JP2021020179A - 吸着器 - Google Patents

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Norifumi Koyake
教文 小宅
靖樹 廣田
Yasuki Hirota
靖樹 廣田
山内 崇史
Takashi Yamauchi
崇史 山内
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【課題】吸着器の吸着性能を低下させずに、吸着器内の吸着材の総量を低減する。【解決手段】吸着器は、中心軸に沿って伸びる内部空間を形成する空間形成部と、空間形成部において、中心軸の一端側に形成されたガス流入口と、空間形成部において、中心軸の他端側に形成されたガス流出口と、内部空間に充填され、ガス流入口から流入した混合ガスに含まれる1以上の特定のガスを吸着可能な吸着材と、を備え、中心軸及び中心軸の近傍における吸着材の充填長さは、内部空間の外周部における吸着材の充填長さよりも長い。【選択図】図1

Description

本発明は、吸着器に関する。
特定のガスを吸着する吸着材を有する吸着器が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された吸着器では、吸着器内に配置された吸着材が、複数の成分を含む混合ガスから特定のガスを吸着する。この吸着器は、円柱状の内部空間を有している。特許文献1に記載の吸着器では、吸着器の内部空間に層状に離間して配置された複数の領域が形成されており、各領域には吸着材が充填されている。
特開2013−49016号公報
しかしながら、特許文献1に記載された吸着器では、内部空間に吸着材が充填された複数の領域が配置されるため、吸着器の構造が複雑になる。また、ガス流入口近傍に位置する吸着材の吸着量と、ガス流出口近傍に位置する吸着材の吸着量とに差が生じるおそれがある。さらに、吸着器内に吸着材が充填されていない空間が存在するため、吸着器の大きさに対して吸着性能が低下するおそれがある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、吸着器の吸着性能を低下させずに、吸着器内の吸着材の総量を低減することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現できる。
(1)本発明の一形態によれば、吸着器が提供される。この吸着器は、中心軸に沿って伸びる内部空間を形成する空間形成部と、前記空間形成部において、前記中心軸の一端側に形成されたガス流入口と、前記空間形成部において、前記中心軸の他端側に形成されたガス流出口と、前記内部空間に充填され、前記ガス流入口から流入した混合ガスに含まれる1以上の特定のガスを吸着可能な吸着材と、を備え、前記中心軸及び前記中心軸の近傍における前記吸着材の充填長さは、前記内部空間の外周部における前記吸着材の充填長さよりも長い。
一般に、ガス流入口側において、外周部に充填された吸着材は、吸着器外へと吸着熱を逃すことができるため、中心軸近傍に充填された吸着材よりも特定のガスの吸着能力が高くなる。換言すれば、中心軸近傍の吸着材の充填長さと、外周部の吸着材の充填長さとが同じである場合、ガス流出口側において、中心軸近傍で吸着されなかった特定のガスが、外周部よりも先に吸着材から漏れ始める。この構成によれば、中心軸近傍の吸着材の充填長さが、外周部の吸着材の充填長さよりも長い。すなわち、外周部には、中心軸近傍よりも少ない吸着材が充填されている。そのため、特定のガスの吸着能力が相対的に高い外周部においては、吸着材の充填長さを相対的に短くすることにより、吸着性能を維持した上で、吸着材の充填量を低減することができる。すなわち、本構成によれば、吸着器の吸着性能を低下させずに、吸着器内に充填される吸着材の総量を低減できる。また、本構成の吸着器が、吸着と脱離とを繰り返すガス分離システムに用いられた場合には、吸着する特定のガスの全量を低下させずに吸着材の総量を低減しているため、ガス分離システムの高効率化を実現できる。
(2)上記態様の吸着器において、前記中心軸の近傍は、前記中心軸に直交する横断面において、前記中心軸から前記空間形成部の内側面までの50%未満の範囲であり、前記内部空間の外周部は、前記横断面における残余の範囲であってもよい。
