JP2024057718A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 正常に処理できない無線タグを備える印刷媒体を簡易に目視で判別できるようにする画像形成装置を提供する。【解決手段】 実施形態によれば、画像形成装置は、通信デバイスと転写器とプロセッサとを有する。通信デバイスは、無線タグと通信する。転写器は、通信デバイスと通信する無線タグを備える媒体に現像剤で形成する現像剤像を転写する。プロセッサは、通信デバイスによる無線タグとの通信が正常に実行された場合に第1の制御値で転写器の動作を制御し、通信デバイスによる無線タグとの通信が正常に終了しなかった場合に第1の制御値とは異なる第2の制御値で転写器の動作を制御する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置は、画像を印刷する用紙が備える無線通信器(無線タグ)であるRFIDタグと通信するタグ通信デバイスを有するものがある。タグ通信デバイスを有する画像形成装置は、用紙のRFIDタグに対してデータの書き込み又はデータの読み取りなどの処理(以下、タグ処理とも称する)を行うことが可能である。画像形成装置は、RFIDタグに対する書き込み又は読み取り等のタグ処理が失敗した用紙を他の用紙と区別できるようにすることが望まれる。
例えば、従来、タグ処理が失敗した用紙をタグ処理が成功した用紙とは別の排紙先に排出する画像形成装置がある。しかし、タグ処理が失敗したRFIDタグを備える用紙は、排紙先を変更しても見た目でタグ処理が成功した用紙と区別できないという問題点がある。また、RFIDタグへのデータの書き込みが失敗した場合に書き込み失敗を示す画像を印刷する画像形成装置がある。しかし、画像形成装置は、印刷処理中にRFIDタグへの書き込みが失敗した用紙に印刷用の画像とは別の画像を印刷するという動作が複雑で時間がかかるという問題がある。
特開2020-147004号公報
本発明が解決しようとする課題は、正常に処理できない無線タグを備える印刷媒体を簡易に目視で判別できるようにする画像形成装置を提供することである。
実施形態によれば、画像形成装置は、通信デバイスと転写器とプロセッサとを有する。通信デバイスは、無線タグと通信する。転写器は、通信デバイスと通信する無線タグを備える媒体に現像剤で形成する現像剤像を転写する。プロセッサは、通信デバイスによる無線タグとの通信が正常に実行された場合に第1の制御値で転写器の動作を制御し、通信デバイスによる無線タグとの通信が正常に終了しなかった場合に第1の制御値とは異なる第2の制御値で転写器の動作を制御する。
図1は、実施形態に係る画像形成装置の構成例を示す図である。 図2は、実施形態に係る画像形成装置における制御系の構成例を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る画像形成装置を含む画像形成システムの構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る画像形成装置における2次転写バイアスの遷移例を示す図である。 図5は、実施形態に係る画像形成装置における2次転写バイアスの第1の遷移例を示す図である。 図6は、実施形態に係る画像形成装置における2次転写バイアスの遷移例を示す図である。 図7は、実施形態に係る画像形成装置におけるタグ処理を含む印刷処理の動作例を説明するためのフローチャートである。
以下、本実施形態について、図面を参照しながら説明する。
まず、実施形態に係る画像形成装置1の構成について説明する。
図1は、実施形態に係る画像形成装置1の一例である電子写真方式のプリンタを備えるデジタル複合機(MFP,Multi-Functional Peripheral)の構成例を示す図である。
実施形態に係る画像形成装置1は、印刷媒体Pに画像を形成するプリンタと印刷媒体Pが備える無線タグ(無線通信器)としてのRFIDタグと通信するタグ通信デバイスとを有する。例えば、画像形成装置1は、ワークプレイスに置かれる。
無線タグは、プロセッサ、内部メモリ、無線通信回路及びアンテナを行う小型の無線通信器である。無線タグは、例えば、RFID(Radio Frequency Identification)タグである。無線タグは、無線通信装置としてのタグ通信デバイスと通信する。無線タグは、タグ通信デバイスから供給されるコマンドに応じて処理を実行し、処理の実行結果をタグ通信デバイスに応答する。例えば、無線タグは、リードコマンドを受信した場合、内部メモリに記憶しているデータを読み出し、読み出したデータを応答する。また、無線タグは、ライトコマンドを受信した場合、書き込むが要求されるデータを内部メモリに書き込み、書き込み結果を示す応答を出力する。
実施形態に係る画像形成装置1のプリンタは、無線タグを備える印刷媒体Pに画像をプリントする。印刷媒体Pは、例えば、シートである。印刷媒体Pとしてのシートは、無線タグを埋め込んだものであっても良いし、無線タグが貼り付けられたものであっても良い。以下、印刷媒体Pは、無線タグの一例としてのRFIDタグを備えるシートであることを想定して説明するものとする。
図1に示す構成例において、画像形成装置1は、印刷媒体Pに電子写真プロセスによって画像を形成するプリンタを有する。但し、実施形態に係る画像形成装置1の画像形成方式は、電子写真方式に限定するものではない。図1に示す構成例の画像形成装置1のプリンタは、トナー(現像剤)により現像する画像を印刷媒体P上に形成する。トナーは、単色のトナーであってもよいし、複数のカラートナーであってもよい。また、トナーは、消色することが可能なトナーであっても良い。図1は、イエロー、マゼンダ、シアン、及びブラックの4色のカラートナーを用いて画像形成処理を行う画像形成装置1の構成例を示す図である。
図1に示す構成例において、画像形成装置1は、筐体11、通信インターフェース12、コントローラ13、複数の用紙トレイ14、排紙トレイ15、搬送機構16、画像形成機構17、定着器18、スキャナ20、及びコントロールパネル21を備える。
筐体11は、画像形成装置1の本体である。筐体11は、例えば、通信インターフェース12、コントローラ13、複数の用紙トレイ14、搬送機構16、画像形成機構17及び定着器18等を収容する。筐体11は、上面の一部を排紙トレイ15とする。
通信インターフェース12は、ネットワークを通じて接続する他の機器と通信するためのインターフェースである。通信インターフェース12は、外部機器との通信に用いられる。外部機器は、印刷ジョブを指示するユーザ端末、又は、印刷媒体Pが備えるRFIDタグの情報を管理する管理装置としてのサーバなどである。通信インターフェース12は、例えば、LANコネクタ等で構成される。通信インターフェース12は、Bluetooth(登録商標)又はWi-fi(登録商標)等の規格に従って他の機器と無線通信を行うものであってもよい。
