JP2021029179A - フォーミング用乳成分含有飲料 - Google Patents

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【課題】スチーマーによるフォーミング初期の起泡力に優れ、なおかつスチーム時に発生する粗大な泡に対して優れた消泡作用を有するフォーミング用牛乳あるいは豆乳成分含有飲料を提供する。【解決手段】スチーマーによるフォーミングに供される、牛乳あるいは豆乳成分含有飲料であって、HLBが10以上のショ糖脂肪酸エステルを該飲料100質量%中に0.005〜0.08質量%含有するフォーミング用乳成分含有飲料。スチーマーによるフォーミングに供される、牛乳成分含有飲料であって、炭素数14〜20の脂肪酸とショ糖とのエステルであるHLBが10以上のショ糖脂肪酸エステルを該飲料100質量%中に0.005〜0.35質量%含有するフォーミング用乳成分含有飲料。【選択図】なし

Description

本発明は、スチーマーでフォーミング(泡立て)して用いる牛乳あるいは豆乳成分含有飲料に関するものである。
カフェラテやカフェオレ等に用いられる乳は、通常スチームマシンで蒸気と混合することで加温及びフォーミングされ、抽出されたコーヒーと混合される。
豆乳を含有する飲料には、乳化安定及び静菌作用の目的で、中〜高HLBのショ糖脂肪酸エステルをはじめとする乳化剤が幅広く用いられている。飲料に添加した乳化剤は起泡特性にも影響を与えることが知られており、従来、中〜高HLBのショ糖脂肪酸エステルやポリグリセリン脂肪酸エステルは起泡力及び泡沫安定性を高めるための起泡剤として用いられている(特許文献1)。具体的には、特許文献1には、HLBが8以上のショ糖脂肪酸エステルとして、HLB19のショ糖ステアリン酸エステル等を飲料中に0.1質量%含有させたフォーミング用豆乳が記載されている。
特開2014−018124号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の起泡剤を添加した飲料は、スチームした際の泡の起泡力及び泡沫安定性は高いが、一般に洗剤の泡のような、粗大で角張っている泡が多数生成し、見た目が悪いだけでなく、飲用した際の口当たりが悪いことが課題であった。
本発明は、ショ糖脂肪酸エステルを用いた飲料をスチームした際、起泡初期に牛乳及び豆乳と同等の起泡力を有し、なおかつスチーム時に発生する粗大な泡に対して優れた消泡作用を有し、口当たりが悪くならないフォーミング用牛乳あるいは豆乳成分含有飲料を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、牛乳あるいは豆乳成分含有飲料に、HLBが10以上のショ糖脂肪酸エステルを限定された特定の含有量で含有させることにより、上記課題を解決することができることを見出した。
即ち、本発明は以下を要旨とする。
[1] スチーマーによるフォーミングに供される、牛乳あるいは豆乳成分含有飲料であって、HLBが10以上のショ糖脂肪酸エステルを該飲料100質量%中に0.005〜0.08質量%含有するフォーミング用乳成分含有飲料。
[2] スチーマーによるフォーミングに供される、牛乳成分含有飲料であって、炭素数14〜20の脂肪酸とショ糖とのエステルであるHLBが10以上のショ糖脂肪酸エステルを該飲料100質量%中に0.005〜0.35質量%含有するフォーミング用乳成分含有飲料。
[3] 更にHLBが9以下のショ糖脂肪酸エステルを含む、[1]又は[2]に記載のフォーミング用乳成分含有飲料。
[4] HLB10以上のショ糖脂肪酸エステルの含有量が0.05質量%以上で、HLB9以下のショ糖脂肪酸エステルの含有量が0.05〜0.35質量%である、[3]に記載のフォーミング用乳成分含有飲料。
[5] ショ糖脂肪酸エステル以外の乳化剤を含まない、[1]〜[4]のいずれかに記載のフォーミング用乳成分含有飲料。
[6] 更にカゼインナトリウム、増粘多糖類及び微結晶セルロースのうちの1種又は2種以上を含む、[1]〜[5]のいずれかに記載のフォーミング用乳成分含有飲料。
[7] カゼインナトリウム、増粘多糖類及び微結晶セルロースを含まない、[1]〜[5]のいずれかに記載のフォーミング用乳成分含有飲料。
[8] 更に、イオン性乳化剤を含有する、[1]〜[4]、[6]及び[7]のいずれかに記載のフォーミング用乳成分含有飲料。
