JP2005335662A - 自動車用上敷きマット - Google Patents

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利雄 村上
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【課題】自動車床敷設材上で使用する上敷きマットにおいて、端末挿入部が使用中外れてマットが移動して見苦しくなること、清掃等のため取り外し及び再装着の容易であることを課題とした。
【解決手段】マットの打ち抜き端末挿入部の表面のパイル糸を溶融しないように熱可塑性樹脂を溶融圧着してパイル高さを低減した上敷きマットとした。又更に上記構成の熱可塑性樹脂の上面に不織布、織物、編物、カーペット、プラスチックプレート等を溶融樹脂と共に圧着した上敷きマットとした。
【選択図】図2

Description

この発明は、自動車の床敷設材の上に使用する自動車用上敷きマットに関する。
従来の上敷きマットは、そのシートスライド打ち抜き端末部及び外周端末をミシン糸でオーバーロック加工し、上記マットの裏面に樹脂製の挿入片を端部から突出するように取り付けたものである。オーバーロック加工は端末のパイル糸のほつれを防止し、外観見栄えを向上する目的で行われ、樹脂製の挿入片はシートスライドレールカバーの下の空所内床敷設材の上に挿入して上敷きマットを装着している。更にある場合にはサイドのキッキングプレート下の床敷設材の上に挿入して上敷きマットを装着している。
しかしながら樹脂製の挿入片は数箇所離れて点状に端末に取り付けるのみであるから往々にして乗客の乗り降りの際かかる力により外れて、その結果上敷きマットが移動し、めくれたり、見苦しくなる問題がある。
この発明は装着使用中外れることがなく、しかし清掃等のため取り外し、再装着が容易で平面高低なく見栄えのする上敷きマットの提供を課題とした。
上記課題を達成するため、この発明の上敷きマットは、マットの打ち抜き端末挿入部の表面パイル糸を溶融しないように熱可塑性樹脂を溶融圧着してパイル高さを低減した上敷きマットとしたものである。
更に上記構成の熱可塑性樹脂の上面に不織布、織物、編物、カーペット、プラスチックプレート等を溶融樹脂と共に圧着した上敷きマットとするものである。
打ち抜き端末挿入部を溶融熱可塑性樹脂で表面パイル層を圧着することにより厚さを低減させ剛性を大きくし、又更に表面に不織布、織物、編物、カーペット、プラスチックプレート等を使用することにより更に剛性及び滑らかさを向上し端末カバー部品下に端末挿入装着を容易にし、装着使用中足からかかる多数回の外力で外れることがなくなり、清掃等のため取り外しも容易で再装着も容易になり、外観も段差のない一面となり見栄えした上敷きマットとなった。
以下に発明の構成を図面を参照しながら作用と共に詳述する。図1に発明の一例のシートスライド打ち抜き3のある上敷きマット1及び2を示す。図2にシートスライド打ち抜き3の端末挿入部の表面パイル糸12に熱可塑性樹脂13をパイル糸12が溶融しない温度で圧着してパイル厚さを適度に低減させている一断面図を示している。このようにすることによりシートスライド打ち抜き端末挿入部の剛性を高め、厚さを小さくして図3に示すシートスライドレールに取り付けたシートレールカバー5と自動車床部品7間にできる空所内の床敷設材4の上に前記処理をした上敷きマットのシートスライド打ち抜き端末挿入部を挿入し挟着している。シートスライドの床敷設材4上に上敷きマット1の挿入時マットの屈曲がなく滑らかに挿入できるようになった。これより前に最初に打ち抜き端末挿入部のパイル糸をプレスでつぶしたり、パイル糸を切断したりして装着してみたが端末挿入部が柔軟なため屈曲して挿入が困難であった。
樹脂の溶融圧着のときパイル糸を溶融しない温度で行うことが必要である。パイル糸を溶融すると樹脂層が脆くなり、挿入で亀裂が発生し好ましくない。
熱可塑性樹脂はパイル糸を溶融しなければ特に制限はないがポリオレフィン系エラストマー、ポリスチレン系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、低結晶1,2−ポリブタジエン等弾性樹脂が特にその耐久性があり好ましい。
熱可塑性樹脂の使用方法は、表面パイル糸上にホットメルトにして適用して圧着する方法、熱可塑性樹脂シートを重ねて又は粉末を散布後熱板圧着する方法等が使用できる。不織布、織物、編物、カーペット、プラスチックプレート等を表面に同時圧着するものでは前記方法の他に不織布等の一面に樹脂シートを積層したものを熱炉等で溶融し、直後にパイル糸上に溶融樹脂面をパイル糸に向けて重ねて不織布面等をプレスする方法もある。更にシートスライド個所を打ち抜く前に上記のような処理を行い、その後シートスライド個所を打ち抜くことができる。又シートスライド個所を打ち抜き、その後打ち抜き端末挿入部のパイル糸上に溶融樹脂を圧着する方法も使用できる。