コントローラ13は、画像形成装置1の各部を制御及びデータ処理などを実行する。例えば、コントローラ13は、プロセッサ、メモリ、及び、各種インターフェースを含むコンピュータである。コントローラ13は、メモリが記憶するプログラムをプロセッサが実行することにより各部の制御及びデータ処理を行う。コントローラ13は、各種の内部インターフェースによって筐体11内の各部に接続する。例えば、コントローラ13は、通信インターフェース12、排紙トレイ15、搬送機構16、画像形成機構17、定着器18、及びスキャナ20などに接続する。
コントローラ13は、通信インターフェース12を介して外部機器から受信する画像データなどを含む印刷ジョブを取得する。印刷ジョブに含まれる画像データは、印刷媒体Pに形成する画像を示すデータである。画像データは、1つの印刷媒体Pに画像を形成するためのデータであっても良いし、複数の印刷媒体Pに画像を形成するためのデータであっても良い。
また、印刷ジョブは、印刷媒体Pが備えるRFIDタグに対する処理内容を示す情報を含んでも良い。RFIDタグに対する処理内容は、RFIDタグへのデータの書き込みを指示するものであっても良いし、RFIDタグからのデータの読み取りを指示するものであっても良い。また、印刷ジョブは、画像を形成した印刷媒体Pを排出する排紙位置(排紙トレイ、排紙向きなど)を示す情報を含んでも良い。また、印刷ジョブは、カラー印刷かモノクロ印刷かを示す情報などの印刷条件を示す情報を含んでいても良い。
コントローラ13は、搬送機構16、画像形成機構17、及び定着器18の動作を制御するエンジンコントローラを含む。例えば、コントローラ13は、搬送機構16による印刷媒体Pの搬送を制御する。コントローラ13は、画像形成機構17による現像剤像の形成及び現像剤像の印刷媒体Pへの転写を制御する。コントローラ13は、定着器18による印刷媒体Pへの現像剤像の定着を制御する。コントローラ13は、搬送機構16、画像形成機構17、及び定着器18の動作を制御することにより、印刷ジョブに含まれる画像データの画像を印刷媒体Pに形成する。
なお、画像形成装置1は、コントローラ13とは別にエンジンコントローラを備える構成であっても良い。例えば、画像形成装置1は、搬送機構16、画像形成機構17、定着器18などの少なくとも1つを制御するエンジンコントローラをコントローラ13とは別に設けても良い。コントローラ13とは別に設けるエンジンコントローラは、制御に必要な情報をコントローラ13から取得するようにすれば良い。
複数の用紙トレイ14は、それぞれ印刷媒体Pを収容するカセットである。用紙トレイ14は、RFIDタグを備える印刷媒体Pを補充できるように構成される。例えば、用紙トレイ14は、筐体11から引き出し可能に構成される。用紙トレイ14は、引き出された状態でRFIDタグを備える印刷媒体Pが補充された後に再び筐体11内にセットされる。
搬送機構16は、画像形成装置1内で印刷媒体Pを搬送する機構である。図1に示すように、搬送機構16は、複数の搬送路を備える。搬送機構16は、給紙搬送路31及び排紙搬送路32を備える。
給紙搬送路31及び排紙搬送路32は、複数のローラ、及び複数のガイド等により構成される。複数のローラは、駆動機構から伝達される動力によって回転することにより、印刷媒体Pを搬送する。複数のガイドは、ローラによって搬送される印刷媒体Pの搬送方向を制御する。
給紙搬送路31は、用紙トレイ14から印刷媒体Pを取り込み、取り込んだ印刷媒体Pを画像形成機構17へ供給する。給紙搬送路31は、各用紙トレイ14にそれぞれ対応した複数のピックアップローラ33を備える。各ピックアップローラ33は、それぞれ用紙トレイ14から取り出す1つの印刷媒体Pを給紙搬送路31へと送り込む。
給紙搬送路31は、印刷媒体Pを画像形成機構17がトナー(現像剤)を用いて生成する画像(トナー像)の転写位置へ供給する。レジストローラ36は、給紙搬送路31における転写位置の手前に設ける。レジストローラ36は、用紙トレイ14から給紙された印刷媒体Pを転写位置における画像の転写タイミングに応じて転写位置へ送り出す。例えば、レジストローラ36は、用紙トレイ14から給紙された印刷媒体Pを一旦停止する。レジストローラ36は、システムコントローラ13からの指示に応じて印刷媒体Pを転写位置へ送り出す。
排紙搬送路32は、画像形成機構17で画像が形成された印刷媒体Pを筐体11から排出する搬送路である。排紙搬送路32は、印刷媒体Pを排紙トレイ15に排紙する。排紙トレイ15は、画像形成装置1から排出された印刷媒体Pを受けるトレイである。また、画像形成装置1が複数の排紙位置を備える場合、排紙搬送路32は、システムコントローラ13が指定する排紙位置に印刷媒体Pを排出するように動作する。
画像形成機構17は、印刷媒体Pに画像を形成するための構成を備える。画像形成機構17の詳細については後述する。
定着器18は、ヒートローラ34及び加圧ローラ35を有する。定着器18は、排紙搬送路32を搬送される印刷媒体Pをヒートローラ34により所定の温度で加熱する。定着器18は、さらに、ヒートローラ34で加熱する印刷媒体Pを加圧ローラ35で加圧する。定着器18は、印刷媒体Pを加熱及び加圧することにより印刷媒体P上の画像(現像剤像)を印刷媒体Pに定着させる。
タグ通信デバイス19は、印刷媒体Pが備える無線通信器(無線タグ)としてのRFIDタグと通信する。タグ通信デバイス19は、レジストローラ36の手前にある印刷媒体PのRFIDタグと通信するように設ける。タグ通信デバイス19は、無線通信によりRFIDタグにコマンドを供給する。タグ通信デバイス19は、RFIDタグからの応答を受信する。RFIDタグは、タグ通信デバイス19からのコマンドに応じた処理を実行し、コマンドの実行結果をタグ通信デバイス19へ送信(応答)する。
タグ通信デバイス19は、システムコントローラ13からの指示に応じてRFIDタグからデータを読み取ったりRFIDタグにデータを書き込んだりする。タグ通信デバイス19は、システムコントローラ13によりRFIFタグからのデータの読取が指示された場合、RFIDタグからデータを読み取る処理を実行する。タグ通信デバイス19は、システムコントローラ13によりRFIFタグへのデータの書き込みが指示された場合、RFIDタグにデータを書き込む処理を実行する。
スキャナ20は、原稿を読み取って画像データに変換する装置である。スキャナ20は、筐体11の上部に設置される。スキャナ20は、筐体11の上部に設けた原稿台ガラス上にセットされた原稿の画像を読み取る。また、スキャナ20は、自動原稿送り装置(Auto Document Feeder)ADFを備える。スキャナ20は、自動原稿送り装置ADFが搬送する原稿の画像を読み取る機能も有する。
コントロールパネル21は、タッチパネル22及びキーボード23等を備える。タッチパネル22は、例えば、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイ等のディスプレイと、タッチ入力を検知するタッチセンサとを積層したものである。タッチパネル22を備えるディスプレイは、画像形成装置1の表示デバイスである。
キーボード23は、画像形成装置1のユーザが操作するための種々のキーを備える。例えばキーボード23は、テンキー、電源キー、用紙フィードキー、ファンクションキー等を備える。各キーは、ボタンと称してもよい。タッチパネル22及びキーボード23は、画像形成装置1の入力デバイスである。