[9] 更に、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びソルビタン脂肪酸エステルのうちの1種又は2種以上を含有する、[1]〜[4]及び[6]〜[8]のいずれかに記載のフォーミング用乳成分含有飲料。
[10] 更に、食品用消泡剤を含む、[1]〜[9]のいずれかに記載のフォーミング用乳成分含有飲料。
[11] 食品用消泡剤を含まない、[1]〜[9]のいずれかに記載のフォーミング用乳成分含有飲料。
[12] 前記ショ糖脂肪酸エステルが、ショ糖ステアリン酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖ミリスチン酸エステル、ショ糖ラウリン酸エステル、及びショ糖オレイン酸エステルから選択される少なくとも1種である、[1]〜[11]のいずれかに記載のフォーミング用乳成分含有飲料。
[13] 前記ショ糖脂肪酸エステルがショ糖ステアリン酸エステルである、[12]に記載のフォーミング用乳成分含有飲料。
[14] 脂質含量が前記飲料100質量%中0〜20質量%である、[1]〜[13]のいずれかに記載のフォーミング用乳成分含有飲料。
[15] 脂質含量が前記飲料100質量%中3〜5質量%である、[14]に記載のフォーミング用乳成分含有飲料。
[16] タンパク含量が前記飲料100質量%中0〜10質量%である、[1]〜[15]のいずれかに記載のフォーミング用乳成分含有飲料。
[17] タンパク含量が前記飲料100質量%中3〜5質量%である、[16]に記載のフォーミング用乳成分含有飲料。
本発明によれば、スチーマーによるフォーミング初期の起泡力に優れ、なおかつスチーム時に発生する粗大な泡に対して優れた消泡作用を有するフォーミング用牛乳あるいは豆乳成分含有飲料を提供することができる。
以下に、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
以下に記載する構成要件の説明は、本発明の実施態様の一例(代表例)であり、本発明はその要旨を超えない限り、これらの内容に特定はされない。
<フォーミング用乳成分含有飲料>
本発明の一態様に係るフォーミング用乳成分含有飲料は、スチーマーによるフォーミングに供される、牛乳あるいは豆乳成分含有飲料であって、HLBが10以上のショ糖脂肪酸エステルを該飲料100質量%中に0.005〜0.08質量%含有することを特徴とする。
本発明の一態様に係るフォーミング用乳成分含有飲料は、スチーマーによるフォーミングに供される、牛乳成分含有飲料であって、炭素数14〜20の脂肪酸とショ糖とのエステルである、HLBが10以上のショ糖脂肪酸エステルを該飲料100質量%中に0.005〜0.35質量%含有することを特徴とする。
スチーマーでフォーミングして用いる乳成分含有飲料とは、スチーマーでフォーミングした後にコーヒー等の飲料に添加されて用いられるものであり、本発明によれば、このようなフォーミング用乳成分含有飲料において、フォーミング直後の起泡力に優れ、なおかつ粗大な泡に対して優れた消泡作用を有する牛乳あるいは豆乳成分含有飲料が提供される。
フォーミングして用いる牛乳あるいは豆乳成分含有飲料としては、液体の他、粉末や顆粒にしたもの等が例示できる。
<牛乳成分含有飲料>
本発明の牛乳成分含有飲料の牛乳成分として用いられる乳原料は、牛乳、濃縮乳、全脂粉乳、脱脂粉乳、練乳、バター、チーズ、クリーム、ホエイ、カゼイン、トータルミルクプロテイン、ミネラル濃縮ホエイ、脱乳糖ホエイ、脱塩ホエイ、乳清ミネラル、バターミルクやバターセラム及びそれらを粉末化したバターミルクパウダー、バターセーラムパウダーなどのバターミルク類等の乳製品、乳製品を酵素や微生物を用いて分解した乳分解物等が挙げられる。本発明の牛乳成分含有飲料はこれらを1種のみ含むものであってもよく、2種以上を含むものであってもよい。
本発明の牛乳成分含有飲料におけるHLB10以上の、炭素数14〜20の脂肪酸とショ糖とのエステルであるショ糖脂肪酸エステルの含有量は、全飲料100質量%中に0.005〜0.35質量%であり、好ましくは0.008〜0.15質量%であり、より好ましくは0.01〜0.1質量%であり、特に好ましくは0.01〜0.05質量%である。ショ糖脂肪酸エステルの含有量が上記範囲であれば、長期保管時の乳化が安定で、起泡力が高く、スチーム時に発生する粗大な泡に対して優れた消泡作用を有するという観点から好ましい。
