JP2021026802A - コネクタ組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】嵌合速度が遅い場合でも大きなクリック音を生じると共に特別な操作を行うことなく嵌合状態のロックを解除可能なロック機構を備えたコネクタ組立体を提供すること。【解決手段】第1コネクタ20は、スライド面42と、スライド面42と90°の角度で交差するロック面44と、受止面46とを有している。第2コネクタ50は、バネ部70に支持された被ロック部72を有している。被ロック部72の被ロック面74は、バネ部70の支持面706と90°の角度で交差している。嵌合過程において、被ロック部72は、スライド面42に押し付けられつつスライド面42の下方(−Z側)に移動し、その後、受止面46に向かって急速に移動する。この結果、被ロック部72は、受止面46と突き当たる。嵌合状態において、バネ部70の被固定部702は、ロック面44の前方(+X側)に位置している。【選択図】図14

Description

本発明は、互いに嵌合可能な第1コネクタと第2コネクタとを備えたコネクタ組立体に関する。
このタイプのコネクタ組立体は、例えば、特許文献1に開示されている。
図22に示されるように、特許文献1には、雌型コネクタ(第1コネクタ)92と雄型コネクタ(第2コネクタ)94とを備えたコネクタ組立体90が開示されている。図22及び図23に示されるように、第1コネクタ92には、開口部922と、受圧部928とが設けられている。第2コネクタ94には、弾性変形可能な可撓腕942と、可撓腕942に支持された係止爪944とが設けられている。
図23を参照すると、第2コネクタ94が第1コネクタ92と嵌合すると、係止爪944が開口部922のロック部926と係合する。この結果、嵌合状態がロックされ、第2コネクタ94の抜去が防止される。第2コネクタ94が第1コネクタ92と嵌合する際、まず、係止爪944は、ピッチ方向内側に移動しつつ(図23の2点鎖線参照)開口部922に向かって移動する。このとき、可撓腕942は、弾性変形している。係止爪944は、開口部922に達すると、可撓腕942の弾性力によってピッチ方向外側に移動し、受圧部928と突き当たる。このとき、クリック音が生じ、これにより、第2コネクタ94が第1コネクタ92と嵌合したことが分かる。
特開2009−54518号公報
例えば、第1コネクタ及び第2コネクタの夫々が多数の端子を備えている場合、嵌合に必要な力が大きくなる。このような場合、第2コネクタが第1コネクタと嵌合する際の第2コネクタの移動速度(嵌合速度)が遅くなりがちである。嵌合速度が遅くなると、係止爪が受圧部と緩やかに突き当たり、クリック音が小さくなるおそれがある。このため、嵌合速度が遅い場合でもクリック音を大きくしたいという要望がある。また、嵌合状態のロックを解除するための特別な操作を行うことなく第2コネクタを抜去したいという要望がある。
そこで、本発明は、嵌合速度が遅い場合でも大きなクリック音を生じると共に特別な操作を行うことなく嵌合状態のロックを解除可能なロック機構を備えたコネクタ組立体を提供することを目的とする。
本発明は、第1のコネクタ組立体として、
第1コネクタと第2コネクタとを備えたコネクタ組立体であって、
前記第2コネクタは、上下方向において下方に位置する前記第1コネクタと前記上下方向に沿って嵌合可能であり、
前記第1コネクタは、第1ハウジングと、少なくとも1つの第1端子とを備えており、
前記第1端子の夫々は、前記第1ハウジングに保持されており、
前記第1ハウジングには、スライド面と、ロック面と、受止面と、ガイド部とが設けられており、
前記スライド面及び前記受止面の夫々は、前記上下方向に延びており、
前記受止面は、少なくとも部分的に前記スライド面の下方に位置しており、
前記ロック面は、奥側端を有しており、
前記奥側端は、前記上下方向と直交する前後方向において、前記ロック面の後端に位置しており、
前記ロック面は、下方を向いており、且つ、前記前後方向において、前記奥側端から前記スライド面に向かって延びており、
前記ガイド部は、前記スライド面の前方に位置しており、
前記第2コネクタは、第2ハウジングと、少なくとも1つの第2端子とを備えており、
前記第2端子の夫々は、前記第2ハウジングに保持されており、
前記第2ハウジングには、バネ部と、被ロック部と、被ガイド部とが設けられており、
前記バネ部は、被固定部と、支持部とを有しており、弾性変形可能であり、
前記被固定部は、前記第2ハウジングの固定部に固定されており、
前記支持部は、前記被固定部に繋がっており、
前記被ロック部は、前記支持部から後方に向かって突出しており、前記支持部は、前記被ロック部から上方に向かって延びており、
前記被ロック部は、前記バネ部の弾性変形に伴って、前記前後方向に移動可能であり、
前記被ロック部は、被ロック面を有しており、
前記被ロック面は、前記被ロック部の上方を向いた上側面であり、
前記被ガイド部は、前記バネ部の前方に位置しており、
前記第2コネクタが前記第1コネクタと嵌合する嵌合過程において、前記第2コネクタは、前記ガイド部による前記被ガイド部のガイドによって下方に移動し、
前記嵌合過程において、前記被ロック部は、前記スライド面に押し付けられつつ前記スライド面をスライドして下方に移動し、
前記ロック面は、前記上下方向及び前記前後方向によって規定される直交平面において、前記ロック面から真直ぐ上方に延びる線分に対して、90°以下の第1角度で交差しており、
前記被ロック面は、前記第2コネクタが前記第1コネクタから離れた分離状態にあるとき、前記直交平面において、前記被ロック面から真直ぐ上方に延びる線分に対して、90°以下の第2角度で交差しており、
前記嵌合過程において前記被ロック部が前記スライド面の下方に移動すると、前記被ロック部は後方に向かって移動し、前記被ロック部の第2突当部は、前記受止面の第1突当部と突き当たり、
前記第1突当部と前記ガイド部との間の前記前後方向に沿った距離である第1距離D11は、前記第2コネクタが前記分離状態にあるときの前記第2突当部と前記被ガイド部との間の前記前後方向に沿った距離である第2距離D21よりも短く、
前記第1コネクタと前記第2コネクタとが互いに嵌合した嵌合状態において、前記被ロック面は、前記ロック面の下方に位置しており、前記バネ部の前記被固定部は、前記ロック面の前方に位置している
コネクタ組立体を提供する。
また、本発明は、第2のコネクタ組立体として、
第1コネクタと第2コネクタとを備えたコネクタ組立体であって、
前記第2コネクタは、上下方向において下方に位置する前記第1コネクタと前記上下方向に沿って嵌合可能であり、
前記第1コネクタは、第1ハウジングと、少なくとも1つの第1端子とを備えており、
前記第1端子の夫々は、前記第1ハウジングに保持されており、
前記第1ハウジングには、スライド面と、ロック面と、ガイド部とが設けられており、
前記スライド面は、前記上下方向に延びており、
前記ロック面は、奥側端を有しており、
前記奥側端は、前記上下方向と直交する前後方向において、前記ロック面の後端に位置しており、
前記ロック面は、下方を向いており、且つ、前記前後方向において、前記奥側端から前記スライド面に向かって延びており、
前記ガイド部は、前記スライド面の前方に位置しており、
前記第2コネクタは、第2ハウジングと、少なくとも1つの第2端子とを備えており、
前記第2端子の夫々は、前記第2ハウジングに保持されており、
前記第2ハウジングには、バネ部と、被ロック部と、被ガイド部とが設けられており、
前記バネ部は、被固定部と、支持部とを有しており、弾性変形可能であり、
前記被固定部は、前記第2ハウジングの固定部に固定されており、
前記支持部は、前記被固定部に繋がっており、
前記被ロック部は、前記支持部から後方に向かって突出しており、前記支持部は、前記被ロック部から上方に向かって延びており、
前記被ロック部は、前記バネ部の弾性変形に伴って、前記前後方向に移動可能であり、
前記被ロック部は、被ロック面を有しており、
前記被ロック面は、前記被ロック部の上方を向いた上側面であり、
前記被ガイド部は、前記バネ部の前方に位置しており、
前記第2コネクタが前記第1コネクタと嵌合する嵌合過程において、前記第2コネクタは、前記ガイド部による前記被ガイド部のガイドによって下方に移動し、
前記嵌合過程において、前記被ロック部は、前記スライド面に押し付けられつつ前記スライド面をスライドして下方に移動し、
前記ロック面は、前記上下方向及び前記前後方向によって規定される直交平面において、前記ロック面から真直ぐ上方に延びる線分に対して、90°以下の第1角度で交差しており、
前記被ロック面は、前記第2コネクタが前記第1コネクタから離れた分離状態にあるとき、前記直交平面において、前記被ロック面から真直ぐ上方に延びる線分に対して、90°以下の第2角度で交差しており、
