JP2021018294A - 微小電気機械システムミラー - Google Patents

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Abstract

【課題】圧電アクチュエータに対して検出素子を併設する構造としても、ミラーの角度検知精度を良好にすることができるMEMSミラーを提供する。【解決手段】第1支持梁40と第2支持梁50との間にスリット80を形成し、第1支持梁40のX軸方向における変形に伴って第2支持梁50もX軸方向において変形してしまうことが抑制されるようにする。これにより、検出素子51で不要な信号成分が検知されないようにでき、ミラー12の角度検知精度を良好にすることが可能となる。【選択図】図1

Description

本発明は、圧電膜への通電に基づいて駆動される圧電駆動型の微小電気機械システム(以下、MEMSという)ミラーに関するものである。
従来、特許文献1に、圧電駆動型のMEMSミラーとして、ミラーと可動枠とをミラーからY軸方向に伸びる接続部を介して接続すると共に、可動枠のX軸方向両側を蛇行状梁部にて連結した光偏向ミラーが開示されている。この光偏向ミラーは、蛇行状梁部のうちY軸方向に伸びる部分それぞれに、Y軸方向に沿って圧電アクチュエータに相当する駆動用圧電部材と検出素子に相当する検出用圧電部材とを併設した構造とされている。このような構造において、駆動用圧電部材へ通電を行うことで蛇行状梁部を変形させ、X軸周りにミラーおよび可動枠を変位させ、駆動用圧電部材に併設された検出用圧電部材にて蛇行状梁部の変形量に応じた検出信号を出力させる。この検出信号に基づいて、光偏向ミラーは、蛇行状梁部の変形量を検出し、ミラーの角度制御が行われるようになっている。
特許第6398599号公報
しかしながら、駆動用圧電部材は、X軸周りにミラーおよび可動枠を変位させる際に、駆動用圧電部材の長手方向、つまりY軸方向に変形するだけでなく、その垂直方向、つまりX軸方向にも変形する。このため、駆動用圧電部材のX軸方向の変形がそれに併設された検出用圧電部材にも伝わり、本来はY軸方向の変形のみを検出したいのにもかかわらず、異なる方向の変形まで検出してしまう。これにより、不要な信号成分が検知され、S/N比が悪化し、ミラーの角度制御の際の角度検知精度の悪化を招いてしまう。
本発明は上記点に鑑みて、圧電アクチュエータに対して検出素子を併設する構造としても、ミラーの角度検知精度を良好にすることができるMEMSミラーを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載のMEMSミラーは、光ビームを反射する反射面を構成するミラー(12)を有する反射部(10)と、反射部に対する一方向の両側に備えられ、反射部を反射面の平面上における一方向に平行な軸周りに揺動可能とする第1支持梁(40)、および、第1支持梁との間にスリット(80)を形成しつつ、反射面の平面上における一方向と垂直な方向の両端において第1支持梁と接続されて一体化された第2支持梁(50)と、第1支持梁および第2支持梁を介して、反射部を支持する支持部(60)と、第1支持梁に備えられ、圧電作用によって第1支持梁を変形させる圧電アクチュエータ(41)と、第2支持梁に備えられ、第1支持梁の変形に伴う第2支持梁の変形量に応じた検出信号を出力する検出素子(51)と、を有している。
このように、第1支持梁と第2支持梁との間にスリットを形成し、ミラーを揺動させる方向に対して垂直な方向における第1支持梁の変形に伴って第2支持梁が変形してしまうことが抑制されるようにしている。これにより、検出素子で不要な信号成分が検知されないようにでき、ミラーの角度検知精度を良好にすることが可能となる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態にかかるMEMSミラーの正面図である。 図1のMEMSミラーのX軸線上での断面図である。 図1中の第1支持梁および第2支持梁の拡大図である。 第1支持梁および第2支持梁に加えられる応力の様子を示した図である。 図4A中のIVB−IVB断面図である。 図4A中のIVC−IVC断面図である。 第2実施形態で説明する検出素子のレイアウトを示した図である。 検出素子の回路図である。 ピエゾ抵抗係数の方位依存性を示した図である。 長方形状にレイアウトされたピエゾ抵抗に対して長手方向に電流を流す場合の様子を示した図である。 応力変化に対するピエゾ抵抗の抵抗変化率の関係を示した図である。 ミラーの傾斜角度に対する第1〜第4ピエゾ抵抗の抵抗変化率の変化を示した図である。 ホイートストーンブリッジ回路を構成した場合の第1、第4ピエゾ抵抗の抵抗変化率と第2、第3ピエゾ抵抗の抵抗変化率の差分を示した図である。 第2実施形態の変形例で説明する検出素子のレイアウトを示した図である。 第3実施形態で説明する第1支持梁および第2支持梁を裏面側から見たときの図である。 第2支持梁のY軸線上での断面図である。 第4実施形態にかかるMEMSミラーの正面図である。 第5実施形態にかかるMEMSミラーの正面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