また、本発明の牛乳成分含有飲料におけるHLB10以上のショ糖脂肪酸エステルの含有量は、全飲料100質量%中に0.005〜0.08質量%であり、好ましくは0.008〜0.08質量%であり、より好ましくは0.01〜0.05質量%であり、特に好ましくは0.01〜0.035質量%である。ショ糖脂肪酸エステルの含有量が上記範囲であれば、長期保管時の乳化が安定で、起泡力が高く、スチーム時に発生する粗大な泡に対して優れた消泡作用を有するという観点から好ましい。
<豆乳成分含有飲料>
本発明の豆乳成分含有飲料の豆乳成分として用いられる豆乳は、大豆原料として黄大豆、青大豆、黒大豆などを限定なく使用することができる。大豆から豆乳を製造する方法としては、公知の方法を用いることができ、一般に大豆を水、熱湯等に一定時間浸漬した後、磨砕し、おからを除去することで得ることができる。
本発明の豆乳成分含有飲料におけるHLB10以上のショ糖脂肪酸エステルの含有量は、全飲料100質量%中に0.005〜0.08質量%であり、好ましくは0.008〜0.08質量%であり、より好ましくは0.01〜0.05質量%であり、特に好ましくは0.01〜0.035質量%である。ショ糖脂肪酸エステルの含有量が上記範囲であれば、長期保管時の乳化が安定で、起泡力が高く、スチーム時に発生する粗大な泡に対して優れた消泡作用を有するという観点から好ましい。
<ショ糖脂肪酸エステル>
(HLBが10以上のショ糖脂肪酸エステル)
本発明のフォーミング用乳成分含有飲料が含有するショ糖脂肪酸エステルは、HLBが10以上のショ糖脂肪酸エステルであり、HLBの上限は特に設けないが、通常20以下であり、好ましくはHLBが11以上18以下である。
HLB10以上のショ糖脂肪酸エステルを上記の範囲で含むことで、長期保管時の乳化が安定で、起泡力が高く、スチーム時に発生する粗大な泡に対して優れた消泡作用を有するという効果が奏される。
本発明のフォーミング用乳成分含有飲料は、HLB10以上のショ糖脂肪酸エステルの1種のみを含むものであってもよく、2種以上を含むものであってもよい。
(HLB9以下のショ糖脂肪酸エステル)
本発明のフォーミング用乳成分含有飲料は、起泡力に優れ、粗大で角張っている泡が残らないという観点から、HLB10以上のショ糖脂肪酸エステルとHLB9以下のショ糖脂肪酸エステルを組み合わせて含有することが好ましい。この場合に用いるHLB9以下のショ糖脂肪酸エステルは、HLB7以下であることが好ましく、5以下であることがより好ましく、3以下であることが特に好ましい。なお、このHLBの下限は通常0以上である。
本発明のフォーミング用乳成分含有飲料は、HLB9以下のショ糖脂肪酸エステルの1種のみを含むものであってもよく、2種以上を含むものであってもよい。
HLB10以上のショ糖脂肪酸エステルとHLB9以下のショ糖脂肪酸エステルとを組み合わせて用いた際の各ショ糖脂肪酸エステルの含有量は、牛乳成分含有飲料にあっては、飲料100質量%中、HLB10以上のショ糖脂肪酸エステルの含有量が0.01〜0.35質量%であり、好ましくは0.03〜0.25質量%であり、より好ましくは0.04〜0.18質量%であり、特に好ましくは0.1〜0.18質量%である。また、HLB9以下のショ糖脂肪酸エステルの含有量は飲料100質量%中、好ましくは0.001〜0.35質量%であり、より好ましくは0.01〜0.2質量%であり、さらに好ましくは0.03〜0.15質量%であり、特に好ましくは0.05〜0.1質量%であり、これらの合計の含有量は飲料100質量%中、好ましくは0.051〜0.7質量%、より好ましくは0.07〜0.5質量%、さらに好ましくは0.08〜0.4質量%、特に好ましくは0.08〜0.28質量%である。
また、HLB10以上のショ糖脂肪酸エステルとHLB9以下のショ糖脂肪酸エステルを組み合わせて用いた際の比率はHLB10以上のショ糖脂肪酸エステル:HLB9以下のショ糖脂肪酸エステル=10:1〜1:5の質量比率が好ましく、より好ましくは5:1〜1:3であり、さらに好ましくは4:1〜1:2であり、特に好ましくは3:1〜1:1である。上記範囲であれば、長期保管時の乳化が安定で、起泡力が高く、スチーム時に発生する粗大な泡に対して優れた消泡作用を有するという観点から好ましい。