吸着器に混合ガスが供給されると、吸着材における特定のガスの吸着分布は、ガス流出口側に対して凸な放物線として進行する。この構成によれば、吸着材の中心軸近傍は、中心軸から空間形成部の内側面までの距離の50%未満の範囲とされるため、ガス流出口からの特定のガスが漏れを抑制しつつ、吸着材の総量を低減できる。
(3)上記態様の吸着器において、前記吸着材の前記充填長さは、対象範囲内に含まれる前記吸着材の、前記中心軸に沿った前記一端側から前記他端側までの長さの平均値であってもよい。
この構成によれば、中心軸近傍および外周部における各充填長さは、対象範囲内に含まれる一部分の長さではなく、吸着材内の全体を流れる特定のガスの流れを考慮した長さの平均値である。これにより、一部分の長さで各充填長さを決定していた場合と比較して、吸着材の吸着分布がより調整される。その結果、吸着器の吸着性能を低下させずに、吸着材の総量をより低減できる。
(4)上記形態の吸着器において、さらに、前記内部空間に配置されて、前記中心軸及び前記中心軸の近傍における前記吸着材の充填長さを、前記外周部における前記吸着材の充填長さよりも長くした状態で前記吸着材を保持する保持部材を備えてもよい。
この構成によれば、粒状として提供されることが多い吸着材の充填に際して、保持部材を利用して吸着材が充填される位置を規制することにより、中心軸の近傍における充填長さと、外周部における充填長さとをそれぞれ調整できる。
(5)上記形態の吸着器において、前記内部空間のうち、前記ガス流入口側と、前記ガス流出口側との少なくとも一方には、前記中心軸に沿った方向において前記吸着材が充填されていない空間が形成されていてもよい。
この構成によれば、同じ大きさの吸着器を用いた場合でも、吸着材が充填されていない空間を利用して吸着材の各充填長さをそれぞれ調整できる。
(6)上記態様の吸着器において、前記中心軸及び前記中心軸の近傍における前記吸着材は、前記外周部における前記吸着材よりも、前記中心軸に沿って前記ガス流入口側に延びていてもよい。
この構成によれば、ガス流入口側の外周部の吸着材を減らすことにより、中心軸の近傍における充填長さと、外周部における充填長さとをそれぞれ調整できる。
(7)上記態様の吸着器において、前記中心軸及び前記中心軸の近傍における前記吸着材は、前記外周部における前記吸着材よりも、前記中心軸に沿って前記ガス流出口側に延びていてもよい。
この構成によれば、ガス流出口側の外周部の吸着材を減らすことにより、中心軸の近傍における充填長さと、外周部における充填長さとをそれぞれ調整できる。
(8)上記形態の吸着器において、前記吸着材は、温度スイング吸着法によって前記特定のガスを吸着してもよい。
温度スイング吸着法は、吸着材の加熱と冷却とを繰り返すことによって、吸着材に対する特定のガスの吸着と分離とを行う。ガス分離吸着システムでは吸着材の総量がシステムの効率に特に影響するため、この構成の吸着器をガス吸着分離システムに用いた場合には、ガス吸着分離システムのより高い効率化を実現できる。
(9)上記形態の吸着器において、前記空間形成部は、前記中心軸を中心とする円形または楕円形の横断面を有する柱状の前記内部空間を形成してもよい。
この構成によれば、内部空間の内径よりも小さい長さを一辺とする複数の吸着材が内部空間に充填された場合に、各吸着材間にガスが適度に流れるための空間が形成される。これにより、吸着器を用いたガス分離の吸着性能が向上する。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、吸着器、ガス分離装置、ガス吸着装置、およびこれらを備える装置およびシステム、およびガス吸着方法、ガス分離方法、およびこれらシステムや方法を実行するためのコンピュータプログラム、このコンピュータプログラムを配布するためのサーバ装置、コンピュータプログラムを記憶した一時的でない記憶媒体等の形態で実現することができる。
本発明の実施形態としての吸着器の概略斜視図である。 吸着器における二酸化炭素の吸着量分布の説明図である。 比較例の吸着器における二酸化炭素の吸着量分布の説明図である。 吸着材利用率の説明するためのグラフである。 変形例の吸着器の概略斜視図である。
