陽光発電モジュール11において光電変換によって生成された電力が供給されて駆動される。そして、第2遮断器30は、第1遮断器20から送信される各種信号によって制御される。具体的には、第2遮断器30は、第1遮断器20から緊急遮断信号を受信した場合、あるいは第1遮断器20から連続的に送信されるアライブ信号(通信信号)が未受信状態になって所定時間を経過した場合(断線を検知した場合)に、遮断部34が閉状態から開状態へ移行することで、電力線14を介した電力供給を遮断する。
なお、第2遮断器30の詳細な構成については、後段にて詳述する。
複数の太陽光発電モジュール11は、太陽光の光から光電変換によって直流電力を生成する一般的な太陽光発電パネルを含むモジュールであって、例えば、バイパスダイオードを内蔵している。
パワーコンディショナ12は、複数の太陽光発電モジュール11において生成された直流電力を交流電力に変換し、商用電力系統15や負荷装置等へ出力する。そして、パワーコンディショナ12は、図1に示すように、リレー12aとインバータ12bとリレー12cとを備えており、複数の太陽光発電モジュール11において生成された直流電力を、インバータ12bによって交流電力に変換して、商用電力系統15等へ交流電力を出力する。
より具体的には、パワーコンディショナ12は、図2に示すように、直流電力入力部41と、DC/AC変換部42と、交流電力出力部43とを備えている。
これにより、複数の太陽光発電モジュール11から供給される直流電力が直流電力入力部41へ入力され、DC/AC変換部42において交流電力に変換された後、交流電力出力部43から出力することができる。
さらに、パワーコンディショナ12は、後述する第1遮断器20において緊急遮断処理が実施されると、第1遮断器20から表示制御信号を受信する信号受信部44と、緊急遮断中を示すメッセージ等を表示するように制御する表示制御部45と、表示制御部45によって表示制御される表示部46とを備えている。
なお、パワーコンディショナ12の構成については、一般的な構成であることから、ここでは詳細な説明は省略する。
緊急遮断ボタン13は、パワーコンディショナ12の付近に配置され、修理等を行う作業者や火災発生時等に消防士等によって押下されることにより、緊急遮断ボタン操作信号を第1遮断器20へ送信する。
これにより、第1遮断器20では、緊急遮断ボタン13が押下されたことを示す緊急遮断ボタン操作信号を受信することにより、後述する緊急遮断処理を実行することができる。
電力線14は、複数の太陽光発電モジュール11の間、複数の太陽光発電モジュール11とパワーコンディショナ12との間を直列関係になるように接続し、複数の太陽光発電モジュール11から供給される電力をパワーコンディショナ12へと伝送する。さらに、電力線14は、PLC(Power Line Communication)通信を利用して、第1遮断器20から第2遮断器30へ送信される緊急遮断信号およびアライブ信号を送信するための電線としても使用される。
なお、電力線14は、図1に示すように、複数の太陽光発電モジュール11とパワーコンディショナ12との間を直接接続しているため、例えば、電力線14の一部が断線した場合には、電力供給が不可になるとともに、後述するアライブ信号の送受信も不可となる。
(2)太陽光発電網遮断ユニット1
本実施形態の太陽光発電網遮断ユニット1は、複数の太陽光発電モジュール11とパワーコンディショナ12との間に配置されており、緊急遮断ボタン13の操作時、あるいは電力線14の一部に生じた断線の検知時に、複数の太陽光発電モジュール11からパワーコンディショナ12への電力の供給を遮断するために設置されている。
具体的には、本実施形態の太陽光発電網遮断ユニット1は、緊急遮断ボタン13が押下されることにより、第1遮断器20内の遮断部23を遮断状態とするとともに、第1遮断器20から第2遮断器30へ緊急遮断信号が送信されることで、第2遮断器30内の遮断部34を遮断状態とする。
さらに、本実施形態の太陽光発電網遮断ユニット1は、第1遮断器20から連続的に送信されるアライブ信号を第2遮断器30において受信し、第2遮断器30においてアライブ信号を未受信となって所定時間が経過すると、電力線14の一部に断線が生じたものと判断し、第2遮断器30内の遮断部34を遮断状態とする。
太陽光発電網遮断ユニット1は、図1に示すように、第1遮断器20と、第2遮断器30とを備えている。
(2−1)第1遮断器20
第1遮断器20は、図1に示すように、パワーコンディショナ12の直上流側の電力線14上に配置されており、図3に示すように、制御部21と、電源部22と、遮断部(第1遮断部)23と、信号出力部(第1通信部)24と、表示信号出力部25と、を有している。
制御部21は、第1遮断器20内の各構成を制御するとともに、図3に示すように、緊急遮断ボタン入力部21aと、緊急遮断判定部(第1緊急遮断判定部)21bと、遮断制御部(第1遮断制御部)21cと、保持回路部21dと、通信制御部(第1通信制御部)21eと、表示信号制御部21fと、信号受信部(第1信号受信部)21gと、遮断完了判定部(第1遮断完了判定部)21hと、遮断完了フラグ管理部21iと、応答判定部21jと、応答フラグ管理部21kとを有している。
緊急遮断ボタン入力部21aは、緊急遮断ボタン13が操作されると送信される緊急遮断ボタン操作信号を受信して、下流側へ受信情報を転送する。
緊急遮断判定部(第1緊急遮断判定部)21bは、緊急遮断ボタン入力部21aに接続されており、緊急遮断ボタン入力部21aに、緊急遮断ボタン操作信号の入力があったか否かを判定する。
遮断制御部(第1遮断制御部)21cは、緊急遮断判定部21bに接続されており、緊急遮断判定部21bにおいて緊急遮断ボタン操作信号を受信すると、遮断部23を閉状態から開状態へ移行させる。これにより、遮断制御部21cは、電力線14を介した電力供給を遮断するように、遮断部23を制御することができる。
保持回路部21dは、緊急遮断判定部21bに接続されており、緊急遮断ボタン操作信号を受信した際に、複数の第2遮断器30を遮断状態へ移行させるために第1遮断器20から送信される緊急遮断信号のタイマ制御を行う。すなわち、保持回路部21dは、緊急遮断ボタン操作信号を受信すると、複数の第2遮断器30に対して、受信から所定の保持期間が経過してから緊急遮断信号を送信するためのディレイ時間を設定し、通信制御部21eへ送信する。
通信制御部(第1通信制御部)21eは、保持回路部21dに接続されており、緊急遮断判定部21bにおいて緊急遮断ボタン13が操作されたと判定されると、保持回路部21dにおいて設定されたディレイ時間が経過したタイミングで、複数の第2遮断器30に対して緊急遮断信号を送信するように、信号出力部24を制御する。
また、通信制御部21eは、第2遮断器30に対して所定の時間間隔で送信される断線検知用のアライブ信号の送信タイミング、時間間隔等を制御する。
