JP2021018685A - 画像形成システム、画像形成方法及びサーバ装置 - Google Patents

画像形成システム、画像形成方法及びサーバ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置が使用可能な媒体の種類に関わらず、所望の画像形成結果を容易に得ることができるようにする。【解決手段】印刷システム1は、印刷サイズが指定されたファイルがサーバ装置3に登録された状態で、プリンタ4により当該サーバ装置3のファイルが選択されると、当該プリンタ4の装置情報と印刷サイズとを基に用紙割当を確定して印刷ジョブを生成し、これを当該プリンタ4へ送信して印刷させる。このため印刷システム1では、各プリンタ4の機種や、各プリンタ4にセットされた用紙の用紙サイズが統一されていなくとも、印刷サイズの画像を当該用紙サイズに合わせて適切に分割した状態で印刷させることができ、これらの用紙を適切に貼り合わせることで、最終的に印刷サイズの画像を形成させることができる。【選択図】図8

Description

本発明は画像形成システム、画像形成方法及びサーバ装置に関し、例えばサーバ装置に登録されたファイルを画像形成装置(いわゆるプリンタ)により印刷する場合に適用して好適なものである。
従来、画像形成装置では、媒体としての用紙を搬送しながら、トナーを用いて形成したトナー画像を当該用紙に転写して定着させることにより、当該媒体に画像を形成する処理、すなわち印刷処理を行うものが広く普及している。また、多くの画像形成装置では、使用頻度が高いサイズの用紙への対応や、装置の小型化等を考慮し、A4サイズやA5サイズのように比較的小さいサイズの用紙のみを取り扱い得るようになっている。
また、例えば画像形成装置及びコンピュータ装置がネットワークを介して接続された画像形成システムでは、当該コンピュータ装置に組み込まれるプリンタドライバにより、「ポスター印刷」と呼ばれる機能を実現し得る場合がある。このポスター印刷では、例えば印刷したい画像を格子状の複数の領域に分割した分割画像の印刷ジョブを作成し、該印刷ジョブに従って各分割画像をA4サイズやA5サイズのような比較的小さいサイズの用紙にそれぞれ印刷する。続いてポスター印刷では、各用紙をユーザが貼り合わせることにより、全体としてA1サイズやA2サイズのような比較的大きいサイズの画像を作成することが可能となる。
このポスター印刷では、画像形成装置において各分割画像を印刷した後、画像全体における各用紙の位置を判別するのが困難である、という問題があった。そこで、画像形成装置や画像形成システムとして、画像全体を表す見取り図を作成し、これを画面に表示し、或いは用紙に印刷することにより、各分割画像の位置を容易に判別させるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−182267号公報(図6及び図7等)
ところで、例えばサプライチェーンに属する複数の店舗に設置された様々な機種の画像形成装置と、該サプライチェーンの本部に設置されたコンピュータ装置及びサーバ装置
とが、ネットワークを介して相互に接続されることにより、画像形成システムを構成する場合がある。
この画像形成システムでは、例えば本部においてコンピュータ装置により画像データを作成してサーバ装置に登録し、各店舗において当該サーバ装置から当該画像データを取得して画像形成装置により印刷し、当該店舗に掲示する、といった運用が行われる。
また画像形成システムでは、画像データを印刷すべきサイズ(以下これを印刷サイズと呼ぶ)が各店舗の画像形成装置により印刷可能な用紙サイズよりも大きい場合、上述したポスター印刷を利用することが考えられる。しかしながら、各店舗に設置された画像形成装置の機種やセットされている用紙サイズが相違する場合、それぞれに対応する印刷ジョブを用意する必要があり、その作業が極めて煩雑となる、という問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、画像形成装置が使用可能な媒体の種類に関わらず、所望の画像形成結果を容易に得ることができる画像形成システム、画像形成方法及びサーバ装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の画像形成システムにおいては、印刷データが登録されるサーバ装置と、媒体に画像を形成する画像形成装置とがネットワークを介して接続された画像形成システムであって、画像形成装置には、使用可能な状態にある媒体の種類に関する情報を含む装置情報を記憶する装置情報記憶部を設け、サーバ装置には、画像が形成された媒体が仕上げられるべき状態を表す仕上げ情報と、印刷データとを対応付けて記憶する印刷データ記憶部と、画像形成装置から装置情報を取得する装置情報取得部と、仕上げ情報及び装置情報を基に、画像形成装置において当該仕上げられるべき状態を得るための媒体の割当である媒体割当を決定する媒体割当決定部と、媒体割当に従い、印刷データから、画像形成装置において媒体に画像を形成させるための印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成部と、印刷ジョブを画像形成装置へ送信する印刷ジョブ送信部とを設けるようにした。
また本発明の画像形成方法においては、印刷データが登録されるサーバ装置と、媒体に画像を形成する画像形成装置とがネットワークを介して接続された画像形成システムにおいて媒体に画像を形成する画像形成方法であって、サーバ装置のデータ管理部により、画像が形成された媒体が仕上げられるべき状態を表す仕上げ情報と、印刷データとを対応付けて、当該サーバ装置の記憶部に記憶させる登録ステップと、画像形成装置が使用可能な状態にある媒体の種類に関する情報を含む装置情報を、サーバ装置の装置情報取得部により、当該画像形成装置から取得する装置情報取得ステップと、サーバ装置の媒体割当決定部により、仕上げ情報及び装置情報を基に、画像形成装置において当該仕上げられるべき状態を得るための媒体の割当である媒体割当を決定する媒体割当決定ステップと、サーバ装置の印刷ジョブ生成部により、媒体割当に従い、印刷データから、画像形成装置において媒体に画像を形成させるための印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成ステップと、サーバ装置の印刷ジョブ送信部により、印刷ジョブを画像形成装置へ送信する印刷ジョブ送信ステップと、画像形成装置により、印刷ジョブに従って媒体に画像を形成する画像形成ステップとを設けるようにした。
さらに本発明のサーバ装置においては、媒体に画像を形成する画像形成装置に対しネットワークを介して接続され通信を行う通信部と、印刷データに基づく画像が形成された媒体が仕上げられるべき状態を表す仕上げ情報と、印刷データとを対応付けて記憶する印刷データ記憶部と、画像形成装置が使用可能な状態にある媒体の種類に関する情報を含む装置情報を当該画像形成装置から取得する装置情報取得部と、仕上げ情報及び装置情報を基に、画像形成装置において当該仕上げられるべき状態を得るための媒体の割当である媒体割当を決定する媒体割当決定部と、媒体割当に従い、印刷データから、画像形成装置において媒体に画像を形成させるための印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成部と、印刷ジョブを画像形成装置へ送信する印刷ジョブ送信部とを設けるようにした。
本発明は、サーバ装置に画像データを登録する際に仕上げるべき状態が仕上げ情報として指定され、画像形成装置により該画像データを印刷する際に、該画像形成装置が使用可能な媒体により、該仕上げ情報が表す状態を得られるような媒体割当を決定し、該媒体割当に従った印刷ジョブをサーバ装置から画像形成装置へ送信する。このため本発明では、画像形成装置を操作するユーザが、媒体に関する設定を行う必要が無く、画像データを選択し、画像が形成された媒体を適宜仕上げることにより、仕上げるべき状態の画像を得ることができる。
本発明によれば、画像形成装置が使用可能な媒体の種類に関わらず、所望の画像形成結果を容易に得ることができる画像形成システム、画像形成方法及びサーバ装置を実現できる。
印刷システムの全体構成を示す略線的ブロック図である。 コンピュータ装置の構成を示す略線的ブロック図である。 第1の実施の形態によるサーバ装置の構成を示す略線的ブロック図である。 第1の実施の形態による用紙割当テーブルの構成を示す略線図である。 プリンタの構成を示す略線的ブロック図である。 ファイル登録シーケンスを示すシーケンスチャートである。 登録画面の構成を示す略線図である。 第1の実施の形態によるファイル印刷シーケンス(1)を示すシーケンスチャートである。 第1の実施の形態によるファイル印刷シーケンス(2)を示すシーケンスチャートである。 第1の実施の形態による印刷画面の構成を示す略線図である。 第1の実施の形態による案内画面の構成を示す略線図である。 第2の実施の形態による用紙割当確定処理手順を示す略線図である。 第3の実施の形態によるファイル印刷シーケンス(1)を示すシーケンスチャートである。 第3の実施の形態による候補用紙割当の構成例を示す略線図である。 第3の実施の形態による用紙割当選択画面の構成を示す略線図である。 第3の実施の形態によるプレビュー画面の構成を示す略線図である。 第4の実施の形態によるサーバ装置の構成を示す略線的ブロック図である。 第4の実施の形態による用紙割当テーブルの構成を示す略線図である。 両面印刷における用紙に対する各ページの割当を示す略線図である。 両面印刷された用紙を綴じる様子を示す略線図である。 製本印刷における用紙に対する各ページの割当を示す略線図である。 製本印刷された用紙を綴じる様子を示す略線図である。 第4の実施の形態によるファイル印刷シーケンスを示すシーケンスチャートである。 第4の実施の形態による案内画面の構成を示す略線図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.画像形成システムの構成]
図1に示すように、第1の実施の形態による印刷システム1は、コンピュータ装置2、サーバ装置3、及び複数のプリンタ4(4A、4B、…)がネットワーク5を介して相互に接続された構成となっている。画像形成システムとしての印刷システム1は、サプライチェーンシステムを構成する本部及び複数の店舗に分かれて配置されている。
コンピュータ装置2は、いわゆるパーソナルコンピュータであり、本部に設置され、該本部に勤務するユーザ(以下これを登録ユーザと呼ぶ)により使用される。このコンピュータ装置2は、図2に模式的なブロック図を示すように、バス10を介して制御部11、記憶部12、通信部13、表示部14及び操作部15が接続された構成となっている。
制御部11は、その内部に図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を有している。この制御部11は、CPUによりROMや記憶部12から所定のオペレーティングシステムや各種アプリケーション等の各種プログラムを読み出し、RAMをワークエリアとして使用しながら実行することにより、コンピュータ装置2を統括的に制御する。
記憶部12は、例えばフラッシュメモリやハードディスクドライブのような不揮発性の情報記憶媒体であり、各種プログラムや各種データ等を記憶している。記憶部12は、プログラムとして、例えば所定のオペレーティングシステムや、当該オペレーティングシステム上で動作するWebブラウザ等を記憶している。また記憶部12は、データとして、例えば各店舗において用紙に印刷して掲示するための画像や、冊子として配布するための文書等のような種々のデータを、ファイル形式で記憶している。
通信部13は、例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.3u/ab/an等の規格に準拠した有線LAN、或いはIEEE802.11a/b/g/n/ac等の規格に準拠した無線LAN等のインタフェースであり、ネットワーク5(図1)との間で種々の情報を送受信する。
表示部14は、例えば液晶やOLED(Organic Light Emitting Diode:有機発光ダイオード)等の表示素子を有する表示パネルであり、制御部11の制御に基づき、種々の情報を表示する。操作部15は、例えば複数のキーが設けられたキーボードと、マウスやタッチパッド等のポインティングデバイスとの組合せであり、ユーザによる入力操作を受け付け、その操作内容を制御部11へ通知する。
