JP2021031292A - 補助シーブ装置 - Google Patents

補助シーブ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021031292A
JP2021031292A JP2019157202A JP2019157202A JP2021031292A JP 2021031292 A JP2021031292 A JP 2021031292A JP 2019157202 A JP2019157202 A JP 2019157202A JP 2019157202 A JP2019157202 A JP 2019157202A JP 2021031292 A JP2021031292 A JP 2021031292A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
auxiliary sheave
guy line
boom
tip
auxiliary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019157202A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7375379B2 (ja
Inventor
章 小矢畑
Akira Koyabata
章 小矢畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobelco Construction Machinery Co Ltd filed Critical Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2019157202A priority Critical patent/JP7375379B2/ja
Priority to US16/924,272 priority patent/US11613449B2/en
Priority to EP20185111.0A priority patent/EP3786101A1/en
Publication of JP2021031292A publication Critical patent/JP2021031292A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7375379B2 publication Critical patent/JP7375379B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66CCRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C23/00Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes
    • B66C23/62Constructional features or details
    • B66C23/64Jibs
    • B66C23/70Jibs constructed of sections adapted to be assembled to form jibs or various lengths
    • B66C23/701Jibs constructed of sections adapted to be assembled to form jibs or various lengths telescopic
    • B66C23/702Jibs constructed of sections adapted to be assembled to form jibs or various lengths telescopic with a jib extension boom
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66CCRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C23/00Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes
    • B66C23/62Constructional features or details
    • B66C23/64Jibs
    • B66C23/66Outer or upper end constructions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66CCRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C13/00Other constructional features or details
    • B66C13/04Auxiliary devices for controlling movements of suspended loads, or preventing cable slack
    • B66C13/06Auxiliary devices for controlling movements of suspended loads, or preventing cable slack for minimising or preventing longitudinal or transverse swinging of loads
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66CCRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C23/00Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes
    • B66C23/88Safety gear
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66DCAPSTANS; WINCHES; TACKLES, e.g. PULLEY BLOCKS; HOISTS
    • B66D3/00Portable or mobile lifting or hauling appliances
    • B66D3/04Pulley blocks or like devices in which force is applied to a rope, cable, or chain which passes over one or more pulleys, e.g. to obtain mechanical advantage
    • B66D3/06Pulley blocks or like devices in which force is applied to a rope, cable, or chain which passes over one or more pulleys, e.g. to obtain mechanical advantage with more than one pulley
    • B66D3/08Arrangements of sheaves

Abstract

【課題】補助シーブ装置を簡素化および軽量化する。【解決手段】補助シーブ装置50は、ブームガイライン45(起伏部材ガイライン)を備えるクレーン1に設けられる。ブームガイライン45は、ブーム20(起伏部材)の先端部の背面部20tbにつながれる。補助シーブフレーム51は、ブーム20の先端部に回転可能に取り付けられ、ブーム20の基端部から先端部に向かう向き(先端側X1)に、ブーム20の先端部から突出する。補助シーブガイライン55は、補助シーブフレーム51の先端部と、ガイライン取付ブラケット23とにつながれる。【選択図】図2