<実施形態>
図1は、本発明の実施形態としての吸着器10の概略斜視図である。本実施形態の吸着器10は、二酸化炭素(CO2)を含む混合ガスGSから、二酸化炭素を分離する装置である。図1には、吸着器10の一部が中心軸OLを通る断面として示された概略の斜視図が示されている。図1に示されるように、吸着器10は、中心軸OLに沿って円柱状の内部空間SP0を形成する空間形成部2と、空間形成部2において中心軸OLの下端側に形成されたガス流入口3と、空間形成部2において中心軸OLの上端側に形成されたガス流出口4と、内部空間SP0の一部に充填された複数の吸着材1と、内部空間SP0内における複数の吸着材1の位置を固定する下側メッシュ(保持部材)5および上側メッシュ(保持部材)6と、を備えている。なお、本実施形態では、便宜上、中心軸OLに沿う一端を上端とし、他端を下端として説明するが、中心軸OLに沿う方向は上下方向にかかわらず、例えば左右方向であってもよい。以降では、下側メッシュ5および上側メッシュ6を合わせて単に「メッシュ5,6」とも呼ぶ。
図1に示されるように、内部空間SP0は、吸着材1が充填された充填空間SP1と、下側メッシュ5を介して充填空間SP1に隣接する下側空間SP2と、上側メッシュ6を介して充填空間SP1に隣接する上側空間SP3とを備えている。空間形成部2は、充填空間SP1,下側空間SP2,および上側空間SP3の内側面を形成する。下側空間SP2および上側空間SP3には、吸着材1が充填されていない。内部空間SP0は、中心軸OLを中心とする半径R1の略円柱状の空間である。空間形成部2の下端側は、ガス流入口3によって開放され、空間形成部2の上端側は、ガス流出口4によって開放されている。本実施形態の吸着材1のそれぞれは、図1に示されるように球状の形状を有する。各吸着材1は、同じ材料のゼオライトで形成されている。吸着材1は、ガス流入口3から流入した混合ガスGSに含まれる二酸化炭素を吸着する。吸着材1は、二酸化炭素の吸着時に発熱し、所定温度を超えると二酸化炭素の吸着能力が悪化する。そのため、吸着材1の吸着能力を上げるためには、混合ガスGS供給時の吸着材1が所定温度以下に維持されることが好ましい。本実施形態の吸着器10には、ガス流入口3から混合ガスGSが供給され、二酸化炭素が吸着された後の排出ガスがガス流出口4から排出される。混合ガスGSには、二酸化炭素以外のガスとして窒素などが含まれている。
図1に示されるように、各吸着材1の下端側の位置は、下側メッシュ5により規制され、各吸着材1の上端側の位置は、上側メッシュ6により規制されている。図1では、充填空間SP1における中層部分の図示を、簡略化したハッチングで示している。
下側メッシュ5および上側メッシュ6は、同じ材質および同じ形状を有しており、中心軸OLの横断面を中心として線対称に配置されている。下側メッシュ5および上側メッシュ6は、網状の材質で形成され、内部空間SP0内を通る気体の流れを妨げない状態で吸着材1を保持している。以降では、上側メッシュ6の形状について説明し、下側メッシュ5の説明を省略する。
図1に示されるように、上側メッシュ6は、中心軸OLの横断面に平行な平面61と、平面61と空間形成部2とを接続する斜面62とを備えている。平面61は、中心軸OLから半径r1の円形状の平面である。斜面62は、中心軸OLから半径r1離れた位置から空間形成部2まで、中心軸OLから離れるにつれて、中心軸OLに沿ってガス流出口4から遠ざかる方向に一定勾配で下る斜面である。なお、半径r1は、半径R1の45%の長さであり、半径R1の50%未満の長さである。
中心軸OLの横断面を中心として下側メッシュ5が上側メッシュ6と線対称であるため、図1に示されるように、下側メッシュ5の平面51と平面61との中心軸OLに沿った長さL1は、下側メッシュ5の斜面52と空間形成部2の接続位置と、平面61と空間形成部2の接続位置との中心軸OLに沿った長さL2よりも長い。ここで、本実施形態では、中心軸OLに沿った断面において、平面51上の各位置と、平面61上の各位置との中心軸OLに沿った長さの平均値を、中心軸OL、及び、中心軸OLから半径r1までの中心軸OLの近傍における吸着材1の充填長さLINと定義する。また、中心軸OLに沿った断面において、斜面52上の各位置と、斜面62上の各位置との中心軸OLに沿った長さの平均値を、充填空間SP1の外周部における吸着材1の充填長さLOUTとして定義する。平面51および平面61は中心軸OLの横断面であるため、吸着材1の充填長さLINは、長さL1である。一方で、斜面52および斜面62は、中心軸OLから離れるにつれて一定勾配で中心側へと近づくため、吸着材1の充填長さLOUTは、長さ(L1+L2)/2である。そのため、充填長さLINは、充填長さLOUTよりも長い。なお、本実施形態における充填長さLOUTを有する外周部は、中心軸OLから半径r1までの中心軸OL近傍を除いた残余の範囲である。
