JP2021018326A - 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム - Google Patents

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Yuto Kawabata
優人 川畑
小林 伸行
Nobuyuki Kobayashi
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Abstract

【課題】目標温度に対する定着装置の温度の追従性を維持しながらフリッカの悪化を抑制する。【解決手段】画像形成装置は、画像データに応じて形成されるトナー像を記録材に定着する定着部と、画像データの印字率に関する情報を取得する取得部と、定着部の温度を検知する検知部と、定着部の温度が目標温度を維持するように、PI制御又はPID制御により定着部に供給する電力を制御する制御部と、印字率に関する情報に基づいて、PI制御又はPID制御の制御ゲインの値を決定する決定部と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、プリンタ、電子写真方式のプリンタ、複写機等の画像形成装置、画像形成方法及びプログラムに関する。
電子写真方式の複写機やプリンタ等の画像形成装置において、定着部の電力制御としてPID制御を用いる場合、フリッカを改善するために記録紙が定着部に到達してから通過し終わるまでの一定期間にPID制御の制御ゲインを低く設定している。或いは、記録紙が定着部の所定距離手前に到達してから通過し終わるまでの一定期間にPID制御の制御ゲインを低く設定している。定着部の電力変動が発生することにより、同一電源供給網に接続されている他の電子機器にフリッカ(照明装置等のちらつき)が発生する場合がある。特許文献1には、PID制御ゲインを小さくすることにより、フリッカ値を低減することが開示されている。
特開2002−296954号公報
しかし、PID制御ゲインを小さくした場合、目標温度に対する定着部の温度の追従性が悪化する。また、記録材にトナーが多く載っている領域、すなわち記録材における印字率が高い領域が定着部を通過する際、トナーの定着に要する熱量が大きいため、目標温度に対する定着部の温度の追従性を高めることが要求されている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、目標温度に対する定着部の温度の追従性を維持しながらフリッカの悪化を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、
画像データに応じて形成されるトナー像を記録材に定着する定着部と、
前記画像データの印字率に関する情報を取得する取得部と、
前記定着部の温度を検知する検知部と、
前記定着部の温度が目標温度を維持するように、PI制御又はPID制御により前記定着部に供給する電力を制御する制御部と、
前記印字率に関する情報に基づいて、前記PI制御又は前記PID制御の制御ゲインの値を決定する決定部と、
を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成方法は、
画像データに応じて形成されるトナー像を記録材に定着する定着部を備える画像形成装置の画像形成方法であって、
コンピュータが、
前記画像データの印字率に関する情報を取得する取得ステップと、
前記定着部の温度を検知する検知ステップと、
前記定着部の温度が目標温度を維持するように、PI制御又はPID制御により前記定着部に供給する電力を制御する制御ステップと、
前記印字率に関する情報に基づいて、前記PI制御又は前記PID制御の制御ゲインの
値を決定する決定ステップと、
を実行することを特徴とする。
本発明によれば、目標温度に対する定着部の温度の追従性を維持しながらフリッカの悪化を抑制することができる。
実施例1に係る画像形成装置の断面図 実施例1に係る画像形成システムの構成図 実施例1に係る画像形成装置の制御ブロック図 実施例1に係るタイミングチャート 記録材の印字率情報の説明図 実施例2に係るタイミングチャート
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。ただし、実施形態に記載されている構成部品の寸法や材質や形状やそれらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件などにより適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施形態に限定する趣旨ではない。
(実施例1)