Description

本発明は、起伏部材の先端部に取り付けられる補助シーブ装置に関する。
例えば特許文献1に、起伏部材(同文献ではジブ)の先端部に取り付けられた補助シーブ装置が記載されている(同文献の図1、2などを参照)。同文献の図2に記載の補助シーブ装置では、フレーム(同文献では取付部材)が、起伏部材に対して固定されている。
特開2018−70310号公報
同文献に記載の技術では、補助シーブ装置の構造が複雑である。また、同文献に記載の技術では、補助シーブ装置の質量が大きく、クレーンの吊り上げ能力が制限されるおそれがある。なお、同文献では補助シーブ装置がジブに取り付けられているが、補助シーブ装置がブームに取り付けられる場合も、同様の課題がある。
そこで、本発明は、簡素および軽量に構成できる補助シーブ装置を提供することを目的とする。
補助シーブ装置は、クレーンに設けられる。前記クレーンは、起伏部材と、起伏部材ガイラインと、を備える。前記起伏部材ガイラインは、前記起伏部材の先端部の背面部につながれ、前記起伏部材を起伏させる。補助シーブ装置は、補助シーブフレームと、補助シーブガイラインと、補助シーブと、を備える。前記補助シーブフレームは、前記起伏部材の先端部に回転可能に取り付けられ、前記起伏部材の基端部から先端部に向かう向きに、前記起伏部材の先端部から突出する。前記補助シーブガイラインは、前記補助シーブフレームの先端部と前記背面部とにつながれる。前記補助シーブは、前記補助シーブフレームの先端部に回転可能に取り付けられ、補巻ロープが掛けられる。
上記構成により、補助シーブ装置を簡素化および軽量化できる。
クレーンを横から見た図である。 図1に示す補助シーブ装置50などを横方向Yから見た図である。 図2に示す補助シーブ装置50を矢印F3の向きから見た図である。 図2に示すガイライン取付ブラケット23などを背側Z1から見た概略図である。 図1に示すガイライン取付ブラケット23などを横方向Yから見た概略図である。 図1に示すブーム20が倒伏した状態を横方向Yから見た図である。 変形例1の図3相当図である。 変形例2の図3相当図である。 変形例3の図3相当図である。 変形例4の図3相当図である。 変形例5の図2相当図である。 変形例6の図2相当図である。 変形例7の図1相当図である。 変形例8の図4相当図である。 変形例9の図4相当図である。 変形例10の図4相当図である。 変形例10の図5相当図である。 変形例11の図4相当図である。 変形例11の図5相当図である。 変形例12の図4相当図である。 変形例13の図4相当図である。 変形例14の図4相当図である。 変形例15の図4相当図である。 変形例16の図4相当図である。 変形例17の図4相当図である。 変形例18の図4相当図である。
図1〜図6を参照して、図1に示す補助シーブ装置50を有するクレーン1について説明する。
クレーン1は、ブーム20(起伏部材)を用いて作業を行う機械(作業機械)であり、例えば建設作業を行う建設機械である。クレーン1は、下部走行体11と、上部旋回体13と、ブーム20と、ブーム起伏装置40と、補助シーブ装置50と、を備える。下部走行体11は、クレーン1を走行させる。上部旋回体13は、下部走行体11に対して旋回可能である。
ブーム20(起伏部材)は、上部旋回体13に起伏可能(上下に回転可能)に取り付けられる。ブーム20は、ラチス構造を有してもよく(ラチスブームでもよく)、箱型構造を有してもよい。ブーム20の中心軸であってブーム20の長手方向に延びる中心軸を、ブーム中心軸20aとする。図6に示すように、ブーム中心軸20aが水平方向または略水平方向に延びるようにブーム20が伏せられた場合(倒伏姿勢の場合)に、ブーム20の上面となる面を背面20bとし、ブーム20の下面となる面を腹面20vとする。図1に示すように、ブーム20の先端側X1(後述)部分をブーム先端部20tとする。図2に示すように、ブーム先端部20tは、ブーム先端部本体部21と、ガイライン取付ブラケット23と、ブーム先端ブラケット25と、ブーム支持脚27と、主シーブ31と、を備える。
(方向)
図1に示す上部旋回体13(起伏部材を起伏可能に支持する部材)に対する、ブーム20の起伏の回転軸が延びる方向を、横方向Yとする。横方向Yにおいて、ブーム中心軸20aに近づく側(向き)を横方向内側Y1(図3参照)とし、ブーム中心軸20aから遠ざかる側を横方向外側Y2(図3参照)とする。ブーム中心軸20aが延びる方向(ブーム20の長手方向)をブーム軸方向Xとする。ブーム軸方向Xにおいて、ブーム20の基端部(上部旋回体13に取り付けられる側の端部)からブーム先端部20tに向かう側を先端側X1とし、その逆側を基端側X2とする。横方向Yおよびブーム軸方向Xのそれぞれに直交する方向を、ブーム高さ方向Zとする。ブーム高さ方向Zにおいて、腹面20vから背側Z1に向かう側を背側Z1とし、その逆側を腹側Z2とする。
ガイライン取付ブラケット23は、後述するブームガイライン45(起伏部材ガイライン)、および図2に示す補助シーブガイライン55が取り付けられる部分である。ガイライン取付ブラケット23は、ブーム先端部20tの背側Z1部分(背面部20tb)に設けられる。ガイライン取付ブラケット23は、ブーム先端部本体部21から背側Z1に突出する。ガイライン取付ブラケット23は、ブーム先端部20tの横方向Y両側(左右)に1か所ずつ(左右一対に)設けられる。左右のガイライン取付ブラケット23は、横方向Yに対称(または略対称、以下同様)に構成される(ブーム先端ブラケット25も同様)。以下では、左右一対に設けられる各構成要素について、横方向Y一方側(例えば右側)の部分について説明する。図4に示すように、ガイライン取付ブラケット23は、例えば板状であり(図5参照)、例えば1枚の板状であり、複数枚の板状でもよい(図7に示すガイライン取付ブラケット423を参照)。横方向Yから見たとき、ガイライン取付ブラケット23は、略三角形状でもよく(図2参照)、略台形状でもよく、略長方形状(図5参照)でもよい。図4に示すように、ガイライン取付ブラケット23は、ガイライン取付ピン孔23pを備える。ガイライン取付ピン孔23pは、ガイライン取付ピン57(後述)が取り付けられる(差し込まれる)孔であり、ガイライン取付ブラケット23を構成する部材(例えば板状部材)を横方向Yに貫通する。
ブーム先端ブラケット25は、図2に示すように、補助シーブ装置50が取り付けられる部分である。ブーム先端ブラケット25は、ブーム先端部20tの先端側X1端部に配置される。ブーム先端ブラケット25は、腹側ブーム先端ブラケット25aと、背側ブーム先端ブラケット25bと、を備える。腹側ブーム先端ブラケット25aは、ブーム先端部20tの腹側Z2部分に設けられる。背側ブーム先端ブラケット25bは、ブーム先端部20tの背側Z1部分に設けられ、腹側ブーム先端ブラケット25aよりも背側Z1に配置される。腹側ブーム先端ブラケット25aおよび背側ブーム先端ブラケット25bのそれぞれは、例えばピン孔を有する。
ブーム支持脚27は、ブーム20が伏せられたときにブーム20を地面に対して支持する部材である(図6参照)。ブーム支持脚27は、ブーム先端部本体部21から腹側Z2に突出する。
主シーブ31は、主巻ロープ33が掛けられ、主巻ロープ33をガイドする。主シーブ31は、ブーム先端部20tの腹側Z2部分に配置される。主巻ロープ33(巻上ロープ)は、ブーム先端部20tから(主シーブ31)から、図1に示す主フック35を吊り下げるためのロープ(ワイヤロープ)である。主巻ロープ33は、図示しないウインチにより巻き取り、および繰り出しされることで、主フック35を昇降させる。
ブーム起伏装置40は、上部旋回体13に対してブーム20を起伏させる装置である。ブーム起伏装置40は、ガントリ41と、下部スプレッダ42と、上部スプレッダ43と、ブーム起伏ロープ44と、ブームガイライン45(起伏部材ガイライン)と、を備える。
ガントリ41は、上部旋回体13から上に突出するように上部旋回体13に取り付けられる。下部スプレッダ42は、複数のシーブを有する装置であり、ガントリ41の先端部に設けられる。上部スプレッダ43は、複数のシーブを有する装置であり、ガントリ41の先端部とブーム先端部20tとの間に配置される。ブーム起伏ロープ44は、下部スプレッダ42のシーブと上部スプレッダ43のシーブとに掛けられるロープ(ワイヤロープ)である。ブーム起伏ロープ44が、図示しないウインチにより、巻き取りおよび繰り出しされる。すると、下部スプレッダ42と上部スプレッダ43との間隔が変わる。上部スプレッダ43とブーム先端部20tとがブームガイライン45でつながれているので、下部スプレッダ42と上部スプレッダ43との間隔が変わると、上部旋回体13に対してブーム20が起伏する。
ブームガイライン45(起伏部材ガイライン)は、上部スプレッダ43とブーム先端部20tとにつながれる。さらに詳しくは、ブームガイライン45の下端部は、上部スプレッダ43につながれる。ブームガイライン45の上端部は、ブーム先端部20tにつながれ、さらに詳しくは、ブーム先端部20tの背面部20tbにつながれる。ブームガイライン45の上端部は、例えば、ガイライン取付ブラケット23につながれる。ブームガイライン45は、左右一対に設けられる。以下では、左右一対のブームガイライン45の一方について説明する。図2に示すように、ブームガイライン45は、ブームガイライン本体部45aと、ブームガイライン接続部45bと、を備える。
ブームガイライン本体部45aは、ライン状(略線状)の部分である。ブームガイライン本体部45aは、ガイケーブル(ワイヤロープ)を備えてもよく、互いに連結された複数のガイリンク(例えば板状のリンク部材など)を備えてもよく、ガイケーブルとガイリンクとを備えてもよい。ガイケーブルおよびガイリンクのうち少なくともいずれかを備えるものを「ガイライン」という。ブームガイライン45および後述する補助シーブガイライン55は、ガイラインである。ブームガイライン本体部45aは、張力がかかっていない状態のとき、湾曲自在または折れ曲がり自在である。なお、ブームガイライン本体部45a(さらに詳しくは左右一対のブームガイライン本体部45aの一方)は、1本のガイリンクのみを備えてもよく、折曲不可能でもよい。
ブームガイライン接続部45bは、ブームガイライン45をブーム先端部20tに(ガイライン取付ブラケット23に)取り付けるための部分(コネクタ)である。図4に示すように、ブームガイライン接続部45bは、例えば板状部材を備え、例えば2枚の板状部材を備えてもよく(二股状でもよく)、1枚のみ板状部材を備えてもよい(図14のブームガイライン接続部845bを参照)。ブームガイライン接続部45bは、ブームガイライン接続部45bを構成する部材(例えば板状部材)を横方向Yに貫通するピン孔を有する。