表示信号制御部21fは、保持回路部21dに接続されており、緊急遮断判定部21bにおいて緊急遮断ボタン13が操作されたと判定されると、保持回路部21dにおいて設定されたディレイ時間が経過したタイミングで、パワーコンディショナ12の信号受信部44に対して表示制御信号を出力するように、表示信号出力部25を制御する。
また、表示信号制御部21fは、遮断完了判定部21hに接続されており、遮断完了判定部21hが全ての第2遮断器30から遮断完了信号を受信したと判定すると、パワーコンディショナ12の信号受信部44に対して、緊急遮断中というメッセージを表示するための表示制御信号を出力するように、表示信号出力部25を制御する。
なお、このとき、全ての第2遮断器30から遮断完了信号を受信するまでの間、表示信号制御部21fは、パワーコンディショナ12の信号受信部44に対して、図7(a)に示す遮断エラーというメッセージを表示するための表示制御信号とともに、遮断エラーが発生している第2遮断器30のアドレスを送信する。
これにより、パワーコンディショナ12の表示部46には、第1遮断器20が、全ての第2遮断器30から遮断完了信号を受信するまでの間、遮断エラーというメッセージとともに遮断エラーが発生している第2遮断器30の位置(アドレス)を表示することができる。そして、第1遮断器20が、全ての第2遮断器30から遮断完了信号を受信すると、パワーコンディショナ12の表示部46には、緊急遮断中というメッセージを表示することができる。
よって、作業者や消防士等は、パワーコンディショナ12の表示部46に表示されるメッセージの内容や遮断エラーが発生している第2遮断器30の位置等を確認することで、電力供給が遮断されたか否か、遮断されていない場合にはその位置等を認識することができる。
この結果、作業者や消防士等の安全性をさらに向上させることができる。
信号受信部(第1信号受信部)21gは、第2遮断器30から送信される遮断完了信号を受信するとともに、信号出力部24から所定の間隔で連続して送信されるアライブ信号に対する第2遮断器30からの応答信号を受信する。
遮断完了判定部(第1遮断完了判定部)21hは、信号受信部21gにおいて第2遮断器30から遮断完了信号を受信したか否かに応じて、遮断完了信号を送信した第2遮断器30における遮断が完了したか否かを判定する。
遮断完了フラグ管理部21iは、遮断が完了した第2遮断器30の遮断完了フラグの状態を格納する。
応答判定部21jは、信号受信部21gにおいて第2遮断器30から応答信号を受信したか否かに応じて、応答信号を送信した第2遮断器30の応答の有無を判定する。
応答フラグ管理部21kは、応答信号を受信した第2遮断器30の応答フラグの状態を格納する。
電源部22は、図1に示すように、交流電源20aと接続されており、AC/DC変換または、DC/DC変換を行い、第1遮断器20を構成する各部に対して電力を供給する。
遮断部(第1遮断部)23は、太陽光発電網遮断システム10のシステム電圧全体を遮断可能な遮断器として第1遮断器20に設けられている。そして、遮断部23は、遮断制御部21cから送信される信号によって開閉制御されることで、第1遮断器20における遮断状態の切替を行う。
信号出力部(第1通信部)24は、通信制御部21eに接続されており、通信制御部21eからの指令に基づいて、保持回路部21dにおいて設定されたディレイ時間が経過したタイミングで第2遮断器30へ緊急遮断信号を出力する。
また、信号出力部24は、保持回路部21dおよび通信制御部21eによって設定された送信タイミングおよび所定の時間間隔で、第2遮断器30へアライブ信号を送信する。
表示信号出力部25は、表示信号制御部21fに接続されており、表示信号制御部21fからの指令により、パワーコンディショナ12へ表示制御信号等を出力する。
これにより、パワーコンディショナ12の表示部46では、第1遮断器20において、遮断部23が遮断状態となり、第2遮断器30から遮断完了信号を受信した後、“緊急遮断中”等のメッセージ(図7(b)参照)を表示することができる。
この結果、第2遮断器30は、第1遮断器20が遮断状態となってから、所定時間が経過した後で遮断状態へ移行することができるため、第2遮断器30を遮断状態へ移行させる際に接点部に掛かる電圧を、第1遮断器20よりも低減することができる。よって、複数の第2遮断器30として、耐電圧が第1遮断器20よりも低いものを用いることができるため、太陽光発電網遮断ユニット1のコストを大幅に低減することができる。
また、複数の太陽光発電モジュール11の個々に対して1つずつ遮断器を設けた構成と比較して、4つの太陽光発電モジュール11ごとに1つずつ第2遮断器30が設けられた構成としているため、施工コストを抑制することができる。
さらに、パワーコンディショナ12の表示部46には、全ての第2遮断器30が遮断状態となるまでは遮断エラーというメッセージおよび遮断エラーが発生した第2遮断器30の位置が表示されるとともに、第2遮断器30が遮断状態へ移行すると緊急遮断中というメッセージが表示される。このため、第2遮断器30がまだ遮断状態へ移行していない状態で、作業者や消防士等が現場へ入る際の注意を促すことで、さらに安全性を向上させることができる。
(2−2)第2遮断器30
第2遮断器30は、図1に示すように、4つの太陽光発電モジュール11ごとに1つずつ、太陽光発電モジュール11の直下流側の電力線14上に配置されている。そして、第2遮断器30は、図4に示すように、制御部31と、電源部32と、電源保持回路(電源保持部)33と、遮断部(第2遮断部)34と、信号出力部35と、遮断検出部36と、を有している。
制御部31は、信号受信部(第2通信部)31aと、緊急遮断判定部(第2緊急遮断判定部)31bと、遮断制御部(第2遮断制御部)31cと、アライブ信号判定部(信号判定部)31dと、断線判定部31eと、アドレス設定部31fと、通信制御部31gと、遮断完了判定部(第2遮断完了判定部)31hと、を有している。
信号受信部(第2通信部)31aは、第1遮断器20の信号出力部24から出力された緊急遮断信号およびアライブ信号を受信して、下流側へ転送する。
緊急遮断判定部(第2緊急遮断判定部)31bは、信号受信部31aに接続されており、第1遮断器20から受信した緊急遮断信号の受信の有無を判定する。
遮断制御部(第2遮断制御部)31cは、緊急遮断判定部31bおよび断線判定部31eに接続されており、各判定部31b,31eにおける判定結果を受信して、遮断状態とするか否かを切り替えるように遮断部34を制御する。
アライブ信号判定部(信号判定部)31dは、信号受信部31aに接続されており、第1遮断器20から所定の時間間隔で連続して受信するアライブ信号の受信状況を判定する。具体的には、アライブ信号判定部31dは、第1遮断器20から所定の時間間隔で連続して受信するはずのアライブ信号の受信が途絶えているか否かを判定する。
断線判定部31eは、アライブ信号判定部31dに接続されており、アライブ信号判定部31dにおける判定結果を受信して、電力線14の一部に断線が発生しているか否かの判定を行う。具体的には、断線判定部31eは、第1遮断器20から所定の時間間隔で連続して受信するはずのアライブ信号の受信が途絶えてから所定時間が経過しても未受信のままである場合には、断線発生と判定する。