次に、画像形成機構17について説明する。
図1に示すように画像形成機構17は、複数の画像形成ステーション41と転写機構42とを備える。各画像形成ステーション41は、それぞれトナー像を形成する。各画像形成ステーション41は、トナーの種類ごとに設けられる。図1に示す例において、各画像形成ステーション41は、向かって左側からイエロー、マゼンダ、シアン及びブラック等の各カラートナーにそれぞれ対応する。各画像形成ステーション41は、それぞれ対応する色のカラートナーを有するトナーカートリッジ2を備える。図1は、イエロー、マゼンダ、シアン及びブラックの4色のカラートナーにそれぞれ対応した4つの画像形成ステーション41を備えた画像形成装置1を例示する。
次に、各画像形成ステーション41について説明する。
各画像形成ステーション41は、それぞれ感光体ドラム(感光体)71、クリーナ72、帯電器73、露光器74、現像器75及び1次転写ローラ(転写器)を備える。
感光体ドラム71は、円筒状のドラムとドラムの外周面に形成された感光層とを備える。感光体ドラム71は、感光体である。感光体ドラム71の外周面は、像担持体である。感光体ドラム71は、駆動機構から伝達される動力によって一定の速度で回転する。
クリーナ72は、感光体ドラム71の表面と接触するブレードを有する。クリーナ72は、ブレードを用いて感光体ドラム71の表面に残留したトナーを除去する。
帯電器73は、感光体ドラム71の表面を一様に帯電させる。帯電器73は、帯電チャージャとも称される。帯電器73は、グリッド電極から出力するグリッドバイアス電圧(帯電電位)を感光体ドラム71に印加することにより感光体ドラム71を一様な負極性の電位(表面電位)に帯電させる。
露光器74は、複数の発光素子を備える。発光素子は、例えばレーザダイオード(LD)、発光ダイオード(LED)、又は有機EL(OLED)等である。複数の発光素子は、感光体ドラム71の回転軸と平行な方向である主走査方向に配列する。各発光素子は、感光体ドラム71上の1点に光を照射するように構成する。
露光器74は、主走査方向に配列された複数の発光素子からの光を帯電した感光体ドラム71の表面に照射することにより感光体ドラム71に1ライン分の静電潜像を形成する。さらに、露光器74は、回転する感光体ドラム71に連続して光を照射することにより、複数ラインの静電潜像を形成する。
現像器75は、トナーを感光体ドラム71に付着させる装置である。現像器75は、トナーとキャリアとを含む現像剤を収容する。現像器75は、トナーカートリッジ2から供給されるトナーとキャリアとを撹拌機構により撹拌する。現像器75は、撹拌機構により撹拌されたトナーとキャリアとを含む現像剤が付着した現像ローラから感光体ドラム71へトナーを供給する。現像器75は、感光体ドラム71にトナーを供給することにより感光体ドラム71上の静電潜像をトナーで現像する。感光体ドラム71は、現像器75によってトナーで現像されたトナー像(現像剤像)を保持する。感光体ドラム71は、回転することによりトナー像を転写ベルト91への転写位置へ送る。
転写機構42は、感光体ドラム71の表面に形成されたトナー像を印刷媒体Pに転写する。図1に示す構成例において、転写機構42は、転写ベルト(転写体)91、駆動ローラ92、複数の1次転写ローラ(転写器)93、及び2次転写ローラ94を備える。
転写ベルト91は、各画像形成ステーション41の感光体ドラム71の表面に形成されたトナー像が転写される媒体(転写体)である。転写ベルト91は、印刷媒体Pに転写する画像を保持する中間転写体である。図1に示す構成例において、転写ベルト91は、駆動ローラ92及び複数の巻付ローラに巻き付けられた無端ベルトである。転写ベルト91は、内側の面である裏面が駆動ローラ92及び複数の巻付ローラに接触する。転写ベルト91は、外側の面である表面が各画像形成ステーション41の感光体ドラム71と対向する。
駆動ローラ92は、駆動機構から伝達される動力によって回転する。駆動ローラ92は、回転することにより転写ベルト91を搬送する。図1に示す構成例において、駆動ローラ92は、反時計方向に回転する。駆動ローラ92の回転によって無端ベルトである転写ベルト91は、反時計方向に回転するように搬送される。複数の巻付ローラは、自由に回転可能に構成されている。複数の巻付ローラは、駆動ローラ92による転写ベルト91の移動に従って回転する。
1次転写ローラ(転写器)93は、画像形成ステーション41毎に複数設ける。各1次転写ローラ93は、対応する画像形成ステーション41の感光体ドラム71に対向するように設ける。各1次転写ローラ93は、対応する画像形成ステーション41の感光体ドラム71と転写ベルト91を挟んで対向する位置に設ける。1次転写ローラ93が転写ベルト91を挟んで感光体ドラム71に対向する位置は、1次転写部と称する。1次転写部において、感光体ドラム71上の画像(トナー像)が転写ベルト91に転写される。
1次転写ローラ93は、転写ベルト91の内周面側に接触する。1次転写ローラ93は、転写ベルト91を内周面側から感光体ドラム71へ向けて押圧する。1次転写ローラ93によって押圧される転写ベルト91は、表面(外周面)が感光体ドラム71に当接する。1次転写ローラ93は、感光体ドラム71から画像(トナー像)を転写する場合、転写ベルト91を介して感光体ドラム71に対して転写バイアスを印加する。感光体ドラム71からトナー像は、1次転写ローラ93から印加される転写バイアスによって転写ベルト91に転写される。
2次転写ローラ94は、駆動ローラ92と対向する位置に設ける。2次転写ローラ94は、駆動ローラ92によって内周面が搬送される転写ベルト91の表面に接触する。2次転写ローラ94は、転写ベルト91を駆動ローラ92側へ押圧する。駆動ローラ92と2次転写ローラ94とに挟まれる転写ベルト91は、表面が2次転写ローラ94に密着する。転写ベルト91の表面と2次転写ローラ94とが密着する部位に転写ニップが形成される。転写ニップは、転写ベルト91の表面に形成されたトナー像(現像剤像)を印刷媒体Pに転写する転写部(転写位置)である。
2次転写ローラ94は、レジストローラ36によって供給される印刷媒体Pを転写ベルト91との間に挟んだ状態で搬送する。印刷媒体Pは、転写ニップ(転写位置)を通過する。2次転写ローラ94は、転写ニップを通過する印刷媒体Pを転写ベルト91の表面に押し当てる。
2次転写ローラ94は、転写ニップにおいて印刷媒体Pを介して転写ベルト91にバイアス電圧(2次転写バイアス)を印加する。2次転写ローラ94は、システムコントローラ13により指定される電位の2次転写バイアス(以下、単に転写バイアスとも称する)を印加する。2次転写ローラ94が転写バイアスを印加した状態で印刷媒体Pが転写ニップを通過すると、転写ベルト91上のトナー像は、印刷媒体Pに転写される。
転写ベルト91から転写ニップを通過する印刷媒体Pに転写されるトナー像の濃度は、2次転写ローラ94が印加する転写バイアスの値によって設定する。システムコントローラ13は、印刷媒体PのRFIDタグに対する処理(タグ処理)の結果に応じた転写バイアスを設定することで印刷媒体Pに転写するトナー像の濃度を制御する。