図1は実施例1の画像形成装置の断面図である。画像形成装置100は、レーザービームプリンタ、複写機等の加熱定着装置を備える。実施例1では、レーザービームプリンタを備える画像形成装置100を例示する。図1に示すように、画像形成装置100は、有機感光体やアモルファスシリコン感光体により形成された感光ドラム122を有する。感光ドラム122は、時計回りの方向に所定の周速度(プロセススピード)で回転駆動される。感光ドラム122は、帯電ローラ123によりその周面が所定の極性、電位に一様に帯電される。スキャナ108は、画像読取装置やコンピュータ等の画像信号発生装置(不図示)から入力された時系列デジタル画素信号に対応してレーザ光を変調(オン/オフ変換)する。スキャナ108から出力されたレーザ光の光路が反射ミラー107によって変更されて、感光ドラム122の帯電面にレーザ光が照射されることにより、走査露光が行われる。これにより、画像情報(画像データ)に対応した静電潜像が感光ドラム122に形成される。現像ローラ121がトナー容器124内のトナーを感光ドラム122の静電潜像に供給することにより、目的の画像に対応して形成された静電潜像がトナー像として現像される。このように、感光ドラム122には、画像データに応じてトナー画像が形成される。ここで、現像ローラ121、感光ドラム122、帯電ローラ123、トナー容器124及びクリーニング装置125は一つのカートリッジ120に収められており、カートリッジ120毎に画像形成装置100の本体に対して着脱可能に構成されている。
画像形成装置100には、記録材(記録用紙)Pが設置される給紙カセット140が設けられている。検知センサ101によって給紙カセット140内に記録材Pが有ることが検知されると、給紙ローラ102によって給紙カセット140から記録材Pが1枚給送される。記録材Pは、搬送ローラ103及びレジストレーションローラ104により搬送され、感光ドラム122に対して送り込まれ、記録材Pに感光ドラム122上のトナー像が転写される。転写ローラ106が、記録材Pの背面からトナーと逆極性の電荷を供給することで、感光ドラム122から記録材Pにトナー像が転写される。このようにトナー像の転写を受けた記録材Pは、感光ドラム122から分離された後、像加熱装置としての定着装置(定着部)130へ送り込まれる。記録材Pが、定着ニップ部132で挟持され、ヒータ(加熱装置)131、定着フィルム133、加圧ローラ134によって加熱、加圧さ
れることで、未定着のトナー像が記録材P上に定着される。すなわち、定着装置130は、画像データに応じて形成トナー像を記録材Pに定着する。トナー像が定着した記録材Pは、定着排紙ローラ110とFDローラ111により搬送されて、FDトレイ112に排出される。搬送路に配置されたレジストレーションセンサ105、定着排紙センサ109が記録材Pを検知することで、記録材Pが正常に搬送されていることが確認される。
図2Aを参照して、実施例1に係るプリンタ制御装置304について説明する。図2Aは実施例1に係る画像形成システム(プリンタシステム)の構成図である。プリンタ制御装置304は、ホストコンピュータ300と通信を行う画像形成装置100に組み込まれている。ホストコンピュータ300は、例えば、インターネットやローカルエリアネットワーク(LAN)等のネットワーク上のサーバーやパーソナルコンピュータであってもよいし、スマートフォンやタブレット端末等の携帯情報端末であってもよい。プリンタ制御装置304は、コントローラインターフェイス305を用いてホストコンピュータ300と接続し通信を行う。
プリンタ制御装置304は、制御部202及び定着制御部203を備える。制御部202は、画像処理部303及びコントローラインターフェイス305を有する。画像処理部303は、コントローラインターフェイス305を介してホストコンピュータ300から受信した画像データを含む情報を基に、文字コードのビットマップ化や中間調画像のディザ等によるハーフトーニング処理等を行う。また、画像処理部303は、コントローラインターフェイス305を介して定着制御部203のビデオインターフェイス310へ画像情報を送信する。画像情報には、スキャナ108の点灯タイミングを制御する情報と、定着装置130の温度を維持するための目標温度や転写バイアスなどのプロセス条件を制御するプリントモードと画像サイズ情報が含まれる。
制御部202は、スキャナ108の点灯タイミングの情報をASIC(Application Specific Integrated Circuit、特定用途向け集積回路)314に送信する。ASIC314は、スキャナ108などの画像形成部の一部を制御する。一方、プリントモードや画像サイズなどの情報はCPU(Central Processing Unit、中央演算処理装置)311へ送信される。CPU311は、プロセッサとも呼ばれる。CPU311は、単一のプロセッサに限定される訳ではなく、マルチプロセッサ構成であってもよい。CPU311は必要に応じてRAM313に情報をストアする、ROM312もしくはRAM313に保存されたプログラムを使用する、ROM312もしくはRAM313に保存された情報を参照するなどを行う。CPU311は、ROM312やRAM313を用いて、定着制御部203の各種制御を行う。さらに制御部202は、ユーザがホストコンピュータ300上で行った指示に応じて、プリント命令、キャンセル指示などを定着制御部203に送信し、印字動作の開始や中止などの動作を制御する。