サーバ装置3(図1)は、図3に模式的なブロック図を示すように、バス20を介して制御部21、記憶部22及び通信部23が接続された構成となっている。制御部21は、コンピュータ装置2の制御部11と同様、その内部に図示しないCPU、ROM及びRAM等を有している。この制御部21は、CPUによりROMや記憶部22から各種プログラムを読み出し、RAMをワークエリアとして使用しながら実行することにより、サーバ装置3を統括的に制御する。
この制御部21は、記憶部22から所定のサーバプログラムを読み出して実行することにより、その内部にWebデータ管理部31、ファイル管理部32、候補抽出部33、装置情報取得部34、用紙割当確定部35、用紙群構成部36、印刷ジョブ生成部37及び画面作成部38といった複数の機能ブロックを形成する。
Webデータ管理部31は、コンピュータ装置2やプリンタ4からWebデータ(例えばHTML形式のデータ)が要求されると、この要求に応じたWebデータを生成して供給する。ファイル管理部32は、コンピュータ装置2等からWebページを介して送信されるファイル(以下これを印刷データとも呼ぶ)を記憶部22に登録(格納)し、またプリンタ4等からWebページを介して要求されるファイルを記憶部22から読み出して送信する。候補抽出部33は、コンピュータ装置2からファイルが送信されると共に当該ファイルを印刷すべき大きさである印刷サイズが指定されると、複数の用紙割当(詳しくは後述する)から当該印刷サイズと対応した1以上の用紙割当を候補用紙割当として抽出する。
装置情報取得部34は、プリンタ4に関する情報である装置情報を当該プリンタ4から取得する。この装置情報は、例えばプリンタ4の機種名や製造番号、ネットワークアドレス、及びセットされている用紙のサイズ(以下これを用紙サイズと呼ぶ)等を表す情報が含まれており、当該プリンタ4により作成及び送信される。用紙割当確定部35は、候補抽出部33において抽出された複数の候補用紙割当から、装置情報取得部34により取得した装置情報を基に、当該プリンタ4に適したものを1つ選択して確定用紙割当とする。
用紙群構成部36は、複数枚の用紙を複数の用紙群(すなわちグループ)に分割する。印刷ジョブ生成部37は、装置情報及び確定用紙割当に従い、プリンタ4から指定されたファイルを、当該ファイルの登録時に指定された印刷サイズで、当該プリンタ4において印刷するための印刷ジョブを生成する。画像生成部としての画面作成部38は、印刷ジョブと共にプリンタ4へ送信するための案内画面(詳しくは後述する)を作成する。
テーブル記憶部としての記憶部22は、コンピュータ装置2の記憶部12と同様、例えばハードディスクドライブやフラッシュメモリのような不揮発性の情報記憶媒体であり、所定のオペレーティングシステムやサーバプログラム等の各種プログラムや、Webページを構成するための各種データ等を記憶する。この記憶部22は、各種プログラムや各種データの他、用紙割当テーブル41を記憶しており、またドライバ情報格納部42及びファイル格納部43が設けられている。
用紙割当テーブル41は、最終的に形成したい画像のサイズ(以下これを印刷サイズと呼ぶ)が比較的大きく、プリンタ4において印刷し得る用紙のサイズ(すなわち用紙サイズ)を超える場合に、画像の各部分印刷した複数の用紙を貼り合わせて1枚の画像を構成する、いわゆるポスター印刷を行うための情報が格納されている。因みに印刷サイズは、印刷された用紙を仕上げるべき状態を表す情報とみなすことができる。そこで以下では、印刷サイズを仕上げ情報とも呼び、また用紙割当テーブル41を仕上げ対応テーブルとも呼ぶ。
この用紙割当テーブル41は、図4に示すように、複数の印刷サイズが格納されると共に、各印刷サイズに対して複数の用紙割当が対応付けられている。このうち印刷サイズには、「用紙サイズ」、「向き」、並びに縦及び横の「長さ」といった項目が設けられている。「用紙サイズ」の項目は、最終的に形成したい画像の大きさを用紙の大きさとして表すものであり、例えば「A0」や「A1」のように、種々の規格により定められた用紙の大きさが格納される。「向き」の項目は、用紙の長手方向を縦方向とする「縦長」又は横方向とする「横長」の何れかが格納される。「長さ」の項目は、縦方向及び横方向の長さを表す数値がそれぞれ格納される。
また用紙割当には、「用紙サイズ」、「向き」、並びに縦方向及び横方向の「枚数」といった項目が設けられている。「用紙サイズ」の項目は、プリンタ4において印刷する際に使用する用紙の大きさを表すものであり、例えば「A3」、「A4」及び「A5」のような値が格納される。「向き」の項目は、用紙の長手方向を縦方向とする「縦長」又は横方向とする「横長」の何れかが格納される。枚数の項目は、縦方向及び横方向それぞれにおいて、用紙を並べる枚数を表す数値がそれぞれ格納される。
このように用紙割当テーブル41では、各用紙割当において、1種類の用紙サイズを用い、且つ用紙の向きも統一した状態で、当該用紙を格子状に並べることにより、対応する印刷サイズの大きさを構成している。また用紙割当テーブル41では、1つの印刷サイズに対して複数の用紙割当が対応付けられており、プリンタ4において使用可能な用紙の用紙サイズに適した用紙割当を選択し得るようになっている。説明の都合上、以下では用紙割当を媒体割当とも呼ぶ。
記憶部22のドライバ情報格納部42(図3)は、ファイルを印刷ジョブに変換するためのプログラムであるドライバを、プリンタ4の機種毎に格納している。ファイル格納部43は、ファイル管理部32の管理に従い、コンピュータ装置2から送信されてきたファイルや種々の情報を、互いに対応付けて格納する。
通信部23は、コンピュータ装置2の通信部13と同様、例えばIEEE802.3u/ab/an等の規格に準拠した有線LAN、或いはIEEE802.11a/b/g/n/ac等の規格に準拠した無線LAN等のインタフェースであり、ネットワーク5(図1)との間で種々の情報を送受信する。
画像形成装置としてのプリンタ4(図1)は、電子写真式のプリンタであり、サーバ装置3から供給される印刷ジョブに従い、媒体としての用紙に対し、モノクロやカラーの画像を印刷する印刷処理を行う。各プリンタ4(4A、4B、…)は、各店舗にそれぞれ設置されており、設置された店舗により、機種やセットされている用紙のサイズ等が相違している場合があるものの、回路構成は概ね同等となっている。すなわちプリンタ4は、図5に模式的なブロック図を示すように、バス50を介して制御部51、記憶部52、通信部53、表示部54、操作部55及び印刷部56が接続された構成となっている。このプリンタ4は、店舗に勤務するユーザ(以下これを印刷ユーザと呼ぶ)により操作される。
制御部51は、コンピュータ装置2の制御部11等と同様、その内部に図示しないCPU、ROM及びRAM等を有している。この制御部51は、CPUによりROMや記憶部52から各種プログラムを読み出し、RAMをワークエリアとして使用しながら実行することにより、プリンタ4を統括的に制御する。
この制御部51は、記憶部52から所定の印刷処理プログラムを読み出して実行することにより、その内部に印刷制御部61、表示処理部62、Webデータ処理部63及び装置情報生成部64といった複数の機能ブロックを形成する。
印刷制御部61は、印刷部56による印刷処理、すなわち用紙に画像を形成する処理を制御する。表示処理部62は、種々の情報を基に表示画面データを形成し、これを表示部54へ供給して表示させる。Webデータ処理部63は、サーバ装置3等から取得したWebデータ(例えばHTML形式のデータ)を基に、Webページの画像データを生成して表示処理部62に引き渡す。
装置情報生成部64は、サーバ装置3等からの要求に従い、プリンタ4に関する情報を基に装置情報を生成し、これを通信部53から該サーバ装置3等へ送信させる。この装置情報には、例えばプリンタ4の製造メーカー名や機種名、カラー印刷の可否、用紙トレイにセットされている用紙のサイズ、或いはステープル機能の有無等の情報が含まれる。
記憶部52は、例えばハードディスクドライブやフラッシュメモリのような不揮発性の情報記憶媒体であり、コンピュータ装置2の記憶部12と同様、各種プログラムや各種データ等を記憶する。この記憶部52は、各種プログラムを記憶する他、プリンタ4の製造メーカー名や機種名、或いは一意に割り当てられた製造番号等、当該プリンタ4に関する種々の情報も記憶している。
通信部53は、コンピュータ装置2の通信部13等と同様、例えばIEEE802.3u/ab/an等の規格に準拠した有線LANやIEEE802.11a/b/g/n/ac等の規格に準拠した無線LANのインタフェースであり、ネットワーク5との間で種々の情報を送受信する。
表示部54は、例えば液晶パネルであり、制御部51の表示処理部62の制御に基づき、文字や記号、或いは画像等、種々の情報を表示する。操作部55は、例えばタッチセンサや複数の操作ボタンであり、ユーザによる操作入力を受け付けて制御部51に通知する。因みにプリンタ4では、表示部54の液晶パネルと操作部55のタッチセンサとが一体化され、タッチパネルとなっている。
印刷部56は、トナー画像を形成する画像形成ユニット、トナー画像を用紙に定着させる定着部、及び用紙を搬送する搬送部等により構成されている。この印刷部56は、サーバ装置3等から印刷ジョブが供給されると、印刷制御部61の制御に基づき、印刷ジョブに基づいたトナー画像を形成し、これを用紙に転写して定着させることにより、当該用紙に画像を形成する印刷処理を行う。
このようにプリンタ4は、画像を用紙に印刷する印刷処理を行い得ると共に、表示部54及び操作部55を使用することにより、コンピュータ装置2と同様に、Webブラウザとしても動作し得るようになっている。
因みにプリンタ4は、いわゆるMFP(Multi Function Printer/Peripheral:複合機)であり、用紙に画像を印刷する印刷機能の他に、用紙の画像を読み取る読取機能、電話回線と接続される通信機能等を有している。このためプリンタ4は、複写機やファクシミリ装置、或いはイメージスキャナとしても動作し得るようになっている。
ネットワーク5(図1)は、例えばIEEE802.3u/ab/an等の規格に準拠した有線LAN、及びIEEE802.11a/b/g/n/ac等の規格に準拠した無線LANであり、ルータやハブ等の各種ネットワーク機器により構成される。このネットワーク5は、接続された各機器の間で、情報をパケット単位で受け渡すことができる。
[1−2.ファイル登録シーケンス]
次に、印刷システム1においてコンピュータ装置2からサーバ装置3へファイルを送信して登録するファイル登録シーケンスについて、図6のシーケンスチャートを参照しながら説明する。
まずコンピュータ装置2の制御部11は、登録ユーザから操作部15を介して所定の操作を受け付けると、図6の処理手順RT1を開始してステップSP11に移る。ステップSP11において制御部11は、Webブラウザを実行して表示部14に表示すると共に、当該Webブラウザにより所定の登録用Webページへアクセスする。この登録用Webページは、サーバ装置3に割り当てられたURL(Uniform Resource Locator)を示している。
一方、サーバ装置3の制御部21は、予め所定のサーバプログラムを起動することにより、処理手順RT2を開始しており、コンピュータ装置2から登録用Webページへのアクセスを受け付けると、最初のステップSP21へ移る。ステップSP21において制御部21は、Webデータ管理部31(図3)により、記憶部22に記憶している種々のデータを用いて登録用Webページのデータを作成し、これを通信部23(図2)によりネットワーク5経由でコンピュータ装置2へ送信する。
これに応じてコンピュータ装置2の制御部11は、通信部13を介してサーバ装置3から登録用Webページのデータを受信すると、ステップSP12に移り、図7に示すように、登録画面W1を表示部14に表示して、次のステップSP13に移る。
この登録画面W1は、Webブラウザを介して、印刷したいファイルをサーバ装置3へ登録するためのWebページとなっている。具体的に登録画面W1には、メッセージM1、ファイル名指定欄F1及び印刷サイズ指定欄S1、並びに登録ボタンB1A及びキャンセルボタンB1B等が設けられている。メッセージM1は、「ファイル名と印刷サイズを指定してください。」といった文章であり、登録ユーザに対し、ファイル名と印刷サイズを指定するように促す内容となっている。ファイル名指定欄F1は、印刷したいファイルのファイル名を登録ユーザに入力させるための欄となっている。
