JP2021018384A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】トナーの帯電量を精度よく算出できる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置100は、像担持体101と、帯電部102と、露光部13と、現像部110と、電圧印加部21と、電流検知部22と、濃度検知部104と、光量調整部20aと、制御部20dとを備える。制御部20dは、現像部110が第1トナー像を形成するように制御する。濃度検知部104は、第1トナー像の濃度を示す第1濃度を検知する。光量調整部20aは、第1濃度に基づいて露光部13が照射する光の光量を決定する。制御部20dは、決定した光量に基づいて、現像部110が像担持体101に第2トナー像を形成するように制御する。電流検知部22は、検知電流値Qを検知する。濃度検知部104は、第2トナー像の濃度を示す第2濃度を検知する。制御部20dは、第2濃度と検知電流値Qとに基づいて、第2トナー像に含まれるトナーの帯電量QPMを算出する。【選択図】図2
Description
本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1に記載の画像形成装置は、複数のパッチ画像間の電流の差分と、複数のパッチ画像間のトナーの付着量の差分とに基づいて、トナーの帯電量を算出している。特許文献1に記載の画像形成装置は、パッチ画像に照射した光の反射光を受光センサーで検出することよって、トナーの付着量を検出している。特許文献1に記載の画像形成装置は、算出されたトナーの帯電量に基づいて、現像部および転写部の動作条件を変更している。
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置では、パッチが画像に照射する光の光量が調整されていないと、検出されるトナーの付着量に誤差が生じる可能性がある。その結果、トナーの帯電量を精度よく算出できない可能性がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的はトナーの帯電量を精度よく算出できる画像形成装置を提供することにある。
本発明に係る画像形成装置は、像担持体と、帯電部と、露光部と、現像部と、電圧印加部と、電流検知部と、濃度検知部と、光量調整部と、制御部とを備える。前記帯電部は、前記像担持体を所定電位に帯電させる。前記露光部は、前記像担持体に所定の光量の光を照射して静電潜像を形成する。前記現像部は、前記静電潜像をトナーによって現像して、前記像担持体にトナー像を形成する。前記電圧印加部は、前記現像部に現像バイアス電圧を印加する。前記電流検知部は、検知電流値を検知する。前記検知電流値は、前記像担持体と前記現像部との間に流れる電流の電流値を示す。前記濃度検知部は、前記トナー像の濃度を検知する。前記光量調整部は、前記露光部が照射する光の光量を調整する。前記制御部は、前記現像部が前記像担持体に第1トナー像を形成するように制御する。前記第1トナー像は、第1パターンを示す。前記濃度検知部は、第1濃度を検知する。前記第1濃度は、前記第1トナー像の濃度を示す。前記光量調整部は、前記第1濃度に基づいて前記露光部が照射する光の光量を決定する。前記制御部は、前記決定した光量に基づいて、前記現像部が前記像担持体に第2トナー像を形成するように制御する。前記第2トナー像は、第2パターンを示す。前記電流検知部は、前記検知電流値を検知する。前記濃度検知部は、第2濃度を検知する。前記第2濃度は、前記第2トナー像の濃度を示す。前記制御部は、前記第2濃度と前記検知電流値とに基づいて、前記第2トナー像に含まれるトナーの帯電量を算出する。
本発明に係る画像形成装置によれば、トナーの帯電量を精度よく算出できる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。実施形態において、X軸およびY軸は水平方向に沿っており、Z軸は鉛直方向に沿っており、X軸、Y軸、およびZ軸は互いに直交する。
[実施形態1]
まず、図1を参照して、実施形態1に係る画像形成装置100の構成について説明する。図1は、画像形成装置100の構成を示す図である。画像形成装置100は、例えば、カラー複合機である。
まず、図1を参照して、実施形態1に係る画像形成装置100の構成について説明する。図1は、画像形成装置100の構成を示す図である。画像形成装置100は、例えば、カラー複合機である。
図1に示すように、画像形成装置100は、画像形成ユニット10、給送部30、搬送部40、定着部50、排出部60、装置制御部20、および濃度センサー104を備える。
