JP5605637B2 - 電装品制御システム - Google Patents
電装品制御システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5605637B2 JP5605637B2 JP2010251042A JP2010251042A JP5605637B2 JP 5605637 B2 JP5605637 B2 JP 5605637B2 JP 2010251042 A JP2010251042 A JP 2010251042A JP 2010251042 A JP2010251042 A JP 2010251042A JP 5605637 B2 JP5605637 B2 JP 5605637B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- individual
- relay
- connector
- control system
- terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
Description
前記回路基板には、個別リレーに接続される個別ヒューズが装着される複数の個別ヒューズ装着部が形成されたヒューズ装着部材であって、前記ジャンパ線によって選択的に形成される前記回路に接続されるヒューズ装着部材が配設されていることが好ましい。
本発明を、車両10に搭載された電装品11に対する給電(電力の通電及び断電)を制御する電装品制御システム12に適用した実施形態1について、図1ないし図17を参照しつつ説明する。本実施形態に係る電装品制御システム12は、バッテリー、発電機等の電源15と、ランプ、モータ等の電装品11との間に配設された電気接続箱13によって、電装品11への給電(電力の通電及び断電)を制御する。図1に示すように、車両10の収容スペース14内には、電源15と、電気接続箱13と、が収容されている。収容スペース14としては、車両10のエンジンルーム、居住空間、又は、エンジンルームと居住空間の間の領域に区画された空間等、必要に応じて任意のスペースを利用できる。本実施形態においては、電気接続箱13は収容スペース14としてのエンジンルーム内に配置されている。電源15と電気接続箱13とは電線16で接続されている。また、電気接続箱13と、電装品11との間も、電線16で接続されている。電気接続箱13の内部には、共通電気接続箱17と、個別電気接続箱18と、が収容されている。共通電気接続箱17と個別電気接続箱18とは近接して配置されている。
共通電気接続箱17は、電装品11のうち異なる車種に共通して使用される共通電装品の給電を制御する。この共通電装品には、例えば、ホーン、パワーウィンドウ、アンチロックブレーキシステム、標準装備のオーディオ機器等、異なる「車種」においても共通に使用される電装品11が含まれる。なお、電装品11には、例えば、1つの電装品11を制御するために複数の電子部品で構成された制御システムも含むものとする。
個別電気接続箱18は、電装品11のうち同一車種においてのみ使用される個別電装品の給電を制御する。この個別電装品には、例えば、空調シート、ライト制御システム、シートヒータ、ヘッドランプウォッシャ、デアイサ、オートクルージング制御システム、エンジン制御システム、オプション装備のオーディオ機器等が挙げられる。また、仕向け地としては、例えば、米国、欧州、日本等が挙げられる。
合成樹脂製のホルダ23は、上方から見て長方形状をなしており、概ねブロック状をなしている。ホルダ23の側壁には、外方に突出する一対の取り付け部24が形成されている。この取り付け部24により、ホルダ23は車両10に取り付けられるようになっている。
図3に示すように、ホルダ23の下方には合成樹脂製のロアカバー26が組み付けられている。ロアカバー26は上方から見て長方形状をなしている。ホルダ23の側壁には外方に突出する複数のロック突部27Aが形成されている。ロアカバー26には、ロック突部27Aに対応する位置に、ロック突部27Aと弾性的に係合する複数のロック受け部28Aが形成されている。ロック受け部28Aがロック突部27Aに対して弾性的に係合することにより、ホルダ23とロアカバー26とが一体に組み付けられるようになっている。ロアカバー26の底壁には、電線16が導出される導出筒部29が、下方に突出して形成されている。図8に示すように、導出筒部29は、ロアカバー26の内外を連通する円筒形状をなしている。
図5に示すように、リレーモジュール22は概ね直方体形状をなしている。図6に示すように、リレーモジュール22は、下方に開口する合成樹脂製のケース30内に個別リレー31が実装された回路基板32が収容されている。本実施形態においては個別リレー31として機械式リレーが用いられている。回路基板32は略長方形状をなしている。回路基板32の表面及び裏面の一方又は双方には、プリント配線技術により導電路33が形成されている。この導電路33に、個別リレー31のリード端子(図示せず)がリフロー半田付け等の公知の手法により接続されている。
図7に示すように、モジュール装着部25の内部には、リレーモジュール22がモジュール装着部25内に嵌合した状態で、コネクタハウジング42に下方から嵌入する待ち受けコネクタ47が上方に突出して形成されている。1つのモジュール装着部25には、1つの待ち受けコネクタ47が形成されている。
