JP2021033099A - 制御装置、撮像装置、および、レンズ装置 - Google Patents

制御装置、撮像装置、および、レンズ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】低周波ノイズを増大させることなく、防振性能を高めることが可能な制御装置を提供する。【解決手段】制御装置(10)は、ブレ補正に用いる振動検出手段(15a、15b)からの信号を演算する演算フィルタ(16a、16b)と、演算フィルタに直列接続された補正フィルタ(17a、17b)とを有し、補正フィルタは、第1周波数および第2周波数に基づいて利得を変化させるブーストフィルタ(17a1、17b1)、および、第1周波数と第2周波数との間に中心周波数を有するノッチフィルタ(17a2、17b2)を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルカメラやデジタルビデオ等の撮像装置に関する。
特許文献1には、撮像装置の揺れを示す揺れ信号を、手ブレ補正用の信号に処理する際に生じる位相ズレを、手ブレの周波数帯域において補償することにより、精度の高い手ブレ補正を行うことが可能な防振制御装置が開示されている。
特開2011−145354号公報
しかしながら、特許文献1に開示された防振制御装置による信号処理では、揺れ信号に重畳される低周波ノイズが増大するため、防振性能を高めることができない。
そこで本発明は、低周波ノイズを増大させることなく、防振性能を高めることが可能な制御装置、撮像装置、および、レンズ装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面としての制御装置は、ブレ補正に用いる振動検出手段からの信号を演算する演算フィルタと、前記演算フィルタに直列接続された補正フィルタとを有し、前記補正フィルタは、第1周波数および第2周波数に基づいて利得を変化させるブーストフィルタ、および、前記第1周波数と前記第2周波数との間に中心周波数を有するノッチフィルタを備えている。
本発明の他の側面としての撮像装置は、撮像素子と前記制御装置とを有する。
本発明の他の側面としてのレンズ装置は、撮像光学系と前記制御装置とを有する。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
本発明によれば、低周波ノイズを増大させることなく、防振性能を高めることが可能な制御装置、撮像装置、および、レンズ装置を提供することができる。
第1実施形態における撮像装置の横断面図および制御ブロック図である。 第1実施形態における演算フィルタのボード線図である。 第1実施形態における演算フィルタの信号波形図である。 第1実施形態におけるブレ補正手段のボード線図である。 第1実施形態におけるブレ補正手段の信号波形図である。 第1実施形態における第2補正フィルタのボード線図である。 第1実施形態における第1補正フィルタのボード線図である。 第1実施形態におけるブレ補正の効果を説明するボード線図である。 第1実施形態における駆動配分手段の動作の説明図である。 第1実施形態における第1補正フィルタおよび第2補正フィルタの接続動作を示すフローチャートである。 第2実施形態における駆動配分手段の駆動配分法の説明図である。 第3実施形態における撮像装置の横断面図および制御ブロック図である。 第4実施形態における撮像装置の横断面図および制御ブロック図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
まず、図1を参照して、本発明の第1実施形態における撮像装置について説明する。図1は、本実施形態における撮像装置(カメラ)100の横断面図および制御ブロック図である。撮像装置100は、カメラボディ(撮像装置本体)11aと、カメラボディ11aに着脱可能な交換レンズ(レンズ装置)11bとを備えて構成される。ただし本実施形態は、これに限定されるものではなく、カメラボディとレンズ装置とが一体的に構成された撮像装置にも適用可能である。
カメラボディ11aに設けられたカメラCPU12aは、撮影者からの撮影指示操作などに応答して、図1を参照して後述する各ブロックの動作を制御する。図1に示されるように、光軸(撮影光軸)10に沿った被写体光束は、撮像光学系13を通して撮像素子(撮像手段)14に入射している。撮像素子14は、CMOSセンサやCCDセンサを有し、撮像光学系を介して形成された光学像を光電変換して画像信号を出力する(入力された被写体光束に応答した信号を出力する)。一般的に、撮像素子14から出力された信号は、画像処理部で画像処理が行われ、得られた画像情報は不図示の記憶部に記憶される。
撮像光学系13の一部は第1ブレ補正手段13aを構成し、不図示の駆動機構によって矢印13bで示される方向(光軸10と直交する方向)に駆動される。その駆動により、撮像素子14の撮像面で生じる像ブレを補正することができる。
第1振動検出手段15aは、角速度センサであり、交換レンズ11bに搭載される。第1演算フィルタ16aは、第1振動検出手段15aからの信号を積分して角度信号に変換する。第1演算フィルタ16aから出力された角度信号は、後述する第1補正フィルタ17a(ハイブーストフィルタ17a1および高域ノッチフィルタ17a2)および駆動配分手段18を介して、第1ブレ補正手段13aに入力される。第1ブレ補正手段13aは、ブレ補正レンズ(防振レンズ)の位置を検出し、ブレ補正レンズの位置が駆動配分手段18から出力される目標位置に追従するように公知のフィードバック制御により位置制御されることで、ブレ補正駆動を行う。
撮像素子14は、第2ブレ補正手段14aを構成し、不図示の駆動機構により、矢印14bで示される光軸10と直交する方向に駆動される。そして撮像素子14は、その駆動により、撮像素子14の撮像面で生じる像ブレを補正する。