HLB10以上のショ糖脂肪酸エステルとHLB9以下のショ糖脂肪酸エステルとを組み合わせて用いた際の各ショ糖脂肪酸エステルの含有量は、豆乳成分含有飲料にあっては、飲料100質量%中、HLB10以上のショ糖脂肪酸エステルの含有量が0.01〜0.35質量%であり、好ましくは0.03〜0.25質量%であり、より好ましくは0.05〜0.18質量%であり、特に好ましくは0.1〜0.18質量%である。また、HLB9以下のショ糖脂肪酸エステルの含有量は飲料100質量%中、好ましくは0.001〜0.35質量%であり、より好ましくは0.01〜0.2質量%であり、さらに好ましくは0.05〜0.15質量%であり、特に好ましくは0.05〜0.1質量%であり、これらの合計の含有量は飲料100質量%中、好ましくは0.051〜0.7質量%、より好ましくは0.07〜0.5質量%、さらに好ましくは0.08〜0.4質量%、特に好ましくは0.1〜0.3質量%である。
また、HLB10以上のショ糖脂肪酸エステルとHLB9以下のショ糖脂肪酸エステルを組み合わせて用いた際の比率はHLB10以上のショ糖脂肪酸エステル:HLB9以下のショ糖脂肪酸エステル=10:1〜1:5の質量比率が好ましく、より好ましくは5:1〜1:3であり、さらに好ましくは4:1〜1:2であり、特に好ましくは3:1〜1:1である。上記範囲であれば、長期保管時の乳化が安定で、起泡力が高く、スチーム時に発生する粗大な泡に対して優れた消泡作用を有するという観点から好ましい。
(より好ましい組み合わせ)
ショ糖脂肪酸エステルのより好ましい組み合わせとしては、HLB16のショ糖脂肪酸エステルとHLBのショ糖脂肪酸エステル11とHLB7以下(好ましくはHLB1〜5)のショ糖脂肪酸エステルとの組み合わせであり、この場合、牛乳あるいは豆乳成分含有飲料、特に牛乳成分含有飲料中の各ショ糖脂肪酸エステルの含有量は、飲料100質量%中、HLB16のショ糖脂肪酸エステルが0.01〜0.3質量%、特に0.03〜0.2質量%、とりわけ0.04〜0.15質量%であることが好ましく、HLB11のショ糖脂肪酸エステルが0.01〜0.3質量%、特に0.03〜0.2質量%、とりわけ0.04〜0.15質量%であることが好ましく、HLB7以下のショ糖脂肪酸エステルが0.001〜0.35質量%、特に0.01〜0.2質量%、とりわけ0.05〜0.1質量%であることが好ましく、これらの合計の含有量が0.051〜0.7質量%、特0.07〜0.5質量%、とりわけ0.08〜0.3質量%であることが好ましい。
また、各ショ糖脂肪酸エステルの質量比率は、HLB16のショ糖脂肪酸エステル:HLB11のショ糖脂肪酸エステル:HLB7以下のショ糖脂肪酸エステル=0.1〜1:0.1〜1:0.01〜2が好ましく、より好ましくは0.3〜1:0.3〜1:0.5〜2であり、更に好ましくは0.5〜1:0.5〜1:1〜2である。
(構成脂肪酸)
本発明で用いるショ糖脂肪酸エステルは、優れた起泡力を有することから、炭素数12〜20の脂肪酸とショ糖とのエステルであることが好ましく、構成脂肪酸としては、特に炭素数12〜18のものが好ましい。
具体的には、本発明で用いるショ糖脂肪酸エステルとしては、好ましくは、ショ糖ステアリン酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖ミリスチン酸エステル、ショ糖ラウリン酸エステル、ショ糖オレイン酸エステルが挙げられ、これらのうち、特にショ糖ステアリン酸エステルが好ましい。
(ショ糖脂肪酸エステルの市販品)
ショ糖脂肪酸エステルは、それ自体既知の食品用乳化剤であり、市販されているショ糖脂肪酸エステルを使用できる。
HLB10以上のショ糖脂肪酸エステルの市販品としては、例えば、「リョートーシュガーエステルS−1670(HLB:16)」、「リョートーシュガーエステルP−1670(HLB:16)」、「リョートーシュガーエステルP−1570(HLB:15)」、「リョートーシュガーエステルS−1570(HLB:15)」、「リョートーシュガーエステルM−1695(HLB:16)」、「リョートーシュガーエステルL−1695(HLB:16)」、「リョートーシュガーエステルL−595(HLB:5)」、「リョートーシュガーエステルO−1570(HLB:15)」、「リョートーシュガーエステルS−1170(HLB:11)」(以上、三菱ケミカルフーズ(株)製、商品名);「DKエステルSS(HLB:19)」、「DKエステルF−160(HLB:15)」、「DKエステルF−140(HLB:13)」、「DKエステルF−110(HLB:11)」、(以上、第一工業製薬社製、商品名)等が挙げられる。