システムコントローラ13は、タグ処理が正常終了した場合、2次転写バイアスを通常印刷時の設定値に設定する。2次転写バイアスが通常印刷時の設定値に設定されると、転写ベルト91上のトナー像は、通常印刷時の濃度(正常濃度)で印刷媒体Pに転写される。また、タグ処理が正常終了しなかった場合、システムコントローラ13は、2次転写バイアスを異常処理時の設定値に設定する。2次転写バイアスが異常処理時の設定値に設定されると、転写ベルト91上のトナー像は、通常印刷時の濃度とは異なる濃度(異常濃度)で印刷媒体Pに転写される。
転写機構42は、1次転写部において感光体ドラム71上のトナー像を1次転写ローラ93から印加する転写バイアスによって感光体ドラム71に当接する転写ベルト91に転写(1次転写)する。複数の画像形成ステーション41を備える場合、転写機構42は、複数の画像形成ステーション41の感光体ドラム71から転写ベルト91にトナー像を1次転写する。
転写機構42は、転写ベルト91の表面に1次転写されたトナー像を転写ニップ(2次転写位置)まで送る。転写機構42は、転写ベルト91の表面に転写したトナー像を2次転写ローラ94が転写バイアスを印加する転写ニップを通過する印刷媒体Pに転写する。転写ベルト91は、印刷媒体Pに転写するトナー像を保持する像担持体の一例である。
次に、実施形態に係る画像形成装置1における制御系の構成について説明する。
図2は、画像形成装置1における制御系の構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、画像形成装置1は、システムコントローラ(以下、単にコントローラとも称する)13に、通信インターフェース12、画像形成機構17、定着器18、タグ通信デバイス19、スキャナ20、コントロールパネル21及びモータ30等を接続する。
コントローラ13は、プロセッサ131、ROM(Read Only Memory)132、RAM(Random Access Memory)133及び補助記憶デバイス134を含む。コントローラ13は、プロセッサ131、ROM132、RAM133及び補助記憶デバイス134によりコンピュータを構成する。また、コントローラ13は、画像処理用のプロセッサであるASICなどを備えるようにしても良い。
プロセッサ131は、コントローラ13としてのコンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ131は、オペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムに従って、画像形成装置1の各部を制御する。プロセッサ131は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。
ROM132及びRAM133は、コントローラ13としてのコンピュータの主記憶部分に相当する。ROM132は、不揮発性のメモリ領域であり、RAM133は、揮発性のメモリ領域である。ROM132は、オペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムを記憶する。ROM132は、プロセッサ131が各部を制御するための処理を実行する上で必要な制御データを記憶する。RAM133は、プロセッサ131によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用される。RAM133は、例えば画像データを記憶するためのワークエリアを有する。
補助記憶デバイス134は、コントローラ13としてのコンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス134は、例えば、EEPROM(登録商標)(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)又はSSD(Solid State Drive)等の記憶デバイスで構成する。補助記憶デバイス134は、プロセッサ131が各種の処理を行う上で使用する設定データなどのデータを記憶する。補助記憶デバイス134は、プロセッサ131が実行した処理で生成されたデータを保存する。補助記憶デバイス134は、アプリケーションプログラムを記憶しても良い。
例えば、補助記憶デバイス134は、設定データとして、転写ベルト91上の現像剤像を印刷媒体Pに転写させるための設定情報(転写設定情報)を記憶する。転写設定情報は、印刷媒体PのRFIDタグに対する処理(以下、タグ処理と称する)が正常に完了した場合とタグ処理が正常に完了しなかった場合とで異なる設定値となる。補助記憶デバイス134は、種々の転写設定に対応する複数の転写設定情報を記憶する。転写設定情報は、転写ニップ(転写位置)において2次転写ローラ94が印加する2次転写バイアスの設定値が含まれる。
例えば、補助記憶デバイス134は、タグ処理が正常に完了した場合の転写設定情報とタグ処理が正常に完了しなかった場合の転写設定情報とを記憶する。タグ処理が正常に完了した場合の転写設定情報は、現像剤像を所定の濃度で印刷媒体Pに転写するための転写バイアスの設定値を含む。また、タグ処理が正常に完了しなかった場合の転写設定情報は、現像剤像を所定の濃度とは異なる濃度で印刷媒体Pに転写するための転写バイアスの設定値を含む。
コントローラ13は、各画像形成ステーション41におけるトナーカートリッジ2、感光体ドラム71、クリーナ72、帯電器73、露光器74、現像器75に接続する。コントローラ13は、トナーカートリッジ2、感光体ドラム71、クリーナ72、帯電器73、露光器74、及び現像器75を制御する。例えば、コントローラ13は、各画像形成ステーション41の帯電器73に対して帯電させるオンオフを制御する。コントローラ13は、各画像形成ステーション41の露光器74に対して感光体ドラムに照射するレーザー光のオンオフを制御する。また、コントローラ13は、各画像形成ステーション41の現像器75に対して現像バイアスのオンオフを制御する。
コントローラ13は、転写機構42に接続する。転写機構42は、転写ベルト91、駆動ローラ92、複数の1次転写ローラ93、2次転写ローラ94、電源95及び電源97を有する。複数の1次転写ローラ93は、各画像形成ステーション41に設けられる1次転写ローラである。
電源95は、1次転写ローラ93が転写ベルト91を挟んで対向する感光体ドラム71に対して印加する転写バイアス(1次転写バイアス)を供給する。電源95は、電流源であっても良いし、電圧源であっても良い。
電源95は、コントローラ13に接続する。コントローラ13は、電源95により1次転写ローラ93が対向する感光体ドラム71に対して印加する1次転写バイアスのオンオフを制御する。コントローラ13は、電源95により1次転写ローラ93が印加する1次転写バイアスの値を制御する。