補助シーブ装置50は、図2に示すように、補助シーブ61を有する装置(補助シーブ機構)である。補助シーブ装置50は、ブーム先端部20tに取り付けられる。補助シーブ装置50は、補助シーブフレーム51と、バックストップ53と、補助シーブガイライン55と、ガイライン取付ピン57(図5参照)と、補助シーブ61と、を備える。
補助シーブフレーム51は、ブーム先端部20tに対して補助シーブ61を支持する構造物である。補助シーブフレーム51は、ブーム先端部20tに回転可能に取り付けられる。ブーム先端部20tに対する補助シーブフレーム51の回転軸が延びる方向は、横方向Yである。なお、回転軸が延びる方向が横方向Yであることは、他の部材の回転についても同様である。補助シーブフレーム51は、ブーム先端部20tから先端側X1に突出する。補助シーブフレーム51は、ブーム軸方向Xに延びる。補助シーブフレーム51は、ブーム軸方向Xと完全に一致する方向に延びる必要はない。例えば、横方向Yから見たとき、補助シーブフレーム51は、先端側X1ほど腹側Z2に配置されるように、ブーム軸方向Xに対して傾斜する。補助シーブフレーム51は、柱状の部材を備えてもよく、棒状の部材を備えてもよく、板状の部材を備えてもよい。補助シーブフレーム51は、後述するマスト741(図13参照)のような構造でもよい。具体的には例えば、図3に示すように、補助シーブフレーム51は、柱状部材51aと、連結部材51bと、を備える。なお、図3は、図2に示す補助シーブフレーム51に直交する方向であって、ほぼ背側Z1から、補助シーブ装置50を見た図である。
柱状部材51a(支柱)は、ブーム先端部20tに取り付けられ、2本設けられる。図3に示すように、2本の柱状部材51a・51aは、横方向Yに互いに間隔をあけて配置され、左右一対に設けられる。2本の柱状部材51a・51aは、互いに平行に配置されてもよく、略平行に配置されてもよい(図7に示す柱状部材151a・151aを参照)。柱状部材51aは、中空でもよく、中実でもよい。柱状部材51aの長手方向から見た断面は、四角形でもよく、円形状でもよい(図8の柱状部材251aを参照)。柱状部材51aは、箱形(四角形断面を有し、中空)でもよく、パイプ状(円形断面を有し、中空)でもよい(図8の柱状部材251aを参照)。図2に示す柱状部材51aのブーム先端部20tへの取付部(基端側X2端部)は、図3に示すように1枚の板状でもよく、二股状などでもよい(図7の柱状部材151aを参照)。
連結部材51bは、2本の柱状部材51a・51aどうしを連結する部材である。連結部材51bの形状は、柱状部材51aと同様に、中空でもよく、中実でもよく、四角形断面を有してもよく、円形断面を有してもよい。連結部材51bは、1つのみ設けられてもよく、複数設けられてもよい。連結部材51bは、先端部連結部材51btを備える。先端部連結部材51btは、2本の柱状部材51aの先端側X1部分どうしを連結する。先端部連結部材51btは、柱状部材51aよりも横方向内側Y1にのみ配置されてもよく、柱状部材51aよりも横方向外側Y2に突出してもよい。先端部連結部材51btは、補助シーブ61を回転可能に支持する。
バックストップ53は、図2に示すように、ブーム20に対して補助シーブフレーム51が、所定の角度を超えて背側Z1に回転する(倒れる)ことを制限(抑制)する。バックストップ53は、ブーム先端部20tと補助シーブフレーム51との間に配置される。バックストップ53は、例えば、ガイライン取付ブラケット23よりも先端側X1に配置され、背側ブーム先端ブラケット25bよりも先端側X1に配置される。バックストップ53は、例えば左右一対に設けられる。バックストップ53は、バックストップ53の長手方向に伸縮可能でもよく、例えば油圧シリンダおよびバネの少なくともいずれかにより伸縮可能である。バックストップ53の長手方向の長さは、調整可能でもよい。バックストップ53の長手方向の長さが調整可能である場合、ブーム先端部20tに対する補助シーブフレーム51の角度(位置)を調整できる。なお、バックストップ53は、伸縮可能でなくてもよく、長さ調整可能でなくてもよい。
このバックストップ53は、ブーム先端部20tと補助シーブフレーム51とに接触可能である。具体的には例えば、次の[例1]〜[例3]のように構成される。[例1]バックストップ53の基端側X2部分は、背側ブーム先端ブラケット25bに取り付けられ(接続され)てもよい。ブーム20に対して補助シーブフレーム51が背側Z1に回転しようとしたときに、バックストップ53の先端側X1部分は、補助シーブフレーム51に接触してもよい。[例2]バックストップ53の先端側X1部分は、補助シーブフレーム51に取り付けられ(接続され)てもよい。ブーム20に対して補助シーブフレーム51が背側Z1に回転しようとしたときに、バックストップ53の基端側X2部分は、ブーム先端部20tに接触してもよい。[例3]バックストップ53の長手方向の端部は、補助シーブフレーム51およびブーム先端部20tのそれぞれに接続されてもよい。そして、ブーム20に対して補助シーブフレーム51が背側Z1に回転したとき、バックストップ53が縮小し、バックストップ53が所定長さになったときに、バックストップ53の縮小が規制されてもよい。なお、上記[例1]および[例2]の場合でも、バックストップ53が伸縮可能でもよく、バックストップ53が所定長さになったときにバックストップ53の縮小が規制されてもよい。
補助シーブガイライン55は、補助シーブフレーム51を背側Z1から支持する。補助シーブガイライン55は、ブーム先端部20tと補助シーブフレーム51とにつながれる。補助シーブガイライン55は、左右一対に設けられる(図3参照)。補助シーブガイライン55は、補助シーブガイライン本体部55aと、基端側補助シーブガイライン接続部55bと、先端側補助シーブガイライン接続部55cと、を備える。
補助シーブガイライン本体部55aは、ライン状(略線状)の部分である。補助シーブガイライン本体部55aは、張力がかかっていない状態のとき、湾曲自在または折れ曲がり自在である。補助シーブガイライン本体部55aは、ガイラインである。
基端側補助シーブガイライン接続部55bは、補助シーブガイライン55をブーム先端部20tに取り付けるための部分(コネクタ)である。基端側補助シーブガイライン接続部55bは、ブーム先端部20tの背面部20tbにつながれる。好ましくは、補助シーブガイライン55のブーム先端部20tへの取付部は、ブームガイライン45のブーム先端部20tへの取付部と共用される。具体的には、基端側補助シーブガイライン接続部55bは、ガイライン取付ブラケット23につながれる。図4に示すように、基端側補助シーブガイライン接続部55bは、例えば板状部材を備え、例えば2枚の板状部材を備えてもよく(二股状でもよく)、1枚のみ板状部材を備えてもよい(先端側補助シーブガイライン接続部55cも同様)。基端側補助シーブガイライン接続部55bは、基端側補助シーブガイライン接続部55bを構成する部材(例えば板状部材)を横方向Yに貫通するピン孔を有する。
先端側補助シーブガイライン接続部55cは、図3に示すように、補助シーブガイライン55を補助シーブフレーム51に取り付けるための部分(コネクタ)である。先端側補助シーブガイライン接続部55cは、補助シーブフレーム51の先端側X1端部につながれる。先端側補助シーブガイライン接続部55cは、例えば先端部連結部材51btにつながれてもよい。先端側補助シーブガイライン接続部55cは、例えば先端部連結部材51btのうち、柱状部材51aよりも横方向外側Y2に突出する部分につながれてもよく、柱状部材51aよりも横方向内側Y1の部分につながれてもよい(図9参照)。先端側補助シーブガイライン接続部55cは、柱状部材51aにつながれてもよく(図示なし)、先端部連結部材51btでない連結部材51bにつながれてもよい(図示なし)。
ガイライン取付ピン57は、図4に示すように、ブームガイライン45および補助シーブガイライン55のそれぞれをガイライン取付ブラケット23に接続するためのピンである。ガイライン取付ピン57は、横方向Yに延びる。ガイライン取付ピン57は、ガイライン取付ブラケット23のガイライン取付ピン孔23p、ならびに、ブームガイライン接続部45bおよび基端側補助シーブガイライン接続部55bのそれぞれのピン孔に差し込まれる。ガイライン取付ピン57は、ブームガイライン接続部45bと、基端側補助シーブガイライン接続部55bとに共用される。ガイライン取付ピン57は、左右一対のガイライン取付ブラケット23のそれぞれに1本ずつ取り付けられる。
補助シーブ61(シーブ)は、図2に示すように、補巻ロープ63が掛けられ、補巻ロープ63をガイドする。補助シーブ61は、補助シーブフレーム51の先端側X1部分に回転可能に取り付けられる。図3に示すように、補助シーブ61は、先端部連結部材51btに回転可能に取り付けられる。補助シーブ61は、1枚のみ設けられてもよく、複数枚設けられてもよい。図1に示す補巻ロープ63(巻上ロープ)は、補助シーブ61から補フック65を吊り下げるためのロープ(ワイヤロープ)である。補巻ロープ63は、図示しないウインチにより巻き取り、および繰り出しされることで、補フック65を昇降させる。補巻ロープ63の補助シーブ61への掛け数は、1本でもよく、2本以上でもよい(補巻ロープ63が、複数の補助シーブ61に掛け回されてもよい)。補巻ロープ63の補助シーブ61への掛け数は、主巻ロープ33の主シーブ31への掛け数よりも少ない。よって、主フック35の昇降速度よりも、補フック65の昇降速度を速くすることができる。
(ガイライン取付ブラケット23に作用する荷重の打ち消し合い)
クレーン1が、吊荷を吊り上げる作業(クレーン作業)を行うとき、ブーム20や吊荷などの質量による荷重により、ブームガイライン45に張力が生じる。また、補フック65で吊荷を吊る作業が行われているとき、吊荷の荷重が、補巻ロープ63を介して、補助シーブ61に下向きに作用する。すると、図2に示す補助シーブフレーム51に、補助シーブフレーム51の長手方向(さらに詳しくは柱状部材51aの長手方向)の圧縮力が生じる。また、補助シーブガイライン55に、張力が生じる。このとき、図5に示すガイライン取付ブラケット23に作用するブームガイライン45の張力T45の向きと、ガイライン取付ブラケット23に作用する補助シーブガイライン55の張力T55の向きとは、逆向きまたは略逆向きである。よって、張力T45と張力T55とが、打ち消し合う(相殺される)。例えば、張力T45と張力T55とが、ガイライン取付ピン57で打ち消し合う。よって、ブーム先端部20tにかかる荷重を抑制できる。よって、ブーム先端部20tの補強の必要性を抑制でき、ブーム先端部20tの構造を容易にできる。なお、張力T45と張力T55とが、完全に打ち消し合う(合力がゼロになる)必要はない。
(クレーン1の組立分解時について)