印刷サイズ指定欄S1は、左側に、項目として「定型」又は「任意」の何れかを登録ユーザに選択させるためのラジオボタンが設けられている。このうち「定型」の項目は、例えば「A1」や「A2」のように、種々の規格等により定められた用紙サイズを容易に指定するための欄であり、「サイズ」及び「向き」をそれぞれ選択できるようになっている。一方、「任意」の項目は、印刷サイズを任意の数値により指定するための欄であり、縦及び横の長さを、それぞれミリメートル単位で入力できるようになっている。登録ボタンB1Aは、入力又は選択された内容でファイルを登録することを指示するためのボタンである。キャンセルボタンB1Bは、ファイルを登録せずに処理を終了することを指示するためのボタンである。
ステップSP13(図6)において制御部11は、操作部15を介したユーザの操作により、ファイル名が入力され、且つ印刷サイズが入力又は選択された上で登録ボタンB1A(図7)が操作されると、これをファイル名及び印刷サイズの指定として受け付け、次のステップSP14に移る。ステップSP14において制御部11は、指定されたファイル及び印刷サイズを、通信部13(図2)からネットワーク5(図1)を介してサーバ装置3へ送信し、次のステップSP15へ移って処理手順RT1を終了する。
これに応じてサーバ装置3の制御部21は、コンピュータ装置2からファイル及び印刷サイズを受信すると、次のステップSP22に移り、ファイル管理部32(図3)により、当該ファイルに印刷サイズを対応付けた上で、記憶部22のファイル格納部43(図3)に格納(すなわち登録)し、次のステップSP23に移る。このファイルは、各プリンタ4(図1)により印刷されることを登録ユーザが想定して登録したものである。そこで以下では、サーバ装置3に登録されたファイルを印刷データとも呼ぶ。
ステップSP23において制御部21は、候補抽出部33(図3)により、用紙割当テーブル41(図3及び図4)を参照しながら、受信した印刷サイズと対応する1つ以上の用紙割当を抽出して候補用紙割当とし、次のステップSP24に移る。このとき候補抽出部33は、例えば印刷サイズが定型で指定されていた場合、用紙割当テーブル41において用紙サイズ及び向きが一致する「用紙サイズ」と対応付けられている全ての用紙割当を、候補用紙割当として抽出する。また候補抽出部33は、例えば印刷サイズが任意の長さにより指定されていた場合、「印刷サイズ」欄に登録されている各用紙サイズの長さを基に、縦横双方において当該用紙サイズを超え、且つ最小となる用紙サイズ及び向きの印刷サイズを1つ選択し、当該印刷サイズと対応付けられている全ての用紙割当を、候補用紙割当として抽出する。説明の都合上、以下では候補用紙割当を候補媒体割当とも呼ぶ。
ステップSP24において制御部21は、ファイル管理部32(図3)により、ステップSP23において抽出した全ての候補用紙割当を、当該ファイル及び印刷サイズに対応付けて登録した後、次のステップSP25に移って処理手順RT2を終了する。
[1−3.ファイル印刷シーケンス]
次に、印刷システム1においてサーバ装置3に登録されているファイルをプリンタ4において印刷するファイル印刷シーケンスについて、図8及び図9のシーケンスチャートを参照しながら説明する。説明の都合上、以下では、ファイルの内容を印刷サイズの用紙に印刷した場合に得られる画像、すなわち印刷サイズの画像を印刷画像と呼ぶ。
まずプリンタ4の制御部51は、印刷ユーザから操作部55を介して所定の操作を受け付けると、処理手順RT3を開始してステップSP31に移る。ステップSP31において制御部51は、表示処理部62及びWebデータ処理部63(図5)により、Webブラウザを実行して表示部54に表示すると共に、当該Webブラウザにより所定の印刷用Webページへアクセスする。この印刷用Webページは、登録用Webページと同様、サーバ装置3に割り当てられたURLを示している。
一方、サーバ装置3の制御部21は、予め所定のサーバプログラムを起動することにより、処理手順RT4を開始しており、プリンタ4から印刷用Webページへのアクセスを受け付けると、最初のステップSP41へ移る。ステップSP41において制御部21は、Webデータ管理部31(図3)により、記憶部22に記憶している種々のデータを用いて印刷用Webページのデータを作成し、これを通信部23(図2)によりネットワーク5経由でプリンタ4へ送信する。
これに応じてプリンタ4の制御部51は、サーバ装置3から印刷用Webページのデータを受信すると、ステップSP32に移り、表示処理部62及びWebデータ処理部63(図5)により、図10に示す印刷画面W2を表示部54に表示して、次のステップSP13に移る。
この印刷画面W2は、Webブラウザを介して印刷したいファイルを指定することにより、当該ファイルからプリンタ4に合わせて変換された印刷ジョブを取得し、該プリンタ4において印刷するためのWebページとなっている。具体的に印刷画面W2には、メッセージM2及びファイル選択欄L2、並びに印刷ボタンB2A及びキャンセルボタンB2B等が設けられている。メッセージM2は、「リストより印刷したいファイルを選択し、印刷ボタンをクリックしてください」といった文章であり、印刷ユーザに対し、ファイルを選択するように促す内容となっている。
ファイル選択欄L2は、印刷したいファイルのファイル名を印刷ユーザに選択させるための欄となっている。このファイル選択欄L2は、サーバ装置3における記憶部22のファイル格納部43(図3)に格納されている各ファイルのファイル名がリスト形式で表示されており、且つ何れか1つのファイル名を選択し得るようになっている。印刷ボタンB2Aは、選択されたファイルの印刷ジョブを取得して印刷処理を行うこと指示するためのボタンである。キャンセルボタンB2Bは、ファイルの印刷を行わずに処理を終了することを指示するためのボタンである。
ステップSP33(図8)において制御部51は、操作部55を介したユーザの操作により、ファイル名が選択された上で印刷ボタンB2A(図10)がクリックされると、これをファイルの選択指示として受け付け、次のステップSP34に移る。ステップSP34において制御部51は、装置情報生成部64(図5)により、プリンタ4内の各部から種々の情報、例えば機種名やセットされている用紙の用紙サイズ等を収集し、これらを基に装置情報を生成して、次のステップSP35に移る。ステップSP35において制御部51は、ステップSP33において選択されたファイル名及びステップSP34において生成された装置情報を、通信部53(図5)からネットワーク5(図1)を介してサーバ装置3へ送信する。
これに応じてサーバ装置3の制御部21は、プリンタ4からファイル名及び装置情報を受信すると、次のステップSP42に移る。ステップSP42において制御部21は、装置情報取得部34(図3)により、装置情報を基に、プリンタ4にセットされている用紙、すなわちこの時点で使用可能な用紙(以下これを使用可能用紙と呼ぶ)の用紙サイズを確認し、次のステップSP43に移る。
ステップSP43において制御部21は、用紙割当確定部35により、当該ファイルと対応付けて登録されている候補用紙割当のうち、使用可能用紙のみにより実現可能であるものを1つだけ選択して確定用紙割当とし、次のステップSP44に移る。因みに用紙割当確定部35は、仮に使用可能用紙のみにより実現可能な候補用紙割当が複数あった場合、これらの候補用紙割当のうち、使用する用紙の枚数が最も少ないものを確定用紙割当とする。例えば用紙割当確定部35は、印刷サイズがA0の横長であり、使用可能用紙がA4であった場合、該A4の用紙を横長に向けて縦4枚及び横4枚とする用紙割当を、確定用紙割当とする。
ステップSP44において制御部21は、用紙群構成部36により、確定用紙割当において格子状に配置される各用紙を、横方向に一行に並ぶ複数の用紙を1つの用紙群として、複数の用紙群に分割し、次のステップSP45に移る。例えば用紙群構成部36は、確定用紙割当がA4の用紙を横長に向けて縦4枚及び横4枚とするものであった場合、横方向に並ぶ4枚を1つの用紙群として、4つの用紙群を構成する。説明の都合上、以下では、用紙群を媒体群とも呼ぶ。
ステップSP45において制御部21は、印刷ジョブ生成部37により、確定用紙割当に従って当該ファイルのポスター印刷を行う場合における、プリンタ4において当該ファイルを印刷するための印刷ジョブを、用紙群ごとに分けて作成し、次のステップSP46に移る。
ステップSP46において制御部21は、画面作成部38(図3)により、用紙群毎の案内画面として、図11(A)及び(B)に示す案内画面W3(W3A及びW3B等)を作成し、次のステップSP47に移る。例えば画面作成部38は、確定用紙割当がA4の用紙を横長に向けて縦4枚及び横4枚とするものであり、4つの用紙群が構成されていた場合、案内画面W3A及びW3B(図11(A)及び(B))を含む4種類の案内画面W3を作成する。
案内画面W3は、Webページとして構成されており、メッセージM3A及びM3B、印刷領域画像G3(G3A及びG3B)、並びに次へボタンB3等が設けられている。メッセージM3Aは、「ポスター印刷中…」といった文章であり、印刷処理を実行中であることを表している。印刷領域画像G3は、ファイルから変換された印刷画像を縮小して表すと共に、当該印刷画像を確定用紙割当に従って分割する際の分割線を重畳し、さらに各用紙群が相当する部分が他の部分と区別して表示されている。具体的に印刷領域画像G3では、印刷画像のうち各用紙群が相当する部分が比較的明るく表示され、他の部分が比較的暗く表示されている。
メッセージM3Bは、「用紙を貼り合わせたら「次へ」ボタンをタッチして下さい。」といった文章であり、当該用紙群の各用紙を貼り合わせるよう促すと共に、この作業を終えたら次へボタンB3を操作するように促している。次へボタンB3は、「次へ」と表示されており、次の用紙群の処理を行うことを指示するためのボタンである。
ステップSP47(図9)において制御部21は、以降の処理において用いる変数である群番号を値「1」に初期化して、次のステップSP48に移る。ステップSP48において制御部21は、印刷ジョブ生成部37(図3)により、現在の群番号が表す用紙群の印刷ジョブと、当該用紙群に対応する案内画面W3(図11)のデータとを、通信部23からネットワーク5経由でプリンタ4へ送信する。
これに応じてプリンタ4の制御部51は、印刷ジョブ及び案内画面W3のデータを受信すると、次のステップSP36へ移る。ステップSP36において制御部51は、表示処理部62及びWebデータ処理部63により、受信した案内画面W3のデータに基づいた画面、すなわち案内画面W3を表示部54に表示させる。また制御部51は、印刷制御部61の制御に基づき、受信した印刷ジョブに基づいた印刷処理を印刷部56において実行する。そのうえで制御部51は、次のステップSP37に移る。
これによりプリンタ4は、現在の群番号が表す用紙群の案内画面W3を印刷ユーザに提示しながら、当該用紙群の用紙のみを印刷する。このとき印刷ユーザは、案内画面W3(図11)に従い、印刷された用紙、すなわち印刷画像全体のうち現在の群番号に相当する1つの用紙群のみの用紙を貼り合わせ、当該作業を終了した段階で、該案内画面W3の次へボタンB3を操作する。
ステップSP37において制御部51は、案内画面W3の次へボタンB3が操作されたか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことは現在の用紙群の印刷処理が未完了であるか、或いは現在の用紙群の印刷処理を完了したものの、印刷ユーザが各用紙を貼り合わせている途中であることを表している。このとき制御部51は、このステップSP37を繰り返すことにより、印刷ユーザにより案内画面W3の次へボタンB3が操作されるのを待ち受ける。
一方、ステップSP37において肯定結果が得られると、このことは、印刷ユーザによって現在の用紙群を構成する各用紙の貼合作業が完了しており、プリンタ4の排紙トレイから印刷済みの用紙が取り除かれていることを表している。このとき制御部51は、次のステップSP38に移り、Webデータ処理部63により、次へボタンB3が操作されたことを通知する操作通知を生成し、これを操作通知送信部としての通信部53からネットワーク5経由でサーバ装置3へ送信した上で、その次のステップSP39に移る。
