JP2021025327A - ドアハンドル構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】ドアハンドル構造において構成部品の部品点数を低減する。【解決手段】第1熱可塑性材料により形成される構造体(2)と、第1熱可塑性材料とは異なる第2熱可塑性材料により形成され、構造体と一体となる態様で2色成形されるグリップ部(3)とを含む、ドアハンドル構造(1)が開示される。【選択図】図1
Description
本開示は、ドアハンドル構造に関する。
プルハンドルにおいて、グリップ部が内壁を構成する構造体とは別の部材により構成される技術が知られている。
しかしながら、上述した従来技術では、ドアハンドル構造において、構成部品の部品点数を低減することが難しい。
そこで、1つの側面では、本発明は、ドアハンドル構造において構成部品の部品点数を低減することを目的とする。
1つの側面では、第1熱可塑性材料により形成される構造体と、
前記第1熱可塑性材料とは異なる第2熱可塑性材料により形成され、前記構造体と一体となる態様で2色成形されるグリップ部とを含む、ドアハンドル構造が開示される。
前記第1熱可塑性材料とは異なる第2熱可塑性材料により形成され、前記構造体と一体となる態様で2色成形されるグリップ部とを含む、ドアハンドル構造が開示される。
1つの側面では、本発明によれば、ドアハンドル構造において構成部品の部品点数を低減することが可能となる。
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。
図1は、一実施例によるドアハンドル構造1の一例を示す斜視図である。図1には、互いに直交する3方向であるX方向、Y方向、及びZ方向が定義されている。以下では、Z方向を上下方向とし、X方向を前後方向とし、Y方向を左右方向とする。図2は、ドアハンドル構造1の裏側(車両内側)から視た概略的な平面図である。図3は、図1のラインA−Aに沿った断面図であり、図4は、図1のラインB−Bに沿った断面図である。図5から図8は、図3及び図4に示すa部からd部までの拡大図である。なお、図2等では、見易さのために、複数存在する同一属性の部位には、一部のみしか参照符号が付されていない場合がある。
ドアハンドル構造1は、車両のドアのインナハンドル構造に関する。車両は、典型的には、自動車であるが、建設機械等のような他の車両であってもよい。以下では、ドアハンドル構造1は、自動車である車両に搭載されるものとする。ドアハンドル構造1は、例えば車両の左右のドアにそれぞれ設けられてもよい。図1に示すドアハンドル構造1は、右側のドアに関するが、左側のドアに関するドアハンドル構造(図示せず)は、左右対称であってよい。
ドアハンドル構造1は、構造体2と、グリップ部3とを含む。構造体2とグリップ部3とは2色成形により一体化される。構造体2及びグリップ部3は、2色成形が可能な熱可塑性材料により形成される。
本実施例では、構造体2は、PP(ポリプロピレン、第1熱可塑性材料の一例)により形成され、グリップ部3は、TPO(Thermoplastic Olefinic Elastomer:オレフィン系熱可塑性エラストマー、第2熱可塑性材料の一例)により形成される。すなわち、ドアハンドル構造1は、PPとTPOの2色成形品である。この場合、グリップ部3の部分の成形品を第1金型(図示せず)で成形し、次いで、第2金型(図示せず)にグリップ部3の部分の成形品をセットして、構造体2の部分を成形することで、ドアハンドル構造1に係る成形品(2色成形品)を得ることができる。なお、第1金型と第2金型とは共通の金型により実現されてもよい。
構造体2は、ドアハンドル構造1のベース部を構成し、ドアハンドル構造1の剛性を高める機能を有する。構造体2は、ドアトリム4(図3に一部のみ図示)に支持される。
構造体2は、枠部20と、固定部22と、縦リブ部24(第1リブの一例)と、横リブ部26(第1リブの一例)とを含む。
枠部20は、構造体2の外枠部を形成し、例えば図2に示すように、前部202と後部204と上部206とを含み、下側が開口したC字状の形態である。本実施例では、一例として、枠部20は、前部202の下側の端部に、下方に突出する爪部201を有する。
固定部22は、枠部20の前部202の上側において前側に突出する態様で形成されるとともに、枠部20の後部204の上側において後側に突出する態様で形成される。すなわち、構造体2は、前後方向の2箇所に固定部22を有する。固定部22は、XZ面内に締結面を提供する。2つの固定部22のそれぞれは、ネジ穴221を有する。構造体2は、ネジ穴221を通るネジ(ボス)を介してドアトリム4に固定される。
縦リブ部24は、上下方向に延在するリブである。縦リブ部24は、上端が枠部20の上辺部に接続され、下端が自由端である。縦リブ部24は、後述するように、グリップ部3と一体化される。すなわち、縦リブ部24の車両外側は、グリップ部3の車両内側の表面と結合される。