第1実施形態にかかるMEMSミラーについて説明する。本実施形態のMEMSミラーは、例えばMEMSスキャナ装置、すなわちマイクロレーザをMEMSミラーで反射させて障害物の検知を行うレーザスキャナ装置などに適用される。以下、本実施形態にかかるMEMSミラーについて、図1〜図3および図4A〜図4Cを参照して説明する。
図1および図2に示す本実施形態のMEMSミラー100は、反射部10と、第1、第2接続部20、30と、第1、第2支持梁40、50と、支持部60などを有した構成とされている。MEMSミラー100は、図示しない制御部によって駆動され、反射部10の角度が変位させられることで反射光の方向を変化させるようになっている。
なお、図1は断面図ではないが、図を見やすくするために、後述する圧電アクチュエータ41、検出素子51などについてはハッチングを施してある。
反射部10、第1、第2接続部20、30、第1、第2支持梁40、50および支持部60は、図2に示すように板状の基板70を用いて形成されており、その上にミラー12などを形成することでMEMSミラー100が構成されている。例えば、基板70としては、デバイス層71、埋め込み酸化層(以下、BOX(Buried Oxideの略)層という)72、ハンドル層73が順に積層された構造のSOI(Silicon on Insulatorの略)基板が用いられている。デバイス層71は例えばSi等で構成され、BOX層72はSiO等で構成され、ハンドル層73はSi等で構成される。そして、基板70のうちのハンドル層73およびBOX層72が部分的に除去されて部分的に薄膜化され、さらにデバイス層71がパターニングされることで反射部10、第1、第2接続部20、30、第1、第2支持梁40、50および支持部60が形作られている。
例えば、反射部10、第1、第2接続部20、30、第1、第2支持梁40、50と対応する位置において、ハンドル層およびBOX層が部分的に除去されており、これらが薄膜化されている。そして、反射部10が第1接続部20を介して第1支持梁40および第2支持梁50に接続され、さらに第1支持梁40および第2支持梁50が第2接続部30を介して支持部60に接続された構造とされている。
反射部10は、MEMSミラー100に照射された光ビームを反射させるものであり、基部11と、ミラー12とを備える。基部11は、デバイス層71を本実施形態では四角形状にパターニングすることにより形成された部分である。基部11の上面に、ミラー12が形成されている。ミラー12は、例えば銀、金、アルミニウムなどで構成されており、表面を反射面として光ビームを反射する。
図1中に示したように、反射部10が変位していない状態におけるミラー12の反射面の平面における一方向をX方向、反射部10の平面におけるX方向に垂直な方向をY方向とする。反射部10は、反射部10のうちの紙面下方位置の両側で第1接続部20に接続されており、第1接続部20を介して第1支持梁40および第2支持梁50に接続されている。
第1支持梁40および第2支持梁50は、反射部10の両側においてY軸方向に沿って伸びている。具体的には、第1支持梁40および第2支持梁50は、第1接続部20から紙面上方に向けて延設されている。第1支持梁40は反射部10から所定距離離れて配置され、第2支持梁50は第1支持梁40を挟んで反射部10の反対側に備えられている。第1支持梁40と第2支持梁50とはY軸方向の両端において一体化されているが、これらの間にはスリット80が形成されている。スリット80は、Y軸方向に沿って形成されており、後述する検出素子51よりも長い寸法で第1支持梁40と第2支持梁50との間を仕切っている。
また、本実施形態では、図3に示すように、第1支持梁40のX軸方向の寸法となる幅W1に対して第2支持梁50のX軸方向の寸法となる幅W2の方が小さくなるようにしている。
なお、第1支持梁40と第2支持梁50とは、スリット80よりもY軸方向の両端側において連結されて一体化されている。
