JPH05157079A - 駆動軸の製造方法 - Google Patents
駆動軸の製造方法Info
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- JPH05157079A JPH05157079A JP4134082A JP13408292A JPH05157079A JP H05157079 A JPH05157079 A JP H05157079A JP 4134082 A JP4134082 A JP 4134082A JP 13408292 A JP13408292 A JP 13408292A JP H05157079 A JPH05157079 A JP H05157079A
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- pipe
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Compressor (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 駆動軸の一部として釣合重りを有する駆動軸
を製造する方法を提供する。 【構成】 駆動軸40は、金属鍛造、鋳造または粉末冶
金によって成形される主軸受部分とこれに連結された鋼
管41とを有する。鋼管41は、圧入や摩擦圧接、レー
ザ圧接などによって主軸受部分にしっかり固定されてい
る。鋼管41にはプラスチックのインサート65が備え
られている。このプラスチックのインサート65は、ガ
ス冷媒を排出し、駆動軸40の鋼管41部分に沿って所
望の場所まで油を送出するための適当なベント及び油穴
66を備えるように成形されている。
を製造する方法を提供する。 【構成】 駆動軸40は、金属鍛造、鋳造または粉末冶
金によって成形される主軸受部分とこれに連結された鋼
管41とを有する。鋼管41は、圧入や摩擦圧接、レー
ザ圧接などによって主軸受部分にしっかり固定されてい
る。鋼管41にはプラスチックのインサート65が備え
られている。このプラスチックのインサート65は、ガ
ス冷媒を排出し、駆動軸40の鋼管41部分に沿って所
望の場所まで油を送出するための適当なベント及び油穴
66を備えるように成形されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主に駆動軸に関し、特
に、製造費用を削減し、かつ使用できる製造方法の範囲
を広げた駆動軸の構成を改良した駆動軸の製造方法に関
する。
に、製造費用を削減し、かつ使用できる製造方法の範囲
を広げた駆動軸の構成を改良した駆動軸の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、一対の嵌め合いスクロールが相対
軌道運動を行うスクロール型コンプレッサにおいては、
一方のスクロールは通常固定されており、もう一方が軌
道を描いて回る。冷媒ガスのような圧縮流体は、渦巻き
体の片側から導入され、この装置の公転運動によってガ
スが動くにつれて圧縮される。圧縮されたガスは中心か
ら吐出される。この過程を逆にして、圧縮された流体を
中心から導入し、さらに膨脹させることによって装置を
駆動する。
軌道運動を行うスクロール型コンプレッサにおいては、
一方のスクロールは通常固定されており、もう一方が軌
道を描いて回る。冷媒ガスのような圧縮流体は、渦巻き
体の片側から導入され、この装置の公転運動によってガ
スが動くにつれて圧縮される。圧縮されたガスは中心か
ら吐出される。この過程を逆にして、圧縮された流体を
中心から導入し、さらに膨脹させることによって装置を
駆動する。
【0003】このように、スクロール機はモータすなわ
ち膨張器として用いることが可能なのである。
ち膨張器として用いることが可能なのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たスクロール型コンプレッサでは、動いているスクロー
ルの公転運動は不均衡で軸から外れているため、振動モ
ーメントが生じる。振動モーメントは、適当な釣合重り
によって適宜均衡を保たなければならないものである。
現在のスクロール型コンプレッサまたは他のスクロール
型の回転装置では、軌道を描いて回転しているスクロー
ルから軸方向にかなり離れたところに釣合重りを備え、
釣合重りによって釣合を保つ必要がある。このような釣
合重りは駆動軸によって支持されるが、周知の技術によ
って釣合重りを備えた駆動軸を製造するには費用がかか
る。
たスクロール型コンプレッサでは、動いているスクロー
ルの公転運動は不均衡で軸から外れているため、振動モ