図2は、吸着器10における二酸化炭素の吸着量分布の説明図である。図2には、混合ガスGSが吸着器10内に供給された始めた所定時間後において、吸着材1の各部における二酸化炭素の吸着量の分布が、ハッチングの濃淡によって示されている。なお、ハッチングが濃い部分がより多くの二酸化炭素を吸着している状態を示している。図2に示されるように、充填空間SP1内の吸着材1のうち、ガス流入口3側に近いほど吸着材1の吸着量が多くなっている。さらに、ガス流入口3側では、外周側の吸着材1ほど吸着量が多くなっている。これは、空間形成部2の内側面近傍の吸着材1は、空間形成部2の外へと吸着熱を逃がすことができるため、温度が下がり、吸着能力が高くなるからである。
外周部の吸着材1の吸着能力が高くなる一方で、中心軸OL近傍の吸着材1は、外周部と比較すると、空間形成部2の外へと吸着熱を逃しづらい。そのため、中心軸OL近傍の吸着材1の吸着能力は、外周部よりも低くなる。その結果、例えば横断面CS1に着目すると、外周部よりも中心軸OL近傍の吸着材1の吸着量が多くなっている。これは、中心軸OL近傍の吸着材1は、ガス流入口3側の中心軸OL近傍の吸着材1で吸着されなかった二酸化炭素が、ガス流出口4側の吸着材1によって吸着されるためである。
図3は、比較例の吸着器10zにおける二酸化炭素の吸着量分布の説明図である。比較例の吸着器10zでは、実施形態の吸着器10と比較して、下側メッシュ5zおよび上側メッシュ6zの形状が異なる。そのため、第1実施形態と比較して、充填空間SP1z,下側空間SP2z,および上側空間SP3zの形状も異なる。下側メッシュ5zおよび上側メッシュ6zは、同じ形状を有しており、中心軸OLの横断面である。上側メッシュ6zから下側メッシュ5zまでの中心軸OLに沿った長さは、第1実施形態の吸着材1の充填長さLINと同じで長さL1である。そのため、比較例の吸着器10zにおいて吸着材1が充填される充填空間SP1zの容積は、実施形態の充填空間SP1よりも大きい。すなわち、比較例の吸着器10zには、実施形態よりも多くの吸着材1が充填されている。
図3には、図2と同じように、混合ガスGSが吸着器10z内に供給された始めた所定時間後において、二酸化炭素の吸着量分布がハッチングによって示されている。図3に示されるように、比較例の吸着器10zは、実施形態の吸着器10では充填されていない入口側外周部AR1および出口側外周部AR2にも吸着材1が充填されている。入口側外周部AR1が存在するため、比較例の吸着量分布は、実施形態の吸着量分布よりも、吸着材1内を進行していない。特に、比較例の吸着器10zのガス流出口4側において、中心軸OL近傍の吸着材1の吸着量と、の吸着材1の吸着量とを比較すると、出口側外周部AR2で二酸化炭素を吸着していない吸着材1が多く残っている。そのため、この状態で混合ガスGSが吸着器10z内に供給され続けると、出口側外周部AR2の吸着材1の一部が二酸化炭素をあまり吸着していない状態で、中心軸OL付近からの二酸化炭素がガス流出口4から漏れ出す。
図4は、吸着材利用率Kの説明するためのグラフである。本実施形態では、吸着器10,10z内の吸着材1が吸着可能な二酸化炭素の全量に対して、実際に吸着材1が吸着している二酸化炭素の量の割合を吸着材利用率Kとして定義する。この場合に、吸着材利用率Kが100%になるときには、吸着器10,10z内における吸着材1の吸着量が飽和している状態である。この状態で吸着器10,10zに混合ガスGSが供給されると、混合ガスGS中の二酸化炭素濃度D1と、ガス流出口4からの排出される二酸化炭素の出口濃度(CO2出口濃度)とが同じになる。本実施形態では、二酸化炭素が吸着器10から漏れ出さない範囲で吸着材利用率Kを最大化するように、吸着器10内に混合ガスGSが供給される。すなわち、吸着器10から二酸化炭素が漏れ出す寸前まで、吸着器10に混合ガスGSが供給される。