アドレス設定部31fは、予め設定された第2遮断器30の個体アドレスを格納している。
通信制御部31gは、アライブ信号判定部31dおよび断線判定部31eにおける判定結果に基づいて、第1遮断器20に対して応答信号を送信するように、信号出力部35を制御する。また、通信制御部31gは、遮断完了判定部31hにおける判定結果に基づいて、第2遮断器30における遮断が完了したことを示す遮断完了信号を送信するように、信号出力部35を制御する。
遮断完了判定部(第2遮断完了判定部)31hは、遮断検出部36において第2遮断器30における遮断状態を示す検出信号を受信して、第2遮断器30の遮断完了の有無を判定する。
電源部32は、複数の太陽光発電モジュール11から供給された直流電力をDC/DC変換して、第2遮断器30を構成する各部に対して電力を供給する。
電源保持回路(電源保持部)33は、例えば、キャパシタであって、複数の太陽光発電モジュール11から供給されDC/DC変換された直流電力を、一定時間、第2遮断器30を駆動させるためのエネルギーとして蓄える。
遮断部(第2遮断部)34は、太陽光発電網遮断システム10に含まれる複数の太陽光発電モジュール11から下流側への電力供給を遮断可能な遮断器として、第2遮断器30に設けられている。そして、遮断部34は、遮断制御部31cから送信される信号によって開閉制御されることで、第2遮断器30における遮断状態の切替を行う。
信号出力部35は、第1遮断器20に対して遮断完了信号、およびアライブ信号に対する応答信号を送信するように、通信制御部31gによって制御される。
遮断検出部36は、緊急遮断信号の受信時またはアライブ信号未受信による断線検知時に、第2遮断器30における遮断部34が正常に遮断されたか否かを検出するために設けられている。
本実施形態の太陽光発電網遮断ユニット1では、以上のように、第2遮断器30側において、遮断部34が正常に遮断されたか否かを検出し、正常に遮断されたことを検出すると、第1遮断器20に対して、遮断完了信号を送信する。
また、第1遮断器20から所定の間隔で連続して送信されるアライブ信号の受信が途絶えて所定時間が経過すると、電力線14の一部に断線が発生したと判定し、遮断部34を遮断するように制御を行う。
これにより、緊急遮断ボタン13が操作された場合には、第1遮断器20から送信される緊急遮断信号の受信により、第2遮断器30の遮断部34を遮断することができる。そして、第1遮断器20から連続して送信されるアライブ信号の受信が途絶えて所定時間が経過すると断線発生と判定し、第2遮断器30の遮断部34を遮断することができる。
さらに、本実施形態では、第2遮断器30の遮断部34が正常に遮断されたことを検出すると、各第2遮断器30から第1遮断器20に対して遮断完了信号を送信することで、第1遮断器20において、複数の第2遮断器30がそれぞれ正常に遮断されているか否かを確認することができる。
この結果、例えば、第2遮断器30の遮断部34において、高電圧が繰り返し印加された結果、接点部に溶着が生じて、開状態へ移行できない場合でも、第2遮断器30における正常な遮断状態を確認して遮断完了信号を受信してから、パワーコンディショナ12の表示部46にメッセージを表示しているため、作業者や消防士等の安全性をさらに向上させることができる。
<太陽光発電網遮断ユニット1による緊急遮断制御>
本実施形態の太陽光発電網遮断ユニット1では、以上のような構成により、緊急遮断ボタン13が操作されると、第1遮断器20は、遮断部23を開状態として第1遮断器20において電力供給を遮断するとともに、第2遮断器30に対して緊急遮断信号を送信して、第2遮断器30の遮断部34を開状態として第2遮断器30において電力供給を遮断する。
このような、本実施形態の太陽光発電網遮断ユニット1による緊急遮断制御について、図5に示すタイミングチャートを用いて説明すれば以下の通りである。
すなわち、図5では、太陽光の強さ(照度)に応じた太陽光発電モジュール11における発電状況、緊急遮断ボタン13の操作、第1遮断器20および第2遮断器30における信号の送受信、遮断部23,34の状態を時間経過とともに示している。
複数の太陽光発電モジュール11は、図5に示すように、日の出から太陽が昇るにつれて上昇した照度により発電量が所定の起動電力に到達すると、複数の太陽光発電モジュール11から電力が供給されて駆動される複数の第2遮断器30への電力供給が開始される。このとき、起動された第2遮断器30は、遮断部34を開状態から閉状態へと切り替えて、太陽光発電モジュール11からパワーコンディショナ12の方へ電力が供給される。
なお、第1遮断器20については、太陽光発電の有無に関わらず、電源部22から電力の供給を受けているため、遮断部23が閉状態のままである。
よって、太陽光発電モジュール11からの電力供給により、第2遮断器30が閉状態へ移行すると、第1遮断器20および第2遮断器30ともに閉状態となるため、太陽光発電モジュール11からパワーコンディショナ12への電力供給が可能となる。
なお、太陽光発電モジュール11では、太陽光が強く照度が高い時間帯には、第2遮断器30を駆動するために必要な電力を供給できるものの、例えば、天候が曇りや雨になると、図5に示すように、一時的に必要な電力を供給できなくなるおそれがある。
しかし、本実施形態の太陽光発電網遮断ユニット1では、第2遮断器30が、電源保持回路33を備えているため、一時的に曇りになって太陽光発電モジュール11からの電力供給量が低下した場合でも、電源保持回路33から電力を供給することで、第2遮断器30を動作させることができる。
次に、修理・メンテナンス作業、緊急時等において緊急遮断ボタン13が操作されると、図5に示すように、第1遮断器20では、緊急遮断ボタン入力部21aが、緊急遮断ボタン13が操作されたことを示す緊急遮断ボタン操作信号を受信したか否かを、緊急遮断判定部21bが判定する。
このとき、緊急遮断ボタン入力部21aが緊急遮断ボタン操作信号を受信しているため、遮断制御部21cは、遮断部23を閉状態から開状態へ切り替えて、第1遮断器20を遮断状態とする。
その後、第1遮断器20では、遮断部23が遮断状態に移行して、所定の保持期間(Y秒)が経過すると、第2遮断器30に対して、緊急遮断信号を送信する。
第2遮断器30では、信号受信部31aが緊急遮断信号を受信すると、緊急遮断判定部31bが緊急遮断信号を受信したと判定し、遮断制御部31cが閉状態から開状態へ移行するように遮断部34を制御する。
これにより、第1遮断器20の遮断部23が遮断状態に移行したことに続いて、第2遮断器30においても、遮断部34を遮断状態へ移行させることができる。
この結果、複数の太陽光発電モジュール11ごとに1つずつ設けられる第2遮断器30の耐電圧を第1遮断器20よりも低くすることができるため、個々の太陽光発電モジュール11に高耐電圧の遮断器を1つずつ設けた構成と比較して、大幅にコストダウンを図ることができる。