ーメントが生じる。振動モーメントは、適当な釣合重り
によって適宜均衡を保たなければならないものである。
現在のスクロール型コンプレッサまたは他のスクロール
型の回転装置では、軌道を描いて回転しているスクロー
ルから軸方向にかなり離れたところに釣合重りを備え、
釣合重りによって釣合を保つ必要がある。このような釣
合重りは駆動軸によって支持されるが、周知の技術によ
って釣合重りを備えた駆動軸を製造するには費用がかか
る。
【0005】このような周知の製造方法には、ねずみ鋳
鉄や可鍛鋳鉄の単一の鋳片の機械加工や、鋳造物から駆
動軸を機械加工することなどが含まれる。
鉄や可鍛鋳鉄の単一の鋳片の機械加工や、鋳造物から駆
動軸を機械加工することなどが含まれる。
【0006】すなわち、従来の駆動軸の製造方法におい
ては、どの基本的な製造方法を用いる場合でも、駆動軸
は単一で実質的に均一の材料片を機械加工して作られる
ため、実質的に製造コストがかかってしまう問題があっ
た。
ては、どの基本的な製造方法を用いる場合でも、駆動軸
は単一で実質的に均一の材料片を機械加工して作られる
ため、実質的に製造コストがかかってしまう問題があっ
た。
【0007】そこで、本発明の第1の技術的課題は、上
記欠点に鑑み、駆動軸の製造方法を改良することにあ
る。
記欠点に鑑み、駆動軸の製造方法を改良することにあ
る。
【0008】また、本発明の第2の技術的課題は、駆動
軸の一部として釣合重りを有する駆動軸の製造方法を改
良することにある。
軸の一部として釣合重りを有する駆動軸の製造方法を改
良することにある。
【0009】さらに、本発明の第3の技術的課題は、ス
クロール型コンプレッサすなわちモータに用いられる駆
動軸の製造性を改良して、釣合重りを、駆動軸の一部と
し、または、駆動軸に固定させることができる駆動軸の
製造方法を提供することである。
クロール型コンプレッサすなわちモータに用いられる駆
動軸の製造性を改良して、釣合重りを、駆動軸の一部と
し、または、駆動軸に固定させることができる駆動軸の
製造方法を提供することである。
【0010】本発明の第4の技術的課題は、駆動軸に取
り付けることが可能な内部に油の流路を備えたプラスチ
ックのインサートを提供することにある。
り付けることが可能な内部に油の流路を備えたプラスチ
ックのインサートを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、スクロ
ール型コンプレッサ10に用いられる駆動軸40を製造
する方法において、可動スクロール26の一部分30を
収め、該可動スクロールに公転運動を行わせる軸受キャ
ップ42を形成するステップと、ロータ軸を規定する管
41に前記軸受キャップを固定するステップと、少なく
とも1つの配油穴66,66a,66bが形成されたプ
ラスチックのインサート65を前記管に挿入するステッ
プと、前記インサートを前記管に固定するステップと、
を含むことを特徴とする駆動軸の製造方法が得られる。
ール型コンプレッサ10に用いられる駆動軸40を製造
する方法において、可動スクロール26の一部分30を
収め、該可動スクロールに公転運動を行わせる軸受キャ
ップ42を形成するステップと、ロータ軸を規定する管
41に前記軸受キャップを固定するステップと、少なく
とも1つの配油穴66,66a,66bが形成されたプ
ラスチックのインサート65を前記管に挿入するステッ
プと、前記インサートを前記管に固定するステップと、
を含むことを特徴とする駆動軸の製造方法が得られる。
【0012】また、本発明によれば、前記管及び前記イ
ンサートにさらに他の穴を備えるステップを含むことを
特徴とする前記駆動軸の製造方法が得られる。
ンサートにさらに他の穴を備えるステップを含むことを
特徴とする前記駆動軸の製造方法が得られる。
【0013】また、本発明によれば、釣合重り50を形
成するステップと、前記釣合重りを前記管に固定するス
テップと、を含むことを特徴とする前記駆動軸の製造方
法が得られる。
成するステップと、前記釣合重りを前記管に固定するス
テップと、を含むことを特徴とする前記駆動軸の製造方
法が得られる。
【0014】また、本発明によれば、前記釣合重りが、
前記軸受キャップと一体に形成され、1つのユニットと
して前記管に固定されたことを特徴とすることを特徴と
する前記駆動軸の製造方法が得られる。
前記軸受キャップと一体に形成され、1つのユニットと
して前記管に固定されたことを特徴とすることを特徴と
する前記駆動軸の製造方法が得られる。
【0015】すなわち、上述した目的及び他の目的を解
決するために、本発明によれば、金属鍛造、鋳造または
粉末冶金によって成形された主軸受部分と、これに連結
