JP2021021363A - 圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】バランスウェイトの下端面を電動機部に近接させることで、連通孔から吐出される潤滑油が冷媒に混入することを少なくできる圧縮機を提供すること。【解決手段】電動機部30の上方で圧縮機構部20の下方にバランスウェイト90を配置し、バランスウェイト90を連結部91によって駆動軸40に固定し、密閉容器10の内底部14には油溜部15が形成され、駆動軸40には、油溜部15に貯留される潤滑油を圧縮機構部20及び軸受61に導く給油路42と、給油路42に連通する連通孔44とが形成され、連通孔44がバランスウェイト90より下方に位置し、給油路42から導かれた潤滑油が連通孔44から吐出し、バランスウェイト90の下端面90dを、バランスウェイト90の連結部91の下端91dよりも下方に突出させたことを特徴とする。【選択図】 図2

Description

本発明は空気調和機の室外機や冷凍機に用いられる圧縮機に関するものである。
従来、冷却装置や給湯装置などに用いられる密閉型圧縮機は、冷凍サイクルから戻ってきた冷媒ガスを圧縮機構部で圧縮し、冷凍サイクルへと送り込むが、その際圧縮機構部には潤滑油を供給してその摺動部分を潤滑し、潤滑した後の油を圧縮機内部へと放出して圧縮機底部の油溜部に戻すようになっている。
この時、密閉型圧縮機の内部は冷媒ガスが乱流状態となっているため、冷媒には多くの潤滑油が混ざり、圧縮された冷媒とともに冷凍サイクルへと流出する吐油量が大きなってしまう。
そのため特許文献1は、バランスウェイトと旋回スクロールとの間に設けられた第1シール部材と、バランスウェイトとフレームとの間に設けられた第2シール部材とを備えることで、圧縮機内部に過剰な油が供給されるのを抑制している。
特開2018−17211号公報
特許文献1では、クランク軸に圧入固定されたバランスウェイトとその上下に構成される部品との間の隙間をシール材で密閉するため、回転体とシール材との接触によりシール材に摩耗や破断などが生じる恐れがあり、信頼性の確保が困難である。また、部品点数が増加するため、組立工数とコストの増加につながる。
そこで本発明は、シール材等の別部材を用いることなくバランスウェイトの下端面を電動機部に近接させることで、連通孔から吐出される潤滑油が冷媒に混入することを少なくできる圧縮機を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明の圧縮機は、密閉容器10内に圧縮機構部20と電動機部30とを備え、前記圧縮機構部20を前記電動機部30の上方に配置し、前記圧縮機構部20と前記電動機部30とを駆動軸40によって連結し、前記電動機部30の上方で前記圧縮機構部20の下方にバランスウェイト90を配置し、前記バランスウェイト90を連結部91によって前記駆動軸40に固定し、前記密閉容器10の内底部14には油溜部15が形成され、前記駆動軸40には、前記油溜部15に貯留される潤滑油を前記圧縮機構部20及び軸受61に導く給油路42と、前記給油路42に連通する連通孔44とが形成され、前記連通孔44が前記バランスウェイト90より下方に位置し、前記給油路42から導かれた前記潤滑油が前記連通孔44から吐出する圧縮機であって、前記バランスウェイト90の下端面90dを、前記バランスウェイト90の前記連結部91の下端91dよりも下方に突出させたことを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の圧縮機において、前記電動機部30が、環状のステータ31と、前記駆動軸40に固定され前記ステータ31の内側に回転自在に配置されるロータ32とで構成され、前記バランスウェイト90の前記下端面90dと前記ロータ32との隙間寸法Sを、前記連通孔44の直径Dより小さくしたことを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項2に記載の圧縮機において、前記隙間寸法Sを、前記連通孔44の前記直径Dの20%以上60%以下としたことを特徴とする。
請求項4記載の本発明の圧縮機は、請求項2又は請求項3に記載の圧縮機において、前記隙間寸法Sを、1mm以上2.7mm以下としたことを特徴とする。
