JP2021025751A - 冷温水冷暖房用パネル - Google Patents

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Tatsuya Hirano
竜也 平野
菅 崇
Takashi Suga
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Abstract

【課題】結露水の水跳ねを防ぎ、建築インテリア要素としての機能を発揮する冷温水冷暖房用パネルを提供する。【解決手段】冷温水冷暖房用パネルは、冷水または温水を内部に流通させることができ、室内に露出された状態で設置され、輻射による冷暖房を行う冷温水冷暖房用パネルであって、室内空間の垂直方向に略沿って延び、所定間隔をおいて並列して設けられた複数の放熱フィンと、前記放熱フィンの下部位置に延在し、前記放熱フィンと連通して冷却媒体を内部に流通可能な下部ヘッダーと、前記下部ヘッダーの下部位置に設けられ、結露水を受けるドレンパンと、前記放熱フィンの上部に位置し、前記放熱フィンと連通して前記冷却媒体を内部に流通可能な上部ヘッダーと、を備え、前記上部ヘッダーは、表面に結露水を保持しながら前記放熱フィンへ誘導するように、水平方向に対して傾斜して延在させた。【選択図】図1

Description

この発明は、冷温水冷暖房用パネルに関するものである。
従来、一般家庭のほか病院、学校、福祉施設の屋内に設置される冷暖房装置として、冷温水管路内に高温又は低温の液体を流通させ、室内空間を暖房又は冷房する冷温水冷暖房用パネルが知られている。(例えば、特許文献1参照)
特許第3912541号公報
従来、冷暖房装置では、鋼、アルミニウム、銅等の熱良導体の放熱フィンおよび上部ヘッダー、下部ヘッダーに冷却媒体を通過させる冷房運転時に、前記放熱フィンの表面のみならず、前記放熱フィンの上下両端部を支持する前記上部ヘッダーおよび前記下部ヘッダーの各表面にも多量の結露水が発生し、その結果、冷温水冷暖房用パネル上部の前記上部ヘッダーの結露水が滴下し、前記上部ヘッダーより下部の位置の横架材や前記下部ヘッダーにあたり飛散することにより、ドレンパンから外れた水滴が、壁や床、家具等に付着するという問題が生じる懸念があった。
このように、発生した結露水による漏水トラブルを防止する上では、前記放熱フィンや前記下部ヘッダーだけでなく、前記上部ヘッダーに発生した結露水に対する十分な対応が必要となる。
そのため、特許文献1では、冷温水冷暖房用パネルの表面の皮膜形成に光触媒材料を適用したり、上部導管(前記上部ヘッダー)の直下位置に集水板を配置する対策をとることで、水跳ねの課題に対応するものであった。
しかしながら、特に前記上部ヘッダーの発生結露水の対応のための集水板の設置は、装置自体が複雑な形状になるという問題があった。また、冷温水冷暖房用パネルにおいては、一層の普及を図るため、機能の向上に合わせて製造コストの低減も重要である。
本発明は、上記の課題を解決すべく検討なされたもので、その目的は、構造を複雑化することなく結露水の水跳ねを防ぐとともに、製造コストを更に低減し得る冷温水冷暖房用パネルを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の冷温水冷暖房用パネルは、冷却媒体供給源から供給される冷却媒体を内部に流通させることができ、室内に露出された状態で設置され、輻射による冷暖房を行う冷温水冷暖房用パネルであって、室内空間の垂直方向に略沿って延び、所定間隔をおいて並列して設けられた複数の放熱フィンと、前記放熱フィンの下部位置に延在し、前記放熱フィンと連通して前記冷却媒体を内部に流通可能な下部ヘッダーと、前記下部ヘッダーの下部位置に設けられ、結露水を排水するための前記ドレンパンと、前記放熱フィンの上部に位置し、前記放熱フィンと連通して前記冷却媒体を内部に流通可能な上部ヘッダーと、を備え、前記上部ヘッダーは、表面に前記結露水を保持しながら前記放熱フィンへ誘導するように、水平方向に対して傾斜して延在させたことを特徴とするものである。
また、前記上部ヘッダーおよび前記下部ヘッダーの間に設けられ、前記放熱フィンを保定する前記横架材は、表面に前記結露水を保持しながら前記放熱フィンへ誘導するように、水平方向に対して傾斜させたことを特徴とするものである。
また、前記下部ヘッダーは、前記放熱フィンの下部位置に延在し、前記結露水を前記ドレンパンへ誘導するように、前記上部ヘッダーと略平行して、水平方向に対して傾斜させたことを特徴とするものである。
本発明によれば、冷房運転時に、前記放熱フィンの表面のみならず、前記上部ヘッダーの表面にも多量の結露水が発生するが、前記上部ヘッダーは表面に結露水を保持しながら前記放熱フィンへ誘導するように、水平方向に対して傾斜して延在させたため、前記上部ヘッダーの表面に発生した結露水は前記放熱フィンへ流れつき、さらに前記放熱フィンを伝わって前記ドレンパンにて排水することができる。
これにより、前記上部ヘッダーの結露水が直接滴下し、下部の前記横架材および前記下部ヘッダーにあたり飛散することを防止でき、したがって、前記ドレンパンから外れた水滴が壁や床、家具等に付着するという問題を回避することが可能となるため、上部ヘッダーの発生結露水の対応のための集水板の設置の必要がなくなり、製作費用の低減に寄与することができる。
また、冷房運転時に、前記放熱フィンの表面や前記上部ヘッダーのみならず、前記横架材も、その表面に多量の結露水が発生するが、表面に結露水を保持しながら前記放熱フィンへ誘導するように、水平方向に対して傾斜して延在させたため、前記横架材の表面に発生した結露水は、前記放熱フィンを伝わって前記ドレンパンにて排水することができる。
また、前記下部ヘッダーは、結露水を前記ドレンパンへ誘導するように、前記上部ヘッダーと略平行して、水平方向に対して傾斜させたため、前記下部ヘッダーと前記上部ヘッダーの製作冶工具の共通化が図れるほか、複数ある前記放熱フィンの長さを共通化でき、製作費用の一層のコストダウンに寄与することができる。