されたロータスタブとを有する駆動軸であって、圧入や
摩擦圧接、レーザ圧接などによって主軸受部分にしっか
り固定された鋼管を備えた駆動軸が得られる。鋼管には
プラスチックのインサートが備えられている。このプラ
スチックのインサートは、ガス冷媒を排出し、駆動軸の
ロータスタブ部分に沿って所望の場所までこのロータス
タブ部分を介して油を送出するための適当なベント及び
油穴を備えるように成形されている。
決するために、本発明によれば、金属鍛造、鋳造または
粉末冶金によって成形された主軸受部分と、これに連結
されたロータスタブとを有する駆動軸であって、圧入や
摩擦圧接、レーザ圧接などによって主軸受部分にしっか
り固定された鋼管を備えた駆動軸が得られる。鋼管には
プラスチックのインサートが備えられている。このプラ
スチックのインサートは、ガス冷媒を排出し、駆動軸の
ロータスタブ部分に沿って所望の場所までこのロータス
タブ部分を介して油を送出するための適当なベント及び
油穴を備えるように成形されている。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0017】なお、本発明には多くの応用例があると思
われるが、本発明を実行するための現在得られる最も良
い形態について、図1に示すようなスクロール型コンプ
レッサ10に使用された駆動軸を参照して述べる。
われるが、本発明を実行するための現在得られる最も良
い形態について、図1に示すようなスクロール型コンプ
レッサ10に使用された駆動軸を参照して述べる。
【0018】スクロール型コンプレッサ10は、シェル
すなわちハウジング12に備えられた固定スクロール2
2と、オルダム継手32によって回転に逆らって固定さ
れた可動スクロール26とを有している。シェル12
は、上部に上部キャップ16を備え、下部に下部キャッ
プ14を備えることによって閉じられている。加圧室1
8にはコンプレッサで圧縮されるガスが流入する。この
ガスは、ハウジング12内にしっかり固定された固定ス
クロールの中心から送り出された後で、加圧室から高圧
側アウトレットすなわち吐出口20に送られる。雄スタ
ブすなわちステム30は可動スクロール26から下方向
に突出し、後述するように駆動軸40の一部と係合して
いる。
すなわちハウジング12に備えられた固定スクロール2
2と、オルダム継手32によって回転に逆らって固定さ
れた可動スクロール26とを有している。シェル12
は、上部に上部キャップ16を備え、下部に下部キャッ
プ14を備えることによって閉じられている。加圧室1
8にはコンプレッサで圧縮されるガスが流入する。この
ガスは、ハウジング12内にしっかり固定された固定ス
クロールの中心から送り出された後で、加圧室から高圧
側アウトレットすなわち吐出口20に送られる。雄スタ
ブすなわちステム30は可動スクロール26から下方向
に突出し、後述するように駆動軸40の一部と係合して
いる。
【0019】オルダム環すなわち継手32のような反回
転装置を用いることによって、可動スクロール26は回
転に逆らって固定されている。この継手によって、可動
スクロール26は、固定スクロール22の中心すなわち
軸を中心とした自転はしないが、公転することはでき
る。
転装置を用いることによって、可動スクロール26は回
転に逆らって固定されている。この継手によって、可動
スクロール26は、固定スクロール22の中心すなわち
軸を中心とした自転はしないが、公転することはでき
る。
【0020】コンプレッサハウジング12内には、コン
プレッサ10用の偏心モータドライブが備えられてい
る。さらに、この偏心モータドライブは、コンプレッサ
ハウジング12内に回動自在に取り付けられたロータア
センブリ38が収まる円筒形の通路37が貫通している
ステータ36を有している。
プレッサ10用の偏心モータドライブが備えられてい
る。さらに、この偏心モータドライブは、コンプレッサ
ハウジング12内に回動自在に取り付けられたロータア
センブリ38が収まる円筒形の通路37が貫通している
ステータ36を有している。
【0021】ロータ38をステータ36に形成された略
円筒形の通路37内に備えることにより、それらの間に
小さな環状のギャップができる。外面に圧入されたロー
タ38を有する駆動軸40によって、固定スクロール2
2と可動スクロール26とは相対運動を行う。
円筒形の通路37内に備えることにより、それらの間に
小さな環状のギャップができる。外面に圧入されたロー
タ38を有する駆動軸40によって、固定スクロール2
2と可動スクロール26とは相対運動を行う。
【0022】駆動軸40は、駆動軸40の上端に略円柱
形の上部軸受キャップ42を備えている。スライダブロ