請求項5記載の本発明の圧縮機は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の圧縮機において、前記密閉容器10内に、前記密閉容器10の内部を上下に仕切る仕切板50を設け、前記仕切板50によって、前記密閉容器10の前記内部を、前記圧縮機構部20で圧縮された後の高圧の冷媒で満たされる高圧空間16と、前記圧縮機構部20で圧縮される前の低圧の前記冷媒で満たされる低圧空間17とに区画し、前記低圧空間17に、前記電動機部30、前記圧縮機構部20、及び前記バランスウェイト90を配置し、前記低圧空間17にある前記冷媒が前記圧縮機構部20で圧縮されることを特徴とする。
本発明によれば、バランスウェイトの下端面を電動機部に近接させることができるため、連通孔から吐出される潤滑油が冷媒に混入することを少なくでき、密閉容器からの吐油量を低減できる。
本発明の一実施例による圧縮機の側面断面図 同圧縮機の要部拡大断面図
本発明の第1の実施の形態による圧縮機は、バランスウェイトの下端面を、バランスウェイトの連結部の下端よりも下方に突出させたものである。本実施の形態によれば、バランスウェイトの下端面を電動機部に近接させることができるため、連通孔から吐出される潤滑油が冷媒に混入することを少なくでき、冷媒に混ざって、圧縮された冷媒とともに冷凍サイクルへと流出する密閉容器からの吐油量を低減できる。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による圧縮機において、電動機部が、環状のステータと、駆動軸に固定されステータの内側に回転自在に配置されるロータとで構成され、バランスウェイトの下端面とロータとの隙間寸法を、連通孔の直径より小さくしたものである。本実施の形態によれば、連通孔から吐出される潤滑油がロータより外方に出にくくなるため、潤滑油が冷媒に混入することを少なくでき、冷媒に混ざって、圧縮された冷媒とともに冷凍サイクルへと流出する密閉容器からの吐油量を低減することができる。
本発明の第3の実施の形態は、第2の実施の形態による圧縮機において、隙間寸法を、連通孔の直径の20%以上60%以下としたものである。本実施の形態によれば、連通孔から吐出される潤滑油がロータより外方に出にくくなるため、潤滑油が冷媒に混入することを少なくでき、冷媒に混ざって、圧縮された冷媒とともに冷凍サイクルへと流出する密閉容器からの吐油量を低減することができる。
本発明の第4の実施の形態は、第2又は第3の実施の形態による圧縮機において、隙間寸法を、1mm以上2.7mm以下としたものである。本実施の形態によれば、連通孔から吐出される潤滑油がロータより外方に出にくくなるため、潤滑油が冷媒に混入することを少なくでき、冷媒に混ざって、圧縮された冷媒とともに冷凍サイクルへと流出する密閉容器からの吐油量を低減することができる。
本発明の第5の実施の形態は、第1から第4のいずれかの実施の形態による圧縮機において、密閉容器内に、密閉容器の内部を上下に仕切る仕切板を設け、仕切板によって、密閉容器の内部を、圧縮機構部で圧縮された後の高圧の冷媒で満たされる高圧空間と、圧縮機構部で圧縮される前の低圧の冷媒で満たされる低圧空間とに区画し、低圧空間に、電動機部、圧縮機構部、及びバランスウェイトを配置し、低圧空間にある冷媒が圧縮機構部で圧縮されるものである。電動機部、圧縮機構部、及びバランスウェイトが低圧空間に配置される場合には、連通孔から吐出される潤滑油は低圧空間にある冷媒に混入するため、低圧空間で冷媒に混入した潤滑油は、圧縮機構部から吐出される高圧の冷媒とともに吐出されやすいが、本実施の形態によれば、低圧空間での冷媒への混入を少なくできるため、冷媒に混ざって、圧縮された冷媒とともに冷凍サイクルへと流出する密閉容器からの吐油量を低減できる。
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は本実施例による圧縮機の側面断面図である。なお、本実施例では、圧縮機としてスクロール圧縮機を用いている。
密閉容器10は、上下方向に軸線を有する円筒状の胴シェル11と、胴シェル11の下端に気密に溶接される椀状の下シェル12と、胴シェル11の上端に気密に溶接される椀状の上シェル13とで形成される。密閉容器10の内底部14には、油溜部15が形成されている。
密閉容器10内には、圧縮機構部20と電動機部30とを備えている。圧縮機構部20は電動機部30の上方に配置している。圧縮機構部20と電動機部30とは駆動軸40によって連結している。
