JP2021035189A

JP2021035189A - 電気接続箱

Info

Publication number: JP2021035189A
Application number: JP2019153847A
Authority: JP
Inventors: 秀彰兼光; Hideaki Kanemitsu; 貴己杉山; Takaki Sugiyama; 司齊藤; Tsukasa Saito; 祐也徳田; Yuya Tokuda; 寿久八木; Toshihisa Yagi; 雅幸砂本; Masayuki Sunamoto; 剛太増田; Kota Masuda
Original assignee: Honda Motor Co Ltd; Yazaki Corp
Current assignee: Honda Motor Co Ltd; Yazaki Corp
Priority date: 2019-08-26
Filing date: 2019-08-26
Publication date: 2021-03-01
Also published as: CN112436464A; US20210068287A1

Abstract

【課題】大型化を抑えつつ部品を高密度に実装することが可能な電気接続箱を提供すること。
【解決手段】リレー９１が実装されるリレー実装部２３Ｒを有するベース１１を備えた電気接続箱１０であって、ベース１１は、リレー実装部２３Ｒに実装されるリレー９１の下方位置に、ジョイント端子１２１，１２２が装着可能な部品装着部１１１，１１２を備え、部品装着部１１１，１１２は、平面視において少なくとも一部がリレー９１の実装範囲と重なる位置に形成されている。
【選択図】図３

Description

本発明は、電気接続箱に関する。

自動車等の車両に搭載されるジャンクションボックスやヒューズボックスなどの電気接続箱は、リレーやヒューズ等の電子部品が実装されるベースを備えている（例えば、特許文献１，２参照）。

特開２０１５−２０４７１７号公報特開２０１８−７４２４号公報

ところで、電気接続箱では、車種や車両のグレード等によって、ベースに実装する電子部品が増加される場合がある。ベースに実装する電子部品が増加すると、実装スペースを確保するためにベースの大きさが大きくなり、全体の大型化を招いてしまう。

本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、大型化を抑えつつ部品を高密度に実装することが可能な電気接続箱を提供することにある。

本発明の上記目的は、下記構成により達成される。
（１）リレーが実装されるリレー実装部を有するベースを備えた電気接続箱であって、
前記ベースは、前記リレー実装部に実装される前記リレーの下方位置に、部品が装着可能な部品装着部を備え、
前記部品装着部は、平面視において少なくとも一部が前記リレーの実装範囲と重なる位置に形成されている、
ことを特徴とする電気接続箱。

上記（１）の構成の電気接続箱によれば、平面視において少なくとも一部がリレーの実装範囲と重なる下方位置に部品装着部がベースに設けられている。したがって、ベースの外形を大型化することなく部品を高密度に実装することができる。

（２）前記部品装着部には、複数の電線の端部がまとめて接合された接合部が前記部品として収容される、
ことを特徴とする（１）に記載の電気接続箱。

上記（２）の構成の電気接続箱によれば、複数の電線の端部がまとめて接合された接合部が部品装着部に収容されるので、例えば、信号の分岐等を容易に行うことができる。

（３）前記電線がジョイント端子にまとめて接続され、前記ジョイント端子が前記部品装着部に収容される、
ことを特徴とする（２）に記載の電気接続箱。

上記（３）の構成の電気接続箱によれば、部品装着部に収容させるジョイント端子によって複数の電線を導通させることができる。

（４）前記部品装着部には、ダイオードが組み付けられる、
ことを特徴とする（１）に記載の電気接続箱。

上記（４）の構成の電気接続箱によれば、部品装着部にダイオードを組付けて高機能化を図ることができる。

本発明によれば、大型化を抑えつつ部品を高密度に実装することが可能な電気接続箱を提供できる。

以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態（以下、「実施形態」という。）を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。

図１は、本実施形態に係る電気接続箱を構成するベース、ロアカバー及びアッパカバーの斜視図である。図２は、ベースの斜視図である。図３は、ベースの平面図である。図４は、図３におけるＡ−Ａ断面図である。図５は、図３におけるＢ−Ｂ断面図である。図６は、ベースにおけるリレー実装部及び部品装着部の斜視図である。図７は、ベースの一部の側面図である。図８は、ベースにおけるリレー実装部及び部品装着部の斜視図である。図９は、変形例を説明するベースにおけるリレー実装部及び部品装着部の斜視図である。図１０は、図９におけるＣ−Ｃ断面図である。