ック46は軸受キャップ42内に収まり、可動スクロー
ル26のステム部分30を収めることができるようにな
っている。
形の上部軸受キャップ42を備えている。スライダブロ
ック46は軸受キャップ42内に収まり、可動スクロー
ル26のステム部分30を収めることができるようにな
っている。
【0023】このように、ステータ36内でのロータ3
8の回転運動によって、駆動軸40及びスライダブロッ
ク46は回転運動を行うことができる。ステム30が駆
動軸40の中心軸に対して偏心的にスライダブロック4
6に備えられているため、駆動軸40が回転することに
よって可動スクロール26は固定スクロール22に対し
て軌道を描いて運動することになる。軸受キャップ42
は上部軸受34に取り付けられている。
8の回転運動によって、駆動軸40及びスライダブロッ
ク46は回転運動を行うことができる。ステム30が駆
動軸40の中心軸に対して偏心的にスライダブロック4
6に備えられているため、駆動軸40が回転することに
よって可動スクロール26は固定スクロール22に対し
て軌道を描いて運動することになる。軸受キャップ42
は上部軸受34に取り付けられている。
【0024】可動スクロール26の公転は均衡がとれた
ものではないため、駆動軸40には、軸受キャップ42
の軸方向からみてすぐ脇にあたる位置に釣合重り50が
備えられている。釣合重り50は、約160度の弧に対
するシリンダの弓形部分の形をした弓状であり、可動ス
クロール26のオフセットの半径方向位置とは反対側に
備えられていることが好ましい。釣合重り50は軸受キ
ャップ42と一体に形成してもよいし、一体部分を形成
するように軸受キャップに固定されることが好ましい別
の断片として形成してもよい。釣合重り50は、ステー
タ36内にある円筒形通路37の半径上に備えられてお
り、ステータ36をハウジング12内に固定した後でも
駆動軸及びロータアセンブリを下から取り付けることが
できるようになっている。
ものではないため、駆動軸40には、軸受キャップ42
の軸方向からみてすぐ脇にあたる位置に釣合重り50が
備えられている。釣合重り50は、約160度の弧に対
するシリンダの弓形部分の形をした弓状であり、可動ス
クロール26のオフセットの半径方向位置とは反対側に
備えられていることが好ましい。釣合重り50は軸受キ
ャップ42と一体に形成してもよいし、一体部分を形成
するように軸受キャップに固定されることが好ましい別
の断片として形成してもよい。釣合重り50は、ステー
タ36内にある円筒形通路37の半径上に備えられてお
り、ステータ36をハウジング12内に固定した後でも
駆動軸及びロータアセンブリを下から取り付けることが
できるようになっている。
【0025】図2及び図3を参照すると、駆動軸40と
軸受キャップ42とは、金属鍛造、鋳造または粉末冶金
の1つまたは別個の金属片として釣合重り50を有して
成形されることが好ましい。
軸受キャップ42とは、金属鍛造、鋳造または粉末冶金
の1つまたは別個の金属片として釣合重り50を有して
成形されることが好ましい。
【0026】一方、別個に成形する場合には、釣合重り
50を軸受キャップ42に固定して一体のユニットとす
ることが好ましい。軸部分すなわちロータスタブ41
は、一体となった軸受キャップ42及び釣合重り50に
対して圧入、摩擦圧接、レーザ圧接のいずれかを施すこ
とによって鋼管として成形することが好ましい。
50を軸受キャップ42に固定して一体のユニットとす
ることが好ましい。軸部分すなわちロータスタブ41
は、一体となった軸受キャップ42及び釣合重り50に
対して圧入、摩擦圧接、レーザ圧接のいずれかを施すこ
とによって鋼管として成形することが好ましい。
【0027】軸受キャップ42及び釣合重り50は、通
常は、この部分を駆動軸に取り付けるための機械加工に
かかる時間を大幅に削減したニアネットシェイプ粉末金
属工程によって製造することも可能である。
常は、この部分を駆動軸に取り付けるための機械加工に
かかる時間を大幅に削減したニアネットシェイプ粉末金
属工程によって製造することも可能である。
【0028】駆動軸40のロータスタブ部分41が鋼管
のように作られているため、組み立てる際に機械加工を
する必要はなく、キャップ42及び上述したような方法
によってこれと一体となった釣合重り50によって規定
される主軸受部分に容易に取り付けることができる。
のように作られているため、組み立てる際に機械加工を
する必要はなく、キャップ42及び上述したような方法
によってこれと一体となった釣合重り50によって規定
される主軸受部分に容易に取り付けることができる。