圧縮機構部20は、固定スクロール21と旋回スクロール22とで構成されている。
固定スクロール21は、鏡板21aと、鏡板21aの下面に形成された渦巻き状(インボリュート状)のラップ21bとで構成されている。
旋回スクロール22は、鏡板22aと、鏡板22aの上面に形成された渦巻き状(インボリュート状)のラップ22bとで構成されている。旋回スクロール22の鏡板22aの下面の中心部には、円筒状のボス24を設けている。
固定スクロール21のラップ21bと、旋回スクロール22のラップ22bとは互いに噛み合わされ、固定スクロール21と旋回スクロール22との間に、両ラップ21b、22bによって複数の圧縮室23が形成される。
固定スクロール21の鏡板21aの中央部には吐出孔25が設けられ、吐出孔25には吐出弁26を設けている。固定スクロール21の外周には低圧の冷媒を吸入する吸入部28を設けている。
電動機部30は、環状のステータ31と、ステータ31の内側に回転自在に構成されたロータ32とで構成される。ステータ31は密閉容器10の内周面に固定される。ロータ32は駆動軸40に固定される。
密閉容器10の内部上方には、密閉容器10の内部を上下に仕切る仕切板50が設けられている。仕切板50は、密閉容器10の内部を、高圧空間16と低圧空間17とに区画している。高圧空間16は、圧縮機構部20で圧縮された後の高圧の冷媒で満たされる空間であり、低圧空間17は、圧縮機構部20で圧縮される前の低圧の冷媒で満たされる空間である。
密閉容器10は、密閉容器10の外部と低圧空間17とを連通させる冷媒吸入管18と、密閉容器10の外部と高圧空間16とを連通させる冷媒吐出管19とを備えている。圧縮機は、冷媒吸入管18を介して、密閉容器10の外部に設けられた冷凍サイクル回路(図示せず)から、低圧空間17に低圧の冷媒を導入する。また、圧縮機構部20で圧縮された高圧の冷媒は、まず、高圧空間16に導入される。その後、高圧空間16から冷媒吐出管19を介して、冷凍サイクル回路に吐出される。
固定スクロール21及び旋回スクロール22の下方には、旋回スクロール22を支持する主軸受60が設けられている。旋回スクロール22は、固定スクロール21と主軸受60との間に配置される。主軸受60は、中心部に軸受61を形成し、密閉容器10の内壁に固定される。
旋回スクロール22と主軸受60との間には、自転抑制部材(オルダムリング)27が設けられている。オルダムリング27は、旋回スクロール22の自転を防止する。これにより、旋回スクロール22は、固定スクロール21に対して自転することなく、旋回運動をする。
駆動軸40の一端側は、軸受61により軸支され、他端側は、副軸受70で軸支される。駆動軸40の上端には、駆動軸40の軸心に対して偏心した偏心軸41が設けられている。偏心軸41は、スイングブッシュ41a及び旋回軸受41bを介して、ボス24に摺動自在に挿入されている。ボス24は、偏心軸41によって、旋回駆動される。
駆動軸40の内部には、潤滑油が通過する給油路42が形成されている。給油路42は、駆動軸40の軸方向に形成された貫通孔である。給油路42の一端は、駆動軸40の下端に設けられた吸込口42aとして、油溜部15内に開口している。吸込口42aの上部には、吸込口42aから給油路42に潤滑油を汲み上げるパドル43が設けられている。
給油路42は、油溜部15に貯留される潤滑油を圧縮機構部20及び軸受61に導く。
駆動軸40には、給油路42に連通する連通孔44が形成されている。連通孔44は、給油路42のガス抜きとして機能し、給油路42から導かれた潤滑油を吐出する。なお、駆動軸40には、主軸受60に潤滑油を供給する軸受用連通孔42bを形成している。軸受用連通孔42bは給油路42に連通している。
副軸受70は、低圧空間17の下方、望ましくは、油溜部15内に設けられる。副軸受70は、円筒状に形成されて駆動軸40が挿入されるボス部71と、ボス部71から外周方向に延びて密閉容器10内周面に固定されるアーム部72とを備えている。
駆動軸40にはバランスウェイト90が設けられている。バランスウェイト90は、圧縮機構部20の下方で電動機部30の上方に位置している。
圧縮機構部20、電動機部30、主軸受60、副軸受70、及びバランスウェイト90は低圧空間17に配置される。電動機部30及びバランスウェイト90は、主軸受60と副軸受70の間に配置される。
