JP2021026217A - 光コネクタ - Google Patents

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Shuhei Sugano
修平 菅野
貴仁 音光
Takahito Otomitsu
貴仁 音光
藤原 邦彦
Kunihiko Fujiwara
邦彦 藤原
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Abstract

【課題】ベア部の屈曲を抑制できる光コネクタの提供。【解決手段】光コネクタ1は、複数の光ファイバ2と、複数の光ファイバ2の被覆部2aを剥いだベア部2bが挿入される複数の挿入孔11が形成されたフェルール10と、フェルール10の内部に挿入され、複数の光ファイバ2の被覆部2aのピッチを、複数の挿入孔11のピッチに固定する複数の固定部21が形成されたピッチ固定部材20と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、光コネクタに関するものである。
下記特許文献1には、接着材を硬化させて、所定のピッチで整列された複数の光ファイバを一体化した光ファイバ集合体を製造する方法が開示されている。
特開2019−113730号公報
上記光ファイバ集合体は、接着材の硬化部によって整列された複数の光ファイバの被覆部を剥ぎ、露出したベア部を、MT(Mechanically Transferable)コネクタのフェルールに挿入する。しかし、上記硬化部はフェルールの外部に配置されているため、フェルールと硬化部との位置関係が変動すると、フェルールと硬化部との間で光ファイバに曲げや撓みが発生し、ベア部が屈曲してしまう可能性があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、ベア部の屈曲を抑制できる光コネクタの提供を目的とする。
本発明の一態様に係る光コネクタは、複数の光ファイバと、前記複数の光ファイバの被覆部を剥いだベア部が挿入される複数の挿入孔が形成されたフェルールと、前記フェルールの内部に挿入され、前記複数の光ファイバの被覆部のピッチを、前記複数の挿入孔のピッチに固定する複数の固定部が形成されたピッチ固定部材と、を備える。
この構成によれば、フェルールの内部に光ファイバのピッチを固定するピッチ固定部材が挿入されるため、フェルールとピッチ固定部材の位置関係が一定に保たれ、両者の間で光ファイバに曲げや撓みを発生させないようにして、ベア部の屈曲を抑制できる。また、ピッチ固定部材は、光ファイバの被覆部においてピッチを固定するので、ピッチの固定に伴い屈曲するのは被覆部であり、ベア部における屈曲を抑制できる。
上記光コネクタにおいて、前記複数の挿入孔は、前記フェルールに複数列で形成され、前記複数の固定部も、前記複数の挿入孔に対応して形成されていてもよい。
上記光コネクタにおいて、前記ピッチ固定部材を装着する装着部が形成され、前記ピッチ固定部材と共に前記フェルールに取り付けられたブーツを備えてもよい。
上記光コネクタにおいて、前記ピッチ固定部材には、段差が形成され、前記段差に、前記複数の固定部の入口部が形成されていてもよい。
上記光コネクタにおいて、前記複数の固定部は、複数の孔部によって形成されていてもよい。
上記光コネクタにおいて、前記複数の固定部は、複数の溝部と、前記複数の溝部からの前記被覆部の離脱を規制する天壁部と、によって形成されていてもよい。
上記光コネクタにおいて、前記複数の溝部は、V字溝によって形成されていてもよい。
上記光コネクタにおいて、前記天壁部は、複数のV字溝によって形成されていてもよい。
上記光コネクタにおいて、前記光ファイバの被覆部は、前記固定部に4点で支持されていてもよい。
上記本発明の一態様によれば、ベア部の屈曲を抑制できる。
第1実施形態に係る光コネクタの斜視図である。 第1実施形態に係る光コネクタの分解斜視図である。 第1実施形態に係る光コネクタの縦断面図である。 第1実施形態に係るピッチ固定部材の斜視図である。 第1実施形態に係るピッチ固定部材の段差に沿った平断面図である。 第1実施形態に係るピッチ固定部材の出口部側の正面図である。 第2実施形態に係るピッチ固定部材の斜視図である。 第2実施形態に係るピッチ固定部材の段差に沿った平断面図である。 第2実施形態に係るピッチ固定部材の出口部側の正面図である。 第3実施形態に係るピッチ固定部材の斜視図である。 第3実施形態に係るピッチ固定部材の段差に沿った平断面図である。 第3実施形態に係るピッチ固定部材の出口部側の正面図である。 第4実施形態に係る光コネクタの斜視図である。 第4実施形態に係る光コネクタの分解斜視図である。 第4実施形態に係る光コネクタの縦断面図である。 第4実施形態に係るピッチ固定部材の斜視図である。 第4実施形態に係るピッチ固定部材の出口部側の正面図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る光コネクタ1の斜視図である。図2は、第1実施形態に係る光コネクタ1の分解斜視図である。図3は、第1実施形態に係る光コネクタ1の縦断面図である。