HLB9以下のショ糖脂肪酸エステルの市販品としては、例えば、「リョートーシュガーエステルS−970(HLB:9)」、「リョートーシュガーエステルS−770(HLB:7)」、「リョートーシュガーエステルS−570(HLB:5)」、「リョートーシュガーエステルS−370(HLB:3)」、「リョートーシュガーエステルS−270(HLB:2)」、「リョートーシュガーエステルS−170(HLB:1)」、「リョートーシュガーエステルP−170(HLB:1)」、「リョートーシュガーエステルL−195(HLB:1)」、「リョートーシュガーエステルO−170(HLB:1)」、「リョートーシュガーエステルER−290(HLB:2)」、「リョートーシュガーエステルER−190(HLB:1)」、「リョートーシュガーエステルB−370(HLB:3)」(以上、三菱ケミカルフーズ(株)製、商品名);「DKエステルF−70(HLB:8)」、「DKエステルF−50(HLB:6)」、「DKエステルF−10(HLB:1)」(以上、第一工業製薬社製、商品名)等が挙げられる。
また、ショ糖脂肪酸エステルとして、特許第5945756号公報に記載のように、マイクロ波を照射して製造したショ糖脂肪酸エステルを用いてもよい。
<その他の乳化剤>
本発明のフォーミング用乳成分含有飲料は、長期保管時の乳化安定性、起泡力、スチーム時に発生する粗大な泡に対して優れた消泡作用を有するという観点から、ショ糖脂肪酸エステル以外の乳化剤を含まないことが好ましい場合もある。
一方で、長期保管時の乳化安定性、起泡力、スチーム時に発生する粗大な泡に対して優れた消泡作用を有するという観点から、本発明のフォーミング用乳成分含有飲料は、ショ糖脂肪酸エステル以外の乳化剤を含むことが好ましい場合もあり、この場合、ショ糖脂肪酸エステル以外の乳化剤としては、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル等の非イオン性乳化剤や、有機酸モノグリセリド、ステアロイル乳酸ナトリウム、ステアロイル乳酸カルシウム、レシチン等のイオン性乳化剤が挙げられる。
本発明のフォーミング用乳成分含有飲料はこれらのショ糖脂肪酸エステル以外の乳化剤の1種のみ含むものであってもよく、2種以上を含むものであってもよい。
本発明のフォーミング用乳成分含有飲料がショ糖脂肪酸エステル以外の乳化剤を含有する場合、その含有量は、乳化安定性及び起泡力の増加の理由から飲料100質量%中0.5質量%以下であることが好ましい。
<その他の添加剤>
本発明のフォーミング用乳成分含有飲料は、長期保管時の乳化安定性及び起泡力の増加の観点からカゼインナトリウム、増粘多糖類、微結晶セルロース、サポニン等の添加剤の1種又は2種以上を飲料100質量%中に0.001〜0.5質量%程度の割合で含むものであってもよい。
一方で、スチーム時に発生する粗大な泡に対して優れた消泡作用を有するという観点からは、本発明のフォーミング用乳成分含有飲料は、これらの添加剤を含まないことが好ましい場合もある。
また、本発明のフォーミング用乳成分含有飲料は、スチーム時に発生する粗大な泡に対して優れた消泡作用を有するという観点から、食品用消泡剤を、飲料100質量%中に0.001〜0.1質量%程度の割合で含むものであってもよい。この場合、食品用消泡剤としては、シリコン樹脂系食品用消泡剤、グリセリン脂肪酸エステル系および油脂系の消泡製剤等が挙げられる。
一方で、長期保管時の乳化安定性及び起泡力の増加の観点からは、本発明のフォーミング用乳成分含有飲料は、これらの食品用消泡剤を含まないことが好ましい場合もある。
<脂質・タンパク含量>
本発明のフォーミング用乳成分含有飲料は、脂質含量が飲料100質量%中0〜20質量%であることが好ましく、より好ましくは脂質含量は1〜10質量%であり、特に好ましくは3〜5質量%である。フォーミング用乳成分含有飲料中の脂質含量が上記範囲内であればスチームマシンで起泡した際の起泡力に優れ、なおかつ飲用した際に好ましい風味を有する。
本発明のフォーミング用乳成分含有飲料は、タンパク含量が飲料100質量%中0〜10質量%であることが好ましく、より好ましくはタンパク含量は3〜5質量%である。フォーミング用乳成分含有飲料中のタンパク含量が上記範囲内であればスチームマシンで起泡した際の起泡力に優れ、なおかつ飲用した際に好ましい風味を有する。
<フォーミング用乳成分含有飲料の製造方法>