【0029】したがって、従来は必要とされていた高価
な機械加工処理や時間の浪費をなくすことができる。
な機械加工処理や時間の浪費をなくすことができる。
【0030】プラスチックのインサート65は、冷凍圧
縮機の内部に見られるような油/冷媒型の環境において
一般に使用されている多数の適当な熱硬化性エンジニア
リングプラスチック材料から任意のものを用いて射出成
形されている。ベント及び油穴はすべてインサート65
に成形されている。
縮機の内部に見られるような油/冷媒型の環境において
一般に使用されている多数の適当な熱硬化性エンジニア
リングプラスチック材料から任意のものを用いて射出成
形されている。ベント及び油穴はすべてインサート65
に成形されている。
【0031】しかしながら、成形費用や製造量、ベント
及び油/給油通路の複雑さなどの要因に応じて、穴をド
リルであける二次的な処理を行って一部またはすべての
ベント及び油穴を形成してもよい。
及び油/給油通路の複雑さなどの要因に応じて、穴をド
リルであける二次的な処理を行って一部またはすべての
ベント及び油穴を形成してもよい。
【0032】さらに、射出成形されたプラスチックのイ
ンサート65のばり取りを行って洗浄し、最終的な使用
目的に応じて決められている仕様に適合させる。必要で
あれば、別の場所で製造したインサート65を使用する
ことができるように包装し、コンプレッサの組み立て場
所に送ってもよい。
ンサート65のばり取りを行って洗浄し、最終的な使用
目的に応じて決められている仕様に適合させる。必要で
あれば、別の場所で製造したインサート65を使用する
ことができるように包装し、コンプレッサの組み立て場
所に送ってもよい。
【0033】軸受キャップ42及びこれと一体となった
釣合重り50を組み立てるかまたは機械加工して管部分
41に取り付け、さらにこのようにして得られたアセン
ブリを洗浄した後、駆動軸40の管部分41の穴41a
にインサート65を挿入する。通常、これは軽く圧入/
締り嵌めされ、挿入工程は駆動軸40を加熱して行われ
る。インサート65を加熱した管部分41に挿入し、管
41をインサートの周囲で縮ませる。圧入を行う代わり
に接着剤を用いることも可能である。
釣合重り50を組み立てるかまたは機械加工して管部分
41に取り付け、さらにこのようにして得られたアセン
ブリを洗浄した後、駆動軸40の管部分41の穴41a
にインサート65を挿入する。通常、これは軽く圧入/
締り嵌めされ、挿入工程は駆動軸40を加熱して行われ
る。インサート65を加熱した管部分41に挿入し、管
41をインサートの周囲で縮ませる。圧入を行う代わり
に接着剤を用いることも可能である。
【0034】油/給油の流れを正確に行うために、挿入
の際には軸受キャップ42に対してインサート65を正
確に配置しなければならない。ポート42aを軸受キャ
ップ42に備え、ベントポート41c及び給油ポート4
1bを管41に備えて配油穴66を配置できるような固
定方法によってこのような配置を維持することも可能で
ある。
の際には軸受キャップ42に対してインサート65を正
確に配置しなければならない。ポート42aを軸受キャ
ップ42に備え、ベントポート41c及び給油ポート4
1bを管41に備えて配油穴66を配置できるような固
定方法によってこのような配置を維持することも可能で
ある。
【0035】一方、図3において最もよく示されるよう
に、スロットとキーのような管41のスロット65aと
対応するアプセットを係合するために軸方向に備えられ
たスロットをインサート65に成形してもよい。
に、スロットとキーのような管41のスロット65aと
対応するアプセットを係合するために軸方向に備えられ
たスロットをインサート65に成形してもよい。
【0036】接着剤を使用する場合、使用する接着剤に
応じた硬化/加熱サイクルが必要となる。さらに、穴6
6の下端となっているチャンバ67に給油管62を圧入
するかまたは接着剤で接着する。
応じた硬化/加熱サイクルが必要となる。さらに、穴6
6の下端となっているチャンバ67に給油管62を圧入
するかまたは接着剤で接着する。
【0037】上述したように組み立てたら、駆動軸40
の下端を下部軸受58で支持する。下部軸受は、様々な
軸受面に対する給油源となるオイルサンプすなわちリザ
ーバ64との間で流体が移動できるような位置に駆動軸
40の下端を取り付けるためのものである。給油管62
は、駆動軸40の下端にあるチャンバ67から延在して
おり、サンプ64に挿入されている。
の下端を下部軸受58で支持する。下部軸受は、様々な
軸受面に対する給油源となるオイルサンプすなわちリザ
ーバ64との間で流体が移動できるような位置に駆動軸
