JP2021019365A - プロテクタ接続部材、ワイヤハーネス用プロテクタ、及びプロテクタ付ワイヤハーネス - Google Patents

プロテクタ接続部材、ワイヤハーネス用プロテクタ、及びプロテクタ付ワイヤハーネス Download PDF

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Abstract

【課題】複数のプロテクタ分割体を屈曲した位置に容易に配置可能にしたプロテクタ接続部材、ワイヤハーネス用プロテクタ、及びプロテクタ付ワイヤハーネスを提供する。【解決手段】ワイヤハーネス用プロテクタは、ワイヤハーネスの経路上に複数設けられたプロテクタ分割体10を接続するプロテクタ接続部材としての接続部20を備える。接続部20は、屈曲状態において互いに当接する一対の当接部22を備える。【選択図】図2

Description

本開示は、プロテクタ接続部材、ワイヤハーネス用プロテクタ、及びプロテクタ付ワイヤハーネスに関する。
従来、車体に配索されるワイヤハーネスを収納及び保護するプロテクタが周知である。近年、車体においてワイヤハーネスが引き回される範囲が延びている。これに伴い、大型化するプロテクタを分割する傾向がある。特許文献1に記載のプロテクタは、ワイヤハーネスの延在方向に沿って並べられた複数のプロテクタ分割体を有する。ワイヤハーネスは、複数のプロテクタ分割体の間を通って配置される。
特開2018−85191号公報
ところで、ワイヤハーネスは、例えば屈曲した経路に沿って配置される場合がある。そのため、複数のプロテクタ分割体は、ワイヤハーネスの経路に合わせて屈曲した位置に配置されることが考えられている。
本開示は、複数のプロテクタ分割体を屈曲した位置に容易に配置可能にしたプロテクタ接続部材、ワイヤハーネス用プロテクタ、及びプロテクタ付ワイヤハーネスを提供することを目的とする。
本開示のプロテクタ接続部材は、ワイヤハーネスの経路上に複数設けられたプロテクタ分割体を互いに接続するプロテクタ接続部材であって、屈曲状態において互いに当接する一対の当接部を備える。
本開示のワイヤハーネス用プロテクタは、上記プロテクタ接続部材と、複数の前記プロテクタ分割体と、を備える。
本開示のプロテクタ付ワイヤハーネスは、上記ワイヤハーネス用プロテクタと、前記プロテクタ分割体を通って配置される前記ワイヤハーネスと、を備える。
本開示によれば、複数のプロテクタ分割体を屈曲した位置に容易に配置可能にしたプロテクタ接続部材、ワイヤハーネス用プロテクタ、及びプロテクタ付ワイヤハーネスを提供することが可能となる。
図1は、一実施形態のワイヤハーネス用プロテクタの斜視図である。 図2は、同形態の接続部の斜視図である。 図3は、同形態における展開状態の接続部の側面図である。 図4は、同形態における屈曲状態の接続部の側面図である。 図5は、変更例の接続部の側面図である。 図6は、変更例における厚さ方向の一方側へ屈曲した接続部の側面図である。 図7は、変更例における厚さ方向の他方側へ屈曲した接続部の側面図である。 図8は、変更例の接続部の上面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のプロテクタ接続部材は、
[1]ワイヤハーネスの経路上に複数設けられたプロテクタ分割体を互いに接続するプロテクタ接続部材であって、屈曲状態において互いに当接する一対の当接部を備える。
上記態様によれば、接続部が屈曲して一対の当接部同士が当接することにより、さらなる屈曲を規制する。これにより、接続部で接続されたプロテクタ分割体同士の間で折り曲げた場合に、屈曲を規制できる。よって、複数のプロテクタ分割体を屈曲した位置に容易に配置できる。ここで、接続部の屈曲状態とは、プロテクタ分割体同士の間が折り曲がるように接続部が屈曲した状態を含む。
[2]上記プロテクタ接続部材は、自身の接続方向に沿う長尺帯状の可撓部を備え、前記各当接部は、前記可撓部の幅方向の端面に、間隔を空けて設けられていることが好ましい。
上記態様によれば、可撓部が屈曲するのに従い当接部が変位して、当接部同士が当接する。当接部同士は、当接部同士の間に設けられた間隔に応じた角度で互いに当接する。これにより、プロテクタ分割体同士の間の屈曲を好適に規制できる。