図9に、リレーモジュール22の内部に形成された回路構成を模式的に示す。電源端子45の他方の端部は回路基板32の導電路33に接続されて、3つに分岐する。分岐した導電路33は、ヒューズ装着部材35に配設された端子金具40に接続される。端子金具40には、個別ヒュージブルリンク38又は個別ヒューズ36が装着されるようになっている。以下の説明においては、図9における上側に配される個別ヒューズ36を第1ヒューズ36Aとし、下側に配される個別ヒューズ36を第2ヒューズ36Bとする。
図10ないし図15に、個別電装品に対応する回路の例を示す。なお、個別電装品に対応する回路は以下の説明に限定されない。
図16及び図17は、上記図10乃至図15に記載された回路がリレーモジュール22により形成された状態を示す、個別電気接続箱18の回路構成を示すブロック図である。ホルダ23に配設されたバスバー48は図示しない電線を介して電源15に接続されている。バスバー48は4つに分岐して、4つのモジュール装着部25内に配される。各モジュール装着部25にリレーモジュール22が装着された状態では、バスバー48と、リレーモジュール22の電源端子45とが接続される。
図16には、例えば、北米向けの個別電装品に対する給電を制御する回路構成が示されている。図16には、図16の上下方向に4つのリレーモジュール22が並んで配されている。各リレーモジュール22の内部には、異なる回路が形成されている。以下の説明においては、図16の上から順に、第1〜第4リレーモジュール22A,22B,22C,22Dとして説明する。また、第1〜第4リレーモジュール22A,22B,22C,22Dの基本的な構成は、図9において説明されたリレーモジュール22の構成と同じなので、以下の説明において言及されていない部材については符号が省略されている場合がある。
図17には、例えば欧州向けの個別電装品に対する給電を制御する回路構成が示されている。図17には、図17の上下方向に4つのリレーモジュール22が並んで配されている。図17の上から順に、第5リレーモジュール22E、第6リレーモジュール22F、第3リレーモジュール22C、第4リレーモジュールDとされる。換言すると、図16に記載された第1リレーモジュール22Aと第2リレーモジュール22Bとが、第5リレーモジュール22Eと第6リレーモジュール22Fとに交換されている。なお、第5リレーモジュール22Eと第6リレーモジュール22Fの基本的な構成は、図9において説明されたリレーモジュール22の構成と同じなので、以下の説明において言及されていない部材については符号が省略されている場合がある。
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。本実施形態によれば、共通電気接続箱17と個別電気接続箱18とは近接して配置されている。これにより、給電制御の対象である電装品11の近傍に、複数の電気接続箱13を離散して配置する場合に比べて、電気接続箱13と電源15とを接続するための電線16を削減できるので、電装品制御システム12を全体として小型化できる。
次に、本発明の実施形態2を、図18及び図19を参照しつつ説明する。本実施形態においては、図18に示すように、ホルダ23のモジュール装着部25には3つのリレーモジュール22が装着されている。リレーモジュール22が装着されていないモジュール装着部25には、蓋60が装着されている。この蓋60によってモジュール装着部25の開口が塞がれることにより、ホルダ23内に水が浸入することが抑制されている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1) 本実施形態においては、ホルダ23に形成された4つのモジュール装着部25は、上方から見て四角形状に並んで配される構成としたが、これに限られず、例えば、図20〜図21に示されるように、必要に応じて、任意の位置に配することができる。これにより、車両10の収容空間の形状に柔軟に対応してリレーモジュール22を配置することができる。この結果、電装品制御システム12について、車両10に搭載される際のスペース効率を向上させることができる。
(2)本実施形態においては、個別リレー31は機械式リレーであったが、これに限られず、個別リレー31は半導体リレーであってもよい。
(3)本実施形態においては、1つのリレーモジュール22には4つの個別リレー31が収容される構成としたが、これに限られず、1つのリレーモジュール22内に1つ、又は3つ以上の個別リレー31が収容されてもよい。
(4)本実施形態においては、ジャンパ線52は、1つのリレーモジュール22内に最多で4つ接続される構成としたが、これに限られず、ジャンパ線52は、1つのリレーモジュール22内に1つだけ接続される構成としてもよく、また、1つのリレーモジュール22内に最多で2つ、3つ又は、5つ以上設けられる構成としてもよい。
(5)本実施形態においては、1つのホルダ23には4つのモジュール装着部25が設けられる構成としたが、これに限られず、ホルダ23には、1つ、2つ、3つ、又は5つ以上のモジュール装着部25が設けられる構成としてもよい。
(6)本実施形態においては、1つのリレーモジュール22内に、2つの個別ヒューズ装着部37が配設される構成としたが、これに限られず、1つのリレーモジュール22内に、1つ、または3つ以上の個別ヒューズ装着部37が配設される構成としてもよい。