これに応じてサーバ装置3の制御部21は、プリンタ4から操作通知を受信すると、次のステップSP49へ移り、印刷画像を構成する全ての用紙群の印刷ジョブを送信済みであるか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことは未送信の印刷ジョブが残っており、これをプリンタ4へ送信する必要があることを表している。このとき制御部21は、次のステップSP50に移り、現在の群番号に値「1」を加算して増加させた上で、再度ステップSP48に戻り、次の群番号の印刷ジョブ及び案内画面W3のデータを送信する。
一方、ステップSP49において肯定結果が得られると、このことは印刷画像を構成する全ての用紙群の印刷ジョブを送信済であり、これ以上データ等を送信する必要が無いことを表している。このとき制御部21は、次のステップSP51へ移って処理手順RT4を終了する。
プリンタ4の制御部51は、ステップSP39において、操作通知を送信してから所定の待機時間以内にサーバ装置3から次の印刷ジョブ等を受信したか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、制御部51は、この新たな印刷ジョブに基づいた印刷処理を行うべく、再度ステップSP36に戻る。一方、ステップSP39において否定結果が得られると、このことは印刷画像を構成する全ての用紙群の印刷ジョブを既に受信しており、且つその印刷処理も完了していることを表している。このとき制御部51は、次のステップSP40に移って処理手順RT3を終了する。
[1−4.効果等]
以上の構成において、第1の実施の形態による印刷システム1では、登録ユーザが操作するコンピュータ装置2によりファイルをサーバ装置3に登録する際に、印刷サイズを指定させる。その後、印刷システム1では、印刷ユーザが操作するプリンタ4によりサーバ装置3のファイルを印刷する場合、当該サーバ装置3が当該プリンタ4から取得した装置情報と当該ファイルの印刷サイズとを基に、用紙割当を確定して印刷ジョブを生成し、これを当該プリンタ4へ送信して印刷させる。
このため印刷システム1では、ネットワーク5を介して接続された各プリンタ4において、様々なサイズの用紙がセットされていたとしても、当該プリンタ4毎に、各用紙を貼り合わせることにより印刷サイズの画像を構成し得るような用紙割当を設定した上で、印刷させることができる。
これにより印刷システム1では、プリンタ4を操作する印刷ユーザに対し、セットされている用紙に合う用紙割当を選択する、といった煩雑な操作をさせることなく、ファイルを選択させるだけで、登録ユーザが意図した印刷サイズの画像を、セットされている用紙に合わせて分割した状態で、各部分毎に印刷できる。すなわち印刷ユーザは、サーバ装置3から供給される印刷ジョブを基にプリンタ4により印刷される用紙を、適切な位置に貼り合わせるだけで、登録ユーザが意図した印刷サイズの印刷画像を得ることができる。
他の観点から見ると、印刷システム1では、様々な機種のプリンタ4がネットワーク5を介して接続されていたとしても、サーバ装置3における記憶部22のドライバ情報格納部42(図3)に当該プリンタ4のドライバが格納されていれば、当該サーバ装置3に登録されているファイルを当該プリンタ4において印刷させることができる。すなわち印刷システム1では、各プリンタ4における機種の相違や、各プリンタ4にセットされている用紙における用紙サイズの相違を、サーバ装置3に格納されているプリンタドライバや用紙割当テーブル41により吸収できるので、登録ユーザや印刷ユーザに煩雑な設定作業をさせることなく、印刷サイズの印刷画像を得ることができる。
これに伴い、印刷システム1では、例えば店舗に置いてプリンタ4に故障等の障害が発生した場合等に、他の機種のプリンタ4に交換して印刷する場合であっても、当該機種のプリンタドライバがサーバ装置3のドライバ情報格納部42(図3)に格納されていれば、当該プリンタ4を用いて印刷サイズの印刷画像を得ることができる。
またサーバ装置3は、コンピュータ装置2からファイルを登録する場合、登録ユーザより指定されたファイル名のファイル及び印刷サイズをファイル格納部43(図3)に格納しておき、当該ファイルを印刷する段階で、プリンタドライバを用いて印刷ジョブを生成するようにした(図6及び図8)。このため印刷システム1では、ファイルを登録するコンピュータ装置2にプリンタドライバをインストールする必要が無く、いわゆるアップロードに近い作業を行わせるだけで良い。これにより印刷システム1では、例えばコンピュータ装置2以外の情報処理装置、例えばスマートフォンなどであって、ネットワーク5に接続し得るものであれば、サーバ装置3の登録Webページにアクセスするだけで、容易にファイルを登録することもできる。
さらにサーバ装置3は、印刷ジョブを生成する際に、用紙割当を構成する各用紙を複数の用紙群に分け、当該用紙群毎に印刷ジョブを生成するようにした。そのうえでサーバ装置3は、用紙群毎に分けて、印刷ジョブ及び案内画面W3をプリンタ4へ送信して印刷させるようにした(図9)。これに応じてプリンタ4では、1つの印刷ジョブに基づく1回の印刷処理において、比較的少ない枚数の用紙のみに画像を印刷して排出する。
これにより印刷システム1は、プリンタ4を操作する印刷ユーザに対し、用紙割当を構成する全ての用紙を一度に印刷する場合と比較して、各用紙を見分ける作業を格段に簡易化でき、比較的少ない枚数の用紙をそれぞれ正しい位置に貼り合わせる、といった容易な作業を行わせれば良い。
そのうえサーバ装置3は、各用紙群の印刷ジョブと対応付けて、印刷領域画像G3を含む案内画面W3(図11)をそれぞれ作成し、各印刷ジョブと共にプリンタ4へ送信し、表示部54に表示させるようにした。これにより印刷システム1では、印刷ユーザに対し、印刷中の用紙群が印刷画像全体における何れの部分であるかを、容易に且つ直感的に理解させることができ、また各用紙を貼り合わせる作業を効率良く行わせることができる。
またサーバ装置3は、予め用紙割当テーブル41(図3及び図4)を記憶部22に記憶させておき、登録ユーザがファイルを登録する際に、印刷サイズを指定させるようにした(図7)。このためサーバ装置3は、指定された印刷サイズと、プリンタ4から得られる装置情報に含まれる、当該プリンタ4にセットされている用紙サイズとを基に、当該プリンタ4により実現可能な用紙割当を選択して確定用紙割当とすることができる。これにより印刷システム1では、登録ユーザに対し、ファイルを登録する際に、各プリンタ4が使用可能な複数種類の用紙サイズや向きに応じた、複数の用紙割当をそれぞれ設定する、といった繁雑な作業を行わせる必要が無く、印刷サイズを指定させる、といった極めて簡素な操作をさせるだけで良い。
さらにサーバ装置3は、印刷サイズを指定させる際に、任意のサイズの他に、規格等により定められた定型のサイズ及び向きを選択させ得るようにした(図7)。またサーバ装置3は、用紙割当テーブル41(図4)において、印刷サイズとして定型の用紙サイズ及び向きを設け、これに対して複数の用紙割当を対応付けた。これにより印刷システム1は、登録ユーザにより指定される可能性が高い定型の印刷サイズを、極めて簡単な操作で指定させることができ、且つこの印刷サイズに適した用紙割当を容易に選択することができる。
以上の構成によれば、第1の実施の形態による印刷システム1は、印刷サイズが指定されたファイルがサーバ装置3に登録された状態で、プリンタ4により当該サーバ装置3のファイルが選択されると、当該プリンタ4の装置情報と印刷サイズとを基に用紙割当を確定して印刷ジョブを生成し、これを当該プリンタ4へ送信して印刷させる。このため印刷システム1では、各プリンタ4の機種や、各プリンタ4にセットされた用紙の用紙サイズが統一されていなくとも、印刷サイズの画像を当該用紙サイズに合わせて適切に分割した状態で印刷させることができ、これらの用紙を適切に貼り合わせることで、最終的に印刷サイズの画像を形成させることができる。
[2.第2の実施の形態]
第2の実施の形態による印刷システム201(図1)は、第1の実施の形態による印刷システム1と比較して、サーバ装置3及びプリンタ4に代わるサーバ装置203及びプリンタ204が設けられている点において相違するものの、他の部分については同様に構成されている。この第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様、いわゆるポスター印刷を行うことを想定している。
サーバ装置203(図3)は、第1の実施の形態によるサーバ装置3と比較して、制御部21に代わる制御部221を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。制御部221は、第1の実施の形態による制御部21と比較して、用紙割当確定部35に代わる用紙割当確定部235を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。用紙割当確定部235は、第1の実施の形態と一部異なる処理により、確定用紙割当を決定するようになっている(詳しくは後述する)。
プリンタ204(図5)は、第1の実施の形態によるプリンタ4と比較して、制御部51及び印刷部56に代わる制御部251及び印刷部256を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。
印刷部256は、第1の実施の形態による印刷部56と同様にA3サイズやA4サイズ等のカット紙に画像を印刷し得る構成に加えて、幅方向の長さに対して長手方向の長さが極めて長く所定の芯材の周囲に巻回されたロール紙に対しても、画像を印刷し得るようになっている。
制御部251は、第1の実施の形態による制御部251と比較して、装置情報生成部64に代わる装置情報生成部264を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。装置情報生成部264は、印刷部256にロール紙がセットされている場合、用紙サイズに代わる情報として、当該ロール紙がセットされていることや、当該ロール紙の幅等を含んだ装置情報を生成する。
この印刷システム201では、第1の実施の形態と同様のファイル登録シーケンス(図6)に従い、登録ユーザの操作に基づき、コンピュータ装置2からサーバ装置203にファイルが印刷サイズと共に登録されるようになっている。
次に、印刷システム201においてサーバ装置203に登録されているファイルをプリンタ204において印刷するファイル印刷シーケンスについて説明する。この第2の実施の形態では、全体として、第1の実施の形態によるファイル印刷シーケンス(図8及び図9)と同様の処理を行うものの、ステップSP43に代えて、図12に示す確定用紙割当選択処理手順RT25をサブルーチンとして実行するようになっている。
すなわちサーバ装置203の制御部221は、処理手順RT4(図8)のステップSP42において、装置情報取得部34(図3)により、装置情報を基に、プリンタ4にセットされている用紙(すなわち使用可能用紙)の用紙サイズ等を確認する。
続いて制御部221は、サブルーチンとして確定用紙割当選択処理手順RT25(図12)を開始し、最初のステップSP251に移る。ステップSP251において制御部221は、使用可能用紙がロール紙であるか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことはプリンタ204にカット紙がセットされているため、第1の実施の形態と同様の処理を行うべきであることを表している。このとき制御部221は、次のステップSP252に移り、用紙割当確定部235により、ステップSP43(図8)と同様に、当該ファイルと対応付けて登録されている候補用紙割当のうち、使用可能用紙のみにより実現可能であるものを1つだけ選択して確定用紙割当として、次のステップSP255に移る。
一方、ステップSP251において肯定結果が得られると、このことは使用可能用紙がロール紙であることに応じた用紙割当を設定する必要があることを表している。このとき制御部221は、次のステップSP253に移る。
ステップSP253において制御部221は、装置情報取得部34により、装置情報に含まれているロール紙の幅を取得し、次のステップSP254に移る。ステップSP254において制御部221は、印刷サイズにおける短辺、すなわち縦又は横の辺のうち短い方を、ロール紙の幅の長さ毎に分割した用紙割当を構成し、これを確定用紙割当に設定して、次のステップSP255に移る。この確定用紙割当は、長辺に沿った細長い領域を、短辺方向に沿って複数並べたような用紙割当となる。
