JP2021022245A - 現金処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】収納済みの硬貨の確認処理において当該硬貨を第三者に奪われるのを防止できる現金処理装置を提供する。【解決手段】硬貨を用いた入金処理および出金処理を行う現金処理装置5であって、収納庫13から排出される硬貨の搬送経路を、硬貨出金トレイ12を搬送先とする排出搬送路と硬貨投入部11を搬送先とする再投入搬送路との何れかに切り替える排出切替部24と、前記再投入搬送路に配置されており、硬貨を収納することが可能な予備収納庫27と、制御部と、を備え、前記制御部は、入出金外処理において、予備収納庫27に収納される硬貨または予備収納庫27を通過された硬貨を、硬貨投入部11を介して収納庫13に搬送する場合に、認識部によって真正でない可能性があると認識されたリジェクト硬貨の取り扱いを変更できる。【選択図】図3

Description

本発明は、現金処理装置に関する。
従来、自己精査処理を行うことができる貨幣処理装置が開発されている。自己精査処理は、スタッカ(収納庫とも呼ばれる)に収納している硬貨の枚数を計数すると共に、当該硬貨が全て正当であり、またスタッカに対応付けられた金種であることを確認する処理である。自己精査処理は、例えば小売店舗の営業が終了した後等のタイミングで行われる。
特開2017−174077号公報
現在、レジ係員が介在せずに、顧客がレジ釣銭機を操作することが広く行われている。この運用において、自己精査処理などの既に収納済みの硬貨を再計数する処理を行い、金種判別不明となったものを装置外に排出した場合、装置内の媒体(現金)を第三者に奪われてしまう可能性があった。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、収納済みの硬貨の確認処理において当該硬貨を第三者に奪われるのを防止できる現金処理装置を提供するものである。
前記課題を解決するため、本発明の一態様に係る現金処理装置は、硬貨を用いた入金処理および出金処理を行う現金処理装置であって、硬貨を投入する硬貨投入部と、硬貨を収納する収納庫と、前記硬貨投入部から前記収納庫までの投入搬送路に配置され、硬貨を認識する認識部と、硬貨を外部から取り出し可能な状態で貯留する硬貨出金トレイと、前記収納庫から排出される硬貨の搬送経路を、前記硬貨出金トレイを搬送先とする排出搬送路と前記硬貨投入部を搬送先とする再投入搬送路との何れかに切り替える排出切替部と、前記再投入搬送路に配置されており、硬貨を収納することが可能な予備収納庫と、制御部と、を備え、前記制御部は、入出金外処理において、前記予備収納庫に収納される硬貨または前記予備収納庫を通過された硬貨を、前記硬貨投入部を介して前記収納庫に搬送する場合に、前記認識部によって真正でない可能性があると認識されたリジェクト硬貨の取り扱いを変更できる、ことを特徴とする。
本発明によれば、収納済みの硬貨の確認処理において当該硬貨を第三者に奪われるのを防止できる。
本発明の実施形態に係る硬貨入出金装置を有する釣銭機および周辺装置の外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る硬貨入出金装置の概略上面図である。硬貨入出金装置は筐体の一部を省略した状態で示している。 本発明の実施形態に係る硬貨入出金装置の概略右側面図である。硬貨入出金装置は筐体の一部、ならびに硬貨投入部や硬貨出金トレイの側壁の一部を省略した状態で示している。 図3のIV−IVに対応する正面断面図である。硬貨入出金装置は筐体の一部、硬貨出金トレイおよびトレイブレードを省略した状態で示している。 図3のV−Vに対応する上面断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、参照する図面において、本発明を構成する部材の寸法は、説明を明確にするために誇張して表現されている場合がある。なお、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
≪実施形態に係る釣銭機および周辺装置の構成≫
図1ないし図5を参照して、第1実施形態に係る釣銭機3および周辺装置の構成について説明する。釣銭機3および周辺装置の説明における「上下」、「左右」、「前後」は、図1の矢印に従う。当該方向は、説明の便宜上定めるものであり、本発明を限定するものではない。
図1に示すレジ釣銭機1は、購入商品の精算や、代金の入金処理及び釣銭の出金処理を行う装置である。レジ釣銭機1は、例えば、スーパーマーケット、量販店、コンビニエンスストア等の小売店舗の精算所に設置される。レジ釣銭機1は、それぞれ独立した装置である上側のPOS(Point Of Sales)レジスタ2と下側の釣銭機3とにより構成される。レジ釣銭機1は、通常、レジ係員によって操作される。なお、レジ係員が介在せずに、顧客がレジ釣銭機1を操作することも運用により可能である。以下では、レジ係員が操作する運用を「レーンレジ運用」と呼び、顧客が操作する運用を「セルフレジ運用」と呼ぶ。レーンレジ運用では、レジ釣銭機1を操作するレジ係員が常におり、レジ係員が顧客から現金を預かりレジ釣銭機1の操作を行う。一方、セルフレジ運用では、レジ釣銭機1の側にレジ係員がおらず、不特定多数の顧客がレジ釣銭機1の操作を直接行う。
POSレジスタ2は、いわゆるPOSシステムにおけるPOS端末として機能するものである。POSレジスタ2には、売上額だけでなく、顧客が購入した商品やサービス毎に売上情報(例えば、商品項目など)が入力される。POSレジスタ2は、図示しないホストコンピュータと通信可能に接続されている。ホストコンピュータは、POSレジスタ2に売上情報や売上額が入力される度にPOSレジスタ2からそれらの情報を収集し、店舗全体としての売上情報や売上額を集計する。なお、POSレジスタ2に代えて、POSシステムに組み込まれていないレジスタ機を使用することもできる。
POSレジスタ2は、レジ制御部2a、表示操作部2b、レシート処理部2c等を有している。また、POSレジスタ2には、図示しないバーコードリーダが接続されており、このバーコードリーダによって商品に付されたバーコードを読み取ることにより、POSレジスタ2は商品情報を取得する。