また、第1支持梁40と第2支持梁50とは、Y軸方向における第1接続部20と反対側の端部において第2接続部30に接続され、第2接続部30を介して支持部60に接続されている。具体的には、第2接続部30は、第2支持梁50に接続されており、第1支持梁40は第2支持梁50を介して第2接続部30に接続されている。
さらに、第1支持梁40には、圧電アクチュエータ41が形成されている。圧電アクチュエータ41は、Y軸方向を長手方向とする長方形状とされている。第1支持梁40のうち圧電アクチュエータ41が形成された部分が駆動部となって、圧電アクチュエータ41への通電が行われた際に、圧電アクチュエータ41の圧電作用に基づいて駆動部が変形させられるようになっている。本実施形態の場合、圧電アクチュエータ41は、Y軸方向において、第1支持梁40および第2支持梁50が第1接続部20と接続されている部位から第2接続部30と接続されている部位まで形成されている。
なお、圧電アクチュエータ41については従来と同様の構造であるため、詳細構造については省略するが、例えば圧電膜を上部電極と下部電極とで挟んだ構造とされ、両電極間に電圧を印加することで圧電膜による圧電作用に基づいて変形するという動作を行う。両電極に対して通電を行うための配線については図示していないが、第1支持梁40や第2支持梁50のうち紙面上方の位置から第2接続部30を通じて支持部60に至るように引き出されている。そして、支持部60に形成された図示しないパッドやボンディングワイヤなどを通じて、図示しない制御部から両電極への通電が行えるようになっている。
一方、第2支持梁50には、検出素子51が備えられている。検出素子51は、例えばピエゾ素子によって構成されており、第2支持梁50の変形量に応じた検出信号を出力する。圧電アクチュエータ41によって第1支持梁40が変形させられた場合、第1支持梁40の変形量に応じて第2支持梁50が変形して検出素子51に圧縮応力が加えられ、その圧縮応力に応じた検出信号が検出素子51から出力される。例えば、検出素子51をピエゾ素子によって構成する場合、第2支持梁50の変形量に応じてピエゾ素子の抵抗値が変化する。このため、検出素子51に対して所定電圧を印加したときの電圧値、もしくは検出素子51に対して所定電流を供給したときの電流値を検出信号として用いることができる。この検出信号に基づいて、第2支持梁50の変形量が検出される。第2支持梁50は、圧電アクチュエータ41の圧電作用に基づく第1支持梁40の変形と同位相で変形させられるようになっており、その同位相の変形による歪みが検出素子51に印加されるようになっている。このため、第2支持梁50の変形量は第1支持梁40の変形量に相当する。また、第1支持梁40の変形量に基づいてミラー12の反射面の傾斜角度が決まるため、図示しない制御部に検出素子51の検出信号が入力されると、制御部にて、この検出信号に基づいてミラー12の反射面の傾斜角度が検出されるようになっている。
本実施形態の場合、検出素子51を第2支持梁50の中央位置に形成しており、検出素子51から第2支持梁50のうちの中央部での変形量に応じた検出信号が出力されるようにしているが、検出素子51の形成位置については任意である。また、検出素子51への通電を行うための配線については図示していないが、第2支持梁50のうち紙面上方の位置から第2接続部30を通じて支持部60に至るように引き出されている。そして、支持部60に形成された図示しないパッドやボンディングワイヤなどを通じて、図示しない制御部から検出素子51への通電が行えるようになっている。
本実施形態では支持部60は、長方形枠体形状とされた固定枠である。この支持部60にはBOX層72およびハンドル層73が残されていて高い剛性を有した構造とされており、この支持部60にて支持されて、反射部10、第1、第2接続部20、30、第1、第2支持梁40、50が変位させられるようになっている。
以上のように構成されたMEMSミラー100では、図示しない制御部から圧電アクチュエータ41に対して通電を行って第1支持梁40を振動させる。これにより、反射部10をX軸周りに揺動させることができ、反射部10の角度が変位させられる。したがって、ミラー12に向けて照射される光の反射角度を反射部10の揺動に応じて変化させられる。このとき、第1支持梁40の変形によって、第1支持梁40と一体とされている第2支持梁50も変形させられる。このため、第2支持梁50に備えられた検出素子51の検出信号が変化することから、制御部において検出素子51の検出信号に基づいて第2支持梁50の変形量、換言すればミラー12の反射面の傾斜角度が検出される。これに基づいて、制御部が圧電アクチュエータ41への通電量をフィードバック制御することでミラー12の角度制御を行うことが可能となる。