第2振動検出手段15bは角速度センサであり、カメラボディ11aに搭載される。第2演算フィルタ16bは、第2振動検出手段15bからの信号を積分して角度信号に変換する。第2演算フィルタ16bから出力された角度信号は、後述の第2補正フィルタ17b(ローブーストフィルタ17b1および低域ノッチフィルタ17b2)および駆動配分手段18を介して、第2ブレ補正手段14aに入力される。第2ブレ補正手段14aは、撮像素子14の位置を検出し、撮像素子14の位置が駆動配分手段18により出力される目標位置に追従するように公知のフィードバック制御により位置制御されることで、ブレ補正駆動を行う。
第1ブレ補正手段13aおよび第2ブレ補正手段14aは各々、第1振動検出手段15aおよび第2振動検出手段15bが検出するブレ量のうち駆動配分手段18により決定される所定の割合(駆動割合)分を補正する構成を有する。第1ブレ補正手段13aおよび第2ブレ補正手段14aが同時にブレ補正を行うことで、互いのブレ補正不足を補完するように構成されている。以降、駆動割合を半分ずつとして割り振る場合について説明する。
次に、図2を参照して、第1演算フィルタ16aおよび第2演算フィルタ16bの周波数特性について説明する。図2は、第1演算フィルタ16aおよび第2演算フィルタ16bのボード線図である。図2において、横軸はブレの周波数、縦軸は第1振動検出手段15aおよび第2振動検出手段15bの入力信号に対する第1演算フィルタ16aおよび第2演算フィルタ16bの出力利得(図2(a)、(c))および位相(図2(b)、(d))をそれぞれ示す。第1演算フィルタ16aおよび第2演算フィルタ16bは、第1振動検出手段15aおよび第2振動検出手段15bからの信号をそれぞれ演算する演算フィルタである。
図2(a)において、線分21は演算フィルタである積分フィルタの利得特性を表しており、積分開始周波数である折れ点周波数ω1(破線22)より高周波の信号は、1階積分の特性(周波数に反比例した利得)になっている。第1振動検出手段15aおよび第2振動検出手段15bの信号は、第1演算フィルタ16aおよび第2演算フィルタ16bにより1階積分され、周波数ω1以上の角速度信号は角度信号に変換される。ここで、折れ点周波数ω1は、検出しようとするブレ帯域23の低周波側よりも低い周波数に設定される。例えば、検出しようとするブレが1Hzから10Hzに分布している場合、折れ点周波数ω1は0.1Hzに設定される。一般に、手振れの周波数帯域は1〜10Hz程度であり、振動検出手段15においても1〜10Hz程度の範囲が検出しようとするブレ帯域とされている。そのブレ帯域を十分にカバーできる範囲として、その下限である1Hzの1/10程度である0.1Hzないし0.01Hz程度が通常、折れ点周波数として設定される。
図2(b)において、線分24は第1演算フィルタ16aおよび第2演算フィルタ16bの位相特性を表しており、折れ点周波数ω1(破線22)よりも高周波の信号は、周波数が高くなるにつれて位相(位相差)が−90度に漸近する特性となる。
図3は、演算フィルタの信号波形図である。図3(a)、(b)において、横軸は時間、縦軸はブレの量をそれぞれ示す。また図3(a)、(b)において、31、34は実際のブレ角度の波形、32、35は第1振動検出手段15aおよび第2振動検出手段15aが検出するブレ角速度(ブレ角速度信号)である。また、33、36は、第1振動検出手段15aおよび第2振動検出手段15bからの信号を第1演算フィルタ16aおよび第2演算フィルタ16bで処理した積分信号である。ここで第1振動検出手段15aおよび第2振動検出手段15bはそれぞれ、交換レンズ11bおよびカメラボディ11aに配置されているが、ブレ角速度信号として配置場所に関わらず同様に検出されるため、図3においてブレ角速度信号は同じものとして示している。
図3(a)において、折れ点周波数ω1よりも高周波のぶれ(図2(b)中の破線25の周波数)では、ブレ角速度32を積分した積分信号(角度波形)33は、実際のブレ角度31と一致するため、積分信号33は実際のブレ角度を正確に検出できている。
一方、図3(b)において、折れ点周波数ω1近傍のぶれ(図2(b)中の破線26の周波数であり、ブレ帯域における低周波限界)では、ブレ角速度35を積分した積分信号(角度波形)36は、位相進みが生じている。すなわち積分信号36は、実際のブレ角度34に対して、理想的な積分遅れ特性である−90度に対してθ1(図2(b)中の27)だけ位相進みが生じている。このため積分信号36は、実際のブレ角度34と一致せず、正確なブレ角度を検出できていない。
図2(a)、(b)では、第1演算フィルタ16aおよび第2演算フィルタ16bとして周波数ω1(破線22)以上の高周波数を積分する演算フィルタを用いて説明したが、演算フィルタは理想的に全ての周波数を積分する場合でも位相問題は残ることが多い。例えば、第1振動検出手段15aおよび第2振動検出手段15bに重畳するバイアス信号のカットを目的に周波数ω1以下の低周波を減衰させるハイパスフィルタを用いた場合でも、図3で説明した現象は同じになる。
図2(c)のボード線図において、ハイパスフィルタは線分28の利得特性として表すことができる。線分28の利得特性は、周波数ω1(破線22)よりも低周波の信号は減衰する特性となっており、この特性と破線の線分29で表すことができる理想積分の利得特性が直列に接続されると、太い線分21の利得特性となる。これは、図2(a)に示される積分フィルタと同じ特性である。このため位相特性は、図2(d)に示される線分30となる。これは、図2(b)の位相特性と同じである。このため、理想積分とハイパスフィルタとを組み合わせた場合でも、低周波における位相進み現象は発生する。