図4に示されるように、吸着器10のCO2出口濃度の挙動が曲線C1で表される場合に、吸着器10から二酸化炭素が漏れ出す時刻T1における吸着材利用率KT1は、下記式(1)のように表される。
T1=A/(A+B)・・・(1)
A:時刻T1までの吸着材1が吸着した二酸化炭素の吸着量
B:時刻T1以降に吸着材1が吸着する二酸化炭素の吸着量
吸着材利用率Kを向上させることにより、吸着器10内で利用されない吸着材1を減らすことができる。また、吸着材1が吸着した二酸化炭素を脱離するために吸着器10を加熱する際に、吸着材利用率Kの高い方が余分な吸着材1を加熱する必要がなく、吸着器10を含むシステム全体の消費エネルギーを小さくできる。
本実施形態の吸着器10と比較例の吸着器10zとでは、吸着材1が充填されている総量が異なるため、CO2出口濃度の挙動が異なる。比較例の吸着器10zでは、実施形態の吸着器10と比較して、出口側外周部AR2(図3)における吸着材1の吸着量が小さい状態でガス流出口4から二酸化炭素が漏れ出す。そのため、比較例の吸着量Bは、本実施形態の吸着量B(図4)はよりも大きくなる。すなわち、本実施形態の吸着器10における吸着材利用率KT1は、比較例の吸着器10zの吸着材利用率KT1よりも高くなる。
一般に、図3および図4に示されるように、ガス流入口3側において、外周部に充填された吸着材1は、吸着器10外へと吸着熱を逃すことができるため、中心軸OL近傍に充填された吸着材1よりも特定のガスの吸着能力が高くなる。換言すれば、例えば、中心軸OL近傍の吸着材1の充填長さLINと、外周部の吸着材1の充填長さLOUTとが同じである場合、ガス流出口4側において、中心軸OL近傍で吸着されなかった二酸化炭素が、外周部よりも先に吸着材1から漏れ始める。これに対して、本実施形態の吸着器10では、中心軸OL近傍の充填長さLINは、外周部の吸着材1の充填長さLOUTよりも長い。すなわち、外周部には、中心軸OL近傍よりも少ない吸着材1が充填されている。そのため、二酸化炭素の吸着能力が相対的に高い外周部においては、吸着材1の充填長さLOUTを相対的に短くすることにより、吸着器10の吸着性能を維持した上で、吸着材1の充填量を低減することができる。すなわち、吸着器10の吸着性能を低下させずに、吸着材利用率KT1を向上させることができる。また、吸着器10が、吸着と脱離とを繰り返すガス分離システムに用いられた場合には、吸着する二酸化炭素の全量を低下させずに吸着材1の総量を低減しているため、ガス分離システムの高効率化を実現できる。
図3および図4に示されるように、吸着材1における吸着分布は、ガス流出口4側に対して凸な放物線として進行する。この点、本実施形態の中心軸OL近傍は、中心軸OLから空間形成部2までの距離の45%と50%未満とされているため、ガス流出口4からの二酸化炭素の漏れを抑制しつつ、吸着材1の総量を低減できる。
また、本実施形態の吸着材1の充填長さLINは、中心軸OL近傍に含まれる吸着材1の中心軸OLに沿ったガス流入口3側の端部からガス流出口4側の端部までの長さの平均値(長さL1)である。また、吸着材1の充填長さLOUTは、外周部に含まれる吸着材1の中心軸OLに沿ったガス流入口3側の端部からガス流出口4側の端部までの長さの平均値(長さ(L1+L2)/2)である。すなわち、本実施形態の各充填長さLIN,LOUTは、対象範囲内に含まれる一部分の長さではなく、吸着材1内の全体を流れる二酸化炭素の流れを考慮した長さの平均値である。これにより、一部分の長さで充填長さLIN,LOUTを決定していた場合と比較して、吸着材1の吸着分布がより調整される。その結果、吸着器10の吸着性能を低下させずに、吸着材の総量をより低減できる。
また、本実施形態のメッシュ5,6は、中心軸OL近傍の吸着材1の充填長さLINを外周部の吸着材1の充填長さLOUTよりも長くした状態で保持している。このため、例えば上述した球状のように粒状として提供されることが多い吸着材1の充填に際して、メッシュ5,6などを利用して吸着材1が充填される位置を規制することにより、中心軸OL近傍における充填長さLINと外周部における充填長さLOUTとをそれぞれ調整できる。