図6に示すブーム20やブーム起伏装置40の、組立および分解の際には、ブーム20が倒伏姿勢となり、ブーム先端部20tが地面に預けられる。ここで、補助シーブフレーム51は、ブーム先端部20tに対して回転可能である。よって、ブーム先端部20t(具体的にはブーム支持脚27)がブーム20の荷重を支持できる。このとき、補助シーブフレーム51がブーム20の荷重を支える必要はない。なお、ブーム先端部20tを地面に預けることができるように、バックストップ53(図2参照)が構成される。具体的には、ブーム先端部20tが地面に着いたときに、バックストップ53(図2参照)による作用(補助シーブフレーム51の背側Z1への回転の制限)が生じないように、バックストップ53が構成される。また、ブーム先端部20tを地面に着ける際に、バックストップ53が、ブーム先端部20tおよび補助シーブフレーム51の少なくともいずれかから切り離されてもよい。
(効果)
図1に示す補助シーブ装置50による効果は次の通りである。
(第1の発明の効果)
補助シーブ装置50は、クレーン1に設けられる。クレーン1は、ブーム20(起伏部材)と、ブームガイライン45(起伏部材ガイライン)と、を備える。ブームガイライン45は、ブーム先端部20t(ブーム20の先端部)の背面部20tbにつながれ、ブーム20を起伏させる。図2に示すように、補助シーブ装置50は、補助シーブフレーム51と、補助シーブガイライン55と、補助シーブ61と、を備える。
[構成1−1]補助シーブフレーム51は、ブーム先端部20tに回転可能に取り付けられ、ブーム20の基端側X2部分(基端部)から先端側X1部分(先端部)に向かう向き(先端側X1)に、ブーム先端部20tから突出する。
[構成1−2]補助シーブガイライン55は、補助シーブフレーム51の先端側X1部分(先端部)と背面部20tbとにつながれる。
[構成1−3]補助シーブ61は、補助シーブフレーム51の先端側X1部分(先端部)に回転可能に取り付けられ、補巻ロープ63が掛けられる。
上記[構成1−1]では、補助シーブフレーム51は、ブーム先端部20tに回転可能に取り付けられる。また、上記[構成1−2]では、補助シーブガイライン55は、補助シーブフレーム51と、ブーム先端部20tの背面部20tbと、につながれる。このように、補助シーブ装置50は、ブーム先端部20tに対して回転可能な補助シーブフレーム51が、補助シーブガイライン55により支持された構造を備える。よって、例えば、補助シーブフレーム51が、補助シーブガイライン55によって支持されることなく、ブーム先端部20tに固定される場合など(例えば特許文献1を参照)に比べ、補助シーブ装置50を簡素化および軽量化できる。また、上記[構成1−2]では、補助シーブガイライン55は、補助シーブフレーム51の先端側X1部分(補助シーブフレーム51の長手方向中央よりも先端側X1の部分)につながれる。よって、補助シーブガイライン55が、補助シーブフレーム51の基端側X2部分につながれる場合に比べ、補助シーブガイライン55による補助シーブフレーム51を支持する力のモーメントを大きくできる。よって、補助シーブフレーム51に必要な強度を小さくでき、補助シーブフレーム51を簡素化および軽量化できる。その結果、補助シーブ装置50を簡素化および軽量化できる。補助シーブ装置50を軽量化できる結果、ブーム20および補助シーブ装置50での吊荷の吊り上げ能力を向上させることができる。
(第2の発明の効果)
[構成2]補助シーブ装置50は、背面部20tbに設けられるガイライン取付ブラケット23を備える。ガイライン取付ブラケット23には、ブームガイライン45および補助シーブガイライン55がつながれる。
上記[構成2]では、補助シーブガイライン55とブームガイライン45とが、共通のガイライン取付ブラケット23につながれる。また、補助シーブ装置50は、上記[構成1−1]および[構成1−2]を備える。よって、補助シーブガイライン55は、補助シーブフレーム51の先端側X1部分、すなわち、ブーム先端部20tから先端側X1に突出した位置につながれる。よって、ブームガイライン45と補助シーブガイライン55とが、ガイライン取付ブラケット23で連続するように配置される。この配置により、図5に示すように、ブームガイライン45からガイライン取付ブラケット23に作用する張力T45と、補助シーブガイライン55からガイライン取付ブラケット23に作用する張力T55とを、逆向きまたは略逆向きにできる。よって、張力T45と張力T55とを、ガイライン取付ブラケット23で打ち消し合うことができる。よって、図2に示すブーム先端部20tに必要な強度を抑制できる。よって、ブーム先端部20tを簡素化および軽量化できる。ブーム先端部20tを軽量化できる結果、ブーム20および補助シーブ装置50での吊荷の吊り上げ能力を向上させることができる。
(第3の発明の効果)
[構成3]補助シーブ装置50は、ガイライン取付ピン57を備える。ガイライン取付ピン57は、ブームガイライン45と背面部20tbとをつなぐとともに補助シーブガイライン55と背面部20tbとをつなぐ。
上記[構成3]では、補助シーブガイライン55とブームガイライン45とが、共通のガイライン取付ピン57により背面部20tbにつながれる。また、補助シーブ装置50は、上記[構成1−1]および[構成1−2]を備える。よって、補助シーブガイライン55は、補助シーブフレーム51の先端側X1部分、すなわち、ブーム先端部20tから先端側X1に突出した位置につながれる。よって、ブームガイライン45と補助シーブガイライン55とが、ガイライン取付ピン57で連続するように配置される。この配置により、図5に示すように、ブームガイライン45からガイライン取付ピン57に作用する張力T45と、補助シーブガイライン55からガイライン取付ピン57に作用する張力T55とを、逆向きまたは略逆向きにできる。よって、張力T45と張力T55とを、ガイライン取付ピン57で打ち消し合うことができる。よって、図2に示すブーム先端部20tに必要な強度を抑制できる。よって、ブーム先端部20tを簡素化および軽量化できる。ブーム先端部20tを軽量化できる結果、ブーム20および補助シーブ装置50での吊荷の吊り上げ能力を向上させることができる。
(第4の発明の効果)
[構成4]補助シーブガイライン55は、湾曲自在または折れ曲がり自在である。
上記[構成4]により、補助シーブガイライン55が、ブーム先端部20tまたは補助シーブフレーム51から外されなくても、次の効果が得られる。図6に示すように、ブーム先端部20tが地面に近づけられ、補助シーブ装置50が地面に接したとき、補助シーブフレーム51は、ブーム先端部20tに対して回転できる(上記[構成1−3]参照)。よって、補助シーブフレーム51は、ブーム20の荷重(さらに詳しくはブーム20の質量による荷重)を支える必要がない。よって、補助シーブフレーム51がブーム20の荷重を支える必要がある場合に比べ、補助シーブ装置50に必要な強度を減らすことができ、また、補助シーブ装置50を支持するのに必要なブーム先端部20tの強度を減らすことができる。したがって、図2に示す補助シーブ装置50およびブーム先端部20tを、簡素化および軽量化できる。また、ブーム20の荷重を補助シーブフレーム51が支える必要がないので、ブーム20の荷重を補助シーブフレーム51が支える必要がある場合に比べ、ブーム先端部20tから先端側X1への補助シーブフレーム51の(補助シーブ装置50の)突出量を大きくできる。その結果、ブーム先端部20tから補助シーブ61(上記[構成1−3])までの距離(間隔)を長くできる。
ブーム先端部20tから先端側X1への補助シーブ装置50の突出量を大きくできる結果、次の効果が得られてもよい。ブーム先端部20tに設けられる主シーブ31から補助シーブ61までの距離(間隔)を長くできる。よって、図1に示す、主フック35および主巻ロープ33と、補フック65および補巻ロープ63と、の水平方向の間隔を広くできる。よって、例えば、補フック65に吊られた吊荷と、主巻ロープ33および主フック35と、の干渉を抑制できる。また、ブーム先端部20tから先端側X1への補助シーブ装置50の突出量を大きくできる結果、補フック65の揚程を高くすることができる。
また、補助シーブ装置50には、ブーム20の荷重を支持するための強度が不要であるため、次の効果が得られてもよい。図2に示す補助シーブ装置50は、ブーム20の荷重を支持するための脚部(例えばブーム支持脚27のようなもの)を備える必要がない。よって、補助シーブ装置50を、より簡素化および軽量化することができる。
(第5の発明の効果)
[構成5]図3に示すように、補助シーブフレーム51は、2つの柱状部材51a・51aと、先端部連結部材51btと、を備える。2つの柱状部材51a・51aは、ブーム先端部20t(図2参照)に取り付けられ、横方向Yに間隔をあけて配置される。先端部連結部材51btは、2本の柱状部材51aの先端部どうしを連結し、補助シーブ61(シーブ)が回転可能に取り付けられる。
上記[構成5]により、簡素な補助シーブフレーム51を実現できる。
(第7の発明の効果)
[構成7]図2に示すように、補助シーブ装置50は、バックストップ53を備える。バックストップ53は、ブーム20の腹面20vから背面20bに向かう向き(背側Z1)に補助シーブフレーム51がブーム20に対して所定角度を超えて回転することを制限するように、ブーム先端部20tと補助シーブフレーム51との間に配置される。
上記[構成1−3]では、補助シーブフレーム51は、ブーム先端部20tに対して回転可能である。そのため、補助シーブフレーム51が背側Z1に回転し(煽られ)、ブーム先端部20tから先端側X1に突出した姿勢(上記[構成1ー1])とは異なる姿勢になる場合がある。そこで、補助シーブ装置50は、上記[構成7]のバックストップ53を備える。よって、補助シーブフレーム51を、ブーム先端部20tから先端側X1に突出した姿勢(上記[構成1ー1])に確実にすることができる。
(変形例1)
上記実施形態の変形例について説明する。なお、上記実施形態との共通点については、説明を省略する。後述する各変形例の説明についても、上記実施形態や他の変形例との共通点の説明を省略する。図3に示す例では、2本の柱状部材51a・51aは、互いに平行に配置された。一方、図7に示すように、2本の柱状部材151a・151aは、互いに平行に配置されなくてもよい。例えば、2本の柱状部材151a・151aの横方向Yの間隔が、先端側X1ほど狭くなるように配置されてもよい。
(変形例2)
図3に示す例では、柱状部材51aは箱形であり、柱状部材51aの長手方向から見た柱状部材51aの断面形状は、四角形であった。一方、図8に示すように、柱状部材251aはパイプ状(円筒状)でもよい。柱状部材251aの長手方向から見た柱状部材251aの断面形状は、円形状でもよい。また、先端部連結部材51bt以外の連結部材51bは、図3に示す例では1本のみ設けられたが、図8に示す例のように複数(図8では3本)設けられてもよい。