前記嵌合過程において前記被ロック部が前記スライド面の下方に移動すると、前記被ロック部は後方に向かって移動し、前記支持部の第2突当部は、前記スライド面の第1突当部と突き当たり、
前記第1突当部と前記ガイド部との間の前記前後方向に沿った距離である第1別距離D12は、前記第2コネクタが前記分離状態にあるときの前記第2突当部と前記被ガイド部との間の前記前後方向に沿った距離である第2別距離D22よりも短く、
前記第1コネクタと前記第2コネクタとが互いに嵌合した嵌合状態において、前記被ロック面は、前記ロック面の下方に位置しており、前記バネ部の前記被固定部は、前記ロック面の前方に位置している
コネクタ組立体を提供する。
また、本発明は、第3のコネクタ組立体として、第1又は第2のコネクタ組立体であって、
前記嵌合状態において、前記被ロック面は、前記支持部に向かって上方に傾斜しつつ延びている
コネクタ組立体を提供する。
また、本発明は、第4のコネクタ組立体として、第1から第3までのいずれかのコネクタ組立体であって、
前記分離状態において、前記バネ部の前記被固定部は、前記第2ハウジングの前記固定部から後方に向かって延びており、前記バネ部の前記支持部は、前記被固定部の後端から下方に向かって延びている
コネクタ組立体を提供する。
また、本発明は、第5のコネクタ組立体として、第1から第4までのいずれかのコネクタ組立体であって、
前記第1ハウジングには、傾斜面が設けられており、
前記傾斜面は、前記スライド面まで、前方及び下方に向かって傾斜して延びている
コネクタ組立体を提供する。
また、本発明は、第6のコネクタ組立体として、第1から第5までのいずれかのコネクタ組立体であって、
前記バネ部は、樹脂からなり、前記第2ハウジングと一体成型されている
コネクタ組立体を提供する。
本発明によるコネクタ組立体の嵌合過程において、弾性変形可能なバネ部に支持された被ロック部は、スライド面に押し付けられつつスライド面をスライドして下方に移動する。本発明において、ロック面が上下方向と交差する第1角度及び被ロック部の被ロック面が上下方向と交差する第2角度の夫々は、90°以下である。また、本発明において、被ロック部が受止面と突き当たる位置に配置されているか、又は、バネ部の支持部がスライド面と突き当たる位置に配置されている。上述の構造によれば、嵌合過程における嵌合速度が遅い場合でも、被ロック部は、後方に向かって急速に移動し、被ロック部(支持部)は、受止面(スライド面)に対して大きな速度で突き当たる。この結果、嵌合速度が遅い場合でも、大きなクリック音を生じる。
更に、本発明によれば、嵌合状態において、被ロック面は、ロック面の下方に位置しており、これにより、嵌合状態がロックされる。一方、嵌合状態において、バネ部の支持部は、ロック面の前方に位置する被固定部から、ロック面の下方に位置する被ロック部まで延びている。即ち、片持ち梁状のバネ部の支点は、被ロック面に対して前方及び上方に位置している。第2コネクタを上方に引くと、被ロック面は、ロック面から上方に向かう力を受け、これにより、バネ部の支点を中心として前方に向かうモーメントがバネ部に生じる。この結果、被ロック部は、前方に向かって移動し、これにより、嵌合状態のロックが解除される。即ち、本発明によれば、第2コネクタを上方に引くだけで嵌合状態のロックを解除できる。
上述のように、本発明によれば、嵌合速度が遅い場合でも大きなクリック音を生じると共に特別な操作を行うことなく嵌合状態のロックを解除可能なロック機構を備えたコネクタ組立体を提供できる。
本発明の実施の形態によるコネクタ組立体を示す斜視図である。コネクタ組立体の第1コネクタと第2コネクタとは、互いに分離した分離状態にある。 図1のコネクタ組立体を示す斜視図である。第1コネクタと第2コネクタとは、互いに嵌合した嵌合状態にある。 図1のコネクタ組立体を示す斜視図である。第1コネクタの第1端子及び第1端子を保持する部位を描画していない。第2コネクタの第2端子及び第2端子を保持する部位を描画していない。 図3の第1コネクタを示す上面図である。第1端子の位置を破線で描画している。第2コネクタのうち第1コネクタの受容空間に受容される部位の概略輪郭形状を1点鎖線で描画している。 図3の第2コネクタを示す底面図である。第2端子の位置を破線で描画している。 図3のコネクタ組立体を示す側面図である。第1ハウジングの一部を描画しており、第2ハウジングの一部及びレバーを描画している。第1コネクタの一部(破線で囲んだ部分)及び第2コネクタの一部(破線で囲んだ部分)を拡大して描画している。 図3のコネクタ組立体を示す斜視図である。第2コネクタは、第1コネクタの受容空間に部分的に受容されている。第1ハウジングの第1張出壁を描画していない。 図7のコネクタ組立体を示す斜視図である。第2コネクタのカバーを描画していない。 図6のコネクタ組立体を示す側面図である。第2コネクタは、第1コネクタの受容空間に部分的に受容されている。 図8のコネクタ組立体を示す斜視図である。レバーの突出部は、第1ハウジングのレバー受部に部分的に受容されている。 図10のコネクタ組立体を示す側面図である。バネ部が弾性変形していないときのバネ部及び被ロック部の輪郭を破線で描画している。 図11のコネクタ組立体を示す側面図である。第2コネクタは、第1コネクタと嵌合している。コネクタ組立体の一部(破線で囲んだ部分)を拡大して描画している。 図10のコネクタ組立体を示す斜視図である。第2コネクタは、第1コネクタと嵌合しており、嵌合状態がロックされている。 図13のコネクタ組立体を示す側面図である。コネクタ組立体の一部(破線で囲んだ部分)を拡大して描画している。 図13のコネクタ組立体を示す斜視図である。レバーは、第1コネクタのレバー止部に止められている。 図14のコネクタ組立体の変形例を示す側面図である。コネクタ組立体の一部(破線で囲んだ部分)を拡大して描画している。拡大図において、バネ部が弾性変形していないときのバネ部及び被ロック部の輪郭を2点鎖線で描画している。 図14のコネクタ組立体における第1ロック構造体及び第2ロック構造体の変形例を示す側面図である。バネ部が弾性変形していないときのバネ部及び被ロック部の輪郭を破線で描画している。 図14の第1ロック構造体及び第2ロック構造体の別の変形例を示す側面図である。バネ部が弾性変形していないときのバネ部及び被ロック部の輪郭を破線で描画している。 図14の第1ロック構造体及び第2ロック構造体の更に別の変形例を示す側面図である。バネ部が弾性変形していないときのバネ部及び被ロック部の輪郭を破線で描画している。 図14の第1ロック構造体及び第2ロック構造体の更に別の変形例を示す側面図である。バネ部が弾性変形していないときのバネ部及び被ロック部の輪郭を破線で描画している。 図14の第1ロック構造体及び第2ロック構造体の更に別の変形例を示す側面図である。バネ部が弾性変形していないときのバネ部及び被ロック部の輪郭を破線で描画している。 特許文献1のコネクタ組立体を示す斜視図である。 図22のコネクタ組立体の一部を示す斜視図である。
図1及び図2に示されるように、本発明の実施の形態によるコネクタ組立体10は、第1コネクタ20と、第2コネクタ50とを備えている。本実施の形態において、第1コネクタ20は、レセプタクルであり、第2コネクタ50は、プラグである。また、第1コネクタ20は、複数の第1ケーブル12に接続して使用するケーブルコネクタであり、第2コネクタ50は、複数の第2ケーブル14に接続して使用するケーブルコネクタである。但し、本発明は、これに限られない。例えば、第1コネクタ20は、プラグであってもよく、第2コネクタ50は、レセプタクルであってもよい。また、第1コネクタ20及び第2コネクタ50の夫々は、ケーブルコネクタに限られない。
第1コネクタ20と第2コネクタ50とは、上下方向(Z方向:嵌合方向)に沿って互いに嵌合可能である。より具体的には、第2コネクタ50は、Z方向において下方(−Z側)に位置する第1コネクタ20とZ方向に沿って嵌合可能である。第1コネクタ20と嵌合した第2コネクタ50は、第1コネクタ20からZ方向に沿って抜去可能である。
図1、図2及び図4を参照すると、本実施の形態の第1コネクタ20は、絶縁体からなる第1ハウジング30と、導電体からなる複数の第1端子22とを備えている。第1端子22の夫々は、第1ハウジング30に保持されている。本実施の形態において、第1端子22は、第1コネクタ20の使用時に、第1ケーブル12と夫々接続される。図4を参照すると、本実施の形態における第1端子22の数は24である。但し、本発明はこれに限られず、第1コネクタ20は、少なくとも1つの第1端子22を備えていればよい。
図1、図2及び図5を参照すると、本実施の形態の第2コネクタ50は、絶縁体からなる第2ハウジング60と、導電体からなり第1端子22(図4参照)と夫々対応する複数の第2端子52とを備えている。第2端子52の夫々は、第2ハウジング60に保持されている。本実施の形態において、第2端子52は、第2コネクタ50の使用時に、第2ケーブル14と夫々接続される。図5を参照すると、本実施の形態における第2端子52の数は24である。但し、本発明はこれに限られず、第2コネクタ50は、少なくとも1つの第2端子52を備えていればよい。