また、複数の太陽光発電モジュール11の個々に対して1つずつ遮断器を設けた構成と比較して、4つの太陽光発電モジュール11に対して1つずつ第2遮断器30を設けた構成としているため、施工コストを抑制することができる。
また、第2遮断器30では、遮断部34において正常な遮断が完了すると、第1遮断器20に対して、遮断完了信号が送信される。
第1遮断器20では、全ての第2遮断器30から遮断完了信号を受信すると、パワーコンディショナ12に対して、緊急遮断中を示すメッセージを表示するための表示制御信号を送信する。
これにより、パワーコンディショナ12では、信号受信部44が、第1遮断器20から送信された表示制御信号を受信すると、表示制御部45が、図7(b)に示す表示画面46aに、“緊急遮断中”というメッセージを表示するように、表示部46を制御する。
よって、第1遮断器20および第2遮断器30において遮断部23,34を遮断状態へ移行させた状態で、パワーコンディショナ12の表示部46の表示画面46aに、緊急遮断中であることを示すメッセージを表示させることができる。
この結果、第1遮断器20および第2遮断器30における緊急遮断処理が完了していることをパワーコンディショナ12の表示部46の表示画面46aを見て確認することができるため、修理等の作業者や火災発生時等の消防士の安全性を確保することができる。
なお、図5に示す例では、第1遮断器20において、第2遮断器30から遮断完了信号を受信してから、パワーコンディショナ12に対して表示制御信号を送信すると説明したが、例えば、第1遮断器20が第2遮断器30へ緊急遮断信号を送信した後、パワーコンディショナ12に、遮断エラーというメッセージを表示するための表示制御信号を送信してもよい。
この場合には、第1遮断器20では、全ての第2遮断器30から遮断完了信号を受信するまで、遮断エラーというメッセージを示す表示制御信号を送信し、全ての第2遮断器30から遮断完了信号を受信すると、緊急遮断中を示すメッセージを表示するための表示制御信号を送信してもよい。
<太陽光発電網遮断ユニット1による断線検知時における遮断制御>
本実施形態の太陽光発電網遮断ユニット1では、以上のような構成により、第1遮断器20から第2遮断器30に対して所定の時間間隔で連続的に送信されるアライブ信号が、第2遮断器30において未受信となってから所定の保持期間(Y秒)が経過すると断線発生と判断し、第2遮断器30の遮断部34を開状態として第2遮断器30において電力供給を遮断する。
このような、本実施形態の太陽光発電網遮断ユニット1による断線検知遮断制御について、図6に示すタイミングチャートを用いて説明すれば以下の通りである。
すなわち、図6では、太陽光の強さ(照度)に応じた太陽光発電モジュール11における発電状況、電力線14の断線発生の有無、第1遮断器20および第2遮断器30における信号の送受信、遮断部23,34の状態を時間経過とともに示している。
なお、複数の太陽光発電モジュール11における発電状況と第2遮断器30への電力供給との関係については、上述した図5の説明と同様であるから、ここでは説明を省略する。
第1遮断器20は、起動された状態になると、所定の時間間隔で連続してアライブ信号を第2遮断器30へと送信している。
そして、第2遮断器30では、複数の太陽光発電モジュール11からの電力供給によって起動されると、信号受信部31aにおいて、第1遮断器20から連続して送信されるアライブ信号を受信する。
ここで、電力線14の一部において断線が発生すると、図6に示すように、第1遮断器20から連続して送信されるアライブ信号が、第2遮断器30において受信できない状態となる。具体的には、第2遮断器30では、信号受信部31aが、電力線14が正常であれば、所定の時間間隔で受信できるはずのアライブ信号を受信できない状態となる。
このとき、第1遮断器20では、遮断部23を開状態へ移行させていないが、複数の太陽光発電モジュール11とパワーコンディショナ12との間が直列関係で接続されているため、システム回路として開状態となっている。よって、第2遮断器30からみると、第1遮断器20において遮断部23を開状態とした状態とほぼ同じ状態となっている。
一方、第2遮断器30では、アライブ信号判定部31dが、アライブ信号が未受信の状態になったと判定してから所定の保持期間(Y秒)が経過すると、断線判定部31eが、電力線14の一部に断線が発生したと判定する。
これにより、遮断制御部31cは、遮断部34を閉状態から開状態へ移行するように遮断部34を制御することができる。そして、電力線14の一部で発生した断線を検知したことに続いて、第2遮断器30においても、遮断部34を遮断状態へ移行させることができる。
すなわち、複数の太陽光発電モジュール11とパワーコンディショナ12とを含むシステム回路が電力線14の断線によって開状態となったことを検知した後で、第2遮断器30を遮断状態とすることができる。
この結果、複数の太陽光発電モジュール11ごとに1つずつ設けられる第2遮断器30の耐電圧を第1遮断器20よりも低くすることができるため、個々の太陽光発電モジュール11に高耐電圧の遮断器を1つずつ設けた構成と比較して、大幅にコストダウンを図ることができる。
さらに、複数の太陽光発電モジュール11の個々に対して1つずつ遮断器を設けた構成と比較して、4つの太陽光発電モジュール11に対して1つずつ第2遮断器30を設けた構成としているため、施工コストを抑制することができる。
そして、第2遮断器30において遮断部34の遮断が完了すると、第2遮断器30は第1遮断器20に対して、遮断完了信号を送信する。
第1遮断器20では、全ての第2遮断器30から遮断完了信号を受信すると、パワーコンディショナ12に対して、緊急遮断中を示すメッセージを表示するための表示制御信号を送信する。
これにより、パワーコンディショナ12では、信号受信部44が、第1遮断器20から送信された表示制御信号を受信すると、表示制御部45が、図7(b)に示す表示画面46aに、“緊急遮断中”というメッセージを表示するように、表示部46を制御する。
よって、第1遮断器20および第2遮断器30において遮断部23,34を遮断状態へ移行させた状態で、パワーコンディショナ12の表示部46の表示画面46aに、緊急遮断中であることを示すメッセージを表示させることができる。
この結果、第1遮断器20および第2遮断器30における緊急遮断処理が完了していることをパワーコンディショナ12の表示部46の表示画面46aを見て確認することができるため、修理等の作業者や火災発生時等の消防士の安全性を確保することができる。
なお、図6に示す例では、図5に示す例と同様に、第1遮断器20において、第2遮断器30から遮断完了信号を受信してから、パワーコンディショナ12に対して表示制御信号を送信すると説明したが、例えば、第1遮断器20が第2遮断器30から応答信号を未受信であることを検出した時点で、パワーコンディショナ12に、図7(a)に示す遮断エラーというメッセージを表示するための表示制御信号を送信してもよい。