電源97は、2次転写ローラ94が転写ベルト91を挟んで対向する駆動ローラ92に対して印加する転写バイアス(2次転写バイアス)を供給する。電源97は、コントローラ13に接続する。コントローラ13は、電源97により2次転写ローラ94が印加する転写バイアスのオンオフを制御する。コントローラ13は、電源97により2次転写ローラ94が印加する転写バイアスの値を制御する。例えば、コントローラ13は、印刷媒体PのRFIDタグに対する処理の結果に応じた転写設定に基づいて転写バイアスの値を決定する。また、コントローラ13は、印刷媒体Pの坪量、厚さ、又は、種類などに応じて転写バイアスの値を調整するようにしても良い。
モータ30は、各部を動作させるモータである。モータ30は、コントローラ13に接続する。モータ30は、コントローラ13からの制御に応じて駆動する。モータ30は、例えば、第1モータと第2モータと第3モータとを含む。モータ30としての第1モータは、搬送機構16を駆動する。モータ30としての第2モータは、感光体ドラム71を回転させる。モータ30としての第3モータは、駆動ローラ92を回転させる。第2モータは、複数の画像形成ステーション41にそれぞれ備えられた感光体ドラム71に対応して複数設ける。モータ30は、第1、第2及び第3モータ以外のモータを含んでいてもよい。
次に、実施形態に係る画像形成装置1とサーバ201とを有する画像形成システム200について説明する。
上述したような構成を有する画像形成装置1は、サーバ201と接続した画像形成システム200において運用するようにしても良い。例えば、サーバ201は、印刷媒体Pを管理するために印刷媒体Pが有するRFIDタグに記録しているデータを管理する管理装置として運用する。サーバ201は、画像形成装置1が印刷媒体PのRFIDタグに書き込むデータを指示するようにしても良い。
サーバ201は、画像形成装置1が印刷媒体PのRFIDタグに書き込んだデータを日時等の情報と共に保存することにより当該印刷媒体Pが処理された履歴を管理できる。また、サーバ201は、画像形成装置1が印刷媒体PのRFIDタグから読み取ったデータを取得する。サーバ201は、画像形成装置1が印刷媒体PのRFIDタグから読み取ったデータを日時等の情報と共に保存することにより当該印刷媒体Pが処理された履歴を管理できる。
図3は、実施形態に係る画像形成装置1とサーバ201とを有する画像形成システム200の構成例を示すブロック図である。
図3に示す構成例において、画像形成装置1は、図1及び図2に示すような構成を有するデジタル複合機である。また、図3に示す構成例において、サーバ201は、プロセッサ211、ROM(Read Only Memory)212、RAM(Random Access Memory)213、データメモリ214、及び、通信インターフェース215を有する。
プロセッサ211は、サーバ201としてのコンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ211は、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。プロセッサ211は、プログラムを実行することにより種々の処理を実行する。例えば、プロセッサ211は、オペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムを実行する。
ROM212及びRAM213は、サーバ201としてのコンピュータの主記憶部分に相当する。ROM212は、不揮発性のメモリ領域である。RAM212は、揮発性のメモリ領域である。ROM212は、例えば、オペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムを記憶する。ROM212は、プロセッサ211が各部を制御するための処理を実行する上で必要な制御データを記憶する。RAM213は、プロセッサ211によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用される。RAM213は、例えば画像データを記憶するためのワークエリアを有する。
データメモリ214は、サーバ201としてのコンピュータの補助記憶部分に相当する。データメモリ214は、例えば、EEPROM(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)又はSSD(Solid State Drive)等の記憶デバイスで構成する。データメモリ214は、プロセッサ211が各種の処理を行う上で使用する設定データなどのデータを記憶する。データメモリ214は、プロセッサ211が実行した処理で生成されたデータを保存する。データメモリ214は、アプリケーションプログラムを記憶しても良い。
データメモリ214は、画像形成装置1が処理する印刷媒体Pが備えるRFIDタグが記憶する情報を保存するようにしても良い。例えば、データメモリ214は、画像形成装置1が印刷媒体PのRFIDタグに書き込んだデータを日時等の情報と共に保存するようにしても良い。また、サーバ201は、画像形成装置1が印刷媒体PのRFIDタグから読み取ったデータを日時等の情報と共に保存するようにしても良い。
通信インターフェース215は、ネットワークを通じて接続する他の機器と通信するためのインターフェースである。通信インターフェース215は、画像形成装置1との通信に用いられる。通信インターフェース215は、例えば、LAN通信用のインターフェースである。また、通信インターフェース215は、Bluetooth又はWi-fiなどの規格によって他の機器と無線通信を行うインターフェースであってもよい。
次に、実施形態に係る画像形成装置1におけるRFIDタグを備える印刷媒体Pに対する画像形成処理とタグ処理とについて説明する。
画像形成装置1は、1つの印刷ジョブに対する処理として、印刷媒体Pに画像を印刷する画像形成処理と当該印刷媒体PのRFIDタグに対する処理(タグ処理)とを実行する。画像形成装置1のシステムコントローラ13は、画像形成処理において、タグ処理の結果に応じて2次転写バイアスの値を制御する。
図4、5及び6は、画像形成装置1が印刷媒体Pを給紙してから転写制御が終了するまでの間に2次転写ローラ94が印加するバイアス電圧(電位)の遷移を示す図である。
図4乃至6において、時刻Taは、トレイ14からの印刷媒体Pの給紙を開始したタイミングである。時刻Tbは、タグ通信デバイス19を用いて印刷媒体PのRFIDタグに対するタグ処理を開始するタイミングである。時刻Tcは、タグ処理を実施可能とする所定時間(タグ処理の制限時間)が終了するタイミングである。時刻Tbから時刻Tbまでの時間(時間Tb-Tc)は、印刷媒体PのRFIDタグに対して処理を実行する期間である。
また、タグ処理は、印刷媒体Pをレジストローラ36手前の所定位置(待機位置)で停止した状態で実行するものとしても良い。待機位置に印刷媒体Pを停止した状態でタグ処理を実行する場合、時刻Tbは、印刷媒体Pがレジストローラ36に達するタイミングである。また、時刻Tcは、レジストローラ36を動作(オン)するタイミング(レジストローラ36が転写位置への印刷媒体Pの搬送を開始するタイミング)である。この場合、時間Ta-Tbは、印刷媒体Pがトレイ14からレジストローラ36手前の待機位置まで搬送される期間である。
