JP2016218390A - アクチュエーター、光スキャナー、画像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ - Google Patents

アクチュエーター、光スキャナー、画像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ Download PDF

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Abstract

【課題】配線の断線が抑制されたアクチュエーター、光スキャナー、画像表示装置およびヘッドマウントディスプレイを提供する。
【解決手段】光スキャナー3は、第2の弾性部341に配置された配線4を有し、配線4は、第2の弾性部341上に配置される分割片431aと、第2の弾性部341上に分割片431aと離間して配置される分割片431bと、第2の弾性部341に不純物をドーピングして形成され、分割片431aと分割片431bとを導通させる導電部45と、を有している。
【選択図】図3

Description

本発明は、アクチュエーター、光スキャナー、画像表示装置およびヘッドマウントディスプレイに関するものである。
例えば、特許文献1には、ジンバル型の光スキャナーが開示されている。このような光スキャナーは、反射面を有する第1の質量部と、第1の質量部を第1の軸まわりに揺動可能に支持する第1のばね部と、第1のばね部を支持する枠状の第2の質量部と、第2の質量部を第2の軸まわりに揺動可能に支持する第2のばね部と、第2のばね部を支持するフレームと、を有している。
特開平07−92409号公報
また、特許文献1の光スキャナーは、第2の質量部に配置された平面コイルを有しており、この平面コイルは、第2のばね部を通る配線によってフレームまで引き出されている。しかしながら、このような構成では、第2のばね部の捩じれ変形によって配線に大きい応力が加わり、配線が断線するおそれがある。
本発明の目的は、配線の断線が抑制されたアクチュエーター、光スキャナー、画像表示装置およびヘッドマウントディスプレイを提供することにある。
このような目的は、下記の発明により達成される。
本発明のアクチュエーターは、可動部と、
前記可動部を支持し、弾性変形可能な弾性部と、
前記弾性部を支持する支持部と、
配線と、を有し、
前記配線は、前記弾性部上に配置される第1の配線部と、
前記弾性部上に前記第1の配線部と離間して配置される第2の配線部と、
前記弾性部に不純物をドープして形成され、前記第1の配線部と前記第2の配線部とを導通させる導電部と、を有することを特徴とする。
これにより、配線の断線が抑制され、高い信頼性を有するアクチュエーターとなる。
本発明のアクチュエーターでは、前記導電部は、前記弾性部の前記第1の配線部および前記第2の配線部が配置される面に設けられていることが好ましい。
これにより、第1の配線部と第2の配線部とをより容易に接続することができる。
本発明のアクチュエーターでは、前記導電部は、前記可動部と前記弾性部との接続部に設けられていることが好ましい。
このような箇所は、弾性部が捩じれ変形した際に他の部分と比べて大きな応力が発生する部分であるため、この部分に導電部を配置することで、さらに、配線の断線を抑制することができる。
本発明のアクチュエーターでは、前記導電部は、前記弾性部と前記支持部との接続部に設けられていることが好ましい。
このような箇所は、弾性部が捩じれ変形した際に他の部分と比べて大きな応力が発生する部分であるため、この部分に導電部を配置することで、さらに、配線の断線を抑制することができる。
本発明のアクチュエーターでは、前記弾性部は、シリコンで構成されていることが好ましい。
これにより、導電部を容易に形成することができる。
本発明のアクチュエーターでは、前記可動部は、
第1の可動部と、
前記第1の可動部の周囲を囲んで配置された第2の可動部と、
前記第1の可動部と前記第2の可動部とを接続し、かつ、前記第1の可動部を第1の軸まわりに揺動可能に支持する内側弾性部と、を有し、
前記弾性部は、前記第2の可動部を前記第1の軸とは異なる第2の軸まわりに揺動可能に支持することが好ましい。