本発明のフォーミング用乳成分含有飲料は、前述の牛乳又は豆乳成分に、HLB10以上のショ糖脂肪酸エステル、或いはHLB10以上のショ糖脂肪酸エステルとHLB9以下のショ糖脂肪酸エステル、更に必要に応じて用いられる他の乳化剤や添加剤を添加して必要に応じて加温するなどして添加成分を均一に分散、溶解させることにより製造することができる。
この場合、牛乳又は豆乳成分の一部にショ糖脂肪酸エステル等を添加して60〜70℃に加熱撹拌した後、低温の牛乳又は豆乳成分の残部を添加して撹拌する方法が効率的である。
このようにして製造された本発明のフォーミング用乳成分含有飲料は必要に応じて殺菌を行う。殺菌方法は、特に制限されないが、例えば、高温高圧水もしくは高圧水蒸気を注入するか、または通電によるジュール加熱、高周波(マイクロ波)による加熱などの直接加熱法や、電磁誘導加熱、電気炉、直火、流動砂浴、溶融塩浴などの間接加熱法を単独でまたは組み合わせる方法が挙げられる。
<用途>
本発明のフォーミング用乳成分含有飲料をスチーマーでフォーミングしたものは、コーヒー(カフェラテ、カプチーノ、カフェオレ等)、紅茶、ココア、ミルクセーキ、シェイクドリンク、抹茶等の各種の飲料に用いることができる。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。以下において、「部」は「質量部」を意味する。
[起泡試験]
フォーミング用飲料の起泡性の判断は起泡力及び起泡安定性の評価により行った。具体的には、4℃に冷却した150gのサンプルをエスプレッソマシーンのフォーマーによって起泡させ、起泡直後の泡の高さと30分後の泡の高さを測定した。
また、30分後の泡の形状をマイクロスコープにより観察し、泡の形状の評価を行った。
評価基準は以下の通りである。
<起泡力の評価基準>
○:起泡直後の泡の高さが乳化剤無添加の牛乳あるいは豆乳を起泡させたときの値の80%以上
×:起泡直後の泡の高さが乳化剤無添加の牛乳あるいは豆乳を起泡させたときの値の80%未満
<泡沫不安定化の評価基準>
○:(起泡30分経過後の泡の高さ÷起泡直後の泡の高さ)の値が乳化剤無添加の牛乳あるいは豆乳を起泡させたときの値未満
×:(起泡30分経過後の泡の高さ÷起直後の泡の高さ)の値が乳化剤無添加の牛乳あるいは豆乳を起泡させたときの値以上
<泡の形状の評価基準>
○:角ばった粗大な泡が観察されない
△:角ばった粗大な泡が泡の表面に観察される
×:角ばった粗大な泡が泡の表面全体に観察される
[実施例1]
牛乳(脂質含量4.0質量%、タンパク質含量3.4質量%)33.29部にHLBが16で構成脂肪酸がステアリン酸のショ糖脂肪酸エステル(商品名:リョートーシュガーエステルS−1670、三菱ケミカルフーズ(株)製)0.01部を分散させ、その分散液を65℃で加温しながら攪拌することで乳化剤を完全に溶解させた。これに、4℃の牛乳を加えて全体を100部とし、室温で10分間攪拌することにより、牛乳成分含有飲料を得た。本牛乳成分含有飲料について、上記の方法で起泡性評価を行った。
[実施例2]
牛乳33.27部にHLBが16で構成脂肪酸がステアリン酸のショ糖脂肪酸エステル(商品名:リョートーシュガーエステルS−1670)0.03部を分散させた他は実施例1と同様に行って牛乳成分含有飲料を調製し、起泡性評価を行った。
[実施例3]
牛乳33.2部にHLBが16で構成脂肪酸がステアリン酸のショ糖脂肪酸エステル(商品名:リョートーシュガーエステルS−1670)0.10部を分散させた他は実施例1と同様に行って牛乳成分含有飲料を調製し、起泡性評価を行った。
[比較例1]
牛乳32.9部にHLBが16で構成脂肪酸がステアリン酸のショ糖脂肪酸エステル(商品名:リョートーシュガーエステルS−1670)0.40部を分散させた他は実施例1と同様に行って牛乳成分含有飲料を調製し、起泡性評価を行った。
[比較例2]
牛乳33.29部にHLBが5で構成脂肪酸がステアリン酸のショ糖脂肪酸エステル(商品名:リョートーシュガーエステルS−570、三菱ケミカルフーズ(株)製)0.01部を分散させた他は実施例1と同様に行って牛乳成分含有飲料を調製し、起泡性評価を行った。
[比較例3]
牛乳33.27部にHLBが5で構成脂肪酸がステアリン酸のショ糖脂肪酸エステル(商品名:リョートーシュガーエステルS−570)0.03部を分散させた他は実施例1と同様に行って牛乳成分含有飲料を調製し、起泡性評価を行った。