(変形例3)
図3に示す例では、先端側補助シーブガイライン接続部55cは、柱状部材51aよりも横方向外側Y2で補助シーブフレーム51に接続された。一方、図9に示すように、先端側補助シーブガイライン接続部55cは、柱状部材351aよりも横方向内側Y1で補助シーブフレーム51に接続されてもよい。例えば、先端側補助シーブガイライン接続部55cは、柱状部材351aよりも横方向内側Y1の位置で、先端部連結部材51btに接続されてもよい。また、図3に示す例では、柱状部材51aの長手方向から見た断面は、中空の四角形であった。一方、図9に示すように、柱状部材351aの長手方向から見た断面は、I字状またはH字状でもよい。
(変形例4)
図3に示す例では、柱状部材51aの長手方向から見た断面は、中空の四角形であった。一方、図10に示すように、柱状部材451aの長手方向から見た断面は、中実の四角形でもよい。柱状部材451aは、板状でもよく、例えばブーム軸方向Xおよびブーム高さ方向Zに延びるように設けられる板状でもよい。
(変形例5)
図2に示す柱状部材51aよりも長い、図11に示す柱状部材551aが設けられてもよい。具体的には例えば、図2に示す例では、柱状部材51aの長手方向長さを、補助シーブ61の直径の約4倍の長さで示している。図11では、柱状部材551aの長手方向長さを、補助シーブ61の直径の約6倍の長さで示している。なお、上記「4倍」「6倍」という数値は一例にすぎず、柱状部材551aの長さは様々に設定可能である。
(変形例6)
図12に示すように、補助シーブ装置650は、ストラット659を備えてもよい。ストラット659は、補助シーブ装置650による吊り能力を向上させるための部材である。ストラット659は、補助シーブガイライン55に作用する張力を抑制し、補助シーブフレーム51に作用する圧縮力を抑制する。ストラット659が設けられることで、ストラット659が設けられない場合に比べ、角度θを大きくできる。角度θは、横方向Yから見たときの、補助シーブフレーム51の長手方向に延びる補助シーブフレーム51の中心軸と、補助シーブガイライン55(さらに詳しくは先端側補助シーブガイライン655t)の中心軸と、が成す角度である。
このストラット659は、背面部20tbへの補助シーブガイライン55の取付部(例えばガイライン取付ブラケット23)よりも先端側X1に配置される。ストラット659は、ブーム先端部20tに対して背側Z1に突出する。ストラット659は、ブーム先端部20tに、直接的または間接的に取り付けられる。例えば、ストラット659は、バックストップ53の取付位置と共通の取付位置に取り付けられてもよく、背側ブーム先端ブラケット25bに取り付けられてもよい。ストラット659は、ブーム先端部20tに対して回転可能でもよく、固定されてもよい。ストラット659は、補助シーブフレーム51に取り付けられてもよい。ストラット659は、補助シーブフレーム51に対して回転可能でもよく、固定されてもよい。ストラット659は、左右一対に(複数本)設けられてもよく、1本のみ設けられてもよい。
補助シーブガイライン55は、ストラット659につながれる。補助シーブガイライン55は、基端側補助シーブガイライン655sと、先端側補助シーブガイライン655tと、を備える。基端側補助シーブガイライン655sと先端側補助シーブガイライン655tとは、これらの間で力が伝わるように、ストラット659につながれる。基端側補助シーブガイライン655sは、背面部20tb(さらに詳しくはガイライン取付ブラケット23)と、ストラット659の先端部(背側Z1端部)と、につながれる。先端側補助シーブガイライン655tは、ストラット659の先端部と、補助シーブフレーム51の先端側X1部分と、につながれる。
なお、ストラット659の先端部にシーブ(図示なし)が設けられてもよい。そして、このシーブに、1本の補助シーブガイライン55が掛けられてもよい。この「1本の補助シーブガイライン55」は、基端側補助シーブガイライン655sと、先端側補助シーブガイライン655tと、に分かれていないガイケーブルである。
(第6の発明の効果)
[構成6]図12に示す補助シーブ装置650は、ストラット659を備える。ストラット659は、背面部20tbへの補助シーブガイライン55の取付部(ガイライン取付ブラケット23)よりも先端側X1(ブーム20の先端側X1)に配置される。ストラット659は、ブーム先端部20tに対して、ブーム20の腹面20vから背面20bに向かう向き(背側Z1)に突出する。補助シーブガイライン55は、基端側補助シーブガイライン655sと、先端側補助シーブガイライン655tと、を備える。基端側補助シーブガイライン655sは、背面部20tbとストラット659とにつながれる。先端側補助シーブガイライン655tは、ストラット659と補助シーブフレーム51の先端部とにつながれる。
補助シーブ装置650は、上記[構成6]のストラット659を備える。よって、ストラット659が設けられない場合に比べ、補助シーブガイライン55の中間部(背面部20tbへの取付位置と補助シーブフレーム51への取付位置との間の部分)を、背側Z1に配置できる。よって、補助シーブフレーム51の長手方向に対する、補助シーブガイライン55の角度θを大きくできる。よって、補助シーブガイライン55に生じる張力を抑制でき、また、補助シーブフレーム51に生じる圧縮力を抑制できる。その結果、補助シーブ装置650の吊り上げ能力を向上させることができる。
(変形例7)
図13に示すように、クレーン701は、ガントリ41(図1参照)に代えてマスト741を備えてもよい。また、クレーン701は、ジブ770(起伏部材)と、ジブ起伏装置780と、を備えてもよい。
マスト741は、上部旋回体13に起伏可能に取り付けられる。この場合、下部スプレッダ42は、上部旋回体13の後端部に設けられる。上部スプレッダ43は、マスト741の先端部に設けられる。ブームガイライン45は、マスト741の先端部とブーム先端部20tとに接続される。ブーム起伏ロープ44が、図示しないウインチにより、巻き取りおよび繰り出しされる。すると、下部スプレッダ42と上部スプレッダ43との間隔が変わる。すると、マスト741が、上部旋回体13に対して起伏する。マスト741の先端部とブーム先端部20tとがブームガイライン45で接続されているので、マスト741が上部旋回体13に対して起伏すると、ブーム20が上部旋回体13に対して起伏する。
ジブ770(起伏部材)は、ブーム20の先端部に起伏(上下方向に回転)可能に取り付けられる。ジブ770は、ラチス構造を有してもよく(ラチスジブでもよく)、箱形構造を有してもよい。ジブ770の先端部(ジブ先端部770t)は、図2に示すブーム先端部20tと同様に構成され、例えばガイライン取付ブラケット23と同様のガイライン取付ブラケット773(図13参照)などを備える。
ジブ起伏装置780は、図13に示すように、ブーム20に対してジブ770を起伏させる装置である。ジブ起伏装置780は、リアストラット782と、フロントストラット783と、ジブ起伏ロープ784と、ジブガイライン785(起伏部材ガイライン)と、を備える。リアストラット782は、ブーム20の先端部に回転可能に取り付けられる。フロントストラット783は、ブーム20の先端部に回転可能に取り付けられてもよく、ジブ770の基端部に回転可能に取り付けられてもよい。ジブ起伏ロープ784は、リアストラット782の先端部に設けられたリアシーブ782aと、フロントストラット783の先端部に設けられたフロントシーブ783aと、に掛け回される。ジブ起伏ロープ784が、図示しないウインチにより、巻き取りおよび繰り出しされる。すると、リアストラット782とフロントストラット783との間隔が変わり、ブーム20に対してフロントストラット783が回転する。フロントストラット783とジブ先端部770tとがジブガイライン785により接続されているので、ブーム20に対してフロントストラット783が回転すると、ブーム20に対してジブ770が起伏する。
ジブガイライン785(起伏部材ガイライン)は、ブーム20に対してジブ770を起伏させる。ジブガイライン785の基端部は、フロントストラット783の先端部につながれる。ジブガイライン785の先端部は、ジブ先端部770tにつながれ、ガイライン取付ブラケット773につながれる。
上記実施形態では、図2に示す補助シーブ装置50は、ブーム先端部20tに取り付けられた。一方、本変形例では、図13に示す補助シーブ装置750は、ジブ先端部770tに取り付けられる。補助シーブ装置750は、図2に示す補助シーブ装置50と同様に構成される。但し、上記の補助シーブ装置50の説明における、ブーム20に関する説明を、ジブ770に関する説明に読み替える。例えば、補助シーブ装置50では、補助シーブフレーム51は、ブーム先端部20tに回転可能に取り付けられたが、図13に示す補助シーブ装置750では、補助シーブフレーム51(図2参照)は、ジブ先端部770tに回転可能に取り付けられる。また、図2に示す補助シーブ装置50では、補助シーブガイライン55は、ブーム先端部20tの背面部20tb(例えばガイライン取付ブラケット23)につながれた。一方、図13に示す、補助シーブ装置750では、補助シーブガイライン55(図2参照)は、ジブ先端部770tの背面部770tb(例えばガイライン取付ブラケット773)につながれる。
(変形例8)
図2に示すガイライン取付ブラケット23、ブームガイライン45、補助シーブガイライン55、およびガイライン取付ピン57などの具体的構成は、様々に変形可能である。図4に示す例では、ガイライン取付ブラケット23の外側に、二股状のブームガイライン接続部45bおよび基端側補助シーブガイライン接続部55bが接続された。一方、図14に示すように、2枚の板状のガイライン取付ブラケット823・823の内側に、ブームガイライン接続部845bおよび基端側補助シーブガイライン接続部855bの少なくとも一方(例えば両方)が接続されてもよい。ブームガイライン接続部845bは、1枚の板状または1つのリング状(以下、単に「1枚の板状」という)でもよい。基端側補助シーブガイライン接続部855bは、1枚の板状でもよい。なお、ブームガイライン接続部845bと基端側補助シーブガイライン接続部855bとの間に、さらにガイライン取付ブラケット823が配置されてもよい(図示なし)。
(変形例9)
図15に示すように、ブームガイライン接続部845bが1枚の板状の場合に、基端側補助シーブガイライン接続部55bが二股状でもよい(以下の変形例も同様)。この場合、例えば、ブームガイライン接続部845bが、2枚の板状のガイライン取付ブラケット823・823の間(内側)に配置されてもよい。二股状の基端側補助シーブガイライン接続部55bが、ガイライン取付ブラケット823・823の外側に配置されてもよい。また、ブームガイライン45に関する説明と補助シーブガイライン55に関する説明とを互いに読み替えてもよい(以下の変形例も同様)。具体的には例えば、基端側補助シーブガイライン接続部55bが1枚の板状の場合に、ブームガイライン接続部845bが二股状でもよい(図示なし)。