図1に示すように、光コネクタ1は、複数の光ファイバ2と、複数の光ファイバ2が挿入されたフェルール10と、を備えている。
光ファイバ2は、図2に示すように、素線を覆う被覆部2aと、被覆部2aを剥ぎ素線が露出したベア部2bと、を備えている。本実施形態では、複数の光ファイバ2の被覆部2aが図示しない樹脂材(外皮)によって一括で被覆され、テープ状の多心光ファイバケーブルを形成している。この多心光ファイバケーブルは、上述した外皮を裂くことで、光ファイバ2を1本ずつ分離させることができる。フェルール10には、分離した光ファイバ2が挿入されている。
フェルール10は、MTフェルールであり、フェルール10の接続端面10aに複数の挿入孔11が形成されている。複数の挿入孔11には、複数の光ファイバ2のベア部2bが挿入される。フェルール10の接続端面10aは、フェルール10の接続方向に対して傾斜した傾斜面となっている。なお、フェルール10の接続端面10aは、フェルール10の接続方向に対して直角な直角面であっても構わない。
また、フェルール10の接続端面10aには、位置合わせ用の一対のガイド穴12が形成されている。一方で、図示しない相手側のフェルールの接続端面には、ガイド穴12に挿入する一対のガイドピンが設けられている。なお、フェルール10の接続端面10aに、ガイド穴12の代わりにガイドピンが設けられていてもよい。また、フェルール10の接続端面10aに、ガイド穴12とガイドピンとがそれぞれ設けられても構わない。
図3に示すように、フェルール10の接続端面10aと反対側の面には、開口部14が形成されている。開口部14には、後述するピッチ固定部材20と共に、ブーツ30が挿入されている。ブーツ30は、ゴム、エラストマ等によって形成された可撓性部材である。このブーツ30は、筒状胴部31と、装着部32と、を備えている。
筒状胴部31は、開口部14から後方に突出し、フェルール10の外部において、光ファイバ2を柔軟に支持している。筒状胴部31には、図2に示すように、複数の光ファイバ2(テープ状のケーブル部)が挿通される長孔31aが形成されている。長孔31aは、装着部32まで延びている。装着部32は、図3に示すように、フェルール10の内部に挿入され、且つ、僅かに圧縮された圧入状態で開口部14の内壁面に嵌合している。
装着部32は、一対の挟持部33と、シール部34と、を備えている。一対の挟持部33及びシール部34は、図3に示すように、断面視でコの字状に接続され、その内側にピッチ固定部材20を装着する空間部を形成している。一対の挟持部33は、図2に示すように、ピッチ固定部材20の幅及び長さと略同じ寸法を有する板状に形成され、ピッチ固定部材20を上下で挟んでいる。
シール部34は、一対の挟持部33の後方において、フェルール10の開口部14の内壁面の全周に亘って接触する蓋状(板状)に形成されている。ブーツ30より前方のフェルール10の内部空間Sには、段差15が形成されている。段差15には、上述した挿入孔11に光ファイバ2のベア部2bを誘い込むテーパ付き孔部11aが形成されている。
内部空間Sには、図示しない接着材が充填される。接着材は、フェルール10に形成された窓部13から内部空間Sに充填される。シール部34は、内部空間Sに充填される接着材の開口部14からの漏出を防止する。なお、開口部14の寸法に合わせて設計された一対の挟持部33及びピッチ固定部材20においては、開口部14との隙間が小さくなるので、この部分でも接着材の漏出を防止することができる。
図2に示すように、ピッチ固定部材20は、略矩形板状に形成され、複数の光ファイバ2が挿通される複数の固定部21が形成されている。複数の固定部21は、挿通された複数の光ファイバ2の被覆部2aのピッチを、複数の挿入孔11のピッチに固定するものである。つまり、複数の固定部21のピッチと、複数の挿入孔11のピッチは等しい。このピッチ固定部材20の光ファイバ2の挿入側には、段差22が形成されている。
図4は、第1実施形態に係るピッチ固定部材20の斜視図である。図5は、第1実施形態に係るピッチ固定部材20の段差22に沿った平断面図である。図6は、第1実施形態に係るピッチ固定部材20の出口部21b側の正面図である。