レジ制御部2aは、POSレジスタ2全体を統括制御する。レジ制御部2aは、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されている。レジ制御部2aは、図示しないROM(Read Only Memory)等から所定のプログラムを読み出して実行することにより、POSレジスタ2全体の統括制御が可能になる。
表示操作部2bは、例えばタッチパネルである。表示操作部2bは、バーコードリーダによって認識した商品に関する情報(例えば、名称や金額等)を表示する。また、表示操作部2bは、レジ係員による入力操作を受け付ける。
レシート処理部2cは、精算した商品に関する情報(例えば、名称や金額等)をレシートに印字し、これをレシート排出口から排出する。
釣銭機3は、大きく分けて、右側に配置され紙幣を取り扱う紙幣入出金装置4と、左側に配置され硬貨を取り扱う硬貨入出金装置5とにより構成される。ここでの釣銭機3は、紙幣入出金装置4の前側上部に表示操作部6を有する。なお、釣銭機3、紙幣入出金装置4、および硬貨入出金装置5は、現金処理装置の一例である。
紙幣入出金装置4は、レジ係員や顧客(操作者は運用によって異なる)により紙幣入出金部4aから入金された紙幣を取り込んで内部の紙幣収納庫4bに収納する。また、紙幣入出金装置4は、レジ制御部2aから指示された紙幣を紙幣収納庫4bから繰り出し、これを紙幣入出金部4aから釣銭として出金する。
硬貨入出金装置5は、内部に硬貨制御部5aを有しており、その前側における上段左寄りに硬貨投入部11が設けられ、その下方に硬貨出金トレイ12が設けられている。この硬貨入出金装置5は、硬貨制御部5aの制御に基づき、レジ係員や顧客(操作者は運用によって異なる)により硬貨投入部11へ投入された硬貨を取り込んで内部の収納庫13(図2参照)に収納する。また、硬貨入出金装置5は、レジ制御部2aから指示された金額に応じた金種及び枚数の硬貨を釣銭として硬貨出金トレイ12に出金する(詳しくは後述する)。
表示操作部6は、所定の表示パネル及び所定の操作ボタンの組み合わせにより構成されている。表示操作部6の表示パネルは、紙幣入出金装置4及び硬貨入出金装置5における稼働状況として、例えば硬貨入出金装置5において釣銭用の硬貨が不足していることや、所定のセンサにより異常を検出したこと、及びその箇所等を表示する。また表示操作部6の操作ボタンは、レジ係員等による押下操作を介して、例えば硬貨の搬送等に関する指示を受け付ける。
<硬貨入出金装置の構成>
次に、図2ないし図5を参照して(適宜、図1参照)、硬貨入出金装置5の構成について説明する。図2に示すように、硬貨入出金装置5は、硬貨投入部11と、硬貨出金トレイ12と、金種別の収納庫13A,13B,13C,13D,13E,13Fと、投入搬送部14と、を備える。また、硬貨入出金装置5は、投入受渡部15と、認識部16と、リジェクトゲート17と、金種別の選別ゲート18A,18B,18C,18D,18E,18Fと、を備える。
収納庫13A,13B,13C,13D,13E,13Fの構成は同様なので、金種を特に指定しない場合には単に「収納庫13」と呼ぶ場合がある。また、選別ゲート18A,18B,18C,18D,18E,18Fの構成は同様なので、金種を特に指定しない場合に単に「選別ゲート18」と呼ぶ場合がある。
硬貨投入部11は、全体として中心軸を上下方向に沿わせた円柱状に形成され、また底部に回転可能な円盤11cが組み込まれている。さらに硬貨投入部11には、投入空間11s内における硬貨の有無を検知するセンサ(図示せず)も組み込まれている。
また、硬貨投入部11には、投入空間11sを閉塞して新たな硬貨の投入を抑止するためのシャッタ11a(図4参照)が設けられている。このシャッタ11aは、例えば、レジ係員の手作業や硬貨制御部5a(図1参照)の制御により開閉可能となっており、また閉塞されているか否かを所定のシャッタ閉塞センサにより検知して硬貨制御部5a(図1参照)へ通知するようになっている。さらに硬貨投入部11は、硬貨制御部5a(図1参照)の制御によりシャッタ11aを閉塞状態に保持するロック機構(図示せず)も有している。
硬貨投入部11は、投入空間11s内へ硬貨が投入されたことをセンサにより検知すると、円盤11cを回転させ、硬貨に遠心力を作用させて外周側へ搬送し、後側に配置された投入受渡部15に引き渡す。投入受渡部15は、硬貨投入部11から硬貨を受け取ると、走行するピンベルト14cの各ピン(図示せず)に合わせたタイミングで当該硬貨を投入搬送部14に引き渡す。
投入搬送部14は、投入された硬貨を収納庫13まで搬送する機構である。投入搬送部14は、主に、投入搬送ガイド14aと、四つのベルトローラ14bと、ピンベルト14cとを備える。以下では、投入搬送部14によって実現される硬貨投入部11から収納庫13までの通路を「投入搬送路」と呼ぶ場合がある。
投入搬送ガイド14aは、硬貨を搬送方向に導く部材であり、硬貨が搬送される上面は平面状に形成されている。投入搬送ガイド14aは、略U字状に配置されており、一端(上流側端部)が硬貨投入部11に接続され、他端(下流側端部)が収納庫13の後部に接続されている。つまり、投入搬送ガイド14aの上流部分は、硬貨投入部11から右方向(装置の幅方向)に略直線状に延びて形成される。投入搬送ガイド14aの中間部分は、上流部分に対して略直角方向に曲がって後方(装置の奥行き方向)に略直線状に延びて形成される。投入搬送ガイド14aの下流部分は、中間部分に対して略直角方向に曲がって左方向(装置の幅方向)に略直線状に延びて形成される。
ベルトローラ14bは、装置の右前、左前、左後及び右後の4箇所にそれぞれ配置される。ベルトローラ14bは、中心軸を上下方向に沿わせた円柱状に形成されており、図示しないモータの駆動力によって回転する。
ピンベルト14cは、帯状を呈し、可撓性を有する材料により構成される。ピンベルト14cは、ベルトローラ14bが回転することによって、図2の紙面において反時計回り(左回り)に回転する。図3に示すように、ピンベルト14cと投入搬送ガイド14aとの間には、硬貨を好適に搬送させるための所望の隙間が形成されている。ピンベルト14cの下側(投入搬送ガイド14aに対向する側面)には、下方向に突出するピン(図示せず)が所定間隔で設けられている。ピンベルト14cのピンは、硬貨を走行方向に押すことによって搬送する。この構成により、投入搬送部14は、投入搬送ガイド14aに沿って、硬貨を硬貨投入部11から選別ゲート18まで搬送する。