このような動作を行うに際し、第1支持梁40と第2支持梁50との間にスリット80を形成しているため、第2支持梁50に備えられた検出素子51によって精度良くミラー12の反射面の傾斜角度を検出できる。この理由について説明する。
図4Aおよび図4Bに矢印で示すように、圧電アクチュエータ41が圧電作用によってY軸方向において圧縮させられると、この方向において第1支持梁40が変形させられ、それに伴って、第2支持梁50も同方向に変形させられることになる。また、図4Cに矢印で示すように、検出素子51が圧電作用によってX軸方向にも圧縮させられ、第1支持梁40についてはX軸方向にも変形させられる。しかしながら、第1支持梁40と第2支持梁50との間にスリット80が形成されていることから、第1支持梁40がX軸方向において変形させられても、第2支持梁50についてはその変形の影響を受けず、X軸方向での変形が殆ど生じない。
このため、検出素子51の検出信号には、第2支持梁50のY軸方向での変形に応じた変化が現れ、X軸方向の変化に起因する変化は現れない。よって、不要な信号成分が検知されないようにでき、S/N比の悪化を抑制できて、ミラー12の角度検知精度を向上することが可能となる。
また、本実施形態では、第1支持梁40のX軸方向の寸法となる幅W1に対して第2支持梁50のX軸方向の寸法となる幅W2の方が小さくなるようにしている。
幅W2が大きくなると、第1支持梁40がX軸方向に変形した際に、第1支持梁40と第2支持梁50との連結部から応力が回り込む可能性がある。これに対して、本実施形態のように幅W2を幅W1よりも狭くすると、第1支持梁40がX軸方向に変形した際に、第1支持梁40と第2支持梁50との連結部から応力が回り込むことが抑制される。したがって、より不要な信号成分が発生することが抑制される。これにより、よりミラー12の角度検知精度を良好にすることが可能となる。
以上説明したように、本実施形態では、第1支持梁40と第2支持梁50との間にスリット80を形成し、第1支持梁40のX軸方向における変形に伴って第2支持梁50もX軸方向において変形してしまうことが抑制されるようにしている。これにより、検出素子51で不要な信号成分が検知されないようにでき、ミラー12の角度検知精度を良好にすることが可能となる。
(第2実施形態)
第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して検出素子51の構成をより好ましい形態とするものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分について主に説明する。
本実施形態では、検出素子51をピエゾ抵抗によるホイートストーンブリッジ回路によって構成している。例えば、デバイス層71を表面が(100)面のSi基板によって構成し、デバイス層71に対してp型不純物などをイオン注入して形成したイオン注入層によりピエゾ抵抗を構成している。
具体的には、図5に示すように、第2支持梁50の中央位置において、四角形状に第1〜第4ピエゾ抵抗R1〜R4を配置しており、<110>方向に配向されている。第1、第3ピエゾ抵抗R1、R3については長手方向が[−110]方向、第2、第4ピエゾ抵抗R2、R4については長手方向が[110]方向となるようにデバイス層71の面方位を設定してある。そして、図6に示される回路構成とされている。すなわち、第1ピエゾ抵抗R1と第2ピエゾ抵抗R2との間が電流供給点、第3ピエゾ抵抗R3と第4ピエゾ抵抗R4との間が接地電位点とされている。そして、第1ピエゾ抵抗R1と第4ピエゾ抵抗R4の中点電位と第2ピエゾ抵抗R2と第3ピエゾ抵抗R3の中点電位の電位差Vが検出信号として出力される。
ピエゾ抵抗係数の方位依存性は図7のように表され、[110]方向と[−110]方向において高い感度を得ることが可能となる。このため、第1〜第4ピエゾ抵抗R1〜R4の長手方向を[110]方向と[−110]方向にすることで、高い感度が得られるようになっている。なお、結晶の方位を示す場合、本来ならば所望の数字の上にバー(−)を付すべきであるが、電子出願に基づく表現上の制限が存在するため、本明細書においては、所望の数字の前にバーを付すものとする。
