JP2505420Y2 - 直交流式冷却塔 - Google Patents

直交流式冷却塔

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JP2505420Y2
JP2505420Y2 JP9411889U JP9411889U JP2505420Y2 JP 2505420 Y2 JP2505420 Y2 JP 2505420Y2 JP 9411889 U JP9411889 U JP 9411889U JP 9411889 U JP9411889 U JP 9411889U JP 2505420 Y2 JP2505420 Y2 JP 2505420Y2
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三郎 片桐
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Description

【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は直交流式冷却塔に関する。
(従来の技術) 最近の地域冷暖房用として直交流式冷却塔が使用され
る傾向にあり、一台の冷却塔により数棟のビルの空調を
行なうため、その処理能力が大型化している。このよう
な大型冷却塔においては、充填材を多段積みにし、その
占有面積を狭くし、所望の冷却能力を発揮するものが各
メーカーにより開発され、販売されており、その一例と
して特公昭48−18175号公報がある。
(解決しようとする課題) 前記公報記載のものは、上部水槽と中段の温水槽に別
々に温水供給管が配管してあり、更に上段の充填材を流
下し冷却された冷却水を負荷部へ送り込むべく、中段の
温水槽と隣接した中段の冷水槽から負荷部へ連なる冷却
水供給管が配管してある。
更に、前記温水槽から下段の充填材上へ散水され、冷
却された冷却水は、冷却塔の底部水槽から別の冷却水供
給管を通して負荷部へ供給されるため、その配管の構造
が複雑化し、部品数が多くなり、つまり、冷却塔の占有
空間を大きくしてしまう欠点を有していると共にその保
守管理に手間がかかる。
殊に中段の温水槽、冷水槽は固定してあるため、この
中にスラリーなどが滞留した場合にはその清掃は中々面
倒である。
この考案の目的は前記従来技術の欠点を改良し、配管
を単純化しそのメンテナンスを良好に行なえるようにし
た直交流式冷却塔を市場に提供することである。
別の考案の目的は、その中段の散水槽の清掃を簡易に
おこなえるようにした直交流式冷却塔を市場に提供する
ことである。
ロ.考案の構成 (課題を解決するための手段) 前記課題を解決するために、この考案の直交流式冷却
塔は、少なくとも2段積みされた冷却塔用充填材上に、
負荷部から冷却塔上部散水槽に送られてきた温水を各段
毎に分配し、各段の充填材表面を流下中の温水と外気流
との間で熱交換を行ない、温水を所定温度に低下させた
後、下部水槽に集めて冷却水として前記負荷部へ供給す
る直交流式冷却塔において、 前記各段の充填材は全体直方体で冷却塔外気取入口の
幅方向に分割され複数の充填材ユニットとしてあり、各
充填材ユニット間に、充填材の気液通路と平行な通水路
が垂直に形成され、前記上部散水槽は最上段の充填材上
に延在する共通の温水上部散水槽としてあり、またこの
下部水槽は下段の充填材下方に延在する共通の冷水下部
水槽としてあると共に、下段の充填材における各充填材
ユニット上方には、上面が覆われた下段散水槽が各々配
置されており、前記最上段の充填材における各充填材ユ
ニット間の通水路を介して温水上部散水槽とは相互連通
され、下段の充填材における通水路の上端が上段の充填
材における各充填材ユニットの流下口に開口し、その下
端は下部水槽に向けて開口している。
前記下段散水槽は上下段の充填材間から引出自在とし
てある。
その引出方向は水平であって冷却塔の排気口側として
ある直交流式冷却塔とすることが望ましい。
前記最上段の充填材における通水路の上端は、前記温
水上部散水槽の底部に形成した散水口部に一体的に連結
され、その下端は前記下段散水槽の上面に形成したスリ
ット部に臨在する状態で配列されていることを特徴とす
るのが、下段散水層の組付け、取外し上望ましい。
(作用) 前記のように構成したこの考案の直交流式冷却塔の作
用は次の通りである。
負荷部(例えば、冷凍機など)からこの冷却塔上部水
槽に送られて来た温水は、少なくとも上下2段の充填材
上に分配される。
即ち、最上段の充填材に前記上部散水槽から散布され
た温水の一部は最上段の充填材における気液通路内を流
下し、これら充填材表面に濡壁を形成する一方、前記外
気取入口から取り込まれた外気流はこの気液通路内を水
平に流れ、流下中の温水と直接接触し潜熱作用によりこ
の温水を冷却する。
この冷却され最上段の充填材面を流下してきた冷却水
は、前記下段散水槽内に流入せずに前記下段の充填材に
おける充填材ユニット間に形成された通水路内に集水さ