以下、本発明に係る実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図１は、本実施形態に係る電気接続箱を構成するベース、ロアカバー及びアッパカバーの斜視図である。

図１に示すように、本実施形態に係る電気接続箱１０は、ベース１１と、ロアカバー１２と、アッパカバー１３とを備えている。この電気接続箱１０は、例えば、自動車等の車両に搭載されるもので、リレー、ヒューズ、コネクタ及び端子等の各種の電子部品が収容される。

ベース１１、ロアカバー１２及びアッパカバー１３は、それぞれ絶縁性の合成樹脂から一体成形されている。ロアカバー１２は、ベース１１の下部に組付けられ、アッパカバー１３はベース１１の上部に組付けられる。

ベース１１は、一対の側面部２１と、一対の端面部２２とを有する平面視矩形状に形成されている。ベース１１は、その上部に、ヒューズやリレー等の電子部品が実装可能な複数の実装部２３を有している。また、ベース１１には、下方側から、実装部２３に端子が装着される。そして、端子に接続された電線（図示略）がベース１１の下方側から引き出される。

ベース１１は、端面部２２に、複数のロアカバー係止爪３２が形成されている。また、端面部２２には、ロアカバー係止爪３２の間に、アッパカバー係止部４１が設けられている。アッパカバー係止部４１は、枠状に形成されており、端面部２２における上端近傍に設けられている。また、ベース１１の側面部２１には、幅方向の中央位置に、ロアカバー係止爪４３が設けられている。

ロアカバー１２は、ベース１１に対して、その下方側から組付けられる。これにより、ベース１１は、電線が引き出された下方側がロアカバー１２によって覆われる。ロアカバー１２は、一対の側板部５１と、一対の端板部５２と、底板部５３と、を有し、上方側が開放された箱状に形成されている。底板部５３には、筒状の電線導出部５４が形成されており、この電線導出部５４には、ベース１１の下方側から引き出された電線が束ねて引き出される。

ロアカバー１２は、端板部５２の上縁部に、一対の係止部６１を有している。これらの係止部６１は、係止穴６２を有する枠状に形成されており、端板部５２の上縁部において、幅方向に間隔をあけて配置されている。また、ロアカバー１２の側板部５１には、幅方向の中央位置に、係止部６４が設けられている。係止部６４は、係止穴６５を有する枠状に形成されている。

ベース１１に対してロアカバー１２を下方側から組付けると、ベース１１の下部がロアカバー１２に嵌め込まれる。すると、ロアカバー１２の係止部６１の係止穴６２にベース１１のロアカバー係止爪３２が入り込んで係止する。また、ロアカバー１２の係止部６４の係止穴６５にベース１１のロアカバー係止爪４３が入り込んで係止する。これにより、ベース１１に対してロアカバー１２が組付けられた状態に維持される。

アッパカバー１３は、ベース１１に対して、その上方側から組付けられる。これにより、ベース１１は、電子部品が実装される実装部２３を備えた上方側がアッパカバー１３によって覆われる。アッパカバー１３は、一対の側板部７１と、一対の端板部７２と、上板部７３と、を有し、下方側が開放された箱状に形成されている。

アッパカバー１３は、端板部７２における幅方向の中央位置に、端板部７２の下縁部からベース１１への組付け方向へ突出する係止片８１を有している。係止片８１には、外側へ突出する係止爪８２がそれぞれ形成されている。

ベース１１に対してアッパカバー１３を上方側から組付けると、ベース１１の上部がアッパカバー１３に嵌め込まれる。すると、アッパカバー１３の係止片８１に形成された係止爪８２がアッパカバー係止部４１を係止する。これにより、ベース１１に対してアッパカバー１３が組付けられた状態に維持される。

図２は、ベースの斜視図である。図３は、ベースの平面図である。図４は、図３におけるＡ−Ａ断面図である。図５は、図３におけるＢ−Ｂ断面図である。図６は、ベースにおけるリレー実装部及び部品装着部の斜視図である。図７は、ベースの一部の側面図である。