これにより、第1の可動部が第1の軸および第2の軸の両軸まわりに揺動可能となるため、より利便性の高いアクチュエーターとなる。
本発明のアクチュエーターでは、前記第1の可動部の前記第1の軸まわりの揺動角度を検知する姿勢検知部を有し、
前記配線は、前記姿勢検知部に電気的に接続されていることが好ましい。
これにより、第1の可動部の姿勢を検知することができ、姿勢検知部からの信号をより確実に取り出すことができる。
本発明のアクチュエーターでは、前記姿勢検知部は、前記第2の可動部と前記内側弾性部の接続部に配置され、
前記配線は、前記第2の可動部および前記弾性部に沿って前記支持部へ引き出されていることが好ましい。
これにより、例えば、支持部に端子等を設けることで、姿勢検知部からの信号をより容易に取り出すことができる。
本発明の光スキャナーは、本発明のアクチュエーターと、
前記可動部に設けられた光反射性を有する光反射部と、を有することを特徴とする。
これにより、配線の断線が抑制され、高い信頼性を有する光スキャナーとなる。
本発明の画像表示装置は、本発明の光スキャナーを有することを特徴とする。
これにより、高い信頼性を有する画像表示装置が得られる。
本発明のヘッドマウントディスプレイは、本発明の光スキャナーと、
前記光スキャナーを搭載し、観察者の頭部に装着されるフレームと、を有することを特徴とする。
これにより、高い信頼性を有するヘッドマウントディスプレイが得られる。
本発明の第1実施形態にかかる画像表示装置を示す構成図である。 図1に示す画像表示装置が備える光スキャナーの上面図である。 図2中のA−A線断面図である。 光スキャナーが有する姿勢検知部の構成を示す平面図である。 (a)が光スキャナーが有する第2の弾性部(弾性部)の平面図であり、(b)が同図(a)中のB−B線断面図である。 光スキャナーが有する配線の形成方法を説明するための断面図である。 光スキャナーが有する配線の形成方法を説明するための断面図である。 光スキャナーが有する配線の形成方法を説明するための断面図である。 光スキャナーが有する配線の形成方法を説明するための断面図である。 本発明の光スキャナーを適用したヘッドアップディスプレイを示す斜視図である。 本発明の光スキャナーを適用したヘッドマウントディスプレイを示す斜視図である。
以下、本発明のアクチュエーター、光スキャナー、画像表示装置およびヘッドマウントディスプレイの好適な実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態にかかる画像表示装置を示す構成図である。図2は、図1に示す画像表示装置が備える光スキャナーの上面図である。図3は、図2中のA−A線断面図である。図4は、光スキャナーが有する姿勢検知部の構成を示す平面図である。図5は、(a)が光スキャナーが有する第2の弾性部(弾性部)の平面図であり、(b)が同図(a)中のB−B線断面図である。図6ないし図9は、それぞれ、光スキャナーが有する配線の形成方法を説明するための断面図である。なお、以下では、説明の便宜上、図2中の紙面手前側を「上」とも言い、紙面奥側を「下」とも言う。
図1に示すように、画像表示装置1は、スクリーンや壁面等の対象物10に描画用レーザーLLを二次元的に走査することにより画像(映像)を表示する装置である。
このような画像表示装置1は、描画用レーザー(変調光)LLを生成する変調光生成部2と、変調光生成部2で生成された描画用レーザーLLを2次元的に走査する光スキャナー3と、光スキャナー3で走査した描画用レーザー光LLを反射させるミラー11とを有している。なお、ミラー11は、必要に応じて設ければよく、省略してもよい。以下、変調光生成部2および光スキャナー3について順に説明する。
なお、本発明のアクチュエーターは、光スキャナー3から後述する光反射部311を省略した構成である。そのため、光スキャナー3の説明をもって、本発明のアクチュエーターの説明とする。
≪変調光生成部≫
変調光生成部2は、図1に示すように、波長の異なる複数の光源21R、21G、21Bと、光源21R、21G、21Bを駆動する駆動回路22R、22G、22Bと、光源21R、21G、21Bから出射された光を平行光化するコリメータレンズ24R、24G、24Bと、光合成部23と、集光レンズ26と、を有する。