このようにホイートストーンブリッジ回路によって検出素子51を構成した場合、第2支持梁50がY軸方向に変形し圧縮応力が加えられたときに、図6中に矢印で示したように、第1、第3ピエゾ抵抗R1、R3は抵抗値が高く、第2、第4ピエゾ抵抗R2、R4は抵抗値が低くなる。したがって、検出信号として現れる電位差Vは、電流供給点に供給される電流をIとし、第1〜第4ピエゾ抵抗R1〜R4の抵抗値をR1〜R4で表すと、次式で表される。このため、電位差Vを検出信号として、第2支持梁50の変形量、換言すればミラー12の反射面の傾斜角度を検出することが可能となる。
Figure 2021018294
ここで、図8に示すように、長方形状にレイアウトされたピエゾ抵抗に対して長手方向に電流を流す場合について検討する。この場合、電流方向に対する直交方向の歪みを横歪σt、電流方向に対する平行方向の歪みを縦歪σlとすると、ピエゾ抵抗の抵抗値Rに対する抵抗値変化ΔRは、次式で表される。なお、πlは電流方向に対する平行方向でのピエゾ係数、πtは電流方向に対する垂直方向でのピエゾ係数である。
Figure 2021018294
第1、第3ピエゾ抵抗R1、R3についてはX軸方向を長手方向として形成されていることから、X軸方向の変形が生じると、縦歪σlが大きな値となり、数式2の右辺第1項が大きな値となって、抵抗値変化ΔRに現れる。第2、第4ピエゾ抵抗R2、R4については、X軸方向の変形が生じると、横歪σtが大きな値となり、数式2の右辺第2項が大きな値となって、抵抗値変化ΔRに現れる。
これに対して、本実施形態においても、第1支持梁40と第2支持梁50との間にスリット80を形成し、第1支持梁40のX軸方向における変形に伴って第2支持梁50もX軸方向において変形してしまうことが抑制されるようにしている。このため、X軸方向の変形については無視でき、Y軸方向の横歪をσyで表すとすると、第1、第3ピエゾ抵抗R1、R3の抵抗値変化ΔR1、ΔR3は数式3で表され、第2、第4ピエゾ抵抗R2、R4の抵抗値変化ΔR2、ΔR4は数式4で表される。したがって、Y軸方向の変形のみに起因して抵抗値変化ΔR1〜ΔR4が表されることになり、検出素子51で不要な信号成分が検知されないようにできて、ミラー12の角度検知精度を良好にすることが可能となる。
Figure 2021018294
Figure 2021018294
また、ピエゾ抵抗には非直線性誤差(以下:NL(Non-linearity)という)がある。NLは、数式5のように表される。
Figure 2021018294
この数式中、Xminは、応力が最小値のときの応力値、Yminは、Xminのときの抵抗変化率であり、本実施形態で言えば、圧電アクチュエータ41への通電を行っていないときの値を意味している。Xmaxは、応力が最大値のときの応力値、Ymaxは、Xmaxのときの抵抗変化率であり、本実施形態で言えば、圧電アクチュエータ41への通電量を最大として最も第1支持梁40を変化させたときの値を意味している。
NLについては、正の特性になる場合と負の特性になる場合があり、図9に示すように、正の特性になる場合、応力の変化量に対する抵抗変化率の変化量は、応力が小さいときには負の特性の場合よりも大きいが、応力が大きくなるほど小さくなる。逆に、負の特性になる場合、応力の変化量に対する抵抗変化率の変化量は、応力が小さいときには正の特性の場合よりも小さいが、応力が大きくなるほど大きくなる。そして、応力がX1(ただしXmin<X1<Xmax)のときの抵抗変化率Y1は、NLが正の特性となる場合の方が負の特性になる場合よりも大きな値になる。
これを本実施形態のホイートストーンブリッジ回路で構成した検出素子51に当てはめてみると、第1、第3ピエゾ抵抗R1、R3についてはNLが負の特性、第2、第4ピエゾ抵抗R2、R4についてはNLが正の特性を有している。また、第2支持梁50の変形量が大きくなってミラー12の反射面の傾斜角度が大きくなるほど、第1、第3ピエゾ抵抗R1、R3については抵抗値が増加し、逆に第2、第4ピエゾ抵抗R2、R4については抵抗値が減少する。この関係は、図10Aのように表される。そして、検出信号は数式1よりR1、R3とR2、R4の差分となるため、直線性を有した特性になる。このため、図10Bに示すように、ホイートストーンブリッジ回路の出力となる検出素子51の検出信号はミラー12の反射面の傾斜角度に対して線形的に変化するものとなって、NLの影響をキャンセルすることが可能となる。
以上説明したように、本実施形態のように検出素子51をホイートストーンブリッジ回路で構成した場合であっても、X軸方向の変形の影響を受けないようにできる。このため、検出素子51で不要な信号成分が検知されないようにでき、ミラー12の角度検知精度を良好にすることが可能となる。