また、本実施形態の内部空間SP0は、ガス流入口3側およびガス流出口4側に、吸着材1が充填されていない下側空間SP2と上側空間SP3とを含んでいる。そのため、同じ大きさの吸着器10を用いた場合でも、下側空間SP2および上側空間SP3を利用して吸着材1の充填長さLIN,LOUTをそれぞれ調整できる。
また、本実施形態の中心部の吸着材1は、図1に示されるように、外周部の吸着材1よりも中心軸OLに沿ってガス流出口4側に延びている。そのため、本実施形態の吸着器10では、ガス流出口4側の外周部の吸着材1を減らすことにより、中心軸OL近傍における充填長さLINと、外周部における充填長さLOUTとをそれぞれ調整できる。
また、本実施形態の中心部の吸着材1は、図1に示されるように、外周部の吸着材1よりも中心軸OLに沿ってガス流入口3側に延びている。そのため、本実施形態の吸着器10では、ガス流入口3側の外周部の吸着材1を減らすことにより、中心軸OL近傍における充填長さLINと、外周部における充填長さLOUTとをそれぞれ調整できる。
また、本実施形態の吸着材1は、温度スイング吸着法によって二酸化炭素を吸着する。温度スイング吸着法は、吸着器10内の吸着材1の加熱と冷却とを繰り返すことによって、吸着材1に対する二酸化炭素の吸着と分離とを行う。ガス吸着分離システムでは吸着材1の総量がシステムの効率に特に影響するため、温度スイング吸着法を行うガス吸着分離システムに吸着器10を用いた場合に、ガス吸着分離システムのより高い効率化を実現できる。
また、本実施形態の空間形成部2は、中心軸OLを中心とする円柱状の内部空間SP0を形成している。そのため、内部空間SP0の半径R1よりも小さい長さを一辺とする球状など複数の吸着材1が充填された場合に、各吸着材1間にガスが適度に流れるための空間が形成される。これにより、吸着器10を用いたガス分離の吸着性能が向上する。
<実施形態の変形例>
本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
[変形例1]
上記実施形態における吸着器10の構成および形状等については、種々変形可能である。例えば、吸着器10において空間形成部2とメッシュ5,6によって形成される充填空間SP1は、中心軸OLを中心とする略円柱状の形状でなくてもよい。内部空間SP0は、特定の点を中心とする球状の空間でもよく、この場合には、特定の点を通る直線の軸を中心軸OLとみなしてもよい。また、中心軸OLは、直線状ではなく、曲線であってもよい。内部空間SP0は、曲線状の中心軸OLを中心として、中心軸OLの各位置において異なる横断面を有していてもよい。この場合の横断面は、例えば、正方形の断面形状を有し、ガス流入口3からガス流出口4に向かって面積が徐々に小さくなってもよい。
ガス流入口3およびガス流出口4の形状および位置についても種々変形可能である。図1に示されるように、ガス流入口3およびガス流出口4は、中心軸OLを中心とする円柱状の形状であったが、例えば、中心軸OLからずれた位置に形成されていてもよい。また、ガス流入口3およびガス流出口4は、互いに異なる形状(例えば円形と矩形)であってもいいし、円柱状ではなくて下側空間SP2および上側空間SP3に貫通する単なる孔であってもよい。
吸着材1の形状および材質についても種々変形可能である。二酸化炭素を吸着する吸着材1の材質は、ゼオライトではなく、多孔体にアミンを担持させた個体吸収材で形成されていてもよい。また、吸着材1として、当該固体吸収材で形成された吸着材と、ゼオライトで形成された吸着材とが混合されていてもよい。吸着材1の形状についても、球状以外でよく、例えば、立方体、球および立方体に所定の貫通孔が形成された形状であってもよい。また、吸着材1として、形状、大きさ、および材質が異なる複数の吸着材が混合されていてもよい。吸着材1は、吸着器10に供給される混合ガスGSと、混合ガスGSから分離したいガスとの関係によって、周知技術を元に選択されればよい。すなわち、吸着材1は、二酸化炭素以外を吸着する材料が選択されてもよい。
[変形例2]
