JPH0612425Y2 - 冷房用熱交換器 - Google Patents

冷房用熱交換器

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JPH0612425Y2
JPH0612425Y2 JP1990002717U JP271790U JPH0612425Y2 JP H0612425 Y2 JPH0612425 Y2 JP H0612425Y2 JP 1990002717 U JP1990002717 U JP 1990002717U JP 271790 U JP271790 U JP 271790U JP H0612425 Y2 JPH0612425 Y2 JP H0612425Y2
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JP
Japan
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heat exchange
upper header
water
heat exchanger
exchange pipe
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1990002717U
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English (en)
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JPH0397115U (ja
Inventor
孝平 袴田
Original Assignee
ピーエス工業株式会社
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Publication date
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、室内に露出して使用され、上下方向に冷水が
流れるように配置された複数の熱交換パイプと、この熱
交換パイプで連通され、冷水を上記交換パイプに配分す
る上部ヘッダ及び下部ヘッダと、熱交換パイプ、上部ヘ
ッダ及び下部ヘッダの下部に設けられ、これらの部材に
結露する結露水を受ける受皿とを有する冷房用熱交換器
に関する。
このような冷房用熱交換器は、結露した水滴を受皿に受
け、外部に排出できるため、冷水の温度をそれほど調節
することなく、効果的に冷房を行うことができる。即
ち、熱交換器の表面に結露を生じさせずに室内の冷房を
行うには、室内の温度、湿度その他の条件をセンサで検
出して、これらのデータに基づいて冷水の温度を制御し
なければならず、大掛かりな設備を必要とするものだか
らである。
[従来の技術] 従来、上述のような冷房用熱交換器として第3図に示す
ものがある。これは熱交換部Aとして水平方向に添って
上方に冷水を入れる入口11を有するヘッダ12を設
け、その下側には冷水を排出する排出口16を有する下
部ヘッダ14を設け、これらの両ヘッダ12,14の間
に上下方向に、両ヘッダ12,14と連通する複数の熱
交換パイプ15を設けて、この熱交換パイプの15中を
冷水が上から下へ流れるように構成したものである。
この例では、熱交換パイプ15はその表面積を大きなも
のとするため、扁平な断面形状としている。
そして、これらの熱交換部の下方には、この熱交換部の
下方投影面より大きい開口を有し、この開口を上方に向
けた受皿(ドレーンパン)17を取り付けている。
そして、この受皿17は、排水口18を有しており、上
記熱交換部に結露し、水滴となって熱交換部の表面を伝
わって流下、滴下した結露水を受け、上記排水口18か
らこの排水口に接続された排水管(図示していない)を
通して室外に排出する。
[考案が解決しようとする課題] ところで上述した従来の冷房用熱交換器にあっては、上
部ヘッダには冷水が流れているため熱交換パイプだけで
はなく、この上部ヘッダでも熱交換が行われ、その表面
に結露が生じ、第4図に示すように、結露水6が落下し
て下部ヘッダ及び受け皿に当たり飛散することとなる。
そのため、この落下した結露水を床面にこぼさないよう
にするため、受け皿17をこの上部ヘッダ11の下方投
影面よりもかなり大きなものとしなければならない。
このため熱交換器が大きな床面積を有するものとなる。
一般に、このような冷暖房器具は同一能力であればでき
るだけ床専有面積を小さいものとすることが望まれ、冷
房用熱交換器もできるだけ小さな床専有面積とすること
が要望される。
また、上述のような投影面積が大きな受皿を有する熱交
換器にあつては、冷房時において、冷却された空気(冷
気)が対流により下降中に受皿にぶつかってしまい、円
滑な対流が妨げられ、冷房効果が低下してしまうという
問題がある。
そこで本考案は上部ヘッダに結露した結露水が直接受皿
に落下することがなく、受皿の下方投影面積を小さくす
ることができる冷房用熱交換器を提供することを目的と
する。
[課題を解決するための手段] 本考案にあって、上記の課題を解決するための手段は、
第1図(a)(b)(c)に示すように室内に露出して
使用され、上下方向に冷水が流れるように配置された複
数の熱交換パイプ1と、この熱交換パイプ1で連通さ
れ、冷水を上記交換パイプ1に配分する上部ヘッダ2及
び下部ヘッダ3と、熱交換パイプ1、上部ヘッダ2及び
下部ヘッダ3の下部に設けられ、これらの部材に結露す
る結露水を受ける受皿4とを有する冷房用熱交換器にお
いて、 上記上部ヘッダ2と熱交換パイプ1との間に上部ヘッダ
に結露した結露水を上記熱交換パイプ1表面に導く導水
手段5を設けたことである。
[作用] 本考案によれば、上部ヘッダに結露した結露水は下方に
落下することなく導水手段に導かれて、熱交換パイプの
表面に至り、この熱交換パイプの表面を伝わって流下
し、受皿に至る。従って、上部ヘッダの結露水が直接落
下することなく受皿の大きさをそれほど大きくしなくと
もすむ。
[実施例] 以下本考案に係る冷房用熱交換器の実施例を図面に基づ
いて説明する。
第1図(a)は本実施例に係る冷房用熱交換器の正面
図、第1図(b)は側面図、第1図(c)平面図を示す
ものである。