図3及び図5に示されるように、本実施の形態の第2ハウジング60は、第2周壁62を有している。第2周壁62は、Z方向と直交する水平面(XY平面)において矩形のフレーム形状を有しており、これにより、2つの第2側壁66を有している。第2側壁66は、Z方向と直交する横方向(Y方向)において第2周壁62の両側に夫々位置している。第2側壁66の夫々は、Y方向と直交する直交平面(XZ平面)に沿って延びている。本実施の形態の第2ハウジング60は、上述の構造を有している。但し、本発明は、これに限られず、第2ハウジング60の構造は、様々に変形可能である。
図1及び図7を参照すると、本実施の形態の第2コネクタ50は、第2ハウジング60及び第2端子52(図5参照)に加えて、レバー80と、絶縁体からなる2つのカバー88とを備えている。図8を参照すると、レバー80は、金属製の操作部材81と、絶縁体からなる2つの被操作部材86とを備えている。操作部材81は、操作部82と、被操作部材86と夫々対応する2つの腕部84とを有している。操作部82は、Y方向に沿って延びている。腕部84は、操作部82のY方向における両端から、直線状に夫々延びている。腕部84の夫々の先端部は、対応する被操作部材86に取付けられている。
被操作部材86の夫々は、回転軸862と、突出部868とを有している。被操作部材86は、第2ハウジング60の第2側壁66と夫々対応している。被操作部材86の夫々は、XZ平面に沿って延びるようにして、対応する第2側壁66のY方向外側面に取り付けられており、XZ平面において回転軸862を中心に回転可能である。突出部868の夫々は、操作部材81から離れるようにして、被操作部材86から突出している。図7及び図8を参照すると、カバー88は、被操作部材86をY方向外側から夫々覆うようにして、第2側壁66のY方向外側面に夫々取り付けられている。
本実施の形態の第2コネクタ50は、上述のように第2ハウジング60に取付けられたレバー80及びカバー88を備えている。図示したレバー80は、第2ハウジング60の上方(+Z方向)、及び、Y方向及びZ方向の双方と直交する前後方向(X方向)における前方(+X方向)に向かって延びている。後述するように、レバー80を操作することで、第1コネクタ20と第2コネクタ50とが互いに嵌合する。但し、本発明は、これに限られず、レバー80及びカバー88は、必要に応じて設ければよい。
図3に示されるように、本実施の形態の第1ハウジング30は、第1周壁32と、受容空間34とを有している。第1周壁32は、XY平面において受容空間34を囲んでいる。換言すれば、受容空間34は、XY平面において第1周壁32に囲まれた空間である。本実施の形態の第1周壁32には、レバー80を止めるためのレバー止部322が設けられている。レバー止部322は、第1周壁32から前方に突出している。
図3及び図4を参照すると、第1周壁32は、XY平面において矩形のフレーム形状を有しており、これにより、2つの第1張出壁36と、2つの第1側壁37と、2つの第1後壁38とを有している。第1側壁37は、第1周壁32の前側(+X側)の側壁であり、第1周壁32のY方向両側に夫々位置している。第1側壁37の夫々は、X方向及びZ方向によって規定される直交平面(XZ平面)に沿って延びている。第1張出壁36は、第1側壁37と夫々対応しており、第1周壁32のX方向における中間部に位置している。第1張出壁36の夫々は、対応する第1側壁37の後方(−X側)及びY方向外側に位置しており、XZ平面に沿って延びている。第1後壁38は、第1張出壁36と夫々対応している。第1後壁38の夫々は、対応する第1張出壁36の後端(−X側の端)に位置しており、Y方向及びZ方向によって規定される所定平面(YZ平面)に沿って延びている。
図3及び図8を参照すると、本実施の形態の第1ハウジング30は、レバー80の被操作部材86に夫々対応する2つのレバー受部362を有している。レバー受部362は、第1張出壁36と夫々対応している。レバー受部362の夫々は、対応する第1張出壁36のY方向内側の面に設けられており、Y方向内側に張り出している。即ち、レバー受部362の夫々は、受容空間34の内部に位置している。図8を参照すると、レバー受部362の夫々は、対応する被操作部材86の突出部868を受容可能な凹部を有している。レバー受部362の夫々の凹部は、前方に向かって開口している。
本実施の形態の第1ハウジング30は、上述の構造を有している。但し、本発明は、これに限られず、第1ハウジング30の構造は、様々に変形可能である。例えば、第2コネクタ50がレバー80を備えていない場合、レバー止部322及びレバー受部362は、設ける必要がない。
図3及び図7を参照すると、本実施の形態において、第1コネクタ20の受容空間34は、第2コネクタ50の第2周壁62を被操作部材86及びカバー88と共に受容可能な形状を有している。詳しくは、図4及び図5を参照すると、受容空間34のXY平面における形状は、第2コネクタ50の下部(−Z側の部位)のXY平面における形状と略一致している。特に、受容空間34のX方向におけるサイズは、第2コネクタ50の下部のX方向におけるサイズよりも僅かに大きく、受容空間34のY方向におけるサイズは、第2コネクタ50の下部のY方向におけるサイズよりも僅かに大きい。
図3及び図7を参照すると、第2コネクタ50を第1コネクタ20と嵌合させる際、まず、第2コネクタ50を下方に移動させ、第2コネクタ50の第2周壁62を、被操作部材86及びカバー88と共に、第1コネクタ20の受容空間34に挿入する。次に、図8及び図10を参照すると、第2コネクタ50を更に下方に移動させ、被操作部材86の突出部868を、レバー受部362の凹部に夫々挿入する。次に、図10及び図13を参照すると、レバー80の操作部82を下方に押下げる。操作部82を押下げると、第2コネクタ50は、更に下方に移動し、これにより、第1コネクタ20と第2コネクタ50とは、互いに嵌合する。
図2を参照すると、第1コネクタ20と第2コネクタ50とが互いに嵌合した嵌合状態において、第1端子22(図4参照)の夫々は、対応する第2端子52(図5参照)と接触し、これにより、第1ケーブル12は、第2ケーブル14と夫々電気的に接続される。
図10及び図13を参照すると、嵌合状態にある第2コネクタ50を第1コネクタ20から抜去する際、まず、レバー80の操作部82を上方に引き上げる。操作部82を引き上げると、第2コネクタ50は、上方に移動する。このとき、第2端子52(図5参照)の夫々は、対応する第1端子22(図4参照)から離れる。次に、図8及び図10を参照すると、第2コネクタ50を上方に持ち上げ、被操作部材86の突出部868を、レバー受部362の凹部から夫々外す。次に、図3及び図7を参照すると、第2コネクタ50を更に上方に持ち上げ、第2コネクタ50の第2周壁62を、被操作部材86及びカバー88と共に、第1コネクタ20の受容空間34から抜去する。この結果、第2コネクタ50は、第1コネクタ20から離れた分離状態になる。
一般的に、第1端子22(図4参照)の数が多い場合、第2端子52(図5参照)を第1端子22と夫々接触させる際に、大きな力が必要であり、第2端子52を第1端子22から夫々離す際にも大きな力が必要である。即ち、第1コネクタ20及び第2コネクタ50の夫々が本実施の形態のような多芯コネクタである場合、一般的には、第2コネクタ50を第1コネクタ20と嵌合させる嵌合過程、及び、第2コネクタ50を第1コネクタ20から抜去する抜去過程の夫々において大きな力が必要である。また、第1端子22の数が1であったとしても、第1端子22の大きさによっては、嵌合過程及び抜去過程の夫々において大きな力が必要になる。
一方、本実施の形態によれば、レバー80を比較的小さな力で操作することで、第2コネクタ50を第1コネクタ20と嵌合させることができ、且つ、レバー80を比較的小さな力で操作することで、第2コネクタ50を第1コネクタ20から抜去できる。但し、本発明は、これに限られない。例えば、レバー80を設けることなく、第2コネクタ50を直接的に下方に押して第1コネクタ20と嵌合させてもよく、第2コネクタ50を直接的に上方に引いて第1コネクタ20から抜去してもよい。
図13及び図15を参照すると、本実施の形態において、レバー80の操作部材81は、被操作部材86に対して移動可能に取り付けられている。第2コネクタ50が嵌合状態にあるとき、操作部材81を被操作部材86に対して後方に移動させた後、操作部82を、第1コネクタ20のレバー止部322に止めることができる。操作部82を、レバー止部322に止めることで、操作部82に意図しない力が加わることによる嵌合状態の解除を防止できる。但し、操作部82は、必要に応じてレバー止部322に止めればよい。