40の下端を取り付けるためのものである。給油管62
は、駆動軸40の下端にあるチャンバ67から延在して
おり、サンプ64に挿入されている。
【0038】配油穴66は、管41及びインサート65
の軸からずれた状態で、駆動軸40の長手方向に沿って
インサート65の下端に形成されたチャンバ67から軸
受キャップ42の開口42aまで延在している。この軸
受キャップ42は油受チャンバとなる。
の軸からずれた状態で、駆動軸40の長手方向に沿って
インサート65の下端に形成されたチャンバ67から軸
受キャップ42の開口42aまで延在している。この軸
受キャップ42は油受チャンバとなる。
【0039】配油穴66は、釣合重り50の位置とは反
対側で駆動軸40の回転中心軸からずれて傾斜した状態
となっている。穴66が傾斜すなわちずれていること
で、この穴は滑剤を吸込む遠心ポンプとして働く。適当
な数の66bのような配油チャネル及びこれに対応した
ポート41bやベントチャネル66a及び、これに対応
したポート41cを配油穴66と連結し、上部軸受及び
下部軸受や1つのユニットとしてのロータ38と駆動軸
40との回転時に生じる遠心作用によって給油が必要と
される、他の位置に対する通気孔及び給油孔とする。6
6a及び66bのようなチャネルやこれらに対応するポ
ート41b及び41cを使用することで、従来のように
駆動軸に穴を設けたりドリルで穴をあけたりする必要が
なくなる。または、最初は穴66及び開口42aのみを
形成しておき、インサート65を適所に備えた後でチャ
ネル66a及び66bやポート41b及び41cを形成
する方法もある。
対側で駆動軸40の回転中心軸からずれて傾斜した状態
となっている。穴66が傾斜すなわちずれていること
で、この穴は滑剤を吸込む遠心ポンプとして働く。適当
な数の66bのような配油チャネル及びこれに対応した
ポート41bやベントチャネル66a及び、これに対応
したポート41cを配油穴66と連結し、上部軸受及び
下部軸受や1つのユニットとしてのロータ38と駆動軸
40との回転時に生じる遠心作用によって給油が必要と
される、他の位置に対する通気孔及び給油孔とする。6
6a及び66bのようなチャネルやこれらに対応するポ
ート41b及び41cを使用することで、従来のように
駆動軸に穴を設けたりドリルで穴をあけたりする必要が
なくなる。または、最初は穴66及び開口42aのみを
形成しておき、インサート65を適所に備えた後でチャ
ネル66a及び66bやポート41b及び41cを形成
する方法もある。
【0040】以上、本発明の好ましい実施例について図
面を参照して述べてきたが、特許請求の範囲を逸脱する
ことなく様々な変形を施したり本発明の要素をこれと等
価のものに代えることが可能であることは当業者によっ
て理解できよう。
面を参照して述べてきたが、特許請求の範囲を逸脱する
ことなく様々な変形を施したり本発明の要素をこれと等
価のものに代えることが可能であることは当業者によっ
て理解できよう。
【0041】さらに本発明の基本的な範囲を逸脱するこ
となくこれをあらゆる状況または材料に適応させるため
に、種々に変形させることもできる。例えば、釣合重り
50の質量を増加または減少させる必要がある場合、軸
受キャップ42とは別の材料で作ることもできる。
となくこれをあらゆる状況または材料に適応させるため
に、種々に変形させることもできる。例えば、釣合重り
50の質量を増加または減少させる必要がある場合、軸
受キャップ42とは別の材料で作ることもできる。
【0042】このように本発明は、これを適用するのに
最も適した形態として図面を参照して述べた特定の実施
例に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲に
包含される他のいかなる実施例をも含むものとみなされ
る。
最も適した形態として図面を参照して述べた特定の実施
例に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲に
包含される他のいかなる実施例をも含むものとみなされ
る。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
駆動軸の一部として釣合重りを有する駆動軸の製造方法
が得られるという効果がある。
駆動軸の一部として釣合重りを有する駆動軸の製造方法
が得られるという効果がある。
【0044】また、本発明によれば、内部に油の流路を
備え、かつ駆動軸に取り付けることが可能なプラスチッ
クのインサートを提供できるという効果がある。
備え、かつ駆動軸に取り付けることが可能なプラスチッ
クのインサートを提供できるという効果がある。