この場合には、第1遮断器20では、全ての第2遮断器30から遮断完了信号を受信するまで、遮断エラーというメッセージを示す表示制御信号を送信し、全ての第2遮断器30から遮断完了信号を受信すると、緊急遮断中を示すメッセージを表示するための表示制御信号を送信してもよい。
本実施形態の太陽光発電網遮断ユニット1では、上述したように、第1遮断器20と複数の第2遮断器30との間において相互通信可能であるため、第1遮断器20において、それぞれの第2遮断器30から遮断完了信号を受信するまでは、第2遮断器30側の遮断が完了したと判断しない。
これにより、例えば、特定の第2遮断器30の遮断部34において、高電圧が繰り返し印加された結果、接点部に溶着が生じて、開状態へ移行できない場合でも、第2遮断器30における正常な遮断状態を確認して遮断完了信号を受信してから、パワーコンディショナ12の表示部46にメッセージを表示しているため、作業者や消防士等の安全性をさらに向上させることができる。
<太陽光発電網遮断ユニット1による遮断フロー>
本実施形態の太陽光発電網遮断ユニット1において実施される遮断フローについて、図8および図9に示すフローチャートを用いて説明すれば以下の通りである。
図8には、第1遮断器20における処理が示されており、図9には、第2遮断器30における処理が示されている。
(第1遮断器20における処理)
第1遮断器20側における処理は、図8に示すように、まず、ステップS11において、第1遮断器20に電源供給が開始されると、ステップS12では、緊急遮断ボタン13が操作されたか否かを監視する。
ここで、操作されていない場合には、ステップS13へ進み、操作された場合には、ステップS19へ進む。
次に、ステップS13では、ステップS12において、緊急遮断ボタン13が操作されていないと判定されたため、通信制御部21eが信号出力部24を制御して、全ての第2遮断器30のアドレスに対して、アライブ信号を送信する。
次に、ステップS14では、第1遮断器20の信号受信部21gが、送信したアライブ信号に対して全ての第2遮断器30(全アドレス)から応答信号を受信したか否かを判定する。
ここで、全ての第2遮断器30から応答信号を受信していない場合には、ステップS15へ進み、全ての第2遮断器30から応答信号を受信すると、ステップS17へ進む。
次に、ステップS15では、ステップS14において全ての第2遮断器30から応答信号を受信していないと判定されたため、応答信号の受信待ち状態とし、受信待ち回数のカウントアップ+1を行う。
次に、ステップS16では、応答信号の受信待ち回数が予め設定された上限値n回目であるか否かを判定する。
ここで、n回目ではない場合には、再び、全ての第2遮断器30からの応答信号の受信待ち状態へ戻るために、ステップS13へ戻る。一方、n回目に到達した場合には、応答信号が未受信となってから所定時間以上経過したと判断し、断線が発生したと判定してステップS19へ進む。
次に、ステップS17では、ステップS14において全ての第2遮断器30から応答信号を受信したと判定されたため、緊急遮断信号の操作あるいは断線検知等の異常なしと判断し、再び、保持回路部21dにおいて設定されたディレイ時間に基づいてアライブ信号が送信されるように、通信制御部21eが信号出力部24を制御する。
次に、ステップS18では、ステップS12およびステップS14における判定の結果、異常なしと判定されたため、第1遮断器20の遮断部23を閉状態としたまま、ステップS12の緊急遮断ボタン13の操作の監視に戻る。
一方、ステップS19では、ステップS12において、緊急遮断ボタン13が操作されたと判定されたため、即座に、遮断部23を閉状態から開状態へ切り替えて、第1遮断器20を遮断状態とする。
より詳細には、緊急遮断判定部21bが、緊急遮断ボタン入力部21aに緊急遮断ボタン操作信号が入力されたと判定すると、遮断制御部21cが、遮断部23を即座に遮断状態に移行させる。
次に、ステップS20では、通信制御部21eが、第1遮断器20の遮断部23を開状態(遮断状態)としてから、保持回路部21dにおいて設定された所定の保持期間(Y秒)を経過すると、全ての第2遮断器30へ緊急遮断信号を送信するように、信号出力部24を制御する。
次に、ステップS21では、信号出力部24から、全ての第2遮断器30(全アドレス)へ緊急遮断信号が送信される。
次に、ステップS22では、全ての第2遮断器30から遮断完了信号を受信したことを確認するために、遮断完了フラグ管理部21iが確認用のフラグをセットする。
次に、ステップS23では、全ての第2遮断器30から遮断完了信号を受信したか否かを判定する。
ここで、全ての第2遮断器30から遮断完了信号を受信していないと判定された場合には、ステップS24へ進み、全ての第2遮断器30から遮断完了信号を受信したと判定された場合には、ステップS25へ進む。
次に、ステップ24Sでは、ステップS23において全ての第2遮断器30から遮断完了信号を受信していないと判定されているため、表示信号制御部21fが、パワーコンディショナ(PC)12の表示部46に、遮断エラーというメッセージとともに遮断エラーが発生した第2遮断器30の位置を表示させるためのアドレスを含む表示制御信号を、パワーコンディショナ12へ送信するように、表示信号出力部25を制御する。そして、再び、ステップS23へ戻って、全ての第2遮断器30から遮断完了信号を受信したか否かの判定を行う。
これにより、ステップS23およびステップS24における処理において、繰り返し、遮断完了信号が未受信の第2遮断器30が存在する場合には、パワーコンディショナ12の表示部46に、遮断エラーというメッセージとともに遮断エラーが発生した第2遮断器30の位置が示されたままとなる。
一方、ステップS25では、ステップS23において全ての第2遮断器30から遮断完了信号を受信したと判定されているため、表示信号制御部21fが、パワーコンディショナ(PC)12の表示部46に、緊急遮断中というメッセージを表示させるための表示制御信号を、パワーコンディショナ12へ送信するように、表示信号出力部25を制御する。
以上のステップS11〜S25により、第1遮断器20における処理を終了する。
(第2遮断器30における処理)
第2遮断器30側における処理は、図9に示すように、まず、ステップS31において、複数の太陽光発電モジュール11からの電力供給が開始されると、ステップS32では、電源保持回路33に電力が充電される。そして、電源保持回路33への充電が完了すると、ステップS33へ遷移する。
次に、ステップS33では、第1遮断器20から緊急遮断信号を受信したか否かを判定する。
ここで、まだ未受信である場合には、ステップS34へ進み、受信した場合には、緊急遮断処理を進めるために、ステップS37へ進む。
次に、ステップS34では、ステップS33において、緊急遮断信号を未受信と判定されたため、第1遮断器20から所定の間隔で連続して送信されるアライブ信号を受信するまで、x秒の保持期間だけ待機する。