時刻Tdは、印刷媒体Pが2次転写位置(単に転写位置とも称する)に到達するタイミングである。時刻Teは、印刷媒体Pが2次転写位置の通過を完了するタイミングである。時間Td-Teは、印刷媒体Pが2次転写位置を通過する期間である。2次転写ローラ94が印加する転写バイアスは、印刷媒体Pが2次転写位置に達する前までに転写設定情報の転写バイアスの値に変更する必要がある。このため、転写設定情報の転写バイアスの値に変更するタイミングは、時刻Tcから時刻Tdまでの間である。また、時刻Tfは、転写制御の動作を終了するタイミングである。
図4は、タグ処理が正常に終了した場合に2次転写ローラ94が印加するバイアス電圧(2次転写ローラ94の電位)の遷移例を示す図である。
印刷ジョブが開始されると、2次転写ローラ94が印加するバイアス電圧としての電位は、正極の所定電位(以下、抑制電位と称する)Vaに設定される。抑制電位Vaは、2次転写ローラ94へのトナーの付着を抑制するために設定されるバイアス電圧である。例えば、何らかの要因で転写ベルト91にトナーが付着した場合であっても、抑制電位Vaが2次転写ローラ94へのトナーの付着を抑制する。
図4に示す例において、時間Ta-Tcの間、2次転写ローラ94は、印加するバイアス電圧を抑制電位Vaに保持する。時刻Tcから時刻Tdまでの間に、2次転写ローラ94が印加するバイアス電圧は、通常印刷に用いられる転写バイアスVbに遷移する。図4は、タグ処理が正常終了した場合に正常濃度で転写ベルト91上のトナー像を印刷媒体Pに転写させるための転写バイアス(印字バイアス)Vbを示す。例えば、図4に示す転写バイアスVbは、正常濃度でトナー像を印刷媒体Pに転写させるに、負極性の最大電圧を印加するものとしても良い。
プロセッサ131は、タグ処理が正常終了すると、転写ベルト91上のトナー像を通常濃度で印刷媒体Pに転写するための転写設定(通常濃度の転写設定)を行う。プロセッサ131は、タグ処理が正常終了した場合、補助記憶デバイス134から正常濃度の転写設定の転写設定情報を読み出す。通常濃度の転写設定情報は、転写ベルト91上のトナー像を正常濃度で印刷媒体Pに転写させるための転写バイアスVbを示す情報を含む。プロセッサ131は、通常濃度の転写設定情報に含まれる転写バイアスVbを転写器としての2次転写ローラ94に指示する。また、プロセッサ131は、時刻Teから時刻Tfまでの間で転写バイアスVbを抑制電位Vaに切り替えることを指示する。
図4に示すように、時間Ta-Tcで抑制電位Vaに設定した2次転写バイアスは、タグ処理が正常終了すると、時刻Tdになる前に転写バイアスVbに遷移する。さらに、転写バイアスVbに設定した2次転写バイアスは、時刻Teを経過後に抑制電位Vaに遷移する。これにより、印刷媒体Pが転写位置を通過する間、2次転写バイアスは、転写ベルト91上のトナー像を正常濃度で印刷媒体Pに転写させる転写バイアスVbになる。
図5は、タグ処理が正常に終了しなかった場合に2次転写ローラ94が印加するバイアス電圧の遷移例(第1の遷移例)を示す図である。
図5に示す例では、時間Ta-Tcの間、2次転写ローラ94は、図4と同様に印加するバイアス電圧を抑制電位Vaに保持する。プロセッサ131は、時間Tb-Tcの間に実行するタグ処理が正常に終了したか否かを判断する。図5に示す例において、プロセッサ131は、タグ処理が正常に終了しなかったと判断するものとする。タグ処理が正常終了しなかった場合、プロセッサ131は、転写ベルト91上のトナー像を通常濃度と異なる濃度(異常濃度)で印刷媒体Pに転写する転写設定(異常濃度の転写設定)を行う。
プロセッサ131は、タグ処理が正常終了しなかった場合、補助記憶デバイス134から異常濃度の転写設定を示す転写設定情報を読み出す。異常濃度の転写設定情報は、転写ベルト91上のトナー像を異常濃度で印刷媒体Pに転写させるための転写バイアスの設定値(電位)Vcを示す情報を含む。プロセッサ131は、異常濃度の転写設定情報に含まれる転写バイアスVcを転写器としての2次転写ローラ94に指示する。これにより、時間Ta-Tcで抑制電位Vaとする2次転写バイアスは、図5に示すように、時刻Tdになる前に転写バイアスVcに遷移する。
また、プロセッサ131は、印刷媒体Pが転写位置を通過した後(時刻Teから時刻Tfまでの間)に転写バイアスVcを抑制電位Vaに切り替えることを指示する。これにより、転写バイアスVbに設定した2次転写バイアスは、時刻Teを経過後に抑制電位Vaに遷移する。
図5に示す例において、転写バイアスVcは、通常濃度でトナー像を転写させる転写バイアス(印字バイアス)Vbとは逆極である正極の電位とする。例えば、転写バイアスVcは、転写バイアス(印字バイアス)Vbとは逆極(正極)の最大電圧としても良い。
2次転写ローラ94が印加する転写バイアスを正極の電位にすると、転写ベルト91上のトナーが転写され難くなる。但し、転写位置では転写ベルト91と印刷媒体Pとが接するため、2次転写バイアスを逆極(正極)の最大電圧にしても転写ベルト91上のトナー像は、薄く印刷媒体Pに転写される。つまり、転写バイアスを逆極(正極)の電圧である転写バイアス(印字バイアス)Vbにすると、印刷媒体Pに転写される画像の濃度は薄くなる。
なお、転写バイアスVcは、印刷媒体Pに転写するトナー像の濃度が正常濃度とは明らかに異なることを人が視認できる程度に設定すれば良い。例えば、転写バイアスVcは、抑制電位Vaであっても良いし、転写バイアスVbよりも小さい負極の電位であっても良い。
図5に示すように、2次転写バイアスを変更することにより、印刷媒体には、通常印刷時の正常濃度よりも薄い濃度の画像が転写される。薄い画像が転写された印刷媒体は、RFIDタグに対する処理が失敗した印刷媒体であることを明確に示すことができる。ユーザは、印刷媒体に転写された薄い画像を目視することにより、RFIDタグに対する処理が失敗した印刷媒体を確実に区別することができる。
図6は、タグ処理が正常に終了しなかった場合に2次転写ローラ94が印加するバイアス電圧の遷移例(第2の遷移例)を示す図である。
図6に示す例では、印刷媒体Pが転写位置を通過する期間において、2次転写バイアスが負極の電位Veと逆極(正極)の電位Vdとの交互になるように制御する。2次転写バイアスが変動することにより、転写ベルト91上のトナー像は、濃度の濃淡が生じた状態で印刷媒体に転写される。
図6に示す負極の電位Veは、図4に示す転写バイアスVbと同じ値であっても良い。図6に示す正極の電位Vdは、図5に示す転写バイアスVcと同じ値であっても良い。また、正極の電位Vdと負極の電位Veとの切り替えは、制御可能な範囲で切り替えるようにすれば良い。例えば、正極の電位Vdと負極の電位Veとを切り替えるタイミングは、バイアス電圧の切り替えが間に合う時間とする。また、2次転写ローラ94が1周する時間ごとに正極の電位Vdと負極の電位Veとを切り替えるようにしても良い。また、正極の電位Vdと負極の電位Veとを切り替えは、所定の周期ごとでなくても良い。
図6に示すように、2次転写バイアスを変動させると、印刷媒体には、濃淡が生じた画像が転写される。このような濃淡画像が転写された印刷媒体は、RFIDタグに対する処理が失敗した印刷媒体であることを明確に示すことができる。ユーザは、印刷媒体に転写されている濃淡画像を目視することにより、RFIDタグに対する処理が失敗した印刷媒体として認識し易くなる。