【図1】本発明による方法を用いて製造された駆動軸を
備えるスクロール型コンプレッサを示す縦断面図であ
る。
備えるスクロール型コンプレッサを示す縦断面図であ
る。
【図2】図1における駆動軸を示す縦断面図である。
【図3】図1における駆動軸を示す斜視図である。
10…スクロール型コンプレッサ 12…ハウジング(シェル) 14…下部キャップ 16…上部キャップ 18…加圧室 20…吐出口 22…固定スクロール 26…可動スクロール 30…ステム 32…継手 34…上部軸受 36…ステータ 37…通路 38…ロータアセンブリ 40…駆動軸 41…ロータスタブ 42…上部軸受キャップ 46…スライダブロック 50…釣合重り 58…下部軸受 62…給油管 64…リザーバ 65…インサート 67…チャンバ
Claims (4)
- 【請求項1】 スクロール型コンプレッサ10に用いら
れる駆動軸40を製造する方法において、 可動スクロール26の一部分30を収め、該可動スクロ
ールに公転運動を行わせる軸受キャップ42を形成する
ステップと、 ロータ軸を規定する管41に前記軸受キャップを固定す
るステップと、 少なくとも1つの配油穴66,66a,66bが形成さ
れたプラスチックのインサート65を前記管に挿入する
ステップと、 前記インサートを前記管に固定するステップと、を含む
ことを特徴とする駆動軸の製造方法。 - 【請求項2】 前記管及び前記インサートにさらに他の
穴を備えるステップを含むことを特徴とする請求項1記
載の駆動軸の製造方法。 - 【請求項3】 釣合重り50を形成するステップと、 前記釣合重りを前記管に固定するステップと、を含むこ
とを特徴とする請求項1記載の駆動軸の製造方法。 - 【請求項4】 前記釣合重りが、前記軸受キャップと一
体に形成され、1つのユニットとして前記管に固定され
たことを特徴とする請求項3記載の駆動軸の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US713,194 | 1991-06-10 | ||
US07/713,194 US5247736A (en) | 1989-11-28 | 1991-06-10 | Method of manufacturing a multipiece eccentric shaft |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JPH0735794B2 JPH0735794B2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=24865171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4134082A Expired - Lifetime JPH0735794B2 (ja) | 1991-06-10 | 1992-05-27 | 駆動軸の製造方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0735794B2 (ja) |
MY (1) | MY136209A (ja) |
TW (1) | TW226345B (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009275698A (ja) * | 2008-04-14 | 2009-11-26 | Nippon Soken Inc | 圧縮機 |
WO2009108007A3 (ko) * | 2008-02-29 | 2009-12-10 | 두원공과대학교 | 오일분리형 구동축을 가지는 스크롤 압축기 |
JP2015068248A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | 株式会社日立産機システム | スクロール式流体機械 |
WO2021020346A1 (ja) * | 2019-07-29 | 2021-02-04 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 圧縮機 |
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FR2854891B1 (fr) | 2003-05-12 | 2006-07-07 | Rhodia Polyamide Intermediates | Procede de preparation de dinitriles |