給送部30は、シートPを搬送部40へ供給する。搬送部40は、シートPを画像形成ユニット10、および定着部50を経由して排出部60まで搬送する。画像形成ユニット10は、シートPに画像を形成する。定着部50は、シートPを加熱、および加圧し、シートPに形成された画像をシートPに定着する。排出部60は、シートPを画像形成装置100の外部へ排出する。装置制御部20は、画像形成ユニット10、給送部30、搬送部40、定着部50、および排出部60を制御する。
次に、画像形成ユニット10の構成について説明する。画像形成ユニット10は、複数の画像形成部11、露光部13、および転写部12を備える。
複数の画像形成部11には、それぞれ、互いに異なる色の複数のトナーが供給される。トナーは多数のトナー粒子を含む。複数の画像形成部11の各々は感光体ドラム101を含む。例えば、複数の画像形成部11は、シアン色のトナーが供給される画像形成部11c、マゼンタ色のトナーが供給される画像形成部11m、イエロー色のトナーが供給される画像形成部11y、および、ブラック色のトナーが供給される画像形成部11kを含む。画像形成部11c、画像形成部11m、画像形成部11yおよび画像形成部11kの構成は、互いに略同一である。なお、感光体ドラム101は、「像担持体」の一例である。
露光部13は、画像データに基づいて、複数の感光体ドラム101の各々に所定の光量の光を照射する。その結果、複数の感光体ドラム101の各々に静電潜像が形成される。そして、複数の画像形成部11の各々は、感光体ドラム101に形成された静電潜像を現像して、感光体ドラム101にトナー像を形成する。その結果、複数の感光体ドラム101に、それぞれ、互いに異なる複数色のトナー像が形成される。本明細書において、露光部13が照射する光の光量を「露光量」と記載する場合がある。
転写部12は、中間転写ベルト12aと駆動ローラー12bとを備える。中間転写ベルト12aは、駆動ローラー12bによって回転方向RAに回転駆動される。中間転写ベルト12aには、感光体ドラム101に形成されたトナー像が転写される。詳しくは、複数の画像形成部11が、中間転写ベルト12a上に、互いに異なる複数色のトナー像を転写する。複数色のトナー像が中間転写ベルト12a上で重畳されることで、中間転写ベルト12a上にトナー像(具体的にはカラー画像)が形成される。転写部12は、中間転写ベルト12a上に形成されたトナー像をシートP上に転写する。その結果、シートPに画像が形成される。なお、中間転写ベルト12aは、「転写ベルト」の一例である。
濃度センサー104は、中間転写ベルト12a上に形成されたトナー像の濃度を検出する。詳しくは、濃度センサー104は、トナー像に光を照射し、トナー像から反射した反射光の強度に基づいて、トナー像の濃度を検出する。濃度センサー104は、例えば、反射型の光学センサーである。なお、濃度センサー104は、「濃度検知部」の一例に相当する。
次に、図1および図2を参照して、実施形態1に係る画像形成部11の構成について説明する。図2は、画像形成部11の構成の一例を示す断面図である。
図2に示すように、画像形成部11は、感光体ドラム101に加えて、現像部110、帯電部102、およびクリーニング部103をさらに備える。感光体ドラム101は、略円柱形状または略円筒形状を有する。感光体ドラム101は、感光体ドラム101の回転軸線AXを中心として回転方向RBに回転する。感光体ドラム101は、例えばアモルファスシリコン(α−Si)感光体ドラムまたは有機感光体(OPC:Organic PhotoConductor)ドラムである。
帯電部102は、感光体ドラム101の表面を所定電位に帯電させる。帯電部102は、例えば、帯電ローラーを含む。そして、図1および図2に示すように、露光部13は、画像データに基づいて感光体ドラム101の表面を露光する。その結果、感光体ドラム101の表面に静電潜像が形成される。さらに、現像部110は、トナーによって感光体ドラム101の表面に形成された静電潜像を現像して、感光体ドラム101の表面にトナー像を形成する。
さらに、クリーニング部103は、感光体ドラム101の表面をクリーニングする。具体的には、クリーニング部103は、クリーニングブレード103aを含む。クリーニングブレード103aは、感光体ドラム101の表面と摺接する。感光体ドラム101の表面とクリーニングブレード103aの先端とが摺接することで、感光体ドラム101の表面に残留するトナーが除去される。
次に、図2および図3を参照して、現像部110について説明する。図3は、画像形成部11の現像動作を示す図である。なお、図3では、トナー粒子TNを黒色の点で示し、キャリア粒子CAを白色の円で示す。