また、ホイートストーンブリッジ回路を構成する第1〜第4ピエゾ抵抗R1〜R4について、直列接続されている各ブリッジの抵抗同士のNLが正の特性と負の特性の組み合わせとなるようにしている。このため、ホイートストーンブリッジ回路の出力としてはNLの影響をキャンセルすることができる。したがって、ホイートストーンブリッジ回路の出力となる検出素子51の検出信号はミラー12の反射面の傾斜角度に対して線形的に変化するものとなってNLの影響をキャンセルでき、よりミラー12の角度検知精度を良好にできる。
(第2実施形態の変形例)
上記第2実施形態において、第1〜第4ピエゾ抵抗R1〜R4の配置場所については任意に設定可能である。
例えば、図11に示すように、第1、第3ピエゾ抵抗R1、R3については第2支持梁50のうちのY軸方向の両端それぞれに配置し、第2、第4ピエゾ抵抗R2、R4については第2支持梁50のY軸方向の中央に配置したレイアウトとすることができる。
第2支持梁50は、Y軸方向の中央では歪みやすいため発生する応力が大きくなるが、Y軸方向の両端位置では第1支持梁40と連結されていて歪みにくいため発生する応力が小さくなる。このため、第1、第3ピエゾ抵抗R1、R3に印加される応力が第2、第4ピエゾ抵抗R2、R4に印加される応力よりも小さくなる。
このように、第1、第3ピエゾ抵抗R1、R3と第2、第4ピエゾ抵抗R2、R4の配置場所を異ならせ、発生する応力が異なるようにすることができる。このようにすれば、横歪によって抵抗値変化率を変化させる第1、第3ピエゾ抵抗R1、R3の横歪の応力と、縦歪によって抵抗値変化率を変化させる第2、第4ピエゾ抵抗R2、R4の縦歪の応力との比を最適比とすることが可能となる。これにより、よりNLを的確にキャンセルすることが可能となり、さらにミラー12の角度検知精度を良好にできる。
(第3実施形態)
第3実施形態について説明する。本実施形態は、第1、第2実施形態に対して補強構造を備えるようにしたものであり、その他については第1、第2実施形態と同様であるため、第1、第2実施形態と異なる部分について主に説明する。
本実施形態では、図12Aおよび図12Bに示すように、第1支持梁40と第2支持梁50とを連結している部分、すなわち第1支持梁40や第2支持梁50におけるY軸方向の両端位置に、補強部90を備えている。補強部90は、第1支持梁40や第2支持梁50のうちのY軸方向の両端位置をそれより内側に位置する部分よりも相対的に厚くすることで、強度を高くして撓みにくくするものである。補強部90は、第1支持梁40や第2支持梁50の裏面側に配置されている。上記したように、基板70をSOI基板によって構成する場合、補強部90の部分において、BOX層72およびハンドル層73が残されることで補強部90を構成することができる。
このように、補強部90を備えると、補強部90の内側の薄くなった部分を駆動部として、駆動部は圧電アクチュエータ41への通電に基づいて撓み易く、補強部90では撓みにくくなる。これにより、より第1支持梁40と第2支持梁50との連結部においてX軸方向に変形することが抑制され、さらに不要な信号成分が発生することが抑制される。これにより、よりミラー12の角度検知精度を良好にすることが可能となる。
また、このような補強部90を備える場合、図12Aに示すように、圧電アクチュエータ41の両端が両補強部90と重なり、圧電アクチュエータ41によって両補強部90が架橋される形で形成されるようにすると好ましい。このようにすれば、カンチレバーにおける固定端として働き、第1支持梁40および第2支持梁50をより大きく変形させることができ、ひいてはミラー12の変位をより大きくすることができる 。
(第4実施形態)
第4実施形態について説明する。本実施形態は、第1〜第3実施形態に対してより走査角を拡大できる構造としたものであり、その他については第1〜第3実施形態と同様であるため、第1〜第3実施形態と異なる部分について主に説明する。
図13に示すように、本実施形態では、反射部10と第1支持梁40および第2支持梁50との間に、第3支持梁110および第4支持梁120を備えた構造としている。第3支持梁110は第1支持梁40と同様の構成とされ、圧電アクチュエータ41と同様の圧電アクチュエータ111を備えている。第4支持梁120は第2支持梁50と同様の構成とされ、検出素子51と同様の検出素子121を備えている。第3支持梁110と第4支持梁120とは、Y軸方向の両端において連結されて一体化されており、かつ、第3支持梁110と第4支持梁120との間にスリット130が形成された構造とされている。