図2Bは、実施例1に係る画像形成装置100の制御ブロック図である。画像形成装置100は、制御部202及び定着制御部203を備える。制御部202は、画像形成装置100の全体の制御を行う。定着制御部203は、定着駆動部205を制御し、定着駆動部205を介して定着駆動信号209を定着装置130に出力する。また、定着制御部203が、定着駆動部205の処理の一部又は全部を行ってもよい。定着制御部203は、定着装置130への供給電力を制御することで定着装置130を加熱制御する。定着装置130の内部に設けられたサーミスタ等の温度検知素子(不図示)が出力する温度情報208を温度検知部204が検知する。定着制御部203は、温度検知部204の検知結果に基づいて、定着装置130の温度が目標温度を維持するように、定着装置130への供給電力を制御する。例えば、温度情報208に応じて、定着制御部203が定着装置130に流れる電流を制御することで、定着装置130の温度を制御してもよい。また、定着
制御部203が、温度検知部204の処理の一部又は全部を行ってもよい。制御部202又は定着制御部203は、ホストコンピュータ300から送信された画像形成条件情報等に基づいて目標温度を決定する。定着駆動部205は、温度検知部204によって検知された定着装置130の現在温度に基づいて定着装置130への供給電力量を決定する。また、定着制御部203は、ヒータ131の温度を検知してもよい。定着制御部203は、ヒータ131の温度が目標温度を維持するように、ヒータ131への供給電力を制御してもよい。例えば、サーミスタ等の温度検知素子(不図示)が出力する温度情報208に応じて、定着制御部203がヒータ131に流れる電流を制御することで、ヒータ131の温度を制御してもよい。また、制御部202が、定着制御部203、温度検知部204及び定着駆動部205の各処理の一部又は全部を行ってもよい。
ここで、ホストコンピュータ300は前述のとおり画像形成条件を指示すると共に、印字率情報210を画像形成装置100に送信する。印字率情報210は、画像データの印字率に関する情報を含む。画像データの印字率に関する情報は、画像データの印字率、画像データのトナー載り量、画像データの印字率の大きさを示す情報及び画像データのトナー載り量の大きさを示す情報のうちの少なくとも一つを含む。画像データの印字率に関する情報は、記録材Pの全面を対象として算出された値であってもよい。画像データの印字率に関する情報は、記録材Pを複数の部分に区分した場合における複数の部分の夫々を対象として算出された値であってもよい。画像データの印字率は、画像データに応じて記録材Pに形成されるトナー像の印字率である。例えば、記録材Pの全面を対象とする場合の画像データの印字率は、画像データに対応するトナー像を記録材Pに形成するときのピクセルカウント値を、記録材Pの全面にトナー像(ベタ画像)を形成するときのピクセルカウント値で割った値である。例えば、1枚の記録材Pを印刷するときの感光ドラム122に対するレーザ光の照射時間を、1ピクセルあたりの照射時間で除算することで、ピクセルカウント値を求めてもよい。例えば、画像データに対応するトナー像を記録材Pに形成したときのピクセルカウント値に1ピクセルあたりのトナー載り量を乗算することで、画像データのトナー載り量を求めてもよい。画像データの印字率の大きさを示す情報は、例えば、低印字率、中印字率、高印字率等の情報であってもよい。画像データのトナー載り量の大きさを示す情報は、例えば、トナー載り量が多い、トナー載り量が少ない等の情報であってもよい。送受信部206は印字率情報210を受信し、制御部202は、送受信部206を介して印字率情報210を取得する。画像データが複数の領域を有する場合、制御部202は、印字率情報210を画像データの複数の領域毎に取得する。制御部202は、取得部の一例である。制御部202は、ホストコンピュータ300から受信した画像データに基づいて印字率情報210を算出することにより、印字率情報210を取得してもよい。センサ検知部207は、センサ212が出力する紙有無情報211を受信する。センサ212は、検知センサ101、レジストレーションセンサ105及び定着排紙センサ109の少なくとも一つを含む。制御部202は、センサ検知部207からの信号を受信することにより、記録材Pの搬送時に、記録材Pの先端が画像形成装置100の所定位置に存在するかを把握することができる。
実施例1の画像形成装置100では、定着装置130の温度が目標温度を維持するように、定着制御部203がPI制御又はPID制御により定着装置130に供給する電力を制御する。また、ヒータ131の温度が目標温度を維持するように、定着制御部203がPI制御又はPID制御によりヒータ131に供給する電力を制御してもよい。以下では、定着装置130の電力を制御する際のPID制御について説明する。図3を参照して、実施例1に係るPID制御のゲイン変更タイミングについて説明する。
図3は、2枚の記録材Pをプリントする動作を示している。プリントが開始されると、目標温度は通紙前温度に設定される。プリント開始時点でのPID制御ゲインは制限なしの状態である。通紙前温度に基づいて、定着装置130に対する加熱制御が行われる。定
着装置130の温度(定着装置温度)が所定温度まで上昇したタイミングで、記録材Pが給紙される。ここで、ホストコンピュータ300は、記録材Pの給紙が開始されるタイミングまでに、記録材Pの特定の領域毎の印字率情報を画像形成装置100に対して送信する。