図3に示すように、現像部110は、感光体ドラム101に形成された静電潜像GAを複数のトナー粒子TNによって現像して、感光体ドラム101にトナー像TIを形成する。複数のトナー粒子TNは2成分現像剤に含まれている。2成分現像剤は現像部110に収容される。
具体的には、2成分現像剤は、複数のトナー粒子TN(具体的には多数のトナー粒子TN)に加えて、複数のキャリア粒子CA(具体的には多数のキャリア粒子CA)を含む。複数のトナー粒子TNは粉体であり、複数のキャリア粒子CAは粉体である。トナー粒子TNは、例えば正帯電性トナー粒子である。正帯電性トナー粒子は、キャリア粒子CAとの摩擦により正に帯電する。
トナー粒子TNの粒径は、例えば、体積基準のメディアン径(D50)で5.0μm以上8.0μm以下であり、好ましくは5.2μm以上6.7μm以下である。
キャリア粒子CAは、磁性を有する。キャリア粒子CAは、例えば、樹脂被覆型のキャリア粒子である。樹脂被覆型のキャリア粒子のコア粒子は、例えば、フェライトまたはマグネタイトである。キャリア粒子CAの粒径は、例えば、体積平均粒径で20μm以上100μm以下であり、好ましくは25μm以上80μm以下である。
ここで、現像ローラー112と感光体ドラム101との間には、現像ニップ部NPが形成されている。そして、現像ローラー112に現像バイアス電圧が印加されると、現像ニップ部NPに電界が形成される。したがって、電界の作用によって、トナー粒子TNが磁気ブラシBRから脱離して、感光体ドラム101に移動する。その結果、トナー粒子TNによって静電潜像GAが顕像化されてトナー像TIが形成される。トナー像TIは、図1に示す中間転写ベルト12aに転写される。
図2に示すように、現像部110は、現像ハウジング111と、現像ローラー112と、第1スクリューフィーダー113と、第2スクリューフィーダー114と、規制ブレード115とを備える。
現像ローラー112は、感光体ドラム101に対向して配置される。現像ローラー112は、スリーブ112Sと磁石112Mとを備える。磁石112Mは、スリーブ112Sの内部に配置されている。磁石112Mは、S1極、N1極、S2極、N2極およびS3極を備える。N1極は主極とし機能し、S1極およびN2極は搬送極として機能し、S2極は剥離極として機能する。また、S3極は、汲上極および規制極として機能する。一例として、S1極、N1極、S2極、N2極およびS3極の磁束密度は、54mT、96mT、35mT、44mTおよび45mTである。
スリーブ112Sは、非磁性の筒体(例えば、アルミニウムパイプ)である。スリーブ112Sは、例えばモーターによって駆動されて、磁石112Mの周りを回転方向RCに回転する。
したがって、図3に示すように、スリーブ112Sは回転方向RCに回転しながら、キャリア粒子CAを磁石112Mの磁力により引き付ける。その結果、キャリア粒子CAによる磁気ブラシBRが現像ローラー112の表面に形成される。具体的には、複数の磁気ブラシBRが現像ローラー112の表面に形成される。複数の磁気ブラシBRの各々は複数のキャリア粒子CAからなる。つまり、複数の磁気ブラシBRの各々は、現像ローラー112の表面に穂立ちしたキャリア粒子クラスターである。トナー粒子TNはキャリア粒子CAの表面に担持される。すなわち、トナー粒子TNは磁気ブラシBRに担持された状態で現像ローラー112の表面に担持される。
図2に示すように、規制ブレード115は、現像ローラー112に対して所定間隔をおいて配置される。規制ブレード115は、現像ローラー112の表面に形成された磁気ブラシBRの長さを規制する。
現像ハウジング111は2成分現像剤を収容する。また、現像ハウジング111は、第1搬送部131と第2搬送部132とを含む。第1搬送部131では、2成分現像剤が現像ローラー112の軸方向の一端側から他端側に向かう第1搬送方向に搬送される。第2搬送部132では、現像ローラー112の軸方向の両端部において第1搬送部131に連通される。第2搬送部132では、第1搬送方向とは逆の第2搬送方向に2成分現像剤が搬送される。
具体的には、第2搬送部132は第2スクリューフィーダー114を含む。第2スクリューフィーダー114は、回転方向REに回転され、2成分現像剤を第2搬送方向に搬送する。第1搬送部131は第1スクリューフィーダー113を含む。第1スクリューフィーダー113は、回転方向RDに回転され、2成分現像剤を第1搬送方向に搬送する。第1スクリューフィーダー113は、2成分現像剤を第1搬送方向に搬送しながら、現像ローラー112に2成分現像剤を供給する。