図4及び図6に示すように、本実施形態の複数の固定部21は、複数の孔部によって形成されている。
固定部21(孔部)の内径は、光ファイバ2の被覆径よりも僅かに大きい。つまり、固定部21は、光ファイバ2の被覆部2aが挿通可能な内径を有している。隣り合う固定部21の間には、図6に示すように、隔壁23が形成されている。また、図4に示すように、ピッチ固定部材20の段差22には、複数の固定部21の入口部21aが形成されている。入口部21aは、固定部21(孔部)の下半分を、段差22まで延長した半円状の溝形状となっている。
図5に示すように、複数の固定部21は、入口部21aから出口部21bまで一定のピッチP1で形成されている。固定部21のピッチP1は、上述したフェルール10の挿入孔11のピッチと等しく、光ファイバ2のピッチP2よりも大きい。ここで光ファイバ2のピッチP2とは、テープ状の多心光ファイバケーブルとされている光ファイバ2のピッチである。一般に、光ファイバ2のピッチP2は、光ファイバ2の被覆径と等しい。
例えば、光ファイバ2のピッチP2(被覆径)は、160μmもしくは200μmであり、固定部21のピッチP1は、250μmである。このため、固定部21に光ファイバ2を挿入するだけで、特別な治具や接着材なしで光ファイバ2をピッチP1に変換することができる。ピッチ固定部材20は、プラスチック材あるとよく、これにより寸法精度の高い固定部21(孔部)を形成することができる。
上記構成の光コネクタ1によれば、複数の光ファイバ2と、複数の光ファイバ2の被覆部2aを剥いだベア部2bが挿入される複数の挿入孔11が形成されたフェルール10と、フェルール10の内部に挿入され、複数の光ファイバ2の被覆部2aのピッチを、複数の挿入孔11のピッチに固定する複数の固定部21が形成されたピッチ固定部材20と、を備えているので、光ファイバ2のベア部2bにおける屈曲を抑制できる。
すなわち、フェルール10の内部には、図3に示すように、光ファイバ2のピッチを固定するピッチ固定部材20が挿入されるため、フェルール10とピッチ固定部材20の位置関係が一定に保たれ、両者の間で光ファイバ2に曲げや撓みを発生させないようにして、ベア部2bの屈曲を抑制できる。また、ピッチ固定部材20は、光ファイバ2の被覆部2aにおいてピッチを固定するので、ピッチの固定(図5に示すピッチP2からピッチP1への変更)に伴い屈曲するのは被覆部2aであり、ベア部2bにおける屈曲を抑制できる。
また、本実施形態では、図2に示すように、ピッチ固定部材20を装着する装着部32が形成され、ピッチ固定部材20と共にフェルール10に取り付けられたブーツ30を備えているので、フェルール10側に追加工をすることなく、フェルール10の内部にピッチ固定部材20を容易に組み込むことができる。また、ピッチ固定部材20をブーツ30で覆うことで、フェルール10の内部空間Sに充填される接着材が、開口部14から漏れてくることを防ぐことができる。
また、本実施形態では、図4に示すように、ピッチ固定部材20には、段差22が形成され、段差22に、複数の固定部21の入口部21aが形成されているので、光ファイバ2を固定部21に挿入し易くなる。
また、本実施形態では、図6に示すように、複数の固定部21は、複数の孔部によって形成されているので、隣り合う固定部21の間には隔壁23が形成され、一旦、光ファイバ2が固定部21に挿入されれば、左右の光ファイバ2が入れ違いになることはない。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図7は、第2実施形態に係るピッチ固定部材20の斜視図である。図8は、第2実施形態に係るピッチ固定部材20の段差22に沿った平断面図である。図9は、第2実施形態に係るピッチ固定部材20の出口部21b側の正面図である。
図7及び図9に示すように、第2実施形態の複数の固定部21は、複数の溝部24と、複数の溝部24からの光ファイバ2(被覆部2a)の離脱を規制する天壁部25と、によって形成されている。
複数の溝部24は、図8に示すように、固定部21の入口部21aから出口部21bまで一定のピッチP1で形成されている。溝部24は、図9に示すように、光ファイバ2の下半分を囲う半円状の溝となっている。天壁部25は、複数の溝部24のそれぞれと隙間をあけて対向している。天壁部25と溝部24との最小隙間は、光ファイバ2が溝部24から離脱しないように、光ファイバ2の直径(被覆径)未満、好ましくは、その半分の光ファイバ2の半径以下とするとよい。