次に、ステップS35では、電力線14の一部に断線が発生していないかを確認するために、第1遮断器20からアライブ信号を受信したか否かを判定する。
ここで、未受信である場合には、断線の可能性有りと判断し、ステップS36へ進み、受信している場合には、ステップS38へ進む。
次に、ステップS36では、ステップS35においてアライブ信号を未受信と判定されているため、第1遮断器20に対してアライブ信号の送信を促すリクエスト信号を送信する。
次に、ステップS37では、第1遮断器20に対するリクエスト信号の送信が予め設定された閾値であるα回目であるか否かを判定する。
ここで、α回目ではない場合には、ステップS35へ戻り、再び、アライブ信号の受信待ちを行う。一方、α回目である場合には、断線判定部31eが電力線14の一部において断線が発生したと判断して、ステップS38へ進む。
次に、ステップS38では、ステップS35においてアライブ信号を受信したと判定されているため、異常なしと判断し、第2遮断器30の遮断部34を閉状態としたままとする。
次に、ステップS39では、第2遮断器30ごとに付されたアドレスを付与して、アライブ信号に対する応答信号を送信して、ステップS33の緊急遮断信号の受信の監視に戻る。
次に、ステップS40では、ステップS33において緊急遮断信号を受信したと判定された場合、あるいは、ステップS37において断線発生と判定された場合等、何らかの異常が発生しているため、第2遮断器30の遮断部34を閉状態から開状態へ切り替えて、第2遮断器30を遮断状態とする。
次に、ステップS41では、第2遮断器30の遮断部34の遮断が完了したか否かを判定する。具体的には、遮断検出部36が遮断部34の遮断を検出したか否かを、遮断完了判定部31hが判定し、遮断が完了したと判定するまで待機する。
次に、ステップS42では、遮断部34の遮断完了後、第2遮断器30ごとに付されたアドレスを付与した遮断完了信号を、第1遮断器20に対して送信し、第2遮断器30側の処理を終了する。
<主な特徴>
本実施形態の太陽光発電網遮断ユニット1は、以上のように、複数の太陽光発電モジュール11とパワーコンディショナ12との間に配置されており、緊急遮断ボタン13の操作によって複数の太陽光発電モジュール11からパワーコンディショナ12への電力の供給を遮断する装置であって、第1遮断器20と、第2遮断器30とを備えている。第1遮断器20は、複数の太陽光発電モジュール11とパワーコンディショナ12とを直列に接続する電力線14に設けられており、緊急遮断ボタン13が操作されると、電力線14を介した太陽光発電モジュール11からの電力の供給を遮断するとともに、緊急遮断信号を送信する。第2遮断器30は、複数の太陽光発電モジュール11ごとに1つずつ設けられており、第1遮断器20から緊急遮断信号を受信すると、電力線14を介した複数の太陽光発電モジュール11からの電力の供給を遮断するとともに、第1遮断器20に対して遮断完了信号を送信する。
これにより、例えば、火災発生の緊急時や修理、メンテナンス時等において、緊急遮断ボタン13が操作された場合には、まず第1遮断器20が、太陽光発電モジュール11からパワーコンディショナ12への電力供給を遮断して緊急遮断信号を送信する。そして、第2遮断器30は、送信された緊急遮断信号を受信することで、太陽光発電モジュール11からパワーコンディショナ12への電力供給を遮断するとともに、第1遮断器20へ自らの遮断完了を示す遮断完了信号を送信することで、第1遮断器20側において、第2遮断器30が遮断されたか否かを認識することができる。
この結果、緊急遮断ボタン13が操作された際に、太陽光発電モジュール11から供給される高電圧の電力が印加されることを防止して、作業者等の安全性を確保することができる。また、第2遮断器30の接点部が高電圧が印加されたことで溶着して開閉不能となっている場合でも、第2遮断器30から遮断完了を示す遮断完了信号を受信するまでは、緊急遮断信号を送信した後も第1遮断器20側において第2遮断器30の遮断完了と判定しないため、より安全性を向上させることができる。
さらに、複数の太陽光発電モジュール11に対して1つずつ設けられた第2遮断器30と、第2遮断器30における遮断を制御する第1遮断器20とを組み合わせて用いることで、個々の太陽光発電モジュール11に対して1つずつ遮断器が設けられた従来の構成と比較して、施工コストを抑制することができる。
本実施形態の太陽光発電網遮断ユニット1は、以上のように、複数の太陽光発電モジュール11とパワーコンディショナ12との間に配置されており、複数の太陽光発電モジュール11からパワーコンディショナ12への電力の供給を遮断する装置であって、第1遮断器20と、第2遮断器30とを備えている。第1遮断器20は、複数の太陽光発電モジュール11とパワーコンディショナ12とを直列に接続する電力線14に設けられており、電力線14を介した太陽光発電モジュール11からの電力の供給を遮断するとともに、アライブ信号を連続的に送信する。第2遮断器30は、複数の太陽光発電モジュール11ごとに1つずつ設けられており、第1遮断器20から連続的に送信されたアライブ信号を受信するとともに、アライブ信号の受信が途絶えて所定時間が経過すると、電力線14を介した複数の太陽光発電モジュール11からの電力の供給を遮断するとともに、第1遮断器20に対して遮断完了信号を送信する。
これにより、例えば、火災発生時等において、システムを構成する電力線14の一部に断線が発生した場合には、第1遮断器20から連続的に送信されるアライブ信号の受信が、第2遮断器30において途絶えることを検出し、この検出から所定時間が経過すると、第2遮断器30において太陽光発電モジュール11からパワーコンディショナ12への電力供給を遮断することができる。そして、第2遮断器30は、太陽光発電モジュール11からパワーコンディショナ12への電力供給の遮断が完了すると、第1遮断器20へ自らの遮断完了を示す遮断完了信号を送信することで、第1遮断器20側において、第2遮断器30が遮断されたか否かを認識することができる。
この結果、火災発生時等に太陽光発電モジュール11から供給される高電圧の電力が印加されることを防止して、消防士等の安全性を確保することができる。また、第2遮断器30の接点部が高電圧が印加されたことで溶着して開閉不能となっている場合でも、第2遮断器30から遮断完了を示す遮断完了信号を受信するまでは、第1遮断器20側において第2遮断器30の遮断完了と判定しないため、より安全性を向上させることができる。
さらに、複数の太陽光発電モジュール11に対して1つずつ設けられた第2遮断器30と、第2遮断器30における遮断を制御する第1遮断器20とを組み合わせて用いることで、個々の太陽光発電モジュール11に対して1つずつ遮断器が設けられた従来の構成と比較して、施工コストを抑制することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態では、緊急遮断ボタン13が操作された場合に送信される緊急遮断ボタン操作信号によって、第1遮断器20および第2遮断器30において、遮断部23および遮断部34を順に遮断する緊急遮断制御と、アライブ信号の未受信状態を検出して電力線14の断線を検知して、第2遮断器30において遮断部34を遮断する断線検知遮断制御を組み合わせて実施する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、緊急遮断制御および断線検知遮断制御のいずれか一方を実施する太陽光発電網遮断ユニットであってもよい。