本発明の実施形態1における正面図 本発明の実施形態1における平面図 本発明の実施形態1における上部ヘッダーの要部拡大図 本発明の実施形態2における正面図 本発明の実施形態2における横架材の斜視図 本発明の実施形態2における横架材の正面要部拡大図 本発明の実施形態3における正面図
以下に、本発明に係る冷温水冷暖房用パネルの実施の形態を説明する。
〔実施の形態1〕
図1から図3は本発明の実施の形態1における冷温水冷暖房用パネルの一例を表すものである。
図に示すように、1は冷温水冷暖房用パネルで、床面20と壁面21あるいは天井面とに固定され、室内空間を冷房・暖房する冷暖房用端末として機能する。
冷温水冷暖房用パネル1は、室内空間の垂直方向に略沿って延び所定間隔をおいて並列して設けられた、内部に冷水または温水を流通可能な、鋼管、アルミニウム管、銅管等の熱良導体の複数の放熱フィン10と、放熱フィン10の下部位置に延在し放熱フィン10と連通して冷水および温水を内部に流通可能な下部ヘッダー11と、下部ヘッダー11の下部位置に設けられ結露水を排水するためのドレンパン17と、放熱フィン10の上部に位置し放熱フィン10と連通して冷水および温水を内部に流通可能な上部ヘッダー12と、を備えて構成されている。
なお、下部ヘッダー11は、冷熱源からの冷水および温水を給水パイプ(図示せず)を通して装置に導入および排出するための給排水口16と、内部に流れを遮断する仕切板15を設けている。
また、ドレンパン17は、底部に脚18と、長さ方向の略中央に結露水を排水するためのドレン排水口19を設けてあり、脚18は床面20に固定され、ドレン排水口19は排水パイプ(図示せず)を接続して結露水の排水を行う。
図3は、本発明の実施形態1における上部ヘッダー12の要部拡大図である。
上部ヘッダー12は、表面に結露水を保持しながら放熱フィン10へ誘導するように、水平方向に対して角度θ傾斜して延在させた。傾斜角θは、具体的には13度から30度までが適している。実験によれば、傾斜角θがこの範囲であれば、上部ヘッダー12の表面に発生した結露水は、結露が進み水滴が作られると、上部ヘッダー12の表面をすべり下方へ流れ、表面張力により傾いた上部ヘッダー12を伝わって、上部ヘッダー12の放熱フィン10との接合部まで到達すると、放熱フィン10を伝わって流れ、ドレンパン17へ降下する。
一方、傾斜角θが13度未満の場合では、上部ヘッダー12の表面に発生した結露水は、結露が進み水滴が作られると、上部ヘッダー12の表面をすべり下方へ流れるものの、傾斜方向へと進み流れることなく、すなわち、放熱フィン10を伝わって降下することなく、上部ヘッダー12から直接滴下してしまい、下部の横架材13および下部ヘッダー11にあたり飛散し、ドレンパン17から外れてしまう。
他方、傾斜角θが30度を越えた場合も、上部ヘッダー12の上部に発生した結露水は、結露が進み水滴が作られると、上部ヘッダー12を稜線伝いに傾斜方向にすべり流れ、上部ヘッダー12の端部から飛散し、ドレンパン17から外れてしまう。
以上により、冷温水冷暖房用パネル上部の上部ヘッダー12を適切な角度に傾斜させることで、上部ヘッダー12に発生した結露水が、上部ヘッダー12から直接滴下して飛散したり、下部の横架材13および下部ヘッダー11にあたって飛散することを防止でき、したがって、ドレンパン17から外れた水滴が壁や床、家具等に付着するという問題を回避することが可能となる。
なお、前記結露水の主な流下ルートを図3に一点鎖線で示した。
冷温水冷暖房用パネル1の壁面への固定にあたり、図1に示すように、上部ヘッダー12を1組の壁固定金具14a、14bに架け渡し、下部ヘッダー11についても同様に1組の壁固定金具14c、14dに架け渡すようにし、壁固定金具14aおよび14bは、放熱フィン10と接するように上部ヘッダー12を支持することで、冷温水冷暖房用パネル1の前後左右動を抑制して保持してある。
上部ヘッダー12を支持する壁固定金具14a、14bは、接触している上部ヘッダー12の冷熱を受けてその表面に結露水が生じても、壁固定金具14aまたは14bと放熱フィン10とが接するように上部ヘッダー12を支持しているので、結露水は放熱フィン10へと伝わって流れ、ドレンパン17へ降下する。
〔実施の形態2〕
以下に、本発明に係る冷温水冷暖房用パネルの実施の形態2を説明する。
図4は本発明の実施の形態2における冷温水冷暖房用パネル1の正面図である。
横架材13は、下部ヘッダー11と上部ヘッダー12との間に位置し、放熱フィン10のぶれ・しなりを抑える補強用金具であるとともに、製品名や社名を表示することができる化粧板である。
横架材13は、接触している放熱フィン10の冷熱を受けてその表面に結露水が発生しても、前記結露水を表面に保持しながら放熱フィン10へ誘導するように、水平方向に対して傾斜して延在させたことにより、前記結露水は、結露が進み水滴が作られると、横架材13の表面をすべり下方へ流れ、表面張力により傾いた横架材13を伝わって、横架材13と放熱フィン10との境界部まで到達すると、放熱フィン10を伝わって流れ落ち、ドレンパン17へ降下する。
なお、前記結露水の主な流下ルートを図5、図6に一点鎖線で示した。
〔実施の形態3〕
以下に、本発明に係る冷温水冷暖房用パネルの実施の形態3を説明する。
図7は本発明の実施の形態3における冷温水冷暖房用パネル1の正面図である。
下部ヘッダー11は、放熱フィン10の下部位置に延在し、結露水をドレンパン17へ誘導するように、上部ヘッダー12と略平行して、水平方向に対して傾斜させた。これにより、下部ヘッダー11の製作にあたっては、上部ヘッダー12を上下反転し、冷熱源からの冷水および温水を給水パイプ(図示せず)を通して装置に導入および排出するための給排水口16と、内部に流れを遮断する仕切板15を設けることで製作可能となる。これにより、下部ヘッダー11と上部ヘッダー12の製作冶工具の共通化も図られるほか、複数ある放熱フィン10の長さを共通化でき、製作費用の一層のコストダウンに寄与することができる。
1、冷温水冷暖房用パネル
10、放熱フィン
11、下部ヘッダー
12、上部ヘッダー
13、横架材
15、仕切板
17、ドレンパン