上記構成の第2実施形態によれば、複数の固定部21が、複数の溝部24と、複数の溝部24からの被覆部2aの離脱を規制する天壁部25と、によって形成されているので、図9に示すように、隣り合う固定部21を空間的に連通させることでき、上述した第1実施形態の隔壁23(図6参照)を無くすことができる。隔壁23は、固定部21のピッチP1が狭いとその厚みが薄く、脆くなり易いので、この第2実施形態によれば、固定部21のピッチP1が狭い場合にも適した構造とすることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図10は、第3実施形態に係るピッチ固定部材20の斜視図である。図11は、第3実施形態に係るピッチ固定部材20の段差22に沿った平断面図である。図12は、第3実施形態に係るピッチ固定部材20の出口部21b側の正面図である。
図10及び図12に示すように、第3実施形態の複数の固定部21は、V字状の溝部26を備える点で、第2実施形態と異なっている。
複数の溝部26は、図11に示すように、固定部21の入口部21aから出口部21bまで一定のピッチP1で形成されている。溝部26は、図12に示すように、光ファイバ2の下半分と少なくとも2点で接触するV字溝となっている。天壁部25は、複数の溝部26のそれぞれと隙間をあけて対向している。天壁部25と溝部26との最小隙間は、光ファイバ2が溝部26から離脱しないように、光ファイバ2の直径(被覆径)未満、好ましくは、その半分の光ファイバ2の半径以下とするとよい。
上記構成の第3実施形態によれば、第2実施形態と同様の作用効果に加え、複数の溝部26がV字溝によって形成されているので、1本の光ファイバ2に対する接点が少なくとも2つに増え、固定部21において光ファイバ2を安定して支持できるようになる。このため、光ファイバ2のピッチを、フェルール10の挿入孔11のピッチに高い精度で変更でき、ベア部2bにおける屈曲をより確実に抑制できる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図13は、第4実施形態に係る光コネクタ1の斜視図である。図14は、第4実施形態に係る光コネクタ1の分解斜視図である。図15は、第4実施形態に係る光コネクタ1の縦断面図である。
図13に示すように、第4実施形態のフェルール10は、光ファイバ2が挿入される複数の挿入孔11が、複数列で形成されている点で、上記実施形態と異なっている。つまり、フェルール10の接続端面10aには、所定方向に1列に並んだ挿通孔11が複数(列)で形成されている。なお、図13に示すフェルール10では、挿入孔11が2列で形成されているが、挿入孔11が2列以上(例えば、4列、6列など)で形成されていても構わない。
図14及び図15に示すように、フェルール10の接続端面10aと反対側の開口部14には、ピッチ固定部材20が挿入されている。ピッチ固定部材20には、フェルール10の複数列(2列)の挿入孔11に対応して、複数列(2列)の固定部21が形成されている。なお、複数列の固定部21が形成されることで、ピッチ固定部材20の厚みが増しており、上記実施形態のブーツ30は無い。なお、開口部14を大きく形成すれば、上記実施形態と同様に、ブーツ30にピッチ固定部材20を装着しても構わない。
ピッチ固定部材20の光ファイバ2が挿入される側には、複数列(2列)の挿入孔11に対応した階段状の段差22が設けられ、段差22の少なくとも一部は、図15に示すように、フェルール10の開口部14からフェルール10の外部に突出している。ブーツ30が無い代わりに、フェルール10から突出した複数段の段差22には、接着剤40を塗布するとよい。接着剤40は、ブーツ30と同様に衝撃を吸収することが可能な、柔軟性を有するシリコーン系接着剤が好ましく、これにより、ピッチ固定部材20から延出される光ファイバ2を段差22においてモールドし、光ファイバ2にかかる曲げ負荷を吸収することができる。
ピッチ固定部材20は、図15に示すように、フェルール10の内部に挿入され、且つ、開口部14の内壁面に嵌合している。ピッチ固定部材20から光ファイバ2が挿入される方向より前方に位置するフェルール10の内部空間Sには、光ファイバ2の挿入孔11の複数列に対応して複数段(2段)の段差15が形成されている。複数段の段差15のそれぞれには、上述した挿入孔11に光ファイバ2のベア部2bを誘い込むテーパ付き孔部11aが形成されている。この構成により、光ファイバ2を、ピッチ固定部材20からフェルール10に向かって、スムースに挿入可能となる。内部空間Sには、図示しない接着材が充填される。接着材は、フェルール10に形成された窓部13から内部空間Sに充填される。ピッチ固定部材20は、内部空間Sに充填される接着材の開口部14からの漏出を防止する。