[3]前記各当接部は、前記可撓部の厚さ方向に沿って突出し、前記各当接部は、前記可撓部の前記厚さ方向への屈曲状態において、互いに当接することが好ましい。
上記態様によれば、帯状の可撓部が厚さ方向に折り曲げられると、当接部において突出した部分が互いに当接する。これにより、厚さ方向への屈曲角度を抑制できる。
[4]前記各当接部は、前記厚さ方向の一方側に突出した第1突出部と、前記厚さ方向の他方側に突出した第2突出部とを有し、前記各第1突出部は、前記可撓部の前記厚さ方向の一方側への屈曲状態において、互いに当接し、前記各第2突出部は、前記可撓部の前記厚さ方向の他方側への屈曲状態において、互いに当接することが好ましい。
上記態様によれば、可撓部が厚さ方向の一方側に屈曲した場合、各当接部の第1突出部が当接することにより屈曲を規制する。また、可撓部が厚さ方向の他方側に屈曲した場合、各当接部の第2突出部が当接することにより屈曲を規制する。すなわち、接続部は、厚さ方向の一方側及び他方側の両方への屈曲を規制できる。
[5]前記第1突出部及び前記第2突出部は、異なる形状に設けられていることが好ましい。
上記態様によれば、各当接部の第1突出部同士が当接する屈曲角度と、第2突出部同士が当接する屈曲角度とを、変化させることができる。これにより、プロテクタ分割体同士の間の屈曲を好適に規制できる。
[6]前記可撓部は、薄肉部と、前記薄肉部より厚さが厚い厚肉部とを有し、前記薄肉部及び前記厚肉部は、前記接続方向に沿って交互に複数設けられていることが好ましい。
上記態様によれば、曲げを許容する薄肉部を設けつつ、厚肉部が薄肉部よりも高い強度を有する。すなわち、曲げを許容しつつ、強度を高めることができる。
[7]前記薄肉部は、前記接続方向に対して斜めに延びるように設けられていることが好ましい。
上記態様によれば、帯状の可撓部が薄肉部に沿って斜めに曲がることで、プロテクタ分割体同士を屈曲しつつ、ねじれた位置関係に配置することができる。
本開示のワイヤハーネス用プロテクタは、
[8]上記プロテクタ接続部材と、複数の前記プロテクタ分割体と、を備える。
上記態様によれば、上記いずれか1つのプロテクタ接続部材と同様な作用を奏する。したがって、屈曲した経路に合わせて複数のプロテクタ分割体を容易に配置できる。
本開示のプロテクタ付ワイヤハーネスは、
[9]上記ワイヤハーネス用プロテクタと、前記プロテクタ分割体を通って配置される前記ワイヤハーネスと、を備える。
上記態様によれば、上記のワイヤハーネス用プロテクタと同様な作用を奏する。したがって、屈曲した経路に合わせて複数のプロテクタ分割体を容易に配置できる。
[本開示の実施形態の詳細]
以下、本開示のプロテクタ接続部材、ワイヤハーネス用プロテクタ、及びプロテクタ付ワイヤハーネスの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図1に示すように、本実施形態のプロテクタ付ワイヤハーネスは、車両に設けられている。プロテクタ付ワイヤハーネスは、ワイヤハーネス用プロテクタとしてのプロテクタ1と、プロテクタ1に収容されるワイヤハーネス2とを備えている。ワイヤハーネス2は、車両において屈曲した経路に沿って設けられている。
プロテクタ1は、複数のワイヤハーネス2を収容し保護するものである。プロテクタ1は、全体としてワイヤハーネス2の経路に沿って延在している。プロテクタ1は、その延在方向に沿って複数設けられたプロテクタ分割体10を備えている。複数のプロテクタ分割体10は、ワイヤハーネス2の経路上に設けられている。
複数のプロテクタ分割体10は、例えばワイヤハーネス2の経路に沿って延在している。また、プロテクタ分割体10は、外形が厚さ寸法に薄い扁平な略直方体に設けられている。隣り合うプロテクタ分割体10の間には、隙間が設けられている。ワイヤハーネス2は、扁平なプロテクタ分割体10内を通って配置される。ワイヤハーネス2は、その経路上において、プロテクタ分割体10から、プロテクタ分割体10同士の間の隙間に露出した露出部分2aを有している。ワイヤハーネス2は、車両内において、露出部分2aが折り曲げられるように配置される。すなわち、ワイヤハーネス2の経路は、プロテクタ分割体10同士の間で屈曲する。本実施形態の場合、車両内において、ワイヤハーネス2の経路は、プロテクタ分割体10同士の間で90度屈曲する。
プロテクタ1は、プロテクタ分割体10同士を接続するプロテクタ接続部材としての接続部20を備えている。接続部20は、その接続方向に延在し、接続方向に沿って、隣り合うプロテクタ分割体10同士を接続する。接続部20は、プロテクタ分割体10の端面に設けられている。
接続部20は、接続方向が屈曲可能に設けられている。接続部20は、プロテクタ分割体10の間が折れ曲がるように屈曲した屈曲状態と、プロテクタ分割体10の間が真っ直ぐになるように展開した展開状態との間で遷移する。接続部20は、車両に組み付けられた状態で、屈曲状態で配置される。
接続部20は、接続方向に直交する幅方向、及び接続方向及び幅方向に直交する厚さ方向を有している。接続部20の幅方向外側には、ワイヤハーネス2の露出部分2aが配置されている。
図2に示すように、接続部20は、その接続方向に沿う帯状の可撓部21を備えている。可撓部21は、厚さ方向に薄く設けられ、厚さ方向に屈曲可能である。可撓部21は、屈曲状態で厚さ方向に屈曲し、展開状態で真っ直ぐに展開する。
接続部20は、可撓部21の幅方向の端面に設けられた当接部22を備えている。当接部22は、可撓部21の幅方向の端面に間隔を空けて複数設けられている。各当接部22は、可撓部21から幅方向外側へ向かって突出するとともに、幅方向外側が接続方向に沿って延びている。当接部22は、可撓部21の幅方向の両側に、可撓部21を挟んで対称な位置に設けられている。
各当接部22は、厚さ方向に沿って可撓部21より突出して設けられている。各当接部22は、厚さ方向の一方側に突出した第1突出部22aと、厚さ方向の他方側に突出した第2突出部22bとを有している。本実施形態の場合、第1突出部22a及び第2突出部22bは、同様の形状に形成されている。また、第1突出部22a及び第2突出部22bは、接続部20の厚さ方向の外形を形成している。展開状態において、第1突出部22a及び第2突出部22bの突出方向の先端は、プロテクタ分割体10の上面及び下面と位置が合っている。すなわち、接続部20は、プロテクタ分割体10と厚さ寸法が同じになっている。
可撓部21には、薄肉部21aと、薄肉部21aより厚さが厚い厚肉部21bとが接続方向に沿って交互に複数設けられている。薄肉部21a及び厚肉部21bは、接続方向に直交するように延びている。薄肉部21aは、厚さ方向に屈曲可能になっている。接続方向において、可撓部21の当接部22が設けられた位置には、厚肉部21bが設けられている。また、可撓部21において接続方向の両端部には、厚さ方向に突出した側壁部23が設けられている。側壁部23は、接続方向に沿って、当接部22と並んでいる。また、側壁部23とその隣の当接部22との間の間隔は、当接部22同士の間の間隔と同じである。可撓部21は、側壁部23の位置では屈曲しないように固定されている。
本実施形態の作用について説明する。
図3に示すように、展開状態において、接続部20は、プロテクタ分割体10の長手方向に沿って真っ直ぐになっている。当接部22は、展開状態において、隣の当接部22との間に一定の間隔を空けて配置されている。隣り合う当接部22の、第1突出部22a同士の間の間隔と、第2突出部22b同士の間の間隔とは、同じになっている。この状態では、可撓部21の厚さ方向への屈曲が許容される。また、接続部20の厚さ寸法は、プロテクタ分割体10と同じになっている。展開状態において、接続部20は、プロテクタ分割体10同士の間の領域内に全体が収まる。そのため、プロテクタ1は、展開状態において、厚さ方向の体格を薄くすることができる。
図4に示すように、プロテクタ分割体10同士の間が屈曲した屈曲状態では、接続部20が厚さ方向に屈曲する。屈曲状態において、プロテクタ分割体10同士がなす角を屈曲角度とする。屈曲角度は、展開状態から屈曲するのに従って小さくなる。接続部20は、可撓部21が薄肉部21aに沿って折れ曲がることにより、厚さ方向に屈曲する。当接部22は、可撓部21の屈曲に従って、展開状態から変位する。当接部22は、可撓部21が、展開状態から厚さ方向の一方側に屈曲すると、第1突出部22a同士の間の間隔が小さくなるように変位していく。そして、さらに可撓部21が厚さ方向の一方側に屈曲した位置において、隣り合う第1突出部22a同士が接触する。また、当接部22は、可撓部21が、展開状態から厚さ方向の他方側に屈曲すると、第2突出部22b同士の間の間隔が小さくなるように変位する。そして、さらに可撓部21が厚さ方向の他方側に屈曲した位置において、隣り合う第2突出部22b同士が接触する。
当接部22は、当接部22同士が接触した状態において、可撓部21の屈曲を規制する。具体的には、当接部22は、当接部22同士が接触した位置より、可撓部21がさらに屈曲することを規制する。また、側壁部23の隣に位置する当接部22は、屈曲状態で側壁部23と接触する。屈曲状態の所定の屈曲角度において、複数の当接部22及び側壁部23の全てが接触すると、可撓部21は、さらに屈曲することがない。以下、複数の当接部22及び側壁部23の全てが接触するときの所定の屈曲角度を、規制屈曲角度と記載する。
規制屈曲角度は、例えば車両に組み付けられたときのワイヤハーネス2の経路に応じて設定される。規制屈曲角度は、当接部22同士の間の間隔に関係する。本実施形態の場合、当接部22同士の間の間隔は、第1突出部22a同士の間と、第2突出部22b同士の間とで、同じになっている。そのため、厚さ方向の一方側に屈曲した場合と、他方側に屈曲した場合とで、規制屈曲角度は、同じである。接続部20は、規制屈曲角度より小さい角度に屈曲しない。そのため、接続部20は、プロテクタ1がプロテクタ分割体10の間で曲げられた場合に、規制屈曲角度に屈曲角度を規制する。なお、本実施形態では、当接部22は、規制屈曲角度が90度になるように設けられている。よって、接続部20は、ワイヤハーネス2においてプロテクタ分割体10同士の間の露出部分2aが、90度に屈曲した状態で屈曲を規制する。接続部20は、ワイヤハーネス2の経路の屈曲にあわせてプロテクタ分割体10の間の屈曲を規制するので、屈曲した経路に沿ってプロテクタ分割体10を配置し易くなる。仮に、ワイヤハーネス2の経路の屈曲に合わせてプロテクタ分割体10自身を屈曲した形状に形成した場合、プロテクタ1の体格が大きくなる。一方、本実施形態の場合、接続部20によって体格の薄い展開状態と、屈曲状態との間で遷移する。そのため、例えば展開状態で運搬し、組み付け時に屈曲させることにより、運搬時の体格を薄くすることができる。
本実施形態の効果について説明する。
(1)プロテクタ分割体10同士を接続する接続部20は、接続部20の屈曲状態において互いに当接する一対の当接部を備える。これによれば、当接部22同士が接触する規制屈曲角度以上に接続部20が曲がることがない。そのため、接続部20によって接続された一組のプロテクタ分割体10間の屈曲を規制することができる。よって、屈曲した経路に合わせて複数のプロテクタ分割体を容易に配置できる。
(2)接続部20は、その接続方向に沿う帯状の可撓部21を備える。各当接部22は、可撓部21の幅方向の端面に間隔を空けて設けられている。これによれば、可撓部が屈曲するのに従い当接部22が変位して、当接部22同士が当接する。当接部22同士は、当接部22同士の間に設けられた間隔に応じた角度で互いに当接する。これにより、プロテクタ分割体10同士の間の屈曲を好適に規制できる。また、当接部22が可撓部21の幅方向外側に設けられ、当接部22及び可撓部21が上面視で重なる部分がない。そのため、接続部20は、例えば型抜きなどの製造要件により、規制屈曲角度が制限されることがなく、簡易な方法によって、形成することができる。
(3)各当接部22は、可撓部21の厚さ方向に沿って突出している。また、各当接部22は、可撓部21の厚さ方向への屈曲状態において、互いに当接する。これによれば、帯状の可撓部21が厚さ方向に折り曲げられた場合に、当接部22において突出した部分が互いに当接する。これにより、厚さ方向への屈曲角度を抑制できる。
(4)各当接部22は、可撓部21の厚さ方向の一方側に突出した第1突出部22aと、厚さ方向の他方側に突出した第2突出部22bとを有する。各第1突出部22aは、可撓部21の厚さ方向の一方側への屈曲状態において、互いに当接する。各第2突出部22bは、可撓部21の厚さ方向の他方側への屈曲状態において、互いに当接する。これによれば、厚さ方向の一方側及び他方側の両方への屈曲を規制することができる。
(5)可撓部21には、薄肉部21aと、薄肉部21aより厚さが厚い厚肉部21bとが、接続方向に沿って交互に複数設けられている。これによれば、曲げを許容する薄肉部21aを設けつつ、厚肉部21bが薄肉部21aよりも高い強度を有する。すなわち、曲げを許容しつつ、強度を高めることができる。また、厚肉部21bは、可撓部21において当接部22が設けられた部分に配置され、当接部22によってかかる荷重を受けることができる。これは、強度向上に寄与する。
(6)プロテクタ1は、接続部20と、複数のプロテクタ分割体10と、を備える。これによれば、上記の接続部20と同様の作用を奏する。したがって、屈曲した経路に合わせて複数のプロテクタ分割体10を容易に配置できる。
(7)プロテクタ付ワイヤハーネスは、プロテクタ1と、プロテクタ分割体10を通って配置されるワイヤハーネス2と、を備える。これによれば、上記のプロテクタ1と同様の作用を奏する。したがって、屈曲した経路に合わせて複数のプロテクタ分割体10を容易に配置できる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・図5に示すように、当接部22の第1突出部22a及び第2突出部22bは、異なる形状で設けてもよい。この変更例では、第1突出部22aは、隣り合う第1突出部22a同士の間の間隔が広がるように、突出した先端に向かって接続方向の長さが縮小するように設けられている。また、第2突出部22bは、隣り合う第2突出部22b同士の間の間隔が狭まるように、突出した先端に向かって接続方向の長さが拡大するように設けられている。これにより、第1突出部22a同士の間の間隔と、第2突出部22b同士の間の間隔とが異なっている。
図6及び図7に示すように、この変更例では、厚さ方向の一方側への屈曲状態と、厚さ方向の他方側への屈曲状態とで、規制屈曲角度が異なる。本変更例では、第2突出部22bの間の間隔は、第1突出部22aの間の間隔よりも小さい。よって、厚さ方向の他方側の規制屈曲角度は、一方側よりも大きい。このように、この変更例によれば、第1突出部22a及び第2突出部22bを異なる形状とすることにより、第1突出部22a同士が当接する屈曲角度と、第2突出部22b同士が当接する屈曲角度を互いに異なる角度に設定できる。これにより、仕様に応じてプロテクタ分割体10同士の間の屈曲を好適に規制できる。
・図8に示すように、可撓部21の薄肉部21a及び厚肉部21bは、接続方向に対して斜めに延びるように設けてもよい。これによれば、帯状の可撓部21が薄肉部21aに沿って斜めに曲がることで、プロテクタ分割体10同士を屈曲しつつねじれた位置関係に配置することができる。
・複数の薄肉部21aは、互いに異なる向きに延びるように設けてもよい。
・接続部20は、プロテクタ分割体10の間の領域内に設けられることに限定されず、例えば厚さ寸法がプロテクタ分割体10よりも大きくなるように設けてもよい。また、プロテクタ分割体10よりも幅方向に突出するように設けてもよい。
・薄肉部21a及び厚肉部21bと、当接部との位置関係は特に限定されず、厚肉部21bの位置と当接部22の位置とが異なっていてもよい。
・可撓部21は、一様な厚さで設けてもよい。すなわち、薄肉部21a及び厚肉部21bは、省略されてもよい。
・当接部22は、可撓部21に対して対称に設けることに限定されない。
・当接部22は、厚さ方向の一方にのみ突出するように設けてもよい。すなわち、第1突出部22aのみを設け、第2突出部22bを省略してもよい。また、屈曲した状態で当接可能であれば、厚さ方向に突出していなくてもよい。
・当接部22は、幅方向に突出するように設けてもよい。当接部22は、可撓部21の幅方向の端面に設けることに限定されず、可撓部21上から厚さ方向に突出して設けてもよい。すなわち、可撓部21と当接部22とは、厚さ方向において位置が重なるように設けてもよい。
・可撓部21は、展開状態において、真っ直ぐになるように設けることに限定されず、屈曲していてもよい。
・規制屈曲角度は、90度に限定されず、例えばワイヤハーネス2の屈曲に合わせて適宜変更可能である。
・側壁部23の形状は特に限定されない。また、側壁部23は、省略してもよい。
・当接部22の形状は特に限定されない。また、各当接部22の間で、互いに形状が異なっていてもよい。また、当接部22同士の間の間隔は、それぞれ同じでもよいし、異なっていてもよい。
・当接部22は、少なくとも一対を設ければよく、2つでもよいし、3つでもよいし、4つ以上でもよい。
・接続部20には、ワイヤハーネス2を通す経路を設けてもよい。すなわち、ワイヤハーネス2は、接続部20内に配置されてもよい。すなわち、接続部20とワイヤハーネス2とは、幅方向に並べて配置されることに限定されない。
・ワイヤハーネス2の本数、及びプロテクタ分割体10の個数は、特に限定されない。
・接続部20は、プロテクタ1において少なくとも1つ設ければよい。また、接続部20は、一組のプロテクタ分割体10同士の間に、複数設けてもよい。
・プロテクタ付ワイヤハーネスは、ワイヤハーネス2を屈曲した経路上に配置するものに限定されず、例えば屈曲した状態で運搬するものであってもよい。例えば、プロテクタ付ワイヤハーネスは、屈曲状態で運搬し、展開状態で車両に配置してもよい。この場合でも、接続部20を設けることで、運搬時に、複数のプロテクタ分割体10を屈曲した位置に容易に配置可能となる。すなわち、プロテクタ付ワイヤハーネスは、運搬時、車両への組み付け時、組み付け後のどのタイミングで屈曲するものであってもよい。
・プロテクタ付ワイヤハーネスは、車両に搭載されるものに限定されない。種々の装置に搭載可能である。
1…プロテクタ
2…ワイヤハーネス
2a…露出部分
3…電池モジュール
4…コネクタ
10…プロテクタ分割体
20…接続部
21…可撓部
21a…薄肉部
21b…厚肉部
22…当接部
22a…第1突出部
22b…第2突出部
23…側壁部

Claims (9)

  1. ワイヤハーネスの経路上に複数設けられたプロテクタ分割体を互いに接続するプロテクタ接続部材であって、
    屈曲状態において互いに当接する一対の当接部を備える、プロテクタ接続部材。
  2. 自身の接続方向に沿う長尺帯状の可撓部を備え、
    前記各当接部は、前記可撓部の幅方向の端面に、間隔を空けて設けられている
    請求項1に記載のプロテクタ接続部材。
  3. 前記各当接部は、前記可撓部の厚さ方向に沿って突出し、
    前記各当接部は、前記可撓部の前記厚さ方向への屈曲状態において、互いに当接する
    請求項2に記載のプロテクタ接続部材。
  4. 前記各当接部は、前記厚さ方向の一方側に突出した第1突出部と、前記厚さ方向の他方側に突出した第2突出部とを有し、
    前記各第1突出部は、前記可撓部の前記厚さ方向の一方側への屈曲状態において、互いに当接し、
    前記各第2突出部は、前記可撓部の前記厚さ方向の他方側への屈曲状態において、互いに当接する
    請求項3に記載のプロテクタ接続部材。
  5. 前記第1突出部及び前記第2突出部は、異なる形状に設けられている
    請求項4に記載のプロテクタ接続部材。
  6. 前記可撓部は、薄肉部と、前記薄肉部より厚さが厚い厚肉部とを有し、
    前記薄肉部及び前記厚肉部は、前記接続方向に沿って交互に複数設けられている
    請求項2から請求項5のうちいずれか一項に記載のプロテクタ接続部材。
  7. 前記薄肉部は、前記接続方向に対して斜めに延びるように設けられている
    請求項6に記載のプロテクタ接続部材。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のプロテクタ接続部材と、
    複数の前記プロテクタ分割体と、を備えるワイヤハーネス用プロテクタ。
  9. 請求項8に記載のワイヤハーネス用プロテクタと、
    前記プロテクタ分割体を通って配置される前記ワイヤハーネスと、
    を備えるプロテクタ付ワイヤハーネス。
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