認識部16は、光学センサや磁気センサ等、種々のセンサを有しており、各センサから得られた結果を基にして硬貨が正当であるか否か、及びその金種を判定する。図2に示すように、認識部16は、投入搬送ガイド14aの上流部分に配置される。認識部16は、硬貨が正当であるか否かの情報や金種の判定結果を硬貨制御部5aに通知する。硬貨制御部5aは、認識部16からの通知に応じて、当該硬貨の搬送先を決定する。日本国の場合、認識部16は、硬貨を「1円」、「5円」、「10円」、「50円」、「100円」及び「500円」の6種類のいずれであるか(すなわち真正な硬貨であるか)、若しくは、いずれの金種とも判別できず真正でない可能性がある硬貨(以下、これを「リジェクト硬貨」と呼ぶ)であるかを判別する。
リジェクトゲート17は、リジェクト硬貨を選別するための機構である。リジェクトゲート17は、認識部16の下流側に設けられている。リジェクトゲート17は、主に、リジェクトブレード17aと、リジェクトブレード17aを駆動するアクチュエータ(図示せず)と、リジェクトブレード17aによって入り口を塞がれているリジェクト通路17b(図3参照)と、を備える。
リジェクトブレード17aは、上下に薄い板状を呈している。リジェクトブレード17aは、右側に設けられ前後方向に沿った回動軸を中心として、投入搬送ガイド14aに対し回動可能に構成されている。硬貨制御部5aは、真正な硬貨であると判定された場合に、リジェクトブレード17aの上面を投入搬送ガイド14aの上面とほぼ揃えた状態(以下これを「閉状態」と呼ぶ)にし、硬貨を通過させる。一方、硬貨制御部5aは、真正でない可能性がある硬貨(リジェクト硬貨)であると判定された場合に、リジェクトブレード17aの左側を持ち上げて上面を投入搬送ガイド14aに対し傾斜させた状態(以下これを「開状態」と呼ぶ)にし、リジェクト通路17bにリジェクト硬貨を導く。
リジェクト通路17bは、リジェクト硬貨を硬貨出金トレイ12に搬送するための空間である。リジェクト通路17bは、例えば、リジェクト搬送ガイドと、ベルト搬送機構とによって構成される。リジェクト搬送ガイドは、リジェクト硬貨を硬貨出金トレイ12に導く部材である。リジェクト通路17bは、投入搬送路と硬貨出金トレイ12とを繋ぐように形成されている。詳細は後記するが、ここでのリジェクト通路17bは、図3に示すように、リジェクト通路17bの出口が排出切替部24に繋がっており、リジェクト硬貨は、リジェクト通路17bおよび排出切替部24を介して硬貨出金トレイ12に搬送される。詳細は後記する。
選別ゲート18は、硬貨を金種別に選別するための機構である。例えば、選別ゲート18Aは50円硬貨を選別し、選別ゲート18Bは5円硬貨を選別し、選別ゲート18Cは500円硬貨を選別し、選別ゲート18Dは100円硬貨を選別し、選別ゲート18Eは10円硬貨を選別し、選別ゲート18Fは1円硬貨を選別する。選別ゲート18は、対応する金種の収納庫13の上方に設けられている。選別ゲート18は、主に、選別ブレード18aと、選別ブレード18aを駆動するアクチュエータ(図示せず)と、選別ブレード18aによって塞がれている選別孔18b(図3参照)と、を備える。
選別ブレード18aは、上下に薄い板状を呈している。選別ブレード18aは、前側に設けられ左右方向に沿った回動軸を中心として、投入搬送ガイド14aに対し回動可能に構成されている。硬貨制御部5aは、選別ブレード18aの上面を投入搬送ガイド14aの上面とほぼ揃えた状態(以下これを「閉状態」と呼ぶ)と、選別ブレード18aの後側を引き下げて上面を投入搬送ガイド14aに対し傾斜させた状態(以下これを「開状態」と呼ぶ)とを選択する。硬貨制御部5aは、金種に応じて何れか一つの選別ゲート18を開状態とし、他の選別ゲート18を閉状態とすることにより、開状態とした選別ゲート18に対応する収納庫13に硬貨を落下させて収納する。
収納庫13は、硬貨を金種別に収納する。各々の収納庫13は、上方から見て前後方向に長く、左右方向に短い長方形状を呈している。例えば、収納庫13Aは50円硬貨を収納し、収納庫13Bは5円硬貨を収納し、収納庫13Cは500円硬貨を収納し、収納庫13Dは100円硬貨を収納し、収納庫13Eは10円硬貨を収納し、収納庫13Fは1円硬貨を収納する。収納庫13には、選別ゲート18を介して対応する硬貨が落下する。
図3に示すように、収納庫13は、硬貨出金トレイ12の後部に配置されている。収納庫13の底部には、収納搬送部19が設けられている。収納搬送部19は、収納庫13内の硬貨を外部へ搬送する機構である。収納搬送部19は、主に、三つの収納搬送ローラ19aと、収納搬送ベルト19bとを備える。収納搬送ベルト19bにおける上側部分の上面が、収納庫13の底面を形成している。
収納搬送部19は、硬貨制御部5aの制御に基づき、所定のモータ(図示せず)から駆動力を収納搬送ローラ19aへ伝達し、図3の紙面において反時計回り(左回り)に収納搬送ベルト19bを回転させる。これにより、収納庫13内に収納されている硬貨は、前方へ搬送される。
図3に示すように、収納庫13の前寄りには、リバースローラ21、出金ゲート22および出金センサ23が設けられている。リバースローラ21は、中心軸を左右方向に向けた円柱状に構成されており、その下側面と収納搬送ベルト19bの上側部分との間に硬貨の厚さよりも僅かに広い隙間を空けるように配置されている。このリバースローラ21は、硬貨制御部5aの制御に基づき所定のモータ(図示せず)から駆動力が伝達されることにより、図3の紙面において反時計回り(左回り)に、すなわち下側面を後方へ進行させるよう回転する。これにより、リバースローラ21は、収納搬送ベルト19b上に2枚以上の硬貨が積み重なった状態で搬送されていた場合、最下層の硬貨を除いた上層の硬貨をせき止め、或いはその重なりを崩しながら、硬貨を1枚ずつ通過させる。
出金ゲート22は、その下側に細長い円柱状の出金ゲートピン22aを有しており、硬貨制御部5aの制御に基づき、出金ゲートピン22aを所定の移動範囲内で上下方向に移動させる。この出金ゲートピン22aは、最も上側に移動されると、その下端と収納搬送ベルト19bの上側部分との間に硬貨の厚さよりも大きい隙間を形成し、当該ベルトにより搬送されている硬貨と干渉することなく通過させる。一方、出金ゲートピン22aは、最も下側に移動されると、その下端を収納搬送ベルト19bにおけるベルトの上側部分に近接若しくは当接し、硬貨の搬送を抑止すると共に、収納庫13内からの硬貨の流出や不正行為等による硬貨の取り出しを防止する。