本実施例では、一例として、縦リブ部24は、4本形成され、そのうちの3つの縦リブ部24は、下端に、下方に突出する爪部241を有する。爪部241は、上述した爪部201と実質的に同じ形態であり、ドアトリム4に係合する(図3及び図8参照)。
縦リブ部24は、好ましくは、グリップ部3の特定リブ部35(後述)を包含するリブ(以下、区別のために、「縦リブ部24A」とも称する)を含む。
横リブ部26は、縦リブ部24及びグリップ部3の縦リブ部34(後述)に交差する態様で、枠部20の前部202と後部204との間に延在する。横リブ部26は、縦リブ部24と同様、後述するように、グリップ部3と一体化される。すなわち、横リブ部26の車両外側は、グリップ部3の車両内側の表面と結合される。
縦リブ部24及び横リブ部26は、井桁状に延在することで、構造体2の剛性(及びそれに伴いドアハンドル構造1の剛性)を高める機能を有する。また、縦リブ部24及び横リブ部26は、後述するグリップ部3の縦リブ部34及び横リブ部36と協動して、構造体2とグリップ部3との間の接合強度を高める機能を有する。
グリップ部3は、ドアを開閉する際に、車両の乗員の手で操作される(触れられる)。グリップ部3は、上述のように、TPOにより形成されることで、操作時の触感を高める機能を有する。
グリップ部3は、本体部30と、縦リブ部34(第2リブの一例)と、特定リブ部35(第2リブの一例)と、横リブ部36(第2リブの一例)とを含む。
本体部30は、車両の乗員の手で操作される部位であり、例えば、図1に示すように、構造体2の上部206の車両前後方向の全長にわたって延在してよい。本体部30は、車両外側の表面が操作面を形成する。本体部30の車両外側の表面は、図1に示すように、上側で車両外側に膨らむ態様で湾曲されてもよい。これにより、操作性が向上する。
縦リブ部34は、上下方向に延在するリブである。縦リブ部34は、上端が枠部20の上辺部に接続され、下端が自由端である。縦リブ部34は、車両外側がグリップ部3の車両内側の表面に連続する態様で、グリップ部3と一体に形成される。すなわち、縦リブ部34は、本体部30の車両内側の表面に立設される。
縦リブ部34は、構造体2の縦リブ部24と平行に延在する。例えば、X方向で2つの縦リブ部24間に1つ縦リブ部34が形成される態様で、複数の縦リブ部34が形成されてもよい。
特定リブ部35は、上下方向に延在するリブである。特定リブ部35は、上端が枠部20の上辺部に接続され、下端が自由端である。特定リブ部35の車両外側は、グリップ部3の車両内側の表面と結合される。すなわち、特定リブ部35は、本体部30の車両内側の表面に立設される。
横リブ部36は、上述した構造体2の縦リブ部24及びグリップ部3の縦リブ部34に交差する態様で、枠部20の前部202と後部204との間に延在する。横リブ部26は、縦リブ部24と同様、後述するように、グリップ部3と一体化される。すなわち、横リブ部26は、車両外側がグリップ部3の車両内側の表面に連続する態様で、グリップ部3と一体に形成される。すなわち、横リブ部36は、本体部30の車両内側の表面に立設される。
ここで、図5から図7を参照して、構造体2とグリップ部3との間の接合強度を高めるための特徴的な構成を説明する。
本実施例では、図5に示すように、グリップ部3の横リブ部36に構造体2の縦リブ部24が交差する。これにより、構造体2とグリップ部3との間の接合強度を高める機能を有する。すなわち、縦リブ部24が成形される際に、横リブ部36の表面(縦リブ部24が接合される表面)が溶け、横リブ部36と縦リブ部24との間の結合力を増し、界面剥離を防止できる。この結果、構造体2とグリップ部3との間の接合強度を高めることができる。
この場合、横リブ部36は、好ましくは、縦リブ部24が接合される表面が粗面化される。このような粗面化は、シボ加工等により実現されてよい。例えばシボ加工は、成形品に実行されてもよいし、グリップ部3を成形するための第1金型(図示せず)に実行されてもよい。
また、本実施例では、図6に示すように、グリップ部3は、その車両内側の表面(裏側の表面)のうちの、縦リブ部24が立つ表面部分(図6の範囲300参照)、すなわち縦リブ部24の着地面(接合する面)が、粗面化される。この場合、縦リブ部24とグリップ部3の車両内側の表面との間の接合表面の面積を効率的に増加でき、界面剥離を防止できる。この結果、構造体2とグリップ部3との間の接合強度を高めることができる。なお、このような粗面化は、シボ加工等により実現されてよい。例えばシボ加工は、成形品に実行されてもよいし、グリップ部3を成形するための第1金型(図示せず)に実行されてもよい。
また、本実施例では、特定リブ部35は、縦リブ部34と同様の形態であるが、縦リブ部34とは異なり、図7に示すように、構造体2の縦リブ部24Aに包含される。特定リブ部35は、縦リブ部24Aと協動して、構造体2とグリップ部3との間の接合強度を高める機能を有する。すなわち、縦リブ部24Aが成形される際に、特定リブ部35の表面が溶け、縦リブ部24Aと特定リブ部35との間の結合力を増し、界面剥離を防止できる。
次に、図9以降に示す比較例と対比して、本実施例の効果を更に説明する。