図4(A)及び(B)は、1枚目の記録材P1の印字率情報及び2枚目の記録材P2の印字率情報の説明図である。図4(A)に示すように、画像データに応じて低印字率のトナー像(画像)が記録材P1の領域A1に形成されている。この場合、記録材P1の領域A1の印字率情報として、低印字率情報が画像形成装置100に送信される。記録材P1の領域A1の印字率情報は、記録材P1の領域A1の印字率、トナー載り量、印字率の大きさを示す情報及びトナー載り量の大きさ示す情報の少なくとも一つを含んでもよい。記録材P1の領域A1の印字率は、記録材P1の領域A1を複数の部分に区分した場合における複数の部分のうちの少なくとも二つの部分に形成されるトナー像の印字率のうちの最大値(最大印字率)であってもよい。記録材P1の領域A1の印字率は、記録材P1の領域A1を複数の部分に区分した場合における複数の部分のうちの少なくとも二つの部分に形成されるトナー像の印字率を平均化した平均値(平均印字率)であってもよい。
図4(B)に示すように、画像データの複数の領域のうちの第1の領域の画像に応じて高印字率のトナー像(第1のトナー像)が記録材P2の領域B1に形成されている。また、図4(B)に示すように、画像データの複数の領域のうちの第2の領域の画像に応じて中印字率のトナー像(第2のトナー像)が記録材P2の領域B2に形成されている。この場合、記録材P2の領域B1の印字率情報として、高印字率情報が画像形成装置100に送信され、記録材P2の領域B2の印字率情報として、中印字率情報が画像形成装置100に送信される。記録材P2の領域B1の印字率情報は、記録材P2の領域B1の印字率、トナー載り量、印字率の大きさを示す情報及びトナー載り量の大きさ示す情報の少なくとも一つを含んでもよい。記録材P2の領域B1の印字率は、記録材P2の領域B1を複数の部分に区分した場合における複数の部分のうちの少なくとも二つの部分に形成されるトナー像に対応する画像データの印字率のうちの最大値(最大印字率)であってもよい。記録材P2の領域B1の印字率は、記録材P2の領域B1を複数の部分に区分した場合における複数の部分のうちの少なくとも二つの部分に形成されるトナー像の印字率を平均化した平均値(平均印字率)であってもよい。記録材P2の領域B2の印字率情報は、記録材P2の領域B2の印字率、トナー載り量、印字率の大きさを示す情報及びトナー載り量の大きさ示す情報の少なくとも一つを含んでもよい。記録材P2の領域B2の印字率は、記録材P2の領域B2を複数の部分に区分した場合における複数の部分のうちの少なくとも二つの部分に形成されるトナー像の印字率のうちの最大値(最大印字率)であってもよい。記録材P2の領域B2の印字率は、記録材P2の領域B2を複数の部分に区分した場合における複数の部分のうちの少なくとも二つの部分に形成されるトナー像の印字率を平均化した平均値(平均印字率)であってもよい。なお、搬送方向C1に向かって、記録材P2の領域B1、B2が順番に並んでいる。
給紙された記録材P1は、搬送ローラ103及びレジストレーションローラ104等の搬送部により搬送され、レジストレーションセンサ105に到達(T31)する。記録材P1がレジストレーションセンサ105に到達したタイミングで、目標温度が、通紙前温度から1枚目通紙時温度に変更される。1枚目通紙時温度は、通紙前温度よりも高い温度である。1枚目通紙時温度は、記録材P1の印字率情報と関連しない基準温度であってもよいし、記録材P1の印字率情報に応じた温度であってもよい。このタイミング(T31)でのPID制御ゲインは制限なしの状態(PID制御ゲインが制限されていない状態)である。ここで、PID制御ゲインをKとする。PID制御ゲインKはP制御、I制御、D制御のそれぞれの制御ゲインであるP(比例)制御ゲインKp、I(積分)制御ゲインKi、D(微分)制御ゲインKdのセットである。また、PID制御には、P制御ゲイン
Kp、I制御ゲインKi、D制御ゲインKdのいずれかの制御ゲインが0の場合がある。例えばD制御ゲインKdが0の場合、一般的にPI制御と呼称されるが、その場合もPID制御の一部であるものとして扱ってもよい。制限なし状態におけるPID制御のPID制御ゲインをKrefとする。また、制限状態におけるPID制御のP制御ゲインKp、I制御ゲインKi、D制御ゲインKdの少なくとも一つに制限が設定される。
更に記録材P1が搬送され、定着装置130に到達したタイミング(T32)で、PID制御ゲインが、制限なしの状態から制限状態(PID制御ゲインが制限された状態)3Aに切り替わる(制御ゲインの値としては小さくなる)。制限状態3AにおけるPID制御のPID制御ゲインは、定着装置130を通過する記録材P1の領域A1の印字率情報に基づいて決定されたPID制御ゲインK1である。例えば、印字率情報とPID制御ゲインとを対応付けたテーブルが画像形成装置100の記憶部に格納されていてもよい。制御部202は、記憶部に格納されたテーブルを参照して、印字率情報に基づいてPID制御ゲインの値を決定してもよい。PID制御ゲインK1は、記録材P1の特定の領域、ここでは低印字率領域においてフリッカの悪化を抑制しつつ、定着装置130の温度が目標温度を追従することが可能なゲイン制限を設定し、そのゲイン制限に基づいて算出されたPID制御ゲインである。制御部202は、記録材P1の印字率情報に基づいてPID制御ゲインK1の値を決定する。制御部202は、決定部の一例である。PID制御ゲインK1の値は、記録材P1の領域A1に形成されたトナー像を記録材P1に定着する際のPID制御の制御ゲインの値である。定着制御部203が、PID制御ゲインK1の値を決定してもよい。このように、定着制御部203は、PID制御ゲインK1の値を記録材P1が定着装置130に到達したタイミングから用いて、PID制御により定着装置130の電力制御を行う。