次に、実施形態に係る画像形成装置1におけるRFIDタグを備える印刷媒体Pに対する画像形成処理(印刷処理)について説明する。
図7は、実施形態に係る画像形成装置1におけるRFIDタグを備える印刷媒体Pに対する処理の流れを説明するためのフローチャートである。
画像形成装置1は、通信インターフェース12に接続される外部装置から受信する印刷ジョブ又はコントロールパネル21に入力される印刷ジョブを受け付ける。ここで、画像形成装置1は、RFIDタグを備える印刷媒体Pに対するタグ処理と画像形成処理とを含む印刷ジョブを外部装置から受信するものとする。また、図7に示す処理例では、印刷ジョブに含まれるタグ処理は、印刷媒体PのRFIDタグにデータを書き込む書込処理であるものとする。
プロセッサ131は、受け付けた印刷ジョブを実行する場合、RFIDタグを備える印刷媒体Pに印刷する画像データを取得する(ACT11)。例えば、プロセッサ131は、通信インターフェース12により外部装置から印刷ジョブと共に受信する画像データを取得する。
また、プロセッサ131は、印刷ジョブに含まれるタグ処理として印刷媒体PのRFIDタグに書き込むべきデータ(書込データ)を取得する(ACT12)。例えば、プロセッサ131は、通信インターフェース12により外部装置から受信する印刷ジョブと共に書込データを取得する。また、プロセッサ131は、外部装置からの画像データを印刷する印刷媒体PのRFIDタグに書き込むべき書込データをサーバ201から取得するようにしても良い。
プロセッサ131は、印刷媒体Pに印刷する画像データを取得すると、画像形成機構17により転写ベルト91上に現像剤像を形成する画像生成処理を開始する(ACT13)。例えば、画像データがカラー画像である場合、プロセッサ131は、各色の画像形成ステーションが生成する各色の現像剤像を転写ベルト91上に重ねて転写する。また、画像データが黒色の画像である場合、プロセッサ131は、黒の画像形成ステーションが生成する黒の現像剤像を転写ベルト91上に転写する。
また、プロセッサ131は、実行する印刷ジョブの処理に使用するRFIDタグを備える印刷媒体Pを取り込む(ACT14)。例えば、プロセッサ131は、トレイ14からRFIDタグを備える印刷媒体Pを取り込む。プロセッサ131は、トレイ14から取り込んだ印刷媒体Pをレジストローラ36の手前へ搬送する。
プロセッサ131は、レジストローラ36手前に印刷媒体Pを搬送すると、タグ通信デバイス19を用いて印刷媒体PのRFIDタグを処理するタグ処理を実行する(ACT15-17)。図4に示す処理例では、タグ処理としてRFIDタグに書込データを書き込む書込処理を実行するものとする。
プロセッサ131は、書き込み処理として、まず、タグ通信デバイス19により印刷媒体PのRFIDタグに記録されている情報を読み取る(ACT15)。例えば、プロセッサ131は、タグ通信デバイス19を用いて印刷媒体PのRFIDタグと通信する。タグ通信デバイス19は、プロセッサ131からの指示に応じてRFIDタグからの応答を要求するコマンドを含む電波を出力する。タグ通信デバイス19の通信範囲にあるRFIDタグは、タグ通信デバイス19からの電波によって起動する。起動したRFIDタグは、タグ通信デバイス19からの電波に含まれるコマンドに対する応答として情報(例えば、識別情報)を出力する。タグ通信デバイス19は、RFIDタグからの応答を受信し、受信したデータをプロセッサ131へ供給する。
プロセッサ131は、タグ通信デバイス19によりRFIDタグを読み取ると、当該RFIDタグに対して書込データの書き込みを要求する(ACT16)。例えば、タグ通信デバイス19は、プロセッサ131からの供給される書込データの書き込みを要求するコマンド(ライトコマンド)を含む電波をRFIDタグへ出力する。RFIDタグは、タグ通信デバイス19からのライトコマンドに従って書込データを内部メモリに書き込む処理を実行する。RFIDタグは、書込データの書き込みが終了すると、書き込み完了を示す応答を出力する。タグ通信デバイス19は、RFIDタグからの書き込み完了を示す応答を受信し、プロセッサ131に書き込み終了を通知する。
プロセッサ131は、タグ通信デバイス19により書き込み終了の通知を受けると、当該RFIDタグに対して内部メモリに書き込んだデータの読み取りを要求する(ACT16)。例えば、タグ通信デバイス19は、プロセッサ131からの指示に応じて内部メモリに記録したデータの読み取りを要求するコマンド(ベリファイリードコマンド)を含む電波をRFIDタグへ出力する。RFIDタグは、タグ通信デバイス19からのリードコマンドに従って内部メモリに記録しているデータの読み出しを実行する。RFIDタグは、内部メモリから読み出したデータをリードコマンドに対する応答として情報を出力する。タグ通信デバイス19は、RFIDタグの内部メモリから読み出したデータを含む応答を受信する。タグ通信デバイス19は、RFIDタグから受信したデータをプロセッサ131へ供給する。
プロセッサ131は、印刷媒体PのRFIDタグに対する一連のタグ処理が終了すると、タグ処理が正常に実行されたか否かを判断する(ACT17)。例えば、プロセッサ131は、書き込みを指示した書込データと書込処理後に読み取ったデータとが一致するか否かでタグ処理(書込処理)が正常終了したか否かを判断する。プロセッサ131は、書込データと読み出したデータとが一致する場合に書込処理が正常終了したものと判断する。また、プロセッサ131は、書込データと読み出したデータとが一致しない場合に書込処理が正常に完了しなかったものと判断する。
タグ処理が正常終了しなかったと判断した場合(ACT17、NO)、プロセッサ131は、所定時間(タグ処理の制限時間)内であるか否かを判断する(ACT18)。プロセッサ131は、正常終了しなかったと判断した場合に所定時間内であれば(ACT18、YES)、ACT15-17の処理を再度実行する。
タグ処理が正常終了した場合(ACT17、YES)、プロセッサ131は、正常な濃度でトナー像を印刷媒体Pに転写するための転写設定情報(第1の制御値)に基づいて転写制御に関する設定を行う(ACT20)。第1の制御値は、転写ベルト91上に形成されたトナー像を正常濃度で印刷媒体Pに転写するための転写バイアス(印字バイアス)の値(電位)を示す情報を含む。
正常濃度で転写する転写バイアス(印字バイアス)は、例えば、図4に示すような負極の最大電圧Vbである。プロセッサ131は、正常濃度の転写設定情報が示す転写バイアス(印字バイアス)Vbを転写器である2次転写ローラ94に設定する。2次転写ローラ94は、プロセッサ131に指定される電位Vbを転写バイアスとして印加する。
正常濃度の転写設定情報に基づいて転写バイアスを設定すると、プロセッサ131は、印刷媒体Pを転写位置へ搬送する。プロセッサ131は、正常濃度で転写する転写バイアスを印加した転写位置を通過させることで転写ベルト91上のトナー像を正常濃度で印刷媒体Pに転写する(ACT21)。