光源21Rは、赤色光を射出するものであり、光源21Gは、緑色光を射出するものであり、光源21Bは、青色光を射出するものである。このような3色の光を用いることにより、フルカラーの画像を表示することができる。なお、光源21R、21G、21Bとしては、特に限定されないが、例えば、レーザーダイオード、LED等を用いることができる。
駆動回路22Rは、光源21Rを駆動する機能を有し、駆動回路22Gは、光源21Gを駆動する機能を有し、駆動回路22Bは、光源21Bを駆動する機能を有する。これら駆動回路22R、22G、22Bは、図示しない制御部によって独立して駆動が制御されている。このような駆動回路22R、22G、22Bにより駆動された光源21R、21G、21Bから射出された3つの光は、それぞれ、コリメータレンズ24R、24G、24Bによって平行光化されて光合成部23に入射する。
光合成部23は、複数の光源21R、21G、21Bからの光を合成する。本実施形態では、光合成部23は、2つのダイクロイックミラー231、232を有する。ダイクロイックミラー231は、赤色光を透過させるとともに緑色光を反射する機能を有し、ダイクロイックミラー232は、赤色光および緑色光を透過させるとともに青色光を反射する機能を有する。このようなダイクロイックミラー231、232を用いることにより、光源21R、21G、21Bからの赤色光、緑色光および青色光の3色の光を合成することができる。この際、制御部によって光源21R、21G、21Bからの光の強度をそれぞれ独立して変調することで、所定の色の描画用レーザーLLが生成される。生成された描画用レーザーLLは、集光レンズ26によって所望のNA(開口数)に変更された後、光スキャナー3に導かれる。
以上、変調光生成部2について説明したが、この変調光生成部2の構成としては、描画用レーザーLLを生成することができれば、本実施形態の構成に限定されない。
≪光スキャナー≫
光スキャナー3は、変調光生成部2で生成された描画用レーザーLLを2次元走査する機能を有する。
光スキャナー3は、図2ないし図5に示すように、第1の可動部31と、1対の第1の弾性部(内側弾性部)321、322と、枠状の第2の可動部33と、1対の第2の弾性部(弾性部)341、342と、支持部35と、を有する構造体30と、第1の可動部31を2次元的に揺動させる揺動部36と、第1の可動部31の姿勢(揺動角度)を検知する姿勢検知部37を有している。なお、図2では、説明の便宜上、姿勢検知部37の図示を省略している。
(構造体30)
第1の可動部31の上面には、表面が光反射面となっている光反射部311が配置されている。このような第1の可動部31に描画用レーザーLLが入射し、入射した描画用レーザーLLが光反射部311で反射され、光反射部311(第1の可動部31)の姿勢に応じた方向へ走査される。光反射部311は、例えば、アルミニウム等の金属材料を第1の可動部31の上面へ成膜することにより形成することができる。
第2の可動部33は、枠状をなしており、平面視で、第1の可動部31を囲んで設けられている。すなわち、第2の可動部33の内側に第1の可動部31が位置している。
支持部35は、枠状をなしており、平面視で、第2の可動部33を囲んで設けられている。すなわち、支持部35の内側に第2の可動部33が位置している。
第1の弾性部(内側弾性部)321、322は、第1の可動部31を介して(挟んで)互いに対向して配置されている。また、第1の弾性部321、322は、それぞれ、第1の軸J1に沿って延在する長手形状をなす。そして、第1の弾性部321、322は、それぞれ、一端部が第1の可動部31に接続され、他端部が第2の可動部33に接続されている。このような第1の弾性部321、322は、それぞれ、第1の可動部31の第1の軸J1まわりの揺動に伴って捩じれ変形する。すなわち、第1の弾性部321、322は、第1の可動部31を第1の軸J1まわりに揺動可能に支持している。
第2の弾性部(弾性部)341、342は、第2の可動部33を介して(挟んで)互いに対向して配置されている。また、第2の弾性部341、342は、それぞれ、第2の軸J2に沿って延在する長手形状をなす。そして、第2の弾性部341、342は、それぞれ、一端部が第2の可動部33に接続され、他端部が支持部35に接続されている。このような第2の弾性部341、342は、それぞれ、第2の可動部33の第2の軸J2まわりの揺動に伴って捩じれ変形する。すなわち、第2の弾性部341、342は、第2の可動部33を第2の軸J2まわりに揺動可能に支持している。