ここで、後述の第1ブレ補正手段13aおよび第2ブレ補正手段14aがPID制御(Proportional−Integral−Differential Controller)されているものとする。このとき、その中の積分制御(Integral Controller)がハイパスフィルタと同じ役割となる。このため、図2(c)を参照して説明したハイパスフィルタが用いられない場合でも、各ブレ補正手段のPID制御と理想積分の組み合わせで位相進み現象は発生する。
本実施形態における演算フィルタ16は、積分フィルタを用いた場合、理想積分にハイパスフィルタを用いた場合、理想積分にPID制御のブレ補正手段を用いた場合、および、それらの組み合わせも含まれる。
次に、図4を参照して、第1ブレ補正手段13aおよび第2ブレ補正手段14aの周波数特性について説明する。図4は、第1ブレ補正手段13aおよび第2ブレ補正手段14aのボード線図である。図4において、横軸はブレの周波数、縦軸は第1演算フィルタ16aおよび第2演算フィルタ16bからのブレ補正目標値入力に対する第1ブレ補正手段13aおよび第2ブレ補正手段14aの駆動利得(図4(a))および位相(図4(b))を示している。ここで周波数ω2(破線42)は、交差周波数であり、第1ブレ補正手段13aおよび第2ブレ補正手段14aの周波数特性および前述の位置制御器の周波数特性に基づく駆動特性により決定される周波数である。
図4(a)において、線分41は第1ブレ補正手段13aおよび第2ブレ補正手段14aの駆動利得を示しており、交差周波数ω2(破線42)より高周波の信号は利得が下がり駆動量が減っている。このため第1ブレ補正手段13aおよび第2ブレ補正手段14aは、周波数ω2(破線42)以上の駆動目標値に対しては十分な駆動を行うことができない。そこで、交差周波数ω2(破線42)は、ブレ補正を行おうとするブレ帯域23の高周波側よりも高い周波数に設定される。例えばブレ補正を行おうとするブレが1Hzから10Hzに分布している場合、交差周波数ω2(破線42)は100Hzに設定される。
図4(b)において、線分43は位相特性を表しており、交差振動数ω2(破線42)より高周波の信号は周波数が高くなるにつれて位相が−180度に漸近する特性となる。近年、ブレ補正のための撮像素子の質量やレンズの質量とそれを支えるバネのつり合いを利用し、フィードバック制御ではなくオープン制御でブレ補正精度を確保するブレ補正手段が搭載される撮像装置が知られている。そのような撮像装置においては、前述の質量とバネにより決まる固有振動数を境にしてそれより高周波の信号は利得が下がり位相が−180度に漸近する。このようなオープン制御のブレ補正手段における固有振動数も、本実施形態では交差振動数ω2(破線42)と定義する。
図5は、第1ブレ補正手段13aおよび第2ブレ補正手段14aの信号波形図である。図5において、横軸は時間、縦軸はブレの量をそれぞれ示す。また図5において、実際のブレ角度を波形(ブレ角度波形)51、53、第1ブレ補正手段13aおよび第2ブレ補正手段14aのブレ補正波形(ブレの角度に相当)を波形52、54としてそれぞれで示す。
図5(a)において、交差周波数ω2(破線42)より低周波のぶれ(図4(b)中の破線44の周波数)では実際の波形51に対して第1ブレ補正手段13aおよび第2ブレ補正手段14aの波形52に遅れは少なく、一致するため、正確なブレ補正が可能である。
一方、図5(b)において、交差周波数ω2(破線42)近傍のぶれ(図4(b)中の破線45の周波数でありブレの帯域における高周波限界)では、波形に位相遅れが生じている。すなわち、実際の波形53に対して第1ブレ補正手段13aおよび第2ブレ補正手段14aの波形54は、θ2(図4(b)中の46)の位相遅れが生じているため、正確なブレ補正を行うことができない。
本実施形態では、図3(b)および図5(b)を参照して説明した実際のブレ波形に対するブレ補正波形のずれの問題点を解決するため、第1補正フィルタ17aおよび第2補正フィルタ17bを設けている。ここで第1補正フィルタ17aおよび第2補正フィルタ17bは、第1折れ点周波数ω1および第2折れ点周波数ω2により利得を変化させるブーストフィルタである。ブーストフィルタは、以下の式(1)のような伝達関数を用いて表すことができ、第1折れ点周波数ω1では位相を遅らせ、第2折れ点周波数ω2では位相を進ませる周波数特性となっている。ここで、第1折れ点周波数ω1に比べて第2折れ点周波数ω2が高い周波数に設定されている場合、ローブーストフィルタとなる。一方、第1折れ点周波数ω1に比べて第2折れ点周波数ω2が低い周波数に設定されている場合、ハイブーストフィルタとなる。なお、式(1)中のsはラプラス演算子を表す。
なお図1において、第1補正フィルタ17aおよび第2補正フィルタ17bはそれぞれ、第1演算フィルタ16aおよび第2演算フィルタ16bと第1ブレ補正手段13aおよび第2ブレ補正手段14aとの間に挿入されている。ただし本実施形態は、これに限定されるものではなく、第1補正フィルタ17aおよび第2補正フィルタ17bをそれぞれ、第1振動検出手段15aおよび第2振動検出手段15bと第1演算フィルタ16aおよび第2演算フィルタ16bとの間に挿入してもよい。
次に、図6を参照して、第2補正フィルタ17bを構成するローブーストフィルタ17b1および低域ノッチフィルタ17b2の周波数特性について説明する。図6は、第2補正フィルタ17bのボード線図である。図6において、横軸はブレの周波数、縦軸はローブーストフィルタ17b1および低域ノッチフィルタ17b2の出力利得(図6(a))および位相(図6(b))をそれぞれ示している。