れた後、これら通水路下端から前記冷水下部水槽内へ落
下収集される。
また前記温水の残りは上部散水槽から前記上段の充填
材における充填材ユニット間に形成された通水路を通
り、前記各下段散水水槽内に供給され、これら下段散水
槽から下段の充填材における散布され気液通路内を流下
し、濡壁を形成する。
一方、外気取入口から取り込まれた外気流は、この下
段の気液通路内を水平に流れ、前記最上段の充填材での
場合と同様に下段の充填材面上を流下中の温水を冷却
し、所定温度に冷却された冷水は前記下部水槽内へ落下
収集される。
このようにして前記上部散水槽に送り込まれてきた温
水は各段の充填材に分配され所定温度に冷却された冷却
水は前記共通の冷水下部水槽に全て集められた後、前記
負荷部へ送り込まれ、この負荷部で昇温し温められ温水
となり、再び前記共通の上部散水槽に循環供給される。
前記冷却塔の長時間の使用により下段散水槽及び下段
の充填材にスラッジ、スラリーが付着、滞留した場合に
は、前記下段散水槽が排気口側に引出自在の発明におい
ては、冷却塔本体内部に作業者が入り、この冷却塔内に
通常配設されている歩廊上に立つた姿勢で、各下段散水
槽を手元側へ引出し、下段散水槽内のスラッジ、スラリ
ーなどの付着物を洗い流すと共に下段の充填材表面に付
着しているスラッジ、スラリーをも洗い流した後、これ
ら下段散水槽を元の上下充填材間位置へ戻し、冷却塔の
運転を再開する。
(実施例) 次にこの考案の代表的は実施例を説明する。
第1図においてAは直交流式冷却塔であり、この冷却
塔Aの本体10内に上下2段積みされた冷却塔用充填材1
1、12上に、負荷部から冷却塔上部散水槽13に送られて
きた温水を各段毎に分配し、各段の充填材11、12表面を
流下中の温水と外気流との間で熱交換を行ない、温水を
所定温度に低下させた後、下部水槽14に集めて冷却水と
して前記負荷部へ供給する型式のものとしてある。
前記各段の充填材11、12は全体直方体で冷却塔外気入
口15の幅方向に分割され複数の充填材ユニット11a、12a
からなり、各段における各充填材ユニット11a、12a間
に、充填材11、12の気液通路16と平行な通水路17、18が
垂直に形成され、前記上部散水槽13は上段の充填材11上
に延在する共通の温水上部散水槽としてあり、またこの
下部水槽14は下段の充填材12下方に延在する共通の冷水
下部水槽としてあると共に、下段の充填材12における各
充填材ユニット12a上方には、上面が覆われた下段散水
槽19が各々配置されており、前記最上段の充填材11にお
ける各充填材ユニット11a間の通水路17を介して温水上
部散水槽13と各下段散水槽19は相互連通され、下段の充
填材12における通水路18の上端18aが上段の充填材11に
おける各充填材ユニット11aの流下口11bに開口し、その
下端18bは前記冷水下部水槽14に向けて開口している。
前述の下部水槽14は一部に落とし込み水槽があり、他
はこれに冷却水を集める集水受皿上の形状であってもこ
の発明としては同一である。
前記上段の充填材11における通水路17の上端17aは、
前記温水上部散水槽13の底部に形成した散水口部13a
(例えば穴、スリット又はオーバーフロー短管のうちの
一種からなる)に一体的に連結され、その下端17bは、
前記下段散水槽19の上面19aに形成したスリット部19bに
臨在する状態で配列されている。
前記の各下段散水槽19は上下段の充填材11と12間から
引出自在としてあり、その引出方向は前記冷却塔Aの排
気口20側としてある。
前記引出自在な下段散水槽19の構造は、上面開口した
全体直方体の散水槽21と、この散水層21の上面開口部を
覆う形状の箱形のフレーム22からなり、このフレーム22
の点板22aの中央には、前記通水路17の下端17bが臨在す
るスリット部19bが形成してあり、この天板22aが前記形
下段散水槽19の上面19aとしてある。
前記排気口20寄りにある散水槽21の側面には、引出用
の取って21aが取付けてあり、この散水層21の底面に多
数の散水小孔21bが穿設されている(第4図参照)。
実施例では充填材ユニットは、上下2段積みのものを
説明したが3段積みであっても、この発明の実施例に含
まれる。
前記実施例の作用はこの考案の作用と同じため、ここ
での説明を省略する。
ハ.考案の効果 前記のように構成し作用するこの考案の直交流式冷却
塔はつぎの効果を奏する。
前記各段の充填材は全体直方体で冷却塔外気取入口の
幅方向に分割され複数の充填材ユニットとしてあり、各
充填材ユニット間に、充填材の気液通路と平行な通水路
が垂直に形成され、前記上部散水槽は最上段の充填材上
に延在する共通の温水上部散水槽としてあり、またこの
下部水槽は下段の充填材下方に延在する共通の冷水下部
水槽としてあると共に、下段の充填材における各充填材
ユニット上方には、上面が覆われた下段散水槽が各々配
置されており、前記最上段の充填材における各充填材ユ
ニット間の通水路を介して温水上部散水槽とは相互連通
され、下段の充填材における通水路の上端が上段の充填