定着装置130に記録材P1が進入することにより、一時的に定着装置130の熱が記録材P1に奪われて、定着装置130の温度が目標温度よりも低下する。このとき、定着装置130に対して加熱制御が再度行われるが、この時のPID制御は制御ゲインが制限された状態で行われる。そのため、制御ゲインが制限されていない状態のPID制御と比較して、定着装置130が急激に加熱されずに定着装置130に対して加熱制御が行われる。ここで、一般的に、定着装置130への供給電力が急激に変化するとフリッカが悪化する。実施例1では、T32のタイミングにおいて、PID制御の制御ゲインを制限することで、定着装置130への供給電力の変化を緩やかにして、フリッカの悪化を抑制している。
その後、1枚目の記録材P1がレジストレーションセンサ105を通過(T33)し、続いて給紙搬送された2枚目の記録材P2がレジストレーションセンサ105に到達したタイミング(T34)で、目標温度が2枚目通紙時温度に変更される。2枚目通紙時温度は、記録材P2の印字率情報と関連しない基準温度であってもよいし、記録材P2の印字率情報に応じた温度であってもよい。また、ホストコンピュータ300は、記録材P2がレジストレーションセンサ105に到達するタイミングまでに、記録材P2における領域毎の印字率情報を画像形成装置100に送信する。上記のように、記録材P2の領域B1の印字率情報として、高印字率情報が画像形成装置100に送信され、記録材P2の領域B2の印字率情報として、中印字率情報が画像形成装置100に送信される。
記録材P2の領域B1が定着装置130に到達(T35)し、PID制御ゲインが、制限状態3Aから制限状態3Bに切り替わる。制限状態3BにおけるPID制御の制御ゲインは、定着装置130を通過する記録材P2の領域B1の印字率情報(高印字率情報)に基づいて決定されたPID制御ゲインK2である。制御部202は、記録材P2の領域B1の印字率情報に基づいてPID制御ゲインK2の値を決定する。PID制御ゲインK2の値は、記録材P2の領域B1に形成されたトナー像を記録材P2に定着する際のPID
制御の制御ゲインの値である。このように、定着制御部203は、PID制御ゲインK2の値を記録材P2の第1の部分(領域B1)が定着装置130に到達したタイミングから用いて、PID制御により定着装置130の電力制御を行う。
次に、記録材P2の領域B2が定着装置130に到達(T36)し、PID制御ゲインが、制限状態3Bから制限状態3Cに切り替わる。制限状態3CにおけるPID制御の制御ゲインは、記録材P2の領域B2(中印字率領域)に基づいて決定されたPID制御ゲインK3である。制御部202は、記録材P2の領域B2の印字率情報に基づいてPID制御ゲインK3の値を決定する。PID制御ゲインK3の値は、記録材P2の領域B2に形成されたトナー像を記録材P2に定着する際のPID制御の制御ゲインの値である。このように、定着制御部203は、PID制御ゲインK3の値を記録材P2の第2の部分(領域B2)が定着装置130に到達したタイミングから用いて、PID制御により定着装置130の電力制御を行う。定着制御部203が、PID制御ゲインK2及びK3の値を決定してもよい。2枚目の記録材P2がレジストレーションセンサ105を通過(T37)し、定着制御がOFF(T38)になり、プリントが完了する。
画像データの印字率に関する情報(例えば、画像データの印字率)が大きくなるにつれて、PID制御ゲインKの値が大きくなる。画像データの印字率に関する情報の値と、PID制御ゲインKの値とが比例関係であってもよい。制御部202は、画像データの印字率に関する情報と所定値とを比較し、比較結果に基づいて、PID制御ゲインKの値を決定してもよい。制御部202の処理の一例を以下に示す。制御部202は、記録材P1の領域A1の印字率に関する情報が所定値未満であるか否かを判定する。制御部202は、記録材P1の領域A1の印字率に関する情報が所定値未満である場合、PID制御ゲインK1の値を第1の値と決定する。制御部202は、記録材P1の領域A1の印字率に関する情報が所定値以上である場合、PID制御ゲインK1の値を第1の値よりも大きい第2の値と決定する。
制御部202は、記録材P2の領域B1の印字率に関する情報が所定値未満であるか否かを判定する。制御部202は、記録材P2の領域B1の印字率に関する情報が所定値未満である場合、PID制御ゲインK2の値を第1の値と決定する。制御部202は、記録材P2の領域B1の印字率に関する情報が所定値以上である場合、PID制御ゲインK2の値を第1の値よりも大きい第2の値と決定する。制御部202は、記録材P2の領域B2の印字率に関する情報が所定値未満であるか否かを判定する。制御部202は、記録材P2の領域B2の印字率に関する情報が所定値未満である場合、PID制御ゲインK3の値を第1の値と決定する。制御部202は、記録材P2の領域B2の印字率に関する情報が所定値以上である場合、PID制御ゲインK3の値を第1の値よりも大きい第2の値と決定する。