図6(a)において、太い破線の線分61はローブーストフィルタ17b1の出力利得を表している。これは、図2(a)における折れ点周波数ω1(破線22)を第1折れ点周波数として設定し、その周波数よりも高周波である第2折れ点周波数ω4(破線62)まで高周波になるほど利得が減衰する特性になっている。また図6(a)において、細い実線の線分63は低域ノッチフィルタ17b2の出力利得を示す。ノッチ中心周波数ω3(破線64)は、第1折れ点周波数ω1(破線22)と第2折れ点周波数ω4(破線62)との間であって、第1折れ点周波数ω1おと第2折れ点周波数ω4の中心よりも高周波側に設けられている。
一般的にノッチフィルタは、ノッチ中心周波数近傍の利得を減衰させることで、音声ノイズやメカ的な軸の不要振動を除去するために用いられる。このため、ノッチフィルタの減衰係数は極めて小さく設定され(例えばζ=0.01)、ノッチ中心周波数ω3(破線62)における出力利得が極めて小さくなるように、ノッチフィルタによる利得減衰量が大きくなるように設定される。しかしながら本実施形態では、ノッチフィルタの位相変化に着目しており、位相を変化させつつ出力利得の変化を少なくなるように設定している。それを実現するため、ノッチフィルタは、以下の式(2)に示されるように2次の伝達関数を用いて、減衰係数ζは1.0未満であって、例えば0.7から1.0未満のように大きな値が用いられる。ここで、式(2)中のsはラプラス演算子を表す。
図6(b)は、ローブーストフィルタ17b1および低域ノッチフィルタ17b2の位相特性であり、太い破線65はローブーストフィルタ17b1の位相特性を示し、細い実線の線分66は低域ノッチフィルタの位相特性を表している。ローブーストフィルタ17b1の位相特性は第1折れ点周波数ω1と第2折れ点周波数ω4との中間地点が最も位相が遅れ、低域ノッチフィルタ17b2の位相特性はノッチ中心周波数ω3よりも低周波側は位相が遅れ、高周波側は位相が進む特性になっている。そしてローブーストフィルタ17b1と低域ノッチフィルタ17b2とを合わせた位相特性は、太い実線の線分67に示されるようになる。すなわち、ノッチ中心周波数ω3よりも低周波側では位相が大きく遅れ、ノッチ中心周波数ω3よりも高周波側ではローブーストフィルタ17b1と低域ノッチフィルタ17b2の位相が相殺された特性になる。
前述のように、第1演算フィルタ16aおよび第2演算フィルタ16bの破線26で示される周波数の位相はθ1(27)進んでいる(図2(b))。一方、図6(b)に示される低域ノッチフィルタ17b2の位相は、破線26で示される周波数で位相がθ3(68)だけ遅れており、θ1とθ3で互いに相殺する関係になっている。これにより、ブレ帯域の低周波領域における位相ずれによるブレ補正精度の劣化を改善することができる。また、破線25の周波数において、低域ノッチフィルタ17b2の影響で位相はθ4(69)だけ進むが、前述のようにこの周波数におけるローブーストフィルタ17b1の位相遅れがこの位相進みを相殺させる。このため、低域ノッチフィルタ17b2の位相進みが防振特性を劣化させることはない。
次に、図7を参照して、第1補正フィルタ17aを構成するハイブーストフィルタ17a1および高域ノッチフィルタ17a2の周波数特性について説明する。図7は、第1補正フィルタ17aのボード線図である。図7において、横軸はブレの周波数、縦軸はハイブーストフィルタ17a1および高域ノッチフィルタ17a2の出力利得(図7(a))および位相(図7(b))をそれぞれ示している。
図7(a)において、太い破線の線分71はハイブーストフィルタ17a1の出力利得を表している。これは、図4(a)における交差周波数ω2(破線42)よりも低周波側に第1折れ点周波数および第2折れ点周波数を設定している。また、第1折れ点周波数ω5(破線72)から第1折れ点周波数より高周波側の第2折れ点周波数ω6(破線73)まで高周波になるほど利得が増加する特性になっている。細い実線の線分74は、高域ノッチフィルタ17a2の出力利得を示している。ノッチ中心周波数ω7(破線75)は、第1折れ点周波数ω5(破線72)と第2折れ点周波数ω6(破線73)との間であって、第1折れ点周波数ω5と第2折れ点周波数ω6の中心よりも低周波側に設けられている。なお、ノッチフィルタの伝達関数は、式(2)と同様である。
図7(b)は、ハイブーストフィルタ17a1および高域ノッチフィルタ17a2の位相特性であり、太い破線76はハイブーストフィルタ17a1の位相特性を示し、細い実線の線分77は高域ノッチフィルタ17a2の位相特性を示している。ハイブーストフィルタ17a1の位相特性は、第1折れ点周波数ω5と第2折れ点周波数ω6との中間地点が最も位相が進む。一方、高域ノッチフィルタ17a2の位相特性は、ノッチ中心周波数ω7よりも低周波側は位相が遅れ、高周波側は位相が進む特性になっている。そしてハイブーストフィルタ17a1と高域ノッチフィルタ17a2とを合わせた位相特性は、太い実線の線分78で示される。すなわち、ノッチ中心周波数ω7よりも低周波側ではハイブーストフィルタ17a1と高域ノッチフィルタ17a2の位相が相殺され、ノッチ中心周波数ω7よりも高周波側では位相が大きく進む特性になる。
前述のように、第1振れ補正手段13aおよび第2振れ補正手段14aの応答遅れにより、破線45で示される周波数の位相はθ2(46)だけ遅れている(図4(b))。一方、図7(b)に示されるハイブーストフィルタ17a1と高域ノッチフィルタ17a2とを合わせた位相は、破線45で示される周波数で位相がθ5(79)だけ進んでおり、θ2とθ5で互いに相殺する関係になっている。これにより、ブレ周波数帯域の高周波領域における位相ずれによるブレ補正精度の劣化を改善することができる。また、破線710の周波数では、ハイブーストフィルタ17a1の影響で位相は線分76のように進むが、前述のように高域ノッチフィルタ17a2の位相遅れがこの位相進みを相殺させる。このため、ハイブーストフィルタ17a1の位相進みが防振特性を劣化させることはない。