図3及び図4を参照すると、第1ハウジング30には、2つのガイド部48が設けられている。本実施の形態において、ガイド部48の夫々は、第1ハウジング30の第1側壁37の後端面であり、YZ平面に沿って延びている。即ち、ガイド部48の夫々は、後方を向いた平面であり、Z方向に沿って延びている。
図3及び図5を参照すると、第2ハウジング60には、ガイド部48と夫々対応する2つの被ガイド部78が設けられている。本実施の形態において、被ガイド部78の夫々は、第2ハウジング60の第2側壁66からY方向外側に張り出した部位の前端面(+X側の端面)であり、YZ平面に沿って延びている。即ち、被ガイド部78の夫々は、前方を向いた平面であり、Z方向に沿って延びている。
図7を参照すると、被ガイド部78は、ガイド部48と夫々対応する位置に形成されている。より具体的には、被ガイド部78の夫々は、第2コネクタ50を第1コネクタ20の受容空間34に部分的に挿入したときに、対応するガイド部48から僅かに離れて、対応するガイド部48の後方に位置するか、又は、対応するガイド部48と接触するように配置されている。また、受容空間34のY方向におけるサイズは、第2コネクタ50の第2周壁62のY方向におけるサイズと殆ど等しい。従って、互いに対応する被ガイド部78とガイド部48との間のX方向における距離は、第2コネクタ50が第1コネクタ20と嵌合する嵌合過程において殆ど変わらない。
上述のように配置されたガイド部48及び被ガイド部78は、第2コネクタ50の嵌合過程において、第2コネクタ50のX方向における移動を防止し、第2コネクタ50を確実に下方に移動させる。換言すれば、嵌合過程において、第2コネクタ50は、ガイド部48による被ガイド部78のガイドによって下方に移動する。
図4及び図5を参照すると、本実施の形態によれば、2つのガイド部48は、X方向において互いに同じ位置にあり、2つの被ガイド部78は、X方向において互いに同じ位置にある。図6を参照すると、ガイド部48及び被ガイド部78の夫々は、Z方向に沿って直線状に連続して延びている。また、被ガイド部78の夫々は、対応するガイド部48の直前に位置している。但し、本発明は、これに限られない。第2コネクタ50の嵌合過程において、被ガイド部78の夫々のX方向における位置が対応するガイド部48のX方向における位置と殆ど一致している限り、ガイド部48の構造、数及び配置は、様々に変形可能である。同様に、被ガイド部78の構造、数及び配置は、様々に変形可能である。例えば、被ガイド部78の夫々は、対応するガイド部48の直後に位置していてもよい。
図4及び図6を参照すると、本実施の形態の第1コネクタ20は、2つの第1ロック構造体39を有している。第1ロック構造体39は、第1ハウジング30のY方向両側に夫々位置しており、X方向において互いに同じ位置にある。図4、図5及び図6を参照すると、本実施の形態の第2コネクタ50は、第1ロック構造体39と夫々対応する2つの第2ロック構造体69を有している。第2ロック構造体69は、第2ハウジング60のY方向両側に夫々位置しており、X方向において互いに同じ位置にある。即ち、本実施の形態のコネクタ組立体10は、互いに対応する第1ロック構造体39及び第2ロック構造体69を2セット備えている。
本実施の形態において、2セットの第1ロック構造体39及び第2ロック構造体69は、互いに同様な構造を有しており、第1コネクタ20と第2コネクタ50との嵌合状態を同様にロックする。即ち、2セットの第1ロック構造体39及び第2ロック構造体69は、コネクタ組立体10のロック機構として機能する。但し、本発明は、これに限られない。例えば、2セットの第1ロック構造体39及び第2ロック構造体69は、互いに異なる構造を有していてもよい。また、第1ロック構造体39及び第2ロック構造体69のセット数は、2に限定されず、1でもよいし、3以上でもよい。但し、コネクタ組立体10の構造を過度に複雑にすることなく、嵌合状態を確実にロックするという観点から、本実施の形態が好ましい。以下、互いに対応する1セットの第1ロック構造体39及び第2ロック構造体69について説明する。以下の説明は、各セットについて成立する。
図4を参照すると、本実施の形態において、第1ロック構造体39は、第1ハウジング30の第1後壁38の前側の部位である。図6及び図8を参照すると、第1ロック構造体39は、対向面40と、傾斜面41と、スライド面42と、受容凹部43と、ロック面(上壁面)44と、受止面(後壁面)46とを含んでいる。即ち、第1ハウジング30には、対向面40と、傾斜面41と、スライド面42と、受容凹部43と、ロック面44と、受止面46とが設けられている。
対向面40は、第1後壁38の上部(+Z側の部位)に形成されている。対向面40は、前方を向いており、Z方向に沿って延びている。傾斜面41は、前方を向いており、対向面40の下端(−Z側の端)からスライド面42まで、前方及び下方に向かって傾斜して延びている。スライド面42は、上端428を有しており、前方を向いている。特に、本実施の形態のスライド面42は、上端428からZ方向に沿って真直ぐ延びている。即ち、本実施の形態のスライド面42は、X方向と直交する平面である。但し、スライド面42がZ方向に延びている限り、スライド面42の形状は、本実施の形態に限られない。例えば、スライド面42は、X方向と斜交する平面であってもよいし、X方向と交差する曲面であってもよい。
受容凹部43は、スライド面42から後方に凹んだ凹みである。受止面46は、受容凹部43の後壁面である。即ち、受止面46は、スライド面42の下方に位置しており、且つ、前方を向いている。受止面46は、上端468を有している。本実施の形態の受止面46は、X方向において、スライド面42の後方に位置しており、上端468からZ方向に沿って真直ぐ下方に延びている。即ち、受止面46は、X方向と直交する平面である。但し、受止面46がZ方向に延びている限り、受止面46の形状は、本実施の形態に限られない。例えば、受止面46は、X方向と斜交する平面であってもよいし、X方向と交差する曲面であってもよい。
ロック面44は、受容凹部43の上壁面である。ロック面44は、奥側端448を有している。奥側端448は、X方向において、ロック面44の後端に位置している。ロック面44は、下方を向いており、且つ、X方向において、奥側端448からスライド面42に向かって延びている。本実施の形態において、奥側端448は、受止面46の上端468と同じ位置にある。即ち、本実施の形態のロック面44は、X方向において、スライド面42と受止面46との間に位置しており、受止面46の上端468からスライド面42の向かって延びている。
図5を参照すると、本実施の形態において、第2ロック構造体69は、第2ハウジング60の第2側壁66のY方向外側に設けられている。図6及び図8を参照すると、第2ロック構造体69は、バネ部70と、被ロック部72とを含んでいる。即ち、第2ハウジング60には、バネ部70と、被ロック部72とが設けられている。
図6を参照すると、バネ部70は、被固定部702と、支持部704とを有している。被固定部702は、第2ハウジング60に固定されている。詳しくは、第2ハウジング60の第2側壁66には、Y方向外側に張り出した固定部68が形成されている。被固定部702は、第2ハウジング60の固定部68に固定されている。支持部704は、被固定部702に繋がっている。以上のように形成されたバネ部70は、弾性変形可能である。
本実施の形態によれば、第2コネクタ50が分離状態にあるとき、被固定部702は、固定部68から後方に向かって延びており、支持部704は、被固定部702の後端703から下方に向かって長く延びている。即ち、バネ部70は、XZ平面においてL字形状を有しており、固定部68から全体として下方に向かって延びている。以上のように形成されたバネ部70は、全体として弾性変形し易い。但し、本発明は、これに限られず、バネ部70が弾性変形可能である限り、バネ部70の形状は特に限定されない。例えば、被固定部702は、バネ部70の端面であってもよく、支持部704は、被固定部702から後方及び下方に向かって延びていてもよい。
支持部704は、支持面706と、下端708とを有している。支持面706は、支持部704の後端面である。支持面706は、後方を向いており、Z方向に沿って延びている。下端708は、支持面706の下端である。
被ロック部72は、支持部704の下端に設けられている。換言すれば、支持部704は、被ロック部72から上方に向かって延びている。このように設けられた被ロック部72は、バネ部70の弾性変形に伴って、X方向に移動可能である。被ロック部72は、支持部704から後方に向かって突出している。被ロック部72は、鉤形状を有しており、X方向における先端722と、被ロック面(上側面)74とを有している。被ロック面74は、被ロック部72の上方を向いた上側面である。第2コネクタ50が分離状態にあるとき、バネ部70は、弾性変形しておらず(撓んでおらず)、被ロック面74は、支持面706から後方に向かって先端722まで突出している。