図9は、比較例によるドアハンドル構造1’を説明するための斜視図である。図10は、図9のラインA1−A1に沿った断面図である。
比較例によるドアハンドル構造1’は、構造体2’と、グリップ部3’とが別部材により形成されている点が、構造体2とグリップ部3とが2色成形により一体部材として形成される本実施例とは異なる。
このような比較例では、グリップ部3’の裏側(車両内側)に構造体2’が延在するので、2重芯材となる。かかる構造は、重量増加をもたらしやすい。これに対して、本実施例によれば、上述のように、グリップ部3の裏側(車両内側)には、構造体2の縦リブ部24や横リブ部26が延在するだけであるので、比較例に比べて重量を低減できる。
また、このような比較例では、構造体2’と、グリップ部3’とが別部材により形成されるので、これらを組み付けるための組み付け工数が発生し、コスト増加を招く。これに対して、本実施例によれば、上述のように、構造体2とグリップ部3とが2色成形により一体部材として形成されるので、構造体2とグリップ部3とを互いに対して組み付ける作業(工数)が不要であり、コスト低減を図ることができる。
また、このような比較例では、構造体2’と、グリップ部3’とが別部材により形成されるので、少なくとも2つの金型が必要となる。これに対して、本実施例によれば、上述のように、構造体2とグリップ部3とが2色成形により一体部材として形成されるので、構造体2とグリップ部3とを共通の金型により成形することも可能となり、この場合、金型費用の低減を図ることができる。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
1 ドアハンドル構造
2 構造体
3 グリップ部
4 ドアトリム
20 枠部
22 固定部
24 縦リブ部
24A 縦リブ部
26 横リブ部
30 本体部
34 縦リブ部
35 特定リブ部
36 横リブ部
201 爪部
202 前部
204 後部
206 上部
221 ネジ穴
241 爪部
2 構造体
3 グリップ部
4 ドアトリム
20 枠部
22 固定部
24 縦リブ部
24A 縦リブ部
26 横リブ部
30 本体部
34 縦リブ部
35 特定リブ部
36 横リブ部
201 爪部
202 前部
204 後部
206 上部
221 ネジ穴
241 爪部
Claims (6)
- 第1熱可塑性材料により形成される構造体と、
前記第1熱可塑性材料とは異なる第2熱可塑性材料により形成され、前記構造体と一体となる態様で2色成形されるグリップ部とを含む、ドアハンドル構造。 - 前記グリップ部の裏側に複数のリブが形成され、
前記複数のリブは、前記第1熱可塑性材料により形成される第1リブと、前記第2熱可塑性材料により形成される第2リブとを含む、請求項1に記載のドアハンドル構造。 - 前記第2リブは、前記第1リブと交差する、請求項2に記載のドアハンドル構造。
- 前記グリップ部及び前記第2リブのうちの少なくともいずれか一方は、前記第1リブが接合される表面部分が、粗面化される、請求項2又は3に記載のドアハンドル構造。
- 前記第1リブは、前記第2リブの一部を包含する、請求項2〜4のうちのいずれか1項に記載のドアハンドル構造。
- 前記第1熱可塑性材料は、ポリプロピレンを含み、
前記第2熱可塑性材料は、オレフィン系熱可塑性エラストマーを含む、請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載のドアハンドル構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019144581A JP2021025327A (ja) | 2019-08-06 | 2019-08-06 | ドアハンドル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019144581A JP2021025327A (ja) | 2019-08-06 | 2019-08-06 | ドアハンドル構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021025327A true JP2021025327A (ja) | 2021-02-22 |
Family
ID=74662901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019144581A Pending JP2021025327A (ja) | 2019-08-06 | 2019-08-06 | ドアハンドル構造 |
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Country | Link |
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-
2019
- 2019-08-06 JP JP2019144581A patent/JP2021025327A/ja active Pending
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