本実施例において、熱交換器は、上部ヘッダ2、下部ヘ
ッダ3及び複数の熱交換パイプ1とこれらの下部に設け
た受皿4とからなる。
この実施例において、上部ヘッダ2の両端部には冷水を
流入させる冷水流入口と冷水を排水する冷水排出口とを
設け、冷水発生源(図示していない)からの冷水を導水
管(図示していない)から導入し排出するものとしてい
る。また、この上部ヘッダ2の略中央部には仕切り板を
設け、上部ヘッダ2の内部を2つの部分に分割してい
る。
一方、下部ヘッダ3は仕切りのない1本のパイプ状部材
で、上部ヘッダ2と下部ヘッダ3との間は、複数の扁平
した熱交換パイプ1で連通するものとしている。
そして、本実施例では第1図(a),(b),(c)に
示すように、上部ヘッダ2の最下端部からほぼ二等辺三
角形板状の導水板5を導水手段として設けている。この
導水板5はその底辺部の長さ寸法a(第1図(c)に示
した)を上部ヘッダ2に取りつけられた3つの熱交換パ
イプ1-1,1-2,1-3が取りつけられた間隔寸法とし、
その頂部5aを上記3つの熱交換パイプ1の中央の熱交
換パイプ1-2に接続するものとして上部ヘッダ2にすき
まなく設けるものとしている。
従って、本実施例によれば、第1図(a)(b)に示す
ように上部ヘッダ2に結露した結露水6はこの導水板5
の表面及び辺部を伝わって上記中央の熱交換パイプ1-2
に伝わり、この熱交換パイプ1-2を流下して、受皿4に
緩やかに流れ込む。よって、受皿4の大きさをそれほど
大きくすることなく上部ヘッダ2からの結露水6を受け
止めることができ、冷房用熱交換器の占有床面積を小さ
なものとすることができる。
第2図は本発明に係る冷房用熱交換器の第2の実施例を
示すものである。本実施例において、上部ヘッダ20に
結露した結露水を導く導水手段として上部ヘッダ20自
身を中央部付近が低くなるように折曲して、この折曲形
成した上部ヘッダ20の最下端部21付近に導水板2
2,23を設けるものとしている。この導水板22,2
3は、本実施例においては、三角形状の板部材を最下端
部21に、第2図に示すように2枚設けるものとしてい
る。これにより傾斜した上部ヘッダ20を伝わって流れ
てきた結露水はこの導水坂を伝わって中央部の2本の熱
交換パイプ1-cに導かれて直接下方に滴下することな
く、緩やかにこれらの熱交換パイプ1を伝わって下方に
流下し受皿4に流れ込む。
従って、本実施例によっても第1の実施例と同様に受皿
を小さなものとすることができる。
尚、上部ヘッダの結露水を熱交換パイプに伝わせる導水
手段は上記実施例に記載した形状以外に適宜変更する事
ができる。また、本実施例では熱交換器は冷房専用の場
合を例として説明したが、これは冷暖房兼用の熱交換器
であっても同様に適用できる事は言うまでもない。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、室内に露出して
使用され、上下方向に冷水が流れるように配置された複
数の熱交換パイプと、熱交換パイプで連通され、冷水を
上記熱交換パイプに配分する上部ヘッダ及び下部ヘッダ
と、熱交換パイプ、上部ヘッダ及び下部ヘッダの下部に
設けられ、これらの部材に結露する結露水を受ける受皿
4とを有する冷房用熱交換器を、上部ヘッダと熱交換パ
イプとの間に上部ヘッダに結露した結露水を上記熱交換
パイプ表面に導く導水手段を設けるものとしたから、上
部ヘッダに結露した結露水は直接下方に落下することな
く導水手段に導かれて、熱交換パイプの表面に至り、こ
の熱交換パイプの表面を伝わって流下し、受皿に至る。
従って、上部ヘッダの結露水が直接落下することなく受
皿の大きさをそれほど大きくしなくともすみ、床専有面
積は小さなものとなり冷気の対流は、受皿に妨げられず
に円滑に行われるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)及び(c)は本考案にかかる冷房
用熱交換器の実施例の正面図、側面図及び平面図、第2
図は本考案に係る冷房用熱交換器の第2の実施例を示す
正面図、第3図は従来の冷房用熱交換器を示す斜視図、
第4図は第3図に示した冷房用熱交換器の上部の拡大図
である。 1……熱交換パイプ 2……上部ヘッダ 3……下部ヘッダ 4……受皿 5……導水部(導水板)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内に露出して使用され、上下方向に冷水
    が流れるように配置された複数の熱交換パイプ(1)
    と、この熱交換パイプ(1)で連通され、冷水を上記交
    換パイプ(1)に配分する上部ヘッダ(2)及び下部ヘ
    ッダ(3)と、熱交換パイプ(1)、上部ヘッダ(2)
    及び下部ヘッダ(3)の下部に設けられ、これらの部材
    に結露する結露水を受ける受皿(4)とを有する冷房用
    熱交換器において、 上記上部ヘッダ(2)と熱交換パイプ(1)との間に上
    部ヘッダに結露した結露水を上記熱交換パイプ(1)表
    面に導く導水手段(5)を設けたことを特徴とする冷房
    用熱交換器。
JP1990002717U 1990-01-18 1990-01-18 冷房用熱交換器 Expired - Lifetime JPH0612425Y2 (ja)

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JP1990002717U JPH0612425Y2 (ja) 1990-01-18 1990-01-18 冷房用熱交換器

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JPH0397115U JPH0397115U (ja) 1991-10-04
JPH0612425Y2 true JPH0612425Y2 (ja) 1994-03-30

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WO2023145042A1 (ja) * 2022-01-31 2023-08-03 三菱電機株式会社 熱交換器

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