図8及び図9を参照すると、嵌合過程において第2コネクタ50を第1コネクタ20の受容空間34に部分的に挿入すると、バネ部70及び被ロック部72は、対向面40から離れて対向面40の前方に位置する。換言すれば、対向面40は、X方向においてバネ部70及び被ロック部72と対向する。このとき、バネ部70は弾性変形していない。
図9を参照すると、第1コネクタ20において、ガイド部48は、スライド面42から離れてスライド面42の前方に位置しており、第2コネクタ50において、被ガイド部78は、バネ部70から離れてバネ部70の前方に位置している。また、前述したように、嵌合過程のコネクタ組立体10において、被ガイド部78のX方向における位置は、ガイド部48のX方向における位置と一致していると考えてよい。
図6を参照すると、本実施の形態によれば、分離状態(即ち、バネ部70が弾性変形していない状態)にある第2コネクタ50において、バネ部70の支持面706は、X方向と直交する平面であり、被ロック部72の先端722は、被ロック部72の後端に位置している。分離状態において、先端722と被ガイド部78との間のX方向に沿った距離は、第2距離D21であり、支持面706と被ガイド部78との間のX方向に沿った距離は、第2別距離D22である。一方、本実施の形態の第1コネクタ20において、スライド面42及び受止面46の夫々は、X方向と直交する平面である。受止面46とガイド部48との間のX方向に沿った距離は、第1距離D11であり、スライド面42とガイド部48との間のX方向に沿った距離は、第1別距離D12である。
図9を参照すると、第2距離D21は、第1別距離D12よりも大きい。即ち、図9に示された状態において、被ロック部72の先端722は、スライド面42の上端428の後方に位置している。図9から理解されるように、嵌合過程において第2コネクタ50を更に下方に移動させると、上述の位置関係により、被ロック部72は、傾斜面41と接触する。第2コネクタ50を更に下方に移動させると、被ロック部72は、バネ部70を徐々に弾性変形させつつ、傾斜面41をスライドして下方に移動する。バネ部70が弾性変形すると、第2コネクタ50の第2側壁66は、前方に向かう力を受ける。この結果、被ガイド部78の、対応するガイド部48からX方向において離れるような移動が防止される。
本実施の形態において、対向面40は、YZ平面と平行な平面であり、傾斜面41は、Y方向と平行かつZ方向と直交する平面である。但し、本発明は、これに限られない。例えば、傾斜面41は、曲面であってもよい。また、対向面40を設けず、傾斜面41を、第1後壁38の上端から前方及び下方に傾斜するように形成してもよい。
図11を参照すると、第2コネクタ50を更に下方に移動させると、被ロック部72は、バネ部70を更に弾性変形させつつスライド面42に乗り上げ、その後、スライド面42をスライドして下方に移動する。換言すれば、第2コネクタ50の嵌合過程において、被ロック部72は、バネ部70のバネ力によってスライド面42に押し付けられつつスライド面42をスライドして下方に移動する。
図12及び図14を参照すると、第2コネクタ50の嵌合過程において被ロック部72がスライド面42の下方に移動すると、被ロック部72は、バネ部70のバネ力によって受止面46に向かって強く押される。図6を参照すると、第1コネクタ20のロック面44は、XZ平面において、ロック面44から真直ぐ上方に延びる線分LS1に対して、90°の第1角度θ1で交差している。加えて、第2コネクタ50が分離状態にあるとき、被ロック部72の被ロック面74は、XZ平面において、被ロック面74から真直ぐ上方に延びる線分LS2に対して、第1角度θ1と同じ90°の第2角度で交差している。
図14を参照すると、上述の角度条件によれば、被ロック面74は、スライド面42の下方に移動した後、スライド面42の下端部を殆ど擦ることなく、受止面46に向かって移動する。このとき、支持部704が被ロック部72から上方に向かって延びているため、被ロック部72は、X方向に沿って略真直ぐ移動する。即ち、被ロック部72は、摩擦力等の前方に向かう力を殆ど受けることなく、後方に向かうバネ力によって急速に後方に移動する。
図6を図14と併せて参照すると、受止面46の一部である第1突当部462とガイド部48との間のX方向に沿った距離である第1距離D11は、第2コネクタ50が分離状態にあるときの被ロック部72の先端(第2突当部)722と被ガイド部78との間のX方向に沿った距離である第2距離D21よりも短い。
図14を参照すると、受止面46に向かって急速に移動した被ロック部72の第2突当部722は、上述の距離条件によって受止面46の第1突当部462と突き当たり、これにより、明瞭なクリック音が生じると共にクリック感が得られる。
図6を参照すると、本実施の形態において、受止面46の上端468とスライド面42との間のX方向に沿った距離である第1所定距離DP1は、第2コネクタ50が分離状態にあるときの被ロック部72の先端722と支持面706の下端708との間のX方向に沿った距離である第2所定距離DP2よりも短い。但し、被ロック部72の第2突当部722が受止面46の第1突当部462と突き当たる限り、第1所定距離DP1と第2所定距離DP2との間の関係は、特に限定されない。
図14を参照すると、嵌合状態において、被ロック面74は、ロック面44の下方に位置している。この配置により、嵌合状態がロックされる。一方、嵌合状態において、バネ部70の被固定部702は、ロック面44の前方に位置している。バネ部70の支持部704は、ロック面44の前方に位置する被固定部702から、ロック面44の下方に位置する被ロック部72まで延びている。即ち、片持ち梁状のバネ部70の支点(固定部68と被固定部702との間の境界部)は、被ロック面74に対して前方及び上方に位置している。第2コネクタ50を上方に引くと、被ロック面74は、ロック面44から上方に向かう力を受け、これにより、バネ部70の支点を中心として前方に向かうモーメントがバネ部70に生じる。この結果、被ロック部72は、前方に向かって移動し、これにより、嵌合状態のロックが解除される。即ち、本実施の形態によれば、第2コネクタ50は、フリクションロックされており、第2コネクタ50を上方に引くだけで嵌合状態のロックを解除できる。
特に、本実施の形態によれば、嵌合状態において、バネ部70全体がロック面44の前方に位置している。この構造によれば、嵌合状態のロックを解除し易い。加えて、本実施の形態の被ロック面74は、支持部704に向かって上方に傾斜しつつ延びている。詳しくは、被ロック面74は、XZ平面において、被ロック面74から前方に向かって延びる線分LSLに対して、0°よりも大きな角度αで交差している。第2コネクタ50を上方に引くと、被ロック面74は、ロック面44から前方に向かう力を受けて前方に向かって移動する。即ち、本実施の形態によれば、嵌合状態のロックを更に解除し易い。
図6を参照すると、本実施の形態において、ロック面44は、Z方向と直交する平面であり、分離状態における被ロック面74は、Z方向と直交する平面である。但し、ロック面44及び被ロック面74の夫々の形状は、様々に変形可能である。例えば、ロック面44及び分離状態における被ロック面74の夫々は、Y方向と平行かつZ方向と斜交する平面であってもよい。詳しくは、第1角度θ1は、90°以下であればよく、第2角度θ2は、90°以下であればよい。図12を参照すると、この角度条件によれば、嵌合過程において被ロック部72がスライド面42の下方に移動すると、被ロック部72は後方に向かって急速に移動する。
前述したように、本実施の形態のバネ部70は、XZ平面においてL字形状を有している。L字形状のバネ部70は、スライド面42の下方に移動した被ロック部72を、強いバネ力によって後方に移動させる。加えて、L字形状のバネ部70は、撓み易く、嵌合状態のロックを更に解除し易い。
図14を参照すると、本実施の形態のバネ部70は、第2ハウジング60の一部である。特に、バネ部70は、樹脂からなり、第2ハウジング60と一体成型されている。樹脂からなるバネ部70は、撓み易く、これにより、角度αが極めて0°に近い場合(例えば、角度αが3°以下の場合)にも、嵌合状態のロックを外し易い。但し、本発明は、これに限られない。例えば、バネ部70は、金属製であってもよい。
明瞭なクリック音を生成するための構造は、本実施の形態に限られず、以下に説明するように、様々に変形可能である。
図16を図14と比較すると、本実施の形態の変形例によるコネクタ組立体10Aは、第1コネクタ20と僅かに異なる第1コネクタ20Aと、第2コネクタ50と僅かに異なる第2コネクタ50Aとを備えている。第1コネクタ20Aは、第1ハウジング30と僅かに異なる第1ハウジング30Aを備えており、第2コネクタ50Aは、第2ハウジング60と僅かに異なる第2ハウジング60Aを備えている。第1ハウジング30Aには、受容凹部43及びロック面44に代えて、受容凹部43A及びロック面(上壁面)44Aが設けられており、第2ハウジング60Aには、被ロック部72及び被ロック面74に代えて、被ロック部72A及び被ロック面(上側面)74Aが設けられている。この相違点を除き、第1コネクタ20Aは、第1コネクタ20と同じ構造を有しており、第2コネクタ50Aは、第2コネクタ50と同じ構造を有している。