プロセッサ131は、転写位置を通過した際にトナー像が正常濃度で転写された印刷媒体Pを定着器18へ搬送する。定着器18は、ヒートローラ34及び加圧ローラに35よって加熱及び加圧することにより正常濃度で転写させたトナー像を印刷媒体Pに定着させる。
プロセッサ131は、定着器18により正常濃度で転写したトナー像が定着された印刷媒体Pを排出部へ搬送する。プロセッサ131は、印刷ジョブによって指定される指定位置に正常濃度のトナー像を転写及び定着した印刷媒体Pを排出する(ACT22)。
タグ処理が正常終了しなかった場合(ACT17、NO)、プロセッサ131は、正常濃度ではない濃度(異常濃度)でトナー像を印刷媒体Pに転写する転写設定を行う(ACT20)。ここで、プロセッサ131は、異常濃度の転写設定情報(第2の制御値)に基づいて転写バイアスを設定する。
第2の制御値は、転写ベルト91上に形成されたトナー像を異常濃度で印刷媒体Pに転写するための転写バイアスの設定値を示す情報を含む。
異常濃度で転写する転写バイアスの設定値は、例えば、図5示すような逆極(負極)の最大電圧Vcである。この場合、プロセッサ131は、異常濃度の転写設定情報が示す転写バイアスVcを転写器である2次転写ローラ94に設定する。これにより、2次転写ローラ94は、プロセッサ131に指定される電位Vcを転写バイアスとして印加する。
また、異常濃度で転写する転写バイアスの設定値は、図6示すような逆極(正極)の最大電位Vdと負極の電位Veとを交互に印加するものであっても良い。この場合、プロセッサ131は、転写バイアスを電位Vcと電位Veとで交互に印加するように転写器である2次転写ローラ94に設定する。これにより、2次転写ローラ94は、プロセッサ131に指定される電位Vcと電位Veとで交互に転写バイアスとして印加する。
異常濃度の転写設定情報に基づいて転写バイアスを設定すると、プロセッサ131は、印刷媒体Pを転写位置へ搬送する。プロセッサ131は、異常濃度で転写する転写バイアスを印加した転写位置を通過させることで転写ベルト91上のトナー像を異常濃度で印刷媒体Pに転写する(ACT24)。
プロセッサ131は、転写位置を通過する際にトナー像が異常濃度で転写された印刷媒体Pを定着器18へ搬送する。定着器18は、ヒートローラ34及び加圧ローラ35によって印刷媒体Pを加熱及び加圧することにより異常濃度で転写させたトナー像を印刷媒体Pに定着させる。
プロセッサ131は、定着器18で異常濃度のトナー像が定着された印刷媒体Pを排出部へ搬送する。プロセッサ131は、印刷ジョブによって指定される指定位置以外の排出位置に異常濃度のトナー像が転写及び定着した印刷媒体Pを排出する(ACT25)。
なお、ACT15-17のタグ処理は、書込処理以外の処理としても良い。プロセッサ131は、タグ通信デバイス19とRFIDタグとの間で正常なデータのやり取りができたか否かによりタグ処理が正常終了したか否かを判断すれば良い。タグ処理を読取処理とした場合、プロセッサ131は、RFIDタグからの応答がない場合又はRFIDタグからの応答が正常なデータ形式でない場合に異常と判断する。
以上のように、実施形態に係る画像形成装置は、無線タグを備える媒体を印刷媒体とする。画像形成装置は、通信デバイスによる印刷媒体の無線タグとの通信が正常に実行された場合に正常濃度でトナー像を印刷媒体に転写する転写設定情報で転写器の動作を制御する。画像形成装置は、通信デバイスによる印刷媒体の無線タグとの通信が正常に終了しなかった場合に異常濃度でトナー像を印刷媒体に転写する転写設定情報で転写器の動作を制御する。
これにより、転写設定の変更による簡単な転写器の制御によって無線タグが正常に動作しなかった印刷媒体には異常濃度で画像を印刷することができる。この結果、無線タグが正常に動作しなかった印刷媒体が印刷されている画像の濃度で明らかに視認できるようになる。
なお、上述した実施形態は、電子写真方式のプリンタを備えるデジタル複合機を画像形成装置の例として説明した。しかし、実施形態に係る画像形成装置は、取り込んだ印刷媒体が備えるRFIDタグに対する処理結果に応じて印刷媒体に形成する画像の濃度を変更できるものであれば良い。すなわち、上述した実施形態は、電子写真方式の画像形成装置に適用することに限定されず、電子写真方式以外の画像形成方式の画像形成装置に適用しても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…画像形成装置、11…筐体、12…通信インターフェース、13…システムコントローラ(コントローラ)、14…用紙トレイ、15…排紙トレイ、16…搬送機構、17…画像形成機構、18…定着器、19…タグ通信デバイス(通信デバイス)、21…コントロールパネル、31…給紙搬送路、32…排紙搬送路、33…ピックアップローラ、36…レジストローラ、41…画像形成ステーション、42…転写機構、71…感光体ドラム(感光体)、74…露光器、75…現像器、91…転写ベルト、91…転写ベルト、92…駆動ローラ、93…1次転写ローラ、94…2次転写ローラ(転写器)、131…プロセッサ、134…補助記憶デバイス。

Claims (5)

  1. 無線タグと通信する通信デバイスと、
    前記通信デバイスと通信する無線タグを備える媒体に現像剤で形成する現像剤像を転写する転写器と、
    前記通信デバイスによる前記無線タグとの通信が正常に実行された場合に第1の制御値で前記転写器の動作を制御し、前記通信デバイスによる前記無線タグとの通信が正常に終了しなかった場合に前記第1の制御値とは異なる第2の制御値で前記転写器の動作を制御するプロセッサと、
    を有する画像形成装置。
  2. 前記第1の制御値は、前記転写器が現像剤像を所定の濃度で前記媒体に転写する動作を行うための制御値であり、
    前記第2の制御値は、前記転写器が現像剤像を前記所定の濃度とは異なる濃度で前記媒体に転写する動作を行うための制御値である、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記プロセッサは、前記通信デバイスによる前記無線タグとの通信が正常に終了しなかった場合に前記転写器が前記媒体に現像剤像を転写する期間において前記第2の制御値を変動させる、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記転写器は、前記プロセッサからの制御値に従って設定する値のバイアス電圧を印加することにより転写体上の現像剤像を前記媒体に転写するものであり、
    前記第1の制御値は、前記転写器が転写体上の現像剤像を所定の濃度で前記媒体に転写するための第1のバイアス電圧値を含み、
    前記第2の制御値は、前記転写器が転写体上の現像剤像を前記所定の濃度とは異なる濃度で前記媒体に転写するための前記第1のバイアス電圧値とは異なる第2のバイアス電圧値を含む、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2のバイアス電圧値は、前記第1のバイアス電圧値とは逆極の値である、
    請求項4に記載の画像形成装置。
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