[比較例4]
牛乳33.2部にHLBが5で構成脂肪酸がステアリン酸のショ糖脂肪酸エステル(商品名:リョートーシュガーエステルS−570)0.10部を分散させた他は実施例1と同様に行って牛乳成分含有飲料を調製し、起泡性評価を行った。
[比較例5]
牛乳32.9部にHLBが5で構成脂肪酸がステアリン酸のショ糖脂肪酸エステル(商品名:リョートーシュガーエステルS−570)0.40部を分散させた他は実施例1と同様に行って牛乳成分含有飲料を調製し、起泡性評価を行った。
[実施例4]
牛乳33.29部にHLBが16で構成脂肪酸がラウリン酸のショ糖脂肪酸エステル(商品名:リョートーシュガーエステルL−1695、三菱ケミカルフーズ(株)製)0.01部を分散させた他は実施例1と同様に行って牛乳成分含有飲料を調製し、起泡性評価を行った。
[実施例5]
牛乳33.27部にHLBが16で構成脂肪酸がラウリン酸のショ糖脂肪酸エステル(商品名:リョートーシュガーエステルL−1695)0.03部を分散させた他は実施例1と同様に行って牛乳成分含有飲料を調製し、起泡性評価を行った。
[比較例6]
牛乳33.2部にHLBが16で構成脂肪酸がラウリン酸のショ糖脂肪酸エステル(商品名:リョートーシュガーエステルL−1695)0.10部を分散させた他は実施例1と同様に行って牛乳成分含有飲料調製し、起泡性評価を行った。
[比較例7]
牛乳32.9部にHLBが16で構成脂肪酸がラウリン酸のショ糖脂肪酸エステル(商品名:リョートーシュガーエステルL−1695)0.40部を分散させた他は実施例1と同様に行って牛乳成分含有飲料調製し、起泡性評価を行った。
[比較例8]
牛乳33.29部にHLBが5で構成脂肪酸がラウリン酸のショ糖脂肪酸エステル(商品名:リョートーシュガーエステルL−595、三菱ケミカルフーズ(株)製)0.01部を分散させた他は実施例1と同様に行って牛乳成分含有飲料を調製し、起泡性評価を行った。
[比較例9]
牛乳33.27部にHLBが5で構成脂肪酸がラウリン酸のショ糖脂肪酸エステル(商品名:リョートーシュガーエステルL−595)0.03部を分散させた他は実施例1と同様に行って牛乳成分含有飲料を調製し、起泡性評価を行った。
[比較例10]
牛乳33.2部にHLBが5で構成脂肪酸がラウリン酸のショ糖脂肪酸エステル(商品名:リョートーシュガーエステルL−595)0.10部を分散させた他は実施例1と同様に行って牛乳成分含有飲料を調製し、起泡性評価を行った。
[比較例11]
牛乳32.9部にHLBが5で構成脂肪酸がラウリン酸のショ糖脂肪酸エステル(商品名:リョートーシュガーエステルL−595)0.40部を分散させた他は実施例1と同様に行って牛乳成分含有飲料を調製し、起泡性評価を行った。
牛乳成分含有飲料を用いた実施例1〜5、比較例1〜11のショ糖脂肪酸エステルの種類及び含有量と、起泡性評価の結果を、表1に示す。
Figure 2021029179
[実施例6〜9、比較例12〜23]
牛乳を全て豆乳(脂質含量4.5質量%、タンパク質含量3.7質量%)に変更した他はそれぞれ実施例1〜5、比較例1〜11と同様に豆乳成分含有飲料を調製し、起泡性評価を行った。
豆乳成分含有飲料を用いた実施例6〜9、比較例12〜23のショ糖脂肪酸エステルの種類及び含有量と、起泡性評価の結果を、表2に示す。
Figure 2021029179
以上の結果より、HLBが16で構成脂肪酸がステアリン酸あるいはラウリン酸であるショ糖のショ糖脂肪酸エステル含有量が0.01〜0.03質量%の牛乳あるいは豆乳成分含有飲料(実施例1、2、4〜7、8、9)は起泡直後の起泡力に優れ、30分後に角ばった粗い泡が残らず、フォーミング用に優れた飲料であることがわかる。
また、HLBが16で構成脂肪酸がステアリン酸であるショ糖脂肪酸エステル含有量が0.10質量%の牛乳あるいは豆乳成分含有飲料(実施例3)は起泡直後の起泡力に優れ、30分後に角ばった粗い泡が少ししか残らず、フォーミング用に用いるのに問題が無い飲料であることがわかる。
一方、HLBが16で構成脂肪酸がステアリン酸あるいはラウリン酸であるショ糖脂肪酸エステル含有量が0.04質量%のものや、HLBが5のショ糖脂肪酸エステルを用いたものは起泡性評価が劣る結果となった。
[実施例10、11]