2成分現像剤に含まれるトナー粒子TNは、第1搬送方向および第2搬送方向に循環搬送される間に、2成分現像剤に含まれるキャリア粒子CAとの間で摩擦帯電する。
引き続き、図2を参照して、画像形成装置100の詳細を説明する。図2に示すように、画像形成装置100は、電圧印加部21、駆動部23、および操作表示部70をさらに備える。
図2に示すように、電圧印加部21は、現像バイアス電圧を現像ローラー112に印加する。現像バイアス電圧とは、直流電圧に交流電圧が重畳されている電圧のことである。交流電圧は、例えばデューティー比が50%となる矩形波である。具体的には、電圧印加部21は、直流電源と交流電源とを有する。
駆動部23は、感光体ドラム101、現像ローラー112、第1スクリューフィーダー113および第2スクリューフィーダー114を回転駆動させる。駆動部23は、例えば、モーターとギア機構とを有する。
操作表示部70は、タッチパネルを備える。タッチパネルは、LCD(Liquid Crystal Display)のようなディスプレーを備え、種々の画像を表示する。また、タッチパネルは、タッチセンサーをさらに備え、ユーザーの接触操作を検知する。
次に、図4を参照して、感光体ドラム101の構成について説明する。図4は、感光体ドラム101の構成の一例を示す平面図である。図4では、感光体ドラム101を、感光体ドラム101の回転軸線AXに直交する方向から見ている。以下、感光体ドラム101を、回転軸線AXに直交する方向から見ることを「平面視」と記載する場合がある。
図4に示すように、感光体ドラム101の表面は、第1領域EAと複数の第2領域EBとを有する。複数の第2領域EBは、第2領域EBAと、第2領域EBBとを有する。第1領域EAは、トナー像が最終的にシートPに転写される領域を示す。複数の第2領域EBの各々は、最終的にトナー像がシートPに転写されない領域を示す。つまり、複数の第2領域EBの各々は白紙部を示す。
第2領域EBAは、感光体ドラム101の周方向において第1領域EAよりも感光体ドラム101の回転方向RBの上流に位置する。また、第2領域EBBは、感光体ドラム101の周方向において第1領域EAよりも感光体ドラム101の回転方向RBの下流に位置する。
図2に示す帯電部102は、感光体ドラム101の表面を所定電位に帯電させる。したがって、感光体ドラム101の第1領域EAと複数の第2領域EBとは所定電位に帯電している。
そして、図1に示す露光部13は、感光体ドラム101の表面を露光する。露光部13は、第1領域EAにレーザー光を照射して、第1領域EAを露光し、第1領域EAに静電潜像GAを形成する。露光部13は、例えば、光源、ポリゴンミラー、反射ミラーおよび偏向ミラーを有する。
次に、図5を参照して、感光体ドラム101の電位および現像ローラー112の電位について説明する。図5は、感光体ドラム101の電位および現像ローラー112の電位を示す図である。図5において、縦軸は感光体ドラム101の周面の電位を示し、横軸は感光体ドラム101の周面の周方向位置を示す。
図5に示すように、感光体ドラム101の第1領域EAおよび複数の第2領域EBは、帯電部102によって、所定電位V0(V)に帯電される。所定電位V0(V)に帯電された後、露光部13によってレーザー光が第1領域EAの所定領域に照射されると、感光体ドラム101の第1領域EAに静電潜像GAが形成され、静電潜像GAの電位が電位V0から電位VL(V)に変化する。
一方、現像ローラー112の表面の現像バイアス電位は、電位Vdcである。電位VLと電位Vdcとの電位差が、帯電したトナー粒子TNを現像ローラー112から静電潜像GAに移動させる電位差となる。具体的には、現像ローラー112に担持されたトナー粒子TNは、電気的に引き付けられて、感光体ドラム101の静電潜像GAに向かって飛翔する。その結果、感光体ドラム101の静電潜像GAにトナー像TIが形成される。
引き続き、図2を参照して、画像形成装置100の詳細を説明する。図2に示すように、画像形成装置100は、電流検知部22、および記憶部80をさらに備える。
電流検知部22は、検知電流値Qを検知する。検知電流値Qは、感光体ドラム101と現像ローラー112との間に流れる電流の電流値を示す。そして、電流検知部22は、検知電流値Qを示す信号SG2を装置制御部20に出力する。
図2に示すように、記憶部80は、記憶装置を含み、基準値RVおよびコンピュータープログラムを記憶する。具体的には、記憶部80は、半導体メモリーのような主記憶装置、並びに、半導体メモリーおよび/またはハードディスクドライブのような補助記憶装置を含む。基準値RVは、トナー像の濃度の基準値である。