ここで、第2の弾性部341、342の第2の可動部33側の端部は、厚さが第2の可動部33側に向けて漸増するテーパー状をなし、同様に、支持部35側の端部は、厚さが支持部35側に向けて漸増するテーパー状をなしている。第2の弾性部341、342の両端部は、第2の弾性部341、342が捩じれ変形した際に、他の部分(中央部)よりも大きな応力が加わり易い部分である。そこで、前述のように、第2の弾性部341、342の両端部をテーパー状とすることで、当該部分の機械的強度を高めると共に、当該部分に加わる応力を効果的に分散することができる。そのため、機械的強度が向上し、より破損し難い光スキャナー3となる。
また、第2の弾性部341は、2本の軸部341a、341bで構成されており、これら軸部341a、341bは、第2の軸J2を介して(挟んで)対向配置されている。同様に、第2の弾性部342は、2本の軸部342a、342bで構成されており、これら軸部342a、342bは、平面視で、第2の軸J2を介して(挟んで)対向配置されている。
このような構造体30は、例えば、SOI基板[第1のSi層(デバイス層)と、SiO層(ボックス層)と、第2のSi層(ハンドル層)とがこの順に積層した基板]をエッチングすることで一体的に形成することができる。
(揺動部36)
このような光スキャナー3では、第1の可動部31を第1の軸J1まわりに揺動させると共に、第2の可動部33を第2の軸J2まわりに揺動させることで、第1の可動部31を互いに交差する第1の軸J1および第2の軸J2の両軸まわりに揺動させることができる。そのため、光反射部311で反射した描画用レーザーLLを2次元的に走査することができる。
次に、このような駆動を実現するための揺動部36を説明する。揺動部36は、図3に示すように、永久磁石361と、永久磁石361に作用する電界を発生するコイル362と、コイル362に接続された電圧印加部363と、を有している。
永久磁石361は、一端がS極、他端がN極である棒状をなしており、両端部が第2の可動部33の下面に配置されている。また、永久磁石361は、平面視にて、第1の軸J1および第2の軸J2の両軸に対して傾斜して配置されている。このような永久磁石361としては、特に限定されず、例えば、ネオジム磁石、フェライト磁石、サマリウムコバルト磁石、アルニコ磁石、ボンド磁石等を好適に用いることができる。
コイル362は、永久磁石361と対向して配置されている。そして、コイル362は、電圧印加部363に電気的に接続されており、電圧印加部363がコイル362に電圧を印加されることで、コイル362から磁界が発生し、この磁界が永久磁石361に作用する。電圧印加部363は、第1の可動部31を第1の軸J1周りに回動させるための第1の電圧(例えば15kHz程度の交番電圧)と、第1の可動部31を第2の軸J2周りに回動させるための第2の電圧(例えば60Hz程度の交番電圧)と、を重畳させた駆動電圧をコイル362に印加するように構成されており、これにより、第1の可動部31を第1の軸J1および第2の軸J2の両軸まわりに揺動させることができる。
(姿勢検知部37)
光反射部311で描画用レーザーLLを走査して所定の画像を表示するには、光反射部311の姿勢(揺動角度)を検知し、この姿勢に合わせて所定の色の描画用レーザーLLを変調光生成部2から出射する必要がある。そこで、光スキャナー3は、図4に示すように、第1の可動部31の姿勢を検知するための姿勢検知部37を有している。
姿勢検知部37は、第1の弾性部321の捩じれ量から第1の可動部31の第1の軸J1まわりの傾き(揺動角度)を検知する第1の姿勢検知部38と、第2の弾性部341の捩じれ量から第1の可動部31の第2軸まわりの傾き(揺動角度)を検知する第2の姿勢検知部39と、を有し、これら第1の姿勢検知部38および第2の姿勢検知部39の検知結果に基づいて、第1の可動部31の姿勢を検知するようになっている。