(B)
上記実施形態では、親機として機能する第1遮断器20が、太陽光発電モジュール11から供給される電力の供給方向においてパワーコンディショナ12の上流側に隣接する位置に配置された例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、親機として機能する第1遮断器が、パワーコンディショナと一体化された状態で設置されるシステム構成であってもよい。
あるいは、第1遮断器は、太陽光発電網遮断システムのパワーコンディショナに含まれるインバータよりも上流側であれば、システム内の任意の位置に配置されていてもよい。
(C)
上記実施形態では、修理。メンテナンス時や火災等の緊急時等に操作され、太陽光発電モジュール11からの電力供給を遮断する緊急遮断ボタン13が、パワーコンディショナ12に対して接続された例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、緊急遮断ボタンの設置位置としては、太陽光発電網遮断システム内の任意の位置に設けられていてもよい。
(D)
上記実施形態では、第2遮断器30が、太陽光発電モジュール11において生成された電力の供給を受けて起動する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、第2遮断器内に電源装置を設けた構成であってもよいし、第1遮断器、あるいはパワーコンディショナ側から供給される電力によって駆動される構成であってもよい。
(E)
上記実施形態では、第2遮断器30が、太陽光発電モジュール11から供給された電力を一時的に蓄える電源保持回路33を備えている例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、上述した第2遮断器内に電源装置を設けた構成、あるいは第1遮断器、あるいはパワーコンディショナ側から供給される電力によって駆動される構成であれば、電源保持回路を持たない第2遮断器であってもよい。
(F)
上記実施形態では、4つの太陽光発電モジュール11に対して1つずつ第2遮断器30が設置されたシステム構成を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、2つあるいは3つの太陽光発電モジュールに対して1つずつ第2遮断器が設けられたシステム構成であってもよいし、5つ以上の太陽光発電モジュールに対して1つずつ第2遮断器が設けられたシステム構成であってもよい。
(G)
上記実施形態では、第1遮断器20と第2遮断器30との間において、電力線14を介して、緊急遮断信号およびアライブ信号の送受信を行う例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、第1遮断器と第2遮断器との間における緊急遮断信号およびアライブ信号の送受信は、有線通信に限らず、例えば、Wifi(登録商標)等の無線通信を用いても行われてもよい。
本発明の太陽光発電網遮断ユニットは、緊急時等において動作する遮断器を設置する際の施工コストを抑制することができるという効果を奏することから、遮断器を含む太陽光発電システムに対して広く適用可能である。
1 太陽光発電網遮断ユニット
10 太陽光発電網遮断システム
11 太陽光発電モジュール
12 パワーコンディショナ
12a リレー
12b インバータ
12c リレー
13 緊急遮断ボタン
14 電力線
14a コネクタ
15 商用電力系統
20 第1遮断器
20a 交流電源
21 制御部
21a 緊急遮断ボタン入力部
21b 緊急遮断判定部(第1緊急遮断判定部)
21c 遮断制御部(第1遮断制御部)
21d 保持回路部
21e 通信制御部(第1通信制御部)
21f 表示信号制御部
21g 信号受信部(第1信号受信部)
21h 遮断完了判定部(第1遮断完了判定部)
21i 遮断完了フラグ管理部
21j 応答判定部
21k 応答フラグ管理部
22 電源部
23 遮断部(第1遮断部)
24 信号出力部(第1通信部)
25 表示信号出力部
30 第2遮断器
31 制御部
31a 信号受信部(第2通信部)
31b 緊急遮断判定部(第2緊急遮断判定部)
31c 遮断制御部(第2遮断制御部)
31d アライブ信号判定部(信号判定部)
31e 断線判定部
31f アドレス設定部
31g 通信制御部
31h 遮断完了判定部(第2遮断完了判定部)
32 電源部
33 電源保持回路(電源保持部)
34 遮断部(第2遮断部)
35 信号出力部
36 遮断検出部
41 直流電力入力部
42 DC/AC変換部
43 交流電力出力部
44 信号受信部
45 表示制御部
46 表示部
46a 表示画面

Claims (21)

  1. 複数の太陽光発電モジュールとパワーコンディショナとの間に配置されており、緊急遮断ボタンの操作によって、前記複数の太陽光発電モジュールから前記パワーコンディショナへの電力の供給を遮断する太陽光発電網遮断ユニットであって、
    前記複数の太陽光発電モジュールと前記パワーコンディショナとを直列に接続する電力線に設けられており、前記緊急遮断ボタンが操作されると、前記電力線を介した前記太陽光発電モジュールからの電力の供給を遮断するとともに、緊急遮断信号を送信する第1遮断器と、
    前記複数の太陽光発電モジュールごとに1つずつ設けられており、前記第1遮断器から前記緊急遮断信号を受信すると、前記電力線を介した前記複数の太陽光発電モジュールからの電力の供給を遮断するとともに、前記第1遮断器に対して遮断完了信号を送信する第2遮断器と、
    を備えている太陽光発電網遮断ユニット。
  2. 前記第1遮断器は、前記緊急遮断ボタンが操作されたことを検出する第1緊急遮断判定部と、前記電力線を介した前記太陽光発電モジュールからの電力の供給を遮断する第1遮断部と、前記第1緊急遮断判定部が前記緊急遮断ボタンの操作があったと判定すると前記電力の供給を遮断するように前記第1遮断部を制御する第1遮断制御部と、前記第2遮断器から前記遮断完了信号を受信する第1信号受信部と、前記第1信号受信部において前記遮断完了信号を受信するか否かに応じて前記第2遮断器の遮断が完了しているか否かを判定する第1遮断完了判定部と、を有している、
    請求項1に記載の太陽光発電網遮断ユニット。
  3. 前記第1遮断器は、全ての前記第2遮断器から前記遮断完了信号を受信すると、緊急遮断中であることを示す表示を行うように前記パワーコンディショナに設けられた表示部を制御する表示信号を、前記パワーコンディショナへ送信する表示信号出力部を、さらに有している、