出金センサ23は、収納搬送部19の前端19cから前方へ繰り出される硬貨、すなわち収納庫13から排出される硬貨を1枚ずつ検知し、得られた検知結果を硬貨制御部5aへ通知する。これにより硬貨制御部5aは、収納庫13から排出された硬貨の枚数を計数し、当該枚数に応じて各部を制御することができる。
このように、収納庫13は、硬貨制御部5aの制御に基づき、収納搬送部19やリバースローラ21等を動作させることにより、収納している硬貨を前端19cから前方へ、すなわち硬貨出金トレイ12へ排出することができる。
なお、硬貨制御部5aは、認識部16による認識結果や各出金センサ23による検知結果等を集計することにより、各収納庫13における収納枚数をそれぞれ把握し、逐次更新している。また、各収納庫13は、図示しないセンサにより、最大収納量の硬貨を収納していることを検知し、硬貨制御部5aに通知し得るようになっている。
図3に示すように、各収納庫13の前側には、硬貨出金トレイ12が配置されている。図5に示すように、硬貨出金トレイ12は、後端部分(根元部分)における左右方向の長さ(幅)が6個分の収納庫13と同等であり、前方へ進むに連れて左端が右寄りに傾斜することで左右方向の長さが徐々に短くなっている(幅が狭くなっている)。
硬貨出金トレイ12は、大きく分けて、前側の貯留領域12Fと、貯留領域に硬貨を導く傾斜領域12Rとにより構成されている。傾斜領域12Rは、図5に示すように、上方から見て後辺よりも前辺が短い略台形状に形成されている。傾斜領域12Rは、後側の約2/3の範囲を占める排出切替部24と、その前側の固定傾斜部12bとにより構成されている。
排出切替部24は、板状のトレイブレード24aと、該トレイブレード24aを駆動するアクチュエータ(図示せず)とにより構成されている。トレイブレード24aは、左右方向に長く、前後方向に短く、また上下に薄い板状に形成されている。トレイブレード24aは、前端近傍に設けられた左右方向に沿った回動軸を中心に、固定傾斜部12bに対して回動し得るように構成されている。トレイブレード24aは、後記する横搬送部25(図4参照)のほぼ全ての範囲に亘って設けられている。
排出切替部24は、アクチュエータからトレイブレード24aへ駆動力を伝達することにより、該トレイブレード24aを回動させることができる。図3に示すように、トレイブレード24aを傾斜させることにより、トレイブレード24aは、横搬送部25の上方を覆い、収納搬送ベルト19bと固定傾斜部12bとの間の隙間を閉塞する。また、トレイブレード24aを傾斜させることにより、トレイブレード24aは、トレイブレード24a及び固定傾斜部12bにより一様な傾斜面を形成する。この場合、収納庫13やリジェクトゲート17から排出された硬貨は、トレイブレード24a及び固定傾斜部12bにより形成される傾斜面を滑降する。以下、トレイブレード24aが収納搬送ベルト19bと固定傾斜部12bとの間の隙間を閉塞した状態を「閉状態」と呼ぶ。一方、図3に示すように、トレイブレード24aの後側を前方へ引き起こすことにより、トレイブレード24aは、横搬送部25を開放する。この場合、収納庫13やリジェクトゲート17から排出された硬貨は、横搬送部25へ落下する。以下これを「開状態」と呼ぶ。
このように、排出切替部24は、硬貨制御部5aの制御に基づいてトレイブレード24aを回動させることにより、図3に示すように、閉状態、開状態を切り替えることができる。
トレイブレード24aが閉状態では、硬貨が硬貨出金トレイ12の貯留部12cに移動し、硬貨が貯留される。以下では、排出切替部24によって実現される収納庫13から硬貨出金トレイ12までの通路を「排出搬送路」と呼ぶ場合がある。
一方、トレイブレード24aが開状態では、硬貨が横搬送部25へ落下し、横搬送部25によってリフト部26(図4参照)に搬送される。リフト部26の先は、硬貨投入部11に繋がっている。以下では、排出切替部24によって実現される収納庫13から硬貨投入部11までの通路を「再投入搬送路」と呼ぶ場合がある。
つまり、排出切替部24は、排出搬送路と再投入搬送路とを切り替える。
貯留部12cは、上方から見て概ね半楕円状に形成されており、底部がほぼ平坦な平面状に形成されると共に、左側から前側を経て右側に至る外周部分に底面よりも十分に高い側壁部が形成されている。このため貯留部12cは、傾斜領域12Rを滑降してきた硬貨を、硬貨入出金装置5の外部から取出可能な状態で貯留することができる。
図3に示すように、横搬送部25は、収納搬送ベルト19bと固定傾斜部12bとの間の隙間に設けられている。図4に示すように、横搬送部25は、横搬送ローラ25aおよび横搬送ベルト25bにより構成されている。左端の横搬送ローラ25aは、最も左側の収納庫13Aよりもやや左側に位置している。また、右端の横搬送ローラ25aは、リジェクト通路17bの出口よりもやや右側に位置している。横搬送ベルト25bは、無端ベルトであり、横搬送ローラ25a,25aの周囲を周回するように張架されている。
横搬送部25には、排出切替部24が開放状態である場合に硬貨が落下し、落下した硬貨を横搬送ベルト25b上に載置する。また、横搬送部25は、横搬送ローラ25aを図4の紙面において時計回り(右回り)に回転させることにより、横搬送ベルト25b上に載置されている硬貨を右方向へ搬送する。
横搬送部25の右側には、リフト部26が設けられている。持上搬送部としてのリフト部26は、複数のローラやベルト等の組み合わせにより構成されており、また全体として前後方向及び左右方向よりも上下方向に拡がるように各ローラ等が配置されている。このリフト部26は、各ローラを適宜回転させ、また各ベルトを適宜走行させることにより、横搬送部25により搬送されてきた硬貨を上方へ持ち上げるように搬送し(リフトアップ搬送)、排出切替部24の上方に配置される予備収納庫27(図4参照)に引き渡す。
予備収納庫27は、硬貨投入部11の右側に設けられている。この予備収納庫27(図4参照)は、全体として直方体状に形成されており、その底部分に予備収納搬送部28が設けられている。予備収納搬送部28は、左右それぞれに配置された予備収納搬送ローラ28a,28aと、予備収納搬送ローラ28a,28aの周囲を周回するように張架されている予備収納搬送ベルト28bとを有する。ここでの予備収納搬送部28は、左側の予備収納搬送ローラ28aが右側の予備収納搬送ローラ28aよりも高い位置に配置されている。