以下、第1の姿勢検知部38および第2の姿勢検知部39について説明するが、これらは、配置されている場所が異なること以外は、同様の構成であるため、以下では、第1の姿勢検知部38について代表して説明し、第2の姿勢検知部39については、その説明を省略する。
第1の姿勢検知部38は、図4に示すように、第1の弾性部321と第2の可動部33の接続部に設けられた4つのピエゾ抵抗部381、382、383、384を有している。これらピエゾ抵抗部381、382、383、384は、第1の弾性部321の捩じれ量に応じた応力を受けて抵抗値が変化する。なお、ピエゾ抵抗部381、382、383、384は、第1のSi層(デバイス層)にリン、ボロン等のSiに対する不純物をドープ(拡散または注入)することで形成されている。これにより、ピエゾ抵抗部381、382、383、384を容易に形成することができる。
また、ピエゾ抵抗部381には配線4が電気的に接続され、ピエゾ抵抗部382には配線5が電気的に接続され、ピエゾ抵抗部383には配線6が電気的に接続され、ピエゾ抵抗部384には配線7が電気的に接続されている。そして、ピエゾ抵抗部381、382、383、384は、配線4、5、6、7等を介して、互いに電気的に接続され、ブリッジ回路(ホイートストンブリッジ回路)が構成される。ブリッジ回路からは、ピエゾ抵抗部381、382、383、384の抵抗値に応じた信号(電圧)が出力されるため、この出力から第1の弾性部321の捩じれ量を検知することができ、さらに、第1の弾性部321の捩じれ量から第1の可動部31の第1の軸J1まわりの傾き(揺動角度)を検知することができる。
このような第1の姿勢検知部38では、配線4は、第2の可動部33および第2の弾性部341(軸部341a)を通って(第2の可動部33および第2の弾性部341に沿って)支持部35上の端子81に接続され、配線5は、第2の可動部33および第2の弾性部341(軸部341b)を通って(第2の可動部33および第2の弾性部341に沿って)支持部35上の端子82に接続され、配線6は、第2の可動部33および第2の弾性部342(軸部342a)を通って(第2の可動部33および第2の弾性部342に沿って)支持部35上の端子84に接続され、配線7は、第2の可動部33および第2の弾性部342(軸部342b)を通って(第2の可動部33および第2の弾性部342に沿って)支持部35上の端子83に接続されている。このように、配線4、5、6、7を支持部35へ引き出すことで、第1の姿勢検知部38からの信号を取り出しやすくなる。
以下、これら配線4、5、6、7の構成(特に、第2の弾性部341、342上での構成)について説明するが、配線4〜7は、互いに同様の構成であるため、以下では、配線4の構成について代表して説明し、その他の配線5、6、7については、その説明を省略する。
配線4は、図5(a)、(b)に示すように、構造体30上に配置された配線部41と、第2の弾性部341内に配置された導電部45とを有している。また、配線部41は、第2の可動部33上に配置された配線部42と、第2の弾性部341上に配置された配線部43と、支持部35上に配置された配線部44と、を有している。配線部41は、例えば、構造体30上にアルミニウムの膜と銅の膜とを積層してなる金属配線で構成され、導電部45は、第2の弾性部341(第1のSi層)にリン、ボロン等の第2の弾性部341の母材としてのSiに対する不純物をドープ(拡散または注入)することで形成されている。配線部41および導電部45をこのような構成とすることで、これらを半導体プロセスで形成することができるため、光スキャナー3の製造が容易となる。なお、構造体30と配線部41の間には層間絶縁膜9が介在している。
配線部43は、第2の弾性部341上において、複数の分割片431に分割されており、これら分割片431が第2の弾性部341の延在方向に沿って、互いに離間して配置されている。そして、隣り合う分割片431(例えば、図5中の分割片(第1の配線部)431aと分割片(第2の配線部)431b)の間に導電部45が設けられており、隣り合う分割片431同士が導電部45を介して導通されている。特に、導電部45は、第2の弾性部341の上面(配線部43が配置されている側の面)に設けられているため、分割片431同士の接続が容易となる。