第3支持梁110および第4支持梁120は、Y軸方向の一端となる紙面上方において互いに接続されており、第3接続部140を介して反射部10に接続されている。また、第1支持梁40および第2支持梁50と第3支持梁110および第4支持梁120とは、Y軸方向の他端となる紙面下方において互いに接続されている。そして、第1支持梁40および第2支持梁50は、Y軸方向の一端となる紙面上方において支持部60に接続されている。
このような構成において、第1支持梁40に備えられた圧電アクチュエータ41と第3支持梁110に備えられた圧電アクチュエータ111を逆位相で駆動する。このようにすれば、反射部10をX軸周りにより大きく揺動させられ、ミラー12の反射面の走査角を拡大することが可能となる。このような構成のMEMSミラーにおいても、第1支持梁40と第2支持梁50との間にスリット80を備えると共に、第3支持梁110と第4支持梁120との間にスリット130を備えることで、上記各実施形態と同様の効果が得られる。
(第5実施形態)
第5実施形態について説明する。本実施形態は、第1〜第3実施形態に対して反射部10をX軸周りだけでなくY軸周りにも揺動させられる構造としたものであり、その他については第1〜第3実施形態と同様であるため、第1〜第3実施形態と異なる部分について主に説明する。
図14に示すように、本実施形態では、反射部10に対してY軸方向の両側に第3支持梁150および第4支持梁160を備えた構造とし、第3支持梁150および第4支持梁160を一体化した構造としつつ、これらの間にスリット170を形成している。さらに、反射部10が第3支持梁150および第4支持梁160を介してその周囲を囲む枠体部180に連結され、枠体部180が第1接続部20を介して第1支持梁40および第2支持梁50に連結されている。
より詳しくは、第3支持梁150および第4支持梁160は、反射部10に対するY軸方向の両側においてX軸方向に沿って伸びており、X軸方向の両端において一体化されている。そして、X軸方向の一端となる紙面右側において、第3接続部190を介して反射部10と第3支持梁150および第4支持梁160とが接続され、他端となる紙面左側において第3支持梁150および第4支持梁160と枠体部180とが第4接続部200を介して連結されている。枠体部180は、四角形の枠体形状で構成されており、Y軸方向の一端となる紙面下方において、第1接続部20を介して第1支持梁40および第2支持梁50に連結されている。
また、第3支持梁150は第1支持梁40と同様の構成とされ、圧電アクチュエータ41と同様の圧電アクチュエータ151を備えている。第4支持梁160は第2支持梁50と同様の構成とされ、検出素子51と同様の検出素子161を備えている。
このように構成されたMEMSミラーは、第1支持梁40に備えられた圧電アクチュエータ41への通電を行うことで、枠体部180と共に反射部10と第3支持梁150および第4支持梁160をX軸周りに揺動させる。また、第3支持梁150に備えられた圧電アクチュエータ151への通電を行うことで、反射部10をY軸周りに揺動させる。したがって、反射部10を二軸走査することができる。
このような構成のMEMSミラーにおいても、第1支持梁40と第2支持梁50との間にスリット80を備えると共に、第3支持梁150と第4支持梁160との間にスリット170を備えることで、上記各実施形態と同様の効果が得られる。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
例えば、上記実施形態で説明した各種材料については一例を示したに過ぎず、他の材料を用いて圧電アクチュエータや検出素子を構成しても良い。また、圧電アクチュエータと検出素子を備えた支持梁の構造の一例を示したが、支持梁の数や形成位置などについても任意である。また、第4実施形態と第5実施形態を組み合わせるなど、実施形態相互間において適宜組み合わせが可能である。
10 反射部
12 ミラー

Claims (8)

  1. 光ビームを反射する反射面を構成するミラー(12)を有する反射部(10)と、
    前記反射部に対する一方向の両側に備えられ、前記反射部を前記反射面の平面上における前記一方向に平行な軸周りに揺動可能とする第1支持梁(40)、および、前記第1支持梁との間にスリット(80)を形成しつつ、前記反射面の平面上における前記一方向と垂直な方向の両端において前記第1支持梁と接続されて一体化された第2支持梁(50)と、
    前記第1支持梁および前記第2支持梁を介して、前記反射部を支持する支持部(60)と、