本変形例において、受容凹部43Aは、受容凹部43よりも大きな距離だけ後方に凹んでいる。この結果、ロック面44AのX方向におけるサイズは、ロック面44のX方向におけるサイズよりも大きい。一方、被ロック部72Aは、被ロック部72よりも小さな距離だけ後方に突出している。この結果、被ロック面74AのX方向におけるサイズは、被ロック面74のX方向におけるサイズよりも小さい。
図16を図6と併せて参照すると、本実施の形態において、受止面46の上端468とスライド面42との間のX方向に沿った距離である第1所定距離DP1は、第2コネクタ50が分離状態にあるときの被ロック部72Aの先端722と支持面706の下端708との間のX方向に沿った距離である第2所定距離DP2よりも長い。加えて、スライド面42の上端(第1突当部)428とガイド部48との間のX方向に沿った距離である第1別距離D12は、第2コネクタ50が分離状態にあるときの支持部704の一部である第2突当部707と被ガイド部78との間のX方向に沿った距離である第2別距離D22よりも短い。
上述の距離条件によれば、被ロック部72Aが後方に向かって急速に移動すると、支持部704の第2突当部707は、スライド面42の第1突当部428と突き当たり、これにより明瞭なクリック音が生じると共にクリック感が得られる。
本変形例によれば、第1所定距離DP1は、第2所定距離DP2よりも長く、被ロック部72は、受止面46と突き当たらない。但し、本発明は、これに限られない。例えば、第1所定距離DP1は、第2所定距離DP2と等しくてもよい。この場合、バネ部70の支持部704の第2突当部707がスライド面42の第1突当部428と突き当たると共に、受止面46に向かって急速に移動した被ロック部72Aの先端(第2突当部)722が受止面46の第1突当部462(図14参照)と突き当たる。この結果、更に明瞭なクリック音が生じる。即ち、本変形例において、第1所定距離DP1は、第2所定距離DP2以上であってもよい。
また、本変形例による第1コネクタ20Aは、受止面46を備えていなくてもよい。例えば、第1ハウジング30の第1後壁38に、受容凹部43Aに代えて、第1後壁38をX方向に貫通する孔が形成されていてもよい。この場合、第1所定距離DP1は、規定できない。以上の説明から理解されるように、本変形例における第1所定距離DP1と第2所定距離DP2との間の関係は、特に限定されない。
図14及び図16を参照すると、上述した実施の形態によれば、樹脂からなる被ロック部72の先端722(即ち、点又は線分)が樹脂からなる受止面46と突き当たり、上述した変形例によれば、樹脂からなるバネ部70が樹脂からなるスライド面42の上端428(即ち、点又は線分)と突き当たる。上述した実施の形態及び変形例によれば、互いに突き当たる部位の衝突面積が極めて小さいため、互いに突き当たる部位が樹脂からなる場合でも明瞭なクリック音が生じる。但し、本発明は、これに限られず、互いに突き当たる部位は金属製であってもよい。
図6及び図16を参照すると、上述した実施の形態及び変形例によれば、スライド面42及び受止面46の夫々は、YZ平面と平行な平面である。この形状によれば、第1突当部462(図14参照)とガイド部48との間のX方向に沿った距離である第1距離D11は、受止面46とガイド部48との間のX方向に沿った距離(受止距離)と等しく、第1突当部428(図16参照)とガイド部48との間のX方向に沿った距離である第1別距離D12は、スライド面42とガイド部48との間のX方向に沿った距離(スライド距離)と等しい。また、第1角度θ1は、スライド面42とロック面44との間の角度である。
但し、本発明は、上述した実施の形態及び変形例に限られない。例えば、スライド面42及び受止面46の夫々は、Y方向と平行かつZ方向と斜交する斜面であってもよい。この場合、受止距離は、受止面46の部位に応じて異なり、スライド距離は、スライド面42の部位に応じて異なる。一方、この場合にも、第1距離D11は、第1突当部462(図14参照)とガイド部48との間のX方向に沿った距離であり、第1別距離D12は、第1突当部428(図16参照)とガイド部48との間のX方向に沿った距離である。
上述した実施の形態及び変形例によれば、分離状態において、支持面706は、YZ平面と平行な平面であり、被ロック部72(被ロック部72A)の先端722を含む後端面は、YZ平面と平行な平面である。この形状によれば、分離状態における第2突当部722と被ガイド部78との間のX方向に沿った距離である第2距離D21は、分離状態における被ロック部72(被ロック部72A)の後端面と被ガイド部78との間のX方向に沿った距離(被ロック距離)と等しく、分離状態における第2突当部707と被ガイド部78との間のX方向に沿った距離である第2別距離D22は、分離状態における支持面706と被ガイド部78との間のX方向に沿った距離(支持距離)と等しい。また、第2角度θ2は、支持面706と被ロック面74との間の角度である。
但し、本発明は、上述した実施の形態及び変形例に限られない。例えば、分離状態における支持面706及び被ロック部72(被ロック部72A)の後端面の夫々は、Y方向と平行かつZ方向と斜交する斜面であってもよい。この場合、被ロック距離は、被ロック部72(被ロック部72A)の後端面の部位に応じて異なり、支持距離は、支持面706の部位に応じて異なる。一方、この場合にも、第2距離D21は、分離状態における第2突当部722と被ガイド部78との間のX方向に沿った距離であり、第2別距離D22は、分離状態における第2突当部707と被ガイド部78との間のX方向に沿った距離である。
図16を参照すると、図16の変形例によれば、上述のように、スライド面42及び分離状態における支持面706の夫々は、X方向と直交する平面である。この形状によれば、支持部704の一部(第2突当部707)は、スライド面42の上端468と突き当たる。但し、本発明は、これに限られない。例えば、スライド面42及び分離状態における支持面706のうちのいずれかをX方向と斜交する平面にすることで、支持部704の一部をスライド面42の下端と突き当てることができる。
図14及び図16を参照すると、上述した実施の形態及び変形例によれば、傾斜面41は、スライド面42の上端428まで延びている。一方、スライド面42とロック面44(ロック面44A)との間には、面取りによって形成された斜面が形成されている。即ち、スライド面42の下端とロック面44(ロック面44A)の前端とは、互いに離れている。但し、本発明は、これに限られない。例えば、スライド面42は、ロック面44(ロック面44A)の前端まで延びていてもよい。
上述した実施の形態及び変形例によれば、ロック面44(ロック面44A)は、Z方向と直交しており、受容凹部43(受容凹部43A)は、スライド面42の下方のみに位置している。但し、本発明は、これに限られない。例えば、ロック面44(ロック面44A)は、スライド面42から後方及び上方に向かって延びていてもよい。この場合、受容凹部43(受容凹部43A)は、部分的にスライド面42の上方に位置し、受止面46の上端468は、スライド面42の下端の上方に位置する。即ち、受止面46は、少なくとも部分的にスライド面42の下方に位置していればよい。
以上の説明を纏めると、以上に説明した実施の形態及び変形例によれば、ロック面44(ロック面44A)がZ方向と交差する第1角度θ1及び被ロック部72(被ロック部72A)の被ロック面74(被ロック面74A)がZ方向と交差する第2角度θ2の夫々は、90°以下である。また、以上に説明した実施の形態及び変形例によれば、被ロック部72が受止面46と突き当たる位置に配置されているか、又は、バネ部70の支持部704がスライド面42と突き当たる位置に配置されている。
図14及び図16を参照すると、上述の構造によれば、嵌合過程における嵌合速度が遅い場合でも、被ロック部72(被ロック部72A)は、後方に向かって急速に移動する。この急速な移動により、被ロック部72が受止面46に対して大きな速度で突き当たるか、又は、支持部704がスライド面42に対して大きな速度で突き当たる。この結果、嵌合速度が遅い場合でも、大きなクリック音を生じ、これにより、第1コネクタ20(第1コネクタ20A)と第2コネクタ50(第2コネクタ50A)とが互いに嵌合したことが分かる。
上述のように、本発明によれば、嵌合速度が遅い場合でも大きなクリック音を生じると共に特別な操作を行うことなく嵌合状態のロックを解除可能なロック機構を備えたコネクタ組立体10を提供できる。