このように、金属配線である配線部43を分割片431に分割して配置することで、第2の弾性部341が捩じれ変形した際に配線部43に加わる応力が小さくなる。そのため、配線部43の剥離や断線が抑制され、信頼性の高い配線4となる。さらには、分割片431同士を電気的に接続するのに導電部45を用いることで、分割片431同士の電気的な接続をより容易に行うことができる。また、導電部45を設けることで、より捩じれ変形に強い第2の弾性部341になる可能性がある。これは、シリコンに不純物をドープすることで、導電部45の部分がアモルファスとなり、シリコンの劈開し易い(割れやすい)面(例えば、(100)面、(110)面、(111)面、等)がなくなるためであると推測される。したがって、破壊等がより効果的に抑制され、信頼性の高い光スキャナー3となる可能性がある。
特に、本実施形態では、導電部45が、第2の弾性部341の第2の可動部33との接続部に配置され、同様に、第2の弾性部341の支持部35との接続部に配置されている。これら接続部は、第2の弾性部341が捩じれ変形した際に、他の部分よりも大きな応力が加わり易い部分である。したがって、これら接続部に導電部45を設けることで(すなわち、配線部41を設けないことで)、配線部41の剥離や断線をより効果的に抑制することができる。
ここで、第2の弾性部341に配置された導電部45の長さLとしては、特に限定されないが、例えば、幅Wが10μm〜20μm程度で、厚さTが35μm〜45μm程度である場合には、0.5μm以上、2μm以下程度であることが好ましい。導電部45をこのようなサイズとすることで、上記の効果を発揮しつつ、配線4全体の電気抵抗を抑えることができる。また、第2の弾性部341上に配置された導電部45の数としても、特に限定されないが、例えば、前述したサイズにおいては、長さLが2μm程度であれば、5個以下が好ましく、長さLが1μmであれば、10個以下が好ましく、長さLが0.5μm程度であれば、20個以下が好ましい。導電部45の配置数をこのような数とすることで、配線4の電気的抵抗を十分に抑えることができる。
以上、配線4の構成について詳細に説明した。なお、導電部45に替えて、分割片431同士をボンディングワイヤーを介して電気的に接続する方法も考えられる。しかしながら、この方法では、ワイヤーボンディング工程が必要となることから光スキャナー3の製造工程が増えてしまうという問題がある。また、光スキャナー3の駆動中にボンディングワイヤーが振動してしまい、ボンディングワイヤーが剥離したり、前記振動が不要振動となって光スキャナー3の振動特性が悪化したりするおそれもある。このことからも、本実施形態の配線4が特に優れていることが分かる。
以上、光スキャナー3について説明した。本実施形態のようなジンバル型をなす2次元走査型の光スキャナー3によれば、1つの光スキャナーで描画用レーザーLLを2次元走査することができるため、例えば、1次元走査型の光スキャナーを2つ組み合わせて描画用レーザーLLを2次元走査させる構成と比較して、装置の小型化を図ることができると共に、アライメントの調整も容易となる。
なお、光スキャナー3の構成としては、本実施形態に限定されない。例えば、本実施形態では、第2の弾性部341、342が2本の軸部で構成されているが、一本の軸部で構成されていてもよい。また、第2の弾性部341、342の両端にテーパー部を設けなくてもよい。また、揺動部36について、本実施形態では、第2の可動部33に永久磁石361を配置する所謂「ムービングマグネット」型を採用しているが、反対に、第2の可動部33にコイル362を配置する所謂「ムービングコイル」型を採用してもよい。ここで、「ムービングコイル型」を採用した場合には、コイル362の両端を支持部35まで引き出すために用いる配線に、上述した配線4の構造を適用してもよい。
次に、配線4の形成方法について、図6〜図9に基づいて説明する。
なお、図6〜図9では、説明の便宜上、構造体30の第2の弾性部341およびその周囲を拡大して図示している。
まず、図6(a)に示すように、SOI基板300を準備する。次に、図6(b)に示すように、SOI基板300の第1のSi層(デバイス層)301をフォトリソグラフィー技法およびエッチング技法を用いてパターニングすることで、第2の弾性部341を形成する。