次に、図8を参照して、本実施形態におけるブレ補正の効果を説明する。図8は、ブレ補正の効果を説明するボード線図である。図8(a)〜(c)において、横軸はブレの周波数、縦軸はブレ補正の効果(ブレをどのくらい抑え込めるか)に対する影響を示し、縦軸の下側ほどブレ補正の効果が大きい。
線分81は、本実施形態の第1補正フィルタ17aおよび第2補正フィルタ17bを接続しないときのブレ補正効果である。線分81で示されるように、ブレ帯域23の中心周波数ω8(破線82)近傍で最もブレ補正効果が大きく、折れ点周波数ω1(破線22)および交差周波数ω2(破線42)近傍でのブレ補正効果が小さい。これは、折れ点周波数ω1(破線22)近傍では、第1演算フィルタ16aおよび第2演算フィルタ16bの位相進みの影響で正確なブレ角度検出を行うことができないためである。また、交差周波数ω2(破線42)近傍では、第1ブレ補正手段13aおよび第2ブレ補正手段14aの位相遅れの影響で正確なブレ補正が行うことができないためである。
図8(a)において、線分83は、第2演算フィルタ16bに直列に第2補正フィルタ17bを接続したときのブレ補正効果を示す。低周波(ω1)の位相ずれが少なくなるため、低周波のブレ補正効果が改善される。しかし、第2補正フィルタ17bの利得と位相の影響により、高周波におけるブレ補正効果は低下する。
図8(b)において、線分84は、第1演算フィルタ16aに直列に第1補正フィルタ17aを接続したときのブレ補正効果を示す。高周波(ω2)の位相ずれが少なくなるため、高周波のブレ補正効果が改善される。しかし、第1補正フィルタ17aの利得と位相の影響により、低周波におけるブレ補正効果は低下する。
次に、第1ブレ補正手段13aおよび第2ブレ補正手段14aの動作について説明する。図1を参照して説明したように、第1ブレ補正手段13aは、第1補正フィルタ17aからの信号に基づいてブレ補正を行い、第2ブレ補正手段14aは、第2補正フィルタ17bからの信号に基づいてブレ補正を行う。そして、第1ブレ補正手段13aおよび第2ブレ補正手段14aの協調動作により、撮像手段14面上での像ずれを低減する。
図8(c)は、前述の協調動作を行った場合のブレ補正効果を示している。線分85に示されるように、低周波(ω1)および高周波(ω2)を含む広い周波数帯域で高いブレ補正効果を得ることができる。ここで、周波数ω8(破線82)におけるブレ補正効果は、第1補正フィルタ17aおよび第2補正フィルタ17bを接続した線分85よりも第1補正フィルタ17aおよび第2補正フィルタ17bを接続しない線分81の方が高い。ただし、撮影者がブレと識別できる領域(破線の領域86)外にあるため、線分81と線分85との実質的な差はない。
図8(c)を参照して説明したブレ補正効果を得るには、高周波では第1ブレ補正手段13aが十分ブレ補正を行い、低周波では第2ブレ補正手段14aが十分ブレ補正を行う必要がある。しかし、図1を参照して説明したように、第1ブレ補正手段13aおよび第2ブレ補正手段14aはそれぞれブレ補正量の半分を担当している。このため、第1ブレ補正手段13aによる高周波のブレ補正効果および第2ブレ補正手段14aによる低周波のブレ補正効果は、理想の半分しか向上しない。そこで本実施形態では、図1に示されるように駆動配分手段18を設け、低周波および高周波のそれぞれの領域では第1ブレ補正手段13aおよび第2ブレ補正手段14aの駆動配分を異ならせる制御を行う。
次に、図9を参照して、駆動配分手段18の動作について説明する。図9は、駆動配分手段18の動作の説明図である。すなわち図9は、駆動配分手段18による第1ブレ補正手段13aおよび第2ブレ補正手段14aのブレ補正量の制御を説明するボード線図である。図9(a)、(b)において、横軸は周波数、縦軸は第1ブレ補正手段13aおよび第2ブレ補正手段14aのブレ補正量をそれぞれ示す。破線の線分91は、第1ブレ補正手段13aのブレ補正量であり、前述した周波数ω1(破線22)と周波数ω2(破線42)の中間に位置する周波数ω8(破線82)よりも低周波側ではブレ補正量が減るハイパスフィルタ構成になっている。これにより第1振れ補正手段13aは、高周波ブレ補正を担う。実線の線分92は、第2ブレ補正手段14aのブレ補正量であり、周波数ω8(破線82)よりも高周波側ではブレ補正量が減るローパスフィルタ構成になっている。これにより、第2ブレ補正手段14aは低周波ブレ補正を担う。
図9(a)は、駆動量の周波数特性を模式図として示しており、周波数ω8(破線82)において第1ブレ補正手段13aおよび第2ブレ補正手段14aが同時に駆動されてブレ補正量が倍になるように見える。しかし実際には、周波数ω8(破線82)におけるは第1ブレ補正手段13aおよび第2ブレ補正手段14aの駆動量は半分に減衰しているため、同時に駆動されることで適正量のブレ補正が行われる。
前述のような駆動配分を行うと、手振れの多い周波数ω8(破線82)近辺では、第1振れ補正手段13aおよび第2振れ補正手段14aが補正量を分担してブレ補正駆動を行うため、ブレ補正ストロークに余裕ができる。また、高周波ω2(破線42)近辺では、第1補正フィルタ17aで位相補償された信号により第1ブレ補正手段13aが高周波のブレを十分補正する。一方、低周波ω1(破線22)近辺では、第2補正フィルタ17bで位相補償された信号により第2ブレ補正手段14aが低周波のブレを十分補正する。これにより、広いブレの帯域で精度の高いブレ補正が可能となる。