    請求項2に記載の太陽光発電網遮断ユニット。
  4. 前記表示信号出力部は、全ての前記第2遮断器から前記遮断完了信号を受信するまでの間、遮断エラー発生中であることを示す表示を行うように前記パワーコンディショナに設けられた表示部を制御する表示信号を、前記パワーコンディショナへ送信する、
    請求項3に記載の太陽光発電網遮断ユニット。
  5. 前記表示信号出力部は、前記遮断エラー発生中であることを示す表示信号に加えて、遮断エラーが発生している前記第2遮断器のアドレスを、前記パワーコンディショナへ送信する、
    請求項4に記載の太陽光発電網遮断ユニット。
  6. 前記第2遮断器は、前記緊急遮断信号を受信するとともに前記遮断完了信号を送信する第2通信部と、前記第2通信部において前記緊急遮断信号を受信したか否かを判定する第2緊急遮断判定部と、前記電力線を介した前記太陽光発電モジュールからの電力の供給を遮断する第2遮断部と、前記第2通信部が前記緊急遮断信号を受信すると前記電力の供給を遮断するように前記第2遮断部を制御する第2遮断制御部と、前記第2遮断部の遮断完了を判定する第2遮断完了判定部と、を有している、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の太陽光発電網遮断ユニット。
  7. 前記第2遮断器は、前記第1遮断器における遮断状態を確認した後、前記第2遮断制御部が前記電力の供給を遮断するように前記第2遮断部を制御する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の太陽光発電網遮断ユニット。
  8. 前記第2遮断器は、前記太陽光発電モジュールから供給された電力を蓄える電源保持部を、さらに有している、
    請求項6または7に記載の太陽光発電網遮断ユニット。
  9. 前記第1遮断器と前記第2遮断器とは、有線通信を介して、前記緊急遮断信号の送受信を行う、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の太陽光発電網遮断ユニット。
  10. 前記第1遮断器は、前記第2遮断器に対して通信信号を送信する第1通信部と、前記通信信号を連続的に送信するように前記第1通信部を制御する第1通信制御部と、をさらに有している、
    請求項2から5のいずれか1項に記載の太陽光発電網遮断ユニット。
  11. 前記第2遮断器は、前記第2通信部において受信する前記通信信号の受信が途絶えたことを検出する信号判定部と、前記信号判定部において前記通信信号の受信が途絶えたことを検出して所定時間が経過すると前記電力線における断線ありと判定する断線判定部と、を有している、
    請求項10に記載の太陽光発電網遮断ユニット。
  12. 複数の太陽光発電モジュールとパワーコンディショナとの間に配置されており、前記複数の太陽光発電モジュールから前記パワーコンディショナへの電力の供給を遮断する太陽光発電網遮断ユニットであって、
    前記複数の太陽光発電モジュールと前記パワーコンディショナとを直列に接続する電力線に設けられており、前記電力線を介した前記太陽光発電モジュールからの電力の供給を遮断するとともに、通信信号を連続的に送信する第1遮断器と、
    前記複数の太陽光発電モジュールごとに1つずつ設けられており、前記第1遮断器から連続的に送信された前記通信信号を受信するとともに、前記通信信号の受信が途絶えて所定時間が経過すると、前記電力線を介した前記複数の太陽光発電モジュールからの電力の供給を遮断するとともに、前記第1遮断器に対して遮断完了信号を送信する第2遮断器と、
    を備えている太陽光発電網遮断ユニット。
  13. 前記第1遮断器は、前記通信信号を送信するとともに前記第2遮断器に送信された前記通信信号に対する応答信号および前記遮断完了信号を受信する第1通信部と、前記通信信号を連続的に送信するように前記第1通信部を制御する第1通信制御部と、前記応答信号の受信の有無を判定する応答判定部と、を有している、
    請求項12に記載の太陽光発電網遮断ユニット。
  14. 前記第1遮断器は、全ての前記第2遮断器から前記遮断完了信号を受信すると、緊急遮断中であることを示す表示を行うように前記パワーコンディショナに設けられた表示部を制御する表示信号を、前記パワーコンディショナへ送信する表示信号出力部を、さらに有している、
    請求項13に記載の太陽光発電網遮断ユニット。
  15. 前記表示信号出力部は、全ての前記第2遮断器から前記遮断完了信号を受信するまでの間、遮断エラー発生中であることを示す表示を行うように前記パワーコンディショナに設けられた表示部を制御する表示信号を、前記パワーコンディショナへ送信する、
    請求項14に記載の太陽光発電網遮断ユニット。
  16. 前記表示信号出力部は、前記遮断エラー発生中であることを示す表示信号に加えて、遮断エラーが発生している前記第2遮断器のアドレスを、前記パワーコンディショナへ送信する、
    請求項15に記載の太陽光発電網遮断ユニット。
  17. 前記第2遮断器は、前記第1通信部から連続的に送信された前記通信信号を受信するとともに前記遮断完了信号を送信する第2通信部と、前記第2通信部において受信する前記通信信号の受信が途絶えたことを検出する信号判定部と、前記信号判定部において前記通信信号の受信が途絶えたことを検出して所定時間が経過すると前記電力線における断線ありと判定する断線判定部と、前記電力線を介した前記太陽光発電モジュールからの電力の供給を遮断する第2遮断部と、前記断線判定部が前記断線ありと判定すると前記電力の供給を遮断するように前記第2遮断部を制御する第2遮断制御部と、前記第2遮断部の遮断完了を判定する第2遮断完了判定部と、を有している、
    請求項13から16のいずれか1項に記載の太陽光発電網遮断ユニット。
  18. 前記第2遮断器は、前記断線判定部において前記電力線における断線ありと判定され、前記太陽光発電モジュールを含むシステムが開放状態となった後、前記第2遮断制御部が前記電力の供給を遮断するように前記第2遮断部を制御する、
    請求項17に記載の太陽光発電網遮断ユニット。
  19. 前記第2遮断器は、前記太陽光発電モジュールから供給された電力を蓄える電源保持部を、さらに有している、
    請求項17または18に記載の太陽光発電網遮断ユニット。
  20. 前記第1遮断器と前記第2遮断器とは、有線通信を介して、前記通信信号の送受信を行う、
    請求項12から19のいずれか1項に記載の太陽光発電網遮断ユニット。
  21. 請求項1から20のいずれか1項に記載の太陽光発電網遮断ユニットと、
    前記複数の太陽光発電モジュールと、
    前記パワーコンディショナと、
    前記電力線と、
    前記緊急遮断ボタンと、
    を備えている太陽光発電網遮断システム。
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