(変形例10)
図4および図5に示す例では、ブームガイライン接続部45bおよび基端側補助シーブガイライン接続部55bは、共通のガイライン取付ピン57により、共通のガイライン取付ブラケット23につながれた。一方、図16および図17に示すように、ブームガイライン接続部45bおよび基端側補助シーブガイライン接続部55bは、互いに異なるピンにより、共通のガイライン取付ブラケット23につながれてもよい。具体的には、図16に示すように、ブームガイライン取付ピン1057aと、補助シーブガイライン取付ピン1057bと、が別々に設けられてもよい。ブームガイライン取付ピン1057aは、ブームガイライン接続部45bとガイライン取付ブラケット23とを接続する。補助シーブガイライン取付ピン1057bは、基端側補助シーブガイライン接続部55bとガイライン取付ブラケット23とを接続する。この場合、ガイライン取付ブラケット23は、ブームガイライン取付ピン1057a用および補助シーブガイライン取付ピン1057b用のそれぞれのガイライン取付ピン孔23p・23pを備える。この場合、図17に示すように、ブームガイライン取付ピン1057aと補助シーブガイライン取付ピン1057bとの間には、ガイライン取付ブラケット23(具体的には板など)が存在する。よって、ブームガイライン45からガイライン取付ブラケット23に作用する張力T45と、補助シーブガイライン55からガイライン取付ブラケット23に作用する張力T55と、をガイライン取付ブラケット23で打ち消し合うことができる。
(変形例11)
図16および図17には、ブームガイライン45および補助シーブガイライン55のそれぞれがガイケーブルである場合を図示した。一方、図18および図19には、ブームガイライン1145および補助シーブガイライン1155のそれぞれが、ガイリンクである場合を示す。なお、ブームガイライン45(図16参照)がガイケーブルの場合に、補助シーブガイライン1155がガイリンクでもよい(以下の変形例も同様)。補助シーブガイライン55(図16参照)がガイケーブルの場合に、ブームガイライン1145がガイリンクでもよい(以下の変形例も同様)。
(変形例12)
図16には、ブームガイライン取付ピン1057aと補助シーブガイライン取付ピン1057bとが別々に設けられる場合の例を示した。また、図16に示す例では、ブームガイライン接続部45bおよび基端側補助シーブガイライン接続部55bのそれぞれは二股状であり、ガイライン取付ブラケット23は1枚の板状であった。一方、図20に示すように、ブームガイライン取付ピン1057aと補助シーブガイライン取付ピン1057bとが別々に設けられる場合に、ガイライン取付ブラケット823は2枚の板状でもよい。また、この場合に、ブームガイライン接続部845bおよび基端側補助シーブガイライン接続部855bのそれぞれが1枚の板状でもよい。
(変形例13)
図4には、ブームガイライン45および補助シーブガイライン55が、共通のガイライン取付ブラケット23に取り付けられる場合の例を示した。一方、図21に示す例では、ブームガイライン45が取り付けられるブームガイライン取付ブラケット1323aと、補助シーブガイライン55が取り付けられる補助シーブガイライン取付ブラケット1323bと、が別々に(互いに間隔をあけて)設けられる。ブームガイライン取付ブラケット1323aおよび補助シーブガイライン取付ブラケット1323bのそれぞれは、背面部20tb(図2参照)に設けられる。補助シーブガイライン取付ブラケット1323bと、ブームガイライン取付ブラケット1323aとは、例えば互いに横方向Yに並ぶように配置されてもよく、例えば互いに横方向Yに対向するように配置されてもよい。図21に示す例では、ブームガイライン取付ブラケット1323aのガイライン取付ピン孔23pと、補助シーブガイライン取付ブラケット1323bのガイライン取付ピン孔23pとは、同軸に配置される。ブームガイライン取付ブラケット1323aと補助シーブガイライン取付ブラケット1323bとに、共通のガイライン取付ピン57が取り付けられる。この場合、ブームガイライン45からガイライン取付ピン57に作用する張力T45と、補助シーブガイライン55からガイライン取付ピン57に作用する張力T55とが、ガイライン取付ピン57で打ち消し合う。
なお、補助シーブガイライン取付ブラケット1323bと、ブームガイライン取付ブラケット1323aとは、互いに横方向Yに並んで配置されなくてもよく、互いに対向しなくてもよい。補助シーブガイライン取付ブラケット1323bと、ブームガイライン取付ブラケット1323aとは、例えばブーム軸方向Xに互いに間隔をあけて配置されてもよく(図23、図24参照)、ブーム軸方向Xおよび横方向Yのそれぞれに互いに間隔をあけて配置されてもよい(図示なし)。
(変形例14)
図21に示す例では、ブームガイライン接続部45bおよび基端側補助シーブガイライン接続部55bのそれぞれは、二股状であった。また、ブームガイライン取付ブラケット1323aおよび補助シーブガイライン取付ブラケット1323bのそれぞれは、1枚の板状であった。一方、図22に示すように、ブームガイライン取付ブラケット1423aおよび補助シーブガイライン取付ブラケット1423bが別々に設けられる場合に、ブームガイライン取付ブラケット1423aおよび補助シーブガイライン取付ブラケット1423bのそれぞれが2枚の板状でもよい。また、この場合に、ブームガイライン接続部845bおよび基端側補助シーブガイライン接続部855bのそれぞれが1枚の板状でもよい。
(変形例15)
図21には、ブームガイライン取付ブラケット1323aと、補助シーブガイライン取付ブラケット1323bとが、互いに横方向Yに並ぶ場合の例を示した。一方、図23に示すように、ブームガイライン取付ブラケット1323aと、補助シーブガイライン取付ブラケット1323bと、が互いにブーム軸方向Xに並ぶように配置されてもよい。また、図16に示す例では、ブームガイライン取付ピン1057aと、補助シーブガイライン取付ピン1057bとが、別々に設けられた。一方、図23に示すように、ガイライン取付ピン1557が設けられてもよい。ガイライン取付ピン1557は、ブームガイライン取付ピン1057aと補助シーブガイライン取付ピン1057bと(2軸のピン)が、互いに一体的に連結されたものである。この場合、ブームガイライン45からガイライン取付ピン1557に作用する張力T45と、補助シーブガイライン55からガイライン取付ピン1557に作用する張力T55とが、ガイライン取付ピン1557で打ち消し合う。
(変形例16)
図23に示す例では、ブームガイライン接続部45bおよび基端側補助シーブガイライン接続部55bのそれぞれは二股状であった。また、ブームガイライン取付ブラケット1323aおよび補助シーブガイライン取付ブラケット1323bのそれぞれは1枚の板状であった。一方、図24に示すように、ガイライン取付ピン1557が設けられる場合に、ブームガイライン接続部845bおよび基端側補助シーブガイライン接続部855bのそれぞれが1枚の板状でもよい。また、この場合に、ブームガイライン取付ブラケット1423aおよび補助シーブガイライン取付ブラケット1423bのそれぞれが2枚の板状でもよい。
(変形例17)
図23に示す例では、ブームガイライン取付ピン1057aと補助シーブガイライン取付ピン1057bとが一体的に連結されたガイライン取付ピン1557が設けられた。一方、図25に示すように、ブームガイライン取付ブラケット1323aと補助シーブガイライン取付ブラケット1323bとが別々に設けられる場合に、ブームガイライン取付ピン1057aと補助シーブガイライン取付ピン1057bとが別々に設けられてもよい。この場合、ブームガイライン45から背面部20tb(図2参照)に作用する張力T45と、補助シーブガイライン55から背面部20tbに作用する張力T55とが、背面部20tbで打ち消し合う。なお、ブームガイライン取付ブラケット1323aと補助シーブガイライン取付ブラケット1323bとがブーム軸方向Xに並んでいない場合(例えば図21参照)に、ブームガイライン取付ピン1057aと補助シーブガイライン取付ピン1057bとが別々に設けられてもよい。
(変形例18)
図25に示す例では、ブームガイライン接続部45bおよび基端側補助シーブガイライン接続部55bのそれぞれは二股状であった。また、ブームガイライン取付ブラケット1323aおよび補助シーブガイライン取付ブラケット1323bのそれぞれは1枚の板状であった。一方、図26に示すように、ブームガイライン接続部845bおよび基端側補助シーブガイライン接続部855bのそれぞれが1枚の板状でもよい。また、この場合に、ブームガイライン取付ブラケット1423aおよび補助シーブガイライン取付ブラケット1423bのそれぞれが2枚の板状でもよい。
(その他の変形例)
上記実施形態は様々に変形されてもよい。例えば、互いに異なる実施形態や変形例の構成要素どうしが組み合わされてもよい。例えば、各構成要素の配置や形状が変更されてもよい。例えば、構成要素の数が変更されてもよく、構成要素の一部が設けられなくてもよい。例えば、構成要素どうしの固定や連結などは、直接的でも間接的でもよい。例えば、互いに異なる複数の部材や部分として説明したものが、一つの部材や部分とされてもよい。例えば、一つの部材や部分として説明したものが、互いに異なる複数の部材や部分に分けて設けられてもよい。
例えば、図1に示すガントリ41を備えるブーム起伏装置40が設けられる場合に、図13に示すジブ770が設けられ、ジブ先端部770tに補助シーブ装置750が取り付けられてもよい。例えば、マスト741を備えるブーム起伏装置740が設けられる場合に、ジブ770が設けられず、図2に示すブーム先端部20tに補助シーブ装置50が取り付けられてもよい。
1、701 クレーン
20 ブーム(起伏部材)
20tb 背面部
23、423、773、823 ガイライン取付ブラケット
45、1145 ブームガイライン(起伏部材ガイライン)
50、650、750 補助シーブ装置
51 補助シーブフレーム
51a、151a、251a、351a、451a、551a 柱状部材
51bt 先端部連結部材
53 バックストップ
55、1155 補助シーブガイライン
57、1557 ガイライン取付ピン
61 補助シーブ
63 補巻ロープ
655s 基端側補助シーブガイライン
655t 先端側補助シーブガイライン
659 ストラット
770 ジブ(起伏部材)
785 ジブガイライン(起伏部材ガイライン)