制御部202の処理の他の一例を以下に示す。制御部202は、記録材P2の領域B1の印字率に関する情報に基づいて、PID制御ゲインK2の値を第1の値と決定する。制御部202は、記録材P2の領域B2の印字率に関する情報に基づいて、PID制御ゲインK2の値を第2の値と決定する。記録材P2の領域B1の印字率に関する情報が記録材P2の領域B2の印字率に関する情報よりも大きい場合(図4の場合)、第1の値は第2の値よりも大きい。一方、記録材P2の領域B1の印字率に関する情報が記録材P2の領域B2の印字率に関する情報よりも小さい場合、第1の値は第2の値よりも小さい。
制御部202は、画像データの印字率に関する情報と、複数の所定値とを比較し、比較結果に基づいて、PID制御ゲインKの値を決定してもよい。制御部202の処理の他の一例を以下に示す。ここでは、複数の所定値は、第1の所定値及び第2の所定値を含む。制御部202は、記録材P1の領域A1の印字率に関する情報が第1の所定値未満である
場合、PID制御ゲインK1の値を第1の値と決定する。制御部202は、記録材P1の領域A1の印字率に関する情報が、第1の所定値以上であり、且つ第1の所定値よりも大きい第2の所定値未満である場合、PID制御ゲインK1の値を第1の値よりも大きい第2の値と決定する。制御部202は、記録材P1の領域A1の印字率に関する情報が第2の所定値以上である場合、PID制御ゲインK1の値を第2の値よりも大きい第3の値と決定する。制御部202は、記録材P1の領域A1の印字率に関する情報と同様に、記録材P2の領域B1の印字率に関する情報に応じてPID制御ゲインK2の値を決定し、記録材P2の領域B2の印字率に関する情報に応じてPID制御ゲインK3の値を決定する。
記録材Pの領域の印字率が高いほど、PID制御ゲインKref、K1、K2及びK3の値が高くなる。PID制御ゲインK1、K2及びK3の各値は、制限なし状態のPID制御におけるPID制御ゲインKref以下の値である。PID制御ゲインK1、K2及びK3に含まれるP制御ゲインKp、I制御ゲインKi及びD制御ゲインKdは、記録材Pの領域の印字率に応じて決定される。また、記録材Pの領域の印字率が高いほど、P制御ゲインKp、I制御ゲインKi及びD制御ゲインKdの値が高くなる。印字率が高い画像は、印字率が低い画像よりも定着に要する熱量が大きくなり、印字率が高い画像を記録材Pに定着する場合、印字率が低い画像を記録材Pに定着するよりも定着装置130の熱が奪われる。そのため、実施例1では、定着に要する熱量に応じたP制御ゲインKp、I制御ゲインKi及びD制御ゲインKdの値を決定することで、印字率が高い画像を記録材Pに確実に定着することが可能である。実施例1では、以下の(条件A)及び(条件B)が成立する場合、PID制御ゲインKbの値がPID制御ゲインKaの値よりも大きいとしてもよい。
(条件A)PID制御ゲインKの各項の制御ゲインについて、Kpa<Kpb、Kia<Kib、Kda<Kdbのうちの少なくとも一つが満たされている。
(条件B)PID制御ゲインKaを用いたPID制御により電力制御を行った場合、PID制御ゲインKbを用いたPID制御による電力制御と比較して、目標温度に対する定着装置130の温度の追従性が悪い。
実施例1によれば、ホストコンピュータ300から画像形成装置100に送信された印字率情報に応じて適切なPID制御ゲインの値を決定することができる。記録材Pの各領域の印字率情報に基づいて、PID制御ゲインの制限状態の切り替えを行い、PID制御ゲインの制限を設定することで、フリッカの悪化を抑制することができる。これにより、目標温度に対する定着装置130の温度の追従性を維持しながらフリッカの悪化を抑制することができる。
(実施例2)
実施例1では、記録材Pが定着装置130を通過する際に、定着装置130を通過する記録材Pの領域の印字率情報に基づいて、ゲイン制限の切り替えを行っている。すなわち、実施例1では、記録材Pの領域毎の印字率に応じたPID制御ゲインを決定することで、記録材Pの領域毎に最適なPID制御ゲインを設定し、フリッカの悪化を抑制している。本実施例では、印字率情報、目標温度及び定着装置130の温度を用いることで、記録材Pが定着装置130に到達する前にゲイン制限を行い、記録材Pが定着装置130を通過していない場合においてもフリッカの悪化を抑制する。
以下では、実施例1と実施例2との相違点について説明し、実施例2における実施例1と同一の構成要素については、実施例1と同一の符号を付し、その説明を省略する。図5を参照して、実施例2に係るPID制御のゲイン変更タイミングについて説明する。
図5は、図3と同様に、2枚の記録材Pをプリントする動作を示している。プリントが
開始されると、目標温度は通紙前温度に設定される。プリント開始時点でのPID制御ゲインは制限なしの状態である。定着装置130の温度(定着装置温度)が所定温度まで上昇したタイミングで、記録材Pが給紙される。ここで、ホストコンピュータ300は、記録材Pの給紙が開始されるタイミングまでに、記録材Pの特定の領域毎の印字率情報を画像形成装置100に対して送信する。