次に、図7(a)に示すように、第2の弾性部341の両端部をテーパー状とするために、フォトリソグラフィー技法およびエッチング技法を用いて、第2の弾性部341の上面に凹陥部を形成する。次に、図7(b)に示すように、熱酸化法によって、第2の弾性部341の上面をしてシリコン酸化膜91を成膜し、フォトリソグラフィー技法およびエッチング技法を用いて、導電部45を形成する領域と重なる部分のシリコン酸化膜91を除去する。
次に、図8(a)に示すように、第2の弾性部341の上面側からボロン、リン等の不純物をドープし、導電部45を形成する。次に、図8(b)に示すように、スパッタリング法、CVD法等によって、第2の弾性部341上にシリコン窒化膜92を成膜し、フォトリソグラフィー技法およびエッチング技法を用いて、導電部45と重なる部分のシリコン窒化膜92を除去する。これにより、シリコン酸化膜91およびシリコン窒化膜92からなる層間絶縁膜9が得られる。
次に、図9(a)に示すように、スパッタリング法、CVD法等によって、第2の弾性部341上に金属膜を成膜し、フォトリソグラフィー技法およびエッチング技法を用いて、金属膜をパターニングすることで、複数の分割片431からなる配線部43を形成する。これにより、配線4が得られる。なお、金属膜は、例えば、アルミニウム膜と銅膜の積層体で構成することができる。
次に、図9(b)に示すように、次に、SOI基板300の第2のSi層(ハンドル層)303およびSiO層(ボックス層)302をエッチングにより除去することで、第2の弾性部341が得られる。
以上、配線4の形成方法について説明した。このような方法によれば、第2の弾性部341および配線4を半導体プロセスで形成することができるため、第2の弾性部341および配線4の形成が容易となる。
<第2実施形態>
次に、本発明の光スキャナーを適用したヘッドアップディスプレイの一例について説明する。
図10は、本発明の光スキャナーを適用したヘッドアップディスプレイを示す斜視図である。
図10に示すように、ヘッドアップディスプレイシステム1000では、画像表示装置1が、自動車のダッシュボードに、ヘッドアップディスプレイ1100を構成するよう搭載されている。このヘッドアップディスプレイ1100により、フロントガラス1200に、例えば、目的地までの案内表示等の所定の画像を表示することができる。なお、ヘッドアップディスプレイシステム1000は、自動車に限らず、例えば、航空機、船舶等にも適用することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の光スキャナーを適用したヘッドマウントディスプレイの一例について説明する。
図11は、本発明の光スキャナーを適用したヘッドマウントディスプレイを示す斜視図である。
図11に示すように、ヘッドマウントディスプレイ2000は、観察者の頭部に装着されるフレーム2100と、フレーム2100に搭載された画像表示装置1とを有している。そして、画像表示装置1により、フレーム2100の本来レンズである部位に設けられた表示部(光反射層材)2200に、一方の目で視認される所定の画像を表示する。
表示部2200は、透明であってもよく、また、不透明であってもよい。表示部2200が透明な場合は、現実世界からの情報に画像表示装置1からの情報を重ねて使用することができる。また、表示部2200は、入射した光の少なくとも一部を反射すればよく、例えば、ハーフミラーなどを用いることができる。
なお、ヘッドマウントディスプレイ2000に、2つ画像表示装置1を設け、両方の目で視認される画像を、2つの表示部2200に表示するようにしてもよい。
以上、本発明のアクチュエーター、光スキャナー、画像表示装置およびヘッドマウントディスプレイを、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、前述した実施形態では、2次元走査型の光スキャナーについて説明したが、光スキャナーの構成としては、特に限定されず、例えば、光反射部を有する可動部と、可動部を所定の軸まわりに揺動可能に支持する弾性部と、弾性部を支持する支持部と、を有する1次元走査型の光スキャナーであってもよい。
1……画像表示装置
10……対象物
11……ミラー