予備収納庫27は、予備収納庫シャッタ27aおよび仕切りブレード27bを有する。予備収納庫シャッタ27aは、リフト部26との接続部分に設けられており、上下方向に摺動可能である。予備収納庫シャッタ27aは、開放された状態(開状態)でリフト部26からの硬貨の引渡しを許容し、閉塞した状態(閉状態)でリフト部26からの硬貨の引渡しを規制する。
仕切りブレード27bは、硬貨投入部11との接続部分に設けられており、上部に設けられた前後方向に沿った回動軸を中心として、硬貨投入部11および予備収納庫27に対し回動可能に構成されている。仕切りブレード27bは、閉塞状態(閉状態)において予備収納庫27と硬貨投入部11とを仕切り、一方、開放状態(開状態)において予備収納庫27と硬貨投入部11とを連通する。
予備収納庫27は、仕切りブレード27bを開放状態(開状態)にすると共に、予備収納搬送部28の予備収納搬送ベルト28bを反時計回り(左回り)に走行させることにより、予備収納庫27内の硬貨を左方向へ搬送し、硬貨投入部11へ引き渡す。このとき、硬貨投入部11は、硬貨が入金された場合と同様に動作することにより、この硬貨を投入受渡部15(図2)により投入搬送部14へ引き渡すことができる。
このように、排出切替部24が開状態となることで硬貨が横搬送部25に落下し、横搬送部25及びリフト部26により予備収納庫27に当該硬貨を搬送し、また当該硬貨を硬貨投入部11に引き渡すようになっている。
≪実施形態に係る硬貨入出金装置の動作≫
次に、図1ないし図5を参照して、実施形態に係る硬貨入出金装置5により実現可能な各種処理について説明する。本実施形態では、硬貨入出金装置5により実現可能な各種処理として「入金処理」、「出金処理」、「オーバーフロー処理」、「自己精査処理」、「自動補充処理」を想定する。以下、各処理について説明する。基本となる「入金処理」、「出金処理」および「オーバーフロー処理」を最初に説明し、その後で本発明の特徴的な処理である「自己精査処理」および「自動補充処理」について説明する。なお、以下では、「入金処理」および「出金処理」以外の処理を「入出金外処理」と呼ぶ場合がある。
<入金処理>
入金処理は、硬貨投入部11に投入された硬貨を認識し、正当な硬貨を金種ごとに区別して各収納庫13に収納すると共に、偽造された硬貨や硬貨以外のものを硬貨出金トレイ12へ排出する処理である。硬貨入出金装置5では、上述した精算手続において入金処理が実行される。
(事前準備)
硬貨制御部5aは、例えば、硬貨投入部11のセンサにより投入空間11sに硬貨が投入されたことを検知すると、この入金処理を開始する。このとき、硬貨制御部5aは、事前準備として、例えばリジェクトゲート17を収納状態(閉状態)に切り替え、各々の選別ゲート18を収納状態(閉状態)に切り替え、さらに排出切替部24を貯留状態(閉状態)に切り替える。
(処理中の動作)
図2ないし図4において、符号Sを付した矢印で入金処理における正当な硬貨の流れを表している。また、符号Tを付した矢印で入金処理におけるリジェクト硬貨の流れを表している。
図2に示すように、硬貨投入部11は、投入された硬貨を1枚ずつ投入受渡部15に引き渡し、投入受渡部15から投入搬送部14に硬貨を順次引き渡す。投入搬送部14は、投入搬送ガイド14aに沿って硬貨を搬送する。認識部16は、搬送される硬貨を識別し、認識結果(すなわち、真偽および金種)を硬貨制御部5aに通知する。
これに応じて、硬貨が正当でないと認識された場合、硬貨制御部5aは、当該硬貨の搬送先を硬貨出金トレイ12に決定し、また、硬貨が正当であると認識された場合、当該硬貨の搬送先を、その金種に応じた収納庫13に決定する。
硬貨制御部5aは、硬貨の搬送先が収納庫13である場合、リジェクトブレード17aを収納状態のままとし、当該硬貨を投入搬送部14により投入搬送ガイド14aに沿って選別ゲート18まで搬送させる(符号Sを付した矢印を参照)。続いて、硬貨制御部5aは、選別ゲート18において硬貨の金種に応じた選別ブレード18aを開状態に切り替え、収納庫13に対応する硬貨を落下させて収納させる。
また、硬貨制御部5aは、硬貨の搬送先が硬貨出金トレイ12である場合、リジェクトブレード17aを開状態に切り替え、当該硬貨をリジェクト通路17b(図3参照)に導き、閉状態の排出切替部24上に落下させる(符号Tを付した矢印を参照)。これにより、硬貨は、トレイブレード24aおよび固定傾斜部12bに沿って滑降し、貯留部12cに排出される。
<出金処理>
出金処理は、レジ制御部2a(図1参照)から指示された金種および枚数の硬貨を、収納庫13から硬貨出金トレイ12にそれぞれ排出する処理である。硬貨入出金装置5では、上述した精算手続において、顧客に返却すべき釣銭に硬貨が含まれている場合に、この出金処理が実行される。
(事前準備)
硬貨制御部5aは、レジ制御部2aから出金すべき硬貨の金種および枚数の指示を受けると、この出金処理を開始する。このとき、硬貨制御部5aは、事前準備として、入金処理の場合と同様に、例えばリジェクトゲート17を収納状態(閉状態)に切り替え、各々の選別ゲート18を収納状態(閉状態)に切り替え、さらに排出切替部24を貯留状態(閉状態)に切り替える。
(処理中の動作)
図2ないし図4において、符号Uを付した矢印で出金処理における硬貨の流れを表している。
硬貨制御部5aは、レジ制御部2aからそれぞれに指示された枚数の硬貨を各収納庫13から排出し、閉状態の排出切替部24上に落下させる(符号Uを付した矢印を参照)。これにより、硬貨は、トレイブレード24aおよび固定傾斜部12bに沿って滑降し、貯留部12cに排出される。
<オーバーフロー処理>
オーバーフロー処理は、所定の金種に応じた収納庫13において最大収納量の硬貨が既に収納されている状態で、新たに投入された当該金種の硬貨を予備収納庫27に収納させる処理である。
硬貨制御部5aは、所定の金種に対応した収納庫13において所定のセンサ(図示せず)により最大収納量の硬貨が収納された状態であることを検知すると、当該金種の硬貨についてオーバーフロー処理を行うことを決定する。以下、この金種を「オーバーフロー金種」と呼ぶ。
その後、硬貨制御部5aは、入金処理において認識部16により得られた認識結果を基に、オーバーフロー金種の硬貨が投入搬送部14により搬送されていることを認識すると、当該硬貨の搬送先を収納庫13ではなく予備収納庫27に決定する。