ステップSP255において制御部221は、確定用紙割当選択処理手順RT25を終了し、元の処理手順RT4(図8)に戻ると、第1の実施の形態と同様にステップSP44以降の処理を実行する。ただし制御部221は、使用可能用紙がロール紙であった場合、ステップSP44において用紙群を構成する際に、印刷サイズにおける長辺に沿った1枚の用紙を1つの用紙群として構成する。
以上の構成において、第2の実施の形態による印刷システム201では、第1の実施の形態による印刷システム1と概ね同様にファイル登録シーケンス(図6)及びファイル印刷シーケンス(図8及び図9)が行われる。すなわち印刷システム201では、登録ユーザが操作するコンピュータ装置2によりファイルをサーバ装置203に登録する際に、印刷サイズを指定させる。また印刷システム201では、印刷ユーザが操作するプリンタ204によりサーバ装置203のファイルを印刷する場合に、当該サーバ装置203が当該プリンタ204から取得した装置情報と当該ファイルの印刷サイズとを基に、用紙割当を確定して印刷ジョブを生成し、これを当該プリンタ204へ送信して印刷させる。
このため印刷システム201では、やはり第1の実施の形態と同様、ネットワーク5を介して接続された各プリンタ204において、様々なサイズの用紙がセットされていたとしても、当該プリンタ204毎に、各用紙を貼り合わせることにより印刷サイズの画像を構成し得るような用紙割当を設定した上で、印刷させることができる。
これに加えてサーバ装置203では、ファイル印刷シーケンス(図8及び図9)において、プリンタ204にロール紙がセットされていた場合、当該ロール紙に合わせて、印刷サイズの短辺を当該ロール紙の幅毎に分割した用紙割当を構成し、これを確定用紙割当に設定するようにした(図12)。これにより印刷システム201では、カット紙のみにより印刷サイズの画像を構成する場合と比較して、用紙同士を貼り合わせる回数を格段に削減でき、印刷ユーザによる貼り合わせ作業の手間を大幅に低減させることができる。
その他の点においても、印刷システム201では、第1の実施の形態による印刷システム1と同様の作用効果を奏し得る。
以上の構成によれば、第2の実施の形態による印刷システム201では、ロール紙がセットされたプリンタ204によりサーバ装置203のファイルが選択されると、当該ファイルに設定された印刷サイズ及び装置情報を基に、当該ロール紙に適した用紙割当を設定して印刷ジョブを生成し、これを当該プリンタ204へ送信して印刷させる。このため印刷システム201では、印刷サイズの画像を当該ロール紙の幅に合わせて分割した状態で印刷させることができ、これらの用紙を貼り合わせることで、最終的に印刷サイズの画像を形成できる。このとき印刷システム201では、プリンタ204にセットされているロール紙を使用することで、カット紙を使用する場合と比較して、印刷ユーザによる貼り合わせ作業を格段に軽減させることができる。
[3.第3の実施の形態]
第3の実施の形態による印刷システム301(図1)は、第1の実施の形態による印刷システム1と比較して、サーバ装置3に代わるサーバ装置303が設けられている点において相違するものの、他の部分については同様に構成されている。この第3の実施の形態では、第1及び第2の実施の形態と同様、いわゆるポスター印刷を行うことを想定している。
サーバ装置303(図3)は、第1の実施の形態によるサーバ装置3と比較して、制御部21に代わる制御部321を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。制御部321は、第1の実施の形態による制御部21と比較して、候補抽出部33及び用紙割当確定部35に代わる候補抽出部333及び用紙割当確定部335を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。
候補抽出部333は、第1の実施の形態による候補抽出部33とは異なり、ファイル登録シーケンスでは無くファイル印刷シーケンスにおいて候補用紙割当を抽出するようになっている(詳しくは後述する)。また用紙割当確定部335は、第1の実施の形態と一部異なる処理により、確定用紙割当を決定するようになっている(詳しくは後述する)。
この印刷システム301では、サーバ装置303にファイルが登録される場合、第1の実施の形態と同様、ファイル登録シーケンス(図6)に従い、登録ユーザの操作によりコンピュータ装置2からサーバ装置303に対し、ファイルが印刷サイズと共に登録される。ただし印刷システム301では、第1の実施の形態と異なり、ステップSP23及びSP24の処理が省略される。すなわち印刷システム301では、この段階で候補用紙割当が抽出されず、ファイルと対応付けて登録されることも無い。
[3−1.ファイル印刷シーケンス]
印刷システム301では、サーバ装置303に登録されているファイルをプリンタ4において印刷する場合、第1の実施の形態と一部異なるファイル印刷シーケンスに従った処理を行うようになっている。具体的に印刷システム301では、当該ファイル印刷シーケンスの前半部分において、図8と対応する図13に示すシーケンスチャートに従った各処理を行い、後半部分において図9に示したシーケンスチャートに従った各処理を行う。
具体的にプリンタ4の制御部51(図5)は、印刷ユーザから操作部55を介して所定の操作を受け付けると、処理手順RT33(図13)を開始してステップSP331に移る。このとき制御部51は、ステップSP331〜SP335において、ステップSP31〜SP35(図8)とそれぞれ同様の処理を行う。
またサーバ装置303の制御部321は、予め所定のサーバプログラムを起動することにより、処理手順RT34を開始しており、プリンタ4から印刷用Webページへのアクセスを受け付けると、最初のステップSP341へ移る。このとき制御部321は、ステップSP341及びSP342において、ステップSP41及びSP42(図8)とそれぞれ同様の処理を行い、次のステップSP343に移る。
ステップSP343において制御部321は、まず候補抽出部333(図3)により、装置情報に含まれていたファイル名を確認し、ファイル格納部43において当該ファイル名のファイルと対応付けられている印刷サイズを確認する。続いて制御部321は、候補抽出部333により、用紙割当テーブル41(図4)において当該印刷サイズと対応付けられている用紙割当、及び当該印刷サイズを実現可能な他の用紙割当のうち、使用可能用紙のみにより実現可能であるものから複数の候補用紙割当を選択して、次のステップSP344に移る。
このとき候補抽出部333は、互いに異なる選択条件に従い、互いに異なる構成でなる複数の候補用紙割当をそれぞれ抽出する。ここでは、例えば図14(A)に示すように、当該ファイルを印刷サイズとなるように印刷した場合に得られる印刷画像GPにおいて、縦方向の長さL1が500[mm]、横方向の長さL2が1000[mm]であったとする。またここでは、使用可能用紙、すなわちプリンタ4にセットされている用紙の用紙サイズが、A3(297[mm]×420[mm])及びA5(148[mm]×210[mm])の2種類であったとする。
例えば候補抽出部333は、使用する用紙のサイズ及び方向(すなわち縦長又は横長)が統一されており、且つ使用する用紙の枚数が最小となることを条件とした場合、図14(B)に示すような候補用紙割当を採用する。この図14(B)は、A3の用紙サイズを表す枠FA3を横長方向として横方向に3枚分、縦方向に2枚分並べた候補用紙割当となっている。
また候補抽出部333は、使用する用紙のサイズ及び方向(すなわち縦長又は横長)が統一されており、且つ余白(用紙において画像が印刷されない部分)の面積をできるだけ小さくすることを条件とした場合、図14(C)に示すような候補用紙割当を採用する。この図14(C)は、A5の用紙サイズを表す枠FA5を縦長方向として横方向に5枚分、縦方向に4枚分並べた候補用紙割当となっている。
さらに候補抽出部333は、使用する用紙のサイズ及び方向(すなわち縦長又は横長)の不統一を許容し、且つ余白の面積が最小となることを条件とした場合、図14(D)に示すような候補用紙割当を採用する。この図14(D)は、枠FA3を縦長方向として横方向に3枚分並べ、その右隣に枠FA5を縦長方向として縦方向に2枚分並べ、さらにこれらの下側に枠FA5を横長方向として横方向に5枚分並べた候補用紙割当となっている。
ステップSP344(図13)において、構成手法提示処理部としての制御部321は、Webデータ管理部31(図3)により、記憶部22に記憶している種々のデータを用いて用紙割当選択用Webページ(詳しくは後述する)のデータを作成し、これを通信部23(図2)によりネットワーク5経由でプリンタ4へ送信する。
これに応じてプリンタ4の制御部51は、サーバ装置303から用紙割当選択用Webページのデータを受信すると、ステップSP336に移り、表示処理部62及びWebデータ処理部63(図5)により、図15に示すように、用紙割当選択画面W4を表示部54に表示して、次のステップSP337に移る。
この用紙割当選択画面W4は、Webブラウザを介して用紙割当を印刷ユーザに選択させることにより、選択された用紙割当に従った印刷ジョブを取得し、プリンタ4において印刷するためのWebページとなっている。具体的に用紙割当選択画面W4には、メッセージM4及び用紙割当リストL4、並びにプレビューボタンB4A、印刷ボタンB4B及びキャンセルボタンB4C等が設けられている。
メッセージM4は、「リストより印刷パターンを選択してください。プレビューボタンで組み合わせを確認できます。」といった文章であり、印刷ユーザに対し、用紙割当(印刷パターンと表記)を選択するように促すと共に、後述するプレビューボタンB4Aの動作を説明する内容となっている。
用紙割当リストL4は、用紙割当を印刷ユーザに選択させるための欄となっている。この用紙割当リストL4は、ステップSP343において候補抽出部333により採用された各候補用紙割当がリスト形式で表示されると共に、何れか1項目を選択させ得るようになっている。この用紙割当リストL4における各項目には、「パターンn」(nは自然数)といった項目名の他、ステップSP343において候補抽出部333が候補用紙割当を採用した際の条件を端的に表す短い文章や、使用する用紙のサイズ、方向及び枚数が表示されている。
印刷ボタンB4Bは、選択されたファイルの印刷ジョブを取得して印刷処理を行うこと指示するためのボタンである。キャンセルボタンB4Cは、ファイルの印刷を行わずに処理を終了することを指示するためのボタンである。
プレビューボタンB4Aは、選択された候補用紙割当を、表示部54に画像として表示するためのボタンである。このプレビューボタンB4Aが操作されると、Webデータ処理部63は、サーバ装置303に対し、選択された候補用紙割当のプレビュー画像を送信するよう要求する。これに応じてサーバ装置303のWebデータ管理部31及び画面作成部38(図3)は、プレビューWebページを作成してプリンタ4へ送信する。プリンタ4の制御部51における表示処理部62は、このプレビューWebページを受信すると、例えば図16に示すプレビュー画面W5を表示部54に表示させる。
プレビュー画面W5には、メッセージM5、用紙割当画像G5、及び戻るボタンB5等が設けられている。メッセージM5は、「プレビュー表示中」及び「パターン1 用紙サイズ・方向統一 枚数最少」のような文章であり、プレビューを表示中であることを示すと共に、用紙割当(すなわち印刷パターン)の名称や用紙の条件等を説明する内容となっている。用紙割当画像G5は、用紙割当を画像として表したものであり、図14(B)〜(D)と同様の画像が表示される。戻るボタンB5は、用紙割当選択画面W4(図15)に戻るためのボタンである。
ステップSP337(図13)において制御部51は、操作部55を介した印刷ユーザの操作により、用紙割当リストL4における何れかの項目が選択された上で印刷ボタンB22(図15)が操作されると、これを候補用紙割当の選択指示として受け付ける。そのうえで、選択構成手法取得部としての制御部51は、選択された候補用紙割当を通知する用紙割当選択通知を、通信部53(図5)によりネットワーク5経由でサーバ装置303へ送信する。
サーバ装置303の制御部321は、プリンタ4から用紙割当選択通知を受信すると、次のステップSP345へ移り、選択された候補用紙割当を確定用紙割当として設定し、次のステップSP346に移る。制御部321は、ステップSP346〜SP348において、ステップSP44〜SP46(図8)と同様の処理を行う。