Claims (7)

  1. 起伏部材と、
    前記起伏部材の先端部の背面部につながれ、前記起伏部材を起伏させる起伏部材ガイラインと、
    を備えるクレーンに設けられる補助シーブ装置であって、
    前記起伏部材の先端部に回転可能に取り付けられ、前記起伏部材の基端部から先端部に向かう向きに、前記起伏部材の先端部から突出する補助シーブフレームと、
    前記補助シーブフレームの先端部と前記背面部とにつながれる補助シーブガイラインと、
    前記補助シーブフレームの先端部に回転可能に取り付けられ、補巻ロープが掛けられる補助シーブと、
    を備える、
    補助シーブ装置。
  2. 請求項1に記載の補助シーブ装置であって、
    前記背面部に設けられ、前記起伏部材ガイラインおよび前記補助シーブガイラインがつながれるガイライン取付ブラケットを備える、
    補助シーブ装置。
  3. 請求項1または2に記載の補助シーブ装置であって、
    前記起伏部材ガイラインと前記背面部とをつなぐとともに前記補助シーブガイラインと前記背面部とをつなぐガイライン取付ピンを備える、
    補助シーブ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の補助シーブ装置であって、
    前記補助シーブガイラインは、湾曲自在または折れ曲がり自在である、
    補助シーブ装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の補助シーブ装置であって、
    前記補助シーブフレームは、
    前記起伏部材の先端部に取り付けられ、横方向に間隔をあけて配置される2つの柱状部材と、
    2本の前記柱状部材の先端部どうしを連結し、前記補助シーブが回転可能に取り付けられる先端部連結部材と、
    を備える、
    補助シーブ装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の補助シーブ装置であって、
    前記背面部への前記補助シーブガイラインの取付部よりも前記起伏部材の先端側に配置され、前記起伏部材の先端部に対して、前記起伏部材の腹面から背面に向かう向きに突出するストラットを備え、
    前記補助シーブガイラインは、
    前記背面部と前記ストラットとにつながれる基端側補助シーブガイラインと、
    前記ストラットと前記補助シーブフレームの先端部とにつながれる先端側補助シーブガイラインと、
    を備える、
    補助シーブ装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の補助シーブ装置であって、
    前記起伏部材の腹面から背面に向かう向きに前記補助シーブフレームが前記起伏部材に対して所定角度を超えて回転することを制限するように、前記起伏部材の先端部と前記補助シーブフレームとの間に配置されるバックストップを備える、
    補助シーブ装置。
JP2019157202A 2019-08-29 2019-08-29 補助シーブ装置 Active JP7375379B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019157202A JP7375379B2 (ja) 2019-08-29 2019-08-29 補助シーブ装置
US16/924,272 US11613449B2 (en) 2019-08-29 2020-07-09 Auxiliary sheave device and crane including the same
EP20185111.0A EP3786101A1 (en) 2019-08-29 2020-07-10 Auxiliary sheave device and crane including the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019157202A JP7375379B2 (ja) 2019-08-29 2019-08-29 補助シーブ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021031292A true JP2021031292A (ja) 2021-03-01
JP7375379B2 JP7375379B2 (ja) 2023-11-08