また、固定スクロール21及び旋回スクロール22は、仕切板50と主軸受60との間に配置されている。仕切板50及び主軸受60は、密閉容器10に固定されている。固定スクロール21及び旋回スクロール22のうち、少なくとも弾性体(図示せず)が設けられた一方は、仕切板50と主軸受60との間の少なくとも一部、より詳細には、仕切板50と旋回スクロール22との間、または、固定スクロール21と主軸受60との間を、軸方向に移動自在に設けられている。
冷媒吸入管18と圧縮機構部20の吸入部28との間には整流板100を設けている。整流板100は、冷媒吸入管18の吸入口に対向する位置に配置する。整流板100を冷媒吸入管18の吸入口に対向する位置に配置することで、整流板100の冷媒吸入管18側の上方には上側閉口部100aが形成され、整流板100の冷媒吸入管18側の下方には下側開口部100bが形成される。
以下に圧縮機の動作、作用について説明する。
電動機部30の駆動により、ロータ32とともに駆動軸40が回転する。偏心軸41とオルダムリング27とによって、旋回スクロール22は自転することなく、駆動軸40の中心軸を中心に旋回運動する。これによって、圧縮室23の容積が縮小し、圧縮室23の冷媒は圧縮される。
冷媒は、冷媒吸入管18から低圧空間17に導入される。そして、低圧空間17に導入された冷媒は、整流板100及び整流板100の上側閉口部100aに衝突し、電動機部30の方向に整流される。
そして、電動機部30の方向に整流された冷媒は、低圧空間17に一旦開放され、電動機部30の駆動によって乱流状態となった冷媒が圧縮室23に吸入され、圧縮室23で圧縮された冷媒は、高圧空間16を経由して、冷媒吐出管19から吐出される。
次に本実施例による圧縮機での潤滑油流れを説明する。
油溜部15にある潤滑油は、パドル43によって、給油路42に汲み上げられる。給油路42に汲み上げられた潤滑油は、連通孔44から流出するとともに、軸受用連通孔42bから主軸受60に供給され、駆動軸40の上端開口からボス24内に供給される。
ボス24内に供給された潤滑油は、圧縮機構部20の摺動面に供給される。
連通孔44から流出される潤滑油は、主にバランスウェイト90とロータ32との隙間から低圧空間17内に吐出される。
図2は同圧縮機の要部拡大断面図である。
バランスウェイト90は、平面視で円弧状に形成され、連結部91によって駆動軸40に固定される。
駆動軸40には、径を拡大させた拡径部40aが形成され、拡径部40aの下端によってロータ32を位置決めし、拡径部40aの上端によってバランスウェイト90を位置決めする。ロータ32は、鉄心部32aの端部に突部32bを有している。
連通孔44は拡径部40aに形成される。従って、連通孔44はバランスウェイト90より下方で、ロータ32の鉄心部32aより上方に位置する。また、連通孔44はロータ32の突部32bの内周に位置する。
バランスウェイト90は、バランスウェイト90の下端面90dを、バランスウェイト90の連結部91の下端91dよりも下方に突出させている。
また、バランスウェイト90は、バランスウェイト90の上端面90uを、バランスウェイト90の連結部91の上端91uよりも上方に突出させている。バランスウェイト90の連結部91の上端91uは、主軸受60の下端面61dより上方に位置させている。
本実施例によれば、バランスウェイト90の下端面90dを、バランスウェイト90の連結部91の下端91dよりも下方に突出させることで、バランスウェイト90の下端面90dを電動機部30のロータ32に近接させることができるため、連通孔44から吐出される潤滑油が、低圧空間17に存在する冷媒に混入することを少なくでき、密閉容器10からの吐油量を低減できる。
また本実施例によれば、バランスウェイト90の上端面90uを、バランスウェイト90の連結部91の上端91uよりも上方で、主軸受60の下端面61dより上方に位置させることで、主軸受60から滴下する潤滑油が、低圧空間17に存在する冷媒に混入することを少なくでき、密閉容器10からの吐油量を低減できる。
バランスウェイト90の下端面90dとロータ32との隙間寸法Sを、連通孔44の直径Dより小さくすることが好ましい。