(7)本実施形態においては、1つのリレーモジュール22内に、1つの個別ヒュージブルリンク装着部39が配設される構成としたが、これに限られず、1つのリレーモジュール22内に、2つ以上の個別ヒュージブルリンク装着部39が配設される構成としてもよい。
(8)個別ヒューズ装着部37及び個別ヒュージブルリンク装着部39の双方又は一方に、公知の短絡ピンを装着する構成としてもよい。これにより、電装品制御システム12の汎用性が向上する。
(9)本実施形態においては、仕向け地として北米と、欧州とについて説明したが、これに限られず、日本等、任意の仕向け地を選択しうる。
11…電装品
12…電装品制御システム
17…共通電気接続箱
18…個別電気接続箱
21…共通リレー
22…リレーモジュール
23…ホルダ
25…モジュール装着部
30…ケース
31…個別リレー
32…回路基板
33…導電路
36…個別ヒューズ
37…個別ヒューズ装着部
42…コネクタハウジング
43…コネクタ端子
47…待ち受けコネクタ
50…待ち受け端子
51…キャビティ
52…ジャンパ線
53…ジャンパ線接続部
Claims (6)
- 車両に搭載される電装品に対する給電を制御する電装品制御システムであって、
前記電装品は、異なる車種に共通して使用される共通電装品と、同一車種においてのみ使用される個別電装品とに区分され、
前記共通電装品の給電を制御する共通リレーを備えた共通電気接続箱と、前記個別電装品の給電を制御する個別リレーを備えた個別電気接続箱とが近接して配置されており、
前記個別電気接続箱は、前記個別リレーがケース内に収容されたリレーモジュールと、前記リレーモジュールが装着されるホルダと、を備え、
前記リレーモジュールは、前記ケース内にプリント配線技術により導電路が形成された回路基板が収容されており、前記回路基板には前記個別リレーが前記導電路と電気的に接続されており、前記回路基板の前記導電路にはジャンパ線が接続される複数のジャンパ線接続部が形成されており、前記ジャンパ線接続部に前記ジャンパ線が接続されることにより、制御対象とされる前記個別電装品に対応する回路が選択的に形成される電装品制御システム。 - 前記回路基板には、個別リレーに接続される個別ヒューズが装着される複数の個別ヒューズ装着部が形成されたヒューズ装着部材であって、前記ジャンパ線によって選択的に形成される前記回路に接続されるヒューズ装着部材が配設されている、請求項1に記載の電装品制御システム。
- 前記ホルダには前記リレーモジュールが装着される複数のモジュール装着部が形成されている請求項1または請求項2に記載の電装品制御システム。
- 前記個別電気接続箱の前記ケースにはコネクタハウジングが形成されており、前記コネクタハウジングの内部には複数のコネクタ端子の一方の端部が配されており、前記コネクタ端子の他方の端部は前記コネクタハウジングを貫通して前記回路基板の前記導電路に接続されており、
前記ホルダの前記モジュール装着部には前記コネクタハウジングと嵌合可能な待ち受けコネクタが配設されており、前記待ち受けコネクタには前記コネクタ端子と接続される待ち受け端子を収容可能な複数のキャビティが形成されており、
前記待ち受け端子は、前記複数のキャビティに対して選択的に収容される請求項3に記載の電装品制御システム。 - 前記回路基板は、前記回路基板の板面に平行な方向が、前記コネクタハウジングにおいて前記コネクタ端子の一方の端部が延びる方向に沿う姿勢で、前記ケース内に収容されている請求項4に記載の電装品制御システム。
- 前記ケース内には複数の前記個別リレーが収容されている請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の電装品制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010251042A JP5605637B2 (ja) | 2010-11-09 | 2010-11-09 | 電装品制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010251042A JP5605637B2 (ja) | 2010-11-09 | 2010-11-09 | 電装品制御システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012105434A JP2012105434A (ja) | 2012-05-31 |
JP5605637B2 true JP5605637B2 (ja) | 2014-10-15 |
Family
ID=46395161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010251042A Expired - Fee Related JP5605637B2 (ja) | 2010-11-09 | 2010-11-09 | 電装品制御システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5605637B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015101288A (ja) * | 2013-11-27 | 2015-06-04 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 回生システム用継電装置 |