給紙された記録材P1は、搬送ローラ103及びレジストレーションローラ104等の搬送部により搬送され、レジストレーションセンサ105に到達(T51)する。記録材P1がレジストレーションセンサ105に到達したタイミングで、目標温度が、通紙前温度から1枚目通紙時温度に変更される。1枚目通紙時温度は、記録材P1の印字率情報と関連しない基準温度であってもよいし、記録材P1の印字率情報に応じた温度であってもよい。このタイミング(T51)でのPID制御ゲインは制限なしの状態(PID制御ゲインが制限されていない状態)である。PID制御ゲインの説明は実施例1で行っているため、ここではPID制御ゲインの説明を省略する。
次に、定着装置130の温度が目標温度である1枚目通紙温度に近づいたタイミング(T52)で、PID制御ゲインは、制限なしの状態から制限状態(PID制御ゲインが制限された状態)5Aに切り替わる(制御ゲインの値としては小さくなる)。具体的には、目標温度と定着装置130の現在温度(検知温度)との差分をΔTとし、このΔTが閾値Tth以下である場合に、PIDゲインが制限された制限状態5Aに切り替える。この場合、定着装置130の温度が目標温度に近づいた状態、且つ定着装置130に記録材Pが進入していない状態であり、定着装置130の温度変動が小さい。このため、制限状態5AにおけるPID制御のPID制御ゲインK0の値は、制限なし状態におけるPID制御のPID制御ゲインKrefの値や通紙時のPID制御ゲインの値よりも小さい。これに限定されず、PID制御ゲインK0の値は、通紙時のPID制御ゲインの値と同じであってもよい。また、閾値Tthは追従性を保障できる閾値を実験的に求めたものを用いるほか、画像形成装置100の制御部202等が予め決められた処理に基づいて算出してもよい。このように、定着制御部203は、記録材P1が定着装置130に到達する前に所定の条件が満たされた場合、PID制御ゲインK0の値を所定の条件が満たされたタイミングから用いて、PID制御により定着装置130の電力制御を行う。所定の条件は、例えば、目標温度と定着装置130の温度との差分(ΔT)が閾値以下であるという条件である。
更に記録材P1が搬送され、定着装置130に到達したタイミング(T53)で、PID制御ゲインは、制限状態5Aから制限状態5Bに切り替わる。制限状態5Bにおいて使用されるPID制御ゲインは、定着装置130を通過する記録材P1の領域の印字率に基づいて決定されたPID制御ゲインK1である。PID制御ゲインK1は、記録材P1の特定の領域、ここでは低印字率領域においてフリッカの悪化を抑制しつつ、定着装置130の温度が目標温度を追従することが可能なゲイン制限を設定し、そのゲイン制限に基づいて算出されたPID制御ゲインである。これ以降は実施例1と同様に1枚目の記録材P1、2枚目の記録材P2のプリント及び印字率に基づくPID制御ゲインの切り替えを実施し(T54〜T58)、プリントが終了する(T59)。
記録材Pの領域の印字率が高いほど、PID制御ゲインKref、K0、K1、K2及びK3の値が高くなる。PID制御ゲインK0、K1、K2及びK3の各値は、制限なし状態におけるPID制御のPID制御ゲインKref以下の値である。PID制御ゲインK0、K1、K2及びK3に含まれるP制御ゲインKp、I制御ゲインKi及びD制御ゲインKdは、記録材Pの各領域の印字率に応じて決定される。実施例2におけるPID制御ゲインの他の要素については、実施例1と同様である。
以上説明したように、実施例2では、PID制御ゲインを制限するタイミング及びPID制御ゲインの値を印字率情報、目標温度及び定着装置130の温度によって決定する。これにより、記録材Pの各領域の印字率情報に応じて適切なPID制御ゲインの制限を設定することができる。また、実施例1よりも早いタイミングでPID制御ゲインに制限を設定することが可能となり、PID制御ゲインに制限を設定している区間が長くなる。その結果、フリッカの悪化を更に抑制することが可能となる。これにより、目標温度に対する定着装置130の温度の追従性を維持しながらフリッカの悪化を抑制することができる。
(変形例)
実施例1及び2では、画像形成装置100がホストコンピュータ300から印字率情報を取得する。この処理に限定されず、制御部202が、画像データに基づいて印字率又はトナー載り量を算出することにより、記録材Pの各領域の印字率情報を取得してもよい。
(その他の実施例)
本発明は、各実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、コンピュータが当該プログラムを実行する方法(画像形成方法)により、各実施例における各処理を実現してもよい。上記プログラムは、例えば、ネットワークを通じて、又は、非一時的にデータを保持するコンピュータ読取可能な記録媒体等から上記コンピュータに提供されてもよい。上記プログラムをコンピュータ読取可能な記録媒体等に記録してもよい。
100…画像形成装置、130…定着装置、202…制御部、203…定着制御部、204…温度検知部

Claims (13)

  1. 画像データに応じて形成されるトナー像を記録材に定着する定着部と、
    前記画像データの印字率に関する情報を取得する取得部と、
    前記定着部の温度を検知する検知部と、
    前記定着部の温度が目標温度を維持するように、PI制御又はPID制御により前記定着部に供給する電力を制御する制御部と、