2……変調光生成部
21B、21G、21R……光源
22B、22G、22R……駆動回路
23……光合成部
231、232……ダイクロイックミラー
24B、24G、24R……コリメータレンズ
26……集光レンズ
3……光スキャナー
30……構造体
300……SOI基板
301……第1のSi層
302……SiO
303……第2のSi層
31……第1の可動部
311……光反射部
321、322……第1の弾性部
33……第2の可動部
341……第2の弾性部
341a、341b……軸部
342……第2の弾性部
342a、342b……軸部
35……支持部
36……揺動部
361……永久磁石
362……コイル
363……電圧印加部
37……姿勢検知部
38……第1の姿勢検知部
381、382、383、384……ピエゾ抵抗部
39……第2の姿勢検知部
4……配線
41……配線部
42……配線部
43……配線部
431、431a、431b……分割片
44……配線部
45……導電部
5……配線
6……配線
7……配線
81、82、83、84……端子
9……層間絶縁膜
91……シリコン酸化膜
92……シリコン窒化膜
1000……ヘッドアップディスプレイシステム
1100……ヘッドアップディスプレイ
1200……フロントガラス
2000……ヘッドマウントディスプレイ
2100……フレーム
2200……表示部
J1……第1の軸
J2……第2の軸
LL……描画用レーザー

Claims (11)

  1. 可動部と、
    前記可動部を支持し、弾性変形可能な弾性部と、
    前記弾性部を支持する支持部と、
    配線と、を有し、
    前記配線は、前記弾性部上に配置される第1の配線部と、
    前記弾性部上に前記第1の配線部と離間して配置される第2の配線部と、
    前記弾性部に不純物をドープして形成され、前記第1の配線部と前記第2の配線部とを導通させる導電部と、を有することを特徴とするアクチュエーター。
  2. 前記導電部は、前記弾性部の前記第1の配線部および前記第2の配線部が配置される面に設けられている請求項1に記載のアクチュエーター。
  3. 前記導電部は、前記可動部と前記弾性部との接続部に設けられている請求項1または2に記載のアクチュエーター。
  4. 前記導電部は、前記弾性部と前記支持部との接続部に設けられている請求項1ないし3のいずれか1項に記載のアクチュエーター。
  5. 前記弾性部は、シリコンで構成されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載のアクチュエーター。
  6. 前記可動部は、
    第1の可動部と、
    前記第1の可動部の周囲を囲んで配置された第2の可動部と、
    前記第1の可動部と前記第2の可動部とを接続し、かつ、前記第1の可動部を第1の軸まわりに揺動可能に支持する内側弾性部と、を有し、
    前記弾性部は、前記第2の可動部を前記第1の軸とは異なる第2の軸まわりに揺動可能に支持する請求項1ないし5のいずれか1項に記載のアクチュエーター。
  7. 前記第1の可動部の前記第1の軸まわりの揺動角度を検知する姿勢検知部を有し、
    前記配線は、前記姿勢検知部に電気的に接続されている請求項6に記載のアクチュエーター。
  8. 前記姿勢検知部は、前記第2の可動部と前記内側弾性部の接続部に配置され、
    前記配線は、前記第2の可動部および前記弾性部に沿って前記支持部へ引き出されている請求項7に記載のアクチュエーター。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載のアクチュエーターと、
    前記可動部に設けられた光反射性を有する光反射部と、を有することを特徴とする光スキャナー。
  10. 請求項9に記載の光スキャナーを有することを特徴とする画像表示装置。
  11. 請求項9に記載の光スキャナーと、
    前記光スキャナーを搭載し、観察者の頭部に装着されるフレームと、を有することを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
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