牛乳、粉乳及びバター等の乳原料を用いて再構成された乳成分含有飲料にショ糖脂肪酸エステル(商品名:リョートーシュガーエステルP−1670、S−1170、S−170、いずれも三菱ケミカルフーズ(株)製)を表3の配合で溶解させ、65℃の溶解液を高圧ホモジナイザーで20MPaの高圧均質化処理を行った後、耐圧瓶に充填して95℃で15分加熱することにより、牛乳成分含有再構成飲料を得た。4℃に冷却した150gのサンプルをカフェラテマシンに通して起泡させ、コーヒー抽出液と混合してカフェラテを調製した。調製したカフェラテについて、実施例1と同様の起泡試験を行った。
実施例10,11で用いたショ糖脂肪酸エステルの種類及び含有量と、起泡性評価の結果を表3に示した。
Figure 2021029179
これらの結果から次のことが分かる。
即ち、実施例3、比較例1、6、7において、親水性ショ糖脂肪酸エステル(HLB16)を0.1質量%以上含有する牛乳成分含有飲料は起泡30分後に角ばった粗い泡が見られたが、親水性ショ糖脂肪酸エステル(HLB11〜16)0.1質量%以上と親油性ショ糖脂肪酸エステル(HLB1)を組み合わせて調製した牛乳成分含有飲料(実施例10、11)は起泡直後の起泡力に優れ、起泡30分後に角ばった粗い泡が残らず、フォーミング用に優れた飲料であることがわかる。

Claims (17)

  1. スチーマーによるフォーミングに供される、牛乳あるいは豆乳成分含有飲料であって、HLBが10以上のショ糖脂肪酸エステルを該飲料100質量%中に0.005〜0.08質量%含有するフォーミング用乳成分含有飲料。
  2. スチーマーによるフォーミングに供される、牛乳成分含有飲料であって、炭素数14〜20の脂肪酸とショ糖とのエステルであるHLBが10以上のショ糖脂肪酸エステルを該飲料100質量%中に0.005〜0.35質量%含有するフォーミング用乳成分含有飲料。
  3. 更にHLBが9以下のショ糖脂肪酸エステルを含む、請求項1又は2に記載のフォーミング用乳成分含有飲料。
  4. HLB10以上のショ糖脂肪酸エステルの含有量が0.05質量%以上で、HLB9以下のショ糖脂肪酸エステルの含有量が0.05〜0.35質量%である、請求項3に記載のフォーミング用乳成分含有飲料。
  5. ショ糖脂肪酸エステル以外の乳化剤を含まない、請求項1〜4のいずれかに記載のフォーミング用乳成分含有飲料。
  6. 更にカゼインナトリウム、増粘多糖類及び微結晶セルロースのうちの1種又は2種以上を含む、請求項1〜5のいずれかに記載のフォーミング用乳成分含有飲料。
  7. カゼインナトリウム、増粘多糖類及び微結晶セルロースを含まない、請求項1〜5のいずれかに記載のフォーミング用乳成分含有飲料。
  8. 更に、イオン性乳化剤を含有する、請求項1〜4、請求項6及び請求項7のいずれかに記載のフォーミング用乳成分含有飲料。
  9. 更に、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びソルビタン脂肪酸エステルのうちの1種又は2種以上を含有する、請求項1〜4及び請求項6〜8のいずれかに記載のフォーミング用乳成分含有飲料。
  10. 更に、食品用消泡剤を含む、請求項1〜9のいずれかに記載のフォーミング用乳成分含有飲料。
  11. 食品用消泡剤を含まない、請求項1〜9のいずれかに記載のフォーミング用乳成分含有飲料。
  12. 前記ショ糖脂肪酸エステルが、ショ糖ステアリン酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖ミリスチン酸エステル、ショ糖ラウリン酸エステル、及びショ糖オレイン酸エステルから選択される少なくとも1種である、請求項1〜11のいずれかに記載のフォーミング用乳成分含有飲料。
  13. 前記ショ糖脂肪酸エステルがショ糖ステアリン酸エステルである、請求項12に記載のフォーミング用乳成分含有飲料。
  14. 脂質含量が前記飲料100質量%中0〜20質量%である、請求項1〜13のいずれかに記載のフォーミング用乳成分含有飲料。
  15. 脂質含量が前記飲料100質量%中3〜5質量%である、請求項14に記載のフォーミング用乳成分含有飲料。
  16. タンパク含量が前記飲料100質量%中0〜10質量%である、請求項1〜15のいずれかに記載のフォーミング用乳成分含有飲料。
  17. タンパク含量が前記飲料100質量%中3〜5質量%である、請求項16に記載のフォーミング用乳成分含有飲料。
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