吸着材1が充填される充填空間SP1の形状については、種々変形可能である。上記実施形態の吸着器10では、下側メッシュ5および上側メッシュ6が、斜面52および斜面62を有していたが、メッシュ5,6の一方のみが斜面を備えていてもよい。また、斜面52および斜面62は、一定勾配の斜面を有する必要はなく、例えば、放物線の斜面であってもよい。斜面52および斜面62は、吸着材1の充填長さLINが充填長さLOUTよりも長くなる範囲の形状であればよく、例えば、波状の斜面であってもよい。また、上記実施形態の吸着器10において、比較例の吸着器10zから取り除かれた入口側外周部AR1や出口側外周部AR2に、二酸化炭素を吸着しないその他の材料が充填されていてもよい。
また、メッシュ5,6がなく、ガス流入口3側およびガス流出口4側の吸着材1が接着剤によって固定されることにより、吸着材1が充填される充填空間SP1が形成されてもよい。また、メッシュ5,6がなく、空間形成部2におけるガス流入口3側およびガス流出口4側の両端部(下側空間SP2および上側空間SP3を含む空間)が、メッシュ5,6のような斜面52および斜面62を有する形状に形成されていてもよい。
上記実施形態の吸着器10では、中心軸OLから、半径R1の45%の長さである半径r1までの範囲を中心軸OLの近傍としたが、中心軸OLの近傍としては、半径R1の50%以上であってもよい。例えば、半径R1の65%であってもよいし、半径R1の35%であってもよい。好ましくは、半径R1の50%未満であり、半径R1の29%以下だとより好ましい。より好ましい場合に、二酸化炭素の吸着量分布(図3,4)において、ガス流出口4側の分布の等高線を二次関数の放物線と近似すると仮定した場合に、吸着材利用率Kを低下させずに吸着材1の総量をより低減できる。
図5は、変形例の吸着器10aの概略斜視図である。図5に示される吸着器10aは、図3に示される比較例の吸着器10zに対して、充填空間SP1aの外周部の一部を切り欠いた切り欠きCTが形成された形状を有する。換言すると、変形例の下側空間SP2aおよび上側空間SP3aは、比較例の下側空間SP2zおよび上側空間SP3zと同じである。この変形例では、中心軸OL近傍の吸着材1aの充填長さLINとして、長さの平均値の代わりに、下側メッシュ5aと中心軸OLとの交差点と、上側メッシュ6aと中心軸OLとの交差点との間の距離を定義する。一方で、外周部の吸着材1aの充填長さLOUTとして、充填空間SP1aを構成する外周面の中心軸OLに沿った長さのうち、吸着材1aが充填されている長さを定義する。そのため、変形例の吸着器10aにおける吸着材1aの充填長さLINは、長さL1である。変形例の吸着材1aの充填長さLOUTは、長さ(L3+L4)である。図5に示されるように、変形例において、充填長さLINは、充填長さLOUTよりも長い。以上説明したように、充填長さLOUTを短くするために形成される切り欠きCTなどは、必ずしも充填空間SP1の上端側や下端側に形成される必要はない。
吸着材1の充填長さLIN,LOUTの定義については、種々変形可能である。充填長さLIN,LOUTとして、上記実施形態のように対象範囲内の平均値が採用されてもよいし、変形例(図5)のように中心軸OLにおける中心や外周端面の長さが採用されてもよい。また、充填長さLIN,LOUTとして、中心軸OLに沿った吸着器10,10aの切断面において、下端に位置する各吸着材1の下面と、上端に位置する各吸着材1の上面との中心軸OLに沿った距離の平均値が採用されてもよい。また、中心軸OLから空間形成部2までの半径R1の割合を用いて、例えば、充填長さLINは、中心軸OLから半径R1の10%離れた位置での中心軸OLに沿った長さとし、充填長さLOUTは、中心軸OLから半径R1の90%離れた位置での中心軸OLに沿った長さとしてもよい。
上記実施形態の各吸着塔では、温度スイング吸着法(TSA)を用いた二酸化炭素の分離が行われたが、温度スイング吸着法以外の方法によって分離が行われてもよい。例えば、圧力スイング法(Pressure Swing Adsorption:PSA)、および、圧力および温度スイング吸着(pressure and temperature adsorption:PTSA)が用いられてもよい。