図２及び図３に示すように、ベース１１の実装部２３は、その一部が、リレー実装部２３Ｒとされている。リレー実装部２３Ｒは、大型の電子部品であるリレー９１が実装される実装部である。これらのリレー実装部２３Ｒに実装されるリレー９１は、直方体形状に形成されており、その下部に、複数の脚部９２が設けられている。このリレー９１が実装されるリレー実装部２３Ｒは、脚部９２が挿し込まれる複数の接続部１０１を有している。

図４に示すように、ベース１１のリレー実装部２３Ｒに設けられた接続部１０１は、穴部からなるもので、電線の端部に接続された端子（図示略）が下方側から挿し込まれて収容される。この端子を備えた接続部１０１には、リレー９１の脚部９２が挿し込まれる。これにより、リレー９１の脚部９２が接続部１０１の端子と電気的に接続される。なお、接続部１０１には、内面にランス１０１ａが形成されており、このランス１０１ａによって接続部１０１に挿し込まれる端子が係止される。

図３〜図５に示すように、一方のリレー実装部２３Ｒには、複数の部品装着部１１１，１１２が設けられている。これらの部品装着部１１１，１１２は、リレー実装部２３Ｒに実装されるリレー９１の下方位置に配置されている。この部品装着部１１１，１１２は、平面視において少なくとも一部がリレー９１の実装範囲（図３中二点鎖線で示す範囲）と重なる位置に設けられている。この部品装着部１１１，１１２は、下方側が開口された穴部から構成されている。なお、一方の部品装着部１１１は、他方の部品装着部１１２よりも大きな内形を有している。

図６に示すように、部品装着部１１１，１１２には、それぞれジョイント端子１２１，１２２が収容される。これらのジョイント端子１２１，１２２は、圧着部１２１ａ，１２２ａを有しており、圧着部１２１ａ，１２２ａには、複数本の電線１２３がまとめて圧着されて接続されている。これにより、このジョイント端子１２１，１２２に接続された複数の電線１２３が互いに電気的に接続されている。なお、一方のジョイント端子１２１は、他方のジョイント端子１２２よりも大きな外形を有している。

ジョイント端子１２１，１２２は、部品装着部１１１，１１２に対して、下方側から挿し込まれる。部品装着部１１１，１１２には、それぞれ内面にランス１１２ａ（部品装着部１１１のランスは図示略）が形成されている（図４及び図５参照）。これにより、部品装着部１１１，１１２に挿し込まれたジョイント端子１２１，１２２は、各部品装着部１１１のランス及び部品装着部１１２のランス１１２ａによって係止され、部品装着部１１１，１１２に収容された状態に維持される。そして、図７に示すように、各ジョイント端子１２１，１２２に接続された電線１２３は、ベース１１の下方側に引き出された状態とされる。

以上、説明したように、本実施形態に係る電気接続箱１０によれば、平面視において少なくとも一部がリレー９１の実装範囲と重なる下方位置に、リレー９１と異なる部品が装着される部品装着部１１１，１１２がベース１１に設けられている。したがって、ベース１１の外形を大型化することなく部品を高密度に実装することができる。

具体的には、部品装着部１１１，１１２には、複数の電線１２３の端部がまとめて接合されたジョイント端子１２１，１２２が収容される。これにより、例えば、信号線等の複数の電線１２３を接合させて信号の分岐等を容易に行うことができる。

なお、図８に示すように、複数のジョイント端子１２２を連結部１２２ｂによって互いに連結させてもよい。このように、連結部１２２ｂで連結された複数のジョイント端子１２２を用いれば、ジョイント端子１２２に接続した複数の電線１２３を一括して導通させることができる。

また、部品装着部１１１，１１２に収容させたジョイント端子１２１，１２２に対して、上方からジョイントバスバーを挿し込み、このジョイントバスバーによってジョイント端子１２１，１２２を互いに連結させて導通させてもよい。
更に、部品装着部１１１，１１２に収容させた複数のワイヤハーネス端子に対して、上方からジョイントバスバーを挿し込み、このジョイントバスバーによって複数のワイヤハーネス端子を互いに連結させて導通させてもよい。