JP6378939B2 (ja) * | 2014-06-06 | 2018-08-22 | 矢崎総業株式会社 | カセット式電気接続箱 |
JP2021035189A (ja) * | 2019-08-26 | 2021-03-01 | 矢崎総業株式会社 | 電気接続箱 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01212641A (ja) * | 1988-02-19 | 1989-08-25 | Yazaki Corp | 車載用電気接続箱 |
JPH05227632A (ja) * | 1992-02-13 | 1993-09-03 | Yazaki Corp | 電気接続箱 |
JP2002262435A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-09-13 | Yazaki Corp | 電気接続箱 |
JP2010212642A (ja) * | 2009-03-12 | 2010-09-24 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | プリント配線基板 |
-
2010
- 2010-11-09 JP JP2010251042A patent/JP5605637B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012105434A (ja) | 2012-05-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6693370B2 (en) | Electric junction box for vehicle | |
US7335035B2 (en) | Electric junction box | |
JP4381845B2 (ja) | ヒューズモジュール | |
JP5150291B2 (ja) | 電気接続箱 | |
JP2009130991A (ja) | 車両用電気接続箱 | |
US8419443B2 (en) | Electric connection box | |
CN107848473A (zh) | 线束系统和线束 | |
US20090091183A1 (en) | Modular Power Distribution Assembly and Method of Making Same | |
JP5605637B2 (ja) | 電装品制御システム | |
US20060087310A1 (en) | Electric apparatus having plural electric parts | |
JP2009126286A (ja) | 車載用のジャンクションボックス | |
US10960834B2 (en) | Hybrid power distribution central unit for vehicles | |
JP2006054931A (ja) | 電気接続箱 | |
JP5633223B2 (ja) | 回路構成体及び電気接続箱 | |
CN105529662A (zh) | 接线盒组件结构 | |
JP2007043827A (ja) | デバイス配置構造及びデバイス配置構造に用いられるヒューズ回路体 | |
JP4218542B2 (ja) | 電気接続箱及び電気接続箱が取付けられた車両 | |
JP2012105377A (ja) | 回路構成体及び電気接続箱 | |
JP7404309B2 (ja) | 通電制御装置 | |
WO2022138220A1 (ja) | 電気接続箱 | |
JP4394042B2 (ja) | 電気接続箱 | |
JP2022108154A (ja) | 車載装置 | |
JP2006062599A (ja) | 電装品制御システム及び電気接続箱 | |
JP4774022B2 (ja) | 電子ユニット | |
JP2006187125A (ja) | 電気接続箱 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130624 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140324 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140522 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140708 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140731 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140813 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5605637 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |