JPH02131315A - 可撓性ハウジング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、加圧環境、特に水圧を受けている環境下にあ
る一本以上のマイクロ波通信線の防護のための可撓性ハ
ウジングに関する。

（従来の技術〕 本発明は、潜水艦の無線塔内で作動するマイクロ波通信
線に対する必要性から生まれたものである。最近の潜水
艦のマストは、マストの頭部に設けられた容器内のエレ
クトロニクス装置を、マイクロ波通信線によって船殻内
の処理装置に接続するように設計されている。この配置
のために、１０００ｐｓｉ　　（６．８９Ｘ１０Ｎｍ）
に達する水圧に耐え、しかも　，マストの頭部が持ち上
げられた場合に、１５０ａｌＡの湾曲半径を以て１８０
’の角度の範囲で曲がり得るマイクロ波通信線の必要性
が生じる。

〔発明が解決しようとする課題〕

以前には、多くの”ｗｅｔ　ｒｏａｓｔ”技術は、ケー
ブルに影響を与える水圧量を許容レベル以下に抑えるた
めに、同軸マイクロ波ケーブルを頑丈にすることに関し
ていた．このような圧力条件下では、圧縮力の大部分を
吸収するのは同軸ケーブルの内側の誘電体であることが
多く、その結果、ケーブルのマイクロ波特性が変化して
しまう。

水圧下の圧縮のこの問題を解決するために、更に丈夫な
誘電体を使用すれば、ケーブルの性能に悪影響が生じる
。その上、この技術は、使用できるケーブルのタイプ、
数並びに応用範囲を躍定し、その結果、システム全体に
好ましくない影響を与える． 上述の技術は、潜水艦の種々の動的条件下でケーブルを
一定の位置に懸垂・維持するために、或る種のケーブル
管理システムの使用を必要とする。

マストの頭部のエレクトロニクス容器を船殻内の処理設
備に接続する各マイクロ波通信線は、１８０゜の範囲の
撓み性を有し、撓み点は通信線の端部の相対高さによっ
て決まり、従って、この撓み点はマストが上昇するにつ
れて変化する。ケーブル管理システムは、撓み点の位置
が円滑に変化するようにしなければならないだけでなく
、±１０゜程度に及ぶ潜水艦の潜行角度や、海面のうね
りによる潜水艦の傾斜角度（±３０’程度）によって通
信線が悪影響を受けないようにする必要がある。

本発明は、加圧環境とマイ゜クロ波通信線との間に障壁
を設けて、ケーブルの水圧に対する耐性よりもそのマイ
クロ波特性によって、ケーブルを選択できるようにした
ものである。これは、明らかにシステムの性能にとって
有利であり、可撓性ハウジングの形態の障壁は、通信線
を今までよりも遥かに高い水圧に耐えさせることを可能
にする。

本発明によって、ケーブル管理システムが不要になり、
マストの構造が簡単になる。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、加圧環境下にあるマイクロ波通信線を防護す
るための可撓性ハウジングを提供するものであって、こ
のハウジングは保護外套内に入ったコンジットを具え、
該コンジットは直列に配列された複数のセグメントから
なり、各セグメントはこれを貫通する開口を具え、隣接
するセグメント同士の開口は互いに連通してマイクロ波
通信線を収容する一本の通路を形成し、隣接するセグメ
ント同士は、連結手段によって撓み可能に接続されてい
る。

本発明の好適例によれば、被覆手段内に収容されたコン
ジットを具えた、加圧環境下にあるマイクロ波通信線を
防護するための可撓性ハウジングが提供され、前記コン
ジットは直列に配列された複数のセグメントから構成さ
れ、且つ各セグメントはこれを貫通する両端が拡がった
開口を有し、二種類の形態のものが交互に隣接して配置
され、隣接する各セグメントを貫通する開口が互いに連
通してマイクロ波通信線を収容する通路を形成している
。前記セグメントの第１形態は両凹面断面を有し、第２
形態は円形断面を有する。前記第２形態の断面の半径は
、前記第１形態の断面内に収容されるように、第１形態
の断面の半径に実譬的に等しく、一方の形態は案内面を
具え、他方の形態はこれと連携する手段を具え、これに
よって隣接するセグメント間の横ずれを防止するように
構成されている。隣接するセグメント同士は、コンジッ
トの全長にわたって延び、該セグメントの開口の貫通軸
を含まない平面を形成するように各セグメントを貫通し
ている可撓性を有する一対の線状体によって連結されて
いる。この被覆手段は、内部スリーブと保護外套を具え
、該内部スリーブは前記コンジットと保護外套との間に
設けられ、隣接セグメント同士の間に挾み込まれないよ
うに、コンジットの長手方向に延びるナイロンストリッ
プによって保護されている。

本発明は、潜水艦のマストにおけるマイクロ波通信の問
題点の対策に端を発したものであるが、本発明を応用し
た可撓性の防護ハウジングは、保護されていない通信線
を使用できない環境下で、マイクロ波接続を行うことが
必要なその他の分野にも同様に適用することができる。

同軸ケーブルを使用した先行技術について述べたが、本
発明はこの分野に限定されるものではなく、その他のマ
イクロ波通信手段に対しても応用可能である。

以下、図面に示す好適実施例に基づいて、本発明を更に
詳細に説明する。

（実施例〕 第１図に示す可撓性ハウジングは、コンジ７｝１０と被
覆手段１２を具え、該被覆手段は内部スリーブＩ４と保
護外套１６を具えている。コンジット１０は複数のセグ
メント１８からなり、その数は所望のハウジングの長さ
によって決められ、図示の実施例においては、セグメン
トは二つの形態の中の一方の形をしているものが示され
ている。

セグメントの第１の形態１８ａは両凹面断面形状であり
、第２の形態１８ｂは円形断面である。セグメント１８
は、二つの形態１８ａと１８ｂとがコンジット１０の長
さ方向に交互に直列に並び、隣接するもの同士が互いに
当接するように配列されている。セグメントの第２形態
１８ｂの断面半径は、第１形態１８ａの曲率半径と実質
的に同じ値であり、第２形態１８ｂの円弧状凸面２０，
２２は、隣接する第１形態１８ａの円弧状凹面２４，２
６内に受容されている。

形態の如何に関わらず、各セグメント１８はこれを貫通
する開口２８を有し、隣接するもの同士が互いに当接す
るように直列に配列されると、各セグメント１８を貫通
する前記開口２８が互いに連通ずる。このようにして、
コンジット１０の長手方向に沿って、任意の形をしたマ
イクロ波通信線を収容する通路が形成される。

本発明の別の実施例によれば、各セグメント１８を貫通
する開口２８はその両端が拡がり、隣接するセグメント
の開口と連通ずる拡大入口を形成している。この結果、
コンジットの撓み度が増加する。即ち、隣接するセグメ
ントを貫通する開口との連通を維持したまま、湾曲の際
の半径を小さくすることができ、又、これによって形成
された通路は、マイクロ波通信線を収容するのに充分な
最小断面のものとなる。

第２図には別の実施例が示されており、コンジット１０
を構成する複数のセグメント１１８は単一の形態をして
いる。前記第１実施例の場合と同じく、セグメント１１
８は直列に配列され、隣接するもの同士が当接して、各
セグメント１１８を貫通する開口２８が互いに連通ずる
ようになっている。前記実施例と異なり、各セグメント
は円弧状凸面３０と円弧状凹面３２を具え、これら各円
弧状表面は実質的に同じ曲率半径を有し、一方のセグメ
ントの円弧状凸面３０は隣接するセグメユ／トの円弧状
凹面３２に受容されるように構成されている。

前述の第１実施例に戻ると、各セグメント１８は連結手
段によって隣接するセグメントに撓み可能に連結されて
いる。第３図に最も明瞭に示されているように、この連
結手段は、コンジット１０の長手方向にわたって延在し
且つ各セグメント１８を貫通する一対の可撓性線状体３
４である。可撓性線状体３４は、コンジソト１０の端部
に設けられた種々のテンション手段（図示しない）に接
続され、好ましくは約１３３ニュートン（３０ポンド）
の張力が掛けられている。

第１図の可撓性ハウジングの実施例と第４図〜第７図に
示されたセグメントの実施例には、可撓性線状体３４は
該セグメントの開口２８の中心軸３６から所定の距離だ
けずれて延在している。即ち、セグメントｌ８を貫通す
る２本の可撓性線状体３４の通路によって規定される平
面はそのセグメントの開口２８の中心軸３６を含まず、
可撓性線状体の張力は該中心軸３６から所定の距離だけ
離れて作用するようになっている。セグメントの自然軸
の中心を外れて作用するこの力のために、撓み点から遠
いコンジット１０の領域において、両凹面断面１８ａの
当接縁３８同士が相互にロノクされる。その結果、従来
型のケーブル管理システムと同じような更に精巧なコン
ジット管理システムを用いることなしに、これらの領域
を真っ直ぐな姿勢に維持することができる。撓み点の領
域内では、前記当接縁３８は１８０゜にわたって円滑な
湾曲撓みを許容するように外側に開き、この撓み点の位
置は、コンジットの端部の相対的な高さに応じて決まる
。

コンジットの設計によれば、可撓性ハウジングは一つの
平面内でのみ撓むことができる。本発明の別の実施例に
おいては、ハウジングは、一方のセグメントの円弧状面
に案内面を具えることによって、平らな姿勢を維持する
ように補助的に付勢され、又、これに当接する隣接セグ
メントの円弧状面に前記案内面と協働する手段を具え、
セグメント同士の間の横ずれを防止するように構成され
ている。これらの案内面並びに協働手段は、例えば隣接
するセグメントの溝とこれに係合する他方のセグメント
の横方向の縁に設けられたうね等の公知の構成であって
もよい。第４図〜第７図に示された実施例の場合には、
前記案内面は４５゜の傾斜を持つ放射状の当接面４０で
あり、これに協働する手段は、同じく４５゜に面取りさ
れた面４２である。図示の実施例の場合には、この放射
状当接面は両凹面断面形状のセグメントに適用され、面
取りされた面は円形断面形状のセグメントに適用される
。しかし、これを逆にして適用することも可能である。

これらのコンジットは、保護外套１６内に収容された収
縮性材料製の内部スリーブ１４内に収納されている。保
護外套の材料は、ハウジングの適用分野並びに対象とな
る環境の特性に応じて決められるが、押し出し成形され
たポリウレタン樹脂が好ましい。内部スリーブの材料と
しては、前記保護外套の材料と同じ熱膨張特性を有する
と共に、低摩擦係数並びに或る程度の弾性を有するもの
が選ばれる。内部スリーブ１４の好適材料は延伸された
ポリ子トラフルオ口エチレンである。内部スリーブ１４
は、保護外套１６が組み立てられたコンジットのセグメ
ントに付着することを防止し、撓みの際にセグメントの
上を保護外套１６が動き得るようにする。内部スリーブ
１４自体は、撓みの際に互いに当接するセグメントの間
、特に両凹面断面１８ａの当接縁３８間に挟まれないよ
うに、内部スリーブ１４とコンジット１０との間に長手
方向に設置されたナイロン製のストリップ４４によって
防がれている。セグメント１８ａ，１８ｂ並びに１１８
は、デルリン（登録商標）樹脂等のアセタール樹脂製が
好ましい。可撓性線状体３４は、ステンレス又はケブラ
ー（登録商標）等の芳香族ボリアミド繊維であることが
望ましい。

以上、幾つかの実施例に基づいて説明したが、本発明は
これらに限定されるものではなく、その本質から逸脱す
ることなく、他の多くの変形が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例にがかる可撓性ハウジング
の一部の断面図、 第２図は、同じく他の実施例の可撓性ハウジングの一部
の断面図、 第３図は、本発明の一実施例における隣接する二つのセ
グメントの分解斜？Ｊ［、 第４図は、両凹面断面を有するセグメントの側面図、 第５図は、第４図のセグメントの正面図、第６図は、円
形断面を有するセグメントの側面図、 第７図は、第６図のセグメ １０・・・コンジット、 １２・・・被覆手段、 ｌ４・・・内部スリーブ、 １６・・・保護外套、 １８，１８ａ，１８ｂ，１１ ２８・・・開口。 ントの正面図である。 ８・・・セグメント、

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、保護外套内に入ったコンジットを具え、該コンジッ
   トは直列に配列された複数のセグメントからなり、各セ
   グメントはこれを貫通する開口を具え、隣接するセグメ
   ント同士の開口は互いに連通してマイクロ波通信線を収
   容する一本の通路を形成し、隣接するセグメント同士は
   連結手段によって撓み可能に接続されている、加圧環境
   下にあるマイクロ波通信線を防護するための可撓性ハウ
   ジング。 ２、前記連結手段が、コンジットの全長にわたって各セ
   グメントを貫通して延在する一対の可撓性線状体を含む
   請求項１に記載の可撓性ハウジング。 ３、前記連結手段を構成する一対の前記線状体が、前記
   コンジットの開口の中心軸を含まない平面内に延在し、
   該線状体によって発生した張力が前記中心軸から一定の
   距離だけ離れて作用するように構成された請求項２に記
   載の可撓性ハウジング。 ４、前記可撓性線状体が約１３３ニュートン（３０ポン
   ド）の力で引っ張られている請求項２に記載の可撓性ハ
   ウジング。 ５、一方のセグメントの円弧状凸面が、これに対応する
   隣接する他方のセグメントの円弧状凹面によって受容さ
   れるように、隣接するセグメントの当接部が形成されて
   いる請求項１に記載の可撓性ハウジング。 ６、前記コンジットを構成する複数のセグメントが二種
   類の形態に分類され、これらの形態が交互に可撓性ハウ
   ジングの長さ方向に配列され、第１の形態のセグメント
   は両凹面断面を有し、第２の形態のセグメントは円形断
   面を有し、該第２形態の断面の曲率半径は第１形態の断
   面の曲率半径に実質的に等しく、これによって第２形態
   が後者に受容される請求項５に記載の可撓性ハウジング
   。 ７、一方のセグメントの当接面が案内面を具え、これに
   当接する隣接セグメントの表面が該案内面と協働する手
   段を具え、これによってセグメント間の相対的な横ずれ
   が防止される請求項５に記載の可撓性ハウジング。 ８、前記案内面が４５°に傾斜した放射状の当接部であ
   り、これに協働する前記手段が４５°に面取りされてい
   る請求項７に記載の可撓性ハウジング。 ９、各セグメントを貫通する前記開口がその両端で拡が
   っている請求項１に記載の可撓性ハウジング。 １０、複数のセグメントと前記保護外套との間に内部ス
   リーブが設けられ、前記外套がセグメントに付着するの
   を防止している請求項１に記載の可撓性ハウジング。 １１、隣接するセグメントの相対運動の際に、内部スリ
   ーブが当接面間に挟み込まれることを防止するように、
   前記コンジットにナイロンストリップが設けられている
   請求項１０に記載の可撓性ハウジング。 １２、前記保護外套が押し出し成形されたポリウレタン
   である請求項１に記載の可撓性ハウジング。