以上、実施形態、変形例に基づき本態様について説明してきたが、上記した態様の実施の形態は、本態様の理解を容易にするためのものであり、本態様を限定するものではない。本態様は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本態様にはその等価物が含まれる。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することができる。
1,1a…吸着材
2…空間形成部
3…ガス流入口
4…ガス流出口
5,5a,5z…下側メッシュ(保持部材)
6,6a,6z…上側メッシュ(保持部材)
10,10a,10z…吸着器
51,61…平面
52,62…斜面
AR1…入口側外周部
AR2…出口側外周部
A,B…吸着量
C1…曲線
CS1…横断面
D1…二酸化炭素濃度
GS…混合ガス
K,KT1…吸着材利用率
L1〜L4…長さ
IN,LOUT…充填長さ
OL…中心軸
R1,r1…半径
SP0,SP0a,SP0z…内部空間
SP1,SP1a,SP1z…充填空間
SP2,SP2a,SP2z…下側空間
SP3,SP3a,SP3z…上側空間
T1…時刻

Claims (9)

  1. 吸着器であって、
    中心軸に沿って伸びる内部空間を形成する空間形成部と、
    前記空間形成部において、前記中心軸の一端側に形成されたガス流入口と、
    前記空間形成部において、前記中心軸の他端側に形成されたガス流出口と、
    前記内部空間に充填され、前記ガス流入口から流入した混合ガスに含まれる1以上の特定のガスを吸着可能な吸着材と、
    を備え、
    前記中心軸及び前記中心軸の近傍における前記吸着材の充填長さは、前記内部空間の外周部における前記吸着材の充填長さよりも長い、吸着器。
  2. 請求項1に記載の吸着器であって、
    前記中心軸の近傍は、前記中心軸に直交する横断面において、前記中心軸から前記空間形成部の内側面までの50%未満の範囲であり、
    前記内部空間の外周部は、前記横断面における残余の範囲である、吸着器。
  3. 請求項1または請求項2に記載の吸着器であって、
    前記吸着材の前記充填長さは、対象範囲内に含まれる前記吸着材の、前記中心軸に沿った前記一端側から前記他端側までの長さの平均値である、吸着器。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の吸着器であって、さらに、
    前記内部空間に配置されて、前記中心軸及び前記中心軸の近傍における前記吸着材の充填長さを、前記外周部における前記吸着材の充填長さよりも長くした状態で前記吸着材を保持する保持部材を備える、吸着器。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の吸着器であって、
    前記内部空間のうち、前記ガス流入口側と、前記ガス流出口側との少なくとも一方には、前記中心軸に沿った方向において前記吸着材が充填されていない空間が形成されている、吸着器。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の吸着器であって、
    前記中心軸及び前記中心軸の近傍における前記吸着材は、前記外周部における前記吸着材よりも、前記中心軸に沿って前記ガス流入口側に延びている、吸着器。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の吸着器であって、
    前記中心軸及び前記中心軸の近傍における前記吸着材は、前記外周部における前記吸着材よりも、前記中心軸に沿って前記ガス流出口側に延びている、吸着器。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の吸着器であって、
    前記吸着材は、温度スイング吸着法によって前記特定のガスを吸着する、吸着器。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載の吸着器であって、
    前記空間形成部は、前記中心軸を中心とする円形または楕円形の横断面を有する柱状の前記内部空間を形成する、吸着器。
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