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US7629484B2 (en) | 2006-03-17 | 2009-12-08 | Invista North America S.A.R.L. | Method for the purification of triorganophosphites by treatment with a basic additive |
US7919646B2 (en) | 2006-07-14 | 2011-04-05 | Invista North America S.A R.L. | Hydrocyanation of 2-pentenenitrile |
EP2164587B1 (en) | 2007-06-13 | 2018-04-04 | INVISTA Textiles (U.K.) Limited | Process for improving adiponitrile quality |
WO2009091771A2 (en) | 2008-01-15 | 2009-07-23 | Invista Technologies S.A R.L | Process for making and refining 3-pentenenitrile, and for refining 2-methyl-3-butenenitrile |
WO2009091790A1 (en) | 2008-01-15 | 2009-07-23 | Invista Technologies S.A.R.L. | Hydrocyanation of pentenenitriles |
EP2334624B1 (en) | 2008-10-14 | 2014-10-01 | Invista Technologies S.à.r.l. | Process for making 2-secondary-alkyl-4,5-di-(normal-alkyl)phenols |
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TWI600483B (zh) * | 2015-01-28 | 2017-10-01 | Shu-Zhuan Lin | Bicycle quick release mandrel manufacturing methods |
-
1992
- 1992-05-18 TW TW081103847A patent/TW226345B/zh active
- 1992-05-27 JP JP4134082A patent/JPH0735794B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1992-06-03 MY MYPI92000956A patent/MY136209A/en unknown
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KR100964495B1 (ko) * | 2008-02-29 | 2010-06-21 | 학교법인 두원학원 | 오일분리형 구동축을 가지는 스크롤 압축기 |
US8485803B2 (en) | 2008-02-29 | 2013-07-16 | Doowon Technical College | Scroll compressor comprising oil separating driving shaft |
JP2009275698A (ja) * | 2008-04-14 | 2009-11-26 | Nippon Soken Inc | 圧縮機 |
JP2015068248A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | 株式会社日立産機システム | スクロール式流体機械 |
WO2021020346A1 (ja) * | 2019-07-29 | 2021-02-04 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 圧縮機 |
JP2021021363A (ja) * | 2019-07-29 | 2021-02-18 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 圧縮機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0735794B2 (ja) | 1995-04-19 |
TW226345B (ja) | 1994-07-11 |
MY136209A (en) | 2008-08-29 |
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