Claims (3)

  1. 冷却媒体供給源から供給される冷却媒体を内部に流通させることができ、室内に露出された状態で設置され、輻射による冷暖房を行う冷温水冷暖房用パネルであって、室内空間の垂直方向に略沿って延び、所定間隔をおいて並列して設けられた複数の放熱フィンと、前記放熱フィンの下部位置に延在し、前記放熱フィンと連通して前記冷却媒体を内部に流通可能な下部ヘッダーと、前記下部ヘッダーの下部位置に設けられ、結露水を排水するためのドレンパンと、前記放熱フィンの上部に位置し、前記放熱フィンと連通して前記冷却媒体を内部に流通可能な上部ヘッダーと、を備え、前記上部ヘッダーは、表面に前記結露水を保持しながら前記放熱フィンへ誘導するように、水平方向に対して傾斜して延在させたことを特徴とする冷温水冷暖房用パネル。
  2. 前記上部ヘッダーおよび前記下部ヘッダーの間に設けられ、前記放熱フィンを保定する横架材は、表面に前記結露水を保持しながら前記放熱フィンへ誘導するように、水平方向に対して傾斜させたことを特徴とする請求項1に記載の冷温水冷暖房用パネル。
  3. 前記下部ヘッダーは、前記放熱フィンの下部位置に延在し、前記結露水を前記ドレンパンへ誘導するように、前記上部ヘッダーと略平行して、水平方向に対して傾斜させたことを特徴とする請求項1または2に記載の冷温水冷暖房用パネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113137742A (zh) * 2021-03-01 2021-07-20 青岛海尔空调电子有限公司 挡水板组件及具有其的组合式空调

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