図14を参照すると、コネクタ組立体10の構造は、既に説明した変形例に加えて、更に様々に変形可能である。以下、第1コネクタ20の第1ロック構造体39及び第2コネクタ50の第2ロック構造体69のいくつかの変形例について説明する。
図17に示されるように、第2ロック構造体69のバネ部70において、被固定部702は、端面であってもよく、支持部704は、被固定部702から孤状に延びていてもよい。図示した変形例によれば、被ロック部72の第2突当部722が受止面46の第1突当部462と突き当たる。但し、例えば、スライド面42のX方向における位置を前方にずらすことで、支持部704をスライド面42に突き当てることができる。
図18に示されるように、第1ロック構造体39において、スライド面42は、曲面であってもよい。図示した変形例によれば、傾斜面41(図17参照)は、設けられておらず、スライド面42は、対向面40から延びている。また、図示した変形例によれば、被ロック部72の第2突当部722が受止面46の第1突当部462と突き当たる。但し、例えば、スライド面42の下端のX方向における位置を前方にずらすことで、支持部704をスライド面42に突き当てることができる。
図19に示されるように、第1ロック構造体39において、受止面46は、X方向において対向面40と同じ位置にあってもよい。図示した変形例によれば、支持部704の第2突当部707がスライド面42の第1突当部428と突き当たる。但し、例えば、スライド面42のX方向における位置を後方にずらすことで、被ロック部72を受止面46に突き当てることができる。
図20に示されるように、第1ロック構造体39において、受止面46は、斜面であってもよい。図示した変形例によれば、被ロック部72の第2突当部722が受止面46の第1突当部462と突き当たる。但し、例えば、スライド面42のX方向における位置を前方にずらすことで、支持部704をスライド面42に突き当てることができる。
図21に示されるように、第1ロック構造体39において、受止面46は、ロック面44から下方に離れて位置する斜面であってもよい。図示した変形例によれば、ロック面44の一部は、スライド面42の後方に位置しており、ロック面44の他の部位は、スライド面42の前方に位置している。図示した変形例によれば、被ロック部72において先端722の下方に位置する第2突当部723が受止面46の第1突当部462と突き当たる。但し、例えば、スライド面42のX方向における位置を前方にずらすことで、支持部704をスライド面42に突き当てることができる。また、受止面46全体をスライド面42の前方に位置させた場合も、被ロック部72の形状を変更することで、被ロック部72の第2突当部723を受止面46の第1突当部462と突き当てることが可能である。この構造によれば、第1所定距離DP1(図6参照)は、規定できない。
10,10A コネクタ組立体
12 第1ケーブル
14 第2ケーブル
20,20A 第1コネクタ
22 第1端子
30,30A 第1ハウジング
32 第1周壁
322 レバー止部
34 受容空間
36 第1張出壁
362 レバー受部
37 第1側壁
38 第1後壁
39 第1ロック構造体
40 対向面
41 傾斜面
42 スライド面
428 上端(第1突当部)
43,43A 受容凹部
44,44A ロック面(上壁面)
448 奥側端
46 受止面(後壁面)
462 第1突当部
468 上端
48 ガイド部
50,50A 第2コネクタ
52 第2端子
60,60A 第2ハウジング
62 第2周壁
66 第2側壁
68 固定部
69 第2ロック構造体
70 バネ部
702 被固定部
703 後端
704 支持部
706 支持面
707 第2突当部
708 下端
72,72A 被ロック部
722 先端(第2突当部)
723 第2突当部
74,74A 被ロック面(上側面)
78 被ガイド部
80 レバー
81 操作部材
82 操作部
84 腕部
86 被操作部材
862 回転軸
868 突出部
88 カバー
本発明の実施の形態によるコネクタ組立体を示す斜視図である。コネクタ組立体の第1コネクタと第2コネクタとは、互いに分離した分離状態にある。 図1のコネクタ組立体を示す斜視図である。第1コネクタと第2コネクタとは、互いに嵌合した嵌合状態にある。 図1のコネクタ組立体を示す斜視図である。第1コネクタの第1端子及び第1端子を保持する部位を描画していない。第2コネクタの第2端子及び第2端子を保持する部位を描画していない。 図3の第1コネクタを示す上面図である。第1端子の位置を破線で描画している。第2コネクタのうち第1コネクタの受容空間に受容される部位の概略輪郭形状を1点鎖線で描画している。 図3の第2コネクタを示す底面図である。第2端子の位置を破線で描画している。 図3のコネクタ組立体を示す側面図である。第1ハウジングの一部を描画しており、第2ハウジングの一部及びレバーを描画している。第1コネクタの一部(破線で囲んだ部分)及び第2コネクタの一部(破線で囲んだ部分)を拡大して描画している。 図3のコネクタ組立体を示す斜視図である。第2コネクタは、第1コネクタの受容空間に部分的に受容されている。第1ハウジングの第1張出壁を描画していない。 図7のコネクタ組立体を示す斜視図である。第2コネクタのカバーを描画していない。 図8のコネクタ組立体を示す側面図である。第2コネクタは、第1コネクタの受容空間に部分的に受容されている。 図8のコネクタ組立体を示す斜視図である。レバーの突出部は、第1ハウジングのレバー受部に部分的に受容されている。 図10のコネクタ組立体を示す側面図である。バネ部が弾性変形していないときのバネ部及び被ロック部の輪郭を破線で描画している。 図11のコネクタ組立体を示す側面図である。第2コネクタは、第1コネクタと嵌合している。コネクタ組立体の一部(破線で囲んだ部分)を拡大して描画している。 図10のコネクタ組立体を示す斜視図である。第2コネクタは、第1コネクタと嵌合しており、嵌合状態がロックされている。 図13のコネクタ組立体を示す側面図である。コネクタ組立体の一部(破線で囲んだ部分)を拡大して描画している。 図13のコネクタ組立体を示す斜視図である。レバーは、第1コネクタのレバー止部に止められている。 図14のコネクタ組立体の変形例を示す側面図である。コネクタ組立体の一部(破線で囲んだ部分)を拡大して描画している。拡大図において、バネ部が弾性変形していないときのバネ部及び被ロック部の輪郭を2点鎖線で描画している。 図14のコネクタ組立体における第1ロック構造体及び第2ロック構造体の変形例を示す側面図である。バネ部が弾性変形していないときのバネ部及び被ロック部の輪郭を破線で描画している。 図14の第1ロック構造体及び第2ロック構造体の別の変形例を示す側面図である。バネ部が弾性変形していないときのバネ部及び被ロック部の輪郭を破線で描画している。 図14の第1ロック構造体及び第2ロック構造体の更に別の変形例を示す側面図である。バネ部が弾性変形していないときのバネ部及び被ロック部の輪郭を破線で描画している。 図14の第1ロック構造体及び第2ロック構造体の更に別の変形例を示す側面図である。バネ部が弾性変形していないときのバネ部及び被ロック部の輪郭を破線で描画している。 図14の第1ロック構造体及び第2ロック構造体の更に別の変形例を示す側面図である。バネ部が弾性変形していないときのバネ部及び被ロック部の輪郭を破線で描画している。 特許文献1のコネクタ組立体を示す斜視図である。 図22のコネクタ組立体の一部を示す斜視図である。
図7を参照すると、被ガイド部78は、ガイド部48と夫々対応する位置に形成されている。より具体的には、被ガイド部78の夫々は、第2コネクタ50を第1コネクタ20の受容空間34に部分的に挿入したときに、対応するガイド部48から僅かに離れて、対応するガイド部48の後方に位置するか、又は、対応するガイド部48と接触するように配置されている。また、受容空間34の方向におけるサイズは、第2コネクタ50の第2周壁62の方向におけるサイズと殆ど等しい。従って、互いに対応する被ガイド部78とガイド部48との間のX方向における距離は、第2コネクタ50が第1コネクタ20と嵌合する嵌合過程において殆ど変わらない。
ロック面44は、受容凹部43の上壁面である。ロック面44は、奥側端448を有している。奥側端448は、X方向において、ロック面44の後端に位置している。ロック面44は、下方を向いており、且つ、X方向において、奥側端448からスライド面42に向かって延びている。本実施の形態において、奥側端448は、受止面46の上端468と同じ位置にある。即ち、本実施の形態のロック面44は、X方向において、スライド面42と受止面46との間に位置しており、受止面46の上端468からスライド面42向かって延びている。
本実施の形態において、対向面40は、YZ平面と平行な平面であり、傾斜面41は、Y方向と平行かつZ方向と斜交する平面である。但し、本発明は、これに限られない。例えば、傾斜面41は、曲面であってもよい。また、対向面40を設けず、傾斜面41を、第1後壁38の上端から前方及び下方に傾斜するように形成してもよい。