図2に示すように、装置制御部20は、バイアス制御部20b、駆動制御部20cおよび制御部20dを含む。具体的には、装置制御部20は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサーを含む。そして、装置制御部20のプロセッサーは、記憶部80の記憶装置に記憶されたコンピュータープログラムを実行することによって、光量調整部20a、バイアス制御部20b、駆動制御部20cおよび制御部20dとして機能する。
光量調整部20aは、露光部13が照射する光の光量(露光量)を調整する。詳しくは、光量調整部20aは、露光部13が感光体ドラム101に照射する光の光量を調整する。
バイアス制御部20bは、電圧印加部21を制御して、感光体ドラム101と現像ローラー112との間に電位差を付与する。具体的には、バイアス制御部20bは、電圧印加部21が現像バイアス電圧を現像ローラー112に印加するように、電圧印加部21を制御する。
駆動制御部20cは、駆動部23を制御して、感光体ドラム101、現像ローラー112、第1スクリューフィーダー113および第2スクリューフィーダー114を回転駆動させる。例えば、駆動制御部20cは、感光体ドラム101が所定線速で回転するように駆動部23を制御する。線速は、感光体ドラム101の周面の接線方向の速度を示す。
制御部20dは、トナーの帯電量QPMを算出する。トナーの帯電量QPMの算出方法については、図7を参照して後述する。
図6(a)〜図6(c)を参照して、センサーの検出値と、トナー載り量との関係について説明する。図6(a)および図6(b)は、中間転写ベルト12aに形成されたトナー像TIを示す模式図である。図6(c)は、センサーの検出値と、トナー載り量との関係を示すグラフである。
図6(a)および図6(b)において、説明の便宜上、中間転写ベルト12aに目盛りを付している。図6(a)および図6(b)では、図1と上下方向が逆にしている。
図6(c)において、横軸は、濃度センサー104の検出値を示す。図6(c)において、縦軸は、トナー載り量を示す。トナー載り量の単位は、mg/cm2である。図6(c)において、丸印は、露光量の設定が低い場合のトナー載り量の結果を示す。図6(c)において、三角印は、露光量の設定が高い場合のトナー載り量の結果を示す。図6(c)において、破線は、露光量の設定が低い場合のトナー載り量のデータを結ぶ線である。図6(c)において、一点鎖線は、露光量の設定が高い場合のトナー載り量のデータを結ぶ線である。
図6(a)および図6(b)を参照して、センサーの検出値と、トナー載り量との関係について説明する。
図6(a)および図6(b)に示すように、中間転写ベルト12aにはトナー像TIが形成されている。図6(a)に示すトナー像TIの高さ(Z軸方向に沿った長さ)は、図6(b)に示すトナー像TIの高さの2倍である。また、図6(b)に示すトナー像TIの長さ(Y軸方向に沿った長さ)は、図6(a)に示すトナー像TIの長さの2倍である。図6(a)に示すトナー像TIの幅(X軸方向に沿った長さ)と、図6(b)に示すトナー像TIの幅とは同じである。したがって、図6(a)および図6(b)に示すトナー像TIのトナー載り量は同じである。
一般的に反射型の光学センサーは、高さ方向へのトナー付着量の変化を検出することが難しい。したがって、図6(a)および図6(b)に示すように、トナー載り量が同じであっても、高さ方向に高い図6(a)に示すトナー像TIの方が、高さ方向に低い図6(b)に示すトナー像TIのよりも、センサー検出値が低くなる可能性がある。一般的に反射型の光学センサーは、高さ方向の検知感度が低いためである。
図6(c)に示すように、同じトナー載り量で、露光量の設定が低い場合と、露光量の設定が高い場合とを比較した場合、露光量の設定が低い場合の方が、露光量の設定が高い場合よりもセンサー検出値が低くなる。例えば、トナー載り量が0.25の場合、露光量の設定が低い場合のセンサー検出値は、約495であり、露光量の設定が高い場合のセンサー検出値は、約525である。
図6(a)〜図6(c)を参照して説明したように、トナー像TIの高さが高くなるとセンサー検出値の感度が悪くなる可能性がある。したがって、トナー像TIの高さをセンサーが精度よく検知する範囲に調整することが好ましい。したがって、露光部13が静電潜像を形成する際の、露光量を適切に調整することが好ましい。
