JP2021029607A - 敷物の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】敷物の周縁部のほつれを抑制し、外観意匠性の低下を抑制することができる敷物の製造方法を提供する。【解決手段】敷物の製造方法は、基布1の一面に毛体2aを植え込み、前記基布1の他面に前記毛体2aの抜けを防止するための抜け止め層3を形成し、前記抜け止め層3に接着材4を介して不織布5を設け、前記不織布5に滑り止め層6を設け、前記基布1の所定箇所1aに植え込まれた前記毛体2aを加熱して圧縮し、前記所定箇所1aの周縁をカッタによって切断する。【選択図】図8

Description

本技術は、敷物の製造方法に関する。
従来、端末処理されたカーペットが提案されている。カーペットは、ポリプロピレン繊維をニードルパンチによってパンチング処理したカーペット地と、該カーペット地の縁に沿って形成された端末成形部と、端末成形部の内側に形成された平面圧潰部とを備える。端末成形部はポリプロピレン繊維を部分的に溶融且つ凝集させてなり、カーペット地の一面から突出している。平面圧潰部はポリプロピレン繊維を溶融且つ押圧させてなる。カーペットの周縁部のほつれ及び反りを抑制している(例えば特許文献1参照)。
また従来、ループパイルを植え込んだタイルマットを超音波溶融切断機によって、切断する方法が開示されている。溶融切断によって、タイルマットの周縁部のほつれを抑制している(例えば特許文献2参照)。
特開平2−57443号公報 特開2015−39574号公報
特許文献1のカーペットは、突出した端末成形部によって、カーペットの外観意匠性が低下する。特許文献2のタイルマットは、ループパイルの溶融部分の幅が小さ過ぎて、ほつれ易い。
本開示は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、敷物の周縁部のほつれを抑制し、外観意匠性の低下を抑制することができる敷物の製造方法を提供することを目的とする。
本開示に係る敷物の製造方法は、基布の一面に毛体を植え込み、前記基布の他面に前記毛体の抜けを防止するための抜け止め層を形成し、前記抜け止め層に接着材を介して不織布を設け、前記不織布に滑り止め層を設け、前記基布の所定箇所に植え込まれた前記毛体を加熱して圧縮し、前記所定箇所の周縁をカッタによって切断する。
本開示においては、所定箇所において、毛体を加熱して圧縮する。毛体は溶融又は凝集される。毛体が加熱圧縮された所定箇所をカッタによって切断する。
本開示に係る敷物の製造方法は、前記毛体の融点以下の温度にて前記毛体を加熱する。
本開示においては、毛体の融点以下の温度にて毛体を加熱し、毛体が焦げることを防止する。
本開示に係る敷物の製造方法は、前記所定箇所の幅は1〜1.5mmであり、前記所定箇所を切断する。
本開示においては、毛体の加熱部分、即ち所定箇所の幅を1〜1.5mmに設定し、所定箇所を切断する。即ち、周縁部に形成された溶融部分の幅は1〜1.5mm程度の範囲に設定される。
本開示に係る敷物の製造方法にあっては、所定箇所において、毛体を加熱して圧縮する。毛体は溶融又は凝集される。毛体が加熱圧縮された所定箇所をカッタによって切断する。加熱圧縮された部分は所定幅を有し、切断後における敷物の周縁部のほつれを抑制することができる。また加熱圧縮された部分は突出していないので、敷物の外観意匠性の低下を抑制することができる。
敷物の製造方法を示す工程図である。 敷物の製造方法を示す工程図である。 敷物の製造方法を示す工程図である。 敷物の製造方法を示す工程図である。 敷物の製造方法を示す工程図である。 敷物の製造方法を示す工程図である。 敷物の製造方法を示す工程図である。 敷物の製造方法を示す工程図である。
今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。各実施例にて記載されている技術的特徴は互いに組み合わせることができ、本発明の範囲は、特許請求の範囲内での全ての変更及び特許請求の範囲と均等の範囲が含まれることが意図される。
以下本発明を実施の形態に係る敷物10の製造方法を示す図面に基づいて説明する。図1〜図8は、敷物10の製造方法を示す工程図である。
図1に示すように、敷物10(図8参照)を製造する場合、基布1を準備する。以下の説明において、基布1及びこれに設けられる構成の集合を原反とも称し、原反を切断したものを敷物10とも称する。基布1は、例えばポリエステルのペレットを材料とし、スパンボンド法によって、不織布として製造される。次に図2に示すように、基布1の一面にループパイル2a(毛体)を植え込み、パイル層2を形成する。このとき、ループパイル2aの端部は基布1を貫通し、基布1の他面側に突出する。ループパイル2aは、例えば、ポリエステル繊維によって構成され、タフティング機によって植え付けられる。タフティング機の仕様は、例えば1/10ゲージ且つ13ステッチである。目付(単位面積当たりのパイルの質量)は310g/m2 である。なおループパイル2aは、毛体の一例であり、ループパイル2aに代えて、直線的な毛体を使用してもよい。直線的な毛体を使用した場合、目付は、例えば450〜1000g/m2 である。
そして図3に示すように、基布1の他面にループパイル2aの抜けを防止するための抜け止め層3を形成する。抜け止め層3は、例えば発泡EVA(Ethylene vinyl acetate)材によって構成される。発泡EVAを130℃に加熱して、溶融させ、基布1の他面に塗布し、ロールを使用し、シート状に成形且つ冷却させて抜け止め層3を形成する。ループパイル2aの端部は、硬化した抜け止め層3の内部に埋まり、ループパイル2aの抜けが防止される。