次に、変形例について説明する。
図９は、変形例を説明するベースにおけるリレー実装部及び部品装着部の斜視図である。図１０は、図９におけるＣ−Ｃ断面図である。

図９及び図１０に示すように、変形例では、リレー実装部２３Ｒに、ダイオード１３１が収容可能な部品装着部１１３が設けられている。部品装着部１１３には、その下部に、電線１２５に接続された端子１２４が下方側から挿し込まれて収容されている。部品装着部１１３には、その内面にランス１１３ａが形成されており、端子１２４は、ランス１１３ａに係止されている。

そして、部品装着部１１３には、上方側からダイオード１３１が挿し込まれて収容され、その脚部１３２が端子１２４に挿し込まれて電気的に接続される。部品装着部１１３に収容されたダイオード１３１は、その上面が、ベース１１のリレー実装部２３Ｒにおける上面よりも下方に配置される。これにより、リレー実装部２３Ｒにリレー９１を実装した際に、リレー９１がダイオード１３１に干渉するのが抑制される。

このように、変形例では、ベース１１の大型化を抑えつつ、リレー実装部２３Ｒの下方に設けた部品装着部１１３にダイオード１３１を収容させて組付け、高機能化を図ることができる。

なお、リレー実装部２３Ｒの接続部１０１には、電線１４２に接続された端子１４１がランス１０１ａによって係止されて収容されており、リレー実装部２３Ｒに実装されるリレー９１の脚部９２が端子１４１に挿し込まれて電気的に接続される。

尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。

例えば、上記実施形態では、部品装着部１１１，１１２，１１３にジョイント端子１２１，１２２やダイオード１３１を収容させた場合を例示したが、部品装着部１１１，１１２，１１３に収容させる電子部品としては、ジョイント端子１２１，１２２やダイオード１３１に限らない。例えば、電線の導体をボンダ加工や超音波加工によって接合させ、その接合部を部品装着部に挿し込んで収容させてもよい。

ここで、上述した本発明に係る電気接続箱の実施形態の特徴をそれぞれ以下［１］〜［４］に簡潔に纏めて列記する。
［１］リレー（９１）が実装されるリレー実装部（２３Ｒ）を有するベース（１１）を備えた電気接続箱（１０）であって、
前記ベース（１１）は、前記リレー実装部（２３Ｒ）に実装される前記リレー（９１）の下方位置に、部品（ジョイント端子１２１，１２２、ジョイントバスバ―）が装着可能な部品装着部（１１１，１１２）を備え、
前記部品装着部（１１１，１１２）は、平面視において少なくとも一部が前記リレー（９１）の実装範囲と重なる位置に形成されている、
ことを特徴とする電気接続箱。
［２］前記部品装着部（１１１，１１２）には、複数の電線（１２３）の端部がまとめて接合された接合部が前記部品（ジョイント端子１２１，１２２）として収容される、
ことを特徴とする［１］に記載の電気接続箱。
［３］前記電線（１２３）がジョイント端子（１２１，１２２）にまとめて接続され、前記ジョイント端子（１２１，１２２）が前記部品装着部（１１１，１１２）に収容される、
ことを特徴とする［２］に記載の電気接続箱。
［４］前記部品装着部（１１３）には、ダイオード（１３１）が組み付けられる、
ことを特徴とする［１］に記載の電気接続箱。

１０：電気接続箱
１１：ベース
２３Ｒ：リレー実装部
９１：リレー
１１１，１１２，１１３：部品装着部
１２１，１２２：ジョイント端子（部品）
１２３：電線
１３１：ダイオード（部品）

Claims

リレーが実装されるリレー実装部を有するベースを備えた電気接続箱であって、
前記ベースは、前記リレー実装部に実装される前記リレーの下方位置に、部品が装着可能な部品装着部を備え、
前記部品装着部は、平面視において少なくとも一部が前記リレーの実装範囲と重なる位置に形成されている、
ことを特徴とする電気接続箱。
前記部品装着部には、複数の電線の端部がまとめて接合された接合部が前記部品として収容される、
ことを特徴とする請求項１に記載の電気接続箱。
前記電線がジョイント端子にまとめて接続され、前記ジョイント端子が前記部品装着部に収容される、
ことを特徴とする請求項２に記載の電気接続箱。
前記部品装着部には、ダイオードが組み付けられる、
ことを特徴とする請求項１に記載の電気接続箱。