図16は、第4実施形態に係るピッチ固定部材20の斜視図である。図17は、第4実施形態に係るピッチ固定部材20の出口部21b側の正面図である。
図16及び図17に示すように、第4実施形態の複数の固定部21は、複数の溝部26だけでなく、天壁部25も複数のV字溝25aによって形成されている。
図16に示すように、ピッチ固定部材20の複数段の段差22のそれぞれには、複数の固定部21の入口部21aが形成されている。入口部21aは、固定部21の下半分(溝部26)を、段差22まで延長したV字溝となっている。また、図17に示すように、天壁部25のV字溝25aは、溝部26を天地逆さまにした形状を有している。さらに、天壁部25のV字溝25aは、溝部26と同数且つ同ピッチで形成されている。
上記構成の第4実施形態によれば、第3実施形態と同様の作用効果に加え、溝部26だけでなく天壁部25も複数のV字溝25aによって形成されているので、光ファイバ3の被覆部2aは、固定部21に4点で支持される。つまり、1本の光ファイバ2(被覆部2a)に対する固定部21の接点が、上半分(天壁部25)においても2つに増え、固定部21において計4点で光ファイバ2を安定して支持できるようになる。このため、光ファイバ2のピッチを、フェルール10の挿入孔11のピッチに高い精度で変更でき、ベア部2bにおける屈曲をより確実に抑制できる。
以上、本発明の好ましい実施形態を記載し説明してきたが、これらは本発明の例示的なものであり、限定するものとして考慮されるべきではないことを理解すべきである。追加、省略、置換、およびその他の変更は、本発明の範囲から逸脱することなく行うことができる。従って、本発明は、前述の説明によって限定されていると見なされるべきではなく、特許請求の範囲によって制限されている。
例えば、上記第1〜第3実施形態では、ブーツ30にピッチ固定部材20を装着して、フェルール10の内部に挿入する構成を例示したが、上記第4実施形態のようにピッチ固定部材20単体でフェルール10の内部に挿入及び装着可能としてもよい。
また、例えば、上記第4実施形態では、天壁部25にV字溝25aを形成することで、光ファイバ2の被覆部2aを固定部21にて4点で支持する構成について説明したが、例えば、第1実施形態の固定部21(孔部)の形状(図6参照)が、菱形であれば、第4実施形態と同様に、光ファイバ2の被覆部2aを固定部21(菱形の孔部)にて4点で支持することができる。
1…光コネクタ、2…光ファイバ、2a…被覆部、2b…ベア部、10…フェルール、11…挿入孔、20…ピッチ固定部材、21…固定部、21a…入口部、22…段差、24…溝部、25…天壁部、25a…V字溝、26…溝部、30…ブーツ、32…装着部

Claims (9)

  1. 複数の光ファイバと、
    前記複数の光ファイバの被覆部を剥いだベア部が挿入される複数の挿入孔が形成されたフェルールと、
    前記フェルールの内部に挿入され、前記複数の光ファイバの被覆部のピッチを、前記複数の挿入孔のピッチに固定する複数の固定部が形成されたピッチ固定部材と、を備える、光コネクタ。
  2. 前記複数の挿入孔は、複数列で形成され、
    前記複数の固定部は、前記複数の挿入孔に対応して形成されている、請求項1に記載の光コネクタ。
  3. 前記ピッチ固定部材を装着する装着部が形成され、前記ピッチ固定部材と共に前記フェルールに取り付けられたブーツを備える、請求項1または2に記載の光コネクタ。
  4. 前記ピッチ固定部材には、段差が形成され、
    前記段差に、前記複数の固定部の入口部が形成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光コネクタ。
  5. 前記複数の固定部は、複数の孔部によって形成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の光コネクタ。
  6. 前記複数の固定部は、複数の溝部と、前記複数の溝部からの前記被覆部の離脱を規制する天壁部と、によって形成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の光コネクタ。
  7. 前記複数の溝部は、V字溝によって形成されている、請求項6に記載の光コネクタ。
  8. 前記天壁部は、複数のV字溝によって形成されている、請求項7に記載の光コネクタ。
  9. 前記光ファイバの被覆部は、前記固定部に4点で支持されている、請求項1〜8のいずれか一項に記載の光コネクタ。
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