    前記印字率に関する情報に基づいて、前記PI制御又は前記PID制御の制御ゲインの値を決定する決定部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記記録材を搬送する搬送部を備え、
    前記制御部は、前記決定部により決定された前記制御ゲインの値を、前記記録材が前記定着部に到達したタイミングから用いることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記決定部は、前記印字率に関する情報が所定値未満である場合、前記制御ゲインの値を第1の値と決定し、前記印字率に関する情報が前記所定値以上である場合、前記制御ゲインの値を前記第1の値よりも大きい第2の値と決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記決定部は、
    前記印字率に関する情報が第1の所定値未満である場合、前記制御ゲインの値を第1の値と決定し、
    前記印字率に関する情報が、前記第1の所定値以上であり、且つ前記第1の所定値よりも大きい第2の所定値未満である場合、前記制御ゲインの値を前記第1の値よりも大きい第2の値と決定し、
    前記印字率に関する情報が前記第2の所定値以上である場合、前記制御ゲインの値を前記第2の値よりも大きい第3の値と決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記取得部は、前記印字率に関する情報を前記画像データの複数の領域毎に取得することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記取得部は、前記印字率に関する情報を前記画像データの複数の領域毎に取得し、
    前記決定部は、
    前記複数の領域のうちの第1の領域の前記印字率に関する情報に基づいて、前記第1の領域の画像に応じて形成される第1のトナー像を前記記録材に定着する際の前記制御ゲインの値を第1の値と決定し、
    前記複数の領域のうちの第2の領域の前記印字率に関する情報に基づいて、前記第2の領域の画像に応じて形成される第2のトナー像を前記記録材に定着する際の前記制御ゲインの値を第2の値と決定し、
    前記第1の領域の前記印字率に関する情報が、第2の領域の前記印字率に関する情報よりも大きい場合、前記第1の値は前記第2の値よりも大きく、
    前記第1の領域の前記印字率に関する情報が、第2の領域の前記印字率に関する情報よりも小さい場合、前記第1の値は前記第2の値よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記記録材を搬送する搬送部を備え、
    前記制御部は、前記第1の値を、前記第1のトナー像が形成された前記記録材の第1の
    部分が前記定着部に到達したタイミングから用い、且つ前記第2の値を、前記第2のトナー像が形成された前記記録材の第2の部分が前記定着部に到達したタイミングから用いることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記記録材を搬送する搬送部を備え、
    前記制御部は、前記記録材が前記定着部に到達する前に所定の条件が満たされた場合、前記決定部により決定された前記制御ゲインの値を、前記所定の条件が満たされたタイミングから用いることを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記所定の条件は、前記目標温度と前記定着部の温度と差分が閾値以下であることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記印字率に関する情報は、前記記録材を複数の部分に区分した場合における前記複数の部分のうちの少なくとも二つの部分に形成されるトナー像に対応する画像データの印字率を平均化した平均値を含むことを特徴とする請求項1から9の何れか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記印字率に関する情報は、前記記録材を複数の部分に区分した場合における前記複数の部分のうちの少なくとも二つの部分に形成されるトナー像に対応する画像データの印字率のうちの最大値を含むことを特徴とする請求項1から9の何れか一項に記載の画像形成装置。
  12. 画像データに応じて形成されるトナー像を記録材に定着する定着部を備える画像形成装置の画像形成方法であって、
    コンピュータが、
    前記画像データの印字率に関する情報を取得する取得ステップと、
    前記定着部の温度を検知する検知ステップと、
    前記定着部の温度が目標温度を維持するように、PI制御又はPID制御により前記定着部に供給する電力を制御する制御ステップと、
    前記印字率に関する情報に基づいて、前記PI制御又は前記PID制御の制御ゲインの値を決定する決定ステップと、
    を実行することを特徴とする画像形成方法。
  13. 請求項12に記載の画像形成方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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