図16を図6と併せて参照すると、本変形例において、受止面46の上端468とスライド面42との間のX方向に沿った距離である第1所定距離DP1は、第2コネクタ50が分離状態にあるときの被ロック部72Aの先端722と支持面706の下端708との間のX方向に沿った距離である第2所定距離DP2よりも長い。加えて、スライド面42の上端(第1突当部)428とガイド部48との間のX方向に沿った距離である第1別距離D12は、第2コネクタ50が分離状態にあるときの支持部704の一部である第2突当部707と被ガイド部78との間のX方向に沿った距離である第2別距離D22よりも短い。

Claims (6)

  1. 第1コネクタと第2コネクタとを備えたコネクタ組立体であって、
    前記第2コネクタは、上下方向において下方に位置する前記第1コネクタと前記上下方向に沿って嵌合可能であり、
    前記第1コネクタは、第1ハウジングと、少なくとも1つの第1端子とを備えており、
    前記第1端子の夫々は、前記第1ハウジングに保持されており、
    前記第1ハウジングには、スライド面と、ロック面と、受止面と、ガイド部とが設けられており、
    前記スライド面及び前記受止面の夫々は、前記上下方向に延びており、
    前記受止面は、少なくとも部分的に前記スライド面の下方に位置しており、
    前記ロック面は、奥側端を有しており、
    前記奥側端は、前記上下方向と直交する前後方向において、前記ロック面の後端に位置しており、
    前記ロック面は、下方を向いており、且つ、前記前後方向において、前記奥側端から前記スライド面に向かって延びており、
    前記ガイド部は、前記スライド面の前方に位置しており、
    前記第2コネクタは、第2ハウジングと、少なくとも1つの第2端子とを備えており、
    前記第2端子の夫々は、前記第2ハウジングに保持されており、
    前記第2ハウジングには、バネ部と、被ロック部と、被ガイド部とが設けられており、
    前記バネ部は、被固定部と、支持部とを有しており、弾性変形可能であり、
    前記被固定部は、前記第2ハウジングの固定部に固定されており、
    前記支持部は、前記被固定部に繋がっており、
    前記被ロック部は、前記支持部から後方に向かって突出しており、前記支持部は、前記被ロック部から上方に向かって延びており、
    前記被ロック部は、前記バネ部の弾性変形に伴って、前記前後方向に移動可能であり、
    前記被ロック部は、被ロック面を有しており、
    前記被ロック面は、前記被ロック部の上方を向いた上側面であり、
    前記被ガイド部は、前記バネ部の前方に位置しており、
    前記第2コネクタが前記第1コネクタと嵌合する嵌合過程において、前記第2コネクタは、前記ガイド部による前記被ガイド部のガイドによって下方に移動し、
    前記嵌合過程において、前記被ロック部は、前記スライド面に押し付けられつつ前記スライド面をスライドして下方に移動し、
    前記ロック面は、前記上下方向及び前記前後方向によって規定される直交平面において、前記ロック面から真直ぐ上方に延びる線分に対して、90°以下の第1角度で交差しており、
    前記被ロック面は、前記第2コネクタが前記第1コネクタから離れた分離状態にあるとき、前記直交平面において、前記被ロック面から真直ぐ上方に延びる線分に対して、90°以下の第2角度で交差しており、
    前記嵌合過程において前記被ロック部が前記スライド面の下方に移動すると、前記被ロック部は後方に向かって移動し、前記被ロック部の第2突当部は、前記受止面の第1突当部と突き当たり、
    前記第1突当部と前記ガイド部との間の前記前後方向に沿った距離である第1距離D11は、前記第2コネクタが前記分離状態にあるときの前記第2突当部と前記被ガイド部との間の前記前後方向に沿った距離である第2距離D21よりも短く、
    前記第1コネクタと前記第2コネクタとが互いに嵌合した嵌合状態において、前記被ロック面は、前記ロック面の下方に位置しており、前記バネ部の前記被固定部は、前記ロック面の前方に位置している
    コネクタ組立体。
  2. 第1コネクタと第2コネクタとを備えたコネクタ組立体であって、
    前記第2コネクタは、上下方向において下方に位置する前記第1コネクタと前記上下方向に沿って嵌合可能であり、
    前記第1コネクタは、第1ハウジングと、少なくとも1つの第1端子とを備えており、
    前記第1端子の夫々は、前記第1ハウジングに保持されており、
    前記第1ハウジングには、スライド面と、ロック面と、ガイド部とが設けられており、
    前記スライド面は、前記上下方向に延びており、
    前記ロック面は、奥側端を有しており、
    前記奥側端は、前記上下方向と直交する前後方向において、前記ロック面の後端に位置しており、
    前記ロック面は、下方を向いており、且つ、前記前後方向において、前記奥側端から前記スライド面に向かって延びており、
    前記ガイド部は、前記スライド面の前方に位置しており、
    前記第2コネクタは、第2ハウジングと、少なくとも1つの第2端子とを備えており、
    前記第2端子の夫々は、前記第2ハウジングに保持されており、
    前記第2ハウジングには、バネ部と、被ロック部と、被ガイド部とが設けられており、
    前記バネ部は、被固定部と、支持部とを有しており、弾性変形可能であり、
    前記被固定部は、前記第2ハウジングの固定部に固定されており、
    前記支持部は、前記被固定部に繋がっており、
    前記被ロック部は、前記支持部から後方に向かって突出しており、前記支持部は、前記被ロック部から上方に向かって延びており、
    前記被ロック部は、前記バネ部の弾性変形に伴って、前記前後方向に移動可能であり、
    前記被ロック部は、被ロック面を有しており、
    前記被ロック面は、前記被ロック部の上方を向いた上側面であり、
    前記被ガイド部は、前記バネ部の前方に位置しており、
    前記第2コネクタが前記第1コネクタと嵌合する嵌合過程において、前記第2コネクタは、前記ガイド部による前記被ガイド部のガイドによって下方に移動し、
    前記嵌合過程において、前記被ロック部は、前記スライド面に押し付けられつつ前記スライド面をスライドして下方に移動し、
    前記ロック面は、前記上下方向及び前記前後方向によって規定される直交平面において、前記ロック面から真直ぐ上方に延びる線分に対して、90°以下の第1角度で交差しており、
    前記被ロック面は、前記第2コネクタが前記第1コネクタから離れた分離状態にあるとき、前記直交平面において、前記被ロック面から真直ぐ上方に延びる線分に対して、90°以下の第2角度で交差しており、
    前記嵌合過程において前記被ロック部が前記スライド面の下方に移動すると、前記被ロック部は後方に向かって移動し、前記支持部の第2突当部は、前記スライド面の第1突当部と突き当たり、
    前記第1突当部と前記ガイド部との間の前記前後方向に沿った距離である第1別距離D12は、前記第2コネクタが前記分離状態にあるときの前記第2突当部と前記被ガイド部との間の前記前後方向に沿った距離である第2別距離D22よりも短く、
    前記第1コネクタと前記第2コネクタとが互いに嵌合した嵌合状態において、前記被ロック面は、前記ロック面の下方に位置しており、前記バネ部の前記被固定部は、前記ロック面の前方に位置している
    コネクタ組立体。
  3. 請求項1又は請求項2記載のコネクタ組立体であって、
    前記嵌合状態において、前記被ロック面は、前記支持部に向かって上方に傾斜しつつ延びている
    コネクタ組立体。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載のコネクタ組立体であって、
    前記分離状態において、前記バネ部の前記被固定部は、前記第2ハウジングの前記固定部から後方に向かって延びており、前記バネ部の前記支持部は、前記被固定部の後端から下方に向かって延びている
    コネクタ組立体。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載のコネクタ組立体であって、
    前記第1ハウジングには、傾斜面が設けられており、
    前記傾斜面は、前記スライド面まで、前方及び下方に向かって傾斜して延びている
    コネクタ組立体。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載のコネクタ組立体であって、
    前記バネ部は、樹脂からなり、前記第2ハウジングと一体成型されている
    コネクタ組立体。
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