具体的には、硬貨制御部5aは、まずリジェクトゲート17をリジェクト状態(開状態)に切り替えると共に排出切替部24を落下状態(開状態)に切り替える。これにより、オーバーフロー金種の硬貨は、リジェクトゲート17を介して横搬送部25に到達する。硬貨制御部5aは、オーバーフロー金種の硬貨を横搬送部25およびリフト部26により順次搬送し、予備収納庫27に収納させる。
<自己精査処理>
自己精査処理は、例えば小売店舗の営業が終了した後等のタイミングで、収納庫13に収納している硬貨の枚数を計数すると共に、当該硬貨が全て正当であり、また収納庫13に対応付けられた金種であることを確認する処理である。なお、通常では、自己精査処理には数分から10分程度の時間を要するため、レジ係員は自己精査処理の指示後に硬貨入出金装置5から離れて別の作業を行う場合を想定する。
因みに、硬貨制御部5aは、レジ係員からの指示に従い、1金種の硬貨のみについて自己精査処理を行うことも、2金種以上の硬貨について自己精査処理を順次行うこともできる。ここでは、1金種の硬貨の自己精査処理を行う場合について説明する。
レジ制御部2a(図1参照)は、レジ係員により表示操作部2bや表示操作部6を介して自己精査処理の開始操作がなされると、硬貨入出金装置5の硬貨制御部5aに対し自己精査処理の開始を指示する。これに応じて、硬貨制御部5aは、自己精査処理を開始する。
(事前準備)
まず、硬貨制御部5aは、レジ制御部2a(図1参照)を介して表示操作部2bに所定のメッセージを表示するなどして、レジ係員に硬貨投入部11のシャッタ11a(図4参照)を閉塞させる。また、硬貨制御部5aは、硬貨投入部11のシャッタ閉塞センサによりシャッタ11aが閉塞されたことを検知すると、ロック機構によりシャッタ11aを閉塞状態にロックすると共に、硬貨投入部11および予備収納庫27の境界に設けられた仕切りブレード27bを開放させる。硬貨制御部5aは、硬貨投入部11および予備収納庫27内に硬貨が残留していないか否かを確認し、硬貨が残留している場合には入金処理と同じ動作を行い、残留している硬貨を収納庫13に搬送する。また、硬貨制御部5aは、排出切替部24を落下状態(開状態)に切り替え、横搬送部25を開放する。
(処理中の動作)
図2ないし図4において、符号Xを付した矢印で自己精査処理における硬貨の流れを表している。
事前準備が完了した後、硬貨制御部5aは、指示された金種の硬貨が収納されている収納庫13から、収納されている全ての硬貨を排出させる。排出切替部24が開状態であるので、排出された硬貨は、横搬送部25に落下する(符号Xを付した矢印を参照)。またこのとき、出金センサ57は、収納庫13から排出される硬貨を1枚ずつ検知して硬貨制御部5aに通知する。これにより、硬貨制御部5aは、収納庫13から排出された硬貨の枚数、すなわち収納庫13に収納されていた硬貨の枚数を計数することができる。
次に、硬貨制御部5aは、収納庫13から排出された硬貨を横搬送部25およびリフト部26により順次搬送し、予備収納庫27に収納させる(符号Xを付した矢印を参照)。続いて、硬貨制御部5aは、予備収納搬送部28を動作させて予備収納庫27内の硬貨を硬貨投入部11へ順次搬送する。つまり、硬貨制御部5aは、収納庫13から排出された硬貨を横搬送部25およびリフト部26により順次搬送させ、予備収納庫27を通過させて硬貨投入部11へ搬送させる。
その後、硬貨制御部5aは、各部に入金処理と同様の処理を行わせる。すなわち、硬貨制御部5aは、投入受渡部15により硬貨を投入搬送部14に順次引き渡す。投入搬送部14は、投入搬送ガイド14aに沿って硬貨を搬送し、認識部16は、搬送される硬貨を識別し、認識結果(すなわち、真偽および金種)を硬貨制御部5aに通知する。硬貨制御部5aは、認識結果を基に各硬貨の搬送先を決定し、投入搬送部14により当該搬送先へ搬送させる。
最後に、硬貨制御部5aは、認識結果を集計し、得られた集計結果を最初に収納庫13から排出した硬貨の枚数と比較すると共に、集計結果や比較結果等を表示操作部2b等に表示する。硬貨制御部5aは、例えば、最初に収納庫13から排出した枚数と、再び収納庫13へ搬送して収納された枚数が一致すれば、正常終了となり、これ以外の場合は、異状終了となる。なお、2金種以上の硬貨について自己精査処理を行う場合、他の金種についても同様の動作を実行する。自己精査処理の終了後、硬貨制御部5aは、各部を通常の入金処理、出金処理が可能な状態に戻す。
(リジェクト硬貨に対する動作)
ここで、認識部16によって収納庫13に収納された硬貨がリジェクト硬貨であると判定された場合、硬貨制御部5aは、二つの動作モードで動作することができる。ここでの動作モードは、「緩和モード」と「厳格モード」とがある。
緩和モードでは、自動精査中の金種に対応する収納庫13にリジェクト硬貨を収納し、リジェクト硬貨を収納した収納庫13(金種)を「不確定」という結果にして処理を終了する。例えば、10円硬貨の自動精査中にリジェクト硬貨があると判定された場合には、10円硬貨を収納する収納庫13Dにリジェクト硬貨を収納し、当該収納庫13Dの結果を「不確定」にして処理を終了する。
厳格モードでは、自動精査処理を中断して、POSレジスタ2の表示操作部2bなどを用いてレジ係員を呼び出し(例えば、リジェクト硬貨が含まれることを報知し)、レジ係員がいる状態でリジェクト硬貨を硬貨出金トレイ12に排出する。リジェクト硬貨は、リジェクトゲート17および閉状態の排出切替部24を介して装置外に排出される。その後、自動精査処理を再開する。
<自動補充処理>
自動補充処理は、所定の金種の硬貨を事前に予備収納庫27内に収納しておき(以下、これを「予備収納処理」と呼ぶ)、当該金種に対応した収納庫13において収納されている硬貨が少なくなった場合に、予備収納庫27内の硬貨を収納庫13に搬送して補充する処理(以下、これを「補充処理」と呼ぶ)である。
(予備収納処理)
予備収納処理では、出金が多く収納枚数が減ると予想される単金種または複数金種について、予め予備収納庫27内に貯留しておく。
レジ係員は、例えば小売店舗の営業が開始する前等のタイミングで、予備収納処理を実行する。最初に、レジ係員は、「予備収納庫補充モード」を選択する。これに応じて、硬貨制御部5aは、硬貨を予備収納庫27に収納する予備収納処理を行う。事前準備として、硬貨制御部5aは、排出切替部24を落下状態(開状態)に切り替え、横搬送部25を開放する。事前準備が完了した状態でレジ係員は、予備収納を行う金種の貨幣を硬貨投入部11に投入する。