その後、サーバ装置303の制御部321及びプリンタ4の制御部51は、第1の実施の形態と同様に、ファイル印刷シーケンスの後半部分(図9)の各処理をそれぞれ行うことにより、サーバ装置303から用紙群毎に印刷ジョブをプリンタ4へ送信して印刷し、印刷ユーザが各用紙を貼り合わせることで、印刷サイズの画像を構成させる。
[3−2.効果等]
以上の構成において、第3の実施の形態による印刷システム301では、第1の実施の形態による印刷システム1と概ね同様のファイル登録シーケンス(図6)が行われた後、ファイル印刷シーケンスが行われる。このとき印刷システム301では、プリンタ4を操作する印刷ユーザにファイルを選択させた後、複数の候補用紙割当のうち1つを当該印刷ユーザに選択させ、当該候補用紙割当に基づき生成される複数の印刷ジョブに従い、プリンタ4において画像の各部分を各用紙にそれぞれ印刷し、これらの用紙が印刷ユーザにより張り合わされる。
このため印刷システム301では、やはり第1の実施の形態と同様、ネットワーク5を介して接続された各プリンタ4において、様々なサイズの用紙がセットされていたとしても、当該プリンタ4毎に、各用紙を貼り合わせることにより印刷サイズの画像を構成し得るような用紙割当を設定した上で、印刷させることができる。
特にプリンタ4は、サーバ装置303と連携することにより、印刷ユーザに対し、印刷画面W2(図10)を表示してファイルを選択させた後、用紙割当選択画面W4(図15)を表示し、複数の候補用紙割当から何れか1項目を選択させるようにした(図13)。これにより印刷システム301では、例えば「用紙の枚数を最少とすることで貼り合わせの作業を省力化したい」、或いは「余白を最小とすることで用紙の無駄を削減したい」といった印刷ユーザの要望に応えることができる。
またこのときプリンタ4は、用紙割当選択画面W4(図15)において、用紙割当リストL4に表示する各候補用紙割当の項目毎に、当該候補用紙割当を識別するための「パターンn」のような名称に加えて、用紙の条件や使用する用紙の種類及び枚数等を表示するようにした。これにより印刷システム301では、使用する用紙の種類や枚数等も参照させながら、「貼り合わせの手間を軽減したい」、或いは「無駄となる余白を最小にしたい」といった印刷ユーザの要望に適した候補用紙割当を、容易に選択させることができる。
さらにプリンタ4は、用紙割当選択画面W4(図15)においてプレビューボタンB4Aが操作された場合、プレビュー画面W5(図16)を表示部54に表示させるようにした。これにより印刷システム301では、印刷ユーザに対し、各候補用紙割当における画像と用紙の配置との関係を視覚的に認識させることができ、候補用紙割当を選択する際の有用な情報として参考にさせることができる。
その他の点においても、印刷システム301では、第1の実施の形態による印刷システム1と同様の作用効果を奏し得る。
以上の構成によれば、第3の実施の形態による印刷システム301では、プリンタ4によりサーバ装置303のファイルが選択されると、当該プリンタ4の装置情報と印刷サイズとを基に複数の候補用紙割当を抽出し、印刷ユーザにその何れかを選択させた上で印刷ジョブを生成し、これを当該プリンタ4へ送信して印刷させる。これにより印刷システム301では、印刷ユーザの要望に合わせた用紙割当で各用紙に画像を印刷させることができ、最終的に印刷サイズの画像を形成する際に、当該印刷ユーザの要望に添った貼り合わせ作業を行わせることができる。
[4.第4の実施の形態]
[4−1.印刷システムの構成]
第4の実施の形態による印刷システム401(図1)は、第1の実施の形態による印刷システム1と比較して、サーバ装置3に代わるサーバ装置403が設けられている点において相違するものの、他の部分については同様に構成されている。この第4の実施の形態では、第1〜第3の実施の形態のようなポスター印刷(1枚の画像を複数の用紙に分けて印刷する手法)は行わず、例えば複数ページにわたる文書等の印刷データを基に、各ページの画像が印刷された用紙を重ねると共にその一辺を綴じて冊子状に仕上げることを想定している。
図3と対応する図17に示すように、サーバ装置403は、第1の実施の形態によるサーバ装置3と比較して、制御部21及び記憶部22に代わる制御部421及び記憶部422を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。
制御部421は、制御部21(図3)と同様、その内部に図示しないCPU、ROM及びRAM等を有している。この制御部21は、CPUによりROMや記憶部422から各種プログラムを読み出し、RAMをワークエリアとして使用しながら実行することにより、サーバ装置403を統括的に制御する。
この制御部421は、記憶部422から所定のサーバプログラムを読み出して実行することにより、その内部に第1の実施の形態と同様のWebデータ管理部31、ファイル管理部32、装置情報取得部34、印刷ジョブ生成部37及び画面作成部38といった機能ブロックを形成する。その一方で制御部421は、その内部に第1の実施の形態と異なる候補抽出部433及び用紙割当確定部435(詳しくは後述する)といった機能ブロックも形成する。なお制御部421では、第1の実施の形態に形成されていた用紙群構成部36が省略されている。
記憶部422は、記憶部22(図3)と同様、例えばハードディスクドライブやフラッシュメモリのような不揮発性の情報記憶媒体であり、各種プログラムや各種データ等を記憶する。この記憶部422は、記憶部22と同様、各種データを記憶すると共にドライバ情報格納部42及びファイル格納部43が設けられているものの、第1の実施の形態とは異なる用紙割当テーブル441を記憶している。
用紙割当テーブル441は、図4と対応する図18に示すように、複数の印刷サイズが格納されると共に、各印刷サイズに対して複数の用紙割当が対応付けられている。このうち印刷サイズは、第1の実施の形態による用紙割当テーブル41(図4)の「用紙サイズ」の項目に相当しており、画像が印刷された用紙を仕上げた場合のサイズが格納されている。この第4の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様、印刷サイズを仕上げ情報とも呼び、また用紙割当テーブル41を仕上げ対応テーブルとも呼ぶ。
用紙割当テーブル441の用紙割当には、「用紙サイズ」、「1面あたりのページ数」及び「ページ順序」といった項目が設けられている。「用紙サイズ」の項目は、第1の実施の形態と同様、プリンタ4において印刷する際に使用する用紙の大きさを表すものであり、例えば「A3」、「A4」及び「A5」のような値が格納される。「1面あたりのページ数」の項目は、用紙に画像を印刷する際に、当該用紙1面に配置するページの数を表しており、値「1」又は値「2」が格納される。「ページ順序」の項目は、複数の用紙に各ページの画像を配置する際の順序を、印刷データ上の順序通りとすることを意味する「順次」、或いは印刷データ上の順序から並べ替えることを意味する「並べ替え」の何れかが格納される。
また用紙割当テーブル441では、「印刷サイズ」の大きさと「用紙割当」における「用紙サイズ」の大きさとの関係と、用紙割当の「1面あたりのページ数」及び「ページ順序」の各項目とが、互いに関係している。
すなわち用紙割当テーブル441では、「用紙割当」における「用紙サイズ」の大きさが「印刷サイズ」の大きさと同じであれば、「1面あたりのページ数」が値「1」となり、「ページ順序」が「順次」となっている。このように「1面あたりのページ数」が値「1」である場合、図19に模式的に示すように、1枚目の用紙には、表面に印刷データの第1ページ(図中にP.1と表記、以下同様)が配置され、その裏面に第2ページ(P.2)が配置される。また、2枚目の用紙には、表面に印刷データの第3ページ(P.3)が配置され、その裏面に第4ページ(P.4)が配置される。すなわちこの場合、各用紙に対して、いわゆる両面印刷が行われることになる。さらに、3枚目以降の用紙には、1枚目及び2枚目と同様に、各用紙の両面に、印刷データの各ページの画像が1ページ分ずつ順次配置される。
この場合、印刷された各用紙は、図20(A)に示すように各ページが順次並ぶように各用紙を重ねた状態で、何れか一辺、例えば左辺の近傍がステープラー等によって綴じられることにより、図20(B)に示すように、冊子状に仕上がる。因みに図中の斜線部分は、綴じられる部分、すなわち綴じ代を表している。
また用紙割当テーブル441では、「用紙割当」における「用紙サイズ」の大きさが「印刷サイズ」の2倍の面積であれば、「1面あたりのページ数」が値「2」となり、「ページ順序」が「並べ替え」となっている。このように「1面あたりのページ数」が値「2」である場合、図21に模式的に示すように、1枚目の用紙における表面には、片側約半分に印刷データの第1ページ(図中にP.1と表記、以下同様)が配置され、その反対側に最終ページである第nページ(P.n)が配置される。但しここでは、nは整数且つ4の倍数であるものとする。また1枚目の用紙における裏面には、片側約半分であり第1ページの裏側となる箇所に、第2ページ(P.2)が配置され、その反対側であり第nページの裏側となる箇所に、第(n−1)ページが配置される。すなわちこの場合、各用紙に対して、いわゆる製本印刷(冊子印刷等とも呼ばれる)が行われることになる。さらに、3枚目以降の用紙には、1枚目及び2枚目と同様に、各用紙の両面に、印刷データにおける2ページ分の画像が、順序を並べ替えた状態で配置される。
この場合、印刷された各用紙は、図22(A)に示すように各ページが順次並ぶように各用紙を重ねた状態で、図22(B)に示すように1面に配置された2ページ分の画像の境界部分を折目として屈曲される。続いて各用紙は、屈曲された部分の近傍がステープラー等によって綴じられることにより、図22(C)に示すように、冊子状に仕上がる。因みに図中の斜線部分は、図20と同様に綴じられる部分、すなわち綴じ代を表している。
このように用紙割当テーブル441(図18)には、印刷サイズと用紙サイズとの関係に応じて、プリンタ4において各ページの画像を印刷する場合における、1面あたりのページ数及びページ順序の適切な値が、それぞれ格納されている。
この印刷システム401では、サーバ装置403にファイルが登録される場合、第1の実施の形態と同様、ファイル登録シーケンス(図6)に従い、登録ユーザの操作によりコンピュータ装置2からサーバ装置403に対し、ファイルが印刷サイズと共に登録される。
[4−2.ファイル印刷シーケンス]
印刷システム401では、サーバ装置403に登録されているファイルをプリンタ4において印刷する場合、図8及び図9と対応する図23に示すファイル印刷シーケンスに従った処理を行うようになっている。
まずプリンタ4の制御部51は、印刷ユーザから操作部55を介して所定の操作を受け付けると、処理手順RT43を開始してステップSP431に移る。制御部51は、ステップSP431〜SP435において、ステップSP31〜SP35(図8)とそれぞれ同様の処理を行う。
またサーバ装置403の制御部421は、予め所定のサーバプログラムを起動することにより、処理手順RT44を開始しており、プリンタ4から印刷用Webページへのアクセスを受け付けると、最初のステップSP441へ移る。このとき制御部421は、ステップSP441及びSP442において、ステップSP41及びSP42(図8)とそれぞれ同様の処理を行い、次のステップSP443に移る。
ステップSP443において制御部421は、用紙割当確定部435により、当該ファイルと対応付けて登録されている候補用紙割当のうち、使用可能用紙のみにより実現可能であるものを1つだけ選択して確定用紙割当として、次のステップSP444に移る。因みに用紙割当確定部435は、仮に使用可能用紙のみにより実現可能な候補用紙割当が複数あった場合、これらの候補用紙割当のうち、印刷サイズと同等の用紙サイズを使用するものを確定用紙割当とする。例えば用紙割当確定部435は、印刷サイズがA4であり、使用可能用紙がA3及びA4であった場合、用紙サイズが該A4である用紙割当を、確定用紙割当とする。
ステップSP444において制御部421は、印刷ジョブ生成部37により、確定用紙割当に従って当該ファイル(すなわち印刷データ)の各ページを印刷する場合における、プリンタ4において当該ファイルを印刷するための印刷ジョブを作成し、次のステップSP445に移る。因みにこの第4の実施の形態では、第1の実施の形態とは異なり、複数の用紙群に分割すること無く、1つの印刷ジョブのみを作成する。