この発明は、上記構成の熱可塑性樹脂13の上面に更に不織布等を溶融樹脂と共に圧着し上敷きマットを提供する。上記不織布等は樹脂の溶融圧着時溶融しないものである。不織布等の使用の作用効果はより剛性を大きくし、表面を滑らかにし、シートスライドレールカバー下の空所内への挿入を容易にし、強制的屈曲しても樹脂だけのものより亀裂抵抗が優れ強靭となっている。
以上はシートスライドレール部の打ち抜き端末挿入部について記述したが、同様の処理を外周の端末挿入個所例えばサイドシルのキッキングプレート下床敷設材の上に挿入適用できることは勿論のことである。
この発明の原反は表面側がパイル糸を有するカーペットで、その裏面が不織繊維層からなるものが軽量、吸音効果の面から好ましい。更に詳細には、表面側パイル糸は一例として100〜150g/mのポリエステル繊維からなる不織基布にナイロン嵩高加工糸をタフティング機でタフティングし、パイル抜け防止のためスチレンブタジエンラテックスを塗布したものである。
(実施例1)110g/mのポリエステル不織布基布にナイロン嵩高加工糸を480g/mをパイル高さ8mmにタフティングし、裏面にスチレンブタジエンラテックスを80g/mをスプレー塗布した。ポリエステル繊維綿6de×51mmの400g/mにポリエステルバインダー繊維2de×51mmの100g/mを配合し500g/mの不織布シートとし、熱風貫通、ロールプレス、冷風貫通して不織繊維層とした。上記カーペット裏面にポリエチレン粉末80g/mを散布後加熱溶融し不織繊維層とプレスして一体化し、原反とした。この原反から図1に示したワンボックスカーの後席を打ち抜き加工し、シートスライド打ち抜き端末挿入部7mm巾にゼットメルトオレフィン系ホットメルト(住友3M社製)をホットメルトガンより160℃で0.5g/cm量塗布後プレス加工して初期厚さ14mmを5mm厚さにした。このもののシートスライド挿入空所内への挿入は滑らかに行うことができた。その使用中上敷きマットの外れはなく、取り外しは容易にできた。シートを後方に移動した際表れる外観は均一な平面が保たれ見栄えのする状態であった。
(実施例2)実施例1におけるプレス前に200g/mの巾7mmのポリエステル不織布を重ねてプレスした。このものは更に挿入部の剛性が大きく、シートスライドレールカバー下の空所への挿入を容易に行うことができ、取り外しも楽にできた。強制的に屈曲しても樹脂の亀裂等不具合は発生しなかった。
この発明は自動車の床敷設材上に使用する使用中外れないが清掃等のため取り外しが楽にでき見栄えのよい軽量な上敷きマットに使用することができる。
シートスライド打ち抜き端末挿入部のある上敷きマットの平面図である。 シートスライド打ち抜き端末挿入部を含む上敷きマットの断面図である。 上敷きマットのシートスライドレールカバー下空所内に挿入後の断面図である
符号の説明
1,2 上敷きマット
3 シートスライド打ち抜き部
4 床敷設材
5 スライドレールカバー
6 シートスライドレールの一部
7 パネル部品の一部
11 不織繊維層
12 パイル層
13 樹脂層

Claims (2)

  1. 自動車床敷設材上に使用する上敷きマットにおいて、打ち抜き端末挿入部の表面パイル糸を溶融しないように熱可塑性樹脂を溶融圧着してパイル高さを低減した自動車用上敷きマット。
  2. 自動車床敷設材上に使用する上敷きマットにおいて、打ち抜き端末挿入部のパイル糸を溶融しないように熱可塑性樹脂を溶融圧着するとき樹脂上にその温度で溶融しないように不織布、織物、編物、カーペット、プラスチックプレート等を同時に圧着した自動車用上敷きマット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11091644B2 (en) 2017-11-28 2021-08-17 Lg Chem, Ltd. Method for producing colorant composition, and colorant composition, colorant dispersion, photosensitive resin composition, color filter, liquid crystal display device produced using same

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