硬貨制御部5aは、硬貨投入部11に硬貨が投入されると、入金処理の場合と同様に、投入受渡部15により硬貨を投入搬送部14に順次引き渡す。投入搬送部14は、投入搬送ガイド14aに沿って硬貨を搬送し、認識部16は、搬送される硬貨を識別し、認識結果(すなわち、真偽および金種)を硬貨制御部5aに通知する。硬貨制御部5aは、認識結果を基に各硬貨の搬送先を決定し、投入搬送部14により当該搬送先へ搬送させる。これにより、投入された貨幣は対応する収納庫13に搬送される。
続いて、硬貨制御部5aは、収納された枚数分またはレジ制御部2aから指示された枚数分の硬貨を対応する収納庫13から排出させる。排出切替部24が開状態であるので、排出された硬貨は、横搬送部25に落下する(符号Yを付した矢印を参照)。図2ないし図4において、符号Yを付した矢印で予備収納処理における収納庫13から予備収納庫27までの硬貨の流れを表している。硬貨制御部5aは、収納庫13から排出された硬貨を横搬送部25およびリフト部26により順次搬送し、予備収納庫27に収納させる(符号Yを付した矢印を参照)。予備収納庫27への硬貨の収納が完了した後に、硬貨制御部5aは、排出切替部24を貯留状態(閉状態)に戻し、予備収納処理を終了する。
(補充処理)
レーンレジ運用の場合、レジ係員が顧客の不在時を見計らって補充処理の指示を行い、その指示に従って硬貨制御部5aは、補充処理を開始する。一方、セルフレジ運用の場合、硬貨制御部5aは、出金処理を行う度に自動補充金種の収納庫33における収納枚数を確認し、所定の補充条件が満たされた場合、例えば所定の補充基準枚数(例えば、20枚)を下回った場合に、補充処理を開始する。
まず、硬貨制御部5aは、レジ制御部2a(図1参照)を介して表示操作部2bに所定のメッセージを表示するなどして、レジ係員に硬貨投入部11のシャッタ11a(図4参照)を閉塞させる。セルフレジ運用の場合、硬貨制御部5aは、硬貨投入部11のシャッタ11aを自動で閉塞する。また、硬貨制御部5aは、硬貨投入部11のシャッタ閉塞センサによりシャッタ11aが閉塞されたことを検知すると、ロック機構によりシャッタ11aを閉塞状態にロックすると共に、硬貨投入部11および予備収納庫27の境界に設けられた仕切りブレード27bを開放させる。
事前準備が完了した後、硬貨制御部5aは、予備収納庫27に収納される貨幣を硬貨投入部11へ搬送し(符号Zを付した矢印を参照)、入金動作と同様の動作を行う。すなわち、硬貨投入部11は、投入受渡部15により硬貨を投入搬送部14へ順次引き渡す。投入搬送部14は、各硬貨を順次搬送しながら認識部16により認識させ、得られた認識結果を硬貨制御部5aに通知する。硬貨制御部5aは、認識結果を基に各硬貨の搬送先を決定し、投入搬送部14により決定した搬送先へ搬送させる。通常であれば、予備収納庫27に収納されていた全ての硬貨が自動補充金種の収納庫13へ搬送されて収納される。これにより、補充処理が完了する。なお、予備収納庫27から硬貨投入部11への貨幣の搬送と、その後の入金動作を並行して行ってもよい。補充処理の終了後、硬貨制御部5aは、仕切りブレード27bを閉じて、硬貨投入部11のシャッタ11aを開放する。
(リジェクト硬貨に対する動作)
レーンレジ運用においては、認識部16によって予備収納庫27に収納された硬貨がリジェクト硬貨であると判定された場合、リジェクト硬貨を硬貨出金トレイ12に排出する。リジェクト硬貨は、リジェクトゲート17および閉状態の排出切替部24を介して装置外に排出される。補充処理の動作は十数秒のため、レジ係員が装置の前から離れないことを想定している。なお、補充処理は、できるだけ短い時間で終了することが好ましい。
セルフレジ運用においては、認識部16によって予備収納庫27に収納された硬貨がリジェクト硬貨であると判定された場合、オートリセットで再判定(再鑑別)させる。オートリセットとは、判別不明と判断した段階で、搬送を止めて逆搬送させて媒体を認識部16よりも上流側に移動させて、再び入金処理を行う動作である。オートリセットを行うことにより時間を要するが、レジ係員の手間を軽減できる点で有効である。なお、複数台のレジ釣銭機1を用いてセルフレジ運用を行うのが一般的なので、休止状態が長くても問題になることは少ない。
オートリセットによっても硬貨がリジェクト硬貨であると判定された場合、硬貨制御部5aは、二つの動作モードで動作することができる。ここでの動作モードは、「緩和モード」と「厳格モード」とがある。
緩和モードでは、補充処理中の金種に対応する収納庫13にリジェクト硬貨を収納し、リジェクト硬貨を収納した収納庫13(金種)を「不確定」という結果にして処理を終了する。例えば、10円硬貨の補充処理中にリジェクト硬貨があると判定された場合には、10円硬貨を収納する収納庫13Dにリジェクト硬貨を収納し、当該収納庫13Dの結果を「不確定」にして処理を終了する。
厳格モードでは、補充処理を中断して、POSレジスタ2の表示操作部2bなどを用いてレジ係員を呼び出し(例えば、リジェクト硬貨が含まれることを報知し)、レジ係員がいる状態でリジェクト硬貨を硬貨出金トレイ12に排出する。その際、「これからリジェクトが発生します。」などのメッセージをレジ係員に通知し、レジ係員に近くにいてもらうようにするのがよい。リジェクト硬貨は、リジェクトゲート17および閉状態の排出切替部24を介して装置外に排出される。その後、補充処理を再開する。
以上のように、実施形態に係る硬貨入出金装置5は、収納済みの硬貨の確認処理(例えば、自己精査処理や自動補充処理)において、当該硬貨がリジェクト硬貨であると判定された場合でも、第三者(例えば、レジ係員以外の者)によって奪われる可能性がある状況では外部にリジェクト硬貨を排出しない。そのため、硬貨入出金装置5内に収納してあった硬貨を第三者に奪われるのを防止できる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を変えない範囲で実施することができる。実施形態の変形例は、例えば以下に示す通りである。
自己精査処理および自動補充処理において、リジェクト硬貨であると判定された場合に、排出切替部24を開状態にすることで、当該リジェクト硬貨をリジェクトゲート17、横搬送部25、リフト部26、予備収納庫27、硬貨投入部11を繰り返し搬送させるようにしてもよい。これにより、判別できなかったリジェクト硬貨だけが残るので、例えば、残ったリジェクト硬貨を予備収納庫27に収納させた状態で自己精査処理や自動補充処理を終了する。これによっても実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、実施形態では、自己精査処理および自動補充処理の途中で発生したリジェクト硬貨に対して、収納庫13に収納する制御と硬貨出金トレイ12に排出する制御を説明した。しかしながら、リジェクト専用の収納庫を別途設け、自己精査処理および自動補充処理の途中で発生したリジェクト硬貨をそのリジェクト専用の収納庫へ搬送するようにしてもよい。