連通孔44の直径Dを3mm、下端面90dとロータ32との隙間寸法Sを6mmとした時の吐油量を100%とした時、本実施例によるバランスウエイト90を用い、隙間寸法Sを2.7mmに変更した場合には、吐油量は26%に低減でき、隙間寸法Sを1mmに変更した場合には、吐油量は22%に低減できた。
特に、隙間寸法Sを、連通孔44の直径Dの20%以上60%以下とすることで吐油量が大幅に低減できる。
また、隙間寸法Sは、1mm以上2.7mm以下とすることが好ましい。
なお、電動機部30、圧縮機構部20、及びバランスウェイト90が低圧空間17に配置され、低圧空間17にある冷媒が圧縮機構部20で圧縮される圧縮機にあっては、連通孔44から吐出される潤滑油は低圧空間17にある冷媒に混入するため、低圧空間17で冷媒に混入した潤滑油は、圧縮機構部20から吐出される高圧の冷媒とともに吐出されやすいが、本実施例によれば、低圧空間17での冷媒への混入を少なくできるため、密閉容器10からの吐油量を低減できる。
本発明は、特に低圧型のスクロール圧縮機に適している。
10 密閉容器
11 胴シェル
12 下シェル
13 上シェル
14 内底部
15 油溜部
16 高圧空間
17 低圧空間
18 冷媒吸入管
19 冷媒吐出管
20 圧縮機構部
21 固定スクロール
21a 鏡板
21b ラップ
22 旋回スクロール
22a 鏡板
22b ラップ
23 圧縮室
24 ボス
25 吐出孔
26 吐出弁
27 自転抑制部材(オルダムリング)
28 吸入部
30 電動機部
31 ステータ
32 ロータ
32a 鉄心部
32b 突部
40 駆動軸
40a 拡径部
41 偏心軸
41a スイングブッシュ
41b 旋回軸受
42 給油路
42a 吸込口
42b 軸受用給油孔
43 パドル
44 連通孔
50 仕切板
60 主軸受
61 軸受
61d 下端面
70 副軸受
71 ボス部
72 アーム部
90 バランスウェイト
90d 下端面
90u 上端面
91 連結部
91d 下端
91u 上端
100 整流板
100a 上側閉口部
100b 下側開口部
D 直径
S 隙間寸法

Claims (5)

  1. 密閉容器内に圧縮機構部と電動機部とを備え、
    前記圧縮機構部を前記電動機部の上方に配置し、
    前記圧縮機構部と前記電動機部とを駆動軸によって連結し、
    前記電動機部の上方で前記圧縮機構部の下方にバランスウェイトを配置し、
    前記バランスウェイトを連結部によって前記駆動軸に固定し、
    前記密閉容器の内底部には油溜部が形成され、
    前記駆動軸には、前記油溜部に貯留される潤滑油を前記圧縮機構部及び軸受に導く給油路と、前記給油路に連通する連通孔とが形成され、
    前記連通孔が前記バランスウェイトより下方に位置し、
    前記給油路から導かれた前記潤滑油が前記連通孔から吐出する圧縮機であって、
    前記バランスウェイトの下端面を、前記バランスウェイトの前記連結部の下端よりも下方に突出させた
    ことを特徴とする圧縮機。
  2. 前記電動機部が、環状のステータと、前記駆動軸に固定され前記ステータの内側に回転自在に配置されるロータとで構成され、
    前記バランスウェイトの前記下端面と前記ロータとの隙間寸法を、前記連通孔の直径より小さくした
    ことを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記隙間寸法を、前記連通孔の前記直径の20%以上60%以下とした
    ことを特徴とする請求項2に記載の圧縮機。
  4. 前記隙間寸法を、1mm以上2.7mm以下とした
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の圧縮機。
  5. 前記密閉容器内に、前記密閉容器の内部を上下に仕切る仕切板を設け、
    前記仕切板によって、前記密閉容器の前記内部を、前記圧縮機構部で圧縮された後の高圧の冷媒で満たされる高圧空間と、前記圧縮機構部で圧縮される前の低圧の前記冷媒で満たされる低圧空間とに区画し、
    前記低圧空間に、前記電動機部、前記圧縮機構部、及び前記バランスウェイトを配置し、
    前記低圧空間にある前記冷媒が前記圧縮機構部で圧縮される
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の圧縮機。
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