図1、図2および図7を参照して、本発明の実施形態に係る画像形成装置100の処理の一例について説明する。図7は、画像形成装置100の処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS102:制御部20dは、現像部110が感光体ドラム101に第1トナー像を形成するように制御する。第1トナー像は、第1パターンを示す。第1パターンは、測定用のパターンである。例えば、制御部20dは、露光部13が照射する光の光量を変動させて、光量が異なる複数の第1トナー像を形成するように制御する。処理は、ステップS102に進む。
ステップS104:濃度センサー104が、第1濃度を検知する。第1濃度は、第1トナー像の濃度を示す。処理は、ステップS106に進む。
ステップS106:制御部20dは、第1濃度に基づいて露光量を決定する。例えば、光量調整部20aは、第1濃度が、基準値RVとなる光量を露光量に決定する。処理は、ステップS108に進む。
ステップS108:制御部20dは、決定した光量に基づいて、現像部110が感光体ドラム101に第2トナー像を形成するように制御する。第2トナー像は、第2パターンを示す。第2パターンは、測定用のパターンである。処理は、ステップS110に進む。
ステップS110:電流検知部22は、検知電流値Qを検知する。処理は、ステップS112に進む。
ステップS112:濃度センサー104が、第2濃度を検知する。第2濃度は、第2トナー像の濃度を示す。処理は、ステップS114に進む。
ステップS114:制御部20dは、トナー付着量Mを算出する。詳しくは、第2濃度に基づいてトナー付着量Mを算出する。処理は、ステップS116に進む。
ステップS116:制御部20dは、トナーの帯電量QPMを算出する。詳しくは、制御部20dは、Q/Mを算出することによって、トナーの帯電量QPMを算出する。検知電流値Qは、ステップS112において検知された検知電流値Qである。トナー付着量Mは、ステップS114において算出されたトナー付着量である。処理は、ステップS118に進む。
ステップS118:制御部20dは、トナーの帯電量QPM(Q/M)に基づいて、プロセス設定条件を変更する。例えば、制御部20dは、トナーの帯電量QPMに基づいて、現像バイアス電圧を変更する。処理は、終了する。
以上、図1〜図7を参照して説明したように、制御部20dは、現像部110が感光体ドラム101(像担持体)に第1トナー像を形成するように制御する。第1トナー像は、第1パターンを示す。濃度センサー104(濃度検知部)は、第1濃度を検知する。第1濃度は、第1トナー像の濃度を示す。光量調整部20aは、第1濃度に基づいて露光部13が照射する光の光量を決定する。制御部20dは、決定した光量に基づいて、現像部110が感光体ドラム101(像担持体)に第2トナー像を形成するように制御する。第2トナー像は、第2パターンを示す。電流検知部22は、検知電流値Qを検知する。濃度センサー104(濃度検知部)は、第2濃度を検知する。第2濃度は、第2トナー像の濃度を示す。制御部20dは、第2濃度と検知電流値Qとに基づいて、第2トナー像に含まれるトナーの帯電量QPMを算出する。したがって、光量調整部20aによって調整された露光量に基づいて、第2トナー像を形成することができる。その結果、第2濃度を精度良く検知することができる。このため、第2トナー像に含まれるトナーの帯電量QPMを精度良く算出することができる。したがって、画像形成装置100のプロセス設定条件を精度よく変更することができる。
また、光量調整部20aは、第1濃度が基準値RVとなる光量を露光部13が照射する光の光量に決定する。したがって、露光量を適切に調整することができる。その結果、第2濃度を精度良く検知することができる。このため、第2トナー像に含まれるトナーの帯電量QPMを精度良く算出することができる。したがって、画像形成装置100のプロセス設定条件を精度よく変更することができる。
また、制御部20dは、トナーの帯電量QPMに基づいて、現像バイアス電圧を変更する。したがって、精度よく算出したトナーの帯電量QPMによってトナーの現像を行うことができる。
以上、図面(図1〜図7)を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質や形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
図1〜図7を参照して説明した画像形成装置100では、濃度センサー104は、中間転写ベルト12a上に形成されたトナー像の濃度を検出していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、濃度センサー104は、感光体ドラム101上に形成されたトナー像の濃度を検出してもよい。図8は、画像形成装置100の構成を示す図である。図8に示すように、複数の感光体ドラム101の各々に、濃度センサー104が設けられてもよい。複数の濃度センサー104の各々は、対応する感光体ドラム101上に形成されたトナー像の濃度を検出する。