ステップSP445において制御部421は、画面作成部38(図17)により、図24に示す案内画面W6を作成し、次のステップSP446に移る。この案内画面W6は、Webページとして構成されており、メッセージM6A及びM6B、画像G6(G6A及びG6B)、並びに終了ボタンB6等が設けられている。メッセージM6Aは、「印刷中…」といった文章であり、印刷処理を実行中であることを表している。画像G6A及びG6Bは、印刷された各用紙を並べた様子模式的に表すと共に、各用紙における綴じ代とすべき部分が他の部分と区別して表示されている。
メッセージM6Bは、「用紙をページ順に重ねて斜線部分を綴じてください。」といった文章であり、各用紙を重ねた状態で、綴じ代部分をステープラー等によって綴じるよう促している。終了ボタンB6は、「終了」と表示されており、案内画面W6の表示を終了することを指示するためのボタンである。
ステップSP446において制御部421は、印刷ジョブ生成部37(図17)により、印刷ジョブと案内画面W6(図24)のデータとを、通信部23からネットワーク5経由でプリンタ4へ送信すると、次のステップSP447に移り、処理手順RT44を終了する。
これに応じてプリンタ4の制御部51は、印刷ジョブ及び案内画面W6のデータを受信すると、次のステップSP436へ移る。ステップSP436において制御部51は、表示処理部62及びWebデータ処理部63(図5)により、受信した案内画面W6のデータに基づいた画面、すなわち案内画面W6を表示部54に表示させる。また制御部51は、印刷制御部61の制御に基づき、受信した印刷ジョブに基づいた印刷処理を印刷部56において実行する。そのうえで制御部51は、次のステップSP37に移る。
ステップSP437において制御部51は、案内画面W6の終了ボタンB6が操作されたか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことは印刷処理が未完了であるか、或いは印刷処理を完了したものの、印刷ユーザが該案内画面W6を参照しながら各用紙を重ねて綴じる作業の途中であることを表している。このとき制御部51は、このステップSP437を繰り返すことにより、印刷ユーザにより案内画面W6の終了ボタンB6が操作されるのを待ち受ける。
一方、ステップSP437において肯定結果が得られると、このことは、印刷ユーザによって各用紙を重ねて綴じる作業が完了したことを表している。このとき制御部51は、次のステップSP438に移り、処理手順RT43を終了する。
[4−3.効果等]
以上の構成において、第4の実施の形態による印刷システム401では、ファイル登録シーケンス(図6)に従い、複数のページを有するファイルが印刷サイズと共にサーバ装置403に登録された後、ファイル印刷シーケンスが行われる。このとき印刷システム401では、印刷サイズとプリンタ4の装置情報とを基に確定用紙割当が決定され、この確定用紙割当に対応付けられた1面あたりのページ数及びページ順序に従った印刷ジョブが作成される。続いて印刷システム401では、プリンタ4においてこの印刷ジョブに従って各ページの画像が各用紙の各面に印刷されると、印刷ユーザにより各用紙が重ねられ、所定の綴じ代がステープラー等を用いて綴じられる。
このため印刷システム401では、ネットワーク5を介して接続された各プリンタ4において、様々なサイズの用紙がセットされていたとしても、当該プリンタ4毎に、両面印刷又は製本印刷を行うことにより、最終的に作成される冊子の大きさをファイルの登録時に指定された印刷サイズに合わせることができる。
またプリンタ4は、印刷処理中に表示部54に案内画面W6(図24)を表示し、画像G6を印刷ユーザに提示するようにした。これにより印刷システム401は、印刷ユーザに対し、印刷後の各用紙をどのように綴じれば良いかを、極めて容易に理解させることができる。
その他の点においても、印刷システム401では、第1の実施の形態による印刷システム1と同様の作用効果を奏し得る。
以上の構成によれば、第4の実施の形態による印刷システム401では、サーバ装置403に登録されている複数のページを有するファイルがプリンタ4により選択されると、当該プリンタ4の装置情報と印刷サイズとを基に確定用紙割当を決定して印刷ジョブを作成し、これを当該プリンタ4へ送信して印刷させる。これにより印刷システム401では、プリンタ4にセットされている用紙を使用しながら、複数の用紙に各ページの画像を適切に配置して印刷することができ、印刷ユーザが各用紙を綴じることで、登録ユーザが指定した印刷サイズの冊子を完成させることができる。
[5.他の実施の形態]
なお上述した第1〜第3の実施の形態においては、印刷サイズに対してプリンタ4にセットされている用紙の用紙サイズが小さい場合に、いわゆるポスター印刷を行う場合について述べた。また第4の実施の形態においては、印刷サイズに対してプリンタ4にセットされている用紙の用紙サイズが同等又は小さい場合に、両面印刷又は製本印刷を行う場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、印刷サイズとプリンタ4にセットされている用紙の用紙サイズとが相違する場合に、種々の手法によりファイルの画像を各用紙に割り当てて印刷しても良い。要は、各プリンタ4においてセットされている種々の大きさの用紙を用いながら、サーバ装置3等にファイルを登録する際に指定された印刷サイズで用紙に画像が形成された状態を実現できれば良い。
また上述した第1の実施の形態においては、印刷サイズに複数の用紙割当を予め対応付けた用紙割当テーブル41(図4)を作成しておき、該用紙割当テーブル41及び印刷サイズから複数の候補用紙割当を抽出し、さらにプリンタ4から得られた装置情報を基に確定用紙割当を決定する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えばファイルの登録時に候補用紙割当を抽出せず、ファイルの印刷時に用紙割当テーブル41、印刷サイズ及び装置情報を基に1つの確定用紙割当を直接決定しても良い。或いは、表形式の用紙割当テーブル41を用いずに、例えば印刷サイズに対し、装置情報に含まれている用紙サイズによる除算等の演算処理を行うことにより確定用紙割当を直接的に決定しても良く、或いは予め所定の用紙割当決定プログラムを作成しておき、該用紙割当決定プログラムを実行することにより確定用紙割当を決定しても良い。要は、印刷サイズ及び装置情報に含まれる用紙サイズを基に、プリンタ4に適した用紙割当を決定できれば良い。第2〜第4の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、ファイル登録シーケンス(図6)において、印刷サイズを定型又は任意の何れからも指定し得る場合について述べた(図7)。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば印刷サイズを定型又は任意の何れか一方に固定しても良い。第2〜第4の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、ファイル印刷シーケンスにおいて、登録ユーザが指定した印刷サイズの画像を各プリンタ4によりそのまま印刷する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば印刷シーケンスにおいて印刷ユーザに対し、画像を印刷する際の大きさを選択若しくは指定させ得るようにしても良い。第2〜第4の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、ファイル印刷シーケンスにおいて、格子状の用紙割当を構成する各用紙を、横方向1行分ごとに分割してそれぞれを用紙群とし、この用紙群ごとに印刷ジョブを作成してプリンタ4へ送信して印刷させる場合について述べた(図8及び図9)。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば用紙割当における横方向1行分の枚数が比較的少ない場合に、2行分を1つの用紙群としても良く、或いは横方向1行分の枚数が比較的多い場合に、1行の前半及び後半をそれぞれ1つの用紙群としても良い。さらには、格子状の用紙割当を構成する各用紙を、縦方向1列分ごとに分割してそれぞれを用紙群とする等、種々の分割手法に従って分割したそれぞれを用紙群としても良い。或いは、用紙割当を構成する各用紙を、複数の用紙群に分割せずに全ての用紙を含む1つの印刷ジョブを作成し、これをプリンタ4へ送信しても良い。第2及び第3の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、ファイル印刷シーケンス(図8及び図9)において、プリンタ4の表示部54(図5)に案内画面W3(図11)を表示することにより、該案内画面W3に含まれる印刷領域画像G3によって、画像全体における現在印刷中の各用紙の位置を示す場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば案内画面W3の表示を省略しても良い。第2〜第4の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、ファイル印刷シーケンス(図8及び図9)のステップSP43において、用紙割当確定部35(図3)により、使用可能用紙のみにより実現可能な候補用紙割当が複数あった場合、これらの候補用紙割当のうち、使用する用紙の枚数が最も少ないものを確定用紙割当とする場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば画像が形成されない余白の部分が最も小さくなる(すなわち面積が最も少なくなる)ものを確定用紙割当としても良く、或いは1種類の用紙サイズの用紙のみを用いるものを確定用紙割当としても良く、さらには用紙の向きが1方向に統一されたものを確定用紙割当としても良い。要は、種々の選択基準に従って何れか1つの用紙割当を選択して確定用紙割当とすれば良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第4の実施の形態においては、綴じ代の位置を左辺とする場合について述べた(図19〜図22)。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば登録画面W1(図7)に綴じ代の位置を選択するための項目を設け、登録ユーザに綴じ代の位置を指定させても良い。
さらに上述した第4の実施の形態においては、製本印刷を行う際に、ファイルのページ数nが4の倍数である場合について述べた(図21及び図22)。しかしながら本発明はこれに限らず、任意のページ数であっても良い。例えば、ページ数nを4で除算し、余りが発生した場合に、文書の末尾に空白のページを適宜追加して総ページ数を4の倍数に揃えた上で、各ページを割り当てれば良い。これと同様に、両面印刷を行う際に、ファイルのページ数nが奇数であれば、末尾に空白のページを1ページ追加すれば良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、MFPでなるプリンタ4を用いる場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば読取機能や通信機能を有さない、単機能のプリンタを用いても良い。第2〜第4の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、電子写真式のプリンタ4を使用する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えばインクジェット式や熱転写式、或いは昇華式等、種々の印刷方式により画像を形成する(すなわち印刷する)種々のプリンタを使用しても良い。第2〜第4の実施の形態についても同様である。
さらに本発明は、上述した各実施の形態及び他の実施の形態に限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した各実施の形態と上述した他の実施の形態の一部又は全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