図9(b)は、駆動配分の変形例を示す。図9(b)に示される変形例において、第1ブレ補正手段13aは、周波数ω1(破線22)から周波数ω2(破線42)まで高周波になるほどブレ補正量が増えるハイブーストフィルタ(破線の線分93)構成としている。また、第2ブレ補正手段14aは、周波数ω2(破線42)よりも高周波側ではブレ補正量が減るローパスフィルタ構成にする。図9(b)の特性では、周波数ω1(破線22)から周波数ω2(破線42)までの間で第1ブレ補正手段13aおよび第2ブレ補正手段14aが各々駆動量を分担するため、広い周波数帯域で余裕のある駆動を行うことができる。
次に、ブレ補正のシーケンスについて説明する。一般的に、低周波のブレは振幅が大きく、第2ブレ補正手段14aだけで撮影準備中にもブレ補正を行うと、静止画露光中にブレ補正ストロークを使い切ってしまう可能性がある。また、高周波のブレはエネルギーが大きいため、第1ブレ補正手段13aからブレ補正駆動音が発生する可能性やブレ補正のために消費電力も大きくなる可能性がある。そこで本実施形態において、第1補正フィルタ17aおよび第2補正フィルタ17bは、静止画露光を行っている短い期間にのみ、第1演算フィルタ16aおよび第2演算フィルタ16bにそれぞれ接続するように構成されている。
ここで、図10を参照して、第1補正フィルタ17aおよび第2補正フィルタ17bの接続動作について説明する。図10は、第1補正フィルタ17aおよび第2補正フィルタ17bの接続動作を示すフローチャートである。図10の各ステップは、主に、カメラCPU12aまたはレンズCPU12bにより、または、カメラCPU12aまたはレンズCPU12bの指示に基づいて撮像装置100の各部により実行される。図10のフローは、撮像装置100におけるレリーズスイッチの半押しなどの撮影準備に応じて開始する。
まずステップS1001において、カメラCPU12a(またはレンズCPU12b)は、第1振動検出手段15aおよび第2振動検出手段15bをそれぞれ起動する。第1演算フィルタ16aおよび第2演算フィルタ16bは、第1振動検出手段15aおよび第2振動検出手段15bからの信号を処理して駆動目標値を生成する。カメラCPU12aは、各演算フィルタにより生成された駆動目標値に基づいて、第1ブレ補正手段13aおよび第2ブレ補正手段14aを駆動してブレ補正を開始する。
続いてステップS1002において、カメラCPU12aは、撮影操作がなされたか否か、すなわち静止画露光の開始か否かを判定する。静止画露光の開始の場合、ステップS1003に進む。一方、静止画露光の開始でない場合、ステップS1001に戻る。ステップS1003において、カメラCPU12aは、第1演算フィルタ16aおよび第2演算フィルタ16bと第1ブレ補正手段13aおよび第2ブレ補正手段14aとの間に第1補正フィルタ17aおよび第2補正フィルタ17bを接続する。そして第1ブレ補正手段13aおよび第2ブレ補正手段14aは、第1補正フィルタ17aおよび第2補正フィルタ17bで処理された駆動目標値に基づいてブレ補正を行う。
続いてステップS1004において、カメラCPU12aは、撮像装置100のシャッタを開くなどの動作を行って露光(静止画撮影)を行う。続いてステップS1005において、カメラCPU12aは、露光時間が終了するまで待機する。露光時間が終了すると、ステップS1006に進む。ステップS1006において、カメラCPU12aは、第1演算フィルタ16aおよび第2演算フィルタ16bと第1ブレ補正手段13aおよび第2ブレ補正手段14aとの間に接続されている第1補正フィルタ17aおよび第2補正フィルタ17bを外す。すなわち、第1補正フィルタ17aおよび第2補正フィルタ17bを非接続にする。そしてカメラCPU12aは、第1演算フィルタ16aおよび第2演算フィルタ16bからの信号を直接、第1ブレ補正手段13aおよび第2ブレ補正手段14aに接続し、ステップS1002に戻る。
本実施形態では、図10に示されるように、第1補正フィルタ17aおよび第2補正フィルタ17bは、静止画露光を行っている短い期間にのみ、第1演算フィルタ16aおよび第2演算フィルタ16bにそれぞれ接続される。前述したように、第1補正フィルタ17aおよび第2補正フィルタ17bを第1演算フィルタ16aおよび第2演算フィルタ16bにそれぞれ接続すると低周波のブレ補正効果が向上される。しかし、それにより撮像装置100のパンニングやフレーミング変更などの低周波の撮像装置100の動きもブレ補正してしまい、撮像装置100の操作性を低下させる可能性がある。そこで本実施形態では、静止画露光中のみ、第1補正フィルタ17aおよび第2補正フィルタ17bを第1演算フィルタ16aおよび第2演算フィルタ16bにそれぞれ接続する。これにより、前述のブレ補正ストロークの確保や駆動音、消費電力の対策に加え、撮像装置100の操作性の低下を抑制することができる。
このように制御装置(撮像装置100)は、演算フィルタ(第1演算フィルタ16a、第2演算フィルタ16b)、および、補正フィルタ(第1補正フィルタ17a、第2補正フィルタ17b)を有する。演算フィルタは、ブレ補正に用いる振動検出手段(第1振動検出手段15a、第2振動検出手段15b)からの信号を演算する。補正フィルタは、演算フィルタに直列接続されている。補正フィルタは、ブーストフィルタ(ハイブーストフィルタ17a1、ローブーストフィルタ17b1:線分61、71)およびノッチフィルタ(高域ノッチフィルタ17a2、低域ノッチフィルタ17b2:線分63、74)を有する。ブーストフィルタは、第1周波数(第1折れ点周波数ω1、ω5)および第2周波数(第2折れ点周波数ω4、ω6)に基づいて利得を変化させる。ノッチフィルタは、第1周波数と第2周波数との間に中心周波数(ノッチ中心周波数ω3、ω7)を有する。