12a 中間転写ベルト(転写ベルト)
13 露光部
20a 光量調整部
20d 制御部
21 電圧印加部
22 電流検知部
80 記憶部
100 画像形成装置
101 感光体ドラム(像担持体)
102 帯電部
104 濃度センサー(濃度検知部)
110 現像部
GA 静電潜像
Q 検知電流値
QPM トナーの帯電量
RV 基準値
13 露光部
20a 光量調整部
20d 制御部
21 電圧印加部
22 電流検知部
80 記憶部
100 画像形成装置
101 感光体ドラム(像担持体)
102 帯電部
104 濃度センサー(濃度検知部)
110 現像部
GA 静電潜像
Q 検知電流値
QPM トナーの帯電量
RV 基準値
Claims (4)
- 像担持体と、
前記像担持体を所定電位に帯電させる帯電部と、
前記像担持体に所定の光量の光を照射して静電潜像を形成する露光部と、
前記静電潜像をトナーによって現像して、前記像担持体にトナー像を形成する現像部と、
前記現像部に現像バイアス電圧を印加する電圧印加部と、
前記像担持体と前記現像部との間に流れる電流の電流値を示す検知電流値を検知する電流検知部と、
前記トナー像の濃度を検知する濃度検知部と、
前記露光部が照射する光の光量を調整する光量調整部と、
制御部と
を備え、
前記制御部は、前記現像部が前記像担持体に第1パターンを示す第1トナー像を形成するように制御し、
前記濃度検知部は、前記第1トナー像の濃度を示す第1濃度を検知し、
前記光量調整部は、前記第1濃度に基づいて前記露光部が照射する光の光量を決定し、
前記制御部は、前記決定した光量に基づいて、前記現像部が前記像担持体に第2パターンを示す第2トナー像を形成するように制御し、
前記電流検知部は、前記検知電流値を検知し、
前記濃度検知部は、前記第2トナー像の濃度を示す第2濃度を検知し、
前記制御部は、前記第2濃度と前記検知電流値とに基づいて、前記第2トナー像に含まれるトナーの帯電量を算出する、画像形成装置。 - 前記像担持体に形成された前記トナー像が転写される転写ベルトをさらに備え、
前記濃度検知部は、前記転写ベルトに形成されたトナー像の濃度を検知する、請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記第1濃度の基準値を記憶する記憶部をさらに備え、
前記制御部は、前記露光部が照射する光の光量を変動させて、前記光量が異なる複数の前記第1トナー像を形成するように制御し、
前記光量調整部は、前記第1濃度が、前記基準値となる光量を前記露光部が照射する光の光量に決定する、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記トナーの帯電量に基づいて、前記現像バイアス電圧を変更する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019135505A JP2021018384A (ja) | 2019-07-23 | 2019-07-23 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019135505A JP2021018384A (ja) | 2019-07-23 | 2019-07-23 | 画像形成装置 |
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JP2021018384A true JP2021018384A (ja) | 2021-02-15 |
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ID=74566007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019135505A Pending JP2021018384A (ja) | 2019-07-23 | 2019-07-23 | 画像形成装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2021018384A (ja) |
-
2019
- 2019-07-23 JP JP2019135505A patent/JP2021018384A/ja active Pending
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