    前記第1支持梁に備えられ、圧電作用によって前記第1支持梁を変形させる圧電アクチュエータ(41)と、
    前記第2支持梁に備えられ、前記第1支持梁の変形に伴う前記第2支持梁の変形量に応じた検出信号を出力する検出素子(51)と、を有している微小電気機械システムミラー。
  2. 前記第1支持梁および前記第2支持梁における前記一方向と垂直な方向の両端位置に、前記第1支持梁および前記第2支持梁における前記両端位置より内側に位置する部分よりも厚くする補強部(90)が備えられ、
    前記圧電アクチュエータの両端が前記第1支持梁および前記第2支持梁における前記両端位置それぞれの前記補強部と重なっている、請求項1に記載の微小電気機械システムミラー。
  3. 前記一方向において、前記第1支持梁の幅(W1)よりも前記第2支持梁の幅(W2)の方が小さくされている、請求項1または2に記載の微小電気機械システムミラー。
  4. 前記第2支持梁は(100)面のシリコン基板によって構成されており、前記検出素子は、前記シリコン基板に形成されたイオン注入層によるピエゾ抵抗(R1〜R4)によって構成され、該ピエゾ抵抗が<110>方向に配向させられている、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の微小電気機械システムミラー。
  5. 前記圧電アクチュエータによって前記第1支持梁が変形させられると、前記第2支持梁が変形して圧縮応力が前記検出素子に加えられるようになっており、
    前記ピエゾ抵抗は、第1ピエゾ抵抗(R1)、第2ピエゾ抵抗(R2)、第3ピエゾ抵抗(R3)および第4ピエゾ抵抗(R4)を含み、
    前記検出素子は、前記第1ピエゾ抵抗と前記第2ピエゾ抵抗との間が電流供給点とされると共に、前記第3ピエゾ抵抗と前記第4ピエゾ抵抗との間が接地電位点とされ、前記第1ピエゾ抵抗と前記第4ピエゾ抵抗との中点電位と前記第2ピエゾ抵抗と前記第3ピエゾ抵抗との中点電位との電位差が前記検出信号とされるホイートストーンブリッジ回路によって構成されており、
    前記第2支持梁のうち前記一方向での変形を横歪、前記一方向に対して垂直な方向での変形を縦歪として、前記第1ピエゾ抵抗および前記第3ピエゾ抵抗には横歪が印加され、前記第2ピエゾ抵抗および前記第4ピエゾ抵抗には縦歪が印加される、請求項4に記載の微小電気機械システムミラー。
  6. 前記第2支持梁が変形させられたときに、前記第1ピエゾ抵抗および前記第3ピエゾ抵抗に加えられる応力の方が前記第2ピエゾ抵抗および前記第4ピエゾ抵抗に加えられる応力よりも小さくなっている、請求項5に記載の微小電気機械システムミラー。
  7. 前記一方向における前記反射部の両側において、前記反射部と前記第1支持梁および前記第2支持梁との間に配置され、前記反射部を前記一方向に平行な軸周りに揺動可能とする第3支持梁(110)、および、前記第3支持梁との間にスリット(130)を形成しつつ、前記反射面の平面上における前記一方向の垂直方向の両端において前記第3支持梁と接続されて一体化された第4支持梁(120)と、
    前記第3支持梁に備えられ、圧電作用によって前記第3支持梁を変形させる圧電アクチュエータ(111)と、
    前記第4支持梁に備えられ、前記第3支持梁の変形に伴う前記第4支持梁の変形量に応じた検出信号を出力する検出素子(121)と、を有し、
    前記第1支持梁に備えられた前記圧電アクチュエータと前記第3支持梁に備えられた前記圧電アクチュエータとが逆位相で駆動される、請求項1ないし6のいずれか1つに記載の微小電気機械システムミラー。
  8. 前記反射面の平面上における前記一方向の垂直方向において前記反射部の両側に配置され、
    前記反射部を前記垂直方向に平行な軸周りに揺動可能とする第3支持梁(150)、および、前記第3支持梁との間にスリット(170)を形成しつつ、前記一方向の両端において前記第3支持梁と接続されて一体化された第4支持梁(160)と、
    前記第3支持梁に備えられ、圧電作用によって前記第3支持梁を変形させる圧電アクチュエータ(151)と、
    前記第4支持梁に備えられ、前記第3支持梁の変形に伴う前記第4支持梁の変形量に応じた検出信号を出力する検出素子(161)と、を有し、
    前記反射部は、前記第3支持梁および前記第4支持梁を介して、前記第1支持梁および前記第2支持梁に接続されている、請求項1ないし6のいずれか1つに記載の微小電気機械システムミラー。
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