材における各充填材ユニットの流下口に開口し、その下
端は下部水槽に向けて開口している直交流式冷却塔であ
り負荷部から供給されてきた温水を全て共通の上部散水
槽から前記段積みした充填材上に分配し流下させること
ができ、前記散水層への温水の供給配管省略でき、冷却
塔全体としての占有空間を小さくでき、その配管構造、
メンテナンスを省略できる。
また、前記上部散水槽から下段散水槽への温水の分配
及び上段の充填材を流下済みの冷却水の共通の冷水下部
水槽への流下を、各段の充填材における隣接する充填ユ
ニット間に形成した前記垂直な通水路を通して行なう構
成のためこの分配、流下のための配管を特別に行なう必
要がなくなり、冷却塔内の空間への充填材の充填率を高
めることができる上、これら段積みした充填材に各々分
配され冷却される過程において、これら上下各段を流下
する温水同士を流下中に混流せず、共通の冷水下部水槽
内において初めて合流するもので、冷却塔下部水槽を共
用でき、下部水槽の構造を単純化できる。
勿論、通常の充填材多段方式の大型冷却塔同様、単位
時間当たりの処理温水量を倍加できることは云うまでも
ない。
前記下段散水槽が上下段の充填材間から引出自在とす
る考案では、前記効果に加えて、下段散水槽内に滞留し
たスラッジ、スラリーを容易に清掃、除去でき、下段の
充填材への温水の分配を安定良く行なえる。
その引出方向は冷却塔の排気口側としてある直交流式
冷却塔とする考案では、前記各考案の効果に加えて、直
交流式冷却塔本体内に通常保守のために設置されている
歩廊側から下段散水槽内端に作業者は近付き、手元側へ
引き出すことができ、下段散水槽内のスラッジ、スラリ
ーの清掃、除去をより円滑に行なうことができる。
(実施例固有の効果) 前記実施例の如く下段散水槽19を、フレーム22と、こ
のフレーム22に体して引出自在の散水層21で形成した場
合には、引出した状態でこの散水層21上面は全て開口す
るため、内部のスラッジ等を除去し清掃し易くなり、清
掃後再びフレーム22内へ戻せば、この散水層22の開口し
た上面はフレーム22の天板22aで覆われ、前記スリット
部19bのみを通して前記通水路17を流下してくる温水を
受け入れることができる。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案に係るもので、第1図はこの考案の実施例
の概略正面図、第2図はその外気取入口側からみた側面
図、第3図は第1図の要部拡大図、第4図は、上面開口
した全体直方体の散水槽の斜視図である。 主な符号 19……下段散水槽。

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2段積みされた冷却塔用充填材
    上に、負荷部から冷却塔上部散水槽に送られてきた温水
    を各段毎に分配し、各段の充填材表面を流下中の温水と
    外気流との間で熱交換を行ない、温水を所定温度に低下
    させた後、下部水槽に集めて冷却水として前記負荷部へ
    供給する直交流式冷却塔において、 前記各段の充填材は全体直方体で冷却塔外気取入口の幅
    方向に分割され複数の充填材ユニットとしてあり、各充
    填材ユニット間に、充填材の気液通路と平行な通水路が
    垂直に形成され、前記上部散水槽は最上段の充填材上に
    延在する共通の温水上部散水槽としてあり、またこの下
    部水槽は下段の充填材下方に延在する共通の冷水下部水
    槽としてあると共に、下段の充填材における各充填材ユ
    ニット上方には、上面が覆われた下段散水槽が各々配置
    されており、前記最上段の充填材における各充填材ユニ
    ット間の通水路を介して温水上部散水槽とは相互連通さ
    れ、下段の充填材における通水路の上端が上段の充填材
    における各充填材ユニットの流下口に開口し、その下端
    は下部水槽に向けて開口している直交流式冷却塔。
  2. 【請求項2】前記下段散水槽は上下段の充填材間から引
    出自在としてあることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の直交流式冷却塔。
  3. 【請求項3】その引出方向は水平であって冷却塔の排気
    口側としてあることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の直交流式冷却塔。
  4. 【請求項4】前記最上段の充填材における通水路の上端
    は、前記温水上部散水槽の底部に形成した散水口部に一
    体的に連結され、その下端は、前記下段散水槽の上面に
    形成したスリット部に臨在する状態で配列されているこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第2項記載の直
    交流式冷却塔。
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