また、実施形態では、現金として硬貨を例示して説明したが、取り扱う現金は紙幣であってもよい。
3 釣銭機(現金処理装置)
4 紙幣入出金装置(現金処理装置)
5 硬貨入出金装置(現金処理装置)
5a 硬貨制御部(制御部)
11 硬貨投入部
12 硬貨出金トレイ
13A,13B,13C,13D,13E,13F,13 収納庫
14 投入搬送部
15 投入受渡部
16 認識部
17 リジェクトゲート
18A,18B,18C,18D,18E,18F,18 選別ゲート
19 収納搬送部
21 リバースローラ
22 出金ゲート
23 出金センサ
24 排出切替部
25 横搬送部
26 リフト部
27 予備収納庫
27a 予備収納庫シャッタ
27b 仕切りブレード
28 予備収納搬送部

Claims (6)

  1. 硬貨を用いた入金処理および出金処理を行う現金処理装置であって、
    硬貨を投入する硬貨投入部と、
    硬貨を収納する収納庫と、
    前記硬貨投入部から前記収納庫までの投入搬送路に配置され、硬貨を認識する認識部と、
    硬貨を外部から取り出し可能な状態で貯留する硬貨出金トレイと、
    前記収納庫から排出される硬貨の搬送経路を、前記硬貨出金トレイを搬送先とする排出搬送路と前記硬貨投入部を搬送先とする再投入搬送路との何れかに切り替える排出切替部と、
    前記再投入搬送路に配置されており、硬貨を収納することが可能な予備収納庫と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    入出金外処理において、前記予備収納庫に収納される硬貨または前記予備収納庫を通過された硬貨を、前記硬貨投入部を介して前記収納庫に搬送する場合に、前記認識部によって真正でない可能性があると認識されたリジェクト硬貨の取り扱いを変更できる、
    ことを特徴とする現金処理装置。
  2. 前記入出金外処理は、前記収納庫内の硬貨を再計数し、前記再投入搬送路を介して再び当該収納庫に収納する自己精査処理であり、
    前記リジェクト硬貨の取り扱いには、緩和モードと、厳格モードとの二つの動作モードがあり、
    前記制御部は、
    前記緩和モードで動作する場合、前記収納庫内に含まれていたリジェクト硬貨を当該収納庫に搬送させると共に、処理結果を不確定にし、
    前記厳格モードで動作する場合、前記認識部によってリジェクト硬貨であると認識されたときに処理を中断し、前記収納庫内にリジェクト硬貨が含まれていることを報知させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の現金処理装置。
  3. 前記入出金外処理は、前記予備収納庫内の硬貨を前記収納庫へ搬送する自動補充処理であり、
    前記リジェクト硬貨の取り扱いには、緩和モードと、厳格モードとの二つの動作モードがあり、
    前記制御部は、
    前記緩和モードで動作する場合、前記予備収納庫内に含まれていたリジェクト硬貨を前記収納庫に搬送させると共に、処理結果を不確定にし、
    前記厳格モードで動作する場合、前記認識部によってリジェクト硬貨であると認識されたときに処理を中断し、前記予備収納庫内にリジェクト硬貨が含まれていることを報知させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の現金処理装置。
  4. 前記制御部は、前記現金処理装置の利用者の違いに応じたレーンレジ運用モードと、セルフレジ運用モードとでさらに動作可能であり、
    前記動作モードは、前記セルフレジ運用モードの場合に動作可能であり、
    前記制御部は、
    前記レーンレジ運用モードで動作する場合、前記予備収納庫内に含まれていたリジェクト硬貨を前記硬貨出金トレイに搬送させる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の現金処理装置。
  5. 前記投入搬送路上であって前記認識部の下流側に配置され、前記リジェクト硬貨を前記排出切替部に導くリジェクトゲートを備えており、
    前記入出金外処理は、前記収納庫内の硬貨を再計数し、前記再投入搬送路を介して再び当該収納庫に収納する自己精査処理であり、
    前記リジェクト硬貨の取り扱いには、緩和モードと、厳格モードとの二つの動作モードがあり、
    前記制御部は、
    前記緩和モードで動作する場合、前記収納庫内に含まれていたリジェクト硬貨を前記リジェクトゲートおよび前記排出切替部を用いて前記予備収納庫に搬送させると共に、処理結果を不確定にし、
    前記厳格モードで動作する場合、前記認識部によってリジェクト硬貨であると認識されたときに処理を中断し、前記収納庫内にリジェクト硬貨が含まれていることを報知させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の現金処理装置。
  6. 前記投入搬送路上であって前記認識部の下流側に配置され、前記リジェクト硬貨を前記排出切替部へ導くリジェクトゲートを備えており、
    前記入出金外処理は、前記予備収納庫内の硬貨を前記収納庫に搬送する自動補充処理であり、
    前記リジェクト硬貨の取り扱いには、緩和モードと、厳格モードとの二つの動作モードがあり、
    前記制御部は、
    前記緩和モードで動作する場合、前記予備収納庫内に含まれていたリジェクト硬貨を前記リジェクトゲートおよび前記排出切替部を用いて再び前記予備収納庫に搬送させると共に、処理結果を不確定にし、
    前記厳格モードで動作する場合、前記認識部によってリジェクト硬貨であると認識されたときに処理を中断し、前記予備収納庫内にリジェクト硬貨が含まれていることを報知させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の現金処理装置。
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