好ましくは、ブーストフィルタは、第1周波数(ω1)と第1周波数よりも高周波の第2周波数(ω4)との間で利得を減衰させるローブーストフィルタ17b1である。ノッチフィルタは、第1周波数と第2周波数の中心よりも高周波側に設けられた中心周波数(ω3)を有する低域ノッチフィルタ17b2である。また好ましくは、ブーストフィルタは、第1周波数(ω5)と第1周波数よりも高周波の第2周波数(ω6)との間で利得を増加させるハイブーストフィルタ17a1である。ノッチフィルタは、第1周波数と第2周波数の中心よりも低周波側に設けられた中心周波数(ω7)を有する高域ノッチフィルタ17a2である。より好ましくは、補正フィルタは、第1補正フィルタ17aおよび第2補正フィルタ17bを有する。第1補正フィルタは、ハイブーストフィルタおよび高域ノッチフィルタを有する。第2補正フィルタは、ローブーストフィルタおよび低域ノッチフィルタを有する。
好ましくは、制御装置は、第1補正フィルタからの信号に基づいてブレ補正を行う第1ブレ補正手段13a、および、第2補正フィルタからの信号に基づいてブレ補正を行う第2ブレ補正手段14aを有する。より好ましくは、制御装置は、第1ブレ補正手段および第2ブレ補正手段のそれぞれの駆動量を配分する駆動配分手段18を有する。より好ましくは、駆動配分手段は、第1ブレ補正手段および第2ブレ補正手段のそれぞれの駆動量をブレの周波数に基づいて配分する。より好ましくは、駆動配分手段は、第1周波数領域(低周波領域)において、第2ブレ補正手段のブレ補正量を第1ブレ補正手段のブレ補正量よりも多くする。また駆動配分手段は、第1周波数領域よりも高い第2周波数領域(高周波領域)において、第1ブレ補正手段のブレ補正量を第2ブレ補正手段のブレ補正量よりも多くする。
好ましくは、補正フィルタは、露光中である場合、演算フィルタと接続され、露光中でない場合、演算フィルタと接続されていない。なお、演算フィルタ、補正フィルタ、および、駆動配分手段は、撮像装置100のうちカメラボディ11aまたは交換レンズ11bのいずれに設けてもよい。また、第1演算フィルタおよび第1補正フィルタを交換レンズ11bに設け、第2演算フィルタおよび第2補正フィルタをカメラボディ11aに設けてもよい。
本実施形態によれば、ブーストフィルタとノッチフィルタとを組み合わせて補正フィルタを構成することで、精度の高い信号処理を実現することができる。
(第2実施形態)
次に、図11を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。 図11は、本実施形態における駆動配分手段18の駆動配分法の説明図である。図11において、横軸はシャッタスピード、縦軸はブレ補正量をそれぞれ示す。
破線1101は、第1ブレ補正手段13aのブレ補正量であり、破線1102で示されるシャッタスピードt2(例えば1/60秒)よりも遅いシャッタスピードでは駆動量を減らす。実線1103は、第2ブレ補正手段14aのブレ補正量であり、破線1104で示されるシャッタスピードt1(例えば1/4秒)よりも速いシャッタスピードでは駆動量を減らす。一般的に、遅いシャッタスピードの場合、低周波の大きなブレが像面ずれに支配的である。一方、速いシャッタスピードの場合、低周波のブレは像面ずれに影響せず、高周波のブレが像面ずれに支配的になる。
そこで本実施形態では、高周波のブレ補正に適した第1補正フィルタ17aからの信号に基づき駆動される第1ブレ補正手段13aは、速いシャッタスピードの場合に多く動かす。一方、低周波のブレ補正に適した第2補正フィルタ17bに基づき駆動される第2ブレ補正手段14aは、遅いシャッタスピードの場合に多く動かす。これにより、広い周波数帯域で高精度なブレ補正が可能になる。
このように本実施形態において、駆動配分手段18は、第1ブレ補正手段13aおよび第2ブレ補正手段14aのそれぞれの駆動量をシャッタスピードに応じて配分する。すなわち駆動配分手段18は、遅いシャッタスピード(第1シャッタスピード)の場合、第2ブレ補正手段14aのブレ補正量を第1ブレ補正手段13aのブレ補正量よりも多くする。一方、駆動配分手段18は、速いシャッタスピード(第2シャッタスピード)の場合、第1ブレ補正手段13aのブレ補正量を第2ブレ補正手段14aのブレ補正量よりも多くする。
(第3実施形態)
次に、図12を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。図12は、本実施形態における撮像装置(カメラ)10aの横断面図および制御ブロック図である。本実施形態の撮像装置100aは、第2振動検出手段15bからの信号が第1演算フィルタ16aおよび第2演算フィルタ16bのそれぞれに入力されており、第1振動検出手段15aからの信号は用いられていない点で、第1実施形態の撮像装置100と異なる。
カメラボディ11aと交換レンズ11bとが着脱可能な撮像システムの場合、第1振動検出手段15aおよび第2振動検出手段15bのブレ検出性能が異なる場合が多い。そのような場合、カメラCPU12aとレンズCPU12bとの互いに通信により手振れ検出に適した振動検出手段を決定し、決定された振動検出手段からの信号を第1演算フィルタ16aおよび第2演算フィルタ16bにそれぞれ入力する。これにより、カメラボディ11aと交換レンズ11bとの組み合わせが異なっても、手振れ検出に適した振動検出手段によって常に高い精度のブレ補正が可能になる。
図12では、第2振動検出手段15bからの信号でブレ補正を行う構成になっている。ただし、交換レンズ11b側の振動検出手段15aが手振れ検出に適している場合、第1振動検出手段15aから信号でブレ補正を行う。このような構成の場合、カメラボディ11aと交換レンズ11bのいずれかに振動検出手段を搭載していない場合でも、高精度のブレ補正を行うことができる。
(第4実施形態)