さらに上述した第1の実施の形態においては、ネットワークとしてのネットワーク5を介してサーバ装置としてのサーバ装置3と、画像形成装置としてのプリンタ4とを接続することにより、画像形成システムとしての印刷システム1を構成する場合について述べた。このうちプリンタ4には、装置情報記憶部としての記憶部52を設けた。またサーバ装置3には、印刷データ記憶部としてのファイル格納部43と、装置情報取得部としての装置情報取得部34と、媒体割当決定部としての用紙割当確定部35と、印刷ジョブ生成部としての印刷ジョブ生成部37と、印刷ジョブ送信部としての通信部23とを設けた。しかしながら本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなるネットワークを介してサーバ装置と画像形成装置とを接続することにより画像形成システムを構成しても良い。この場合、画像形成装置は、その他種々の構成でなる装置情報記憶部により構成しても良い。またこの場合、サーバ装置は、その他種々の構成でなる印刷データ記憶部と、装置情報取得部と、媒体割当決定部と、印刷ジョブ生成部と、印刷ジョブ送信部とにより構成しても良い。
本発明は、例えばサーバ装置に登録されたファイルをプリンタにより印刷する場合に利用できる。
1、201、301、401……印刷システム、2……コンピュータ装置、3、203、303、403……サーバ装置、4、204……プリンタ、5……ネットワーク、11……制御部、12……記憶部、13……通信部、14……表示部、15……操作部、21、221、321、421……制御部、22、422……記憶部、23……通信部、31……Webデータ管理部、32……ファイル管理部、33、333、433……候補抽出部、34……装置情報取得部、35、235、335、435……用紙割当確定部、36……用紙群構成部、37……印刷ジョブ生成部、38……画面作成部、41、441……用紙割当テーブル、42……ドライバ情報格納部、43……ファイル格納部、51、251……制御部、52……記憶部、53……通信部、54……表示部、55……操作部、56、256……印刷部、61……印刷制御部、62……表示処理部、63……Webデータ処理部、64、264……装置情報生成部、B3……次へボタン、B4A……プレビューボタン、G3……印刷領域画像、G5……用紙割当画像、G6……画像、GP……印刷画像、W1……登録画面、W2……印刷画面、W3、W6……案内画面、W4……用紙割当選択画面、W5……プレビュー画面。

Claims (17)

  1. 印刷データが登録されるサーバ装置と、媒体に画像を形成する画像形成装置とがネットワークを介して接続された画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、使用可能な状態にある媒体の種類に関する情報を含む装置情報を記憶する装置情報記憶部を具え、
    前記サーバ装置は、
    前記画像が形成された前記媒体が仕上げられるべき状態を表す仕上げ情報と、前記印刷データとを対応付けて記憶する印刷データ記憶部と、
    前記画像形成装置から前記装置情報を取得する装置情報取得部と、
    前記仕上げ情報及び前記装置情報を基に、前記画像形成装置において当該仕上げられるべき状態を得るための前記媒体の割当である媒体割当を決定する媒体割当決定部と、
    前記媒体割当に従い、前記印刷データから、前記画像形成装置において前記媒体に前記画像を形成させるための印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成部と、
    前記印刷ジョブを前記画像形成装置へ送信する印刷ジョブ送信部と
    を具えることを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記仕上げ情報は、前記画像を形成すべき大きさを表す情報を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記印刷データ記憶部に記憶された前記仕上げ情報は、前記媒体のサイズよりも大きい印刷サイズが指定され、
    前記媒体割当決定部は、前記装置情報を基に、前記画像形成装置が使用可能な前記媒体を複数組み合わせて前記印刷サイズの前記画像を形成するよう、前記媒体割当を決定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成システム。
  4. 前記媒体割当決定部は、前記画像形成装置が使用可能な前記媒体により前記印刷サイズの前記画像を構成する構成手法が複数通りある場合、何れか1つの該構成手法に従って前記媒体割当を決定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成システム。
  5. 前記媒体割当決定部は、前記画像形成装置が使用可能な前記媒体により前記印刷サイズの前記画像を構成する構成手法が複数通りある場合、使用する前記媒体の数が最も少なくなる前記構成手法に従って前記媒体割当を決定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成システム。
  6. 前記媒体割当決定部は、前記画像形成装置が使用可能な前記媒体により前記印刷サイズの前記画像を構成する構成手法が複数通りある場合、前記画像が形成されない余白の部分が最も小さくなる前記構成手法に従って前記媒体割当を決定する
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の画像形成システム。
  7. 前記媒体割当決定部は、前記画像形成装置が使用可能な前記媒体により前記印刷サイズの前記画像を構成する構成手法が複数通りある場合、1種類の前記媒体を使用する前記構成手法に従って前記媒体割当を決定する
    ことを特徴とする請求項4乃至請求項6の何れかに記載の画像形成システム。
  8. 前記媒体割当決定部は、前記画像形成装置が使用可能な前記媒体により前記印刷サイズの前記画像を構成する構成手法が複数通りある場合、当該画像を構成する際に前記媒体の向きが統一される前記構成手法に従って前記媒体割当を決定する
    ことを特徴とする請求項4乃至請求項7の何れかに記載の画像形成システム。
  9. 前記画像形成装置が使用可能な前記媒体により前記印刷サイズの前記画像を構成する構成手法が複数通りある場合、当該複数通りの構成手法を前記画像形成装置のユーザに提示する構成手法提示処理部と、
    前記複数通りの前記構成手法から前記ユーザに選択された選択構成手法を前記画像形成装置から取得する選択構成手法取得部と
    をさらに具え、
    前記媒体割当決定部は、前記選択構成手法に従って前記媒体割当を決定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成システム。
  10. 前記印刷データと対応付けられた前記仕上げ情報を基に、当該仕上げ情報が表す状態を実現可能な前記媒体の種類を候補媒体割当として抽出する候補抽出部
    をさらに具え、
    前記媒体割当決定部は、前記装置情報を基に、前記候補媒体割当のうち前記画像形成装置が使用可能な前記媒体のみを用いるものを前記媒体割当として決定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成システム。
  11. 前記サーバ装置は、前記印刷データに対応付けられる可能性がある仕上げ情報と、当該仕上げ情報が表す状態を実現可能な前記媒体の種類を予め対応付けた仕上げ対応テーブルを記憶するテーブル記憶部
    をさらに具え、
    前記候補抽出部は、前記仕上げ対応テーブルから、前記印刷データに対応付けられた前記仕上げ情報が表す状態を実現可能な前記媒体の種類を抽出して前記候補媒体割当とする
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像形成システム。
  12. 前記印刷ジョブ生成部は、前記印刷サイズの前記画像を構成する複数の前記媒体を複数の媒体群に分割し、当該媒体群毎に前記印刷ジョブを生成し、
    前記印刷ジョブ送信部は、前記媒体群毎の前記印刷ジョブを前記画像形成装置へ順次送信する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成システム。
  13. 前記画像形成装置は、ユーザの操作を受け付ける操作部と、
    前記操作部により前記ユーザの操作を受け付けたことを表す操作通知を前記サーバ装置へ送信する操作通知送信部と
    をさらに具え、
    前記印刷ジョブ送信部は、最初に1つの前記印刷ジョブを前記画像形成装置へ送信し、当該画像形成装置から前記操作通知を受信する度に、残りの前記印刷ジョブのうち1つを前記画像形成装置へ送信する
    ことを特徴とする請求項12に記載の画像形成システム。
  14. 前記画像形成装置は、情報を表示する表示部
    をさらに具え、
    前記サーバ装置は、
    前記印刷ジョブごとに、前記印刷データに基づいた画像全体のうち当該印刷ジョブと対応する領域を表す印刷領域画像を生成する画像生成部
    をさらに具え、
    前記印刷ジョブ送信部は、前記画像形成装置へ前記印刷ジョブを送信する際に、当該前記印刷ジョブと共に、当該印刷ジョブと対応する領域を表す前記印刷領域画像を送信し、
    前記画像形成装置の前記表示部は、前記印刷領域画像を前記表示部に表示する
    ことを特徴とする請求項13に記載の画像形成システム。
  15. 前記印刷データ記憶部に記憶された前記仕上げ情報は、前記媒体のサイズと同等以下の印刷サイズが指定され、且つ複数の当該媒体が重ねて綴じられた状態を表し、
    前記媒体割当決定部は、前記装置情報を基に、前記画像形成装置が使用可能な前記媒体1ページ当たりに、前記印刷サイズの前記画像を1ページ分以上形成するよう、前記媒体割当を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  16. 印刷データが登録されるサーバ装置と、媒体に画像を形成する画像形成装置とがネットワークを介して接続された画像形成システムにおいて前記媒体に前記画像を形成する画像形成方法であって、
    前記サーバ装置のデータ管理部により、前記画像が形成された前記媒体が仕上げられるべき状態を表す仕上げ情報と、前記印刷データとを対応付けて、当該サーバ装置の記憶部に記憶させる登録ステップと、
    前記画像形成装置が使用可能な状態にある媒体の種類に関する情報を含む装置情報を、前記サーバ装置の装置情報取得部により、当該画像形成装置から取得する装置情報取得ステップと、
    前記サーバ装置の媒体割当決定部により、前記仕上げ情報及び前記装置情報を基に、前記画像形成装置において当該仕上げられるべき状態を得るための前記媒体の割当である媒体割当を決定する媒体割当決定ステップと、
    前記サーバ装置の印刷ジョブ生成部により、前記媒体割当に従い、前記印刷データから、前記画像形成装置において前記媒体に前記画像を形成させるための印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成ステップと、
    前記サーバ装置の印刷ジョブ送信部により、前記印刷ジョブを前記画像形成装置へ送信する印刷ジョブ送信ステップと、
    前記画像形成装置により、前記印刷ジョブに従って前記媒体に前記画像を形成する画像形成ステップと
    を有することを特徴とする画像形成方法。
  17. 媒体に画像を形成する画像形成装置に対しネットワークを介して接続され通信を行う通信部と、
    印刷データに基づく画像が形成された前記媒体が仕上げられるべき状態を表す仕上げ情報と、前記印刷データとを対応付けて記憶する印刷データ記憶部と、
    前記画像形成装置が使用可能な状態にある媒体の種類に関する情報を含む装置情報を当該画像形成装置から取得する装置情報取得部と、
    前記仕上げ情報及び前記装置情報を基に、前記画像形成装置において当該仕上げられるべき状態を得るための前記媒体の割当である媒体割当を決定する媒体割当決定部と、
    前記媒体割当に従い、前記印刷データから、前記画像形成装置において前記媒体に前記画像を形成させるための印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成部と、
    前記印刷ジョブを前記画像形成装置へ送信する印刷ジョブ送信部と
    を具えることを特徴とするサーバ装置。

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