そして図4に示すように、染料21を吐き出すインクジェット装置20装置をパイル層2の上側に配置させて、原反に印刷を施す。その後、原反を乾燥させる。乾燥温度は、例えば、150〜200℃であり、乾燥時間は、例えば3分である。なお乾燥時間は3分に限られず、2〜5分でもよい。その後、原反を洗浄し、乾燥させる。なお無地の敷物10を製造する場合は、印刷は行わない。
そして図5に示すように、抜け止め層3に接着材4を介して不織布5を貼り付ける。接着材4としては、例えば、ラテックス接着材が挙げられる。剛性を高める場合、SBR(styrene-butadiene rubber)を含むラテックス接着材を使用するとよい。その後、接着材4を乾燥させる。乾燥温度は、例えば130℃であり、乾燥時間は、例えば11分である。なお乾燥温度は130℃に限られず、100〜150℃でもよい。乾燥時間は11分に限られず、5〜15分でもよい。
そして図6に示すように、不織布5に滑り止め層6を形成する。滑り止め層6は、例えば、TPE(ThermoPlastic Elastomer)又はTPR(ThermoPlastic Rubber)材によって構成される。180℃に加熱されたTPE又TPR材が、不織布5の一面(接着材4の反対側の面)に向けて、金型部(図示略)から押し出され、ローラ及びエンボスローラ(いずれも図示略)の間に基布1、パイル層2、抜け止め層3、接着材4及び不織布5と共に挟まれる。エンボスローラは滑り止め層6にエンボス加工を施し、滑り止め層6は圧接され、不織布5に固定される。金型部は、TPE又TPR材を、不織布5の一面全体を覆うように、シート状に押し出してもよいし、不織布5の一面をストライプ状に覆うように、帯状に押し出してもよい。滑り止め層6の目付は、例えば600g/m2 である。なお目付は、600g/m2 に限られず、例えば100〜800g/m2 でもよい。滑り止め層6は冷却される。
その後、図7に示すように、ホーン30及び受具31の間に、原反を狭持させ、高周波によって、パイル層2を溶着させる。ホーン30の近傍に、カッタ40が設けられている。カッタ40によって原反は、敷物10の寸法に対応した大きさに切断される。即ち、高周波溶着と切断とが略同時に実行され、ホーン30及び受具31は、敷物10の縁部分を狭持し、高周波溶着が実行される。ホーン30、受具31及びカッタ40は、それぞれ、例えば平面視四角形状をなす。ホーン30の外側に、カッタ40が配置されている。カッタ40の切断によって、四角形状の敷物10が製造される(図8参照)。カッタ40は敷物10の外周縁を切断する。
パイル層2への加熱は、ループパイル2aの融点付近、好ましくはループパイル2aパイルの融点以下になるように制御される。このように制御することによって、パイル層2に焦げ付きが発生することを防止することができる。例えば、ループパイル2aがポリエステル繊維によって構成されている場合、ポリエステル繊維の融点は約260℃であるところ、ループパイル2aの温度が160〜170℃付近になるように、ホーン30の駆動が制御される。ホーン30及び受具31の間に狭持されたループパイル2aは押し潰され、完全ではなく、ある程度溶融した状態、いわば半融状態となる。例えばループパイル2aは部分的に溶融する。窪んだ部分1a、即ち所定箇所が基布1上に形成される。ここで、図7に示すように、窪んだ部分1aの長さ(所定箇所の幅)をLとする。Lは、例えば1〜1.5mmである。ホーン30及び受具31は、敷物10の外周縁と、該外周縁から1〜1.5mm離隔した位置までの間の幅の狭い領域のみを溶着する。
実施の形態に係る敷物10の製造方法にあっては、所定箇所において、ループパイル2aを加熱して圧縮する。ループパイル2aは溶融又は凝集される。ループパイル2aが加熱圧縮された所定箇所をカッタ40によって切断する。加熱圧縮された部分は所定幅を有し、切断後における敷物10の周縁部のほつれを抑制することができる。また加熱圧縮された部分は突出していないので、敷物10の外観意匠性の低下を抑制することができる。
またループパイル2aの融点以下の温度にてループパイル2aを加熱し、ループパイル2aが焦げることを防止する。またループパイル2aの加熱部分、即ち所定箇所の幅を1〜1.5mmに設定し、所定箇所の周縁を切断する。即ち、敷物10の周縁部に形成された溶融部分の幅は1〜1.5mmの範囲に設定され、敷物10の周縁部におけるパイル層2の押し潰された部分の幅を狭くすることができ、敷物10の外観意匠性を向上させることができる。
1 基布
2 パイル層
2a ループパイル
3 抜け止め層
4 接着材
5 不織布
6 滑り止め層
10 敷物
20 インクジェット装置
21 染料
30 ホーン
31 受具
40 カッタ

Claims (3)

  1. 基布の一面に毛体を植え込み、
    前記基布の他面に前記毛体の抜けを防止するための抜け止め層を形成し、
    前記抜け止め層に接着材を介して不織布を設け、
    前記不織布に滑り止め層を設け、
    前記基布の所定箇所に植え込まれた前記毛体を加熱して圧縮し、
    前記所定箇所の周縁をカッタによって切断する
    敷物の製造方法。
  2. 前記毛体の融点以下の温度にて前記毛体を加熱する
    請求項1に記載の敷物の製造方法。
  3. 前記所定箇所の幅は1〜1.5mmである
    請求項1又は2に記載の敷物の製造方法。
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