次に、図13を参照して、本発明の第4実施形態について説明する。図13は、本実施形態における撮像装置(カメラ)10bの横断面図および制御ブロック図である。本実施形態の撮像装置100bは、交換レンズ11bにはブレ補正システム(第1振動検出手段15a)を搭載していない点で、第1実施形態の撮像装置100と異なる。カメラボディ11aの振動検出手段15からの信号は、演算フィルタ16に入力され、第1補正フィルタ17aおよび第2補正フィルタ17bを介して、ブレ補正手段14aに入力される。第1補正フィルタ17aは、ハイブーストフィルタ17a1と高域ノッチフィルタ17a2とで構成される。第2補正フィルタ17bは、ローブーストフィルタ17b1と低域ノッチフィルタ17b2とで構成される。
演算フィルタ16の特性によるブレ検出の低周波精度劣化は、第2補正フィルタ17bで補正される。また、ブレ補正手段14aの応答遅れによるブレ補正の高周波精度劣化は、第1補正フィルタ17aで補正される。このため、ブレ補正手段14aの精度を高くすることができる。
各実施形態によれば、低周波ノイズを増大させることなく、防振性能を高めることが可能な制御装置、撮像装置、および、レンズ装置を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
16a 第1演算フィルタ(演算フィルタ)
16b 第2演算フィルタ(演算フィルタ)
17a 第1補正フィルタ(補正フィルタ)
17a1 ハイブーストフィルタ(ブーストフィルタ)
17a2 高域ノッチフィルタ(ノッチフィルタ)
17b 第2補正フィルタ(補正フィルタ)
17b1 ローブーストフィルタ(ブーストフィルタ)
17b2 低域ノッチフィルタ(ノッチフィルタ)

Claims (13)

  1. ブレ補正に用いる振動検出手段からの信号を演算する演算フィルタと、
    前記演算フィルタに直列接続された補正フィルタと、を有し、
    前記補正フィルタは、第1周波数および第2周波数に基づいて利得を変化させるブーストフィルタ、および、前記第1周波数と前記第2周波数との間に中心周波数を有するノッチフィルタを備えていることを特徴とする制御装置。
  2. 前記ブーストフィルタは、前記第1周波数と前記第1周波数よりも高周波の前記第2周波数との間で利得を減衰させるローブーストフィルタであり、
    前記ノッチフィルタは、前記第1周波数と前記第2周波数の中心よりも高周波側に設けられた前記中心周波数を有する低域ノッチフィルタであることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記ブーストフィルタは、前記第1周波数と前記第1周波数よりも高周波の前記第2周波数との間で利得を増加させるハイブーストフィルタであり、
    前記ノッチフィルタは、前記第1周波数と前記第2周波数の中心よりも低周波側に設けられた前記中心周波数を有する高域ノッチフィルタであることを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記補正フィルタは、第1補正フィルタおよび第2補正フィルタを有し、
    前記第1補正フィルタは、前記ハイブーストフィルタおよび前記高域ノッチフィルタを有し、
    前記第2補正フィルタは、前記ローブーストフィルタおよび前記低域ノッチフィルタを有することを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記第1補正フィルタからの信号に基づいて前記ブレ補正を行う第1ブレ補正手段と、
    前記第2補正フィルタからの信号に基づいて前記ブレ補正を行う第2ブレ補正手段と、を更に有することを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記第1ブレ補正手段および前記第2ブレ補正手段のそれぞれの駆動量を配分する駆動配分手段を更に有することを特徴とする請求項5に記載の制御装置。
  7. 前記駆動配分手段は、前記第1ブレ補正手段および前記第2ブレ補正手段のそれぞれの前記駆動量をブレの周波数に基づいて配分することを特徴とする請求項6に記載の制御装置。
  8. 前記駆動配分手段は、
    第1周波数領域において、前記第2ブレ補正手段のブレ補正量を前記第1ブレ補正手段のブレ補正量よりも多くし、
    前記第1周波数領域よりも高い第2周波数領域において、前記第1ブレ補正手段のブレ補正量を前記第2ブレ補正手段のブレ補正量よりも多くすることを特徴とする請求項7に記載の制御装置。
  9. 前記駆動配分手段は、前記第1ブレ補正手段および前記第2ブレ補正手段のそれぞれの前記駆動量をシャッタスピードに基づいて配分することを特徴とする請求項6に記載の制御装置。
  10. 前記駆動配分手段は、
    第1シャッタスピードの際に、前記第2ブレ補正手段のブレ補正量を前記第1ブレ補正手段のブレ補正量よりも多くし、
    前記第1シャッタスピードよりも速い第2シャッタスピードの際に、前記第1ブレ補正手段のブレ補正量を前記第2ブレ補正手段のブレ補正量よりも多くすることを特徴とする請求項9に記載の制御装置。
  11. 前記補正フィルタは、
    露光中である場合、前記演算フィルタと接続され、
    露光中でない場合、前記演算フィルタと接続されていないことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の制御装置。
  12. 撮像素子と、
    請求項1乃至11のいずれか一項に記載の制御装置と、を有することを特徴とする撮像装置。
  13. 撮像光学系と、
    請求項1乃至11のいずれか一項に記載の制御装置と、を有することを特徴とするレンズ装置。
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