Family

ID=71575098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019157202A Active JP7375379B2 (ja) 2019-08-29 2019-08-29 補助シーブ装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11613449B2 (ja)
EP (1) EP3786101A1 (ja)
JP (1) JP7375379B2 (ja)

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3037641A (en) * 1961-02-27 1962-06-05 American Hoist & Derrick Co Tower crane attachment
US3977530A (en) 1974-06-13 1976-08-31 The Manitowoc Company, Inc. Crane with gantry backhitch and boom hoist assembly removable as a unit
US3955684A (en) * 1975-02-06 1976-05-11 Harnischfeger Corporation Rotary crane structure with a selective drive on power unit
US4595108A (en) * 1982-01-26 1986-06-17 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Method for stretching and folding extension jib in wheeled type crane
US4658972A (en) * 1982-01-26 1987-04-21 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Method for stretching and folding extension jib in wheeled type crane
US4512482A (en) * 1982-04-23 1985-04-23 Kidde, Inc. Multiple offset crane boom extension
US4537317A (en) * 1984-04-23 1985-08-27 Fmc Corporation Heavy duty travel crane
US4967917A (en) * 1988-08-03 1990-11-06 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Jib derricking gear for a crane
JP2000238992A (ja) 1999-02-19 2000-09-05 Hitachi Constr Mach Co Ltd クレーンの補助ジブ装置
DE202004002424U1 (de) * 2004-02-17 2005-07-07 Liebherr-Werk Ehingen Gmbh Derrickkran
US8839966B2 (en) * 2009-03-31 2014-09-23 Manitowoc Crane Companies, Llc Folding jib main strut and transportable reeved strut caps
EP2476642B1 (en) 2011-01-12 2013-07-24 Manitowoc Crane Companies, LLC Method of connecting crane suspension assembly sections together and frame mounted assembly used therefore
JP6531448B2 (ja) * 2015-03-20 2019-06-19 株式会社タダノ ジブ連結構造
JP6578749B2 (ja) * 2015-06-05 2019-09-25 株式会社タダノ ジブ張出格納機構
JP6569311B2 (ja) * 2015-06-05 2019-09-04 株式会社タダノ ジブ張出格納機構
JP6428744B2 (ja) 2016-10-27 2018-11-28 コベルコ建機株式会社 シーブユニット
JP2019157202A (ja) 2018-03-13 2019-09-19 三菱重工業株式会社 セラミックコーティングの補修方法、セラミックコーティング、タービン部材及びガスタービン

Also Published As

Publication number Publication date
EP3786101A1 (en) 2021-03-03
US11613449B2 (en) 2023-03-28
JP7375379B2 (ja) 2023-11-08
US20210061624A1 (en) 2021-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6834789B2 (ja) ストラットの引き起こし方法、およびクレーン
JP6627850B2 (ja) 中間支持ブラケット
JP6468447B2 (ja) 起伏部材の引き起こし方法、およびクレーン
JP7275625B2 (ja) ストラットバックストップ装置
JP6645222B2 (ja) クレーンのジブ取付方法
JP2018167935A (ja) ペンダント装置
JP6767288B2 (ja) タワークレーン
JP2020019632A (ja) クレーン
JP2016222392A (ja) 移動式クレーン及び移動式クレーンのブーム起立方法
JP7375379B2 (ja) 補助シーブ装置
JP6638434B2 (ja) クレーンのブーム取付方法
CN205367540U (zh) 一种防倾倒的塔吊
JP2008114978A (ja) 移動式タワークレーン
JP7298419B2 (ja) クレーンの組立方法、およびクレーン
JP7067100B2 (ja) 上部旋回体
JP6642112B2 (ja) クレーン
JP2022062769A (ja) クレーン
JP2017081711A (ja) ブーム撓み防止装置
JP7188431B2 (ja) ガイド部材、振れ抑制構造及び建設機械
JP7275702B2 (ja) フロントストラットのバックストップ
JP7447613B2 (ja) 作業機械
JP6773199B2 (ja) クレーン
JP7234811B2 (ja) クレーンのストラット、クレーンのストラットの折り畳み方法、および、クレーンのストラットの組立方法
JP2023028518A (ja) 補助シリンダ
JP7102861B2 (ja) クレーン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220617

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230926

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231009

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7375379

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150